JP5441710B2 - スピーカ、映像機器、および携帯型情報処理装置 - Google Patents

スピーカ、映像機器、および携帯型情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、スピーカ、当該スピーカを備えた映像機器、および当該スピーカを備えた携帯型情報処理装置に関し、より特定的には、広帯域再生可能な小型のスピーカ、当該スピーカを備えた映像機器、および当該スピーカを備えた携帯型情報処理装置に関する。
近年、携帯型情報処理装置のうち特に携帯電話機においては、セットの小型化や薄型化が進み、その一方で、カメラ搭載や着信メロディー音のステレオ再生等の多機能化や液晶画面の大型化も進んでいる。このため、携帯電話機のセット内部においてスピーカの配置場所を確保することが困難な状況になってきており、携帯電話機の受話音を再生するスピーカであるレシーバや、着信音や音楽信号を再生するマイクロスピーカについて、小型化が求められている。
また、携帯電話機以外の、PDP(Plasma Display Panel)パネルや液晶パネル等をもつ薄型テレビ等の映像機器においても、さらなる薄型化や、デザイン的な要望として画面を大きく見せるために、PDPパネルや液晶パネルを取り囲む外枠を可能な限り狭めて狭額縁化することが望まれている。このため、薄型テレビに搭載されるスピーカについても、小型で横幅の狭いスリムな形状にすることが求められている。
さらに、例えば携帯電話機のレシーバにおいては、携帯電話機の方式が第3世代から第4世代へと進歩するに伴い、低音域を拡大して再生帯域を広帯域化することも求められている。
以上のように、携帯電話機や薄型テレビのスピーカには、小型化と再生帯域の広帯域化が求められている。
しかしながら、従来のスピーカ構造では、小型化すると、振動板を振動可能に支持する支持体(エッジやダンパー等)の幅が狭くなり、その分、支持体のスティフネスが大きくなる。このため、スピーカの最低共振周波数が高くなり、低音域が拡大せず、再生帯域を広帯域化することが困難になる。このように、従来のスピーカ構造では、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現させることは困難であった。
この課題の解決を図る従来技術の1つとして、特許文献1に開示されるスピーカが提案されている。図15は、特許文献1に開示された従来のスピーカの構造断面図である。図15において、スピーカは、ヨーク1、マグネット2、プレート3、ボイスコイル4、振動板5、蝶ダンパー6、マグネット7、および磁性流体8を備える。
マグネット2は、上面が開放された箱形状のヨーク1の内部底面に固着される。プレート3は、マグネット2の上面に固着される。ヨーク1とプレート3との間には、磁気空隙G1が形成される。このように、ヨーク1、マグネット2、およびプレート3は、磁気空隙G1を有する磁気回路を構成する。ボイスコイル4は、振動板5の外周に設けられて磁気空隙G1内に配置される。蝶ダンパー6は、振動板5を振動可能に支持する支持体であり、振動板5の外周に設けられる。マグネット7は、振動板5の外周に設けられる。磁性流体8は、マグネット7の磁気力で保持され、その粘性により振動板5を安定的に振動させる。
以上のように構成された図15に示したスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル4に音楽信号が印加されると、振動板5が振動し、振動板5から音が放射される。ここで、蝶ダンパー6のスティフネスは、その構造上、通常の支持体(エッジやダンパー等)のスティフネスよりも小さくなる。このため、図15に示したスピーカでは、スピーカを小型化しても、スピーカの最低共振周波数を低下させることができ、再生帯域を広帯域化することが可能になる。
さらに、スピーカを小型化して蝶ダンパー6の幅が狭くなっても、蝶ダンパー6の連結部の長さを長くすることで、蝶ダンパー6に高ストローク性をもたせることができる。これにより、図15に示したスピーカでは、振動板5が大振幅するときの支持体による非線形歪を低減している。
以上のように、図15に示したスピーカは、スピーカの小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現するとともに、支持体による非線形歪も低減している。
特開2004−274206号公報
しかしながら、図15に示したスピーカでは、ダンパー6の連結部が平板形状であるため、ダンパー6に共振が生じ易い。そして、ダンパー6が共振した場合、特許文献1の図5に示されるように、再生音圧周波数特性に大きな山谷が生じてしまい、音質が劣化してしまうという問題があった。
さらに、図15に示したスピーカでは、磁性流体8を磁気力で保持するための専用のマグネット7を振動系に設けている。このため、マグネット7の重量分だけ、振動系の重量が増加し、能率が低下してしまうという問題もあった。
それ故、本発明は、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現して支持体による非線形歪も低減するとともに、音質および能率をさらに向上させることが可能なスピーカ、当該スピーカを備えた映像機器および携帯型情報処理装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明のスピーカは、前後に振動して音を放射する振動板と、振動板の後方に設けられ、振動板側に磁気空隙を有する磁気回路と、振動板に直接的または間接的に接合され、磁気空隙内に配置されるボイスコイルと、磁気空隙内に充填された磁性流体と、振動板の外周部であって互いに異なる位置に設けられて振動板を振動可能に支持し、かつ、断面形状が非直線形状となる複数の第1エッジ片とを備える。
以上の構成によれば、振動板を振動可能に支持する支持体は、振動板の外周部であって互いに異なる位置に設けられ、かつ、断面形状が非直線形状となる複数の第1エッジ片で構成される。これにより、スピーカを小型化しても、支持体のスティフネスを小さくしてスピーカの最低共振周波数を低下させることができ、再生帯域を広帯域化することが可能になる。さらに、第1エッジ片の断面形状が非直線形状となるので、支持体による非線形歪を低減することが可能になる。さらに、従来のスピーカとは異なり、蝶ダンパー6やマグネット7を用いずに済むので、音質および能率を向上させることができる。さらに、従来のスピーカとは異なり、磁性流体を磁気空隙内に充填しているので、大入力時にボイスコイルが焼損することを防止でき、ボイスコイルのローリング運動を抑制してボイスコイルを安定的に振動させることができる。
好ましくは、振動板と各第1エッジ片とが一体成形されるとよい。または、振動板と各第1エッジ片とが別体で構成されてもよい。また好ましくは、各第1エッジ片の断面形状がロール形状または波形状であるとよい。また好ましくは、振動板の断面形状が振動板の前方に凸となる形状であるとよい。または、振動板の断面形状が直線形状であってもよい。この場合においてさらに、振動板にリブが形成されてもよい。
また好ましくは、磁気回路は、振動板側の面が開放された箱形状のヨークと、ヨークの内部底面に固着されたマグネットと、マグネットの振動板側の面に固着され、ヨークとの間に磁気空隙を形成するプレートとを含み、磁性流体は、磁気空隙内におけるボイスコイルの内周側に少なくとも充填され、ヨーク、マグネット、およびプレートには、ヨーク、マグネット、およびプレートの全てを貫通する孔が形成されるとよい。
また好ましくは、磁性流体が磁気空隙内に充填されていない場合のスピーカの最低共振周波数をf1とし、磁性流体が磁気空隙内に充填されている場合のスピーカの最低共振周波数をf2としたとき、f2/f1≦2の関係が成り立つとよい。
また好ましくは、振動板の外周部と接合される各第1エッジ片の端部は、振動板の外周端より内側に位置するとよい。
また好ましくは、振動板の前方から見た振動板の外形状は、矩形形状であり、各第1エッジ片は、振動板の2組の対向する2辺のうち、いずれか1組の2辺側に設けられるとよい。さらにこの場合において、振動板の外形状は、長方形であり、各第1エッジ片は、振動板の2つの短辺側に設けられるとよい。
または、磁気回路は、振動板側の面が開放された箱形状に形成され、振動板の前方から見た外形状が矩形形状であるヨークと、ヨークの内部底面に固着されたマグネットと、マグネットの振動板側の面に固着され、ヨークとの間に磁気空隙を形成するプレートとを含み、各第1エッジ片が設けられていない振動板の1組の2辺側それぞれに対向するヨークの第1側壁の高さは、各第1エッジ片が設けられた振動板の1組の2辺側それぞれに対向するヨークの第2側壁の高さよりも高いとよい。さらにこの場合において、スピーカが、振動板の前方を空隙を介して覆うように、ヨークの第1側壁に設けられるプロテクターをさらに備えるとよい。
また好ましくは、スピーカが、振動板に接合されてボイスコイルを磁気空隙内に配置するボイスコイルボビンと、ボイスコイルボビンの外周であって互いに異なる位置に設けられてボイスコイルボビンを振動可能に支持し、かつ、断面形状が非直線形状となる複数の第2エッジ片とをさらに備えるとよい。
また好ましくは、ボイスコイルは、振動板に直接接合され、磁性流体は、磁気空隙内におけるボイスコイルの内周側に少なくとも充填され、振動板の前方から見たボイスコイルの内形状は、コーナー部が半径1mm以上でラウンドした矩形形状であるとよい。
また好ましくは、磁気回路は、振動板側の面が開放された箱形状のヨークと、ヨークの内部底面に固着されたマグネットと、マグネットの振動板側の面に固着され、ヨークとの間に磁気空隙を形成するプレートとを含み、磁性流体は、磁気空隙内におけるボイスコイルの内周側と外周側に充填され、ヨーク、マグネット、プレート、磁性流体、およびボイスコイルに囲まれてヨークの内部に形成される空室と、ヨークの外部とを通気する通気孔がヨークに形成されるとよい。
