JP2011527916A - ツーピース歯科用インプラントの改善されたフィクスチャー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ツーピース歯科用インプラントのフィクスチャーを提供する。
【解決手段】 このフィクスチャーは、骨長さを持ち、かつ最大外径を持つ螺旋ねじ山(31)を含む第一頂端部(30)と、前記第一頂端部(30)に対向して配置された上部(32)と、外科用器具及び補綴要素の少なくとも一つを解放可能に受けるためのねじ付き中空部(33)と、軟組織(70)に並置するためにかつ連結組織付着のために工夫された第二冠状部(34)とを含み、前記第二冠状部(34)が前記軟組織(70)の層厚さより小さくなるように工夫された前記歯科用インプラント(3)の縦方向の長さを持ち、前記骨長さの前記最大外径に対する比が約0.8〜1.2の範囲にある。さらに、歯科用インプラントの骨組織内の安定性を改善する方法が開示されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、一般的にインプラントのための固定フィクスチャーの分野に関する。より詳細には、本発明は、歯科用インプラント、特にツーピース歯科用インプラントのような頭部インプラントのねじ付きフィクスチャーに関する。
種々の歯科用インプラントが知られている。短いインプラントは、十分な骨組織が利用できないところで、例えば利用できる骨組織が骨吸収により実質的に減少した無歯顎患者で選択される。これは特に下顎、mandibulaに対する場合に当てはまる。しかし、最も短い通常利用可能な歯科用インプラントでさえ、ある場合にはこの作業のためには長すぎる。その理由は、例えば骨組織中への歯科用インプラントの信頼できる安定な固定のために利用できる骨組織物質が極めて少ないからであり、またはこれらの利用できる歯科用インプラントでさえ長すぎて、それらが利用できる骨組織の全体の深さを貫通したり、顎骨組織の反対側に突出するからであり、それは容認できないからである。顎骨に沿って延びる神経及び血管はさらに、顎骨組織中の歯科用インプラントのために利用できる深さを局部的に限定する。従って、短いインプラントの骨組織中の安定性が通常利用できる歯科用インプラントと少なくとも同等に良好であるかまたはそれより改善されながら、通常利用できるものより短い歯科用インプラントに対する要求がある。
通常の歯科用インプラントは、骨固定のための一体化されたフィクスチャー及び経粘膜部分を持つワンピース歯科用インプラントを含む。しかし、ワンピース歯科用インプラントは治癒段階時に負荷にさらされる。過剰な負荷が容易に起こり、骨吸収に導き、従ってワンピース歯科用インプラントの低下した骨固定に導く。これは、特に短いワンピース歯科用インプラントに当てはまる。
通常の歯科用インプラントはさらに、骨組織中への固定のためのフィクスチャー素子及び別個の経粘膜アバットメント素子を持つツーピース歯科用インプラントを含む。例えば本出願と同じ出願人のWO05072639A(Rompen)は、補綴修復物を支持することを意図された歯科用インプラントのための経粘膜要素を持つツーピース歯科用インプラントを開示する。この経粘膜要素は、縦方向の距離が隣接軟組織の必要幅に相当する表面と接触しているウエスト形状をしたまたは内向きに狭くなった部分を持つ。従って、歯科用ユニットが形成され、それは、顎骨及び歯茎内にうまく固定され、かつ顎骨または歯茎と経粘膜要素またはフィクスチャーの隣接部分との間の優れたかつ丈夫な一体性を可能にし、並びに骨吸収及び陥没傾向を避ける。
しかし、歯科用インプラントの構造のため、WO05072639Aに開示された通常のインプラントの最小長さは、短いインプラントが必要である上述の特定の状況に対する改善のための余地を残す。加えて、通常の歯科用修復物は、WO05072639Aに開示された特定のウエスト形状の経粘膜要素のタイプと共に使用されることができない。
通常の歯科用インプラントの持つ別の問題は、移植後のある時間の間に周辺骨レベルが低下することが多いことである。これは、生体力学的因子のためであるかもしれず、それは、安定性の初期損失に導く(すなわち一次安定性の低下が起こる)ためであるかもしれない。例えば、周囲骨中の純粋に機械的な歪が過大であるかもしれず、インプラントの一次安定性が低くなりすぎ、従ってインプラントは顎骨組織からゆるくなる。この因子は、移植時に良好な一次安定性を与えるインプラントの好適な設計により改善されることができる。しかし、骨吸収に対する別の理由は、軟組織がインプラント本体に沿って成長しかつインプラント本体との接触から離れるように骨組織を部分的に押し、顎骨組織内のインプラントの安定性の損失を導くことである。
