JP2005528183A - 自然なインプラントシステム - Google Patents

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Abstract

歯科補綴歯を支持する歯科用インプラントは、本体部と支台歯部とを有している。歯科用インプラントは粗仕上げされた表面を含んでいる。歯科用インプラントが患者の顎骨内に設置されたとき、粗仕上げされた表面は顎骨の骨頂の上方まで延びている。一つの構成では、粗仕上げされた表面は、骨頂の少なくとも2ミリメートル上方まで延びている。他の構成では、粗仕上げされた表面は、骨頂の少なくとも3ミリメートル上方まで延びている。さらに他の構成では、粗仕上げされた表面は、骨頂の少なくとも4ミリメートル上方まで延びている。歯科用インプラントを設置する方法および製造する方法も開示されている。

Description

本発明は、一般的には歯科用インプラントに関し、特に、軟組織への付着用のゾーンを有する、改良されたインプラントに関する。
インプラント歯科医術は、人工部品を使用した、患者の口の中の1本以上の歯の修復を含んでいる。このような人工部品は典型的には、歯科用インプラントと、歯科用インプラントに固定された補綴歯および/または最終支台歯を有している。一般に、歯の修復過程は三段階で実行される。
段階Iは、歯科用インプラントを患者の歯槽骨(すなわち顎骨)に植え込むことを含んでいる。口腔外科医はまず、患者の歯肉組織を切り開いて歯槽骨に到達し、取除かれるべき歯の残部を除去する。次に、植え込まれる歯科用インプラントの幅が入るように、インプラントが固定される歯槽骨の特定の部位が、ドリルおよび/またはリーマによって拡げられる。その後、歯科用インプラントは、典型的にはねじ込みで、その穴の中に挿入される。ただし、歯科用インプラントを顎骨に挿入するための他の技術も知られている。
最初にインプラントが骨の中に埋め込まれると、インプラントの内部穴を塞ぐために、仮の治癒用キャップがインプラントの露出した近端部の上に固定される。次に、患者の歯肉は、インプラントの部位が治癒しインプラントと骨との望ましい一体化が生じるように、インプラントの上方で縫合される。完全な骨一体化には、典型的には約4ないし10ヶ月を要する。
段階IIにおいて、外科医は、患者の歯肉組織を切開して、インプラント固定物に再び到達する。次に、治癒用キャップが取外され、インプラントの近端部が露出する。典型的には、印象コーピングがインプラントに取り付けられ、口内におけるインプラントの位置や向きを正確に記録するために、患者の口内の型または印象が採取される。この型または印象は、口内および/またはインプラント部位のプラスターモデルまたは類似物を作り、補綴用交換歯や任意の必要な中間補綴歯を作るのに必要な情報を与えるために使用される。段階IIは典型的には、インプラント部位の周辺の患者の歯肉組織の治癒と成長を制御するために、仮の治療用支台歯や他の粘膜貫通物をインプラントに取り付けることによって終了する。修正された手順では、支台歯や他の粘膜貫通物はインプラントと一体に形成され、または、段階Iの間にインプラントに取り付けられる。この様な手順では、段階I
とIIは効果的に一つの段階に統合される。
段階IIIは、化粧用の補綴歯を製作してインプラント固定物に取り付けることを含んでいる。プラスター類似物は、歯科技工士に、インプラント固定物および/または支台歯の周囲の歯に対する向きを含む、患者の口内の模型を提供する。技工士はこの模型に基づいて、最終修復歯を作る。修復過程の最終段階は、仮の支台歯を最終支台歯に取替え、最終修復歯を最終支台歯に取り付けることである。
歯科用インプラントは典型的には、純チタン、またはチタン合金から製作される。歯科用インプラントは典型的には、胴体部とカラーとを有している。胴体部は歯槽骨の中を延びて歯槽骨と一体化するように形成されている。カラーの頂面は典型的には、顎骨の頂部と同じ高さにある。最終支台歯は典型的には、カラーの頂面上に取り付けられ、歯槽骨の上方の軟組織の中を延びている。上述したように、支台歯は最終補綴歯を支持する。典型的には、カラーの冠部すなわち頂部と、最終支台歯のうち軟組織の中を延びる部分は、機械仕上げまたは研磨された表面を有している。この構成は歯垢や歯石の蓄積を防ぎ、クリーニングを容易にすると、当分野では信じられている。
本発明の一側面は、身体の自然防御機構によって、約2〜3ミリメートルの軟組織帯が、支台歯・インプラント境界面(すなわち微小間隙)と歯槽骨頂との間に生じやすくなるという認識を含んでいる。この帯域は「生物学的幅」と呼ばれ、歯科用インプラントだけでなく自然歯の周りにも存在する。生物学的幅は典型的には、インプラントの周囲360°に延び、歯槽骨頂の上を覆い、かつ補綴歯冠の縁部の先端となるような位置に存在する(約2.5〜3ミリメートル)。生物学的幅は、約1ミリメートルの歯肉溝と、約1ミリメートルの上皮付着と、約1ミリメートルの結合組織付着とからなる。従来のインプラントでは、支台歯・インプラント境界面は典型的には、歯槽骨頂と同じ高さにある。このような場合、骨組織は再吸収され、歯槽骨頂は適当な生物学的幅が再確立される位置まで後退する。この骨の損失は、美観上も強度上も望ましくない。
本発明の他の側面は、カラーおよび支台歯の表面が滑らかであると、結合軟組織の付着が抑制される傾向があるという認識を含んでいる。したがって、骨組織は再吸収され、軟組織および歯槽骨頂は、カラーおよび/または支台歯の滑らかな表面から下方に、典型的には約1〜2ミリメートルの距離だけ移動する。上述のように、このような骨損失は望ましくない。
さらに、本発明の他の側面は、従来の技術は典型的には、支台歯とインプラントのカラーとの間を平坦な面(すなわち微小間隙)にしているという認識である。しかし、歯槽骨頂の形状は不規則であるため、平らな境界面では、生物学的幅がインプラントの全周360°に渡って適切な幅で延びるようにすることは難しい。生物学的幅がインプラントの全周360°に渡って適切な幅で延びていないと、望ましくない骨の損失が生じてしまう。
本発明の一実施態様は、歯槽骨頂の上方まで延びる粗仕上げされた表面を有する、ワンピース型の歯科用インプラントを提供する。この粗仕上げされた表面は、結合組織がインプラントに付着することを可能にする。本発明の一つの適用例では、カラーおよびインプラントの歯槽骨頂より上方の部分は、歯槽骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで粗仕上げされた表面の領域をほぼ360°に渡って形成することによって、自然の歯に類似するように作製される。インプラントは、歯槽骨頂の少なくとも約3ミリメートル上方まで粗仕上げされた表面の領域をほぼ360°に渡って備えていることが好ましい。インプラントは、歯槽骨頂の少なくとも約4ミリメートル上方まで粗仕上げされた表面の領域をほぼ360°に渡って備えていることがより好ましい。修正された構成では、歯科用インプラントは、2以上のピースからなり、しかも、歯槽骨頂の2〜4ミリメートルあるいはそれ以上上方まで粗仕上げされた表面の領域をほぼ360°に渡って備えている。