また、本発明は、映像機器や携帯型情報処理装置にも向けられており、本発明に係る映像機器や携帯型情報処理装置は、上記本発明に係るスピーカと、当該スピーカを内部に配置する筐体とを備える。
本発明によれば、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現して支持体による非線形歪も低減するとともに、音質および能率をさらに向上させることが可能なスピーカ、当該スピーカを備えた映像機器および携帯型情報処理装置を提供することができる。
実施の形態1に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態2に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態3に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態4に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態5に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態6に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態7に係るスピーカの構造例を示す図 実施の形態8に係るスピーカの構造例を示す図 外形の異なる凹部A〜Cそれぞれに注入した磁性流体の様子を観測した結果を示す図 矩形ボイスコイルのコーナー部の半径がR=0.5[mm]のレシーバのカプラー特性を示す図 実施の形態9に係る携帯型情報処理装置の一例である携帯電話機の外観図 音響カプラーを用いてレシーバの再生音圧周波数特性を測定した結果を示す図 磁性流体の分量や粘度と最低共振周波数の関係を測定した結果を示す図 実施の形態10に係る映像機器の一例である薄型テレビの正面外観図 特許文献1に開示された従来のスピーカの構造断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係るスピーカの構造について説明する。図1は、実施の形態1に係るスピーカの構造例を示す図である。図1のうち、図1(a)は、スピーカの前面図である。図1(b)は、図1(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。図1(c)は、図1(b)に示すエッジ片14aの構造断面を拡大した図である。
図1において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク10、マグネット11、プレート12、振動板13、エッジ片14a〜14d、スペーサ15、ボイスコイル16、および磁性流体17を備える。本実施の形態に係るスピーカの前面から見た外形状は、図1(a)に示すように、円形状である。これに伴って、ヨーク10、マグネット11、プレート12、振動板13、およびボイスコイル16の前面外形状も、円形状となっている。
マグネット11は、図1(b)に示すように、上面が開放された箱形状のヨーク10の内部底面に固着される。プレート12は、マグネット11の上面に固着される。ヨーク10とプレート12との間には、磁気空隙G2が形成される。このように、ヨーク10、マグネット11、およびプレート12は、磁気空隙G2を有する磁気回路を構成する。なお、ヨーク10、マグネット11、およびプレート12には、ヨーク10、マグネット11、およびプレート12を中心軸Oに沿って貫通する音孔H1が形成される。
振動板13の断面形状は、図1(b)に示すように、曲面形状であり、上方に(前方に)凸となる凸形状である。振動板13の断面形状が凸形状になることにより、振動板13の剛性が上がる。振動板13の外周部には、振動板13を振動可能に支持する支持体として、エッジ片14a〜14dが設けられる。エッジ片14a〜14dは、振動板13と同じ材料で構成され、振動板13と一体成形される。エッジ片14a〜14dが振動板13と一体成形されることにより、スピーカの部品点数や組立工数を減らすことができる。エッジ片14a〜14dは、振動板13の全外周部に設けられた通常のエッジの一部に相当する部材である。図1(a)の例でいえば、振動板13の左側外周端と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片14aであり、振動板13の下側外周端と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片14bであり、振動板13の右側外周端と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片14cであり、振動板13の上側外周端と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片14dである。エッジ片14a〜14dの断面形状は、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片14a〜14dの他端は、スペーサ15を介してヨーク10の側壁の上面に設けられる。
なお、上述した「非直線形状」とは、直線形状ではないことを意味するが、図1(c)の例を用いて換言すると、エッジ片14aの断面の長さをD1とし、エッジ片14aの幅をD2としたとき、D1>D2の関係が成り立つことを意味する。
ボイスコイル16は、振動板13の外周部に設けられて磁気空隙G2内に配置される。磁気空隙G2内には、ボイスコイル16の他に、磁性流体17が充填される。磁性流体17は、その粘性によりボイスコイル16を磁気空隙G2中に保持し、ボイスコイル16を安定的に振動させる。なお、本実施の形態では、磁性流体17は、磁気空隙G2内におけるボイスコイル16の内周側にのみ充填されている。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル16に音楽信号が印加されると、振動板13が前後(図1(b)の上下)に振動し、振動板13から音が放射される。また、振動板13後面からの音は、音孔H1から放射される。ここで、本実施の形態に係る支持体は、エッジ片14a〜14dで構成され、かつ、エッジ片14a〜14dの断面形状がロール形状となっている。これにより、本実施の形態に係る支持体のスティフネスは、振動板13の全外周部に設けられた通常のエッジのスティフネスよりも小さくなる。このため、本実施の形態に係るスピーカでは、スピーカを小型化しても、スピーカの最低共振周波数を低下させることができ、再生帯域を広帯域化することが可能になる。
さらに、エッジ片14a〜14dの断面形状をロール形状としているので、スピーカを小型化してエッジ片14a〜14dの幅(図1(c)のD2に相当)を狭くしても、振動板13の大振幅に対する線形性が確保される。このため、本実施の形態に係るスピーカでは、スピーカを小型化しても、振動板13が大振幅するときの支持体による非線形歪を低減することができる。なお、磁性流体17は、磁気空隙G2内の磁気力で保持されているにすぎず、ボイスコイル16が大振幅してもボイスコイル16の振動を制限しない。
さらに、本実施の形態に係るスピーカは、図15に示した従来のスピーカとは異なり、蝶ダンパー6やマグネット7を用いていない。このため、蝶ダンパー6の共振による音質劣化やマグネット7による能率低下が発生せず、図15に示した従来のスピーカと比べて、音質および能率を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現して支持体による非線形歪も低減するとともに、音質および能率をさらに向上させることが可能なスピーカを提供することができる。
また、本実施の形態によれば、従来のスピーカとは異なり、磁性流体17を磁気空隙G2内に充填している。これにより、ボイスコイル16の発熱が磁性流体17の冷却作用により抑えられ、大入力時にボイスコイル16が焼損することも防止できる。
また、本実施の形態によれば、従来のスピーカとは異なり、音孔H1が形成されている。これにより、磁性流体17により密閉された振動板13の後面の空室の空気スティフネスによってスピーカの最低共振周波数が上昇することを避けることができる。さらに、音孔H1からの音を、スピーカの再生音としても利用できる。
なお、上述では、エッジ片14a〜14dを振動板13と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片14a〜14dを振動板13よりも柔らかな材料で構成してもよい。この場合、エッジ片14a〜14dのスティフネスをさらに小さくすることができ、低音域の再生限界をさらに拡大できる。さらにこの場合において、振動板13を剛性の高い材料で構成すれば、高音域の再生限界も拡大でき、再生帯域の更なる広帯域化を実現することができる。
また、上述では、エッジ片14a〜14dの材厚について言及していなかったが、振動板13と同じ材厚であってもよいし、振動板13よりも薄い材厚であってもよい。エッジ片14a〜14dの材厚を振動板13よりも薄くした場合、エッジ片14a〜14dのスティフネスをさらに小さくすることができ、低音域の再生限界をさらに拡大できる。
また、上述では、エッジ片14a〜14dを振動板13と一体成形していたが、エッジ片14a〜14dと振動板13とを別体で構成してもよい。この場合、エッジ片14a〜14dは、接着や溶着によって振動板13の外周端と接合される。
また、上述では、エッジ片14a〜14dの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
