JP5440112B2 - 車両の開閉体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部の開口部を開閉する開閉体装置に関する。
近年、多くの車両において、リフトゲート(バックドア)又はトランクリッド等の後部開閉体は、閉じられたときに、乗員が携帯する携帯機(電子鍵)によって、あるいは自動的にロックされる。このロック状態を解除するためのシステムとして、乗員が携帯する電子鍵と車両に搭載された制御部とが相互認証した状態で、後部開閉体に取り付けられたプッシュボタン又はレバー等のロック解除用操作部が操作されたときに、後部開閉体のロック状態を解除するシステムが知られている。このロック解除用操作部は、例えば、ナンバープレートの上側近傍において後部開閉体の車幅方向中央に取り付けられる。
ところで、車両には、リアカメラにより撮像された車両後方の映像を車室内のモニタに表示させる駐車支援システムが搭載されることがある。この場合、リアカメラを搭載したカメラユニットは、上記のロック解除用操作部と同様、ナンバープレートの上側近傍において後部開閉体に取り付けられることがある。
したがって、ロック解除用操作部とカメラユニットとを、ナンバープレートの上側近傍に設ける場合、カメラユニットは、車幅方向中央から左右のいずれか一方にずらして配置される。例えば、図8に示す従来例では、ナンバープレートの上側近傍にあるガーニッシュ206の裏側部分において、ロック解除用操作部210が車幅方向中央に配置され、カメラユニット220が車幅方向中央から右にずらして配置されている。
なお、特許文献1の同文献の段落0010及び段落0016には、後部開閉体に取り付けられるガーニッシュにケースが固定され、このケースに、ドア開閉スイッチとリアカメラとが搭載される構成が開示されているが、ケース内において、ドア開閉スイッチとリアカメラとを具体的にどのように配置するかについて記載されていない。
特開2006−232017号公報
しかし、カメラユニットが車幅方向中央から左右のいずれか一方にずらして配置されると、リアカメラで撮像される映像が斜めに傾くため、車両と車両後方の障害物との距離感を掴みづらくなる問題がある。また、映像が傾かないように画像を補正することも可能であるが、この場合、画像を補正するための複雑な制御が必要となる。
また、カメラユニットを車幅方向中央に配置して、ロック解除用操作部を車幅方向中央からずらして配置することも考えられる。しかし、後部開閉体は、その車幅方向中央部を掴むことで容易に開くことができるため、ロック解除用操作部を車幅方向中央からずらして配置すると、ロックを解除してから後部開閉体を開く一連の開操作に関して操作性が悪くなってしまう。
そこで、本発明は、車両後部の開口部を開閉する開閉体にリアカメラを取り付ける場合において、開閉体の開操作に支障を来すことなく、リアカメラで撮像される映像に関して、画像を補正することなく視認性を高めることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両の開閉体装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
車両後部の開口部を開閉する開閉体と、
前記開口部を閉じた状態で前記開閉体をロックするロック部材と、
該ロック部材による前記開閉体のロック状態を解除するアンロック機構と、
車両の後方を撮像するリアカメラを含み、前記開閉体に取り付けられたカメラユニットと、を備えた車両の開閉体装置であって、
前記アンロック機構を操作するための操作部が、前記カメラユニットに設けられ、
前記操作部と前記リアカメラとは、該リアカメラの視界が前記操作部で遮られないように、車幅方向に重複して配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態を解除するスイッチを備え、
前記リアカメラは、前記操作部が操作されたときに前記スイッチがオン状態になるように前記操作部と共に移動可能に設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、
前記リアカメラは、前記操作部の操作に伴って前記開閉体の表面に平行な回転軸を中心として回動可能なように前記開閉体に支持されていることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、
前記カメラユニットは、前記操作部の操作に伴って前記リアカメラが回動したときに該リアカメラと共に回動する押圧部を備え、前記操作部の操作に伴って回動した前記押圧部により、前記スイッチに設けられたプッシュボタン部を押圧することで前記スイッチをオン状態にすることを特徴とする。
一方、請求項5に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態を解除するスイッチを備え、