粘膜組織は付着上皮の表面層を持つ。付着上皮の下では連結組織の層がインプラント系歯科用修復物の経粘膜チャネルにおいてしっかりした連結を提供する。通常、ツーパート歯科用インプラントの経粘膜要素は、骨組織内に移植されたフィクスチャーに固定されたアバットメントである。しかし、これはある問題を起こす。例えばフィクスチャーの初期移植時の治癒段階後に、アバットメントは最終歯科用修復物が製造されることができるように、印象を作ることによりフィクスチャーの位置を決定するためにフィクスチャーから除去される。しかし、アバットメントのこの除去は、軟組織の減少したレベル、従って減少した周囲骨レベルに導くかもしれない。
市場で入手できる通常のツーピース歯科用インプラントのフィクスチャーは約7mm〜10mmの最小長さを持つ。しかし、これらのフィクスチャーでさえ、上で述べたように、特定の用途のために不適当であるかもしれない。
従って、ツーピース歯科用インプラントのための改善されたフィクスチャーが有利であるであろうし、特に柔軟性、患者の安全、及び/または移植安定性を可能にするツーピース歯科用インプラントのためのフィクスチャーが有利であるであろう。
従って、本発明の実施態様は、好ましくは上で特定されたような従来技術の一つまたはそれ以上の欠点、不利または問題を、添付独立特許請求項によるツーピース歯科用インプラントのフィクスチャー、及び骨組織内の歯科用インプラントの安定性を改善する方法を提供することにより、単独でまたはいずれかの組合せで、軽減し、緩和し、または排除することを探求する。
本発明の一態様によれば、ツーピース歯科用インプラントのためのフィクスチャーは、骨組織及び軟組織を含む移植部位での移植のためのものである。このフィクスチャーは、骨組織に並置するために工夫された骨長さを持ちかつ最大外径を持つ螺旋ねじ山を含む第一の頂端部と、第一の頂端部に対向して前記フィクスチャーの縦方向に配置された上部と、上部の開口から第一の頂端部に向けて延びる、少なくとも一つの外科用器具及び補綴要素を解放可能に受けるためのめねじ付き中空部と、軟組織に並置するためにかつ連結組織付着のために工夫され、上部から第一の頂端部に向けて配置されている第二の冠状部とを含み、第二の冠状部が軟組織の層厚さ未満であるように工夫されたフィクスチャーの縦方向の長さを持ち、最大外径に対する骨の長さの比が約0.8〜1.2の範囲にある。
本発明の別の態様によれば、骨組織中の歯科用インプラントの安定性を改善する方法が提供される。この方法は、本発明の第一態様によるツーピース歯科用インプラントのフィクスチャーを骨組織中に移植することを含む。この移植は、ねじ付き中空部を持つ歯科用インプラントの上部と解放可能にかみ合う外科用器具の回転運動により歯科用インプラントの冠状部が骨組織の上の軟組織に並置されかつ頂端部が骨組織の頂部以下に配置されるまで歯科用インプラントの螺旋ねじ山を含む頂端部を骨組織に並置することを含む。
本発明のさらなる実施態様は、従属請求項中に規定される。
本発明のある実施態様は、骨吸収の回避を提供する。
本発明のある実施態様は、歯科用インプラントの改善された骨固定を提供する。
本発明のある実施態様は、歯科用インプラントの改善された一次安定性を提供する。
ある実施態様は、維持された骨固定領域でのツーピース歯科用インプラントの減少した長さを提供する。
ある実施態様は、骨組織中への歯科用インプラントの安定な挿入を提供する。
ある実施態様は、歯科用インプラントの安定な骨固定をもたらす歯科用インプラントの冠状首またはカラーに沿った連結組織の有利な長さを提供する。
ある実施態様は、歯科用インプラントのどの部分も歯肉から突出しないような有利な審美性を提供する。
この明細書で使用される用語「含む/含んでいる」は、述べられた特徴、整数、工程または要素の存在を特定するものとしてとられるが、一つまたはそれ以上の他の特徴、整数、工程、要素またはそれらの群の存在または付加を排除しないことは強調されるべきである。
本発明の実施態様が可能なこれらの及び他の態様、特徴及び利点は、添付図面を参照した本発明の実施態様の以下の説明から明らかであり、かつ明瞭となるであろう。
図1は、拡張した直径を有するカラーを持つツーピース歯科用インプラントの透視図である。
図2Aは、図1の歯科用インプラントの側面図である。
図2Bは、図1の歯科用インプラントの断面側面図である。
図2Cは、図1の歯科用インプラントの上面図である。
図2Dは、図1の歯科用インプラントの下からの図である。
図3Aは、減少した直径を有する滑らかなカラー部分を持つツーピース歯科用インプラントの一実施態様の透視図である。
