JPS603274B2 - 動電型スピ−カ - Google Patents
動電型スピ−カInfo
- Publication number
- JPS603274B2 JPS603274B2 JP13562579A JP13562579A JPS603274B2 JP S603274 B2 JPS603274 B2 JP S603274B2 JP 13562579 A JP13562579 A JP 13562579A JP 13562579 A JP13562579 A JP 13562579A JP S603274 B2 JPS603274 B2 JP S603274B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- magnetic
- wire
- coil bobbin
- voice coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/02—Details
- H04R9/025—Magnetic circuit
- H04R9/027—Air gaps using a magnetic fluid
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、従来に無い大出力の音響パワーが取り出せる
高音用の動電型スピーカを提供するものである。
高音用の動電型スピーカを提供するものである。
従来の高音用の勤露型スピーかま、大出力時に低域歪が
非常に多く発生する欠点があるとともに、ボイスコイル
が容易に温度上昇し焼損する欠点があった。
非常に多く発生する欠点があるとともに、ボイスコイル
が容易に温度上昇し焼損する欠点があった。
上記低城歪の原因は、振動板の外周部を支持する環状の
エッジ部が、振中に対し非直線な弾性復元力を発生させ
るためである。
エッジ部が、振中に対し非直線な弾性復元力を発生させ
るためである。
そこで種々の材料と形状のエッジが考案されているが原
理的に大きな改善は不可能である。環状のエッジ部をな
くす試みとして、振動板をワイヤ一で支持する構造も提
案されているが、次に述べる問題点が解消されていない
。従来提案されているものは、ドーム振動板をワイヤ‐
のみで多点支持するものであり、従って振動板を安定に
中心保持するにはバネ定数が大きく硬いワイヤ‐が必要
であり、コンブライアンスが小さくなり、最低共振周波
数foを下げることはできない。この場合、環状のエッ
ジが振動板背面を音響的に密閉している機館を代替する
ことばできず、振動板外周部のすき間からもれた音が干
渉し、低域音圧周波数特性の凹凸を生ずる。また、一体
化されたエッジ部による補強効果がなくドーム振動板の
剛性が低下するため、高域共振のピーク周波数fhが下
がったり、ドームつけ根のたわみ振動やコイルボビンの
変形によるギャップこすりが生じる。アルミハニカム等
の平板振動板を用いれば、エッジを一体化せずに十分な
振動板の剛性を得ることができるが、振動板の横ゆれ振
動によるギャップこすりは発生する。従ってワイャー支
持により低減高調波歪を除去できても、その代りf特の
平担性が損なわれギャップこすりも生じ易くなる欠点が
発生する。またfoが下がらずfhが下がるため再生帯
域は拡大しない。更に、大振中が可能になっても、ボイ
スコイル温度上昇による電気抵抗の増加と焼損により最
大出力音圧の上限が制限されるものであった。本発明は
、バネ定数の小さいワイヤ‐で振動板のダンパー機能を
果たし、磁性流体によってコイルボビンの安定な支持機
能を果たし、更に磁性流体の封止機能によって振動板背
面を音響的にしや断するものであり、f特の平坦性を損
なわずに、低域歪の低減と大振中化を実現することがで
きる。
理的に大きな改善は不可能である。環状のエッジ部をな
くす試みとして、振動板をワイヤ一で支持する構造も提
案されているが、次に述べる問題点が解消されていない
。従来提案されているものは、ドーム振動板をワイヤ‐
のみで多点支持するものであり、従って振動板を安定に
中心保持するにはバネ定数が大きく硬いワイヤ‐が必要
であり、コンブライアンスが小さくなり、最低共振周波
数foを下げることはできない。この場合、環状のエッ
ジが振動板背面を音響的に密閉している機館を代替する
ことばできず、振動板外周部のすき間からもれた音が干
渉し、低域音圧周波数特性の凹凸を生ずる。また、一体
