JP2008211749A - スピーカユニット及びスピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡易な構造によりボイスコイルボビンの強度を上げた高音質の音声出力を可能とするスピーカユニット及びスピーカ装置を提案するようにする。
【解決手段】本発明は、スリット状の磁気ギャップg2、g3が設けられたツインストレートギャップ磁気回路40と、それを収納して保持するフレーム34と、当該フレーム34にエッジ41A及び41Bを介して取り付けられた振動板31と、磁気ギャップg2、g3のほぼ中心に挿通するように配置され、かつその一端が振動板31と結合されると共にトラック型平面ボイスコイル52がその表面に貼り合わせられ、表面に対して振動板31の振動方向に対する強度を上げるための凹部61及び凸部62が形成されたフラットボイスコイルドライブ49と、その他端を支持するためフレーム34に取り付けられたロール形状ダンパー35とを設けるようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、スピーカユニット及びスピーカ装置に関し、例えば所謂スリム型スピーカに適用して好適なものである。
従来、図1に示すように、一般的なスピーカユニット1としては、先端が開口された略円錐形状のスピーカ用振動板2を有し、そのスピーカ用振動板2の外周部分がエッジ4を介してフレーム3に支持される一方、フレーム3に取り付けられたダンパー5によってスピーカ用振動板2の内周の開口部分が支持されており、これによりフレーム3に対してスピーカ用振動板2が前後方向へ可動自在な状態で取り付けられている。
スピーカ用振動板2は、その開口部分の下側において、リード線でなるボイスコイル7が巻回された円筒状のボイスコイルボビン6に固着される一方、開口部分の上側において、その開口部分を覆うようにスピーカ用振動板2の拡開方向へ半球形状のヘッドキャップ2Aが突出した状態で取り付けられ、当該スピーカ用振動板2の径方向における変形防止及び塵埃等の侵入を防止するようになされている。
スピーカユニット1では、フレーム3の下端側に、スピーカ用振動板2を前後に振動させるための磁気回路部13が固定した状態で取り付けられている。この磁気回路部13は、中央から円柱形状のポールピース10Aが植立された円盤形状のヨーク10を有し、当該ヨーク10の上面外周を取り囲むように円環形状のマグネット9が固着されると共に、そのマグネット9上に円環形状のプレート8が積層して固着されている。
スピーカユニット1は、このプレート8の上面とフレーム3の下端とが固定された結果、磁気回路部13がフレーム3に取り付けられると、ボイスコイル7の巻回されたボイスコイルボビン6がポールピース10A及びプレート8間に形成される磁気ギャップg1内に非接触状態で取り囲まれるように保持される。
かくしてスピーカユニット1では、外部から端子12及び錦糸線11を介して供給されるオーディオ信号に基づく印加電流により磁気回路部13のボイスコイル7に電磁力が与えられると、当該ボイスコイル7がマグネット9と引き合い又は反発することにより、スピーカ用振動板2が前後に振動してオーディオ信号に応じた音波を発生させるようになされている。
ところで、近年ではスピーカユニット1を更にスリム化したいとい要望があり、上述したようなスピーカユニット1における略円錐形状のスピーカ用振動板2ではなく、薄板状でなるボイスコイルボビンの端部に細長い振動板が結合された構造の所謂スリム型のスピーカユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-223495公報
ところで、特許文献1で示されたスリム型のスピーカユニットにおいては、ボイスコイルボビンの凸部を、貫通孔を有するダンパーに通して結合することにより、ボイスコイルボビンとダンパーの結合強度を向上させた構造であるものの、振動板の駆動方向に対するボイスコイルボビン自体の強度が弱く、そのため音質の劣化を招くという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構造によりボイスコイルボビンの強度を上げた高音質の音声出力を可能とするスピーカユニット及びそれを利用したスピーカ装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、スリット状の磁気ギャップが設けられた磁気回路と、当該磁気回路を収納して保持するフレームと、当該フレームにエッジを介して取り付けられた振動板と、磁気ギャップのほぼ中心に挿通するように配置され、かつその一端が振動板と結合されると共にボイスコイルがその表面に貼り合わせられ、表面に対して振動板の振動方向に対する強度を上げるための凹凸が形成された平面型ボイスコイルボビンと、当該平面型ボイスコイルボビンの他端を支持するためフレームに取り付けられたダンパーとを設けるようにする。