本発明の他の実施態様は、患者の口腔内に歯科補綴歯を設置する方法である。歯科用インプラントが設けられる。歯科用インプラントは、その遠端部に設けられた本体部と、その近端部に設けられた支台歯部と、本体部と支台歯部との間に設けられたカラー部とを有している。カラー部は、好ましくは粗仕上げされた組織付着部を有する外側表面を含んでいる。歯科用インプラントは、本体部が患者の顎骨の骨頂のほぼ下方に位置し、かつカラー部の組織付着部が患者の顎骨の骨頂の上方まで延びるように、患者の顎骨内に設置される。いくつかの構成では、組織付着部は、患者の歯肉の頂部から患者の顎骨の骨頂まで延びている。他のいくつかの構成では、組織付着部は、最終修復部から患者の顎骨の骨頂まで延びている。
組織付着ゾーンは、患者の顎骨の骨頂と組織付着ゾーンの近端部との間の表面の少なくとも約50%を覆っていることが好ましい。組織付着ゾーンはこの表面の少なくとも75%を覆っていることがより好ましい。他の適用例では、組織付着ゾーンはこの表面の少なくとも90%を覆っている。軟組織付着ゾーンは、顎骨の骨頂と軟組織付着ゾーンの近端部との間の表面の100%を覆っていることがより好ましい。
本発明および従来技術に優る利点の概要を述べるために、上記に本発明のある目的および利点について説明した。もちろん、本発明の任意の特定の実施形態によってそのような目的および利点をすべて実現できるとは限らないことを理解されたい。したがって、たとえば、当業者には、本明細書で教示される1つの利点または一群の利点を、本明細書で教示または示唆される他の目的または利点を必ずしも実現せずに実現または最適化するように、本発明を具体化または実施できることが認識されよう。
すべてのこれらの実施形態は、本明細書に開示される本発明の範囲内である。当業者には、本発明のこれらのおよびその他の実施形態が、添付の図を参照する好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から容易に明らかになろう。本発明は、開示される特定の実施形態に制限されない。
次に、本発明のこれらのおよびその他の特徴について、本発明を例示し制限するものではない好ましい実施形態の図面を参照して説明する。
本発明の一つの側面は、人の健康な歯および対応する歯肉は、一貫した解剖学的構造を示すという認識である。図1Aおよび1Bに、健康な歯10の概念図の一例を示す。歯根14に隣接し、歯槽骨16および歯根膜17を覆う軟組織12は、歯肉溝18(深さ約1ミリメートル)、上皮付着20(長さ約1ミリメートル)、および結合組織付着22(長さ約1ミリメートル)で構成されている。軟組織の約3ミリメートルのこの距離は、「生物学的幅」と呼ばれる。生物学的幅は各個人で異なるが、一般には2.5ミリメートルから3ミリメートルの範囲である。
図2には、歯科用インプラント30および支台歯32を示す。これらは、従来技術における代表的な歯科用インプラントおよび支台歯である。通常、歯科用インプラント30は医用グレードのチタン合金で作られるが、他の適切な材料も使用される。当技術分野で一般的なように、インプラント30の外側表面は、本体部34およびカラー36を含んでいる。インプラント30の本体部34は、先細り形状で、かつ、患者の顎骨(図示せず)内の対応する穴の内側表面に沿ってあらかじめ作られたねじ部に一致するねじ部38を含んでいることが好ましい。従来技術の他の構成では、本体部34は、自己ねじ切り方式の場合もあり、ねじ部を有していない場合もあり、円筒形の場合もある。
インプラント30の本体部34は通常、本体部34の表面積を大きくして歯槽骨との骨一体性を促すように粗仕上げされている。本体部34はいくつかの異なる方法で粗仕上げすることができる。本体部は、たとえば、酸エッチングや砂吹付けによって、またはリン酸カルシウムセラミック(たとえば、リン酸三カルシウム(TCP)やヒドロキシアパタイト(HA))などの物質で本体部34をコーティングすることによって、粗仕上げすることができる。
これに対して、カラー36、特に歯冠部40(すなわち、インプラントの頂面42から約1〜2ミリメートルの部分)は通常、機械加工および/または研磨された滑らかな表面を有している。当技術分野では、機械加工および/または研磨された表面は、インプラント上への歯垢の蓄積を防止し、メンテナンスをより容易にすると考えられているため、この機械加工および/または研磨された表面は、歯科用インプラントに一般的に見られるものである。
従来技術の代表的な支台歯32は、インプラント30の頂面42上に設けられている。頂面42と支台歯32との間の接合部は、マイクロギャップ37を形成している。支台歯32の外側表面は通常、湾曲した移行歯肉領域44を含んでいる。移行歯肉領域44は、支台歯32の領域のうち、歯肉組織面より下方で、かつインプラント30の頂面42よりも上方にある部分である。支台歯32の移行歯肉領域44は、インプラント30の歯冠部40と同様に、通常、機械加工および/または研磨された滑らかな表面を有している。支台歯32の上部領域46は、歯科修復物(図示せず)を受け入れるように構成されている。
従来技術の支台歯およびインプラントの表面粗さを定義し測定する試みがなされている(たとえば、ウェーナバーグ(Wennerberg)、アン(Ann)ら 、Design and Surface Characteristics of 13 Commercially Available Oral Implant Systems、JOMI、第8巻、第6号、622〜633ページ、(1993)を参照されたい。)。ウェーナバーグの論文では、(i)表面輪郭の頂部・底部間高さの最大値であるRt(623ページ参照)、および(ii)頂部・底部間高さの平均値であるRaの2つの表面粗さパラメータが定義されている。ウェーナバーグの定義を使用すると、従来技術の支台歯およびインプラントの、機械加工および/または研磨された滑らかな表面は、Rtが約10ミクロン以下であり、Raが約0.6ミクロン以下である。
図3Aは、患者の口腔内に設置された、図2のインプラント30および支台歯32の概念図である。最初、インプラント30の頂面42は、顎骨の骨頂50と同じ高さ、またはそのわずか下方もしくは上方に位置している。軟組織12は、顎骨16の上方を、支台歯32および支台歯32に取り付けられた最終補綴歯52と並んで延びている。上述のように、軟組織12は、歯肉溝18、上皮付着20、および結合組織付着22で構成されている。