化されたエッジ部による補強効果がなくドーム振動板の
剛性が低下するため、高域共振のピーク周波数fhが下
がったり、ドームつけ根のたわみ振動やコイルボビンの
変形によるギャップこすりが生じる。アルミハニカム等
の平板振動板を用いれば、エッジを一体化せずに十分な
振動板の剛性を得ることができるが、振動板の横ゆれ振
動によるギャップこすりは発生する。従ってワイャー支
持により低減高調波歪を除去できても、その代りf特の
平担性が損なわれギャップこすりも生じ易くなる欠点が
発生する。またfoが下がらずfhが下がるため再生帯
域は拡大しない。更に、大振中が可能になっても、ボイ
スコイル温度上昇による電気抵抗の増加と焼損により最
大出力音圧の上限が制限されるものであった。本発明は
、バネ定数の小さいワイヤ‐で振動板のダンパー機能を
果たし、磁性流体によってコイルボビンの安定な支持機
能を果たし、更に磁性流体の封止機能によって振動板背
面を音響的にしや断するものであり、f特の平坦性を損
なわずに、低域歪の低減と大振中化を実現することがで
きる。
ボイスコイルを配置する磁気空隙中に磁性流体あるいは
磁性流体によって封止された冷却液を充填するため、ボ
イスコイルの熱が磁気回路に放散しボイスコイルの焼損
が防止されるものであり、本発明によれば大出力の高音
用スピーカが美現できるものである。以下に本発明の一
実施例について第1図,第2図とともに説明する。
磁性流体によって封止された冷却液を充填するため、ボ
イスコイルの熱が磁気回路に放散しボイスコイルの焼損
が防止されるものであり、本発明によれば大出力の高音
用スピーカが美現できるものである。以下に本発明の一
実施例について第1図,第2図とともに説明する。
第1図,第2図において、1はセンターポール2が一体
に形成されたヨークであり、上記センターポール2、ョ
ークーの中心部に貫通孔3が形成されている。
に形成されたヨークであり、上記センターポール2、ョ
ークーの中心部に貫通孔3が形成されている。
4はョークーに固定された環状のマグネット、5はマグ
ネット4の上面に固定されたヨークであり、このヨーク
5の内周面と上記センターポール2の外周面との間に環
状の磁気空隙が形成される。
ネット4の上面に固定されたヨークであり、このヨーク
5の内周面と上記センターポール2の外周面との間に環
状の磁気空隙が形成される。
6はヨーク5の上面に固定された環状のフレームであり
、このフレーム6の上面に凹溝7が形成されるとともに
、この凹溝7内に複数個の突起8が形成されている。
、このフレーム6の上面に凹溝7が形成されるとともに
、この凹溝7内に複数個の突起8が形成されている。
9は平板振動板であり、金属発泡体からなる平板振動板
、ハニカム材の両面に表面材を接着した平板振動板、発
泡ウレタンからなる平板振動板等が用いられる。
、ハニカム材の両面に表面材を接着した平板振動板、発
泡ウレタンからなる平板振動板等が用いられる。
10は上記平板振動板9に固定されたコイルボビンであ
り、このコイルボビン10にボイスコイル11が巻回さ
れている。
り、このコイルボビン10にボイスコイル11が巻回さ
れている。
12はアルミニウム、紙、高分子フィルム等からなる中
空円錐台状のカップリングコーンであり、このカップリ
ングコーン12は、コイルボビン10と平板振動板9に
接着され駆動点を増やして平板振動板の分割振動を押さ
えると共にコイルボビン10のたわみを防ぐ効果もある
。
空円錐台状のカップリングコーンであり、このカップリ
ングコーン12は、コイルボビン10と平板振動板9に
接着され駆動点を増やして平板振動板の分割振動を押さ
えると共にコイルボビン10のたわみを防ぐ効果もある
。
コイルボビン10に巻回されたボイスコイル11は上記
環状の磁気空隙中に配置され、音声電流が流れると、音
声電流に応じて平板振動板9を駆動する。磁気空隙中に
充填した磁性流体13は入力電流によるボイスコイル1
1の発熱をヨーク5およびセンターポール2に伝えると
共に、磁束密度の高い磁極近傍に集まろうとする磁性流
体の体積力によってコイルボビン10を磁気空隙の中央
に支持する働きとする。この働きはボイスコイル11の
大振中に対しても機能しギャップこすりが生じない。従
って平板振動板9およびコイルボビン10は磁性流体1
3だけで振動方向に垂直な方向が十分に支持される。こ
の磁性流体13は、ェステル等の不揮発性の溶媒中に3
