JP5275460B2 - 医療用インプラントおよび植設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に医療用インプラントおよび当該インプラントの植設方法の分野に関する。特に、本発明は歯科インプラントおよびそれらの植設方法に関する。
種々のタイプの医療用インプラントが、例えば患者の顎に植設するように意図された固定要素として知られている。植設後にこれらの固定要素は、接続界面を介して例えば歯科修復物を支持する。
疾病のような様々な理由のため、患者の特定の骨領域で骨質が劣ることがある。無歯顎または部分的無歯顎患者では、顎骨組織がひどく分解吸収されることがある。したがって、そのような損傷または分解吸収された骨組織領域に従来の医療用インプラントを充分に固定することは、困難または不可能であるかもしれない。例えばマキシラ(Maxilla)すなわち上顎に、マキシラおよびオスザイゴマティクス(os zygomaticus)すなわち頬骨の両方に固定される特殊な細長い固定要素が使用されることがある。従来、固定要素は二重固定技術によってマキシラおよび頬骨に取付け可能である。マキシラと頬骨との間に、固定要素は頭蓋骨の空洞、上顎洞腔を介して延びる。
US5362236およびUS5564926に、そのような細長い固定要素、および該固定要素を植設するための方法が開示されている。固定要素は異なる直径の2つの略筒状部分を有する。固定要素の螺刻根尖端部分は小さい直径を有し、頬骨に設置するように意図される。固定要素の螺刻歯冠部分は大きい直径を有し、マキシラに設置するように意図される。固定要素は、骨組織に2つの整列した穴を穿孔することによって植設される。固定要素の根尖小径部分は、マキシラの大径穴を通過して、頬骨の小径穴に螺入される。根尖小径部分による自己螺入は第2穴で行われるが、大径部分はマキシラの第1大径穴に自己螺入される。したがって、固定要素は適用されたときに、確実に二重固定することができる。
しかし、US5362236およびUS5564926に開示されているような固定要素および方法は両方ともさらに改善することができ、あるいは代替物を設けることができる。代替的固定要素はWO2005/079697に開示されている。該固定要素は、先端に配置された第1固定部分と、固定要素の基部に配置された第2固定部分と、第1および第2固定部分の間の中間部分とを含む。
例えば、上顎洞の内側でかつ内側から作業することは視認性、空間等の制限のため困難である。上顎骨のアクセスホールは時々、上顎洞腔内への視野を得るために、上顎洞腔に向かって開口される。しかし、これは面倒であると共に患者にとって治癒の複雑化をも意味する。
したがって、改善された医療用インプラントおよび/または医療用インプラントを植設するための医学的方法が必要とされている。したがって、改善された医療用インプラントおよび/または医療用インプラントを植設するための方法があれば有利であろう。特に、骨組織における確実な固定、外科的柔軟性の向上、例えば医療手技の視覚的フィードバックの改善による外科的管理の向上、および/または例えば手術時間、患者回復時間、潜在的副作用等の低減による費用効率性を可能にする、医療用インプラントおよび/または医療用インプラントを植設するための医学的方法は有利であろう。
したがって、本発明の実施形態は、添付の特許請求の範囲に記載する医療用インプラントおよび医療用インプラントを植設する方法を提供することによって、上で明らかにしたような先行技術の1つ以上の欠如、不利点、または問題を単独でまたは任意の組み合わせで軽減、緩和、または排除するように努めることが好ましい。
本発明の1態様では、医療用インプラントを提供する。該医療用インプラントは、患者に固定するための細長い医療用インプラントである。該インプラントは骨並置用の根尖骨固定部分と非螺刻歯冠部とを備え、歯冠部は根尖部分の長さを超える長さを有し、根尖部分は、歯冠部の最大外径に等しいかそれより大きい最大外径を有する。
本発明の別の態様では、医療手技で患者に医療用インプラントを植設する方法を提供する。該方法は、患者のマキシラの骨組織の顔面に第1陥凹を形成するステップと、マキシラにおける第1陥凹の位置から離隔して顔面頭蓋骨組織に外部から固定穴を形成するステップと、根尖固定部分を持つ医療用インプラントを固定穴に植設するステップと、医療用インプラントの非螺刻歯冠部を第1陥凹に隣接して配置するステップとを含む。
該医療用インプラントおよび方法は、ブリッジまたは単数歯/複数歯代用物に対するインプラント界面のより有利な配置および位置決めを可能にする。これは次にあまり嵩張らない代用物の使用をもたらす。さらに、インプラントは頬骨から代替経路を描き、それは口腔内であまり大きい空間を占有しない。これは審美的理由からかなり有利であると考えられ、舌のためにより大きい空間をもたらす。該方法に従って頬骨に固定されたときに、歯科修復物に関して本発明のインプラントの有利な位置は、より整列した荷重伝達を可能にし、それは周囲身体部をも楽にする。本発明のさらなる実施形態は従属請求項に記載されており、本発明の第2およびそれ以降の態様の特徴は、必要な修正を加えて第1態様の場合と同様である。
本発明の一部の実施形態は、改善された固定をもたらす歯科修復物のフィクスチャを提供する。