本願出願人は、結合組織付着22は、カラー36および支台歯32の、機械加工および/または研磨された滑らかな表面に付着しないことを確認している。歯肉の結合組織22は、上皮付着の先端部の増殖を防止するように、生体適合性のある表面に付着しなければならない。図3Bに示されているように、人体は、時間の経過と共に、結合組織22がインプラントに付着できるように、インプラント30の下部の生体適合性のある粗い表面を露出させて、組織付着面がないことに反応する。これによって、深さ約4〜5ミリメートル(これに対して、通常は1ミリメートル)の歯肉溝が形成され、上皮付着の長さは3〜4ミリメートル(これに対して、通常は1ミリメートル)になることが少なくない。このように、歯肉溝が深く、上皮付着の寸法が長くなると、従来技術の歯科用インプラントおよび支台歯では、美観上および/またはメンテナンス上の問題が起こることが少なくない。さらに、歯槽骨が失われることによって、歯肉組織が不安定になる可能性がある。
出願人は、人体の防護機構によって、マイクロギャップ37と顎骨16の骨頂50との間に、2〜3ミリメートルの生物学的幅の軟組織が形成される傾向があることも確認している。したがって、人体は、結合組織および上皮付着のための適切な距離が骨16とマイクロギャップ37との間にできるまで、図3Bに示されているように骨組織を再吸収する傾向がある。
図4は、従来技術の他の種類のインプラントを示している。このインプラント70では、インプラントの頂面72は、歯槽骨の骨頂のかなり上方となるように構成されている。このため、インプラント70は、カラー76と一体に形成された湾曲した移行歯肉領域74と、インプラント本体78とを含んでいる。湾曲した移行歯肉領域74は通常、機械加工および/または研磨された滑らかな表面を有している。この機械加工および/または研磨された滑らかな表面は、カラー76を通って歯槽骨頂の約1ミリメートル下まで延びている。支台歯(図示せず)とインプラント70との間の接合部(すなわち、頂面72)は、歯槽骨頂の上方に位置しているが、移行歯肉領域74およびカラー76の滑らかな表面が歯槽骨頂の約1ミリメートル下方まで延びているので、上述の、生物学的幅寸法の増大および歯槽骨の損失が依然として観測されている。
図5A,5Bは、本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、歯科用インプラント100の構成を示している。インプラント100は歯科グレードのチタン合金で作られていることが好ましい。ただし、他の適切な材料を使用してもよい。
図5Aを見ると最もよく分かるように、インプラント100は、好ましくは下部102と、カラー106と、支台歯部108とを含むインプラント本体101を含んでいることが好ましい。インプラント100の本体部102は、先細り形状で、かつ、患者の顎骨(図示せず)の穴の内側表面に沿ってあらかじめ作られたねじ部に一致するねじ部118を含んでいることが好ましい。しかし、本体部102を自己ねじ切り方式としても構成できることを理解されたい。また、図示の本体部102は先細り形状、すなわち円錐形状であるが、本体部は略円筒形状でもよいことを理解されたい。本体部102はまた、外科医がねじ部を有さないインプラントの使用を好む場合、ねじ部を有していなくてもよい。
本体部102は、本体部102の表面積を大きくする、粗仕上げされた表面を有していることが好ましい。当技術分野で公知のように、表面積が大きくなると骨一体性が促進される。本体部は、たとえば、酸エッチング、砂吹付け、および/または機械加工等の、いくつかの異なる方法で粗仕上げすることができる。あるいは、本体部102を、本体部102の表面積を大きくする物質でコーティングしてもよい。リン酸三カルシウム(TCP)やヒドロキシアパタイト(HA)などのリン酸カルシウムセラミクスは、特に適した材料である。
図5Aを見ると最もよく分かるように、カラー106は、本体部102の上方に(すなわち、近端部に)設けられ、かつ、本体部102に一体的に結合されていることが好ましい。図示のカラー106は略円筒形であり、その一部は、好ましくはほぼ垂直な方向に延びる側壁126によって画定されている。カラー/本体の接合部109は、本体部102とカラー106との境界になっている。カラー106は、好ましくは2ミリメートルを超える高さを有している。より好ましくは、カラー106の高さは約4ミリメートルである。修正された実施形態では、カラー106の側壁126は、直線状または曲線状に、円錐状に広がるかまたは狭まっていてよい。側壁126は、自然の歯の輪郭に一致するか、または十分に近似するように、湾曲されていてもよい。同様に、カラー106は丸形以外の断面を有してもよい。
支台歯108は、カラー106に一体的に結合されていることが好ましい。図示のインプラント100は、インプラント100を患者の顎骨内に挿入したときに、インプラント/支台歯の接合部130(すなわち、カラー106と支台歯108の境界)が顎骨の骨頂の約2〜4ミリメートル上方になるように構成されている。カラー/本体の接合部109は、顎骨の骨頂の約1ミリメートル下方にあるのが好ましい。
図示の構成において、外科医は、歯槽骨頂に対するインプラント/支台歯の接合部130の位置を変えてもよい。たとえば、インプラント/支台歯の接合部130を、本体領域102のねじ部118を露出させずに、歯槽骨頂より上方にしてもよい。あるいは、上述のように、外科医は、美観上の理由から、インプラント/支台歯の接合部130を、歯槽骨頂の2ミリメートル上方にしてもよい。さらに、他の構成として、外科医は、カラー/本体の接合部109が歯槽骨頂の約1ミリメートル以上下方になるように、カラー106を顎骨に埋め込んでもよい。
なお、本発明のいくつかの利点は、図示の構成よりも小さい寸法を有するカラーを用いても、大きい寸法を有するカラーを用いても実現できることに留意されたい。ただし、図示の構成は、上述の融通性が最も良く実現されるため、好ましい。
支台歯108は、先細り形状の本体132を含んでいることが好ましい。先細り形状の本体132は、患者の歯肉組織の上方を延びていくように構成されていることが好ましい。六角ボス134が先細り形状の本体132の頂部に設けられていることが望ましい。六角ボス134は、たとえばレンチなどの工具(図示せず)とともに、インプラント100を患者の顎骨にねじ込むために用いることができる。図示の構成は、六角形のボス134を含んでいるが、インプラント100は、トルクを伝達するという目的が考慮された、他の適切な様々な対称形状または非対称形状に形成されたボスまたはくぼみを含んでいてもよい。修正された構成では、支台歯108を突起やくぼみなしで形成し、代わりに、支台歯の側面に、トルクを工具からインプラント100に伝達するための複数の平らな面または溝を設けてもよい。さらに、他の修正された構成では、支台歯108を突起やくぼみなしで形成し、代わりに、支台歯を直接つかみ、捻るように、歯科医がプライヤまたは類似の工具を用いてもよい。
図示の支台歯108は、好ましくはねじ部が設けられた中央穴136も含んでいることが好ましい。この穴は、たとえば治癒用キャップおよび/または最終修復物等の様々な歯科用部品を支台歯108に固定するために用いることのできるボルト(図示せず)を受け入れるように構成されている。もちろん、当業者には、支台歯108を中央穴136なしに構成できることが理解されよう。この構成では、歯科用部品は、たとえば、歯科用セメントや他の適切な接着剤を用いて、支台歯108に取り付けられることができる。
