WO2007058125A1 - 歯科用インプラント - Google Patents

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Definitions

  • the collar portion immediately expanded to the bulging portion having a diameter approximately equal to the crest diameter of the complete screw portion of the portion and then reduced to the inner portion of the oral cavity having a diameter approximately equal to the trough diameter is immediately provided. Lateral load acts on dental implants due to occlusal pressure, etc. Even though there is no part where bone resorption occurs due to local force acting on the jawbone, the collar part is the part including the valley diameter of the complete screw part of the male screw part located inside the oral cavity. In the embedding hole drilled in the jawbone of the missing tooth part because there is a part that expands to the bulging part that has a diameter approximately equal to the crest diameter of the full thread part of the male screw part located in the innermost cavity.
  • the threading depth of the threaded part can be defined, and the surface of the threaded part and the side surface of the collar part are roughened to promote the acquisition of osseointegration.
  • the stress concentration in the vicinity of the boundary can be further dispersed.
  • the male screw part lb is the same along the crest diameter force major axis of the complete screw part, it may have a smaller diameter or a part that becomes smaller as it gets away from the inside of the oral cavity. If the male thread lb is a multi-threaded screw, the pitch of the male thread lb will increase as a result, so that it can be quickly inserted into the insertion hole formed in the jawbone, reducing the burden on the patient. This is preferable because the treatment efficiency of the operator can be improved.

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Abstract

 欠如歯部の顎骨内に埋入される歯科用インプラントを、骨結合後の経時的な骨の吸収を抑制し得る構成にする。  歯科用インプラント1を、長軸に沿ってメネジ部1aが螺設されており、その側周には少なくとも最も口腔内側に位置する完全ネジ部の山径が最も大きい山径となるオネジ部1bが螺設されており、且つそのオネジ部1bの口腔内側にカラー部1cが設けられており、該カラー部1cは最も口腔内側に位置するオネジ部1bの完全ネジ部の谷径を含む部分から始まり該最も口腔内側に位置するオネジ部1bの完全ネジ部の山径に略等しい直径を有する膨出部分まで拡径した後に該谷径に略等しい直径を有する口腔内側部分まで縮径しており、該オネジ部1bの表面及び該カラー部1cの側面が粗面処理されている構成にする。