該スイッチは、前記操作部に配設されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、
前記スイッチと前記リアカメラとは、前記開閉体に固定された共通の支持部材に支持されていることを特徴とする。
さらに、請求項7に記載の発明は、前記請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の発明において、
前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態が解除されるように前記ロック部材を駆動するアクチュエータを備え、
該アクチュエータは、前記スイッチがオン状態にされたときに作動することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の発明において、
前記操作部と前記リアカメラとは、前記開閉体の車幅方向中央部に配置されていることを特徴とする。
さらに、請求項9に記載の発明は、前記請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の発明において、
前記カメラユニットは、前記開閉体の表面に取り付けられた装飾部材により前記カメラユニットの上部が覆われるように前記開閉体に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、前記請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の発明において、
前記リアカメラは、車室内のモニタに表示する駐車支援用の映像を撮像するためのカメラであることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、車両の後方を撮像するリアカメラと、車両後部の開閉体をアンロック操作するための操作部とが、該操作部によりリアカメラの視界が遮られないように車幅方向に重複して配置されるため、前記操作部を車幅方向中央部に配置しつつ、リアカメラも車幅方向中央部に配置することができる。よって、前記開閉体の開操作に支障を来すことなく、リアカメラで撮像する映像に関して、画像を補正しなくても高い視認性を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記操作部が操作されたとき、リアカメラが、開閉体のロック状態を解除するスイッチがオン状態になるように前記操作部と共に移動可能に設けられているため、請求項1に記載の発明によるリアカメラの配置が、開閉体のアンロック操作に支障を来すことがない。
さらに、請求項2に記載の発明において、請求項3に記載の発明を適用すれば、前記操作部の操作に伴うリアカメラの移動を、開閉体の表面に平行な回転軸を中心とした回動により容易に実現することができる。
またさらに、請求項3に記載の発明において、請求項4に記載の発明を適用すれば、カメラユニットに押圧部が設けられ、該押圧部が操作部の操作に伴いリアカメラと共に回動したとき、前記スイッチに設けられたプッシュボタン部が押圧部により押圧されることで前記スイッチがオン状態になるため、リアカメラの回動を伴う開閉体のアンロック動作を簡単な構造で実現することができる。
一方、請求項5に記載の発明によれば、開閉体のロック状態を解除するスイッチが操作部に配設されることにより、スイッチをオン状態にするために操作部やリアカメラを操作部の操作に伴って移動させる機構を設ける必要がないため、カメラユニットの構造を簡略化することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、スイッチとリアカメラを共通の支持部材を介して開閉体に簡単に取り付けることができる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、操作部の操作に伴いスイッチがオン状態になったとき、アクチュエータの作動によりロック部材が駆動されるという簡単な機構により、開閉体のロック状態を解除することができる。
さらにまた、請求項8に記載の発明によれば、操作部とリアカメラとが開閉体の車幅方向中央部に配置されるため、開閉体をアンロックして開く一連の開操作を容易に行うことができるとともに、リアカメラにより車両後方を斜めに傾くことなく撮像することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、カメラユニットの上部が、開閉体の表面に取り付けられた装飾部材で覆われるため、車両後部の美観を良好に維持することができる。
加えて、請求項10に記載の発明によれば、上記のように配置されたリアカメラで撮像された視認性の高い映像を、車室内のモニタに表示することができるため、運転者による駐車を良好に支援することができる。