本発明の一部の実施形態はまた、頭蓋骨組織における確実な固定およびマキシラの歯槽堤における接続界面をもたらす、改善された医療用インプラントをも提供する。
本発明の一部の実施形態は、植設を容易にする医療用インプラントを提供する。
本発明の一部の実施形態は、植設の可視性が改善される医療用インプラントの植設方法を提供する。
したがって、一部の実施形態は植設の精度および安全性の向上をもたらす。
一部の実施形態は、外科医が実施するのにより安全であり、かつあまり複雑でない医療用インプラントを植設する医療手技を提供する。一部の実施形態は、外科的柔軟性の向上をもたらす。一部の実施形態は、例えば医療手技の視覚的フィードバックの改善によって、外科的管理の向上をもたらす。一部の実施形態は、例えば手術時間、患者会副時間、潜在的副作用等の低減による費用効率性をもたらす。
本明細書で使用する場合の用語「含む(備える)/含んでいる(備えている)」は、記載した特徴、整数、ステップ、またはコンポーネントの存在を明記するものと解釈されるものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、コンポーネント、またはそれらの群の存在または追加を排除するものではないことを強調しておきたい。
本発明の実施形態が可能なこれらのおよび他の態様、特徴、および利点は、添付の図面を参照する本発明の実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
図1Aは、先行技術の医療用インプラントの斜視図である。図1Bは、先行技術の医療用インプラントの斜視図である。
図2Aは、医療用インプラントの実施形態の斜視図である。図2Bは、図2Aの医療用インプラントの側面図である。図2Cは、図2Aの医療用インプラントの歯冠端部の断面図である。
図3Aは、医療用インプラントの別の実施形態を示す斜視図である。図3Bは、図3Aの医療用インプラントの側面図である。図3Cは、図3Aの医療用インプラントの歯冠端部の断面図である。
図4Aは、洞腔経由の従来の医療用インプラント植設手技を示す略図である。図4Bは、洞腔経由の従来の医療用インプラント植設手技を示す略図である。図4Cは、洞腔経由の従来の医療用インプラント植設手技を示す略図である。
図5Aは、医療用インプラントの植設を示す正面図である。図5Bは、医療用インプラントの植設を示す側面図である。
図6は、一実施形態の医療手技を示すフローチャートである。
本発明の実施態様は添付の図面を参照しながら説明されるであろう。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で実施されることができ、本明細書中に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が充分かつ完全であり、当業者に本発明の範囲を充分に伝達できるように提供される。添付の図面において例示される実施形態の詳細な説明において使用される用語は、本発明を制限することを意図していない。図面において、類似の数字は類似の要素を示す。
以下の説明は、頬骨のような頭蓋骨に固定するための歯科インプラントに適用可能な本発明の実施形態に焦点を合わせる。そのような固定歯科インプラントはフィクスチャとも呼ばれる。しかし、本発明がこの用途に限定されないことは理解されるであろう。
図1Aおよび図1Bに示す医療用インプラント100、101は、2つの長手方向に隣接する筒状セグメントを備える。図1Aは、本願の出願と同一所有者のUS5362236およびUS5564926の図1に相当し、あらゆる目的のためにそれらの内容全体を参照によって本書に援用する。該インプラントは基本的に、相互に隣接しかつ一直線に並んだ2つの筒状セグメントから構成され、第1の歯冠セグメント1は第2の根尖セグメント2より大きい直径を有する。
インプラントの歯冠端から延びて筒状歯冠セグメント1に接続される取付け部分を除いて、インプラントの外側は螺刻される。外ねじは、筒状歯冠セグメント1の第1ねじ4および筒状根尖セグメント2の第2ねじ5を含む。ピッチはどちらのねじ4、5も同じであり、筒状セグメント間の境界域で併合される。第1ねじ4の内径は第2ねじ5の外径より大きい。ねじ4、5はセルフタッピングしている。
対称的中心穴17は根尖端6から延び、根尖セグメント2の長さの約2分の1に相当する延長を有する。セグメント2にその長手方向に対称に配設された2つの貫通スリット7、8は、根尖端6付近に中心軸に対して垂直な面から延びる。スリット7、8は、アブレーションによって除去される骨物質の輸送のために、根尖セグメント2の外側とその中に配設された対称中心穴17との間の連通を確立する。根尖セグメント2の外側は、根尖端6に向かって斜切される(べべリング16)。
取付け部3は、筒状歯冠セグメント1の外径に相応する直径を持つ筒状チャンバ内に包含される。取付けセグメント3は、円筒軸線に対して45度の角度で平面により二等分された円筒体の形状を有するベース部9を含む。ベース部9の円形基底は、それと併合する筒状歯冠セグメント1の歯冠端に接続される。筒状歯冠セグメント1に最も近い位置に、ベース部9は環状フランジ14を有し、そこから歯冠端の方向に環状溝15が続く。ベース部9の端面10は二等分面によって画定され、滑らかに角取りされたその歯冠域はベース部9の円筒マントルと接合し、ビーディングはベース部の根尖部分に向かって漸減する。べべリングのため、端面10のプロファイルは略円形である。端面10はその中心に、インプラント100の長手軸Aに対し45度の角度に延びる穴12を有する。穴12では、ベース部9は、ベース部9から遠ざかる方向にテーパされた円錐台11の形成の下に延長される。円錐台11のマントル表面13および環状端面10は、ねじ手段によってベース部に取り付けることのできる歯科補綴物またはブリッジ(図示せず)のアバットメントを密封するように設計される。
