JP5440037B2 - ガス絶縁開閉装置の気密保持構造 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の気密保持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5440037B2
JP5440037B2 JP2009201630A JP2009201630A JP5440037B2 JP 5440037 B2 JP5440037 B2 JP 5440037B2 JP 2009201630 A JP2009201630 A JP 2009201630A JP 2009201630 A JP2009201630 A JP 2009201630A JP 5440037 B2 JP5440037 B2 JP 5440037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
opening
sealed container
flange member
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009201630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010272500A (ja
Inventor
洋 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2009201630A priority Critical patent/JP5440037B2/ja
Publication of JP2010272500A publication Critical patent/JP2010272500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5440037B2 publication Critical patent/JP5440037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

この発明は、絶縁性ガスで満たされた密封容器の内部に主回路機器を設置したガス絶縁開閉装置に関し、詳しくは前記密閉容器の壁面に開口した開閉機器の取付口,点検口,放圧穴などとこの開口部に被せたフランジ部材との間の気密保持構造に係わる。
頭記のガス絶縁開閉装置は電力系統から盤内に引き込んだ電力ケーブルに受電断路器,回路遮断器,母線用断路器などを順に接続し、母線を介して他の列盤構成された開閉装置に配線して負荷への給電を行うものであり、前記の各主回路機器は絶縁性ガス(例えば、SF6ガス)で満たされた金属製の箱型密閉容器に収容して組み付けられている。
次に、従来のガス絶縁開閉装置(例えば、特許文献1参照)の盤内構造を図7に示す。
図において、1は開閉装置の盤キャビネット、1aは盤扉、2は盤内に引き込んだ電力ケーブル、3は受電用断路器、3aは操作部、4は回路遮断器、4aは操作部、5は母線用断路器、6は母線、7はアレスター、8は前記の主回路機器を収容する金属製(例えば板厚5〜6mm程度の鋼板の溶接構造)の密閉容器、9は密閉容器8に付設した放圧板、10は制御部であり、前記の密閉容器8にはSF6ガスなどの絶縁性ガスを加圧封入して主回路機器の充電部の絶縁性を高めるようにしている。
ここで、密閉容器8の外周壁面には、前記した各主回路機器の取付け位置に合わせて開口した機器取付口のほかに、ハンドホールなどの点検口(不図示)、および放圧板9に対応する放圧口などが開口している。
一方、前記の主回路機器について、例えば図示の回路遮断器4は遮断器本体およびその操作部4aとの組立体に取付フランジ4bを付設しておき、盤内に組み込むには密閉容器8の外側から前記の機器取付穴を通じて遮断器本体を容器内に収容した上で、前記取付フランジ4bを密閉容器8の開口部(機器取付口)に外側から重ね合わせてボルト締結し、さらにこの重ね合わせ面には後記のようにOリングを介装,圧縮して封入ガスが漏出しないように密閉容器8の開口部を気密封止している。
また、回路遮断器以外の電力ケーブル2の貫通ブッシング2a,受電用断路器3,母線用断路器5についても前記と同様に、密閉容器8の開口部とこの開口部に外側から被せたフランジとの重ね合わせ面にOリングを介装した気密保持構造を採用して気密封止している。そのほか、前記点検口,放圧穴についても、点検口,放圧穴に重ね合わせたフランジカバー,放圧板のフランジとの間にOリングを介装して気密保持するようにしている。