これによりスピーカユニットでは、振動板を振動方向へ駆動する際の平面型ボイスコイルボビンの強度が凹凸によって補強され、駆動力に対して振動板をリニアに振動させることができるので、高音質な音声を出力することができる。
また本発明においては、スリット状の磁気ギャップが設けられた磁気回路と、当該磁気回路を収納して保持するフレームと、当該フレームにエッジを介して取り付けられた振動板と、磁気ギャップのほぼ中心に挿通するように配置され、かつその一端が振動板と結合されると共にボイスコイルがその表面に貼り合わせられ、表面に対して振動板の振動方向に対する強度を上げるための凹凸が形成された平面型ボイスコイルボビンと、当該平面型ボイスコイルボビンの他端を支持するためフレームに取り付けられたダンパーとを具えるスピーカユニットと、当該スピーカユニットを収納する筐体とを設けるようにする。
これによりスピーカ装置では、筐体に収納されたスピーカユニットの振動板を振動方向へ駆動する際、平面型ボイスコイルボビンの強度が凹凸によって補強され、駆動力に対して振動板をリニアに振動させることができるので、高音質な音声を出力することができる。
本発明によれば、振動板を振動方向へ駆動する際の平面型ボイスコイルボビンの強度が凹凸によって補強され、駆動力に対して振動板をリニアに振動させることができるので、高音質な音声を出力することができ、かくして簡易な構造によりボイスコイルボビンの強度を上げた高音質の音声出力を可能とするスピーカユニットを実現することができる。
また本発明によれば、筐体に収納されたスピーカユニットの振動板を振動方向へ駆動する際、平面型ボイスコイルボビンの強度が凹凸によって補強され、駆動力に対して振動板をリニアに振動させることができるので、高音質な音声を出力することができ、かくして簡易な構造によりボイスコイルボビンの強度を上げた高音質の音声出力を可能とするスピーカ装置を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)スピーカ装置の全体構成
図2に示すように、20は全体として、本発明におけるスリム型のスピーカユニット21及び22を縦列させた状態で縦長状の筐体23に収納することにより、全体としてその巾を極力狭くした構造のスピーカ装置を示し、その筐体23がスタンド24に取り付けられている。
そしてスリム型のスピーカユニット21及び22は、図3に示すように、その巾が14mm、高さが108mm及び深さ(奥行き)が21mmのサイズでなり、振動板31の上下に配置されたネジ32及び33によって、筐体23に取り付けられるようになされている。
(2)スピーカユニットの構成
次に、スリム型のスピーカユニット21及び22の構成について説明するが、両者は共通した構造であるため、ここでは便宜上スピーカユニット21の構成についてのみ説明し、スピーカユニット22の構成については省略する。
図4に示すようにスピーカユニット21では、全体が細長い振動板31よりも一回り小さい穴(図示せず)がその中央部分に形成されたバッフル板36に対して、その前後方向へ振動可能な状態で振動板31が取り付けられると共に、バッフル板36の下方に設けられたフレーム34の内側にツインストレートギャップ磁気回路40が配置されている。
図5に示すようにツインストレートギャップ磁気回路40は、上プレート41と下プレート44との間に、最大エネルギー積の高い例えばネオジウムマグネット(以下、これを単にマグネットと呼ぶ)47及び48が所定の間隔だけ離れた並列状態に取り付けられることにより、細く小さなマグネット47及び48によって必要な磁束密度を効率的に得ることができるようになされている。因みに、最大エネルギー積とは、残留磁束密度(Br)と保磁力(HC)との積が最大になる磁石の性能を表した単位である。
このツインストレートギャップ磁気回路40では、上プレート41における右上プレート42と左上プレート43との間に形成されているスリット状の隙間をマグネット47及び48による磁気ギャップg2として用いると共に、下プレート44における右下プレート45と左下プレート46との間に形成されたスリット状の隙間を磁気ギャップg3として用いるようになされている。
実際上、図6に示すように、略L字状でなる右下プレート45上の所定位置にマグネット47が取付固定され、そのマグネット47に対して右下プレート45と同一サイズ及び同一形状の右上プレート42を重ねるように取付固定した状態で着磁(この場合、上側がS極、下側がN極)するようになされている。
一方、略L字状でなる左下プレート46上の所定位置で右下プレート45のマグネット47と対向するようにマグネット48が取付固定され、そのマグネット48に対して左下プレート46と同一サイズ及び同一形状の左上プレート43を重ねるように取付固定した状態で着磁(この場合、上側がN極、下側がS極)するようになされている。
その状態で右下プレート45の側面と左下プレート46の側面とが接着され、かつ右上プレート42の側面と左上プレート43の側面とが接着されることにより、図5に示したように、左上プレート43から右上プレート42へ磁束が流れる磁気ギャップg2及び、右下プレート45から左下プレート46へ磁束が流れる磁気ギャップg3を有するツインストレートギャップ磁気回路40(図5)が形成されることになる。