また、上述では、支持体として、4つのエッジ片14a〜14dを用いたが、2つのエッジ片や3つのエッジ片を用いてもよく、エッジ片の数は4つに限定されるものではない。
(実施の形態2)
図2を参照して、本発明の実施の形態2に係るスピーカの構造について説明する。図2は、実施の形態2に係るスピーカの構造例を示す図である。図2のうち、図2(a)は、スピーカの前面図である。図2(b)は、図2(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図2において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板23、エッジ片24aおよび24b、スペーサ25、ボイスコイル26、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカの前面から見た外形状は、図2(a)に示すように、長方形である。これに伴って、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板23、およびボイスコイル26の前面外形状も、長方形となっている。
マグネット21は、図2(b)に示すように、上面が開放された箱形状のヨーク20の内部底面に固着される。プレート22は、マグネット21の上面に固着される。ヨーク20とプレート22との間には、磁気空隙G3が形成される。このように、ヨーク20、マグネット21、およびプレート22は、磁気空隙G3を有する磁気回路を構成する。なお、ヨーク20、マグネット21、およびプレート22には、ヨーク20、マグネット21、およびプレート22を中心軸Oに沿って貫通する音孔H2が形成される。
振動板23の断面形状は、図2(b)に示すように、曲面形状であり、上方に(前方に)凸となる凸形状である。振動板23の断面形状が凸形状になることにより、振動板23の剛性が上がる。振動板23の外周部には、振動板23を振動可能に支持する支持体として、エッジ片24aおよび24bが設けられる。エッジ片24aおよび24bは、振動板23と同じ材料で構成され、振動板23と一体成形される。エッジ片24aおよび24bが振動板23と一体成形されることにより、スピーカの部品点数や組立工数を減らすことができる。エッジ片24aおよび24bは、振動板23の全外周部に設けられた通常のエッジの一部に相当する部材である。図2(a)の例でいえば、振動板23の左側外周端(つまり左側短辺)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片24aであり、振動板23の右側外周端(つまり右側短辺)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片24bである。エッジ片24aおよび24bの断面形状は、エッジ片14a〜14dと同様、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片24aおよび24bの他端は、スペーサ25を介してヨーク20の側壁の上面に設けられる。
ボイスコイル26は、振動板23の外周部に設けられて磁気空隙G3内に配置される。磁気空隙G3内には、ボイスコイル26の他に、磁性流体27が充填される。磁性流体27は、その粘性によりボイスコイル26を磁気空隙G3中に保持し、ボイスコイル26を安定的に振動させる。なお、本実施の形態では、磁性流体27は、磁気空隙G3内におけるボイスコイル26の内外周それぞれに充填されている。
ヨーク20の内部には、ヨーク20、マグネット21、プレート22、ボイスコイル26、および磁性流体27で囲まれた空室R1が形成されている。本実施の形態では、磁性流体27がボイスコイル26の内外周それぞれに充填されているので、空室R1は密閉状態となっている。ヨーク20には、さらに、この空室R1とヨーク20の外部とを通気する通気孔H3が形成される。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板23から音が放射され、振動板23後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態1と同様である。実施の形態1と大きく異なるのは、上述したように、振動板23の前面外形状が長方形である点である。振動板23の前面外形状を長方形にし、支持体をエッジ片24aおよび24bで構成することにより、振動板23の全外周部に設けられた通常のエッジと比べて、特に応力が集中するコーナー部が存在しない分、エッジ片24aおよび24bのスティフネスの方が大幅に小さくなる。そしてこれにより、スピーカの最低共振周波数を大幅に低下させることができるので、本実施の形態に係るスピーカ構造は、長方形のスピーカを小型化やスリム化する上でメリットが大きい。
以上のように、本実施の形態に係るスピーカ構造は、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現して支持体による非線形歪も低減するとともに、音質および能率をさらに向上させることが可能な長方形のスピーカに好適である。
また、本実施の形態によれば、振動板23の長辺側にエッジを配置しない。これにより、実施の形態1や、振動板23の全外周部に設けられた通常のエッジと比べて、振動板23の有効振動面積を短辺と平行な方向(図2(a)の上下方向)に容易に拡大することができる。その結果、スリムな形状でありながら、大きな音量での低音再生が可能になる。
また、本実施の形態によれば、ヨーク20に通気孔H3を形成している。密閉状態の空室R1に閉じ込められた空気は、ボイスコイル26の温度上昇やスピーカの使用環境の気圧変化により、膨張収縮する。そして、膨張収縮した空気によって磁性流体27に伸縮力が働き、磁性流体27が磁気空隙G3から飛び出してしまう危険性がある。しかしながら、通気孔H3により、空室R1内の空気圧変動は抑制されるので、このような危険を回避することができる。
なお、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板23と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片24aおよび24bを振動板23よりも柔らかな材料で構成してもよい。この場合、エッジ片24aおよび24bのスティフネスをさらに小さくすることができ、低音域の再生限界をさらに拡大できる。さらにこの場合において、振動板23を剛性の高い材料で構成すれば、高音域の再生限界も拡大でき、再生帯域の更なる広帯域化を実現することができる。
また、上述では、エッジ片24aおよび24bの材厚について言及していなかったが、振動板23と同じ材厚であってもよいし、振動板23よりも薄い材厚であってもよい。エッジ片24aおよび24bの材厚を振動板23よりも薄くした場合、エッジ片24aおよび24bのスティフネスをさらに小さくすることができ、低音域の再生限界をさらに拡大できる。
また、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板23と一体成形していたが、エッジ片24aおよび24bと振動板23とを別体で構成してもよい。この場合、エッジ片24aおよび24bは、接着や溶着によって振動板23の外周端と接合される。
また、上述では、エッジ片24aおよび24bの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
また、上述では、振動板23の短辺それぞれにエッジ片を1つずつ設けていたが、これに限定されない。振動板23の短辺それぞれに2つずつエッジ片を設けてもよいし、3つずつエッジ片を設けてもよい。これにより、支持体のスティフネスはさらに小さくなり、スピーカの最低共振周波数がさらに低下する。
また、上述では、振動板23の短辺それぞれにエッジ片を設けていたが、これに限定されない。例えば、振動板23の長辺それぞれに設けてもよい。この場合、短辺それぞれに設けた場合より振動板23の有効振動面積は小さくなるが、エッジ片が振動板23を支持する長さが長くなるため、より安定的に振動板23を支持することができる。また例えば、振動板23の短辺それぞれと、振動板23の長辺それぞれとにエッジ片を設けてもよい。
また、上述では、スピーカの前面から見た外形状を長方形としたが、これに限定されない。本実施の形態でのスピーカの前面から見た外形状は、矩形形状であればよく、例えば正方形であってもよい。この場合、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板23、およびボイスコイル26の前面外形状は、スピーカの前面から見た外形状に伴った形状となる。
また、上述では、磁性流体27をボイスコイル26の内外周それぞれに充填していたが、磁性流体27を、磁気空隙G3内におけるボイスコイル26の内周側のみに充填してもよい。この場合、空室R1は、密閉状態でなくなるので、通気孔H3をヨーク20に形成しなくてもよい。
(実施の形態3)
図3を参照して、本発明の実施の形態3に係るスピーカの構造について説明する。図3は、実施の形態3に係るスピーカの構造例を示す図である。図3のうち、図3(a)は、スピーカの前面図である。図3(b)は、図3(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図3において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板30、エッジ片24aおよび24b、スペーサ25、ボイスコイル26、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態2に対し、振動板23が振動板30に入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態2と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