図1Bに示すインプラント101は、接続界面が円錐台形部11の代わりに六角形ユニット111を含む点が、図1Aのインプラント100と異なる。
図2Aおよび2Bは、細長い医療用インプラント20の実施形態を示す。細長い医療用インプラント20は、患者の骨組織に固定するように考案されている。
インプラント20は、骨並置のための螺条付き根尖骨固定部200を含む。テーパ付き頂部201が根尖部分200に設けられる。頂部はインプラント20の根尖端に向かってテーパされる。インプラント20のテーパ付き頂部201は、25度から75度の範囲のテーパ角度でテーパされる。テーパ付き頂部のおかげで、植設後に穴の入口が容易に見つけられる。インプラント20は穴内でホーミングし、セルフセンタリングする。穴が部分的に隠れているか、あるいはよく見えない場合に、これは特に有利である。こうして、テーパ付き頂部201はインプラント20の根尖端の穴内への挿置を容易にする。
根尖部分200は、テーパ付き頂部201を除き、筒状とすることができる。根尖部分200はまた、植設後のインプラントの一次安定性を改善するために、頂部201に向かってわずかにテーパすることもできる。
テーパ付き頂部201により、根尖端の直径は根尖部分の最大外径(D1)の半分に満たない。
代替的に、根尖部分200は、テーパ部分201の方向にテーパリングして、円錐状または少なくとも部分的に円錐状とするすることができる。テーパ部分201は一部の実施形態では、根尖端にベベルを含むことができる。
螺刻された根尖骨固定部201の螺条は、骨組織に植設した後、回転運動および直線運動の間の切替えに使用される。これは、インプラント20を回転することによって、インプラント20が穴内にその長手方向に螺入されることを意味する。螺条の山と谷の構造は、骨組織内のインプラント20の一次安定性をもたらす。
他の実施形態では、インプラントは代替的に、または追加的に、螺条以外の他の骨固定構造を含むかもしれない。根尖部分は他の骨係合界面を備えるかもしれない。根尖部分は例えば、骨内の摩擦係合による固定をもたらすように工夫することができる。根尖部分の骨組織への固定は、プラグまたはペグのように、並置された骨組織に向かって圧力をもたらす構造によって達成されるかもしれない。そのような構造は、環状リブであるかもしれない。植設時間と一次安定性との間のみならず、インプラントの長期骨結合との間のトレードオフも行われるかもしれない。
インプラント20はさらに非螺刻歯冠部210を含む。非螺刻とは、歯冠部210に沿って螺条が存在しないことを意味する。この文脈において非螺刻の代替的用語は無螺刻、すなわち歯冠部210に設けられた螺条の山と谷の構造が存在しないことである。歯冠部210はマクロレベルでは実質的に平滑である。歯冠部210のマクロ粗さ(下で説明)は、固定部分のそれより実質的に低い。
これは、包埋されている筋肉、血管、または神経を含め、歯肉のような並置された軟組織を刺激または損傷しないように構成されたインプラント20の部分をもたらす。しかし、無螺刻歯冠部の表面には、下で明らかにする通り、ミクロレベルの表面粗さが設けられるかもしれない。
他の実施形態では、非螺刻という用語は、歯冠部210の実質的に平滑な延長に骨固定構造が無いことを含む。歯冠部210には、並置された軟組織に影響を及ぼすかもしれない突起が無い。
US5362236およびUS5564926に開示されているような従来の固定要素は、適用されたときに組織と並置される螺刻部を含むかもしれない。しかし、固定要素の螺刻部は、例えば上顎洞腔の組織を刺激または損傷するかもしれない。また、上顎洞の組織が固定要素の根尖部の螺条に捕捉されるかもしれず、それは頬骨における骨結合および二次安定性の低下につながり、最終的に固定されたインプラントの緩みを生じるかもしれない。
本発明の実施形態は、軟組織並置の改善をもたらす。非螺刻部分210のおかげで、歯科インプラントの非螺刻部分で軟組織がインプラントに並置されたときに、軟組織の正常な生理学的機能がもたらされる。軟組織の刺激または損傷、粘膜のカタルまたは刺激のような状態が効果的に防止される。この防止に予防治療が含まれる。
歯冠部210は表面にミクロ粗さを有するかもしれず、その場合、歯冠部210は組織に優しい部分を備えるように適応される。
以下では簡潔を期すために「表面」ともいうインプラント20の外面は、医療用インプラントを周囲の骨組織に機械的に固定するために、固定部分200に例えば1つまたは幾つかの螺条の形のマクロ粗さを持つトポグラフィを有することができる。トポグラフィは中でも特に、対象物、ここでは医療用インプラントの領域の表面の特徴のスタディまたは詳細な記述として画定される。医療用インプラントは外面を有し、その形状寸法はマクロスケールおよびミクロスケールの両方で画定されたトポグラフィに追従する。
