JP5440045B2 - 空気調和機、及び表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機及び表示装置に関し、特に、空気調和機における試運転動作時の動作状況を報知する技術に関する。
従来から、空気調和機での試運転時に動作確認運転が行われる場合、当該動作確認運転の進行状況等は、例えば、室外機にパーソナルコンピュータを接続して、当該パーソナルコンピュータのディスプレイに、当該動作確認運転の進行状況等を表示させていた。
特開平11−51453号公報
しかしながら、上記従来の空気調和機は、試運転時における動作確認運転の全体的な進行状況しか表示されないため、メンテナンス者等は、試運転動作終了までの所要時間を把握することが困難であり、当該試運転動作の動作進行状況を的確に把握して試運転動作終了までの残り時間を有効に活用するには、なお操作者の熟練性が必要であった。
本発明では、空気調和機の試運転動作時に、メンテナンス者等の操作者が、当該試運転動作の動作進行状況を簡単に把握でき、試運転動作終了までの残り時間を有効に活用できるようにして、試運転時の操作性向上を図ることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、情報の表示を行う表示部(602)と、
予め定められた試運転動作の動作状況を、該試運転動作時に冷媒回路において動作する各動作機構(21)毎に検出する検出部(201)と、
前記検出部(201)によって検出された動作状況から前記試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出に用いる所要時間算出情報を、前記各動作機構(21)毎にそれぞれ記憶する記憶部(205)と、
前記記憶部(205)に記憶されている前記各動作機構(21)毎の前記所要時間算出情報を用いて、前記検出部(201)によって検出された動作状況から前記試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出を、前記各動作機構(21)毎に算出する算出部(206)と、
前記算出部(206)によって算出された前記各動作機構(21)についての前記所要時間を前記表示部(602)に表示させる制御部(601)と
を備えた空気調和機(100)である。
この発明によれば、算出部が、記憶部に記憶されている予め定められた試運転動作についての、該試運転動作時に冷媒回路において動作する各動作機構毎の所要時間算出情報を用いて、検出部によって検出された各動作機構の動作状況から試運転動作が終了するまでの所要時間を各動作機構毎に逐次算出し、制御部が、当該算出された各動作機構についての所要時間を表示部に表示させるので、メンテナンス者等の操作者は、空気調和機の試運転動作時に、上記表示部に表示される試運転動作に、上記表示部に表示される各動作機構についての所要時間を視認することで、試運転動作における各動作機構の動作進行状況を更に簡単に把握できる。これにより、試運転動作終了までの残り時間を有効に活用でき、試運転時の操作性向上を図ることが可能である。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の空気調和機(100)であって、前記検出部(201)は、複数の各動作機構(21)が連動して一連の試運転動作を行う場合における当該複数の各動作機構(21)の動作状況を検出し、
前記算出部(206)は、前記検出部(201)によって検出された前記各動作機構(21)の動作状況に応じて、前記記憶部(205)に記憶されている当該各動作機構(21)についての所要時間算出情報から、前記一連の試運転動作が終了するまでに要する所要時間を逐次算出するものである。
この発明によれば、算出部が、検出部によって検出された各動作機構の動作状況に応じて、記憶部に記憶されている当該各動作機構についての所要時間算出情報から、上記一連の試運転動作についての所要時間を逐次算出するので、メンテナンス者等の操作者は、空気調和機の試運転動作時に、表示部に表示される上記一連の試運転動作についての所要時間を視認することで、複数の各動作機構による一連の試運転動作の動作進行状況を簡単に把握できる。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の空気調和機(100)であって、前記記憶部(205)は、前記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構(21)のうちの一つが前記試運転動作中に遅延を発生させた場合に、当該遅延を要因として当該一連の試運転動作を行う他の動作機構(21)に発生する遅延時間を記憶しており、
前記算出部(206)は、前記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構(21)のうちの一つに前記遅延の発生が前記検出部(201)によって検出された場合、前記記憶部(205)に記憶されている前記他の動作機構(21)に発生する遅延時間を加算した上で、当該一連の試運転動作についての前記所要時間を逐次算出するものである。
この発明では、算出部は、上記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構のうちの一つに遅延の発生が検出された場合に、記憶部に記憶されている他の動作機構に発生する遅延時間を加算した上で、当該一連の試運転動作についての所要時間を逐次算出する。このため、例えば、上記一連の試運転動作の所要時間が、当該一連の試運転動作を行う複数の各動作機構の動作に要するそれぞれの所要時間を合算したものではなく、ある動作機構の動作遅延が他の動作機の動作の所要時間に遅延を生じさせて当該一連の試運転動作の所要時間が変動するような場合にも、正確に当該一連の試運転動作の所要時間を表示部に表示させることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)であって、操作者から当該空気調和機の動作設定が入力される動作設定入力部(603)と、
前記動作設定入力部(603)に入力された動作設定を記憶する動作設定記憶部(202)と、
前記動作設定記憶部に記憶された動作設定に従って当該室外機の各動作機構(21)を駆動制御する動作制御部(203)と
を更に備えたものである。