本発明の実施形態に係る開閉装置を備えた車両を斜め後方から見た斜視図である。 カメラユニットの配置を説明するための車両の拡大背面図である。 第1の実施形態に係るカメラユニットの内部を示す縦断面図である。 図3に示すカメラユニットの内部を示す横断面図である。 リフトゲートにリアカメラを取り付けるための取付け部材を示す分解斜視図である。 アンロック操作部を操作した状態におけるカメラユニットの内部を示す縦断面図である。 第2の実施形態に係るカメラユニットの内部を示す縦断面図である。 従来のアンロック操作部とカメラユニットの配置例を示す拡大背面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る開閉体装置を備えた車両1を示す。車両1は、所謂ハッチバックタイプであり、該車両後部の開口部を開閉するリフトゲート2を備えている。
また、車両1は、車両後部の開口部を閉じた状態でリフトゲート2をロックするロック部材8と、該ロック部材8によるリフトゲート2のロック状態を解除するアンロック機構9と、を備えている。
本実施形態において、ロック部材8は、リフトゲート2が閉じられたときに自動的にリフトゲート2をロックするように構成されている。ただし、本発明において、ロック部材8の構成は特に限定されるものではない。
アンロック機構9は、リフトゲート2のロック状態が解除されるように(リフトゲート2がアンロック状態となるように)ロック部材8を駆動するアクチュエータ10を備えている。また、アンロック機構9は、後述のスイッチ85(図3及び図4参照)を備え、該スイッチ85がオン状態にされたときにアクチュエータ10が作動するようになっている。
ただし、本実施形態では、スイッチ85がオン状態にされたときであっても、乗員が携帯する電子鍵と車両に搭載された制御部とが相互認証した状態であること等の所定条件を満たさないときは、アクチュエータ10の作動が禁止されるようになっている。また、本実施形態では、アクチュエータ10が作動し、リフトゲート2のロック状態が解除されると、自動的にリフトゲート2が僅かにリフトアップされるようになっている。
図2に示すように、リフトゲート2の車幅方向中央部にはナンバープレート取付部4が設けられ、該ナンバープレート取付部4の上部にガーニッシュ6が取り付けられている。また、ナンバープレート取付部4には、カメラユニット20が、リフトゲート2の車幅方向中央部に配置されるように取り付けられている。この取付け状態において、カメラユニット20の上部はガーニッシュ6により覆われており、これにより、車両後部の美観が良好に維持されている。
カメラユニット20は、車両1の後方を撮像するリアカメラ70を有する。リアカメラ70は、駐車支援用の映像を撮像するためのカメラであり、リアカメラ70で撮像された映像は、車室内のモニタ14(図1参照)に表示されるようになっている。リアカメラ70は、カメラユニット20の車幅方向中央部、すなわちリフトゲート2の車幅方向中央部に配置されている。そのため、リアカメラ70により車両1の後方を斜めに傾くことなく撮像することができる。よって、リアカメラ70で撮像された映像を、画像補正を行うことなくそのままモニタ14に表示するだけで、このモニタ14を見た運転者は車両1の後方を正確に視認することができ、運転者による駐車が確実に支援される。
カメラユニット20の外形は例えば概略直方体であり、カメラユニット20の底面全体が、前記アンロック機構9を操作するための操作部22となっている。よって、該操作部22は、リアカメラと同様、リフトゲート2の車幅方向中央部に配置されるようになっている。そのため、操作部22を操作してリフトゲート2のロック状態を解除した後、リフトゲート2を開けるというリフトゲート2の一連の開動作を容易に行うことができる。また、操作部22は、リアカメラ70と車幅方向に重複して配置されているが、カメラユニット20の底部で構成されているため、リアカメラ70の視界を妨げることがない。
図3〜図6を参照しながら、カメラユニット20の具体例な構造について説明する。
カメラユニット20は、操作部22が操作されたときにオン状態となりロック部材8のロック状態を解除するスイッチ85と、該スイッチ85とリアカメラ70とを支持する支持部材30とを有する。
図5に示すように、支持部材30は、リフトゲート2に固定されるベース部材32と、該ベース部材32に対して回動可能に取り付けられる可動部材42とを有する。
ベース部材32は、リフトゲート2のアウタパネル12に固定されるベースプレート部34と、このベースプレート部34の表面に突設された一対の取付けプレート部35,36とを有する。ベースプレート部34は、例えばねじ101,103とナット102,104によりリフトゲート2のアウタパネル12に固定される(図4参照)。一対の取付けプレート部35,36は車幅方向に間隔を空けて設けられている。また、各取付けプレート部35,36は、車幅方向に垂直な面に沿って設けられており、ねじ挿通穴37,38が形成されている。