00A〜100A以下の蓬の酸化鉄等の磁性超徴粉をコ
ロイド状に均一に分散したものであり、表面が界面活性
剤で保護され動や10KG以上の強磁場中でも粒子の凝
集は生じない。この磁性流体の飽和磁束密度は100〜
30のa船sであり、磁性流体の飽和磁束密度が高いほ
ど磁気空隙中の磁場勾配が大きくし、ほど振動板を中心
保持する力が大きい。ボイスコイル1 1の口径を大き
くすれば中心保持力は大きくなるが振動系のその慣性力
も比例的に大きくなるためギャップこすりを防ぐ中心保
持能力はあまり変わらない。磁性流体の粘度は75〜2
00センチボィズの低粘度のものを用い粘性抵抗による
音圧低下を防止する。
環状の磁気空隙中に配置され、音声電流が流れると、音
声電流に応じて平板振動板9を駆動する。磁気空隙中に
充填した磁性流体13は入力電流によるボイスコイル1
1の発熱をヨーク5およびセンターポール2に伝えると
共に、磁束密度の高い磁極近傍に集まろうとする磁性流
体の体積力によってコイルボビン10を磁気空隙の中央
に支持する働きとする。この働きはボイスコイル11の
大振中に対しても機能しギャップこすりが生じない。従
って平板振動板9およびコイルボビン10は磁性流体1
3だけで振動方向に垂直な方向が十分に支持される。こ
の磁性流体13は、ェステル等の不揮発性の溶媒中に3
00A〜100A以下の蓬の酸化鉄等の磁性超徴粉をコ
ロイド状に均一に分散したものであり、表面が界面活性
剤で保護され動や10KG以上の強磁場中でも粒子の凝
集は生じない。この磁性流体の飽和磁束密度は100〜
30のa船sであり、磁性流体の飽和磁束密度が高いほ
ど磁気空隙中の磁場勾配が大きくし、ほど振動板を中心
保持する力が大きい。ボイスコイル1 1の口径を大き
くすれば中心保持力は大きくなるが振動系のその慣性力
も比例的に大きくなるためギャップこすりを防ぐ中心保
持能力はあまり変わらない。磁性流体の粘度は75〜2
00センチボィズの低粘度のものを用い粘性抵抗による
音圧低下を防止する。
平板振動板9の周囲に巻きつけたワイヤ−14は非磁性
のフレーム6の突起8に端部を巻きつけ固定してあり、
平板振動板9のダンパーの機能を果たす。このワイヤ‐
14は振動板の中心保持の機能を果たす必要がなく、0
.3肋以下の隆の細し・金属線、ガラス繊維線、高分子
ワイヤ一等を用いたため従来品に比べコンブラィアンス
が大きく250の口径の振動板のッィータで最低共振周
波数foを50皿以下に設計することが可能である。上
記2本のワイヤ‐14を平板振動板9の周囲にそわせ、
張力の弱い8本のワイヤーダンパ−が振動板の接線方向
に伸びているのと等価な構造になる。突起8と振動板9
に接する点との間のワイヤ一長は30〜5仇岬であり、
振動板が1肋の振中で振動しても歪を−3比旧以下にす
ることができる。一般に材料が同じであれば支持長に対
する垂直方向の振中の割合が小さい方が歪が少ない。こ
れはエッジの曲げ変位および伸び変位に共通の考えであ
る。従釆のドームッィータのエッジ部の長さは5肌以下
であり、モデル的には5肋以下の長さのワイヤ一を無数
に並べて振動板の外周部を支持したのとほぼ等価であり
、1側の振中を得ることは非常に困難である。無限大バ
ッフル上の25◇の円板の振動板を氷位で1側振中させ
ると1肌の距離で測定すれば114服の出力音圧ピーク
値が得られる。一方狐HZで能率94dB(1仇,が入
力)のスピ一対こ5肌の正弦波入力を加えるとボイスコ
イル温度上昇が無い場合で111船の音圧実効値、従っ
て114dBの出力音圧が得られる。上記実施例では5
0Wの正弦波入力に対しボイスコイル径250の小口径
にかかわらずボイスコイル温度上昇を10びC以下にす
ることができる。これはボイスコイル11の発熱が空気
の熱伝導率の5〜6倍である磁性流体13を介してヨー
ク5およびセンターポール2に放熱するためである。従
来のチタンドームッイータでアルミボビンのスピーカの
代表例では約2肌の正弦波入力でボイスコイルが破断し
てしまう。従って本実施例によれば耐入力および出力音
圧の電気抵抗変化による非直線性の両者に有効な解決手
段を与える。第3図,第4図は本発明の他の実施例を示
している。
のフレーム6の突起8に端部を巻きつけ固定してあり、
平板振動板9のダンパーの機能を果たす。このワイヤ‐
14は振動板の中心保持の機能を果たす必要がなく、0
.3肋以下の隆の細し・金属線、ガラス繊維線、高分子