インプラント100は、全体が参照番号150で示されている軟組織付着ゾーンを含んでいることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、結合軟組織の付着を促進するように、粗仕上げされていることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、従来技術の支台歯の移行歯肉領域における機械加工および/または研磨された滑らかな表面に対し、少なくとも約2倍の粗さを有している。より好ましくは、軟組織付着ゾーン150は、機械加工および/または研磨された滑らかな表面に対し、少なくとも約5倍の粗さを有している。いくつかの実施形態では、軟組織付着ゾーン150は、これらの機械加工および/または研磨された滑らかな表面に対し、少なくとも約10倍の粗さを有している。インプラント100の軟組織付着ゾーン150は、たとえば、機械的エッチング(たとえば、機械仕上げ、研削、砂吹付け)、化学的エッチング(たとえば、酸エッチング)、放電加工機、レーザエッチング、および/または表面荒し処理のされた面の付着(リン酸三カルシウム(TCP)やヒドロキシアパタイト(HA)などのリン酸カルシウムセラミクス)等の様々な方法で形成することができる。
インプラント100を患者の口腔内に設置する際、軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂から、歯槽骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延びていることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂の少なくとも約3ミリメートル上方まで延びていることが好ましい。他の実施形態では、軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂の少なくとも約4ミリメートル上まで延びている。より好ましくは、軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂から、移行歯肉領域(transgingival region)の端部まで延びている。最も好ましくは、軟組織付着ゾーン150は歯槽骨頂から最終修復物まで延びている。歯槽骨頂より下では、軟組織付着ゾーン150は、本体部102まで延びることが好ましい。
図示の構成では、インプラント100は、カラー/本体の接合部109が好ましくは、歯槽骨頂の約1ミリメートル下方になるように構成されている。このため、軟組織付着ゾーン150は、カラー/本体の接合部109の少なくとも約2ミリメートル上方まで延びていることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、カラー/本体の接合部109よりも少なくとも約3ミリメートル上方まで延びていることがより好ましい。軟組織付着ゾーン150は、カラー/本体の接合部109の少なくとも約4ミリメートル上方にあることが最も好ましい。修正された構成では、歯槽骨頂に対するインプラント/支台歯の接合部130およびカラー/本体の接合部109の位置を修正してもよい。このような構成では、それに応じて軟組織付着ゾーン150の構成および寸法を調整してもよい。上述のように、インプラント100を患者の口腔内に設置する際、軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂の下方を、好ましくは、上述のように骨一体化を促進するように構成された表面を有する本体部102まで延びていることが好ましい。
軟組織付着ゾーン150は、インプラント100の円周に沿って少なくとも300°に渡って延びていることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、インプラントの円周に沿って少なくとも330°に渡って延びていることがより好ましい。他の実施形態では、軟組織付着ゾーン150は、図5Aに示されているように、インプラント100の円周に沿って360°に渡って延びている。
軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂と軟組織付着ゾーン150の近端部との間の表面の少なくとも50%を覆っていることが好ましい。軟組織付着ゾーン150は、この表面の少なくとも75%を覆っていることが好ましい。他の適用例では、軟組織付着ゾーン150は、この表面の少なくとも90%を覆っている。図5Aに示されているように、軟組織付着ゾーン150は、歯槽骨頂と軟組織付着ゾーン150の近端部との間の表面の100%を覆っていることが最も好ましい。
図5Cおよび5Dに示されているように、上述のインプラント100の軟組織付着ゾーン150は、結合組織22がインプラント100のカラー106に付着することを可能にする。このため、患者の口腔が治癒するにつれて、歯槽骨16の上を覆う軟組織の構造は、自然の歯のそれに類似したものになる。すなわち、軟組織は、歯肉溝18(深さ約1ミリメートル)、上皮付着20(長さ約1ミリメートル)、および結合組織付着22(長さ約1ミリメートル)で構成される。これによって骨損失が少なくなり、修復物の美観が向上する。
通常、医師は、図5Cおよび5Dに示されているように、インプラント100の支台歯部108をバーで削って修正していることに留意されたい。このように、支台歯部のサイズを小さくしてインプラントの中央までの滑らかな移行部を形成することができる。もちろん、他の構成では、医師が修正する必要のないように支台歯部108を構成することができる。
上記に図5Aに関連して説明した構成では、軟組織付着ゾーン150の頂縁部152は概ね平坦または平面状である。図6は、軟組織付着ゾーン150’の頂縁部152’が、約2つの山153と2つの谷155とを有する湾曲形状または波形形状である、修正された構成を示している。この構成では、頂縁部152’は、患者の歯肉および歯槽骨頂の自然に生じる輪郭の全体的な形状に従っているか、または、少なくとも十分に近似していることが好ましい。
他の修正された構成では、軟組織付着ゾーン150は、外科医または歯科医によって、患者固有の歯肉および歯槽骨頂の輪郭に生物学的および美観的に適合するように、作り変えることができるように構成されている。図7Aに示されているように、インプラント100は患者の顎骨16内に設置されていることが好ましい。最初は、軟組織付着ゾーンの頂縁部152aは、患者の歯肉および歯槽骨頂の湾曲形状または波形形状に適合していない。外科医または歯科医は、たとえば、研磨工具や超音波洗浄器具等の適切な工具(図示せず)を用いて、軟組織付着ゾーン150’’の上部160を滑らかにし、軟組織付着ゾーン150’’の頂縁部152aの形状を修正することができる。このようにして、軟組織付着ゾーン150を、その頂縁部152bが波形の歯槽骨頂の少なくとも2〜4ミリメートル上方をほぼ一様に延びるように形成することができる。上部160は、滑らかにされた後には、歯肉溝に隣接する自然の歯の表面粗さと同程度の表面粗さを有していることが好ましい。