可動部材42は、ベース部材32のベースプレート部34に対向配置される対向プレート部44と、該対向プレート部44の車幅方向両端部からそれぞれベースプレート部34に向かって突出する一対の側面プレート部45,46とを有する。各側面プレート部45,46の下端部には取付部47,48が設けられており、各取付部47,48にはねじ挿通穴49,50が形成されている。これら一対の取付部47,48は、車幅方向に間隔を空けて設けられており、それぞれベース部材32の取付けプレート部35,36に車幅方向外側から重ねられた状態で該取付けプレート部35,36に取り付けられる。また、各取付部47,48の上端部には、ベース部材32に対する可動部材42の回動範囲を規制するためのストッパ51,52が、車幅方向内側へ延びるようにして設けられている。
また、可動部材42は、対向プレート部44よりもベースプレート部34側に配置され且つ一方の側面プレート部45の上端部から他方の側面プレート部46の上端部に渡された押圧プレート部57を有する。さらに、押圧プレート部57の上端部には、ベース部材32に対する可動部材42の回動範囲を規制するためのストッパ56が、ベースプレート部34に向かって延びるようにして設けられている。
さらに、可動部材42は、対向プレート部44の上端および下端からそれぞれベースプレート部34とは反対側に向かって突出するとともに先端が互いに接近するように屈曲した一対の突出片53,54を有する。
ベース部材32に対する可動部材42の取り付けは、可動部材42の各取付部47,48の挿通穴49,50と、該取付部47,48に対応するベース部材32の取付けプレート35,36の挿通穴37,38とに車幅方向外側からねじ62,64を挿通させ、これらのねじ62,64の先端にナット63,65を螺合させることで行う。このとき、ねじ62,64とナット63,65の螺合は、ベース部材32に対する可動部材42の回動を許容するように行う。ただし、ねじ62,64に代えてピン部材を用いることで、ベース部材32に対して可動部材42を回動可能に取り付けるようにしてもよい。
ベース部材32及び可動部材42の素材には例えば樹脂が用いられるが、これに限定されるものでなく、例えば金属を用いるようにしてもよい。
図3及び図4に示すように、支持部材30は、ケース78に収容されており、このケース78の下面が前記操作部22となっている。ケース78の上面および下面には外側へ膨出するように屈曲した屈曲部80,81が設けられている。これにより、操作部22が操作されたとき、ケース78は、ベース部材32に対して回動する可動部材42に追従するように屈曲部80,81において変形可能となっている。ケース78の素材には、防水性を有するゴムが好適に用いられる。
リアカメラ70は可動部材42に取り付けられている。具体的には、リアカメラ70のレンズ搭載部74が上下の突出片53,54の間の隙間55に配置されるようにして、リアカメラ70のカメラ本体部72が対向プレート部44の表面に取り付けられている。この取付け状態において、カメラ本体部72は上下の突出片53,54により覆われるように配置されており、これにより、リアカメラ70の保護が図られている。また、レンズ搭載部74の先端部は、車両1の後方を臨むようにしてケース78を貫通しており、透明のカバー部材76により覆われている。リアカメラ70には2本の配線90,91が接続されており、これらの配線90,91は、ベース部材32のベースプレート部34の裏面に取り付けられたコネクタ92を介して別の配線93に接続されている。
一方、スイッチ85はベース部材32に取り付けられている。スイッチ85は、それぞれ配線94,95に接続された2つの端子82,83と、これらの端子82,83を電気的に接続するための例えばシート状の導電部材86と、を有する。2つの端子82,83は、ベース部材32のベースプレート部34の表面に取り付けられている。また、導電部材86は、端子82,83を囲む空間をベースプレート部34との間に形成するように配置される空間形成部88を有し、該空間形成部88を除いた残りの部分においてベースプレート部34の表面に貼り付けられている。空間形成部88には厚肉のプッシュボタン部89が設けられている。該プッシュボタン部89がベースプレート部34に向かって押し込まれて2つの端子82,83に当接すると、該2つの端子82,83が導電部材86を介して接続されて、スイッチ85がオン状態となる。導電部材86の素材には、例えば導電性ゴムが用いられるが、導電性を有するものであれば特に限定されるものでない。
上述のように、リアカメラ70とスイッチ85とは、リフトゲート2に固定された共通の支持部材30に支持されている。そのため、該支持部材30を介して、リアカメラ70とスイッチ85とをリフトゲート2に簡単に取り付けることができる。