ワイヤ一等を用いたため従来品に比べコンブラィアンス
が大きく250の口径の振動板のッィータで最低共振周
波数foを50皿以下に設計することが可能である。上
記2本のワイヤ‐14を平板振動板9の周囲にそわせ、
張力の弱い8本のワイヤーダンパ−が振動板の接線方向
に伸びているのと等価な構造になる。突起8と振動板9
に接する点との間のワイヤ一長は30〜5仇岬であり、
振動板が1肋の振中で振動しても歪を−3比旧以下にす
ることができる。一般に材料が同じであれば支持長に対
する垂直方向の振中の割合が小さい方が歪が少ない。こ
れはエッジの曲げ変位および伸び変位に共通の考えであ
る。従釆のドームッィータのエッジ部の長さは5肌以下
であり、モデル的には5肋以下の長さのワイヤ一を無数
に並べて振動板の外周部を支持したのとほぼ等価であり
、1側の振中を得ることは非常に困難である。無限大バ
ッフル上の25◇の円板の振動板を氷位で1側振中させ
ると1肌の距離で測定すれば114服の出力音圧ピーク
値が得られる。一方狐HZで能率94dB(1仇,が入
力)のスピ一対こ5肌の正弦波入力を加えるとボイスコ
イル温度上昇が無い場合で111船の音圧実効値、従っ
て114dBの出力音圧が得られる。上記実施例では5
0Wの正弦波入力に対しボイスコイル径250の小口径
にかかわらずボイスコイル温度上昇を10びC以下にす
ることができる。これはボイスコイル11の発熱が空気
の熱伝導率の5〜6倍である磁性流体13を介してヨー
ク5およびセンターポール2に放熱するためである。従
来のチタンドームッイータでアルミボビンのスピーカの
代表例では約2肌の正弦波入力でボイスコイルが破断し
てしまう。従って本実施例によれば耐入力および出力音
圧の電気抵抗変化による非直線性の両者に有効な解決手
段を与える。第3図,第4図は本発明の他の実施例を示
している。
本実施例は、磁気回路内部および環状の磁気空隙にグリ
コール等の伝熱用液体15を充填しグリコール等の伝熱
用液体と相溶性の無い磁性流体13で封止した構造であ
る。ボイスコイル11を配置する環状の磁気空隙の前面
に封止用の磁性流体13を吸引するもう一つの環状の磁
気空隙を設けてある。この実施例の場合も磁性流体13
でコィルボピン10が安定に中心保持される。儀熟用液
体15は磁性流体13より熱伝導率が大きいため前記実
施例よりボイスコイル温度上昇が小さく高耐入力である
。振動板をアルミ,チタン等のドームにしたため前記実
施例より軽量であるが変形しやすいためダンパー用のワ
イヤ一14を巻きつけず、コイルボビン1川こ4つの貫
通孔を設けて接着部16でワイヤ‐14とコイルボビン
10を結合している。この貫通孔は接着部16で密閉さ
れる。6葦熱用液体15の潤滑性と磁性流体13の中心
保持力により前記実施例と同様にギャップこすりは生じ
ない。
コール等の伝熱用液体15を充填しグリコール等の伝熱
用液体と相溶性の無い磁性流体13で封止した構造であ
る。ボイスコイル11を配置する環状の磁気空隙の前面
に封止用の磁性流体13を吸引するもう一つの環状の磁
気空隙を設けてある。この実施例の場合も磁性流体13
でコィルボピン10が安定に中心保持される。儀熟用液
体15は磁性流体13より熱伝導率が大きいため前記実
施例よりボイスコイル温度上昇が小さく高耐入力である
。振動板をアルミ,チタン等のドームにしたため前記実
施例より軽量であるが変形しやすいためダンパー用のワ
イヤ一14を巻きつけず、コイルボビン1川こ4つの貫
通孔を設けて接着部16でワイヤ‐14とコイルボビン
10を結合している。この貫通孔は接着部16で密閉さ
れる。6葦熱用液体15の潤滑性と磁性流体13の中心
保持力により前記実施例と同様にギャップこすりは生じ
ない。
第5図に示す実施例は密閉容器17で振動板9の背面に
完全に密閉したものであり、密閉された空間18が空気
ダンパーの働きをする。従って第1図に示す実施例と同
じワイヤ−14の張力を更に弱くして補助的なダンパー
とし空気バネのダンパによるコンブラィアンスより大き
なコンブライアンスに設計することも可能である。この
様にすると振動系の最低共振周波数foは振動系の質量
と空気バネのコンブラィアンスでほぼ決定される。空気
の弾性圧縮率の非線型性は非常に小さく、ワイヤ14の
みをダンパーとする場合よりも低歪となる。空気ダンパ
のみの構造にすれば長期間の使用あるいは大振中によっ
てわずかな空気もれが生じ、振動板の位置がズレて来る