この発明では、操作者が動作設定入力部に当該空気調和機の動作設定を入力すると、当該入力された動作設定が動作設定記憶部に記憶され、この動作設定に従って制御部が、当該室外機の各動作機構を駆動制御するので、操作者は、当該動作設定入力部を利用して簡単に空気調和機の動作設定を入力できる。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の空気調和機(100)であって、前記動作設定入力部(603)は、動作設定情報を記憶した記憶媒体から情報の読み出しが可能なインタフェイスを備え、
前記動作設定記憶部には、前記動作設定入力部(603)のインタフェイスにより前記記憶媒体から読み出された動作設定情報の示す動作設定が記憶されるものである。
この発明によれば、操作者は、動作設定情報を記憶した記憶媒体から、上記インタフェイスに動作設定情報を読み出させることで、動作設定記憶部に当該動作設定情報の示す動作設定を記憶させることが可能なので、当該操作者は、手動での動作設定の入力操作を行わずに簡単に空気調和機の動作設定を入力できる。
また、請求項に記載の発明は、請求項又は請求項に記載の空気調和機(100)であって、前記動作設定入力部(603)は、動作設定情報を記憶した記憶媒体への情報の書き出しが可能なインタフェイス(604)を備え、当該インタフェイスにより、前記検出部(201)によって検出された動作状況、又は前記各動作機構(21)の前記所要時間の少なくとも一方を、前記記憶媒体に書き出すものである。
この発明によれば、操作者は、当該インタフェイスにより記憶媒体に、検出部によって検出された動作状況、又は前記各動作機構の所要時間の少なくとも一方を、前記記憶媒体に書き出させることによって、操作者は簡単に空気調和機の動作状況、又は前記各動作機構の所要時間の少なくとも一方を保存することができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)であって、少なくとも前記制御部(601)及び前記表示部(602)は、当該空気調和機本体(10)とは別個に、当該室外機本体との間で情報の入出力が可能な表示装置側インタフェイス(605)を備える表示装置(60)として構成され、
前記空気調和機本体(10)は、前記表示装置との間で情報の入出力が可能な本体側インタフェイス(204)を備えるものである。
この発明では、少なくとも制御部及び表示部は、当該室外機の室外機本体とは別個に表示装置として構成され、表示装置側インタフェイス及び本体側インタフェイスにより、室外機本体と表示装置との間で情報の入出力が可能とされるので、操作者は、室外機本体から離れた位置にいても、当該表示装置の表示部を視認できる状態にあれば、試運転時における各動作機構の動作進行状況を簡単に把握できる。
また、請求項に記載の発明は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)であって、前記制御部(601)は、前記試運転動作の前記所要時間に加え、前記検出部(201)によって検出された前記各動作機構(21)の前記動作状況を前記表示部(602)に表示させるものである。
この発明によれば、操作者は、当該表示装置に備えられた表示部を視認することで、試運転時における各動作機構の動作状況(例えば、冷媒回路に設けられている閉鎖弁の開閉状態、冷媒回路内の冷媒量等)も簡単に把握できる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)であって、前記制御部(601)は、前記所要時間をグラフィック表示により前記表示部(602)に表示させるものである。
この発明によれば、操作者は、表示部に表示されるグラフィック表示による所要時間を視認することで、試運転時における各動作機構の動作進行状況をより直感的に簡単に把握できる。
本発明によれば、メンテナンス者等の操作者は、空気調和機について試運転時における動作確認運転時に、上記表示部に表示される試運転動作終了までの所要時間を視認することで、当該試運転動作の動作進行状況を更に簡単に把握でき、これにより、試運転動作終了までの残り時間を有効に活用でき、試運転時の操作性向上を図ることが可能である。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路の概略図である。 室外機及び表示装置の電気的な概略構成を示す制御ブロック図である。 表示装置の外観を示す正面図である。 空気調和機及び表示装置の試運転動作時における処理の流れを説明するフローチャートである。 試運転動作における各動作機構の動作終了までの所要時間を示す表示画面の一例である。 空気調和機及び表示装置の試運転動作時における処理の第2実施形態を説明するフローチャートである。 試運転動作における動作終了までの所要時間を示す表示画面の一例である。 空気調和機及び表示装置の試運転動作時における処理の第3実施形態を示すフローチャートである。 表示装置において空気調和機の動作設定を入力する際の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 表示装置において空気調和機の動作設定を入力する際の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 空気調和機本体及び表示装置の試運転動作時における処理の第4実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和機について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機の冷媒回路の概略図である。
空気調和機100は、表示装置60及び空気調和機本体10を備える。
空気調和機本体10は、室外機20及び室内機30を備える。空気調和機本体10は、室外機20と室内機30とが接続されたいわゆるセパレートタイプである。室外機20は、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、補助熱交換器24と、膨張回路25とを備えて構成されている。室内機30は、室内熱交換器31を備えて構成されている。
冷媒回路11は、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、補助熱交換器24と、膨張回路25と、室内熱交換器31とが冷媒が循環可能に順に接続されて構成されている。
室外機20と室内機30は、液側配管12及びガス側配管13により接続されている。液側配管12は膨張回路25と室内熱交換器31とを接続している。ガス側配管13は、四路切換弁22と室内熱交換器31とを接続している。