振動板30は、平板形状を有しており、その断面形状は、図3(b)に示すように直線形状である。振動板30には、振動板30の短辺と平行な複数個のリブL1が形成される。振動板30の短辺には、振動板30を振動可能に支持する支持体として、2つのエッジ片24aおよび24bが設けられる。エッジ片24aおよび24bは、振動板30と同じ材料で構成され、振動板30と一体成形される。なお、本実施の形態では、磁性流体27は、磁気空隙G3内におけるボイスコイル26の内周側にのみ充填されている。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板30から音が放射され、振動板30後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態2と同様である。実施の形態2と大きく異なるのは、上述したように、振動板30が平板形状を有する点、振動板30に複数個のリブL1が形成される点である。平板形状の振動板30を用いることにより、スピーカ全体の厚み(図3(b)の上下方向におけるスピーカの長さ)を薄くすることができる。このことは、スピーカを小型化する上でメリットが大きい。また、振動板30に複数個のリブL1を形成することにより、振動板30の剛性を上げることができ、高音域の再生限界をさらに拡大させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態2よりも、スピーカ全体の厚みを薄くすることができ、高音域の再生限界をさらに拡大させることができる。
なお、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板30と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片24aおよび24bを振動板30よりも柔らかな材料で構成してもよい。さらにこの場合において、振動板30を剛性の高い材料で構成してもよい。また、上述では、エッジ片24aおよび24bの材厚について言及していなかったが、振動板30と同じ材厚であってもよいし、振動板30よりも薄い材厚であってもよい。また、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板30と一体成形していたが、エッジ片24aおよび24bと振動板30とを別体で構成してもよい。この場合、エッジ片24aおよび24bは、接着や溶着によって振動板30の外周端と接合される。
また、上述では、振動板30に複数個のリブL1を形成することにより、振動板30の剛性を上げていたが、これに限定されない。例えば、振動板30に1個のリブL1を形成することにより、剛性を上げてもよい。また例えば、振動板30の内部構成を、例えば、ハニカム形状の心材を、平板形状の表面材で挟み込むサンドイッチ構造とすることにより、剛性を上げてもよい。
(実施の形態4)
図4を参照して、本発明の実施の形態4に係るスピーカの構造について説明する。図4は、実施の形態4に係るスピーカの構造例を示す図である。図4のうち、図4(a)は、スピーカの前面図である。図4(b)は、図4(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図4において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板23、エッジ片40aおよび40b、スペーサ25、ボイスコイル26、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態2に対し、エッジ片24aおよび24bがエッジ片40aおよび40bに入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態2と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
エッジ片40aおよび40bは、振動板23を振動可能に支持する支持体であり、振動板23の外周部に設けられる。エッジ片40aおよび40bは、振動板23と同じ材料で構成される。エッジ片40aおよび40bと振動板23とは別体で構成される。エッジ片40aおよび40bは、振動板23の全外周部に設けられた通常のエッジの一部に相当する部材である。図4(a)の例でいえば、振動板23の左側外周端より内側(つまり左側短辺より内側)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片40aであり、振動板23の右側外周端より内側(つまり右側短辺より内側)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片40bである。このように、エッジ片40aおよび40bの一端は、振動板23の外周端ではなく、振動板23の外周端より内側、つまり、振動板23の曲面上に設けられる。エッジ片40aおよび40bの断面形状は、エッジ片24aおよび24bと同様、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片40aおよび40bの他端は、スペーサ25を介してヨーク20の側壁の上面に設けられる。なお、本実施の形態では、磁性流体27は、磁気空隙G3内におけるボイスコイル26の内周側にのみ充填されている。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板23から音が放射され、振動板23後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態2と同様である。実施の形態2と大きく異なるのは、上述したように、エッジ片40aおよび40bの一端が振動板23の曲面上に設けられる点である。エッジ片の一端を振動板23の曲面上に設けることにより、エッジ片の一端を振動板23の外周端に設けた実施の形態2と比べて、エッジ片が振動板23の外周端からはみ出す寸法が少なくなる。その結果、実施の形態2とスピーカの外形寸法は同じでも、実施の形態2と比べて、振動板23の有効振動面積を広くすることができ、能率を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態2よりも、能率を向上させることができる。
なお、上述では、エッジ片40aおよび40bを振動板23と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片40aおよび40bを振動板23よりも柔らかな材料で構成してもよい。さらにこの場合において、振動板23を剛性の高い材料で構成してもよい。また、上述では、エッジ片40aおよび40bの材厚について言及していなかったが、振動板23と同じ材厚であってもよいし、振動板23よりも薄い材厚であってもよい。
また、上述では、エッジ片40aおよび40bの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
また、上述では、振動板23の短辺より内側それぞれにエッジ片を1つずつ設けていたが、これに限定されない。振動板23の短辺より内側それぞれに2つずつエッジ片を設けてもよいし、3つずつエッジ片を設けてもよい。これにより、支持体のスティフネスはさらに小さくなり、スピーカの最低共振周波数がさらに低下する。
(実施の形態5)
図5を参照して、本発明の実施の形態5に係るスピーカの構造について説明する。図5は、実施の形態5に係るスピーカの構造例を示す図である。図5のうち、図5(a)は、スピーカの前面図である。図5(b)は、図5(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図5において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板50、エッジ片51a〜51h、スペーサ25、ボイスコイル26、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態4に対し、振動板23が振動板50に入れ代わった点と、エッジ片40aおよび40bがエッジ片51a〜51hに入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態4と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