上述の構成では、支台歯108はインプラント100と一体に形成されているが、支台歯が、手術の前、手術中、または手術の後にインプラントに取り付けることのできる別個の部材(すなわち、2ピースシステム)として形成される構成でも、本発明のいくつかの特徴および利点が実現されることが理解されよう。このような構成では、様々な方法で、たとえば、支台歯に形成された中央穴およびインプラントを通って延びるボルト、および/または、接着剤の塗布によって、支台歯をインプラントに取り付けることができる。
図8は、本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、このような歯科用インプラント200の一構成を示している。この構成では、インプラント200は、インプラント本体202および支台歯204を含む2ピースインプラントである。インプラント本体202は、上述のように構成された下部208を含んでいることが好ましい。インプラント本体202は、ねじ付き穴209も含んでいることが好ましい。ねじ付き穴209の上には、ポスト受入れチャンバ210が設けられている。ポスト受入れチャンバ210は、たとえば、平坦な面、溝、および/またはくぼみなどの回転防止機能を含むように構成してもよい。
カラー206は、インプラント本体202より上方に設けられ、好ましくは上述のように構成されている。カラー206は、インプラント本体202の頂部に設けられる支台歯204を支持している。図示の構成では、支台歯204は、少なくとも一部がカラー206内に嵌るように構成されている。具体的には、図示の構成では、支台歯は、ポスト受入れチャンバ210内に嵌るように構成されたポスト222を含んでいる。上述のように、ポスト受入れチャンバ210は回転防止機能を含んでいてもよい。ポスト受入れチャンバ210がこのような回転防止機能を含んでいる場合、ポスト222は、支台歯204がインプラント本体202に対して回転することを防止するための、対応する構成を含んでいることが好ましい。
支台歯204は、ショルダ232を有する中央穴230を含んでいることが好ましい。中央穴230およびショルダ232はボルト(図示せず)を受け入れるように構成されている。一方、ボルトは、その一方の端部が支台歯204を通ってインプラント本体208のねじ付き穴209内まで延びるように構成されている。このようにして、ボルトを用いて、支台歯204をインプラント本体208に固定することができる。
前述の構成と同様に、インプラント200は軟組織付着ゾーン250を含んでいることが好ましい。インプラント200を患者の口腔内に設置する際、軟組織付着ゾーン250の頂縁部252は、歯槽骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延びていることが好ましい。軟組織付着ゾーンは、歯槽骨頂の少なくとも約3ミリメートル上方まで延びていることがより好ましい。軟組織付着ゾーンは、歯槽骨頂の少なくとも約4ミリメートル上方まで延びることが最も好ましい。さらに、軟組織付着ゾーン250は、頂面252からインプラント本体208まで、完全に延びていることが好ましい。修正されたインプラント200の構成では、軟組織付着ゾーンの頂縁部は、上述のように湾曲形状または波形形状であってもよい。
図9Aおよび9Bは、2ピース歯科用インプラントシステムの他の修正された構成を示している。この構成では、歯科用インプラント本体202と支台歯204はほぼ上述のように構成されている。しかし、この構成では、軟組織付着ゾーン250は、外科医または歯科医によって、患者固有の歯肉および歯槽骨頂の輪郭に生物学的および美観的に適合するように、作り変えることができるように構成されている。図9Aに示されているように、インプラント200は患者の顎骨16内に設置されていることが好ましい。最初は、軟組織付着ゾーンの頂縁部252aは、患者の歯肉および歯槽骨頂の湾曲形状または波形形状に適合していない。外科医または歯科医は、たとえば超音波洗浄器具等の適切な工具(図示せず)を用いて、軟組織付着ゾーン250の上部260を滑らかにし、軟組織付着ゾーン250の頂縁部252aの形状を修正することができる。このようにして、軟組織付着ゾーン250は、頂縁部252bが波形の歯槽骨頂の少なくとも2〜4ミリメートル上方をほぼ一様に延びるように形成することができる。上部260は、滑らかにされた後には、歯肉溝に隣接する自然の歯の表面粗さと同程度の表面粗さを有していることが好ましい。
修正された構成では、外科医または歯科医は、たとえばバーで支台歯部108およびカラー106の頂部を切削することによって、頂縁部252の形状を作り変えることができる。このようにして、外科医または歯科医は、連続的で滑らかな、インプラントから歯科修復部への移行部を形成することができる。
次に、本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、歯科用インプラントの取付け方法について説明する。この方法は、インプラント100の支台歯部108の類似物を、患者の口腔の所望位置における型の上に配置することを含んでいることが好ましい。類似物は、たとえばろうや接着剤によって、一時的に型に取り付けられる。手術用のステントが、たとえば自己硬化型のアクリルや他の類似の材料によって、類似物の周りに形成される。これによって、ステントはモデルおよび患者の口腔内の隣接する歯に位置合わせされる。ステントは手術のために患者の口腔に入れられ、手術用のガイドとして使用される。
ステントを通して、組織および骨の中にパイロット穴が設けられ、次にステントは取り除かれる。組織穿孔具ガイドがパイロット穴に入れられ、組織穿孔具を用いて組織に穴が開けられる。この穴は、歯科用インプラント100のカラー部106の直径および形状に厳密に対応する直径および形状を有していることが好ましい。次に組織プラグ(すなわち、穴に対応する組織)が取り除かれる。外科医は、下方にある顎骨のサイズおよび形状に関する外科医の評価に応じて、好ましくは組織を通る穴を二つに分ける手術用歯肉弁(すなわち、切り口)を付加することができる。
次に穴を通してインプラントが設置される。切り口が設けられた場合、組織は縫合される。この方法は、インプラント100の周りの歯肉組織をしっかりと密封することができる。これに対して、切り口のみが設けられた場合、歯肉組織をインプラントの周りに縫合し直したときに歯肉組織がインプラントに適合しないことがあり、上皮がインプラントの周りの隙間に沿って下方へ成長する可能性がある。