圧縮機21は、インバータにより容量可変に調節されるスクロールタイプに構成されている。この圧縮機21の吐出側には吐出管26が接続され、吸入側には吸入管27が接続されている。吐出管26には、圧縮機21の運転音を低減するためのマフラ28が接続されている。吸入管27には、冷媒中の塵埃を除去するフィルタ29が設置されている。
四路切換弁22は、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23とが連通し、かつ圧縮機21の吸入側と室内熱交換器31とが連通する状態(図1に実線で示す状態)と、圧縮機21の吐出側と室内熱交換器31とが連通し且つ圧縮機21の吸入側と室外熱交換器23とが連通する状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わるように構成されている。この四路切換弁22を切り換えることによって、冷媒回路11における冷媒の循環方向が切り換わる。
室外熱交換器23及び補助熱交換器24は、いわゆるクロスフィン形の熱交換器として構成され、室外空気と冷媒とを熱交換させる。
膨張回路25は、冷媒を減圧するように構成されている。この膨張回路25は、ブリッジ回路で構成される方向制御回路41と、この方向制御回路41に接続される一方向通路42により構成されている。方向制御回路41は、冷房運転時には室外熱交換器23からの冷媒を一方向通路42に案内し、暖房運転時には室内熱交換器31からの冷媒を一方向通路42に案内するように構成されている。
一方向通路42には、上流側に位置して冷媒を貯留しながら冷媒を流出させるレシーバ43と、その下流側に位置する開度調整可能な電子膨張弁44とが直列に配置されている。従って、レシーバ43には、冷媒の循環方向に拘わらず常に液冷媒が流入する。なお、レシーバ43と電子膨張弁44との間には、冷媒中の塵埃を除去するフィルタ45が設置されている。
一方向通路42は、フィルタ45と電子膨張弁44との間において、圧縮機21の停止時における液封を防止する液封防止通路46を介して、圧縮機21の吐出管26に接続されている。この液封防止通路46には、上記一方向通路42から吐出管26への冷媒の流通を許容する逆止弁47が設置されている。
方向制御回路41は、第1流入路48と、第1流出路49と、第2流入路50と、第2流出路51とがブリッジ状に接続されて構成されている。各流入路及び各流出路には、それぞれ逆止弁(CV)が設けられている。
第1流入路48は、室外熱交換器23が接続される第1接続点52から、1方向通路の上流端が接続される第2接続点53に向かう冷媒流れを形成している。また、第1流出路49は、一方向通路42の下流端が接続される第3接続点54から、室内熱交換器31が接続される第4接続点55に向かう冷媒流れを形成している。
第2流入路50は、第4接続点55から第2接続点53に向かう冷媒流れを形成している。また、第2流出路51は、第3接続点54から第1接続点52に向かう冷媒流れを形成している。
レシーバ43の上部と、常時低圧液配管となる一方向通路42における電子膨張弁44より下流側との間にはバイパス通路56が接続されている。該バイパス通路56には電磁弁57が設置されており、レシーバ43内のガス冷媒を抜くことができるように構成されている。
尚、この電磁弁57及び電子膨張弁44が運転停止時に閉鎖した状態となっても、上記液封防止通路46が、周囲温度の上昇などによりレシーバ43内の液冷媒が膨張しても、この冷媒を一方向通路42から熱交換器23,31側に流す役目を果たす。
液側配管12及びガス側配管13には、それぞれ閉鎖弁14,15が設置されている。この各閉鎖弁14,15は、室外機20及び室内機30が据え付けられるときに、操作者(業者、メンテナンス者)により開放される。
圧縮機21の吐出管26には、当該圧縮機21の吐出管温度を検出する吐出管温度センサ(Td)が設置されている。また、室外機20の空気吸込口には、室外空気温度を検出する外気温センサ(To)が配置され、室外熱交換器23には、冷房運転時には凝縮温度となり、暖房運転時には蒸発温度となる外熱交温度を検出する外熱交温度センサ(Tc)が配置されている。さらに、室内機30の空気吸込口には、室内空気温度を検出する室温センサ(Tr)が配置され、室内熱交換器31には、冷房運転時には蒸発温度となり、暖房運転時には凝縮温度となる内熱交温度を検出する内熱交温度センサ(Te)が配置されている。
圧縮機21の吐出管26には、高圧冷媒圧力を検出して、該高圧冷媒圧力の過上昇によりオンとなって高圧保護信号を出力する高圧保護圧力スイッチ(HS1)と、上記高圧冷媒圧力を検出して高圧制御信号を出力する高圧制御圧力センサ(HS2)とが配置されている。また、圧縮機21の吸入管27には、低圧冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過低下によりオンとなって低圧保護信号を出力する低圧保護圧力スイッチ(LS)が配置されている。上記高圧保護圧力スイッチ(HS1)及び低圧保護圧力スイッチ(LS)が圧力検出部(HS1,HS2,LS)を構成している。各温度センサ(Td、To、Tc、Tr、Te)、高圧保護圧力スイッチ(HS1)、高圧制御圧力センサ(HS2)、及び低圧保護圧力スイッチ(LS)の出力信号は、本実施形態では室外機20に設けられる後述の制御部に入力され、各機構の動作制御に用いられる。
さらに、室外機20には、電源電圧センサ58及び電源電流センサ59が備えられている。電源電圧センサ58は、空気調和機本体10の駆動に用いられる電源電圧を検出する。電源電流センサ59は、空気調和機本体10の駆動に用いられる電源電流を検出する。
また、当該空気調和機100は、表示装置60を備えている。表示装置60は、室外機20及び室内機30、すなわち空気調和機本体10とは別個に設けられており、室外機20及び室内機30は表示装置60との間において無線でデータの送受信が可能に接続されている。但し、本発明において表示装置60と、室外機20及び室内機30との間における通信を無線方式に限定する趣旨ではない。