振動板50は、平板形状を有しており、その断面形状は、図5(b)に示すように直線形状である。振動板50の外周部には、振動板50を振動可能に支持する支持体として、エッジ片51a〜51hが設けられる。エッジ片51a〜51hは、振動板50と同じ材料で構成される。エッジ片51a〜51hと振動板50とは別体で構成される。エッジ片51a〜51hは、振動板50の全外周部に設けられた通常のエッジの一部に相当する部材である。図5(a)の例でいえば、振動板50の左側外周端より内側の上部(つまり左側短辺より内側の上部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51aであり、振動板50の左側外周端より内側の下部(つまり左側短辺より内側の下部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51bであり、振動板50の右側外周端より内側の上部(つまり右側短辺より内側の上部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51cであり、振動板50の右側外周端より内側の下部(つまり右側短辺より内側の下部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51dであり、振動板50の下側外周端より内側の左部(つまり下側長辺より内側の左部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51eであり、振動板50の下側外周端より内側の右部(つまり下側長辺より内側の右部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51fであり、振動板50の上側外周端より内側の左部(つまり上側長辺より内側の左部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51gであり、振動板50の上側外周端より内側の右部(つまり上側長辺より内側の右部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片51hである。このように、エッジ片51a〜51hの一端は、振動板50の外周端ではなく、振動板50の外周端より内側、つまり、振動板50の平面上に設けられる。エッジ片51a〜51hの断面形状は、エッジ片40aおよび40bと同様、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片51a〜51hの他端は、スペーサ25を介してヨーク20の側壁の上面に設けられる。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板50から音が放射され、振動板50後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態4と同様である。実施の形態4と大きく異なるのは、上述したように、振動板50が平板形状を有する点と、エッジ片51a〜51hが振動板50の短辺側のみでなく、長辺側にも設けられている点である。
平板形状の振動板50を用いることにより、スピーカ全体の厚み(図5(b)の上下方向におけるスピーカの長さ)を薄くすることができる。このことは、スピーカを小型化する上でメリットが大きい。また、エッジ片を振動板50の長辺側にも設けることにより、実施の形態4と比べて、より安定して振動板50を支持することができる。また、エッジ片を、振動板50の短辺より内側それぞれと振動板50の長辺より内側それぞれに2つずつ設けることにより、エッジ片を振動板50の長辺側にも設けても、エッジ片のスティフネスを小さくすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態4よりも、スピーカ全体の厚みを薄くすることができ、振動板の支持をより安定させることができる。
なお、上述では、エッジ片51a〜51hを振動板50と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片51a〜51hを振動板50よりも柔らかな材料で構成してもよい。さらにこの場合において、振動板50を剛性の高い材料で構成してもよい。また、振動板50の剛性を上げるために、振動板50にリブを形成してもよい。また、上述では、エッジ片51a〜51hの材厚について言及していなかったが、振動板50と同じ材厚であってもよいし、振動板50よりも薄い材厚であってもよい。
また、上述では、エッジ片51a〜51hの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
また、上述では、振動板50の短辺より内側それぞれと長辺より内側それぞれとにエッジ片を2つずつ設けていたが、これに限定されない。例えば、振動板50の短辺より内側それぞれと長辺より内側それぞれとにエッジ片を3つずつ設けてもよい。
(実施の形態6)
図6を参照して、本発明の実施の形態6に係るスピーカの構造について説明する。図6は、実施の形態6に係るスピーカの構造例を示す図である。図6のうち、図6(a)は、スピーカの前面図である。図6(b)は、図6(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図6において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク60、マグネット21、プレート22、プロテクター61、振動板23、エッジ片62a〜62d、スペーサ25、ボイスコイル26、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態2に対し、ヨーク20がヨーク60に入れ代わった点、プロテクター61が追加された点、エッジ片24aおよび24bがエッジ片62a〜62dに入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態2と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
マグネット21は、図6(b)に示すように、上面が開放された箱形状のヨーク60の内部底面に固着される。プレート22は、マグネット21の上面に固着される。ヨーク60の短辺側の側壁60aとプレート22との間には、磁気空隙G3が形成される。ヨーク60の長辺側の側壁60bとプレート22との間には、磁気空隙G4が形成される。このように、ヨーク60、マグネット21、およびプレート22は、磁気空隙G3およびG4を有する磁気回路を構成する。ヨーク60、マグネット21、およびプレート22には、ヨーク60、マグネット21、およびプレート22を中心軸Oに沿って貫通する音孔H2が形成される。なお、ヨーク60の長辺側の側壁60bの上面の高さは、短辺側の側壁60aの上面の高さよりも高くなっている。なお、図6(b)に示すように、プレート22の中心からヨーク60の内部底面までの長さをD3としたとき、長辺側の側壁60bの高さは、ヨーク60の内部底面からD3を2倍した長さだけ上昇した高さ以上であることが望ましい。本実施の形態では、長辺側の側壁60bの上面の高さを、振動板23が最大振幅するときの振動板23の頂部よりも高くしている。プロテクター61には、複数個の音孔H4が設けられ、プロテクター61は、ヨーク60の長辺側の側壁60bの上面に設けられる。
振動板23の外周部には、振動板23を振動可能に支持する支持体として、エッジ片62a〜62dが設けられる。エッジ片62a〜62dは、振動板23と同じ材料で構成され、振動板23と一体成形される。エッジ片62a〜62dが振動板23と一体成形されることにより、スピーカの部品点数や組立工数を減らすことができる。エッジ片62a〜62dは、振動板23の全外周部に設けられた通常のエッジの一部に相当する部材である。図6(a)の例でいえば、振動板23の左側外周端の上部(つまり左側短辺の上部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片62aであり、振動板23の左側外周端の下部(つまり左側短辺の下部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片62bであり、振動板23の右側外周端の上部(つまり右側短辺の上部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片62cであり、振動板23の右側外周端の下部(つまり右側短辺の下部)と一端が接合されるエッジの一部がエッジ片62dである。エッジ片62a〜62dの断面形状は、エッジ片24aおよび24bと同様、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片62a〜62dの他端は、スペーサ25を介してヨーク60の短辺側の側壁60aの上面に設けられる。
ボイスコイル26は、振動板23の外周部に設けられて磁気空隙G3およびG4内に配置される。磁気空隙G3およびG4内には、ボイスコイル26の他に、磁性流体27が充填される。なお、本実施の形態では、磁性流体27は、磁気空隙G3およびG4内におけるボイスコイル26の内周側にのみ充填されている。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板23から音が放射され、振動板23後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態2と同様である。実施の形態2と大きく異なるのは、ヨーク60の長辺側の側壁60bを短辺側の側壁60aよりも高くした点、プロテクター61を追加した点、振動板23の短辺側それぞれに2つずつエッジ片が設けられている点である。
ヨーク60の長辺側の側壁60bを短辺側の側壁60aよりも高くすることにより、ボイスコイル26を通過する磁気空隙G4内の磁束の流れは、図6(b)のFで示すように、プレート22に対してボイスコイル26の振動方向においてほぼ対称となる。これにより、ボイスコイル26に発生する駆動力の線形性が改善されて、大振幅時の駆動力歪を低減させることができる。
さらに、プロテクター61が設けられていることにより、振動板23を外部から誤って破損させることを防止できる。
さらに、振動板23の短辺側それぞれに2つずつエッジ片を設けることにより、実施の形態2よりもさらにエッジ片のスティフネスを小さくすることができ、スピーカの最低共振周波数がさらに低下する。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態2に対し、更なる高音質化や広帯域化を実現し、振動板23の破損を防止できる。
なお、上述では、エッジ片62a〜62dを振動板23と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片62a〜62dを振動板23よりも柔らかな材料で構成してもよい。さらにこの場合において、振動板23を剛性の高い材料で構成してもよい。また、上述では、エッジ片62a〜62dの材厚について言及していなかったが、振動板23と同じ材厚であってもよいし、振動板23よりも薄い材厚であってもよい。