図6は、操作部22を操作した状態におけるカメラユニット20を示す。この図6に示すように、操作部22が下側から押し上げ操作されると、可動部材42は、ベース部材32に対して、リフトゲート2の表面に平行な回転軸を中心として回動する。このとき、リアカメラ70は、可動部材42と共に回動するため、リアカメラ70の配置が操作部22の操作に支障を来すことがない。このようにして可動部材42が回動すると、可動部材42の押圧プレート部57がプッシュボタン部89を押圧し、スイッチ85がオン状態になる。これにより、アクチュエータ10が作動し、ロック部材8のロック状態が解除される。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係るカメラユニット120の構造を示す。なお、第2の実施形態において、カメラユニットの構造以外の構成は第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。また、図7において、第1の実施形態と同様の機能を有する部材には同符号を付している。
カメラユニット120は、リフトゲート2に対して、第1の実施形態のカメラユニット20と同様に取り付けられている。すなわち、カメラユニット120は、リフトゲート2の車幅方向中央部に取り付けられている。
第1の実施形態と同様、スイッチ85とリアカメラ70とは、共通の支持部材130を介してリフトゲート2のアウタパネル12に固定されている。
本実施形態において、支持部材130の形状は概略直方体であり、アウタパネル12への取付け面の反対側の面がリアカメラ取付け面144となっている。リアカメラ取付け面144の上端および下端には、それぞれアウタパネル12とは反対側に向かって突出するとともに先端が互いに接近するように屈曲した一対の突出片153,154を有する。支持部材130の素材には、例えば樹脂が用いられるが、特に限定されるものではない。
支持部材130は、ケース178に収容されており、該ケース178の下面に、アンロック機構9を操作するための操作部22が設けられている。操作部22は、後述のスイッチ85を収容可能なように外側に膨出した形状を有する。ケース78の素材には、防水性を有するゴムが好適に用いられる。
リアカメラ取付け面144には、リアカメラ70のレンズ搭載部74が上下の突出片153,154の間の隙間155に配置されるようにして、リアカメラ70のカメラ本体部72が取り付けられている。この取付け状態において、リアカメラ70は、カメラユニット120の車幅方向中央部、すなわちリフトゲート2の車幅方向中央部に配置されている。よって、第1の実施形態と同様、リアカメラ70で撮像された映像に関して画像の補正を行わなくても、モニタ14を通じて車両1の後方を正確に視認することができる。
この取付け状態において、カメラ本体部72は上下の突出片153,154により覆われるように配置されており、これにより、リアカメラ70の保護が図られている。また、レンズ搭載部74の先端部は、車両1の後方を臨むようにしてケース178を貫通しており、透明のカバー部材76により覆われている。リアカメラ70に接続された2本の配線90,91は、アウタパネル12に対向する支持部材130の表面に取り付けられたコネクタ92を介して別の配線93に接続されている。
一方、スイッチ85は操作部22に配設されている。具体的には、2つの端子82,83が支持部材130の下面140に取り付けられ、導電部材86は、端子82,83を囲む空間を支持部材130との間に形成するように配置される空間形成部88を有し、該空間形成部88を除く残りの部分において支持部材130の下面に貼り付けられている。スイッチ85及び操作部22は、カメラユニット120の車幅方向中央部、すなわちリフトゲート2の車幅方向中央部に配置されるように設けられている。よって、第1の実施形態と同様、リフトゲート2のロック状態を解除してからリフトゲート2を開けるという一連の開動作を容易に行うことができる。
操作部22が下側から押し上げ操作されると、導電部材86のプッシュボタン部89が支持部材130に向かって押し込まれて2つの端子82,83に当接し、これにより、該2つの端子82,83が導電部材86を介して接続されて、スイッチ85がオン状態となる。
このように、第2の実施形態によれば、ロック部材8のロック状態を解除するスイッチ85が操作部22に配設されることにより、スイッチ85をオン状態にするために操作部22やリアカメラ70を操作部22の操作に伴って移動させる機構を設ける必要がないため、カメラユニット120の構造を簡略化することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、車両が所謂ハッチバックタイプであり、後部開閉体がリフトゲートである場合について説明したが、本発明が適用される車両および後部開閉体の種類は特に限定されるものでなく、例えば、車両がセダンタイプであり、後部開閉体がトランクリッドである場合にも本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