すなわちツインストレートギャップ磁気回路40では、右下プレート45、マグネット47及び右上プレート42が一体化された状態で着磁し、左下プレート46、マグネット48及び左上プレート43が一体化された状態で着磁した後に、両者が接着された結果、スリット状の磁気ギャップg2及びg3が形成されるようになされている。
このようにツインストレートギャップ磁気回路40は、左下プレート46及び左上プレート43の着磁方向と、右下プレート45及び右上プレート42の着磁方向とが反対であるため、上述したように、左右それぞれを着磁してから組み合わせる構造としたことにより、量産性を大幅に向上させている。
因みに、上下の右上プレート42及び右下プレート45、上下の左上プレート43及び左下プレート46が互いに同じサイズ及び同じ形状であるだけでなく、右上プレート42と左上プレート43、右下プレート45と左下プレート46についても、互いに同じサイズ及び同じ形状であるため、部品としての共通性及び汎用性が大幅に高められている。
このようなツインストレートギャップ磁気回路40を用いたスリム型のスピーカユニット21においては、図7に示すように、その断面構造として、フレーム34の内側に取り付けられたツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3の間にフラットボイスコイルドライブ49が配置されている。因みに、図7におけるスリム型のスピーカユニット21では、説明の簡略化のため、スピーカユニット21のバッフル板36(図4)については省略されている。
このスピーカユニット21(図7)では、フラットボイスコイルドライブ49の上端部と振動板31のほぼ中央部とが当接された状態で取り付けられ、かつフレーム34の下端部に取り付けられたロール形状ダンパー35の中央部をフラットボイスコイルドライブ49の下端部が貫通した状態で当該ロール形状ダンパー35に取り付けられ、磁気ギャップ2g及び3gの間で矢印に示す前後方向へ可動するようになされている。
振動板31は、図8(A)に示すように、その表側31Aが僅かに凹んだ細長い船形状の例えば発泡マイカ素材でなり、図8(B)及び(C)に示すように、その裏側31Bの中央部に2本のレール状でなる突起部31C及び31Dが設けられた構成を有している。
この振動板31では、突起部31C及び31D間の距離Lがフラットボイスコイルドライブ49の厚さD(図7)とほぼ同じであり、突起部31C及び31Dがフラットボイスコイルドライブ49の上端部と振動板31の中央部とが取り付けられる際の位置決めに用いられると共に、突起部31C及び31D間にフラットボイスコイルドライブ49の上端部が差し込まれた状態で強固に取り付け固定されるようになされている。
なお振動板31は、エッジ41A及び41Bを介してフレーム34に取り付けられているが、特に、振動板31がその表側31Aを外方へ向けた状態で、裏側31Bとエッジ41A及び41Bとが取り付けられているため、エッジ41A及び41Bが外部に露出した状態で取り付けられる場合よりも、振動板31の面積を大きく取ることができ、低音特性を向上させ得るようになされている。
フラットボイスコイルドライブ49は、図9に示すように、薄い平板状の例えばポリイミドフィルムでなる矩形ボビン51のほぼ中央にトラック型平面ボイスコイル52が貼り合わされた構成を有する。なお、矩形ボビン51の素材としては、ポリイミドフィルム、ポリアミド不織布、ガラス布基材ポリイミド含浸シート、アルミニウム、黄銅、耐熱クラフト、マイカシート等が用いられる。
図10に示すように、矩形ボビン51は、長手方向の2辺に沿って波状、短手方向の2辺に沿って直線状の境界を有する微小な段差の凹部61が形成され、かつ矩形ボビン51のほぼ中央にトラック型平面ボイスコイル52の内側領域よりも僅かに小さな大きさで凹部61と同じ段差の細長い凸部62が形成されている。
ここで矩形ボビン51(図10)は、薄い平板状に形成されていることから、一般的なスピーカユニットで用いられている円筒形状のボイスコイルボビンに比べて、振動板31の矢印に示す前後方向(図7)に対する強度が弱いという欠点があるものの、矩形ボビン51のトラック型平面ボイスコイル52から離れた位置に設けられた凹部61及びトラック型平面ボイスコイル52の位置決め用に設けられた凸部62によって振動板31が振動する前後方向に対する強度を十分に補強するよう考慮されている。
また矩形ボビン51(図10)は、凸部62の周囲でトラック型平面ボイスコイル52が貼り合わされる箇所と重なるように6個の貫通穴63〜68が形成されており、凸部62を介してトラック型平面ボイスコイル52が位置決めされて貼り合わされた際、トラック型平面ボイスコイル52の直線部分と貫通穴63〜68とが対向するようになされている。