一方、図8は図7の盤内に組み込んだ密閉容器8と該密閉容器の開口部8aに重ね合わせたフランジ部材11(以下、主回路機器の取付フランジ、および点検口,放圧穴のフランジカバーを総称して「フランジ部材」と称する)との間の隙間をシールする従来の気密保持構造を表す図であり、板厚の厚い鋼板製になるフランジ部材11には密閉容器8の開口部8aの周域との対向面域に断面U形のOリング溝11aを切削加工により形成した上で、このOリング溝11aの溝内にゴム製のOリング12を嵌入セットする。また、密閉容器8の開口部周域には複数本のスタッドボルト13を分散して植設(例えば溶接)しておく。そして、フランジ部材11を密閉容器8の開口部8aに被せた状態で前記スタッドボルト13にナット13aを螺合してフランジ部材11を締め付け、Oリング12に所定の"つぶし代"を与えた圧縮状態で開口部8aを気密封止するようにしている。
なお、前記のOリング溝11aは板厚の厚い鋼板で構成した密閉容器8の開口部8a周縁に沿って鋼板の板面に切削加工する場合もある。
特開2004−64955号公報(図1)
上記のガス絶縁開閉装置について、昨今では小形,軽量化、および材料費の低減化を図るために、前記密閉容器8,各主回路機器の取付フランジ,点検口のフランジカバーなどのフランジ部材11について薄板化が推し進められている。しかしながら、密閉容器8,機器の取付フランジ,フランジカバー等のフランジ部材11を薄鋼板で作製すると、このままでは鋼板の板厚不足からOリング12を保持する所要深さのOリング溝11aの切削加工が困難となるほか、主回路機器を取付ける密閉容器の開口部の機械的な強度も低下する。また、Oリング溝11aにOリング12を挿入したままでは、フランジ部材11の取付作業の際にOリング12がOリング溝11aから脱落して組立作業に支障をきたすおそれがある。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ガス絶縁開閉装置の盤内に構築して主回路機器を組み付ける絶縁ガス封入形の密閉容器、およびその開口部を閉塞する主回路機器の取付フランジ,点検口のフランジカバーなどのフランジ部材に薄鋼板を採用して密閉容器の軽量化,材料費の低減化を図りつつ、密閉容器の開口部とフランジ部材との間に介装したシール用のOリングを圧縮状態に安定保持して適正に気密封止が行えるように改良したガス絶縁開閉装置の気密保持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、絶縁性ガスで満たされた金属製密閉容器に主回路機器を収容配置したガス絶縁開閉装置で、前記密閉容器の壁面に開口した主回路機器の取付口,点検口などに取付フランジ,フランジカバーとしてのフランジ部材を重ね合わせて被せ、両者間に介装したOリングを圧縮状態に加圧して密閉容器の開口部を気密封止するようにしたものにおいて、
前記密閉容器、および該密閉容器の開口部に被せるフランジ部材を薄肉な鋼板製とし、前記密閉容器の開口部周縁を外側から取り囲むように環状の間座を配置し、Oリングと一体に鍔状の保持板を設け、該保持板を前記間座の間に重ね合わせてOリングを介装位置に保持し、前記密閉容器の開口部に被せたフランジ部材を前記間座に重ね合わせてボルトで前記密封容器に締結してOリングを圧縮状態に加圧するようにしたことを特徴とするものである
第2の発明は、絶縁性ガスで満たされた金属製密閉容器に主回路機器を収容配置したガス絶縁開閉装置で、前記密閉容器の壁面に開口した主回路機器の取付口,点検口などに取付フランジ,フランジカバーとしてのフランジ部材を重ね合わせて被せ、両者間に介装したOリングを圧縮状態に加圧して密閉容器の開口部を気密封止するようにしたものにおいて、
前記密閉容器、および該密閉容器の開口部に被せるフランジ部材を薄肉な鋼板製とし、密閉容器の開口部周縁に沿って起立形成した鍔状の内周ガイドと、該内周ガイドを外側から取り囲むように対向して密閉容器の壁面上に立設した筒状の外周ガイド板との間にOリング溝を画成し、該溝内にOリングをセットした状態で密閉容器の開口部に被せたフランジ部材を、前記外周ガイド板にボルト締結した押さえ板により押さえ込んでOリングを圧縮状態に加圧することを特徴とするものである。
上記の気密保持構造によれば、密閉容器、および機器取付フランジ,フランジカバーとしてのフランジ部材の鋼材に、そのままではOリング溝の切削加工が困難な薄肉鋼板を採用してガス絶縁開閉装置の軽量化,材料費の低減化を図りつつ、切削加工の代わりに前記フランジ部材の周縁部分に板金曲げ加工(プレス曲げ,絞り加工などによる)を施すことで、両者の間にOリング溝を画成してこの溝内にOリングをセットして保持することができる。しかも、このOリング溝の形成に対応して密閉容器の開口部,フランジ部材に曲げ加工を施したことにより、その曲げ加工により強度がアップして主回路機器などの取付部に対する必要な強度を確保できる効果が得られる。