本発明をいくつかの好適な実施形態と実例の文脈で開示したが、本発明は、明確に開示された実施形態に止まらず、他の実施形態、および/または、本発明と、その明白な修正と、それらの等価物の使用にも及ぶことを当業者は理解されたい。また、本発明の幾つかの変形例が示され、詳細に記述されたが、本発明の範囲にある他の修正も、この開示に基づけば当業者にとって容易に明白となるであろうことを理解されたい。各実施形態の固有の特徴や側面を種々に組み合わせ、部分的に組み合わせることも可能であり、それらはなお本発明の範囲に入るものと考えられる。従って、開示された実施形態の種々の特徴や側面は、開示された発明の種々の形態を作るために、互いに結合され、または互いに代替できることを理解されたい。このように、ここに開示された本発明の範囲は、上述の明確に開示された実施形態に限定されるべきでなく、特許請求の範囲を公正に読むことによってのみ決められるべきであることが意図されている。
正常な歯、歯肉、および歯槽骨の、正面方向から見た概念的断面図である。 正常な歯、歯肉、および歯槽骨の、正中線から見た概念的断面図である。 従来技術の歯科用インプラントおよび支台歯の側面図である。 患者の顎骨内に設置された図2の歯科用インプラントおよび支台歯の側面図である。 一定期間経過後の、患者の顎骨内に設置された図2の歯科用インプラントおよび支台歯の側面図である。 従来技術の他の歯科用インプラントの側面図である。 本発明によるいくつかの特徴および利点を有する歯科用インプラントの側面図である。 図5Aの歯科用インプラントの平面図である。 患者の顎骨内に設置された図5Aの歯科用インプラントおよび支台歯の、正面方向から見た断面図である。 患者の顎骨内に設置された図5Aの歯科用インプラントおよび支台歯の、正中線から見た断面図である。 本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、修正された構成の歯科用インプラントの側面図である。 本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、修正された構成の他の歯科用インプラントの側面図である。 90°回転された、図7Aの歯科用インプラントの正面図である。 本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、修正された構成の他の歯科用インプラントの側面図である。 本発明によるいくつかの特徴および利点を有する、修正された構成のさらに他の歯科用インプラントの側面図である。 90°回転された、図9Aの歯科用インプラントの正面図である。

Claims (60)

  1. 歯科補綴歯を支持する歯科用インプラントであって、
    前記歯科用インプラントの遠端部に設けられ、患者の顎骨の骨頂より少なくとも実質的に下方となるように構成された本体部と、
    前記歯科用インプラントの近端部に設けられ、患者の歯肉表面の上方まで延びて、前記歯科補綴歯を支持するように構成された支台歯部と、
    前記本体部と前記支台歯部との間に設けられているカラー部であって、前記歯科用インプラントが設置されたときに前記顎骨の前記骨頂の上方まで延びる粗仕上げ部を含む外側表面を有するカラー部と、
    を有している歯科用インプラント。
  2. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延びている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  3. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約3ミリメートル上方まで延びている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  4. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約4ミリメートル上方まで延びている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  5. 前記支台歯部は前記カラー部と一体に形成されている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  6. 前記歯科用インプラントは、
    前記支台歯部およびカラー部を通って前記インプラントの前記本体部の中まで延び、前記支台歯部の中にねじ部とショルダ部とを含む中央穴と、
    一方の端部で前記ねじ部と噛み合い、他方の端部で前記ショルダ部と係合するように構成されたボルトと、
    を含んでいる、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  7. 前記カラー部は前記本体部と一体に形成されている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  8. 前記支台歯部は前記カラー部と一体に形成されている、請求項6に記載の歯科用インプラント。
  9. 前記カラー部は、約2ミリメートルを超える長さを有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  10. 前記カラー部は、約4ミリメートルを超える長さを有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  11. 前記カラー部はほぼ垂直方向に延びている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  12. 前記カラー部は円錐状に広がっている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  13. 前記カラー部は丸形以外の形状である、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  14. 前記粗仕上げ部は、滑らかな機械加工された表面の少なくとも2倍の粗さを有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  15. 前記粗仕上げ部は、滑らかな機械加工された表面の少なくとも5倍の粗さを有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  16. 前記粗仕上げ部は、滑らかな機械加工された表面の少なくとも10倍の粗さを有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  17. 前記粗仕上げ部は頂縁部を有し、
    前記の粗仕上げ面は前記頂縁部から前記インプラント本体まで延びている、
    請求項1に記載の歯科用インプラント。