Description

明 細 書
歯科用インプラント
技術分野
[0001] 本発明は、歯科用インプラント治療において、骨結合後の経時的な骨の吸収を抑 制し得る、欠如歯部の顎骨内に埋入される歯科用インプラントに関するものである。 背景技術
[0002] 近年、歯科補綴治療の一つとして、欠如歯部の顎骨内に生体親和性に優れたチタ ン又はチタン合金製の歯科用インプラントを埋入し、骨との直接的な結合 (ォッセオイ ンテグレーシヨン)を介して天然歯根の代用とする歯科用インプラント治療が普及し、 単独歯に対してはクラウンとして、複数歯に対してはブリッジ又はオーバーデンチャ 一として用いられ、失った歯の代替として長期間に亘つて機能を果たすことが確認さ れている。
[0003] この歯科用インプラント治療において、歯科用インプラントとしては、顎骨内に埋入 した際の骨との良好な接合状態を確保するために外周にォネジ部が螺設されており 、このォネジ部の口腔内側にォネジ部の螺入深さを規定するための円周方向の切欠 き部を介して埋入時の初期固定を確実にするためその直径がォネジ部の最大山径 と同一か又は大径のカラー部が設けられたものが広く使用されている (例えば、特許 文献 1参照。 ) oそして、このカラー部の口腔内側周面には非粗面処理部が設けられ ている。このような歯科用インプラントを使用した場合に、歯科用インプラントに咬合 圧等により横荷重等が作用すると歯科用インプラントの口腔内側に装着されるアバッ トメントと歯科用インプラントとの境界付近で顎骨に作用する局部的な力などが原因 で、骨頂が徐々に吸収する現象 (骨吸収による骨レベルの低下現象)力 S生じることが 報告されており、このような骨結合後の経時的な骨吸収が歯科用インプラント治療に おける大きな問題とされている。
[0004] このような骨結合後の経時的な骨吸収を抑制する一つの方法としては、欠如歯が 複数である場合にはブリッジ又はオーバーデンチヤーのように歯科用インプラント同 士を歯科用補綴物で連結して一つの歯科用インプラントのみに咬合力が過度に負 荷されな 、ようにする設計が行われて 、るが、この方法は術者の経験によるところが 大きぐ総ての術者がこの方法に習熟して 、るわけではな!/、。
[0005] また骨吸収を抑制する別の方法としては、歯科用インプラントとしてォネジ部の口腔 内側に設けるカラー部の直径をォネジ部の最大山径より小径である例えば円筒状の ものとすることによってォネジ部とカラー部との間の切欠き部の深さを浅くすることで 顎骨に局部的な大きな力が作用するのを抑制する方法も提案されているが、顎骨へ の埋入時に歯科用インプラントが所定の位置に止まり難くなるという欠点があった。
[0006] このように従来の歯科用インプラントにおいては、骨結合後の経時的な骨吸収を、 欠如歯が単数であっても複数であっても有効に抑制することができな力つたのである
[0007] 特許文献 1 :特開 2001— 321392号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0008] 本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、欠如歯が単数であっても複数であって も骨結合後の経時的な骨吸収を有効に抑制することができる歯科用インプラントを提 供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0009] 本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、骨の経時的な吸収は、歯 科用インプラントとァバットメントとの境界付近での局部的な応力集中が生じることや、 歯科用インプラントにはその外周に螺設されているォネジ部の口腔内側にォネジ部 の螺入深さを規定するための円周方向の切欠き部が設けられているので、歯科用ィ ンプラントに咬合圧等により横荷重が作用するとその切欠き部で顎骨に局部的な力 が作用することによって生じることを究明し、ォネジ部の口腔内側に切欠き部を設け ず、その結果ォネジ部の埋入深さを規定することができなくなるのを防止するため、 ォネジ部の口腔内側に最も口腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の谷径を含 む部分力 始まりその最も口腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の山径に略 等 、直径を有する膨出部分まで拡径した後に前記谷径に略等 、直径を有する 口腔内側部分まで縮径する形状のカラー部を設けてァバットメントとの境界を含めた カラー部に局部的な力が作用しないようにし、且つォネジ部の表面及びカラー部の 側面を粗面処理してォッセォインテグレーションの獲得を促進すればアバットメントと の境界付近の応力を更に分散させることができることを究明して本発明を完成したの である。