図11に示すようにトラック型平面ボイスコイル52は、1層巻きのトラック型でなり、矩形ボビン51に貼り合わされるべく、平面状に巻かれた形状を有している。トラック型平面ボイスコイル52のトラック形状としては、図7で示した磁気ギャップg2及びg3内で矢印方向への駆動力を発生させるべく、矩形ボビン51に合わせて長手方向の2辺に沿った直線部分52Aを長くし、曲線部分52Bを短くする形状が望ましい。
図12に示すように、フラットボイスコイルドライブ49は、トラック型平面ボイスコイル52が矩形ボビン51に貼り合わされることにより形成されるが、このとき、凹部61及び凸部62の段差がトラック型平面ボイスコイル52の線径よりも小さく設定されていることにより、トラック型平面ボイスコイル52が矩形ボビン51の面よりも僅かに突出した状態で貼り合わされるようになされている。
これによりフラットボイスコイルボビン49は、図13(A)及び(B)に示すように、ツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3の間に配置されたとき、当該磁気ギャップg2内の磁束J1及び磁気ギャップg3内の磁束J2を受け易く、トラック型平面ボイスコイル52に電流i1が流れた際、フレミングの左手の法則に従って、フラットボイスコイルドライブ49を太矢印に示す振動板31(図示せず)が振幅する前後方向へ往復運動させるための駆動力を磁気ギャップg2及びg3内で発生させ得るようになされている。
最後にロール形状ダンパー35は、図14に示すように、フラットボイスコイルドライブ49をツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3内に安定して支持するものであり、その素材としては、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸した織布を加熱成型したものや、ベークライト板を打ち抜いた蝶ダンパー、射出成型樹脂での蝶ダンパーが用いられ、ダンパー形状としては、振幅方向への往復運動に追従させるため、複数の波型でなるコルゲーション形状、ロール形状等が望ましい。
このロール形状ダンパー35は、断面略M字状でなり、そのほぼ中央部分にフラットボイスコイルドライブ49の矩形ボビン51における下端部を貫通させるための細長い貫通孔35Aが設けられており、矩形ボビン51の下端部が貫通孔35Aから僅かに突出した状態で取り付けられるようになされている。
ところでスピーカユニット21(図7)では、右上プレート42及び左上プレート43の間の磁気ギャップg2、及び右下プレート45及び左下プレート46の間の磁気ギャップg3に、いわゆる磁性流体R1が封入されており、これによりフラットボイスコイルドライブ49の振動安定性向上、磁束J1及びJ2の密度向上、及びトラック型平面ボイスコイル52の放熱性向上を図るようになされている。
ここで磁性流体R1とは、粒子径が10.0[nm](100Å)程度の磁性微粒子(例えば酸化鉄)、界面活性剤、ベース液からなり、透磁率の高い物質を含んだ磁石に反応する液体のことであり、磁性微粒子表面に界面活性剤を吸着させることによりベース液中の磁性微粒子が凝集することのない安定したコロイド溶液である。なお、ベース液としては、用途、使用環境を考慮し、水、炭化水素系油、エステル油、フッ素系油等が使用される。
この磁性流体R1は、磁界がゼロの時は磁性のない液体であるが、外部から磁界を作用させることで磁化し、外部からの磁界が取り除かれるとその磁化が消滅するという特徴を有しており、これを利用してフラットボイスコイルドライブ49を磁気ギャップg2及びg3の中心に保持させ得るようになされている。
実際上、スピーカユニット21は、図15(A)に示すように、ツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3内の磁性流体R1の中にフラットボイスコイルドライブ49が配置された状態から、図15(B)に示すように、フラットボイスコイルドライブ49が磁気ギャップg2及びg3の中心から偏るような外部の力を受けた場合、その力に応じた分の磁性流体R1Sが矢印方向へ押し出されて移動することになる。
しかしながらスピーカユニット21は、図15(C)に示すように、移動させられた分の磁性流体R1Sが右下プレート45側のより強い磁界へ近付こうとする性質を有しているため、移動させられた分の磁性流体R1Sが矢印方向へ戻ることになり、その結果、フラットボイスコイルドライブ49を磁気ギャップg2及びg3の中心に再度保持させ得るようになされている。
従ってスピーカユニット21では、ロール形状ダンパー35だけでなく、磁性流体R1のセンタリング作用によっても、フラットボイスコイルドライブ49を磁気ギャップg2及びg3の中心に常時保持させるようになされていることにより、当該フラットボイスコイルドライブ49が磁気ギャップg2及びg3の中心から左右何れかに偏って右上プレート42、左上プレート43、右下プレート45及び左下プレート46に接触してしまうことを2重に防止し得るようになされている。