図3Bは、種々の見出しを付した長さを持つ図3Aのインプラントを示す側面図である。
図4Aは、図3Aの歯科用インプラントの側面図である。
図4Bは、図3Aの歯科用インプラントの断面側面図である。
図4Cは、図3Aの歯科用インプラントの上面図である。
図4Dは、図3Aの歯科用インプラントの下からの図である。
図5は、骨組織内に移植されたツーピース歯科用インプラントの概略図である。
図6は、ツーピース歯科用インプラントの実施態様の移植のための挿入器具の側面図である。
図7Aは、ツーピース歯科用インプラントの一実施態様中に挿入された図6の器具の上面図である。
図7Bは、ツーピース歯科用インプラントの一実施態様中に挿入された図6の器具の側面図である。
図7Cは、ツーピース歯科用インプラントの一実施態様中に挿入された図6の器具の断面側面図である。
図8は、大きな溝を有するカラーを持つツーピース歯科用インプラントの別の実施態様の透視図である。
図9Aは、図8の歯科用インプラントの側面図である。
図9Bは、図8の歯科用インプラントの断面側面図である。
図9Cは、図8の歯科用インプラントの上面図である。
図9Dは、図8の歯科用インプラントの下からの図である。
図10は、小さな溝を有するカラーを持つツーピース歯科用インプラントの別の実施態様の透視図である。
図11Aは、図10の歯科用インプラントの側面図である。
図11Bは、図10の歯科用インプラントの断面側面図である。
図11Cは、図10の歯科用インプラントの上面図である。
図11Dは、図10の歯科用インプラントの下からの図である。
本発明の特定の実施態様が添付図面を参照して今や説明されるであろう。しかし、本発明は、多くの異なる形で具体化されることができ、ここに記載された実施態様に限定されるものとして解釈されるべきでなく、むしろこれらの実施態様は、この開示が完全でありかつ完成したものであるようにかつ本発明の範囲を当業者に完全に伝達するように提供される。添付図面に示された実施態様の詳細な説明中で使用された用語は、本発明を限定することを意図していない。図面において、同様な番号は同様な要素を示す。
以下の説明は、歯科用インプラントに適用可能な本発明の実施態様に焦点を合せている。しかし、本発明はこの用途に限定されず、顎顔面修復物、耳修復物等のための頭側固定インプラントのような多くの他のインプラントに適用されることができることは認識されるであろう。
ツーピース歯科用インプラントは、骨組織内に固定するためのフィクスチャー、及びフィクスチャー上に解放可能に配置されるアバットメント素子を含む。広い種類のアバットメント素子が利用可能であるので、ツーピース歯科用インプラントは、特定の患者状況に関して、例えばもしアバットメント部分が少なくとも部分的に見えるなら、物理的寸法または色のような美的特徴に関して、大きなフレキシビリティを与える。
本発明の実施態様は、ツーピース歯科用インプラントに関するものであり、そこでは本実施態様の文脈における用語「歯科用インプラント」は、骨組織内の固定のためのツーピース歯科用インプラントの上述のフィクスチャー素子にのみ言及し、別個の経粘膜アバットメント素子を含まない。より詳細には、歯科用インプラントは骨組織内に、例えばその孔内に移植される。治癒期間中に、歯科用インプラントは周囲骨組織と一体化され、従って所定場所に固定される。アバットメントは、着座する人工歯科用修復物のための歯科用インプラントに固定される。歯科用修復物は、アバットメントに取付けられる置換歯、歯科用ブリッジ、永久義歯等であることができる。
図1及び図2A−Dには、拡張した直径を有するカラーを持つツーピース歯科用インプラント4のフィクスチャー素子が示されている。歯科用インプラント4は、骨組織に並置するための頂端部40、及び実質的に円筒状の螺旋ねじ山41を含む。螺旋ねじ山41は頂端部45内で頂端400に向けてわずかに先細りとなっている。さらに、このねじ山は一つまたは幾つかの螺旋ねじ渦巻きを含むことができる。頂端部45は先細りの切頭円錐形であり、かつ頂端400に向けてねじ切られていない。すなわち螺旋ねじ山41は頂端400からある距離で終了する。先細りは、骨組織内に調製された孔中への移植時に歯科用インプラント4の導入を容易にすることを意図されている。さらに、歯科用インプラント4は、円筒状ねじ山41の最大直径に比べて増加した直径のカラー44を持つ上部42を含む。カラー44の最大外径は、歯科用インプラント4の移植の前に皿穴カッターにより調製された骨組織中の孔の面取り上縁中に嵌る寸法をしている。
歯科用インプラント4は、上部42から出現する少なくとも部分的にめねじ付きの中空部43を持つ。