ため、ワイヤ14によるダンパーは必要である。19は
吸音材である。
完全に密閉したものであり、密閉された空間18が空気
ダンパーの働きをする。従って第1図に示す実施例と同
じワイヤ−14の張力を更に弱くして補助的なダンパー
とし空気バネのダンパによるコンブラィアンスより大き
なコンブライアンスに設計することも可能である。この
様にすると振動系の最低共振周波数foは振動系の質量
と空気バネのコンブラィアンスでほぼ決定される。空気
の弾性圧縮率の非線型性は非常に小さく、ワイヤ14の
みをダンパーとする場合よりも低歪となる。空気ダンパ
のみの構造にすれば長期間の使用あるいは大振中によっ
てわずかな空気もれが生じ、振動板の位置がズレて来る
ため、ワイヤ14によるダンパーは必要である。19は
吸音材である。
第6図,第7図に示す実施例は封止用磁気空隙とボイス
コイル駆動用磁気空隙の中間の部分の位置でコイルボビ
ン10とワイヤ‐14とを結合したものであり、ワイヤ
‐14はコイルボビン10に1回以上巻きつけてある。
コイル駆動用磁気空隙の中間の部分の位置でコイルボビ
ン10とワイヤ‐14とを結合したものであり、ワイヤ
‐14はコイルボビン10に1回以上巻きつけてある。
更に、ヨーク5に設けた蓬方向の4つの貫通孔20の中
にワイヤ‐14を配置し、固定用ボルト21で張力を調
整してある。またこの固定用ボルト21は6毒熱用液体
15のもれを封じる働きをし、組立後ボルト21をゆる
めた状態で伝熱用液体を注入することができる。本実施
例によれば、ワイヤ‐14がイb学的に安定な伝熱用液
体15中に浸鏡され空気に触れないため防錆が可能であ
りダンバーとしての信頼性が向上する。またヮィャ‐の
共振等の考慮は民熱用液体15でダンピングされ不要と
なる。第7図は、ヨーク5にコイルボビン10をワイヤ
一14によって固定した図であり、この状態でギヤッブ
スべ−サーを用いて位置決めしヨーク5とマグネット4
を接着しその後振動板9を俵着すれば組立可能である。
ワイヤ‐14は張力が小さくて良いので、ボイスコイル
11のリード線を兼ねる構造とすることも可能である。
本発明は上記のような構成であり、環状のエッジ部材が
不要であるため大振中に対しても低域歪が4・なくなり
、またワイヤ一は振動系の復元力のみを与えればよいた
めコンブラィアンスが大きくなり、低減再生帯城が拡大
し、また磁性流体によってコイルボビンの中心保持を行
うため、ギャップこすりや音圧周波数特性の乱れが生じ
ないものである。また、本発明では振動板の外周部にコ
イルボビンを結合しているため、振動板背面に放射され
た音が前面に回り込むことがなくなり、音圧周波数特性
が平坦となる利点を有する。さらに本発明ではボイスコ
イルの熱が磁性流体を介して放熱されるため、比較的小
口径のスピーカで大振中および大昔圧が得られるもので
ある。
にワイヤ‐14を配置し、固定用ボルト21で張力を調
整してある。またこの固定用ボルト21は6毒熱用液体
15のもれを封じる働きをし、組立後ボルト21をゆる
めた状態で伝熱用液体を注入することができる。本実施
例によれば、ワイヤ‐14がイb学的に安定な伝熱用液
体15中に浸鏡され空気に触れないため防錆が可能であ
りダンバーとしての信頼性が向上する。またヮィャ‐の
共振等の考慮は民熱用液体15でダンピングされ不要と
なる。第7図は、ヨーク5にコイルボビン10をワイヤ
一14によって固定した図であり、この状態でギヤッブ
スべ−サーを用いて位置決めしヨーク5とマグネット4
を接着しその後振動板9を俵着すれば組立可能である。
ワイヤ‐14は張力が小さくて良いので、ボイスコイル
11のリード線を兼ねる構造とすることも可能である。
本発明は上記のような構成であり、環状のエッジ部材が
不要であるため大振中に対しても低域歪が4・なくなり
、またワイヤ一は振動系の復元力のみを与えればよいた
めコンブラィアンスが大きくなり、低減再生帯城が拡大
し、また磁性流体によってコイルボビンの中心保持を行
うため、ギャップこすりや音圧周波数特性の乱れが生じ
ないものである。また、本発明では振動板の外周部にコ
イルボビンを結合しているため、振動板背面に放射され
た音が前面に回り込むことがなくなり、音圧周波数特性
が平坦となる利点を有する。さらに本発明ではボイスコ
イルの熱が磁性流体を介して放熱されるため、比較的小