マクロ粗さは医療用インプラントの外側形状寸法を画定する。図2Aおよび3Aで、マクロ粗さは医療用インプラント20または30の螺刻部の形で示される。加えて、螺刻された外面40のマクロ粗さはそれ自体、例えば表面の多孔率として定義される表面粗さを有することがあるが、これを以下ではミクロ粗さという。表面のマクロ粗さは、例えば医療用インプラントの場合、ミリメートル範囲に存するが、マクロ粗さはさらに、螺刻部または無螺刻部のサブミリメートル範囲の溝のような、より微細な構造に小分割することができる。
さらに、医療用インプラントの外面は、ミクロン範囲のミクロ粗さを有するかもしれない。ミクロ粗さは、この文脈で医療用インプラントの実施形態の表面のトポグラフィを画定する。対照的に、上述したマクロ粗さは、医療用インプラントの外側輪郭によって画定される。
例えばインプラント20がセラミックインプラントである場合、外面トポグラフィは機械加工し、かつその処理外面無しで緻密に焼結することができる。すなわち焼結後に、セラミックの医療用インプラントは非常に微細なミクロ粗さを有する。歯冠部210は、そのような表面を有することが有利であるかもしれない。しかし、そのような平滑な外面は、医療用インプラントの骨結合に関しては不都合な特性を有する。したがって、固定部分は、未処理の焼結外面と比較して増大したミクロ粗さを有する肌理の粗いまたは起伏のある外面を設けることができ、それはその骨結合を改善する。そのような肌理の粗いまたは起伏のある外面は、例えばミクロン範囲のRa値(下述する)の外面粗さを有する多孔性粗面層の形で設けることができる。本願と同一出願人の例えばWO2005/027771は、セラミック層がその上に配設された緻密に焼結されたセラミックの医療用インプラントを開示しており、その内容全体を参照によって本書に援用する。歯科インプラントのセラミック層およびしたがって外面には、下にある緻密に焼結されたセラミック材より大きい多孔率を有し、あるいはより多くの細孔を有する表面が設けられる。このようにして、機械的強度の要件を満たすセラミックの医療用インプラントが提供され、骨結合のかなりの改善が達成される。同時に、歯冠部210の微細なミクロ粗さを有する部分で有利な特性が達成される。代替的に、セラミックの医療用インプラントの外側のミクロ粗さは、焼結外面を改質することによって、例えばUS‐A1‐2005/0106534に開示されているように、例えば化学的または機械的研磨方法によって、そのセラミック基板上に設けることができる。
医療用インプラント20は、酸化チタンのような他の生体適合性材料から製造することができる。この場合、インプラントは所望の表面粗さを備えることができる。本願と同一出願人のWO0174412またはWO03003936に開示されるように、例えばTiUnite(登録商標)表面を設けることができ、あらゆる目的のためにそれらの内容全体を参照によって本書に援用する。TiUnite(登録商標)表面は比較的高い表面粗さおよび多孔率を有する。
そのような適切な表面粗さを有する医療用インプラントは、マクロ粗さ、すなわちインプラントの例えば螺条のマクロ構造によって、植設直後に骨組織における一次安定性を達成する。医療用インプラントは次いで約3ないし4ヶ月の治癒時間内に周囲の骨組織と骨結合するので、二次安定性が達成される。すなわち、骨組織内に螺入された医療用インプラントの螺刻固定部200と骨組織との間の永久結合がもたらされる。しかし、植設から特定の時間中に、骨組織における医療用インプラントの総合安定性は、初期安定性より低い特定の安定性まで低下する。すなわち医療用インプラントの安定性は、植設後に安定性の下落を示す。次いで骨成長が加速し、骨結合が達成される。骨組織がその内部に確実に成長していく粗面の細孔は、二次安定性をもたらす。加えて、粘膜もまた、微細なマクロ粗さではなく粗いミクロ粗さを有する表面に有利に並置することができる。
表面粗さの尺度は、Ra値(平均粗さ)、Rt値(最大粗さ)、Sa値等のようなパラメータである。中間または平均粗さ(Ra)は、関心表面全体にわたる多数の測定値の絶対距離値の平均と定義される。Saは3Dまたは面積をベースとする同等の振幅パラメータである。
粗さ測定は、例えば国際標準で決定された手順に従って実行することができる。しかし、そのような国際ISO標準に準拠する測定は、歯科インプラントに実現することが、例えばその小さい表面のため、難しいことが分かるかもしれない。
先行技術の歯科アバットメントおよび歯科インプラントの表面粗さを定義しかつ測定する試みが成されている(例えば内容全体を参照によって本書に援用するWennerberg、Annらの「Design and Surface Characteristics of 13 Commercially Available Oral Implant Systems」、JOMI、Vol.8、No.6、622〜633頁(1993)を参照されたい)。Wennerberg論文は、2つの表面粗さパラメータ、すなわち(i)Rt=表面のプロファイルの山対谷間高低差の最大値(623頁参照)、および(ii)Ra=山対谷間高低距離の平均値、を定義している。
Wennerbergの定義を使用すると、インプラントの平滑な機械加工および/または研磨された表面は、約10ミクロン未満のRtおよび約0.6ミクロン未満のRaを有する。
歯冠部210は、根尖部分200の長さLを超える長さLを有する。根尖部分200は、歯冠部210の最大外径Dより大きい最大外径Dを有する。特定の実施形態では、DはDと等しい。