(3)スピーカユニットの特性
このような構成のスピーカユニット21の音圧周波数特性に対する検証結果を、図16に示す。このスピーカユニット21では、中高音域から200[Hz]付近までの低音域にかけて音圧レベルが比較的高いことが分かる。従って、200[Hz]以下の低音域はサブウーファーに担当させれば、そのサブウーファーとスピーカユニット21とによってフルレンジをカバーすることが出来ることになる。
また、図17(A)には、従来のスピーカユニット1における指向性特性を示し、図17(B)には、本願発明におけるスリム型のスピーカユニット21における指向性特性を示す。
従来のスピーカユニット1(図17(A))では、全体的に1000[Hz]以下の周波数帯域で指向特性が優れているものの、2000[Hz]以上の周波数帯域では太矢印で示すスピーカユニット1の左右方向や背面方向に対する指向性特性が優れているといえない状態である。
これに対して本願発明のスリム型のスピーカユニット21(図17(B))では、600[Hz]、1000[Hz]、2000[Hz]、4000[Hz]及び8000[Hz]の何れの周波数帯域であっても、スピーカユニット21の太矢印で示す正面方向だけではなく、左右方向及び背面方向をも含めた全方位に渡って優れた指向性特性を有していることが分かる。このとこは、従来のスピーカユニット1に比べてスリム型のスピーカユニット21では、その巾が非常に狭いために線音源に近くなるからであると考えられる。
(4)動作及び効果
以上の構成において、本願発明のスリム型のスピーカユニット21では、フラットボイスコイルボビン49がツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3のほぼ中心に配置され、トラック型平面ボイスコイル52に電流i1が流されたとき、フレミングの左手の法則に従って、フラットボイスコイルドライブ49を振動板31の振動する前後方向へ往復運動させるための駆動力を発生させる。
このときフラットボイスコイルドライブ49は、矩形ボビン51がフィルムやシートでなる薄板状の素材により形成されているため、振動板31の振動方向に対する強度が弱いところを、その矩形ボビン51における長手方向の2辺に沿って波状、短手方向の2辺に沿って直線状の境界を有する微小な段差の凹部61が形成され、かつ矩形ボビン51のほぼ中央にトラック型平面ボイスコイル52の内側領域よりも僅かに小さな大きさで凹部61と同じ段差の細長い凸部62が形成されていることにより、凹部61及び凸部62のリブ構造によって振動板31の振動方向に対する強度が大幅に向上されている。
従ってスピーカユニット21では、フラットボイスコイルドライブ49の駆動方向に対する矩形ボビン51自体の強度が上がったので、矩形ボビン51の強度不足によって生じる音質の劣化を未然に防止することができる。
またスピーカユニット21(図7)は、ツインストレートギャップ磁気回路40の磁気ギャップg2及びg3に、強い磁界の方へ近付こうとする性質の磁性流体R1を封入したことにより、フラットボイスコイルドライブ49が磁気ギャップg2及びg3のほぼ中心に配置されている状態から何れか一方側へ偏るような外部の力を受けたときでも、その力によって一時的に移動させられた分の磁性流体R1Sが強い磁界の方へ近付こうとする動きにより、フラットボイスコイルドライブ49を磁気ギャップg2及びg3のほぼ中心にセンタリングさせることができる。
従ってスピーカユニット21は、ロール形状ダンパー35と共に、磁性流体R1のセンタリング作用によって、フラットボイスコイルドライブ49を磁気ギャップg2及びg3のほぼ中心に保持することができ、当該フラットボイスコイルドライブ49を右上プレート42、左上プレート43、右下プレート45及び左下プレート46に接触してしまうことを回避し、音質の劣化を未然に防止することができる。
さらにスピーカユニット21(図7)は、振動板31の表側31Aを外方へ向けた状態で、振動板31の裏側31Bとエッジ41A及び41Bとが取り付けられているため、エッジ41A及び41Bが外部に露出する状態で取り付けられる場合よりも、振動板31の面積を大きく取ることができ、かくしてフレーム34の巾を極力狭くしながらも低音特性が損なわれることを防止し、高音質な音を出力させることができる。