次に、冷媒循環動作について説明する。冷房運転時には、四路切換弁22が図中の実線で示す接続に切り換わる。圧縮機21から吐出された冷媒が四路切換弁22を通過して、室外熱交換器23及び補助熱交換器24に流入する。室外熱交換器23及び補助熱交換器24において、冷媒が室外空気と熱交換して凝縮する。この凝縮した冷媒が第1流入路48を通過してレシーバ43に一旦貯溜される。そして、冷媒がレシーバ43から流出し、一方向通路42を流通して電子膨張弁44により減圧される。その後、第1流出路49を経て液側配管12に設置される閉鎖弁14を通過し、室内熱交換器31に流入する。そして、室内熱交換器31において冷媒が室内空気を冷却すると共に蒸発する。この蒸発した冷媒がガス側配管13に設置される閉鎖弁15を通過し、室外機20に流入する。室外機20に流入した冷媒が圧縮機21に吸入される。
暖房運転時には、四路切換弁22が図中の破線で示す接続に切り換わる。圧縮機21から吐出された冷媒が四路切換弁22を通過した後、ガス側配管13に設置される閉鎖弁15を通過し、室内熱交換器31に流入する。室内熱交換器31において、冷媒が室内空気を暖房して凝縮する。この凝縮した冷媒が液側配管12に設置される閉鎖弁14を通過し、室外機20に流入する。室外機20に流入した冷媒が第2流入路50を通過してレシーバ43に一旦貯溜される。そして、冷媒がレシーバ43から流出し、一方向通路42を流出して電子膨張弁44により減圧される。その後、第2流出路51を経て補助熱交換器24及び室外熱交換器23に流入する。補助熱交換器24及び室外熱交換器23において、冷媒が室外空気と熱交換して蒸発し、圧縮機21に吸入される。
図2は、室外機20及び表示装置60の電気的な概略構成を示す制御ブロック図である。図3は表示装置60の外観を示す正面図である。
室外機20は、検出部201と、動作設定記憶部202と、動作制御部203と、データ送受信部204と、記憶部205と、算出部206と、を備える。
検出部201は、空気調和機100の予め定められた空調試運転動作(以下、単に試運転動作という)の動作状況を検出する。この試運転動作とは、例えば、送風運転、冷房運転、暖房運転、ルーバーの運転等が、所定の時間内で順次実行されるものである。
さらに、検出部201は、当該試運転動作を行う室外機20の各動作機構の動作状況を検出する。検出部201は、この試運転時、外気温センサ(To)によって検出される室外空気温度、室温センサ(Tr)によって検出される室内空気温度、上記圧力検出部(HS1,HS2,LS)によって検出される圧縮機21の高圧及び低圧の冷媒圧力、吐出管温度センサ(Td)によって検出される圧縮機21の吐出管温度、外熱交温度センサ(Tc)によって検出される外熱交温度、内熱交温度センサ(Te)によって検出される内熱交温度、電源電圧センサ58によって検出される電源電圧、電源電流センサ59によって検出される電源電流、冷媒量検出部によって検出される冷媒回路11内の冷媒量の各種のデータ等を収集する。検出部201は、これら各情報、又はこれらの情報から算出した例えば目標温度までの温度差等を、試運転動作時における各機構(圧縮機21等)の動作状況として検出する。さらに、検出部201は、これら各情報、又はこれらの情報から算出した例えば目標温度までの温度差等の組合せを、試運転動作の動作状況として検出する。
動作設定記憶部202は、表示装置60に備えられている操作部603に操作者から入力された又は後述する記憶媒体から読み出された空気調和機本体10の動作設定を記憶する。当該動作設定とは、例えば、空気調和動作の運転又は停止、冷房,暖房,又は除湿等の運転モード、風量調節、目標室内温度等である。表示装置60と室外機20との間における当該動作設定情報の送受信は、後述するデータ送受信部204及び表示装置60の通信部605によって行われる。
動作制御部203は、室外機20の全体的な動作制御を司るものである。動作制御部203は、通常運転時及び試運転時の各動作機構(圧縮機21、電子膨張弁44、電磁弁57等)の動作を制御する。動作制御部203は、動作設定記憶部202に記憶されている動作設定に従って当該室外機20の各動作機構を駆動制御する。
記憶部205は、不揮発性メモリ等からなり、検出部201によって検出された動作状況から試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出に用いる所要時間算出情報を記憶している。例えば、記憶部205は、当該所要時間算出情報として、検出部201によって検出される試運転動作の各動作状況に応じて、予め定められた計算式、又は当該各動作状況時点から試運転動作の終了までに必要な所要時間の情報を記憶している。
また、記憶部205は、検出部201によって検出された動作状況から試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出に用いる所要時間算出情報を、各動作機構毎にそれぞれ記憶している。例えば、記憶部205は、当該所要時間算出情報として、検出部201によって検出された各動作機構(上記試運転動作を行う各動作機構)の動作状況に応じた予め定められた計算式、又は上記試運転動作を行う各動作機構について、試運転動作の開始から終了までに必要な所要時間の情報を記憶している。本実施形態では、記憶部205が、上記試運転動作を行う各動作機構について、試運転動作の開始から終了までに必要な所要時間の情報を記憶している場合を例にして説明する。
上記各動作機構毎の所要時間情報としては、検出部201によって検出された動作状況に応じた所要時間が動作機構毎に記憶されている。例えば、検出部201によって上記冷媒量が検出された場合、冷媒回路11内の冷媒量を目標値までに到達させるまでに必要な、当該冷媒量検出時点からの時間を、冷媒回路11内に設けられている閉鎖弁14,15(動作機構の一例)についての動作状況に応じた上記所要時間として記憶部205が記憶している。また、検出部201によって上記高圧及び低圧の圧力が検出された場合、当該高圧及び低圧の圧力を目標値までに到達させるまでに必要な、当該高圧及び低圧の圧力の検出時点からの時間を圧縮機21(動作機構の一例)についての動作状況に応じた上記所要時間として記憶部205が記憶している。さらには、検出部201によって上記現状の室内外温度が検出された場合、当該現状の室内外温度を目標値までに到達させるまでに必要な、当該現状の室内外温度の検出時点からの時間を冷媒回路11(動作機構の一例)についての動作状況に応じた上記所要時間として記憶部205が記憶している。