  18. 前記粗仕上げ部は、前記患者の顎骨の前記骨頂の輪郭に概ね一致する頂縁部を有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  19. 前記頂縁部の上方に滑らかな表面を有している、請求項18に記載の歯科用インプラント。
  20. 前記頂縁部の上方に、患者の歯肉表面より上方の自然歯の表面とほぼ同じ粗さの表面を有している、請求項18に記載の歯科用インプラント。
  21. 前記粗仕上げ部は、波形の頂縁部を有している、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  22. 前記粗仕上げ部は頂縁部を有し、該頂縁部と前記顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも50%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  23. 前記粗仕上げ部は頂縁部を有し、該頂縁部と前記顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも75%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  24. 前記粗仕上げ部は頂縁部を有し、該頂縁部と前記顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも90%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  25. 前記粗仕上げ部は頂縁部を有し、該頂縁部と前記顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の100%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  26. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延び、頂縁部を有し、該頂縁部と該顎骨の該骨頂との間の前記外側表面の少なくとも50%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  27. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延び、頂縁部を有し、該頂縁部と該顎骨の該骨頂との間の前記外側表面の少なくとも75%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  28. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延び、頂縁部を有し、該頂縁部と該顎骨の該骨頂との間の前記外側表面の少なくとも90%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  29. 前記粗仕上げ部は、前記顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延び、頂縁部を有し、該頂縁部と該顎骨の該骨頂との間の前記外側表面の100%を覆っている、請求項1に記載の歯科用インプラント。
  30. 患者の口腔内への歯科補綴歯の設置方法であって、
    遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設けるステップと、
    前記本体部が患者の顎骨の骨頂の実質的に下方となり、前記カラー部の前記粗仕上げ部が該患者の顎骨の前記骨頂の上方まで延びるように、該患者の顎骨内に前記歯科用インプラントを設置するステップと、
    を有している、歯科補綴歯の設置方法。
  31. 前記の粗仕上げされた表面の上部を滑らかにするステップをさらに有している、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  32. 前記粗仕上げ部の上部を滑らかにする前記のステップは、前記粗仕上げ部の頂縁部が前記患者の顎骨の前記骨頂の輪郭に概ね一致するように、該粗仕上げ部の該上部を滑らかにすることを含んでいる、請求項31に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  33. 前記粗仕上げ部の上部を滑らかにする前記のステップは、該上部を、患者の歯肉表面より上方の自然歯の表面とほぼ同じ平滑度を持つ表面を有するまで滑らかにすることを含んでいる、請求項31に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  34. 前記本体部が患者の顎骨の骨頂の実質的に下方となり、前記カラー部の前記粗仕上げ部が該患者の顎骨の前記骨頂の上方まで延びるように、該患者の顎骨内に前記歯科用インプラントを設置する前記のステップは、前記粗仕上げ部を前記患者の顎骨の前記骨頂の少なくとも約2ミリメートル上方まで延ばすステップをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  35. 前記本体部が患者の顎骨の骨頂の実質的に下方となり、前記カラー部の前記粗仕上げ部が該患者の顎骨の前記骨頂の上方まで延びるように、該患者の顎骨内に前記歯科用インプラントを設置する前記のステップは、前記粗仕上げ部を前記患者の顎骨の前記骨頂の少なくとも約3ミリメートル上方まで延ばすステップをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  36. 前記本体部が患者の顎骨の骨頂の実質的に下方となり、前記カラー部の前記粗仕上げ部が該患者の顎骨の前記骨頂の上方まで延びるように、該患者の顎骨内に前記歯科用インプラントを設置する前記のステップは、前記粗仕上げ部を前記患者の顎骨の前記骨頂の少なくとも約4ミリメートル上方まで延ばすステップをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  37. 遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設ける前記のステップは、前記カラー部を前記本体部と一体に形成することをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  38. 前記支台歯部をボルトによって前記カラーに取り付けることをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  39. 遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設ける前記のステップは、前記の粗仕上げされた表面を、滑らかな機械加工された表面の約2倍の粗さにすることをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  40. 遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設ける前記のステップは、前記の粗仕上げされた表面を、滑らかな機械加工された表面の約5倍の粗さにすることをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  41. 遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設ける前記のステップは、前記の粗仕上げされた表面を、滑らかな機械加工された表面の約10倍の粗さにすることをさらに含んでいる、請求項30に記載の歯科補綴歯の設置方法。