以上の構成によれば、スピーカユニット21では、フラットボイスコイルドライブ49の駆動方向に対する矩形ボビン51自体の強度をリブ構造により向上させたので、矩形ボビン51の強度不足によって生じる音質の劣化を未然に防止し、高音質な音を出力することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、図7に示したように、振動板31の表側31Aを外方へ向けられた状態で、エッジ41A及び41Bが外部に露出することなく、振動板31の裏側31Bとエッジ41A及び41Bとが取り付けられたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7との対応部分に同一符号を付した図18に示すように、振動板31とはその向きが反対の振動板61を用い、その振動板61の表側61Aが外方へ向けられた状態で、エッジ71A及び71Bが外部に露出し、そのエッジ71A及び71Bと振動板61の表側61Aとが取り付けられたスピーカユニット72を用いるようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、ツインストレートギャップ磁気回路40に2つのマグネット47及び48が配置されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図19に示すように、例えば一方のマグネット47だけを用い、マグネット48の代わりに左中プレート73が配置され、マグネット47だけによって磁束J1、J2を発生させるようにしたスピーカユニット74を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、フラットボイスコイルドライブ49の矩形ボビン51の下端部を支持するロール形状ダンパー35(図7)が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図20に示すように、ロール形状ダンパー35の代わりに複数波型のコルゲーション形状ダンパー75が採用されたスピーカユニット76を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、フラットボイスコイルドライブ49の矩形ボビン51の下端部を支持するロール形状ダンパー35(図7)が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図20との対応部分に同一符号を付した図21に示すように、ロール形状ダンパー35の代わりに複数波型のコルゲーション形状ダンパー75が採用され、かつフラットボイスコイルドライブ49の矩形ボビン51の上端部を支持する複数波型のコルゲーション形状ダンパー77が採用されたスピーカユニット78を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、略断面M字状でなるロール形状ダンパー35(図7)が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図22に示すように、略断面W字状でなるロール形状ダンパー79が採用されたスピーカユニット80を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、ロール形状ダンパー35(図7)が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7との対応部分に同一符号を付した図23に示すように、矩形ボビン51の下端部を延長してロール形状とし、フレーム34の下端部と接続されたダンパー一体形フラットボイスコイルドライブ81が用いられたスピーカユニット82を用いるようにしても良い。
この場合、スピーカユニット82(図23)では、スピーカユニット21(図7)のように、フラットボイスコイルドライブ49とロール形状ダンパー35とを接続する必要がなく、その構成を一段と簡素化することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ロール形状ダンパー35(図7)が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図23との対応部分に同一符号を付した図24に示すように、ダンパー一体型フラットボイスコイルドライブ81におけるトラック型平面ボイスコイル52の上から、その下端部を延長してロール形状とした矩形ボビン83を貼り合わせ、ダンパー一体型フラットボイスコイルドライブ81のロール形状先端及び矩形ボビン83のロール形状先端と、フレーム34の下端部とがそれぞれ接続されたことにより、結果的に略断面W字状でなるダンパーが採用されたスピーカユニット84を用いるようにしても良い。
この場合のスピーカユニット82は、スピーカユニット21(図7)のように、フラットボイスコイルドライブ49とロール形状ダンパー35とを接続する場合に比べて、スピーカユニット84では、その構成を簡素化することができると共に、スピーカユニット82(図23)に比べて、ダンパー一体型フラットボイスコイルドライブ81のダンパー機能及び振動方向に対する強度を大幅に向上させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、1層巻きのトラック型でなるトラック型平面ボイスコイル52が矩形ボビン51に貼り合わされたフラットボイスコイルドライブ49が採用されたスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7との対応部分に同一符号を付した図25に示すように、2層巻きトラック型平面ボイスコイル85が貼り合わされたフラットボイスコイルドライブ86を有するスピーカユニット87を用いるようにしても良く、さらには、それ以上の3層巻き、4層巻き等の多層巻きトラック型平面ボイスコイルが貼り合わされたフラットボイスコイルドライブを有するスピーカユニットを用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、磁気ギャップg2及びg3のほぼ中心にフラットボイスコイルドライブ49のトラック型平面ボイスコイル52を配置し、振動板31の振幅する前後方向の駆動力を発生させるスピーカユニット21(図7)を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7との対応部分に同一符号を付した図26に示すように、磁気ギャップg2のほぼ中心にのみ、フラットボイスコイルドライブ88のトラック型平面ボイスコイル52を配置し、振動板31の振幅する前後方向の駆動力を発生させるようにしたスピーカユニット89を用いるようにしても良い。
この場合、スピーカユニット89(図26)では、磁気ギャップg2だけしか使用しない構造であるため、フラットボイスコイルドライブ88の長手方向における長さを短く抑えることができる分だけ、スピーカユニット89自体の深さ(奥行き)を短くすることができる。
さらに上述の実施の形態においては、図5及び図6に示したように、略L字状でなる右上プレート42、右下プレート45と左上プレート43、左下プレート46とを貼り合わせることにより磁気ギャップg2及びg3が形成されたツインストレートギャップ磁気回路40を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図7との対応部分に同一符号を付した図27(A)に示すように、直線状の右上プレート91と左上プレート93とがマグネット47及び48による磁気ギャップg2の間隔だけ離れた状態でフレーム34に取り付けられ、直線状の右下プレート92と左下プレート94とがマグネット47及び48による磁気ギャップg3の間隔だけ離れた状態でフレーム34に取り付けられたツインストレートギャップ磁気回路97を用いるようにしても良い。
また図27(B)に示すように、スピーカユニット21では、ツインストレートギャップ磁気回路40の代わりに、直線状の右上プレート91と左上プレート93とがマグネット47及び48による磁気ギャップg2の間隔だけ離れた状態でフレーム34に取り付けられ、直線状の1枚板でなる下プレート95がフレーム34に取り付けられたシングルストレートギャップ磁気回路98を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、図10に示したような矩形ボビン51を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図28に示すように、凹部118に対して矩形状の凸部102〜113と、トラック型平面ボイスコイル52(図示せず)を貼り付けるときの位置決め用を兼ねた凸部114と、当該凸部114上における3つの孔部115〜117とが形成されたリブ構造のボイスコイルボビン101を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、図7に示したような構造のスピーカユニット21を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図18〜図28までに示した構造が複数組み合わされた構成のスピーカユニットを用いるようにしても良い。
従来の一般的なスピーカユニットの断面構造を示す略線的断面図である。 本発明のスピーカ装置の全体構成を示す略線的斜視図である。 スリム型のスピーカユニットのサイズを示す略線的斜視図である。 スリム型のスピーカユニットの全体構成を示す略線的斜視図である。 ツインストレートギャップ磁気回路を示す略線的斜視図である。 ツインストレートギャップ磁気回路の構造を示す略線的斜視図である。 スリム型のスピーカユニットの断面構造を示す略線的断面図である。 振動板の構成を示す略線図である。 フラットボイスコイルドライブの全体構成を示す略線的斜視図である。 矩形ボビンの構造を示す略線的斜視図である。 トラック型平面ボイスコイルの構成を示す略線図である。 フラットボイスコイルドライブの断面構造を示す略線的断面図である。 ツインストレートギャップ磁気回路による駆動力の説明に供する略線図である。 ロール形状ダンパーの構成を示す略線的斜視図である。 磁性流体によるセンタリング作用の説明に供する略線図である。 スピーカユニットの音圧周波数特性の説明に供する特性曲線図である。 