根尖骨固定部分200は、下で例証するように、患者の頬骨に並置するように工夫されている。
歯冠部210は少なくとも部分的に、マキシラの外側の頬の歯肉および筋肉組織を含む軟組織に並置するように工夫されている。一実施形態では、歯冠部210はその全長に沿って筒状である。
歯冠部210は、骨組織に部分的に並置しかつ非骨組織に部分的に並置するように工夫することができる。例えば植設後にマキシラの方向に向けられる歯冠部の放射状部分は、マキシラに並置させることができる。インプラント20はマキシラの外側に配置されるので、マキシラから離れて軟組織の方向に向けられる歯冠部210の外側放射状部分は、この軟組織と並置するように工夫することができる。
実施形態では、歯冠部210は、根尖部分200の螺条の最大外径Dの部分の内径より小さい直径Dを有する。
はDより小さいので、複数のインプラントは、それらの歯冠端を相互に近接して配置することができる。したがって、複数のインプラントがこのために使える狭い空間に収まるので、歯科修復物の安定性が改善される。
実施形態では、歯冠部は回転非対称とすることができる(図示せず)。これは、インプラントを位置決めするときに、解剖学的柔軟性の改善をもたらす。
実用的な実施形態では、図2A〜2Cおよび図3A〜3Cに示す通り、歯科インプラントは、次のようなおおよその範囲および/または値の長さおよび直径を有することができる:
全長(L+L):30mm〜55mm
典型的には15mm
:15〜40mm
比(L/(L+L)):約0.25〜0.50
比(L/L):約0.35〜1.0
:典型的には根尖部分200の螺条または他の溝の谷の直径より小さい
比(D/D):0.5〜0.95
実施形態では、根尖部分の長さ(L1)と歯冠部の長さ(L2)の比は0.2〜0.5の範囲内である。
インプラントの全長は、根尖部分の長さと歯冠部の長さを足したものである。さらなる除外部分、例えば歯冠部から突出する部分は全長に含まれない。さらなる突出部分は、例えばインプラントの歯冠端から延びる取付け部分であるかもしれない。
従来、US5362236およびUS5564926に開示されているような固定要素は、筒状セグメントの共通軸線に対して傾斜している軸線を中心に形成された雌ねじを有する穴を有する。補綴物の雄ねじは雌ねじと螺合して、そのような補綴物を固定要素に固定させる。しかし、傾斜角のため、取付け工程は煩雑になるかもしれない。
伝統的に、従来の頬骨インプラントは、図4A、4B、または4Cに示すように、歯槽堤から口蓋方向にすなわち口腔の内側に向かって距離を置いて配置される歯冠端を有する。したがって、頬骨インプラントの歯冠端からマキシラの本来の歯槽堤の位置までの距離を架橋しなければならないので、歯科修復物を解剖学的に正しい位置に設けることが難しいかもしれない。
しかし、本発明の実施形態に従って、これらの問題は解決される。医療用インプラントの接続界面は、マキシラの歯槽堤にまたはそれに近接して設けることができる。
さらに詳しくは、インプラント20はさらに、アバットメントおよび/または義歯またはブリッジのような歯科修復物の取付けのための接続界面220を備える。
接続界面220は、インプラント20の歯冠端に、医療用インプラントの実質的に長手方向に配設された雌螺条を備えることができる。
図1Aおよび1Bに示すような従来のインプラントは、インプラント100の長手軸に対して例えば45度の角度に延びる穴12を有する。穴12は、歯科修復物を担持するアバットメントを受容するための接続界面の向きを画定する。角度配向のため、穴12の向きは植設後のインプラントの回転位置に依存する。したがって、インプラントが理想的な咬合面に向かって定められた位置に螺入されるように、注意を払わなければならない。
図2Cに示すように、実施形態の接続界面220の螺刻内穴221は、インプラント20の長手軸に実質的に沿うように向き付けられる。したがってアバットメント接続界面は、医療用インプラント20の長手方向に対して略直角に配設される。したがって植設後のインプラントの回転方向に関係なく、アバットメントの取付けが容易になり、有利である。アバットメントは、例えばブリッジ、義歯、または同様の歯科修復物を取り付けるためにインプラント20の長手軸に対して傾斜した第2接続界面を有することがある。
インプラント20は単一の一体品として製造することができる。インプラント20は代替的に、少なくとも2つの相互接続可能な部品に分割することができる。例えば根尖部分と歯冠部分との間に接続界面を設けることができる。
次に、インプラント20、30の適用について、手術方法に関連して説明する。
図4A、4B、および4Cは、洞腔を介して二重固定によって医療用インプラントを植設するための従来の医療手技を示す略図である。図1Aおよび図1Bに関連して上述したような固定要素は、異なる直径の2つの部分を有する。固定要素1′の螺刻根尖端部分2′はそのうちの小さい方の直径を有し、頬骨Zの内側に配置するように意図される。固定要素1′の螺刻歯冠部4′はそのうちの大きい方の直径を有し、マキシラMの口蓋領域に配置するように意図される。固定要素1′は、骨組織に2つの整列した穴を穿孔することによって植設される。歯冠部を固定するのに適した直径を有する第1穴がマキシラMに穿孔される。穿孔は頭蓋の上顎洞腔17に続行される。その後、固定要素の根尖部分を固定するための適切な直径を有する第2穴5′が、上顎洞17の内側から頬骨Zに穿孔される。固定要素の根尖小径部分がマキシラMの穴に挿通され、頬骨Zの穴に螺入される。根尖小径部分による自己螺入は第2穴で行われる一方、大径部分はマキシラの第1穴に自己螺入される。こうして固定要素は二重固定される。図4Bには、複数のインプラント101および400、401、402、403に固定された歯科ブリッジ410が示されている。