また、上述では、エッジ片62a〜62dの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
また、上述では、振動板23の短辺それぞれにエッジ片を2つずつ設けていたが、これに限定されない。例えば、振動板23の短辺それぞれにエッジ片を3つずつ設けてもよい。
(実施の形態7)
図7を参照して、本発明の実施の形態7に係るスピーカの構造について説明する。図7は、実施の形態7に係るスピーカの構造例を示す図である。図7のうち、図7(a)は、スピーカの前面図である。図7(b)は、図7(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図7において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット21、プレート22、振動板23、エッジ片24aおよび24b、ボイスコイルボビン70、ボイスコイル71、エッジ片72aおよび72b、スペーサ73および74、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態2に対し、ボイスコイルボビン70が追加された点、ボイスコイル26がボイスコイル71に入れ代わった点、エッジ片72aおよび72bが追加された点、スペーサ25がスペーサ73および74に入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態2と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
ボイスコイルボビン70は、振動板23の外周部に設けられる。ボイスコイル71は、ボイスコイルボビン70の外周に設けられて磁気空隙G3内に配置される。ボイスコイルボビン70の外周部には、ボイスコイルボビン70を振動可能に支持する支持体として、エッジ片72aおよび72bが設けられる。具体的には、エッジ片72aは、エッジ片24aの真下に位置するように、ボイスコイルボビン70の外周に設けられ、エッジ片72b(不図示)は、エッジ片24bの真下に位置するように、ボイスコイルボビン70の外周に設けられる。エッジ片72aおよび72bの断面形状は、エッジ片24aおよび24bと同様、ロール形状、つまり非直線形状である。エッジ片72aおよび72bの他端は、スペーサ73を介してヨーク20の短辺側の側壁の上面に設けられる。エッジ片24aおよび24bの他端は、スペーサ74を介してエッジ片72aおよび72bの他端の上面に設けられる。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル26に音楽信号が印加されたとき、振動板23から音が放射され、振動板23後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態2と同様である。実施の形態2と大きく異なるのは、エッジ片72aおよび72bが追加された点である。エッジ片72aおよび72bが支持体として追加されることにより、振動板23が大振幅した場合でも、より安定的にボイスコイル71を磁気空隙G3内に保持することができる。そして、磁性流体27の粘性による保持力および冷却効果と合わせて、高耐入力かつ高出力のスピーカが実現できる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態2よりも、振動板やボイスコイルの支持を安定させることができる。
なお、上述では、ボイスコイルボビン70の短辺それぞれにエッジ片を1つずつ設けていたが、これに限定されない。ボイスコイルボビン70の短辺それぞれに2つずつエッジ片を設けてもよいし、3つずつエッジ片を設けてもよい。これにより、支持体のスティフネスはさらに小さくなり、スピーカの最低共振周波数がさらに低下する。
また、上述では、ボイスコイルボビン70の短辺それぞれにエッジ片を設けていたが、これに限定されない。例えば、エッジ片を振動板23の長辺それぞれに設ける場合、それに併せて、エッジ片をボイスコイルボビン70の長辺それぞれに設けてもよい。また例えば、エッジ片を振動板23の長辺それぞれと短辺それぞれに設ける場合、それに併せて、エッジ片をボイスコイルボビン70の短辺それぞれと長辺それぞれに設けてもよい。
また、上述では、エッジ片72aおよび72bの断面形状をロール形状としたが、非直線形状であればどのような形状であってもよく、例えば波形状であってもよい。
(実施の形態8)
図8を参照して、本発明の実施の形態8に係るスピーカの構造について説明する。図8は、実施の形態8に係るスピーカの構造例を示す図である。図8のうち、図8(a)は、スピーカの前面図である。図8(b)は、図8(a)に示す線A−O−Bでスピーカを切断し矢印方向から見たときのスピーカの構造断面図である。
図8において、本実施の形態に係るスピーカは、ヨーク20、マグネット80、プレート81、振動板82、エッジ片24aおよび24b、スペーサ25、ボイスコイル83、および磁性流体27を備える。本実施の形態に係るスピーカは、実施の形態2に対し、前面外形状が長方形であるマグネット21、プレート22、およびボイスコイル26が、前面外形状がトラック形状であるマグネット80、プレート81、およびボイスコイル83に入れ代わった点、振動板23が振動板82に入れ代わった点で異なる。それ以外の構成部品は実施の形態2と同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
マグネット80は、前面外形状がトラック形状であり、上面が開放された箱形状のヨーク20の内部底面に固着される。プレート81は、前面外形状がトラック形状であり、マグネット80の上面に固着される。ヨーク20とプレート81との間には、磁気空隙G3が形成される。このように、ヨーク20、マグネット80、およびプレート81は、磁気空隙G3を有する磁気回路を構成する。なお、ヨーク20、マグネット80、およびプレート81には、ヨーク20、マグネット80、およびプレート81を中心軸Oに沿って貫通する音孔H2が形成される。
振動板82は、平板形状を有しており、その断面形状は、図8(b)に示すように直線形状である。振動板82には、振動板82の短辺と平行な複数個のリブL1が形成される。また、振動板82には、前面外形状が複数個のリブL1を取り囲むようなトラック形状となるリブL2も形成される。振動板82の短辺には、振動板82を振動可能に支持する支持体として、エッジ片24aおよび24bが設けられる。エッジ片24aおよび24bは、振動板82と同じ材料で構成され、振動板82と一体成形される。
ボイスコイル83は、前面外形状および前面内形状がトラック形状であり、振動板82のリブL2に設けられて磁気空隙G3内に配置される。磁気空隙G3内には、ボイスコイル83の他に、磁性流体27が充填される。なお、本実施の形態では、磁性流体27は、磁気空隙G3内におけるボイスコイル83の内周側にのみ充填されている。
以上のように構成されたスピーカについて、その動作および効果を説明する。ボイスコイル83に音楽信号が印加されたとき、振動板82から音が放射され、振動板82後面からの音が音孔H2から放射されるのは、実施の形態2と同様である。実施の形態2と大きく異なるのは、振動板82が平板形状を有する点と、ボイスコイル83の前面内形状がトラック形状である点である。
平板形状の振動板82を用いることにより、スピーカ全体の厚み(図8(b)の上下方向におけるスピーカの長さ)を薄くすることができる。このことは、スピーカを小型化する上でメリットが大きい。また、振動板82に複数個のリブL1を形成することにより、振動板82の剛性を上げることができ、高音域の再生限界をさらに拡大させることができる。
さらに、ボイスコイル83の前面内形状がトラック形状となっている。以下、この構造による効果について、具体的に説明する。図9は、外形の異なる凹部A〜Cそれぞれに注入した磁性流体の様子を観測した結果を示す図である。凹部A〜Cは、ABS樹脂のブロックに形成される。凹部Aの外形は、前面内形状が長方形であるボイスコイル83のコーナー部を半径R=0.5[mm]でラウンドさせた形状に等しく、凹部Bの外形は、ボイスコイル83のコーナー部を半径R=1.0[mm]でラウンドさせた形状に等しく、凹部Cの外形は、前面内形状がトラック形状であるボイスコイル83の形状に等しい。図9では、粘度が300mPa・sの磁性流体を凹部A〜Cそれぞれに注入し、10日間経過した後の磁性流体の様子を示している。
図9に示すように、凹部Aでは、表面張力の影響によりコーナー部で磁性流体の這い上がり現象が生じ、磁性流体はブロックの表面にまで染み出している。よって、例えば、図8に示したボイスコイル83の前面内形状が凹部Aと等しくなる場合、ボイスコイル83の先端には振動板82が固着されるため、磁性流体27は、ボイスコイル83から振動板82へと流れて拡散してしまう。これにより、磁気空隙G3内の磁性流体27の分量が減少し、磁性流体27で封止されていた振動板82後面の音が、プレート81とボイスコイル83内周面との間の空隙、さらには、ボイスコイル83外周面とヨーク20内周面との空隙を通じてヨーク20外部へと漏れ出す。特に振動板82後面の音を再生音として利用する携帯電話機のレシーバでは、携帯電話機の使用時に、音孔H2付近が耳に押し付けられるため、音孔H2からの振動板82後面の音の放射が抑制される。このため、磁性流体27が流出してプレート81とボイスコイル83内周面との間に生じた空隙を通じてヨーク20外部へと漏れ出す振動板82後面の音の量が増大し、音孔H2からの振動板82後面の音の音圧レベルの低下が著しくなる。