算出部206は、記憶部205に記憶されている試運転動作についての所要時間算出情報(上記計算式又は所要時間情報)、又は各動作機構毎の所要時間算出情報(上記計算式又は所要時間情報)を用いて、検出部201によって検出された動作状況から試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出を試運転動作全体について、又は各動作機構毎に算出する。本実施形態では、算出部206は、検出部201によって検出された試運転動作の動作状況に応じて、当該動作状況に対応する(当該動作状況時点からの)試運転終了までの所要時間を記憶部205から読み出すことで、試運転開始時から試運転終了に至るまでの各時点における試運転動作終了までの所要時間を逐次算出する場合を例にして説明する。また、本実施形態では、さらに、算出部206は、検出部201によって検出された各動作機構の動作状況に応じて、当該動作状況に対応する試運転終了までの所要時間を記憶部205から読み出すことで、試運転開始時から試運転終了に至るまでの各時点における各動作機構の試運転動作終了までの所要時間を逐次算出する場合を例にして説明する。
なお、算出部206が、上記計算式を用いて、試運転動作、又は試運転動作時における各動作機構について、検出部201による動作状況の検出時から試運転動作又は各動作機構の動作終了までの所要時間を算出する場合、例えば、記憶部205には、試運転動作、又は試運転動作時に動作する各動作機構についての試運転動作開始から終了までに要する所要時間が記憶されており、算出部206は、検出部201によって検出された試運転動作の動作状況が示す値、又は試運転動作時に動作する各動作機構の動作状況が示す値と、記憶部205に記憶されている試運転動作についての上記所要時間、又は試運転動作時に動作する各動作機構についての上記所要時間と、予め定められた計算式とを用いた算出により、上記検出部201による動作状況の検出時から、試運転動作終了までの所要時間、又は試運転動作時の各動作機構の動作終了までの所要時間を算出するようにしてもよい。
データ送受信部204は、表示装置60との間で、算出部206によって算出された試運転動作についての上記所要時間、又は各動作機構の上記所要時間を含む各種の情報を送受信するインタフェイスである。
表示装置60は、制御部601と、表示部602と、操作部603と、リーダ/ライタ部604と、通信部605とを備える。表示装置60は、上述したように、空気調和機本体10である室外機20及び室内機30とは別個に設けられている。
制御部601は、表示装置60の全体的な動作制御を司る。制御部601は、算出部206によって算出された上記各動作機構についての試運転動作時における動作終了までの所要時間を通信部605を介して室外機20から受信して表示部602に表示させる制御も行う。
表示部602は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等でなり、制御部601による制御の下で、上記各動作機構についての試運転動作時における動作終了までの所要時間を含む各種の情報を表示する。
操作部(動作設定入力部)603は、操作者から、空気調和機本体10の動作についての上記動作設定の入力を受け付ける。操作部603は、図3(a)に示すように、空気調和動作の運転又は停止、冷房,暖房,又は除湿等の運転モードの切換指示を受け付けるための運転切換キー603a、風量を調節する風量調節指示を受け付けるための風量調節キー603b、空気調和機本体10の運転又は停止の指示を受け付けるための運転/停止キー603c、入力されている指示を取り消す指示を受け付けるためのキャンセルキー603d、目標室内温度の入力を受け付けるための温度キー603e、動作設定項目を切り換える指示を受け付けるためのメニューキー603f、入力された指示を確定させる指示を受け付けるための確定キー603gを備えている。
リーダ/ライタ部604は、例えば操作部603の一部として設けられ、動作設定情報を記憶した記憶媒体(CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))等のメモリカード等)から情報の読み出しが可能なインタフェイスである。図3(b)に示すように、当該記憶媒体の表示装置60内部への挿入が可能とされ、記憶媒体を受け入れる受入口604aが表示装置60の側面60Aに設けられている。記憶媒体が当該受入口604aに挿入された状態で、リーダ/ライタ部604によって記憶媒体に対するデータ読み出し及び書込が可能な状態となる。当該リーダ/ライタ部604によって記憶媒体から読み出された動作設定は、通信部605から室外機20に送信され、室外機20の動作設定記憶部202に記憶される。
通信部(表示装置側インタフェイス)605は、室外機20との間で情報の送受信が可能なインタフェイスである。通信部605は、上記操作部603に入力又は読み出された動作設定の情報を室外機20に送信し、室外機20からは試運転時における試運転動作自体又はその各動作機構の動作状況を示す情報、試運転時における試運転動作自体又はその各動作機構の動作終了までの所要時間を示す情報等を受信する。
次に、空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第1実施形態を説明する。図4は空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の流れを説明するフローチャートである。図5は、試運転動作における各動作機構の動作終了までの所要時間を示す表示画面の一例である。
操作者による表示装置60の操作部603の操作により、試運転動作の開始指示が入力され、制御部601に試運転動作の開始指示が受け付けられると(S1でYES)、通信部605が試運転動作の開始指示を空気調和機本体10の室外機20に送信する(S2)。
空気調和機本体10の室外機20において、データ送受信部204が試運転動作の開示指示を受信すると(SS1)、動作制御部203が室外機20及び室内機30の各動作機構に上記試運転動作を開始させる(SS2)。この試運転動作の開始後、検出部201は、当該試運転動作を行う室外機20及び室内機30の各動作機構の動作状況を、上述したように、外気温センサ(To)によって検出される室外空気温度、室温センサ(Tr)によって検出される室内空気温度、上記圧力検出部(HS1,HS2,LS)によって検出される圧縮機21の高圧及び低圧の冷媒圧力、吐出管温度センサ(Td)によって検出される圧縮機21の吐出管温度、外熱交温度センサ(Tc)によって検出される外熱交温度、内熱交温度センサ(Te)によって検出される内熱交温度、電源電圧センサ58によって検出される電源電圧、電源電流センサ59によって検出される電源電流等、冷媒量検出部によって検出される冷媒回路11内の冷媒量の各種のデータ等に基づいて検出する(SS3)。