しかし、この従来の方法は上述の通り、多少の欠点を有する。この従来の方法とは対照的に、改善された方法を提供する。該方法の実施形態では、第1陥凹がマキシラの外側骨面に形成され、それはマキシラの顔面側、すなわち口腔の外側に向けられる。マキシラから骨組織を外科的に除去することにより第1陥凹が作成される。第1陥凹は、マキシラの外側からその歯槽頂に向かって固定要素の歯冠部を通過させるように作られる。第1陥凹は通常、上顎洞腔内まで延びず、第1陥凹の下にある残存量の骨組織は維持される。第1陥凹は普通、頭蓋の第1陥凹と同じ側に位置する頬骨の骨組織の外側に向けられた長手方向の延長を有する。その長手方向の延長に沿って、第1陥凹は、頬骨に固定穴を形成するときの器具用の案内路として設けることができる。頬骨に穴を穿設するときに、例えばドリルを第1陥凹によって固定穴の入口部位に向かって案内することができる。こうして、マキシラの外面の第1陥凹の長手方向延長は、頬骨の固定穴の長手方向延長と整列される。本発明に係る穿孔作業などによる固定穴の形成は、外科的作業領域の良好な可視性の下で行うことができる。その後、固定穴に医療用インプラントの植設が行われる。医療用インプラントは、このように適用されるときに、固定穴内の根尖端から第1陥凹における歯冠部まで、マキシラの歯槽頂に向かって延びる。
医療用インプラントを患者に植設するこの方法のさらなる実施形態について、今から説明する。特定の実施形態について、図5A、5B、および図6を参照しながら以下でさらに解明する。図5Aは、マキシラ外に植設された医療用インプラント20を示す正面図である。図5Bは、同じ状況を示す側面図である。加えて、本発明のマキシラ外方法と従来の上顎洞腔横断方法との間の違いを例証するために、純粋に例証を目的として、従来のインプラント101を示す。例証を目的として、従来のインプラントは、本発明のインプラントと略同一の口内位置にブリッジまたは類似物と相互接続するために取り付けられたものとして開示される。この例証は、そのような仮説的事例における根尖部分が全く異なる位置に来ることを明らかにする。インプラントをどこにどのように固定することができるかは、支持骨の骨質が決め手になるので、それぞれのインプラントの歯冠端部分の異なる結果位置を示すことがおそらくより正確であっただろう。しかしこの状況は示されておらず、想像する必要がある。従来型のインプラントであってしたがって従来の方法によって適用されるインプラントは、本書で請求する技術にシフトすることによって必要になる空間より大きい空間を口蓋腔によって占有される危険性があることは、後になって考えると、理解し難いとは考えられない。
本発明の医療手技で、医療用インプラントが患者に植設される。医療手技は、患者のマキシラの骨組織の顔面に第1陥凹を形成するステップと、マキシラの顔面における第1陥凹の位置から距離を置いて顔面頭蓋骨組織に外側から固定穴を形成するステップと、医療用インプラントの根尖固定部分を固定穴に置き、医療用インプラントの非螺刻歯冠部を第1陥凹に隣接して配置して、医療用インプラントを植設するステップとを含む。
頭蓋は通常、多数の頭蓋骨から構成される。例えば成人の人間の頭蓋は22個の骨を含む。マンディブル(mandible)すなわち下顎を除いて、頭蓋骨は全て縫合線、骨化によって形成される半剛性結合によって一体に接合され、それによってシャーピー線維の存在が頭蓋骨間のわずかな柔軟性を可能にする。
方法の実施形態では、顔面頭蓋骨組織は頬骨の頬骨突起に含まれる。頬骨突起は、頭蓋の残りの部分からの突起部である。その大部分は頬骨に属するが、それに寄与する他の骨、すなわち前頭骨、マキシラ、および側頭骨も存在する。
固定穴を形成するときに、マキシラまたは頬骨の孔を通過する例えば神経または血管のような敏感な解剖学的構造を損傷しないように、注意を払わなければならない。
該方法は、固定穴における固定が行われた後、医療用インプラントの歯冠部を歯肉組織の下に包埋するステップを含むかもしれない。該方法は、医療用インプラントの歯冠部を歯肉組織と第1陥凹との間に包埋するステップを含むかもしれない。歯肉組織の弁はこの目的のために元の位置に戻し、治癒のために縫合することができる。
該方法は、長手方向に延びる第1陥凹を形成するステップを含むかもしれず、固定穴の形成は、第1陥凹の長手方向延長に実質的に沿って固定穴を形成することを含む。一実施形態では、固定穴の形成は、孔径、穴長、および穴の長手方向の向きを持つ筒状穴を穿孔することによって行われる。
穴径は、根尖端部分の直径と根尖(螺刻)部分自体の直径との間の寸法にすることが好ましい。テーパ付き根尖部分の螺条は当初、骨の固定穴内に容易に導入することができる。次いで、インプラントをさらに導入するときに、穴の直径に対して根尖部分の直径がより大きいため、好適な方法に従って固定安定性が確保される。テーパ部分から始まる螺条は、穴内へのインプラントの導入中に、インプラントが穴の奥にさらにタッピングされることを確実にする。テーパ角は図面において符号αで定義され、25度から70度の間である。