図10は、矩形ボイスコイルのコーナー部の半径がR=0.5[mm](つまり、ボイスコイル83の前面内形状が凹部Aの形状に等しい場合)のレシーバのカプラー特性を示す図である。同図において、Iは、組み立てた直後の再生音圧周波数特性、IIは、10日後の再生音圧周波数特性である。特性IIから、磁性流体の這い上がり現象が観測されて、全帯域に渡って、約4dBの音圧低下が発生していることが分かる。
一方、凹部Bでは、磁性流体の這い上がりは、ブロックの上面にまでは至らない。凹部Cでは、磁性流体の這い上がりは、ほとんど見られない。これは、磁性流体と凹部内壁面との接触度合いが、コーナー部の半径が大きくなることにより、緩和されたことによるものである。即ち、ボイスコイルの前面内形状のコーナー部の半径をR=1.0[mm]以上とすることで、コーナー部から磁性流体が這い上がる現象は防止できる。その結果、時間経過とともに磁気空隙から磁性流体が這い上がることによって音圧特性を劣化させるという課題が解決できる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態2よりも、スピーカ全体の厚みを薄くすることができ、磁性流体による音圧低下を防止することができる。
なお、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板82と同じ材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、エッジ片24aおよび24bを振動板82よりも柔らかな材料で構成してもよい。さらにこの場合において、振動板82を剛性の高い材料で構成してもよい。また、上述では、エッジ片24aおよび24bの材厚について言及していなかったが、振動板82と同じ材厚であってもよいし、振動板82よりも薄い材厚であってもよい。また、上述では、エッジ片24aおよび24bを振動板82と一体成形していたが、エッジ片24aおよび24bと振動板82とを別体で構成してもよい。この場合、エッジ片24aおよび24bは、接着や溶着によって振動板82の外周端と接合される。
なお、上述では、振動板82に複数個のリブL1を形成することにより、振動板82の剛性を上げていたが、これに限定されない。例えば、振動板82に1個のリブL1を形成することにより、剛性を上げてもよい。また例えば、振動板82の内部構成を、例えば、ハニカム形状の心材を、平板形状の表面材で挟み込むサンドイッチ構造とすることにより、剛性を上げてもよい。
(実施の形態9)
本実施の形態では、上述した実施の形態1〜8に係るスピーカを携帯型情報処理装置に搭載した例を説明する。図11は、実施の形態9に係る携帯型情報処理装置の一例である携帯電話機の外観図である。
図11において、携帯電話機は、折りたたみ式の携帯電話機であり、主として、上部筐体90、下部筐体91、ヒンジ部92、液晶画面93、およびスピーカ94を備える。上部筐体90と下部筐体91は、ヒンジ部92を中心に回転可能に接続される。上部筐体90には、液晶画面93が設けられ、液晶画面93の上方に音孔H5が形成される。スピーカ94は、上述した実施の形態1〜8に係るスピーカのうちのいずれかの構造を有し、上部筐体90の内部であって液晶画面93の上方に配置される。本実施の形態では、一例として、スピーカ94が、携帯電話機で受話音を再生するスピーカ、つまり、レシーバと呼ばれる音響変換器であるとする。スピーカ94が例えば図6に示した実施の形態6に係るスピーカと同じ構造を有する場合、スピーカ94は、図6(b)で示した音孔H4或いは音孔H2が図11の上部筐体90の音孔H5と接続するように配置される。
以上のように構成された携帯電話機について、その動作および効果を説明する。アンテナ(図示なし)で受信された受信信号は、信号処理部(図示なし)で処理された後、スピーカ94に入力され、受話音に変換される。
ここで、一般的なスピーカでは、スピーカから所定距離だけ離して設けられたマイクロホンにより、スピーカの再生音圧周波数特性が測定される。一方、受話音を再生するスピーカであるレシーバでは、スピーカに取り付けられた音響カプラーにより、レシーバの再生音圧周波数特性が測定される。音響カプラーとしては、ITU(International Telecommunication Union)の規格で決められている、Type1、Type3.2のlow−leak、またはType3.2のhi−leakと呼ばれる3種類の音響カプラーが一般的に用いられる。これらの音響カプラー内には狭い空室が設けられ、当該空室にはマイクロホンが取り付けられており、レシーバの再生音圧周波数特性は、このマイクロホンにより測定される。
音響カプラーのType1では、音響カプラーがレシーバに取り付けられると、音響カプラー内の上記空室は、完全に密閉される。このため、測定されるレシーバの再生音圧周波数特性は、レシーバの最低共振周波数以下の低音域でほぼ平坦となる。一方、携帯電話機では、音孔H5を耳にあてがって受話音を聴き取るが、携帯電話機の上部筐体90と耳の間を完全に密閉することは困難である。そこで、音響カプラー内の上記空室から音を外部に漏らすための音孔が設けられ、ユーザーが携帯電話機を使用している実使用状態に近い条件でレシーバの再生音圧周波数特性を測定するのに用いられるのが、Type3.2のlow−leak、またはType3.2のhi−leakの2種類の音響カプラーである。Type3.2のlow−leakにおける音孔は小さく、当該音孔からの音漏れ量は少ないが、hi−leakにおける音孔は大きく、当該音孔からの音漏れ量は多い。なお、この音孔からの音漏れは主に低音域で生じるものであるため、Type3.2の音響カプラーを用いた場合の再生音圧周波数特性は、Type1と比べて大幅に低音域の音圧が低下した特性となる。当然ながら、hi−leakの音響カプラーの方が、low−leakの音響カプラーと比べて、低音域の音圧の低下量が激しくなる。近年、携帯電話機では、液晶画面93が大きくなっているため、レシーバの取り付け位置は、上部筐体90の上部外枠近くとなっている。レシーバの下方では、液晶画面93で平面が形成されるため、レシーバと耳との間の密閉に関し問題はないが、レシーバの上方では、平面が形成されないため、レシーバと耳との間を密閉することが困難になる。このため、レシーバで再生された受話音は、レシーバの上方からかなり漏れることになり、その状態は、Type3.2のhi−leakの音響カプラーを用いて測定した状態に近くなる。一方、数年後に発売開始予定の第4世代の携帯電話機では、受話音の伝送特性が向上しており、現行の携帯電話機と比べて、低音域の再生帯域が大幅に拡大され、受話音の高音質化が図られる予定である。
ここで、音響カプラーを用いてレシーバの再生音圧周波数特性を測定した結果を、図12に示す。図12では、音響カプラーとして、音漏れ量がもっとも多い、Type3.2のhi−leakの音響カプラーを用いている。同図において、IIIは、幅が5[mm]、長さが10[mm]、厚みが2.5[mm]の外形形状を有し、最低共振周波数が950Hzである従来レシーバの再生音圧周波数特性を示し、IVは、従来レシーバと同じ外形形状を有し、本発明に係るスピーカ構造を採用したレシーバの再生音圧周波数特性を示している。なお、本発明に係るスピーカ構造として、材厚が16[μm]のPEN(ポリエチレンナフタレート)フイルムを成形してなる長方形の振動板の短辺それぞれに、2つずつエッジ片を設け、磁気空隙に、粘度が100mPasの磁性流体を充填した構造を採用した。
図12に示した特性IVから分かるように、本発明に係るスピーカ構造を採用すると、最低共振周波数を250Hzまで低下させることができ、従来レシーバに比べて低音域の再生帯域を大幅に拡大させることができる。例えば200Hzでは、音圧レベルを約20dB高くすることができる。
以上のように、携帯電話機のレシーバに本発明に係るスピーカ構造を採用することにより、受話音の受話音質を大幅に改善することができる。つまり、本発明に係るスピーカ構造は、液晶画面93の拡大によりレシーバの取り付け位置が上部筐体90の上方に追いやられた最近の携帯電話機や、低音域の再生帯域が大幅に拡大される予定の第4世代の携帯電話機のレシーバにとって好適な構造といえる。
次に、磁気空隙内に充填される磁性流体の粘度や分量の条件について説明する。本発明に係るスピーカ構造においては、上述したように、ボイスコイルが磁性流体のもつ粘性により磁気空隙中に保持されるが、磁性流体の粘度と分量は、ボイスコイルの保持力に影響を与える。特に携帯電話機のレシーバでは、振動板とボイスコイルで構成される振動系の重量が数十mgと軽い。このため、磁性流体のもつ粘性はレシーバの最低共振周波数を上昇させる。図13は、磁性流体の分量や粘度と最低共振周波数の関係を測定した結果を示す図である。図13の測定では、本発明に係るスピーカ構造として、φ6.5のボイスコイルを用い、材厚が16μのPEN材料の振動板の外周部に4つのエッジ片を設け、振動系の重量を23mgした構造を採用した。同図において、Vは、粘度が100mPasの磁性流体の分量を変化させた場合の最低共振周波数の変化を示し、VIは、粘度が300mPasの磁性流体の分量を変化させた場合の最低共振周波数の変化を示している。なお、図13の測定では、磁性流体がない状態での、エッジ片のスティフネスと振動系の重量で決まる最低共振周波数は、200Hzとなっており、この周波数をf1と定義する。また、磁性流体を充填した状態での最低共振周波数をf2と定義する。