態では、アンロック機構を操作するための操作部として、下側から押し上げるように操作するタイプのものを使用する場合について説明したが、本発明において、前記操作部の種類は特に限定されるものでなく、例えばレバー式の操作部を用いるようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、後部開閉体のロック状態を解除するための操作部と、車両の後方を撮像するリアカメラとを備えた車両において、開閉体の開操作に支障を来すことなく、リアカメラで撮像される映像に関して、画像を補正することなく視認性を高めることが可能となるから、この種の車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 車両
2 リフトゲート(開閉体)
6 ガーニッシュ(装飾部材)
8 ロック部材
9 アンロック機構
10 アクチュエータ
14 モニタ
20 カメラユニット
22 操作部
30 支持部材
57 押圧プレート部(押圧部)
70 リアカメラ
85 スイッチ
89 プッシュボタン部
120 カメラユニット
130 支持部材

Claims (10)

  1. 車両後部の開口部を開閉する開閉体と、
    前記開口部を閉じた状態で前記開閉体をロックするロック部材と、
    該ロック部材による前記開閉体のロック状態を解除するアンロック機構と、
    車両の後方を撮像するリアカメラを含み、前記開閉体に取り付けられたカメラユニットと、を備えた車両の開閉体装置であって、
    前記アンロック機構を操作するための操作部が、前記カメラユニットに設けられ、
    前記操作部と前記リアカメラとは、該リアカメラの視界が前記操作部で遮られないように、車幅方向に重複して配置されていることを特徴とする車両の開閉体装置。
  2. 前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態を解除するスイッチを備え、
    前記リアカメラは、前記操作部が操作されたときに前記スイッチがオン状態になるように前記操作部と共に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の開閉体装置。
  3. 前記リアカメラは、前記操作部の操作に伴って前記開閉体の表面に平行な回転軸を中心として回動可能なように前記開閉体に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の開閉体装置。
  4. 前記カメラユニットは、前記操作部の操作に伴って前記リアカメラが回動したときに該リアカメラと共に回動する押圧部を備え、前記操作部の操作に伴って回動した前記押圧部により、前記スイッチに設けられたプッシュボタン部を押圧することで前記スイッチをオン状態にすることを特徴とする請求項3に記載の車両の開閉体装置。
  5. 前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態を解除するスイッチを備え、
    該スイッチは、前記操作部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の開閉体装置。
  6. 前記スイッチと前記リアカメラとは、前記開閉体に固定された共通の支持部材に支持されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の車両の開閉体装置。
  7. 前記アンロック機構は、前記開閉体のロック状態が解除されるように前記ロック部材を駆動するアクチュエータを備え、
    該アクチュエータは、前記スイッチがオン状態にされたときに作動することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の車両の開閉体装置。
  8. 前記操作部と前記リアカメラとは、前記開閉体の車幅方向中央部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両の開閉体装置。
  9. 前記カメラユニットは、前記開閉体の表面に取り付けられた装飾部材により前記カメラユニットの上部が覆われるように前記開閉体に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両の開閉体装置。
  10. 前記リアカメラは、車室内のモニタに表示する駐車支援用の映像を撮像するためのカメラであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の車両の開閉体装置。
JP2009261976A 2009-11-17 2009-11-17 車両の開閉体装置 Active JP5440112B2 (ja)

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