第1陥凹の形成は、一実施形態では、マキシラの顔面における長手方向延長、最大深さ、および最大幅を有するくぼみの形成とすることができる。最大幅は穴径に等しいかそれ以下である。頭蓋骨は一実施形態では、患者の頭蓋の顔面側のくぼみ位置のマキシラであり、筒状穴の穿孔はマキシラの頬骨突起における筒状穴の穿孔であり、穴の穿孔はくぼみの長手方向延長に実質的に沿って行われる。
固定は、医療用インプラントの根尖部がその歯冠部より大きい直径を有することにより、達成することができる。こうして、大きい固定穴に確実な固定がもたらされる。同時に、より細い歯冠部は幾つかの利点をもたらす。第1陥凹を大きくする必要が無く、すなわち削られる骨組織の量が限定される。これは患者にも優しく、かつマキシラの充分な残存骨組織が残るので、機械的強度が脅かされない。加えて、歯冠部の占める容積が減少するので、周囲組織の潜在的刺激が最小化される。さらに、インプラント利用可能な狭い空間に複数のそのような医療用インプラントを植設することが容易になる。歯科インプラントの機械的安定性およびそれに取り付けられる歯科修復物の制度が維持される。
一実施形態では、頭蓋骨は患者の頭蓋の顔面側のくぼみ位置の頬骨であり、筒状穴の穿孔は頬骨における筒状穴の穿孔であり、穴の穿孔はくぼみの長手方向延長に実質的に沿って行われる。第1陥凹は、頬骨に穴を穿孔するときにドリルのための案内路として使用することができ、それによってマキシラの外面の第1陥凹は頬骨の穴と整列する。
該方法はさらに、固定穴を形成する基部のための案内路として第1陥凹を使用することを含み、それによって固定穴の第1陥凹との整列が達成される。固定穴は第1陥凹からの視線に沿って形成することができる。固定穴の形成は完全な可視性の下で行うことができ、したがって医療手技の外科的作業領域の神経または血管のような敏感な解剖学的構造の損傷を防止する。
マキシラの顔面骨組織は、マキシラの外側に歯槽堤に隣接して位置するかもしれない。
根尖固定部分を持つ医療用インプラントの植設は、根尖固定部分を固定穴内で骨並置状態にすることを含むことができる。医療用インプラントの歯冠端部分は、第1陥凹で骨組織に並置させることができる。こうして、植設されたときに第1陥凹は医療用インプラントを支持することができる。
図5Aおよび5Bに示す比較から分かるように、従来のインプラントと比較して、レバーアームを最小化することができ、医療用インプラントに対する曲げモーメントを最小化することができる。曲げモーメントの最小化は、インプラントで支持される歯科修復物の長期安定性にとって有利である。本発明に係る整列されたインプラントは、整列したアバットメントの使用さえも可能にする。
該方法は、固定穴を形成する前に、頭蓋骨における骨入口部位の位置に印を付けるステップを含むことができる。
該方法は、医療用インプラントの非螺刻部分を粘膜の下に配置することを含み、粘膜のカタルまたは刺激のような状態を予防的に治療または防止することができる。
第1陥凹を形成する前に、患者のマキシラの残存歯を抜歯することができる。
該方法は、マキシラの歯槽頂でマキシラの歯肉を切開するステップを含むことができる。
該方法は、マキシラ歯槽頂の内側および外側に歯肉弁を形成するステップと、外側歯肉弁を患者のマキシラの歯槽頂からマキシラに隣接する頬骨まで拡張するステップとを含むことができる。
内側歯肉弁は、良好な可視性の外科的作業領域を形成するために、一時的に縫合することができる。
骨土台を形成するために軟骨組織を除去することによって、略平面状の骨面をマキシラの歯槽頂に形成することができる。それによって歯科修復物を固定するための良好な基礎がもたらされる。
植設後の歯肉の縫合により、医療手技は終了する。
医療手技に適用される医療用インプラントは、上述した実施形態に係る医療用インプラントとすることができる。
特定の実施形態では、医療用インプラントを患者に植設する方法は、以下のステップを含み、これらのステップの幾つかは、他の実施形態では別の順序で行うかあるいは省略することができる。
610:患者のマキシラの残存歯を抜歯する。
620:マキシラの歯肉を切開する。
630:マキシラの歯槽頂の内側および外側に歯肉弁を形成する。
640:外側歯肉弁を患者のマキシラからマキシラに隣接するオスザイゴマティクスまで拡張する。
650:視線を形成するために内側歯肉弁を一時的に縫合する。
660:依然として存在する歯断片をマキシラから除去する。
670:骨土台を形成するために軟骨組織を除去することによって、歯槽頂に略平面状の骨面を形成する
680:オスザイゴマティクスにドリル穴入口の位置の印を付ける
690:マキシラ外側にオスザイゴマティクスのドリル穴入口の位置と整列した陥凹を形成する。陥凹はマキシラの外側骨面に形成され、それはマキシラの顔面側に向けられる。陥凹は頬骨の方向に向けられた長手方向延長を有するように作られる。
700:オスザイゴマティクスのドリル穴入口の位置からオスザイゴマティクスに陥凹と整列する穴を穿孔する。陥凹は、頬骨に穴を穿孔するときにドリルのための案内路として使用することができ、それによってマキシラの外面の陥凹は頬骨の穴と整列する。穿孔作業は完全な可視性の下で実行され、したがって医療手技の外科的作業領域の神経または血管のような敏感な解剖学的構造の損傷が回避される。