[0010] 即ち本発明は、長軸に沿ってメネジ部が螺設されており、その側周には少なくとも 最も口腔内側に位置する完全ネジ部の山径が最も大き 、山径となるォネジ部が螺設 されており、且つそのォネジ部の口腔内側にカラー部が設けられており、該カラー部 は最も口腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の谷径を含む部分カゝら始まり該 最も口腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の山径に略等しい直径を有する膨 出部分まで拡径した後に該谷径に略等 ヽ直径を有する口腔内側部分まで縮径し ており、該ォネジ部の表面及び該カラー部の側面が粗面処理されて 、ることを特徴と する歯科用インプラントである。
[0011] そしてこのような歯科用インプラントにおいて、カラー部の口腔内側端部が曲面状を 成しており且つその曲面も粗面処理されて 、ると、骨がその曲面状を成して 、る部分 まで覆うことになるので歯科用インプラントの骨内での維持力を増すことができ、カラ 一部の口腔内側頂部面が長軸と直交しており且つその口腔内側頂部面は粗面処理 されていないと、カラー部の口腔内側頂部面まで骨が成長することが少なぐ骨と歯 肉及び歯科用インプラント 1による比較的安定な歯周組織を形成し易くなり、またカラ 一部の膨出部分が円柱状に形成されていると、同じ高さのカラー部であれば鋭角と なる部分が少なくなるので骨の成長に悪条件を与えなくなるので好ましぐ粗面処理 されている表面は、十点平均粗さ (Rz)が 2〜60 μ mである力、深さ及び幅が 0.05〜 0.5mmの溝又はねじ溝状であることが好ましいことを究明したのである。
[0012] 更に、ォネジ部は完全ネジ部の山径が長軸に沿って同一であっても、完全ネジ部 の山径が口腔内側から離れるに従って、小径となっているか又は小径となる部分を 持っていてもよぐォネジ部が多条ネジであると、結果的にォネジ部のピッチが大きく なるので顎骨内に形成された埋入穴内に迅速に埋入することができて患者の負担を 軽減できると共に術者の治療効率を向上させることができ、口腔内側と反対側の端 部が口腔内側と反対側の端部のォネジ部の完全ネジ部の谷径力 始まる凸な曲面 状部を成していると、欠如歯部の顎骨内に形成された埋入穴内に歯科用インプラント が埋入される際にこの曲面状部が埋入孔の先端部に形成された円錐形部を圧迫し て骨を損傷することが少なぐメネジ部の口腔内側が口腔内側に行くに従って拡径さ れた截頭円錐形の凹部を有していると、歯科用インプラントの口腔内側に固定される アバットメントの嵌合を確実且つ強固にすることができ、メネジ部の口腔内側が前記 截頭円錐形の凹部とメネジ部との間に回転防止部分を有していると、歯科用インブラ ントの口腔内側に固定されるアバットメントを回転しない状態に確実に位置固定させ ることができることも究明したのである。
発明の効果
[0013] このような本発明に係る歯科用インプラントは、長軸に沿ってメネジ部が螺設されて おり、その側周には少なくとも最も口腔内側に位置する完全ネジ部の山径が最も大き V、山径となるォネジ部が螺設されて 、る点では従来の歯科用インプラントと同様であ る力 このォネジ部の口腔内側にはォネジ部の螺入深さを規定するための円周方向 の切欠き部が設けられておらず、そのォネジ部の口腔内側に、最も口腔内側に位置 するォネジ部の完全ネジ部の谷径を含む部分カゝら始まり最も口腔内側に位置するォ ネジ部の完全ネジ部の山径に略等しい直径を有する膨出部分まで拡径した後にそ の谷径に略等 ヽ直径を有する口腔内側部分まで縮径したカラー部が直ちに設けら れているので、歯科用インプラントに咬合圧等により横荷重が作用しても顎骨に局部 的な力が作用して骨吸収が生じせしめる部分が存在しな ヽにも拘らず、カラー部は 最も口腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の谷径を含む部分力 始まり最も口 腔内側に位置するォネジ部の完全ネジ部の山径に略等しい直径を有する膨出部分 まで拡径した部分が存在するので欠如歯部の顎骨内に穿設された埋入穴内へのォ ネジ部の螺入深さを規定することができ、且つォネジ部の表面及びこのカラー部の 側面が粗面処理されていてォッセォインテグレーションの獲得を促進することによりァ ノ ットメントとの境界付近の応力集中を更に分散させることができるのである。