口径のスピーカで大振中および大昔圧が得られるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例における鰯電型スピーカの断
面図、第2図は同上面図、第3図は本発明の他の実施例
の断面図、第4図は同上面図、第5図は本発明の他の実
施例の断面図、第6図は本発明のさらに他の実施例の断
面図、第7図は同上面図である。 1…ヨーク、2…センターポール、3…貫通孔L 4…
マグネット、5…ヨーク、6…フレーム、7・・・凹溝
、8・・・突起、9・・・振動板、10・・・コイルボ
ビン、11…ボイスコイル、12…カップリングコーン
、13…磁性流体、14…ワイヤ−、15・・・伝熱用
液体、16・・・接着部、17・・・密閉容器、18…
空間、19・・・吸音材、20・・・貫通孔、21・・
・固定用ボルト。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
面図、第2図は同上面図、第3図は本発明の他の実施例
の断面図、第4図は同上面図、第5図は本発明の他の実
施例の断面図、第6図は本発明のさらに他の実施例の断
面図、第7図は同上面図である。 1…ヨーク、2…センターポール、3…貫通孔L 4…
マグネット、5…ヨーク、6…フレーム、7・・・凹溝
、8・・・突起、9・・・振動板、10・・・コイルボ
ビン、11…ボイスコイル、12…カップリングコーン
、13…磁性流体、14…ワイヤ−、15・・・伝熱用
液体、16・・・接着部、17・・・密閉容器、18…
空間、19・・・吸音材、20・・・貫通孔、21・・
・固定用ボルト。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
Claims (1)
- 1 環状の磁気空隙を有する磁気回路と、振動板の外周
部に結合されたコイルボビンと、上記振動板またはコイ
ルボビンを支持する複数本のワイヤーと、上記コイルボ
ビンに巻回され上記磁気空隙に充填され上記コイルボビ
ンを上記磁気空隙の中央に保持する磁性流体とからなる
動電型スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562579A JPS603274B2 (ja) | 1979-10-19 | 1979-10-19 | 動電型スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562579A JPS603274B2 (ja) | 1979-10-19 | 1979-10-19 | 動電型スピ−カ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5658398A JPS5658398A (en) | 1981-05-21 |
JPS603274B2 true JPS603274B2 (ja) | 1985-01-26 |
Family
ID=15156172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13562579A Expired JPS603274B2 (ja) | 1979-10-19 | 1979-10-19 | 動電型スピ−カ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603274B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100533716B1 (ko) | 2003-12-05 | 2005-12-05 | 신정열 | 수평진동 보이스코일을 구비하는 판형 스피커 |
WO2009066415A1 (ja) | 2007-11-20 | 2009-05-28 | Panasonic Corporation | スピーカ、映像機器、および携帯型情報処理装置 |
WO2010131404A1 (ja) | 2009-05-12 | 2010-11-18 | パナソニック株式会社 | スピーカ、及び携帯型電子機器 |
-
1979
- 1979-10-19 JP JP13562579A patent/JPS603274B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5658398A (en) | 1981-05-21 |
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