続いて、算出部206は、検出部201によって検出された各動作機構の動作状況に応じて、当該動作状況が検出された時から試運転動作時における各動作機構についての動作終了までに要する所要時間を、各動作機構毎に記憶部205から読み出すことで算出する(SS4)。データ送受信部204は、上記SS3で得られた各動作機構の動作状況と、SS4で算出された各動作機構についての所要時間を表示装置60に送信する(SS5)。
表示装置60の通信部605が上記各動作機構の動作状況及び所要時間を受信すると(S3)、制御部601は、当該受信された各動作機構の動作状況及び所要時間を表示部602に表示させる(S4)。このとき、制御部601は、図5に示すように、当該受信された各動作機構の所要時間をグラフィック表示により表示部602に表示させる。当該各動作機構の所要時間に対応したグラフィック表示に必要な画像データは制御部601が保有している。
次に、空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第2実施形態を説明する。図6は空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第2実施形態を説明するフローチャートである。図7は、試運転動作における動作終了までの所要時間を示す表示画面の一例である。但し、図4に示した第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
すなわち、空気調和機100で行われる試運転動作の終了までの所要時間を算出する処理としては、(1) 算出部206は、記憶部205に記憶されている試運転動作自体についての所要時間算出情報(上記計算式又は所要時間情報)を用いて、検出部201によって検出された動作状況から試運転動作の完了までに必要な試運転動作全体の所要時間を算出する、又は、(2)以下に示すように、各動作機構の動作状況に対応する試運転終了までの所要時間を各動作機構毎に記憶部205から読み出し、当該読み出された試運転動作終了までの各動作機構の所要時間情報から試運転動作全体についての所要時間を算出する、の2通りがある。
第1実施形態と同様に、空気調和機本体10の室外機20において、データ送受信部204が試運転動作の開示指示を受信し(SS11)、試運転動作が開始されると(SS12)、第2実施形態では、複数の各動作機構が連動して一連の試運転動作を行う場合における当該複数の各動作機構の動作状況を検出し(SS13)、算出部206は、検出部201によって検出された各動作機構の動作状況に応じて、当該動作状況に対応する試運転終了までの所要時間を各動作機構毎に記憶部205から読み出して算出する(SS14)。
そして、算出部206は、上記SS14で読み出された試運転動作終了までの各動作機構の所要時間情報から、上記一連の試運転動作全体についての所要時間を算出する(SS15)。例えば、算出部206は、第1の動作機構についての動作が完了したことをもって他の第2の動作機構の動作が開始される関係にある場合には、当該第1の動作機構の所要時間と第2の動作機構の所要時間とを加算し、或いは、ある動作機構と別の動作機構の動作が並行して行われる場合には、ある動作機構の所要時間(上記第1の動作機構の所要時間と第2の動作機構の所要時間とが加算された所要時間を含む)と別の動作機構の所要時間の長い方を選択することによって、一連の試運転動作全体についての所要時間を算出する。
データ送受信部204は、上記一連の試運転動作を行う各動作機構の動作状況及び所要時間、さらに上記一連の試運転動作についての所要時間を表示装置60に送信する(SS16)。
表示装置60の通信部605が、上記一連の試運転動作を行う各動作機構の動作状況及び所要時間、さらに上記一連の試運転動作についての所要時間を受信すると(S13)、制御部601は、当該一連の試運転動作を行う各動作機構の動作状況及び所要時間、さらに上記一連の試運転動作についての所要時間を表示部602に表示させる(S14)。このとき、制御部601は、図7に示すように、当該一連の試運転動作を行う各動作機構の所要時間、さらに上記一連の試運転動作についての所要時間をグラフィック表示により表示部602に表示させる。当該各所要時間に対応したグラフィック表示に必要な画像データは制御部601が保有している。
次に、空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第3実施形態を説明する。図8は空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第3実施形態を示すフローチャートである。但し、図4に示した第1実施形態、図6に示した第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第2実施形態と同様に、空気調和機本体10の算出部206は、検出部201によって検出された上記各動作機構の動作状況に応じて、記憶部205に記憶されている当該各動作機構についての所要時間情報から、上記一連の試運転動作についての所要時間を算出する(SS25)。データ送受信部204は、上記一連の試運転動作についての各動作機構の動作状況及び所要時間、当該一連の試運転動作についての所要時間を表示装置60に送信する(SS26)。
ここで、第3実施形態では、記憶部205は、前記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構のうちの一つが当該試運転動作中に遅延を発生させた場合に、当該遅延を要因として、当該一連の試運転動作を行う他の動作機構に発生する遅延時間を記憶している。例えば、冷媒漏れ等が生じて、冷媒回路11内の冷媒量が規定量に回復するまでに時間を要し、当該時間が遅延時間となるような場合に、冷媒漏れが検出されて当該検出時の冷媒量から当該冷媒が規定量に達するまでの遅延が、当該試運転時における圧縮機21の動作を遅延させる時間を、上記他の動作機構に発生する遅延時間として記憶部205が記憶している。
算出部206は、上記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構のうちのいずれかに遅延の発生が検出部201によって検出された場合(SS27でYES)、記憶部205から、当該動作機構の遅延により他の動作機構に発生する遅延時間を読み出して加算した上で、各動作機構についての所要時間、当該一連の試運転動作についての所要時間を再度算出する(SS28)。