[0014] そして、カラー部の口腔内側端部が曲面状を成しており且つその曲面も粗面処理 されていると、骨がその曲面状を成している部分まで覆うことになるので歯科用インプ ラントの骨内での維持力を増すことができ、カラー部の口腔内側頂部面が長軸と直交 しており且つその口腔内側頂部面は粗面処理されていないと、カラー部の口腔内側 頂部面まで骨が成長することが少ないと共に歯科用補綴物を作製する際に隣接歯と 歯科用インプラントとの位置関係を得るために印象を採得するに当ってカラー部の口 腔内側頂部面に位置する歯肉は粗面処理されていないカラー部の口腔内側頂部面 に接触しているだけであるので印象材を取り外す際に引き剥がされて破壊されること がなぐまたカラー部の膨出部分が円柱状に形成されていると、同じ高さのカラー部 であれば鋭角となる部分が少なくなるので骨の成長に悪条件を与えなくなり、粗面処 理されている表面は、十点平均粗さ (Rz)が 2〜60 μ mである力、深さ及び幅が 0.05 〜0.5mmの溝又はねじ溝状であることが好ましいのである。
[0015] 更に、ォネジ部は完全ネジ部の山径が長軸に沿って同一であっても、完全ネジ部 の山径が口腔内側から離れるに従って、小径となっているか又は前記特許文献 1の ように小径となる部分を持っていてもよぐォネジ部が多条ネジであると、結果的にォ ネジ部のピッチが大きくなるので顎骨内に形成された埋入穴内に迅速に埋入するこ とができて患者の負担を軽減できると共に術者の治療効率を向上させることができ、 口腔内側と反対側の端部が口腔内側と反対側の端部のォネジ部の完全ネジ部の谷 径力 始まる凸な曲面状部を成していると、欠如歯部の顎骨内に形成された埋入穴 内に歯科用インプラントが埋入される際にこの曲面状部が埋入孔の先端部に形成さ れた円錐形部を圧迫して骨を損傷することが少なぐメネジ部の口腔内側が口腔内 側に行くに従って拡径された截頭円錐形の凹部を有していると、歯科用インプラント の口腔内側に固定されるアバットメントの嵌合を確実且つ強固にすることができ、メネ ジ部の口腔内側が前記截頭円錐形の凹部とメネジ部との間に回転防止部分を有し ていると、歯科用インプラントの口腔内側に固定されるァバットメントにこの回転防止 部分に係合する係合部分を設けることによってアバットメントを回転しない状態に確 実に位置固定させることができ、精度の高い歯科用補綴物の作製が可能となるので ある。
発明を実施するための最良の形態
[0016] 以下、図面により本発明に係る歯科用インプラントについて詳細に説明する。
図 1は本発明に係る歯科用インプラントの 1実施例の縦断面説明図、図 2は同正面 図、図 3は図 2の A部拡大説明面図である。
[0017] 図面中、 1は本発明に係る歯科用インプラントであり、一般的にはチタン又はチタン 合金製で、長軸に沿ってメネジ部 laが螺設されており、その側周には少なくとも最も 口腔内側に位置する完全ネジ部の山径が最も大き ヽ山径となるォネジ部 lbが螺設さ れており、且つそのォネジ部 lbの口腔内側には最も口腔内側に位置するォネジ部 lb の完全ネジ部の谷径を含む部分カゝら始まり前記最も口腔内側に位置するォネジ部 の完全ネジ部の山径に略等 、直径を有する膨出部分まで拡径した後に前記谷径 に略等 ヽ直径を有する口腔内側部分まで縮径して ヽるカラー部 lcが設けられて ヽ て、そのォネジ部 lbの表面及びカラー部 lcの側面が粗面処理されている。
[0018] この粗面処理方法としては、サンドブラスト処理や酸処理やプラズマス溶射処理や 水酸アパタイト被覆処理等によりその十点平均粗さ (Rz)が 2〜60 μ mとなる粗面処理 や、深さ及び幅が 0.05〜0.5mmの溝又はねじ溝状の加工による粗面処理が好まし く採用できる。ここで、十点平均粗さ (Rz)が 2〜60 /ζ πιであることが好ましい理由は、 2 m未満では粗面化の程度が小さいので顎骨との接触面積を大きくしてォッセオイ ンテグレーシヨンの獲得を促進する効果が少なぐまた 60 mを超えると粗面化の程 度が大きすぎて短期間での顎骨と粗面部とのォッセォインテグレーションの獲得を期 待できな 、からであり、また溝又はねじ溝状の加工による場合の溝又はねじ溝状の 深さ及び幅がが 0.05〜0.5mmであることが好ましい理由は、 0.05mm未満では粗 面化の程度が小さいので顎骨との接触面積を大きくしてォッセォインテグレーション の獲得を促進する効果が少なぐまた 0.5mmを超えると粗面化の程度が大きすぎて 顎骨内に形成される埋入穴内に予め溝又はねじ溝状と略等しい形状を付与してお かなければならず、術式上のステップが複雑になる力 である。
[0019] 前記ォネジ部 lbはその完全ネジ部の山径力 長軸に沿って同一であっても、口腔 内側から離れるに従って、小径となっているか又は小径となる部分を持っていてもよく 、またこのォネジ部 lbは多条ネジであると、結果的にォネジ部 lbのピッチが大きくなる ので顎骨内に形成された埋入穴内に迅速に埋入することができるので、患者の負担 を軽減できると共に術者の治療効率を向上させることができるので好ましい。