歯科用インプラント4は、例えばWO05072639Aに記載されたような使用のために適している。しかし、この歯科用インプラント4であっても、上で説明したように、特定の用途のために不適当であるかもしれない。
ツーピース歯科用インプラント1のフィクスチャー素子の一実施態様が図3A,3B及び図4A,4B,4C及び4Dに示されている。歯科用インプラント1、すなわちそのフィクスチャー素子または骨固定素子は、骨組織に並置するために工夫された頂端部10を含む。頂端部10は骨長さLを持つ。頂端部10は、螺旋ねじ山11を含み、それは先細りとなっており、歯科用インプラント1の頂端100で終わる。螺旋ねじ山11は、先細り螺旋ねじ山11の冠状端に最大外径Dを持つ。螺旋ねじ山11の最大外径Dはまた、フィクスチャー素子の最大外径である。
先細り螺旋ねじ山11は、冠状部14から頂端100まで骨長さLに沿ってずっと延びる。歯科用インプラント1は、異なる円錐度を持つ複数の部分(すなわち歯科用インプラント1の縦軸に対して異なる先細り角度を持つ部分)を含む。頂端部10の螺旋ねじ山11の第一先細り部16は、冠状部14から縦方向長さLに沿って延びる。第一先細り部16は、長さLを持つ第二先細り部15に隣接する。第二先細り部15は頂端100まで完全に延びる。
円錐形状に先細りとなった螺旋ねじ山11の頂端100は、歯科用インプラント1の縦軸に実質的に垂直な面により頭を切られている。
歯科用インプラントの他の実施態様は、一つ以上の異なる角度の先細りを持つことができる。
螺旋ねじ山11が一つ以上の先細り部分を持つという事実のおかげで、歯科用インプラント1と骨組織の間の骨組織内の微小運動が最少化されるので、骨組織内の有利な増大した機械的安定性が移植時に提供される。従って、かかる微小運動に起因する骨吸収が最少化される。特に、歯科用インプラントの一次安定性がこのようにして移植時に改善される。実施態様の実際の実施において、螺旋ねじ山11の第一先細り部分の円錐度、すなわち図3Bに示された直径DとDとの間の差は約0.2mmである。Dは、第一先細り部分と第二先細り部分とが互いに隣接する歯科用インプラントの位置での外径である。
さらに、歯科用インプラント1は、歯科用インプラント1の縦方向において頂端部10に対向して配置された上部12を含む。少なくとも部分的にめねじ付きの中空部13が、上部12に含まれた開口から出現する。少なくとも部分的にねじ付きの中空部13は、外科用器具50、補綴要素60、または業界で既知の同様な要素の一つを解放可能に受けることができる。
図示された実施態様では、上部12は、突出する六角形の力伝達連結接触面を含む。連結接触面は、好適な器具から歯科用インプラントへの回転トルク伝達を可能にするように設けられる。他の実施態様では、力伝達連結接触面は四、五、七、八、九または十個の力伝達表面を持つような別の設計を持つことができ、それらはさらに、星形形状、torx形状等で配置されることができる。示された六角形のような力伝達連結接触面はまた、冠状部14の内側に配置されることができる。
歯科用インプラント1の冠状部14は、軟組織70に並置するために及び連結組織付着のために工夫されている。冠状部14は、上部12から頂端部10に向けて配置され、かつ軟組織70の層厚さより小さくなるように工夫された歯科用インプラント1の縦方向の長さLを持つ。
冠状部14は、ねじ山11の冠状端部から上部12まで延びるカラーとして設けられる。図に見られるように、冠状部14は、螺旋ねじ山11の最大直径より小さい最大外径を持つ。歯科用インプラント1の冠状部14は、例えば歯科用インプラント1の縦軸に対して平行にまたは角度を付けて、真直ぐに形成されるかまたは滑らかに形成されることができる。
冠状部14の典型的な表面粗さは、移植時に有利な連結組織付着を提供する5マイクロメーターの大きさであることができる。
冠状部14は、歯科用インプラント1上の一体化された短いアバットメントとして設けられることができる。
冠状部14は、インプラント上の冠状部14の周りの連結組織形成のための有利なベースを提供する。この連結組織形成は、歯科用インプラントの骨組織内の安定性及び一体化を改善し、例えば以下に述べられるように一時的治癒アバットメント60を変えるのと関連して、歯肉溝73(図5参照)が歯科用インプラントに沿って下に延び続けないように骨吸収を防ぐのに貢献する。
従って、冠状部14は、例えば骨吸収に関連した軟組織に対する危険を最少とするように工夫されている。
軟組織のさらに増大した安定化は、追加的にまたは代替的に歯科用インプラント2,3の他の実施態様に関して以下に述べられるような大きい及び/または小さい凹所または溝を冠状部14に設けることにより達成されることができる。大きい及び/または小さい凹所または溝は、ある実施態様では円周的に延びる環状凹所または溝であることができる。