710:根尖部をドリル穴内で骨並置し、医療用インプラントの歯冠部を陥凹に配置して、医療用インプラントを植設する。医療用インプラントの非螺刻部分は粘膜の下に配置され、したがって粘膜のカタルまたは刺激が回避される。粘膜は医療用インプラントの非螺刻部分の粗面を少なくとも部分的に包埋することができる。
720:アバットメントまたは歯科修復物の固定のために医療用インプラントの歯冠端が歯肉から延出したまま、歯肉を縫合することによって医療手技は収量する。
医療用インプラントは、例えば図2および3に関連して上述したタイプとすることができる。
歯科修復物を形成する方法において、上述した医療用インプラントを患者に植設する方法が適用される。インプラントの歯冠端におけるインプラントの接続界面の空間位置を考慮して、ブリッジのような歯科修復物が作製される。複数の医療用インプラントを患者に設けることができる。その後、歯科修復物が、マキシラの歯槽頂に位置する歯冠側で少なくとも1つの医療用インプラントの接続界面に固定される。
上述した方法のさらなる利点は、患者が臨床的に症状の無い洞を持つ必要が無いことである。術前検査が容易になる。広範囲の患者を治療することができる。
本発明を特定の実施形態に関連して上述した。しかし、上記以外の実施形態も本発明の精神および範囲内で同等に可能である。ハードウェアまたはソフトウェアによって当該方法を実行する、上記とは異なる方法ステップ、異なる順序の方法ステップなどを、本発明の精神および範囲内で提供することができる。さらに、本発明の異なる特徴およびステップを、上で記載したものとは異なる組合せで組み合わせることができる。本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (13)

  1. 患者に固定するための細長い頬骨インプラント(20、30)であって、前記インプラントは、前記患者の頬骨に並置するように構成される根尖骨固定部分(200、300)と非螺刻歯冠部(210、310)とを備え、前記歯冠部(210、310)は、前記根尖骨固定部分(200、300)の長さ(L)に等しいかまたはそれを超える長さ(L)を有し、前記根尖骨固定部分(200、300)は、前記歯冠部(210、310)の最大外径(D)に等しいかまたはそれより大きい最大外径(D)を有し、根尖骨固定部分(200、300)と非螺刻歯冠部(210、310)の全長が30mm〜55mmである頬骨インプラント。
  2. 前記歯冠部の前記長さ(L2)に対する前記根尖骨固定部分の長さ(L1)の比が0.2から0.5の範囲にある、請求項1に記載の頬骨インプラント。
  3. 前記歯冠部の前記最大外径(D)に対する前記最大外径(D)の比(D/D)が0.5から0.95の範囲にある、請求項1ないし2のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  4. 前記歯冠部の前記最大外径(D)が前記根尖骨固定部分(200、300)の螺条または他の溝の谷の直径より小さい、請求項1ないし3のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  5. 前記根尖骨固定部分がテーパ付き頂部を含み、前記頂部が前記インプラントの根尖端に向かってテーパされ、根尖端の直径が前記根尖骨固定部分の前記最大外径(D)の半分未満である、請求項1ないし4のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  6. 前記テーパ付き頂部が25度から75度の範囲のテーパ角(α)でテーパされる、請求項5に記載の頬骨インプラント。
  7. 前記歯冠部が回転非対称である、請求項1ないし6のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  8. 前記歯冠部が前記医療用インプラントの歯冠端に向かってテーパされる、請求項1ないし7のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  9. 前記インプラントの歯冠端における接続界面の陥凹が実質的に前記医療用インプラントの長手方向に向き付けられる、請求項1ないし8のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  10. 前記医療用インプラントが一体構成の単一部品から作られる、請求項1ないし9のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  11. 前記根尖骨固定部分が前記骨固定のための螺条を含む、請求項1ないし10のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  12. 前記歯冠部が歯肉に並置するように構成される、請求項1ないし11のいずれかに記載の頬骨インプラント。
  13. 前記歯冠部が、前記医療用インプラントの長手軸に沿って、骨組織に対し部分的に半径方向に並置し、かつ非骨組織に対し部分的に半径方向に並置するように構成される、請求項1ないし12のいずれかに記載の頬骨インプラント。
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