[0020] また、カラー部 lcの口腔内側端部が曲面状を成しており且つその曲面も粗面処理 されていると、骨がその曲面状を成している部分まで覆うことになるので歯科用インプ ラント 1の骨内における維持力を増すことができ、カラー部 lcの口腔内側頂部面が長 軸と直交しており且つその口腔内側頂部面は粗面処理されていないと、カラー部 lc の口腔内側頂部面まで骨が成長することが少なぐ骨と歯肉及び歯科用インプラント 1による比較的安定な歯周組織を形成し易くなる。このときカラー部 lcの口腔内側頂 部面が滑沢な面を成していればこの効果がより助長されて好ましい。カラー部 lcの膨 出部分が円柱状に形成されて 、ると、同じ高さのカラー部であれば鋭角となる部分が 少なくなるので骨の成長に悪条件を与えなくなって好ましいである。
[0021] そして、口腔内側と反対側の端部が、口腔内側と反対側の端部のォネジ部 lbの完 全ネジ部の谷径力 始まる凸な曲面状部 Idを成していると、欠如歯部の顎骨内に形 成された埋入穴内に歯科用インプラント 1が埋入される際にこの曲面状部 Idが埋入 孔先端に形成された円錐形部を圧迫して顎骨を損傷することが少なくなつて好ましい のである。このとき、埋入に先立って欠如歯部の顎骨内に形成される埋入穴先端の 円錐形部までの深さと曲面状部の深さとがほぼ等しいことが好ましいのは勿論である
[0022] また、歯科用インプラント 1の口腔内側より長軸に沿って螺設されているメネジ部 la の口腔内側が口腔内側に行くに従って拡径された截頭円錐形の凹部 leを有してい ると、歯科用インプラント 1の口腔内側に固定されるァバットメント(図示せず)の嵌合 を確実且つ強固にすることができ、そしてメネジ部 laの口腔内側が凹部 leとメネジ部 laとの間に角筒状(図示した実施例では六角形状)などの回転防止部分 1¾有して いると、歯科用インプラントの口腔内側に固定されるァバットメントにこの回転防止部 分 Ifに係合する角柱状などの係合部を係合させることによってァバットメントを回転し ない状態に歯科用インプラント 1に確実に位置固定させることができ、精度の高い歯 科用補綴物の作製が可能となるのである。
図面の簡単な説明
[0023] [図 1]本発明に係る歯科用インプラントの 1実施例の縦断面説明図である。
[図 2]図 1の正面図である。
[図 3]図 2の A部拡大説明面図である。 符号の説明
1 本発明に係る歯科用インプラント la メネジ部
lb 才ネジ部
lc カラー部
Id 曲面状部
le 截頭円錐形の凹部
If 回転防止部分

Claims

請求の範囲
[1] 長軸に沿ってメネジ部 (la)が螺設されており、その側周には少なくとも最も口腔内側 に位置する完全ネジ部の山径が最も大き 、山径となるォネジ部 (lb)が螺設されてお り、且つそのォネジ部 (lb)の口腔内側にカラー部 (lc)が設けられており、該カラー部 (1 c)は最も口腔内側に位置するォネジ部 (lb)の完全ネジ部の谷径を含む部分力 始ま り該最も口腔内側に位置するォネジ部 (lb)の完全ネジ部の山径に略等しい直径を有 する膨出部分まで拡径した後に該谷径に略等 、直径を有する口腔内側部分まで 縮径しており、該ォネジ部 (lb)の表面及び該カラー部 (lc)の側面が粗面処理されて V、ることを特徴とする歯科用インプラント。
[2] カラー部 (lc)の口腔内側端部が曲面状を成しており、且つその曲面も粗面処理さ れて 、る請求項 1に記載の歯科用インプラント。
[3] カラー部 (lc)の口腔内側頂部面が長軸と直交しており、且つその口腔内側頂部面 は粗面処理されていない請求項 1又は 2に記載の歯科用インプラント。
[4] 膨出部分が円柱状に形成されている請求項 1から 3までのいずれか 1項に記載の 歯科用インプラント。
[5] 粗面処理されて!、る表面が十点平均粗さ (Rz)が 2〜60 μ mである請求項 1から 4ま での 、ずれか 1項に記載の歯科用インプラント。
[6] 粗面処理されている表面が深さ及び幅が 0.05〜0.5mmの溝又はねじ溝状である 請求項 1から 4までのいずれ力 1項に記載の歯科用インプラント。
[7] ォネジ部 (lb)の完全ネジ部の山径が長軸に沿って同一である請求項 1から 6までの いずれか 1項に記載の歯科用インプラント。
[8] ォネジ部 (lb)の完全ネジ部の山径が口腔内側力 離れるに従って、小径となってい るか又は小径となる部分を持って 、る請求項 1から 6までの 、ずれか 1項に記載の歯 科用インプラント。
[9] ォネジ部 (lb)が多条ネジである請求項 1から 8までの 、ずれか 1項に記載の歯科用 インプラント。
[10] 口腔内側と反対側の端部が、口腔内側と反対側の端部のォネジ部 (lb)の完全ネジ 部の谷径力 始まる凸な曲面状部 (Id)を成している請求項 1から 9までのいずれか 1 項に記載の歯科用インプラント。
メネジ部 (la)の口腔内側が、口腔内側に行くに従って拡径された截頭円錐形の凹 部 (le)を有している請求項 1から 10までのいずれか 1項に記載の歯科用インプラント メネジ部 (la)の口腔内側力 凹部 (le)とメネジ部 (la)との間に回転防止部分 (IDを有 して 、る請求項 11に記載の歯科用インプラント。
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