冠状部14は、軟組織の層厚さより小さい歯科用インプラント1の縦方向の長さを持つ。冠状部14は、軟組織70に並置するためにかつ連結組織付着のために工夫されている。冠状部14は、図示されたように上部から頂端部10に向けて配置される。このようにして、冠状部14は、移植時に、軟組織71の層の内側に埋め込まれて配置され、それは、歯肉内に隠されかつ見ることができないので美的に有利な配置を提供する。
冠状部14の長さは、移植部位の軟組織71の連結組織72の高さに実質的に等しいように選ばれることができる。連結組織72の高さは0.7〜2mmの範囲、典型的には1mmであることができる。
第二冠状部14は、前記軟組織70の層厚さより小さくなるように工夫された歯科用インプラント1の縦方向の長さLを持つ。実際の実施では、冠状部は、歯科用インプラント1の縦軸方向に約0.7〜2mmの範囲、典型的には1mmの長さを持つ。
冠状部14の長さは、連結組織72の成長を促進するように工夫されることができる。
頂端部10の一部は、骨組織80の皮質骨組織74に並置されるように工夫されている。
図6は、ツーピース歯科用インプラントの実施態様の移植のための挿入器具50の側面図である。器具50は、回転力供給ユニットの回転係合のための近位端を持つ。長いシャフト51が遠位端56に向けて遠位部55まで延びる。係合部53は、回転力供給ユニットからの回転運動をインプラントに伝達するための係合素子54を含む。
図7A,7B及び7Cは、ツーピース歯科用インプラント1のフィクスチャーの一実施態様中に挿入された図6の器具の上面図、側面図、及び側面断面図である。
ツーピース歯科用インプラント2のフィクスチャーの別の実施態様が図8に示されている。この歯科用インプラント2のフィクスチャーは、大きい溝を有する冠状部24を持つ。大きい溝は、有利な軟組織一体化を提供する曲がった凹所である。他の実施態様は複数の大きい溝を備えることができる。大きい溝は、0.05〜0.2mmの範囲、典型的には0.1mmの最大深さを持つことができる。大きい溝は、インプラントの縦方向に0.05〜1.8mmの範囲、典型的には0.8mmの長さを持つことができる。大きい溝の設計は、冠状部14の設計に依存することができる。
ツーピース歯科用インプラント3のフィクスチャーのさらなる実施態様が図10に示されている。歯科用インプラント3のフィクスチャーは、冠状部24の有利な軟組織一体化を提供する複数の小さい凹所または溝を有する冠状部24を持つ。小さい溝は、ある実際の実施態様では典型的には0.05mmの大きさの最大深さを持つ。
歯科用インプラント1,2,3のフィクスチャーの実施態様の頂端部10,20,30は、骨組織80の歯槽縁81にまたはその下に配置されるように工夫されている。
歯科用インプラントのフィクスチャーの実施態様のねじ付き中空部13,23,33は、骨組織中のねじ付き挿入のための制御長さを提供する歯科用インプラントの合計長に対してある比の深さを持つ。特に歯科用インプラントが狭いマージンを与える骨組織中に挿入されることになるときに、例えば上記「背景技術」部に記載されたように、骨吸収による移植のために利用できる骨組織がほとんど残らないときに、歯科用インプラントの挿入時に挿入方向を制御するために十分な制御長さが重要である。
これは、フィクスチャーの安定な挿入が挿入時のいかなるぐらつく動きもなしに確保されるので、フィクスチャーの挿入時の移植部位での減少した骨吸収を提供する。挿入器具50は、器具50の遠位部55が十分な長さを持つので十分な方向安定性を備えている。これは、歯科用インプラントの十分な一次安定性を確保する。
図3Bの例に示すように、実施態様による歯科用インプラントのフィクスチャーは、次の部分によって区別されることができる:
:歯科用インプラントの骨組織への並置のための部分の骨の長さ;
:軟組織の長さ、すなわち連結組織付着のための歯科用インプラントの部分の長さ;
:LとLの合計長さ;
:歯科用インプラントの冠状部から延びる頂端部の螺旋ねじ山の第一先細り部分の縦方向長さ;
:歯科用インプラントの頂端から第一先細り部まで延びる頂端部の螺旋ねじ山の第二先細り部分の縦方向長さ;
:冠状部14への移行でのねじ山11の最大外径;
:冠状部14の最大外径;
:長さLを持ち、かつ頂端100から離れて位置されている、先細り頂端部15での、その冠状側端部での、螺旋ねじ山11の最大外径;及び
:頂端部10の截頭頂端100に近い頂端部15の螺旋ねじ山11の最大外径。
歯科用インプラントの本フィクスチャーのある特定の実際の実施態様は次の近似寸法を持つ:
・ 最短合計長さ:3.5〜4mm;
・ 最大合計長さ:5mmから6mm未満まで;
・ 骨の長さ(L):3.5〜5.5mm、典型的には4.5mm;
・ 軟組織部(L):0.7〜2mm、典型的には1mm;
・ 螺旋ねじ山の第一先細り部の長さ(L):2.3〜3.6mm、典型的には骨の長さLの2/3;
・ 螺旋ねじ山の第二先細り部の長さ(L):1.12〜1.84mm、典型的には骨の長さLの1/3;
・ 最大外径(D):3.5〜5mm、典型的には4.5mm;
・ 骨固定面積:約50〜94mm、典型的には64mm
これらの特定の実際の実施態様は、歯科用インプラントにより要求されるような十分な力伝達を提供することを立証した。
歯科用インプラントのフィクスチャーの実施態様のねじ付き中空部13,23,33は、歯科用インプラントの骨長さ(L)に対するその深さの比が1.0を含む0.8または1.2のような約0.8〜1.2の範囲を持ち、歯科用インプラントの合計長さは6mmより小さいか、または約6mmに等しい。
ツーパート歯科用インプラントのフィクスチャーの合計長さに対する最大外径の比は約0.83〜1.14の範囲である。
頂端部10,20,30の縦方向の長さ(L)(すなわち骨長さ)に対する冠状部14,24,34の長さ(L)の比は約0.13〜0.57の範囲であり、ツーパート歯科用インプラントのフィクスチャーの合計長さは6mmより小さい。
歯科用インプラントのフィクスチャーの実施態様の合計長さに対する骨固定面積(π*D*L)の比は約12.5〜15.6mの範囲である。
歯科用インプラントのフィクスチャーの実施態様では、ねじ山11の最大外径Dは冠状部14の最大外径Dより大きい。この特徴のおかげで、皿穴カッターに対する要求が排除される。歯科用インプラントが移植される孔を調製するためには単一の外科用ドリルで十分であり、実施態様により歯科用インプラントを移植するために必要な器具と処理時間の両者が少ないので経済的節約を提供する。吸収された顎骨組織の移植部位で利用できる骨組織は少ないので、価値ある骨物質は、歯科用インプラントの改良されたオッセオインテグレーション及び安定性のために節約され、歯科用インプラントのフィクスチャーの移植における骨吸収の危険が低下される。さらに、有利な設計のおかげで、冠状部の十分な直径Dは、確実かつ信頼性ある設置を容易にする十分な強度及び安定性を持って外科用器具50及び補綴要素60の少なくとも一つを受ける内部中空部のために利用可能である。
実施態様では、直径Dは直径Dより約10〜20%大きく、特に約15%大きい。
歯科用インプラント1,2,3のフィクスチャーは、少なくとも頂端部10,20,30に、骨成長強化剤層及び/または改善されたオッセオインテグレーションのための表面を備えることができる。
まとめると、改善された短いインプラントが提供され、それらは、移植時のインプラントの安定性を少なくとも維持しまたは改良しながら、まだ負荷されていない利用可能な骨長さ、及び移植時に一体化された軟組織を最大に使用するように工夫されている。歯科用インプラントの移植時の骨吸収の危険は実質的に低下されまたは排除される。
従来の歯科用インプラントを固定するために残された骨をほとんど持たないかまたはほんのわずかしか持たない患者に対して歯科用インプラントを提供可能にするために存在するインプラントを単に短く切断することとは対照的に、骨吸収を避けるためのマージンが歯科用インプラントの冠状部に提供される。
一実施態様では、歯科用インプラントのフィクスチャーの複数の実施態様を含むキットが提供される。このキットはまた、挿入器具50及び好適な外科用ドリルを含むことができる。
さらに、骨組織中の歯科用インプラントの安定性を改善する方法が提供される。この方法は、実施態様によるツーピース歯科用インプラントのフィクスチャーを骨組織80中に移植することを含む。この移植は、ねじ付き中空部13,23,33を持つ歯科用インプラント1,2,3の上部12,22,32と解放可能にかみ合う外科用器具50の回転運動による歯科用インプラント1,2,3の螺旋ねじ山11,21,31を含む頂端部10,20,30の骨組織への並置を含む。この回転運動は、歯科用インプラント1,2,3の冠状部14,24,34が骨組織80の上の軟組織70に並置されかつ頂端部10,20,30が骨組織80の頂上81にまたはその下に位置されるまで実施され、それにより冠状部14,24,34は軟組織70の部分72内に埋め込まれる。
この方法はさらに、ねじ付き中空部を持つ歯科用インプラント1,2,3の上部12,22,32のねじ付き中空部13,23,33中に一時治癒アバットメント60を取付けることを含む。