指向性特性を示す略線図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(1)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(2)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(3)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(4)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(5)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(6)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(7)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(8)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるスリム型のスピーカユニットの断面構造(9)を示す略線的断面図である。 他の実施の形態におけるストレートギャップ磁気回路の構造を示す略線的斜視図である。 他の実施の形態におけるボイスコイルボビンの構成を示す略線的斜視図である。
符号の説明
1、21、22、72、74、76、78、80、82、84、87、89……スピーカユニット、2……スピーカ用振動板、3、34……フレーム、4、41A、41B、71A、71B……エッジ、5……ダンパー、6、101……ボイスコイルボビン、7……ボイスコイル、8……プレート、9、47、48……マグネット、10……ヨーク、11……錦糸線、13……磁気回路部、23……筐体、24……スタンド、31、68……振動板、31C、31D……突起部、32、33……ネジ、35、79……ロール形状ダンパー、36……バッフル板、40、97……ツインストレートギャップ磁気回路、41……上プレート、42……右上プレート、43……左上プレート、44……下プレート、45……右下プレート、46……左下プレート、49、88……フラットボイスコイルドライブ、51、83……矩形ボビン、52……トラック型平面ボイスコイル、61……凹部、62、102〜114……凸部、73……左中プレート、75、77……コルゲーション形状ダンパー、81……ダンパー一体形フラットボイスコイルドライブ、85……二層巻きトラック型平面ボイスコイル、98……シングルストレートギャップ磁気回路、115〜117……孔部、g1、g2、g3……磁気ギャップ、R1……磁性流体。

Claims (6)

  1. スリット状の磁気ギャップが設けられた磁気回路と、
    上記磁気回路を収納して保持するフレームと、
    上記フレームにエッジを介して取り付けられた振動板と、
    上記磁気ギャップのほぼ中心に挿通するように配置され、かつその一端が上記振動板と結合されると共にボイスコイルがその表面に貼り合わせられ、上記表面に対して上記振動板の振動方向に対する強度を上げるための凹凸が形成された平面型ボイスコイルボビンと、
    上記平面型ボイスコイルボビンの他端を支持するため上記フレームに取り付けられたダンパーと
    を具えることを特徴とするスピーカユニット。
  2. 上記平面型ボイスコイルボビンは、上記表面上の上記ボイスコイルが貼り合わされた箇所であって上記磁気ギャップと対向する場所に貫通孔が形成されており、上記磁気ギャップに封入された磁性流体が上記貫通孔を介して磁界の強い方へ移動しようとする性質により上記磁気ギャップのほぼ中心に保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  3. 上記平面型ボイスコイルボビンは、上記凹凸の段差が上記ボイスコイルの線径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  4. 上記振動板は、その裏面側に、上記平面型ボイスコイルボビンの一端を結合させる際の位置決めに供すると共に、上記一端が差し込まれた状態で結合するための2つの突起部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  5. 上記ダンパーは、上記平面型ボイスコイルボビンが延長されたボビン一体型構造である
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  6. スリット状の磁気ギャップが設けられた磁気回路と、上記磁気回路を収納して保持するフレームと、上記フレームにエッジを介して取り付けられた振動板と、上記磁気ギャップのほぼ中心に挿通するように配置され、かつその一端が上記振動板と結合されると共にボイスコイルがその表面に貼り合わせられ、上記表面に対して上記振動板の振動方向に対する強度を上げるための凹凸が形成された平面型ボイスコイルボビンと、上記平面型ボイスコイルボビンの他端を支持するため上記フレームに取り付けられたダンパーとを具えるスピーカユニットと、
    上記スピーカユニットを収納する筐体と
    を具えることを特徴とするスピーカ装置。
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