粘度が100mPasの磁性流体の分量を変化させた場合、図13の特性Vから分かるように、磁性流体の分量が11mgを超えると、f2は、急激に上昇して、400Hzを超える。また、粘度が300mPasの磁性流体の分量を変化させた場合、磁性流体の分量が約7.5mgを超えると、f2は、急激に上昇して、約550Hzとなる。ここで、最低共振周波数が上昇すると、携帯電話機のレシーバにおける低音域での音圧レベルが低下し、再生帯域が狭くなる。従って、磁性流体の粘度や分量は、磁性流体を充填しない場合の最低共振周波数f1と磁性流体を充填した場合の最低共振周波数f2とがf2/f1≦2の関係を満たすように、適宜選択されることが望ましい。
(実施の形態10)
本実施の形態では、上述した実施の形態1〜8に係るスピーカを映像機器に搭載した例を説明する。図14は、実施の形態10に係る映像機器の一例である薄型テレビの正面外観図である。
図14において、薄型テレビは、主として、筐体100、表示部101、およびスピーカ102を備える。表示部101は、PDPパネル、液晶パネル、または有機ELパネルで構成されており、筐体100に設けられる。スピーカ102は、一例として図7に示した実施の形態7に係るスピーカの構造を有し、筐体100の内部であって表示部101の両サイドにそれぞれ配置される。また、スピーカ102は、図7(b)で示した振動板23を薄型テレビの正面に向けるように、筐体100の内部に配置される。
以上のように構成された薄型テレビについて、その動作および効果を説明する。信号処理部(図示なし)で処理された音響信号は、各スピーカ102に入力され、音に変換される。
近年の薄型テレビでは、表示部101の大きさを際立たせるために、表示部101の外周を囲む筐体100による外枠を可能な限り狭くした狭額縁化が進んでいる。このため、スピーカ102の配置スペースは狭く、スピーカ102にはスリム化が求められる。スピーカ102に、図15に示した従来のスピーカ構造を採用した場合、蝶ダンパー6やマグネット7によって、スピーカ102をスリム化するとともに再生帯域の広帯域化を実現し、かつ支持体による非線形歪を低減することができるが、音質劣化や能率低下が発生していた。これに対し、スピーカ102に、図7に示した実施の形態7に係るスピーカの構造を採用した場合、蝶ダンパー6やマグネット7を用いなくて済むので、音質劣化や能率低下を防止することができる。
以上のように、本発明に係るスピーカ構造は、スリム化が進む薄型テレビのスピーカにとって好適な構造といえる。
なお、上述した実施の形態1〜8に係るスピーカは、ポータブルプレーヤ等で使用されるインナーイヤーヘッドホンに適用することも可能である。インナーイヤーヘッドホンでは、クッション材等でユーザの耳を圧迫してスピーカと耳との間を密閉しないと、音が漏れて低音が不足するという問題がある。しかしながら、本発明のスピーカを適用することで、ユーザがインナーイヤーヘッドホンを装着した際に多少の音漏れがあっても、十分な低音が再生できるとともに、十分な音質が得られる。つまり、十分な低音再生や音質を得るためにクッション材等でユーザの耳をそれほど圧迫しなくて済むので、装着性に優れたインナーイヤーヘッドホンが実現される。
本発明に係るスピーカは、小型化と再生帯域の広帯域化の両方を実現して支持体による非線形歪も低減するとともに、音質および能率をさらに向上させることが可能であり、薄型化が進む液晶、PDP、有機EL等の薄型テレビなどの映像機器や、携帯電話等の携帯型情報処理装置等に搭載される。
1、10、20、60 ヨーク
2、11、21、80 マグネット
3、12、22、81 プレート
4、16、26、71、83 ボイスコイル
5、13、23、30、50、82 振動板
6 蝶ダンパー
7 マグネット
8、17、27 磁性流体
14a〜14d、24a、24b、40a、40b、51a〜51h、62a〜62d、72a、72b エッジ片
15、25、73、74 スペーサ
61 プロテクター
70 ボイスコイルボビン
90 上部筐体
91 下部筐体
92 ヒンジ部
93 液晶画面
94、102 スピーカ
100 筐体
101 表示部

Claims (19)

  1. 振動板と、
    前記振動板の後方に設けられ、プレートと、ヨークと、マグネットと、前記プレートと前記ヨークの間に形成された磁気空隙を有する磁気回路と、
    前記振動板の外形形状に沿って直接的または間接的に接合され、前記磁気空隙内に配置されるボイスコイルと、
    前記磁気空隙の前記プレートと前記ボイスコイルとの間に充填されて、前記振動板の後面から放射される音が前記磁気空隙を通じてヨークの外部へと漏れ出すことを封止する磁性流体と、
    前記振動板の外周部であって互いに異なる位置に設けられて前記振動板を振動可能に支持し、かつ、前記振動板の中心から自身に向かう方向に沿って切断されたときの断面形状が非直線形状となる複数の第1エッジ片とを備え、
    前記磁気回路では、
    前記ヨークは、前記振動板側の面が開放された箱形状に形成され、
    前記マグネットが、前記ヨークの内部底面に固着され、
    前記プレートが、前記マグネットの前記振動板側の面に固着され、前記ヨークとの間に前記磁気空隙が形成され、
    前記磁性流体は、前記磁気空隙内における前記ボイスコイルの内周側に少なくとも充填され、
    前記ヨーク、前記マグネット、および前記プレートには、前記ヨーク、前記マグネット、および前記プレートの全てを貫通して、前記振動板の後面の空室に繋がる音孔が形成され
    前記振動板の前方から見た前記ボイスコイルの内形状は、コーナー部が半径1mm以上でラウンドした矩形形状である、スピーカ。
  2. 記振動板の前方から見た前記ボイスコイルの内形状は、トラック形状であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記振動板と各前記第1エッジ片とが一体成形されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  4. 前記振動板と各前記第1エッジ片とが別体で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  5. 各前記第1エッジ片の断面形状がロール形状または波形状であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  6. 前記振動板の断面形状が、前記振動板の前方に凸となる形状であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  7. 前記振動板の断面形状が直線形状であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  8. 前記振動板にリブが形成されることを特徴とする、請求項7に記載のスピーカ。
  9. 前記磁性流体が前記磁気空隙内に充填されていない場合の前記スピーカの最低共振周波数をf1とし、前記磁性流体が前記磁気空隙内に充填されている場合の前記スピーカの最低共振周波数をf2としたとき、f2/f1≦2の関係が成り立つことを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  10. 前記振動板の外周部と接合される各前記第1エッジ片の端部は、前記振動板の外周端より内側に位置することを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  11. 前記振動板の前方から見た前記振動板の外形状は、矩形形状であり、
    各前記第1エッジ片は、前記振動板の2組の対向する2辺のうち、いずれか1組の2辺側に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  12. 前記振動板の外形状は、長方形であり、
    各前記第1エッジ片は、前記振動板の2つの短辺側に設けられることを特徴とする、請求項11に記載のスピーカ。
  13. 前記ヨークは、前記振動板の前方から見た外形形状が矩形形状であり、
    各前記第1エッジ片が設けられていない前記振動板の1組の2辺側それぞれに対向する前記ヨークの第1側壁の高さは、各前記第1エッジ片が設けられた前記振動板の1組の2辺側それぞれに対向する前記ヨークの第2側壁の高さよりも高いことを特徴とする、請求項11に記載のスピーカ。
  14. 前記振動板の前方を空隙を介して覆うように、前記ヨークの第1側壁に設けられるプロテクターをさらに備える、請求項13に記載のスピーカ。
  15. 前記振動板に接合されて前記ボイスコイルを前記磁気空隙内に配置するボイスコイルボビンと、
    前記ボイスコイルボビンの外周であって互いに異なる位置に設けられて前記ボイスコイルボビンを振動可能に支持し、かつ、前記ボイスコイルボビンの中心から自身に向かう方向に沿って切断されたときの断面形状が非直線形状となる複数の第2エッジ片とをさらに備える、請求項1に記載のスピーカ。
  16. 前記磁性流体は、前記磁気空隙内における前記ボイスコイルの内周側と外周側に充填され、
    前記ヨーク、前記マグネット、前記プレート、前記磁性流体、および前記ボイスコイルに囲まれて前記ヨークの内部に形成される空室と、前記ヨークの外部とを通気する通気孔が前記ヨークに形成されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  17. 前記音孔は、当該スピーカが取り付けられる機器の筐体の音孔に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載のスピーカと、
    前記スピーカを内部に配置する筐体とを備える、映像機器。
  19. 請求項1から17のいずれか1項に記載のスピーカと、
    前記スピーカを内部に配置する筐体とを備える、携帯型情報処理装置。
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