データ送受信部204は、この時点で検出部201によって検出されている各動作機構の動作状況と、上記遅延後に再算出された各動作機構についての所要時間と、上記一連の試運転動作についての所要時間とを表示装置60に送信する(SS29)。これらSS27乃至SS29の処理は、検出部201によって上記一連の試運転動作の終了が検出されるまで繰り返される(SS30)。検出部201によって上記一連の試運転動作の終了が検出されると(SS30でYES)、データ送受信部204が表示装置60に対して、上記一連の試運転が終了したことを示す旨の信号を送信する(SS31)。なお、検出部201が、上記全ての動作機構についての検出値が目標値に達したこと等をもって、当該一連の試運転動作が終了したと検出する。
表示装置60の通信部605が、当該遅延後に再算出された各動作機構についての所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を受信すると(S25でYES)、制御部601は、当該受信された各動作機構についての所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を表示部602に表示させる(S26)。表示装置60の通信部605が、上記遅延後の各動作機構の所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を受信しない場合は(S25でNO)、当然に、S26の表示処理は行われない。これらS25及びS26の処理は、空気調和機本体10のデータ送受信部204から上記一連の試運転動作が終了した旨の信号が通信部605に受信されるまで繰り返される(S27)。
次に、表示装置60において空気調和機本体10の動作設定を入力する際の処理の第1実施形態を説明する。図9は表示装置60において空気調和機本体10の動作設定を入力する際の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。
操作者による表示装置60の操作部603の操作により、当該操作部603に空気調和機本体10の動作設定(例えば、例えば、空気調和動作の運転又は停止、冷房,暖房,又は除湿等の運転モード、風量調節、目標室内温度等)が操作部603に入力されると(S41でYES)、通信部605は、入力された動作設定を空気調和機本体10に送信する(S42)。
空気調和機本体10において、データ送受信部204が当該動作設定を受信すると(SS41)、動作設定記憶部202が当該受信された動作設定を記憶する(SS42)。動作制御部203は、当該動作設定記憶部202に記憶されている動作設定に従って、空気調和機本体10の各動作機構を駆動制御する(SS43)。
次に、表示装置60において空気調和機本体10の動作設定を入力する際の処理の第2実施形態を説明する。図10は表示装置60において空気調和機本体10の動作設定を入力する際の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、図9に示した第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
操作者により、表示装置60の受入口604aにCF等の記憶媒体が挿入され、リーダ/ライタ部604により、当該挿入された記憶媒体からのデータ読み出しが可能な状態になったことが検出されると(S51でYES)、当該リーダ/ライタ部604は当該記憶媒体に記憶されている動作設定を読み出す(S52)。通信部605は、当該読み出された動作設定を空気調和機本体10に送信する(S53)。
空気調和機本体10のデータ送受信部204が上記動作設定を受信すると(SS51)、動作設定記憶部202が当該受信された動作設定を記憶し(SS52)、動作制御部203は、当該動作設定記憶部202に記憶されている動作設定に従って、空気調和機本体10の各動作機構を駆動制御する(SS53)。
次に、空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第4実施形態を説明する。図11は空気調和機本体10及び表示装置60の試運転動作時における処理の第4実施形態を示すフローチャートである。但し、図4に示した第1実施形態、図6に示した第2実施形態、図8に示した第3実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第3実施形態と同様に、データ送受信部204は、検出部201によって検出された各動作機構についての動作状況、空気調和機本体10の算出部206により遅延後に再算出された各動作機構についての所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を表示装置60に送信する(SS69)。
表示装置60の通信部605が、上記各動作機構についての動作状況、当該遅延後に再算出された各動作機構についての所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を受信すると(S65でYES)、制御部601は、当該受信された各動作機構についての動作状況及び所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を表示部602に表示させる(S66)。
ここで、受入口604aに上記記憶媒体が挿入されてセットされていることがリーダ/ライタ部604により検出されている場合(S67でYES)、リーダ/ライタ部604は、通信部605により受信された上記各動作機構についての動作状況及び所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間を、受入口604aにセットされている記憶媒体に書き込む(S68)。これらS65及びS68の処理は、空気調和機本体10のデータ送受信部204から上記一連の試運転動作が終了した旨の信号が通信部605に受信されるまで繰り返される(S69)。なお、S68で行われる記憶媒体への書込は、通信部605により受信された上記各動作機構についての動作状況、遅延後に再算出された各動作機構についての所要時間、上記一連の試運転動作についての所要時間のいずれか1つ以上であればよく、必ずしもこれらの3つの情報の全てが書き込まれなくてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、表示装置60は、空気調和機本体10とは別個の装置として構成され、表示装置60、室外機20、及び室内機30により空気調和機100が構成されるとしたが、表示装置60は、空気調和機本体10の一部として、室外機20と一体的に設けられていてもよい。この場合、上記実施形態で示した表示装置60の通信部605及び制御部601と、空気調和機本体10のデータ送受信部204は必ずしも必要ではなく、空気調和機本体10の動作制御部203が、表示装置60の動作制御を司り、表示部602の表示制御や、操作部603又はリーダ/ライタ部604に入力されて動作設定記憶部202に記憶された動作設定に従った空気調和機本体10の動作制御も行う。