図5は、この状況の概略図であり、骨組織80内に移植されたツーピース歯科用インプラント3のフィクスチャーを示す。
図からわかるように、インプラントは骨組織80内にかなりの部分を移植されている。神経または血管75が、骨組織80内の歯科用インプラント3の頂端の遠位に概略的に示されている。頂端と神経または血管75との間の安全なマージン76が、ツーピース歯科用インプラント3のフィクスチャーが短い長さを持つので有利に提供され、一方歯科用修復物を担持するために骨組織80内の歯科用インプラント3の必要な安定性が提供される。
歯肉裂け目73がアバットメント60の表面と自由歯肉の間の空間として、すなわちアバットメント60を取り囲みかつアバットメント表面に直接付着していない歯肉の部分として示されている。
治癒期間後、一時治癒アバットメント60は除去され、歯科用インプラントの上部の空間内の位置は永久補綴要素を作るために記録される。次いで一時治癒アバットメント60または別の一時アバットメントがねじ付き中空部中に再度取付けられる。補綴要素が作られ、一時アバットメントが再び除去される。次いで作られた最終補綴要素がねじ付き中空部に取付けられ、例えばアバットメントを介して歯科用ブリッジまたは歯冠が取付けられる。
このアバットメントまたは補綴要素の交換は、骨組織内の歯科用インプラントの安定性を変えない。なぜなら連結組織72の層は、包含される機械的応力により影響されないからである。歯肉裂け目73は、歯科用インプラント3に沿って下に延びず、歯科用インプラント3の骨組織80内の安定性は確保され、同様に骨吸収が防止される。
本発明は特定の実施態様に関して上で説明された。しかし、上述以外の実施態様が本発明の範囲内で等しく可能である。本発明の種々の特徴及び工程は、説明されたもの以外の他の組合せで組合されることができる。本発明の範囲は、添付特許請求項によってのみ限定される。

Claims (17)

  1. 骨組織(80)及び軟組織(70)を含む、移植部位での移植のためのツーピース歯科用インプラントのフィクスチャー(1,2,3)であって、このフィクスチャーが、
    前記骨組織(80)に並置するために工夫された骨長さ(L)を持ち、かつ最大外径(D)を持つ螺旋ねじ山(11,21,31)を含む第一頂端部(10,20,30)と、
    前記フィクスチャーの縦方向に前記第一頂端部(10,20,30)に対向して配置された上部(12,22,32)と、
    外科用器具(50)及び補綴要素(60)のうちの少なくとも一つを解放可能に受けるための、前記上部(12,22,23)の開口から前記第一頂端部に向けて延びる、めねじ付き中空部(13,23,33)と、
    前記軟組織(70)に並置するためにかつ連結組織付着のために工夫され、前記上部から前記第一頂端部(10,20,30)に向けて配置されている第二冠状部(14,24,34)と、
    を含み、
    前記第二冠状部(14,24,34)が、前記軟組織(70)の層厚さより小さくなるように工夫された前記フィクスチャー(1,2,3)の縦方向の長さ(L)を持ち、
    前記最大外径(D)に対する前記骨長さ(L)の比が約0.8〜1.2の範囲にあることを特徴とするフィクスチャー。
  2. 前記第二冠状部(14,24,34)の前記長さが前記移植部位の前記軟組織(70)の連結組織(72)の高さに実質的に等しいように工夫されていることを特徴とする請求項1に記載のフィクスチャー。
  3. 前記第二冠状部(14,24,34)が、前記移植部位での前記フィクスチャーの移植時に前記第二冠状部(14,24,34)に並置している連結組織(72)の成長を促進するように工夫されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィクスチャー。
  4. 前記頂端部(10,20,30)の前記骨長さ(L)に対する冠状部(14,24,34)の長さ(L)の比が約0.18〜0.28の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィクスチャー。
  5. 螺旋ねじ山(11,21,31)の前記最大外径(D)が前記冠状部(14,24,34)の最大外径(D)より大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィクスチャー。
  6. 前記最大外径(D)が前記冠状部(14,24,34)の前記最大外径(D)より約10%〜20%大きいことを特徴とする請求項5に記載のフィクスチャー。
  7. 前記第一頂端部(10,20,30)が、前記移植部位の前記骨組織(80)の歯槽堤(81)にまたはその下に配置されるように工夫されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフィクスチャー。