  42. 患者の口腔内への歯科補綴歯の設置方法であって、
    遠端部に設けられた本体部と、近端部に設けられた支台歯部と、該本体部と該支台歯部との間に設けられ、かつ粗仕上げ部を備えた外側表面を含むカラー部とを有する歯科用インプラントを設けるステップと、
    前記本体部が患者の顎骨の骨頂の実質的に下方となり、前記カラー部の前記粗仕上げ部が該患者の顎骨の前記骨頂の上方まで延びるように、該患者の顎骨内に前記歯科用インプラントを設置するステップと、
    前記の粗仕上げされた表面の上部を取り除くステップと、
    を有している、歯科補綴歯の設置方法。
  43. 歯科補綴歯と患者の歯肉組織との間の組織付着の促進方法であって、
    粗仕上げされた組織付着面を有する補綴歯を設けるステップと、
    前記粗仕上げされた組織付着面が前記患者の軟組織の移行歯肉領域と接触するように、患者の顎骨内に前記補綴歯を植え込むステップと
    を有している促進方法。
  44. 粗仕上げされた組織付着面を有する補綴歯を設ける前記のステップは、滑らかな機械加工された表面の少なくとも2倍の粗さを有する粗仕上げされた表面を設けることを含んでいる、請求項43に記載の促進方法。
  45. 粗仕上げされた組織付着面を有する補綴歯を設ける前記のステップは、滑らかな機械加工された表面の少なくとも5倍の粗さを有する粗仕上げされた表面を設けることを含んでいる、請求項43に記載の促進方法。
  46. 粗仕上げされた組織付着面を有する補綴歯を設ける前記のステップは、滑らかな機械加工された表面の少なくとも10倍の粗さを有する粗仕上げされた表面を設けることを含んでいる、請求項43に記載の促進方法。
  47. 最終修復物と組み合わされた歯科用インプラントであって、
    前記歯科用インプラントの遠端部に設けられ、患者の顎骨の骨頂より少なくとも実質的に下方に位置するように構成された本体部と、
    前記歯科用インプラントの近端部に設けられ、前記最終修復物を支持するように構成された支台歯部と、
    前記本体部と前記支台歯部との間に設けられたカラー部であって、前記歯科用インプラントが患者の顎骨内に設置されたときに該歯科用インプラントへの結合軟組織の付着を容易にするのに十分な粗さを有し、かつ、前記最終修復物から前記患者の顎骨の前記骨頂まで遠端部に向けて延びる組織付着部を含む外側表面を有するカラー部と、
    を有する歯科用インプラント。
  48. 前記組織付着部はまた、前記患者の顎骨の骨頂から前記本体部まで延びている、請求項47に記載の歯科用インプラント。
  49. 前記組織付着部は、前記最終修復物と前記患者の顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも50%を覆っている、請求項47に記載の歯科用インプラント。
  50. 前記組織付着部は、前記最終修復物と前記患者の顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも75%を覆っている、請求項47に記載の歯科用インプラント。
  51. 前記組織付着部は、前記最終修復物と前記患者の顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の少なくとも90%を覆っている、請求項47に記載の歯科用インプラント。
  52. 前記組織付着部は、前記最終修復物と前記患者の顎骨の前記骨頂との間の前記外側表面の100%を覆っている、請求項47に記載の歯科用インプラント。
  53. 歯科補綴歯と患者の歯肉組織との間の組織付着を促進する歯科用インプラントの製造方法であって、
    本体部と、カラーと、支台歯部とを有する歯科用インプラントを設けるステップと、
    前記歯科用インプラントの移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げするステップと、
    を有している製造方法。
  54. 前記移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域の少なくとも50%を粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の製造方法。
  55. 前記移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域の少なくとも75%を粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の製造方法。
  56. 前記移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域の少なくとも90%を粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の製造方法。
  57. 前記移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域の100%を粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の製造方法。
  58. 移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域を、滑らかな機械加工された表面の少なくとも2倍の粗さを有するように粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の、歯科用インプラントを製造する方法。
  59. 移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域を、滑らかな機械加工された表面の少なくとも5倍の粗さを有するように粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の、歯科用インプラントを製造する方法。
  60. 移行歯肉領域の少なくとも一部を粗仕上げする前記のステップは、前記移行歯肉領域を、滑らかな機械加工された表面の少なくとも10倍の粗さを有するように粗仕上げすることを含んでいる、請求項53に記載の、歯科用インプラントを製造する方法。
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