さらには、同様に、表示装置60は、空気調和機本体10の室内機30と一体的に設けられていてもよい。
表示装置60と空気調和機本体10とが別個に設けられる構成の場合、上記実施形態では、空気調和機本体10に、記憶部205及び算出部206が設けられ、試運転動作時の各動作機構の所要時間の算出までを空気調和機本体10において行うものとしたが、当該記憶部205及び算出部206が表示装置60側に設けられ、表示装置60において、試運転動作時の各動作機構の所要時間の算出を行うものとしてもよい。この場合、空気調和機本体10のデータ送受信部204は、検出部201によって検出された各動作機構の動状況を示す信号を表示装置60に送信し、表示装置60の通信部605がこれを受信して、上記算出部206による所要時間の算出に用いられるようにする。
100 空気調和機
10 空気調和機本体
11 冷媒回路
14,15 閉鎖弁
20 室外機
21 圧縮機
201 検出部
202 動作設定記憶部
203 制御部
204 データ送受信部
205 記憶部
206 算出部
30 室内機
60 表示装置
601 制御部
602 表示部
603 操作部
604 リーダ/ライタ部
604a 受入口
605 通信部

Claims (9)

  1. 情報の表示を行う表示部(602)と、
    予め定められた試運転動作の動作状況を、該試運転動作時に冷媒回路において動作する各動作機構(21)毎に検出する検出部(201)と、
    前記検出部(201)によって検出された動作状況から前記試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出に用いる所要時間算出情報を、前記各動作機構(21)毎にそれぞれ記憶する記憶部(205)と、
    前記記憶部(205)に記憶されている前記各動作機構(21)毎の前記所要時間算出情報を用いて、前記検出部(201)によって検出された動作状況から前記試運転動作の完了までに必要な所要時間の算出を、前記各動作機構(21)毎に算出する算出部(206)と、
    前記算出部(206)によって算出された前記各動作機構(21)についての前記所要時間を前記表示部(602)に表示させる制御部(601)と
    を備えた
    空気調和機(100)。
  2. 前記検出部(201)は、複数の各動作機構(21)が連動して一連の試運転動作を行う場合における当該複数の各動作機構(21)の動作状況を検出し、
    前記算出部(206)は、前記検出部(201)によって検出された前記各動作機構(21)の動作状況に応じて、前記記憶部(205)に記憶されている当該各動作機構(21)についての所要時間算出情報から、前記一連の試運転動作が終了するまでに要する所要時間を逐次算出する請求項に記載の空気調和機(100)。
  3. 前記記憶部(205)は、前記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構(21)のうちの一つが前記試運転動作中に遅延を発生させた場合に、当該遅延を要因として当該一連の試運転動作を行う他の動作機構(21)に発生する遅延時間を記憶しており、
    前記算出部(206)は、前記一連の試運転動作を行う複数の各動作機構(21)のうちの一つに前記遅延の発生が前記検出部(201)によって検出された場合、前記記憶部(205)に記憶されている前記他の動作機構(21)に発生する遅延時間を加算した上で、当該一連の試運転動作についての前記所要時間を逐次算出する請求項に記載の空気調和機(100)。
  4. 操作者から当該空気調和機の動作設定が入力される動作設定入力部(603)と、
    前記動作設定入力部(603)に入力された動作設定を記憶する動作設定記憶部(202)と、
    前記動作設定記憶部に記憶された動作設定に従って当該室外機の各動作機構(21)を駆動制御する動作制御部(203)と
    を更に備えた請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)。
  5. 前記動作設定入力部(603)は、動作設定情報を記憶した記憶媒体から情報の読み出しが可能なインタフェイスを備え、
    前記動作設定記憶部には、前記動作設定入力部(603)のインタフェイスにより前記記憶媒体から読み出された動作設定情報の示す動作設定が記憶される請求項に記載の空気調和機(100)。
  6. 前記動作設定入力部(603)は、動作設定情報を記憶した記憶媒体への情報の書き出しが可能なインタフェイス(604)を備え、当該インタフェイスにより、前記検出部(201)によって検出された動作状況、又は前記各動作機構(21)の前記所要時間の少なくとも一方を、前記記憶媒体に書き出す請求項又は請求項に記載の空気調和機(100)。
  7. 少なくとも前記制御部(601)及び前記表示部(602)は、当該空気調和機本体(10)とは別個に、当該室外機本体との間で情報の入出力が可能な表示装置側インタフェイス(605)を備える表示装置(60)として構成され、
    前記空気調和機本体(10)は、前記表示装置との間で情報の入出力が可能な本体側インタフェイス(204)を備える請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)。
  8. 前記制御部(601)は、前記試運転動作の前記所要時間に加え、前記検出部(201)によって検出された前記各動作機構(21)の前記動作状況を前記表示部(602)に表示させる請求項乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)。
  9. 前記制御部(601)は、前記所要時間をグラフィック表示により前記表示部(602)に表示させる請求項1乃至請求項のいずれかに記載の空気調和機(100)。
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