  8. 前記ねじ付き中空部(13,23,33)が、0.96〜1の範囲の前記フィクスチャーの前記骨長さ(L)に対する比の深さを持つことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のフィクスチャー。
  9. 前記フィクスチャーが最大外径と合計長を持ち、さらに前記合計長に対する前記最大外径の比が0.83〜1.14の範囲にあることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のフィクスチャー。
  10. 前記骨長さ(L)に対する前記フィクスチャー(1,2,3)の縦方向の冠状部(14,24,34)の前記長さ(L)の比が約0.13〜0.57の範囲にあり、歯科用インプラントの合計長さが6mm未満であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のフィクスチャー。
  11. 前記フィクスチャーが骨固定表面を持ち、さらに前記フィクスチャーの合計長に対する前記骨固定表面π*D*Lの比が12.5〜15.6mの範囲にあることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のフィクスチャー。
  12. 前記螺旋ねじ山(11,21,31)が、移植時の前記歯科用インプラントの一次安定性を改善するために前記フィクスチャーの截頭頂端(100,200,300)に向けて先細りとなり、さらに前記螺旋ねじ山(11,21,31)が、前記フィクスチャーの前記頂端に向けて先細りの増大する角度を持つ複数の先細り部で先細りとなっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のフィクスチャー。
  13. 前記螺旋ねじ山(11,21,31)が、前記骨長さ(L)の全体に沿って前記フィクスチャーの前記冠状部(14,24,34)から前記截頭頂端(100,200,300)まで連続的に延びていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のフィクスチャー。
  14. 前記第二冠状部(14,24,34)が少なくとも一つの曲がった大きな凹所を含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のフィクスチャー。
  15. 前記第二冠状部(14,24,34)が複数の微小凹所を含むことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のフィクスチャー。
  16. 骨組織内の歯科用インプラントの安定性を改善する方法であって、
    請求項1〜15のいずれかに記載のツーピース歯科用インプラントのフィクスチャーを骨組織(80)及び軟組織(70)を含む前記フィクスチャーのための移植部位に移植することを含み、前記移植が、
    ねじ付き中空部(13,23,33)を持つ前記フィクスチャー(1,2,3)の上部(12,22,32)と解放可能にかみ合う外科用器具(50)の回転運動により前記フィクスチャー(1,2,3)の冠状部(14,24,34)が前記骨組織(80)の上の前記軟組織(70)に並置されかつ頂端部(10,20,30)が前記骨組織(80)の頂上(81)にまたはその下に位置するまで前記頂端部(10,20,30)をその螺旋ねじ山(11,21,31)により前記骨組織(80)に並置することを含み、それにより前記軟組織(70)の連結組織部(72)内に前記冠状部(14,24,34)を埋め込むことを特徴とする方法。
  17. ねじ付き中空部を持つ前記フィクスチャーの前記上部(12,22,32)の前記ねじ付き中空部(13,23,33)中に一時的治癒アバットメント(60)を取付けること、
    前記一時的治癒アバットメント(60)を治癒期間後に除去し、永久補綴要素を作るために前記フィクスチャーの前記上部の空間内の位置を記録し、そして一時的治癒アバットメント(60)を前記ねじ付き中空部中に再度取付けること、
    前記補綴要素を作ること、及び
    前記一時的治癒アバットメントを除去し、かつ前記冠状部(14,24,34)に付着した連結組織を変えることなく前記補綴要素を前記ねじ付き中空部中に取付けること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
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