また、Oリングの内周側にヘアピン状の鍔部を一体形成し、この鍔部を密閉容器の開口部周縁に係合してOリングを介装位置に保持するようにしたことにより、主回路機器などを密閉容器に取り付ける組立作業中にOリングが誤って脱落するのを防ぐことができるほか、Oリングの装着状態では密閉容器の開口端縁(開口部の切断加工により開口端縁は鋭利なエッジを呈している)をゴム材質の鍔部が覆うので、作業者が手を触れても怪我するおそれがなく、安全に作業を進めることができる利点も得られる。
さらに、密閉容器の開口部周縁に起立形成した鍔状の内周ガイドと、この内周ガイドを外側から取り巻くようにして密閉容器の壁面とフランジ部材との間に介挿配置した環状の間座(ライナー),ないし密閉容器の壁面に溶接接合して立設した外周ガイド板との間にOリング溝を画成することで、フランジ部材を被せる前の段階でOリングを所定位置に介挿セットすることが可能となる。また、この間座の厚さをOリング溝の深さに合わせて設定しておくことで、密閉容器の開口部に被せたフランジ部材をボルト締結した際に、Oリングに所定の"つぶし代"を与えて適正なシール機能を発揮できる。また、これと同様な効果は、間座の代わりに密閉容器の壁面に外周ガイド板を立設した上で、ここに押さえ板をボルト締結した構造によっても得られる。
さらに加えて、Oリングと一体に鍔状の保持板(金属板)を設け、この保持板を前記した間座の間に挟み込むことで、セットしたOリングの脱落,不要なズレ,変形を防いで所定の介挿位置に安定保持させることができる。
この発明の第1実施例による気密保持構造図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ異なる構造例の断面図である。 この発明の第2実施例による気密保持構造図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ異なる構造例の断面図である。 この発明の第3実施例による気密保持構造を表す断面図である。 この発明の第4実施例による気密保持構造を表す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)における鍔付きOリングの部分斜視図である。 この発明の第5実施例による気密保持構造を表す断面図である。 この発明の第3実施例ないし第5の実施例に適用する密閉容器の開口部に形成した内周ガイドの構造を表す図であり、(a),(b)はそれぞれ異なる構造例の断面図である。 この発明の実施対象となるガス絶縁開閉装置の盤内構造を表す縦断面図である。 図7における矢視A部の従来の気密保持構造を表す模式断面図である。
以下、この発明による実施の形態を図1〜図6に示す各実施例に基づいて説明する。
まず、この発明の実施例を図1(a)〜(c)に示す。各図において、8は板厚数mm程度の薄鋼板を採用してガス絶縁開閉装置(図3参照)の盤内に構築した箱型の密閉容器、8aは密閉容器8の壁面に主回路機器,フランジカバーなどを取付けるために開口した機器取付口,点検口などの開口部、12は気密封止用のOリング、14は前記密閉容器8と同様な薄鋼板で作られた主回路機器の取付フランジ,放圧板,点検蓋などのフランジ部材、15はOリング12を保持するよう密閉容器8とフランジ部材14との間の対向面域に画成したOリング溝であり、このOリング溝15は次記のように密閉容器8の開口部8aを取り囲む周域,もしくはフランジ部材14の外周域に板金曲げ加工(プレス,絞り加工など)を施して形成されている。
すなわち、図1(a)の構造では、密閉容器8の開口部外周に沿い断面U字形の凹部8bを曲げ加工してOリング溝15を形成した上で、このOリング溝15にOリング12をセットし、この上にフランジ部材14を重ね合わせ、この状態で図8と同様にフランジ部材14を密閉容器8にボルト締結している(不図示)。これにより、Oリング12が加圧,圧縮されて密閉容器8に加圧封入した絶縁性ガスが開口部8aに重なり合うフランジ部材14との間の隙間を通じて外方に漏出しないよう気密封止される。
また、図1(b)の構造では、前記(a)図の構造とは逆にフランジ部材14の板面に断面U形の凹部14aを加工してOリング溝15を形成し、このOリング溝15に嵌入セットしたOリング12を挟んでフランジ部材14をフラットな密閉容器8の壁面に重ね合わせてボルト締結するようにしている。
さらに、図1(c)の構造では、密閉容器8とフランジ部材14の双方にZ字曲げ加工を施して内外周に対峙する起立周壁8c,14bを形成しておき、密閉容器8の開口部にフランジ部材14を重ねあわせた状態で、両者の間にOリング溝15を形成している。
上記した(a)〜(c)の気密保持構造によれば、密閉容器8,フランジ部材14に薄鋼板を採用して密閉容器の軽量化,材料費低減化を図りつつ、鋼板の板金曲げ加工により開口部の周縁にOリング溝15を形成し、この溝内に介装したOリング12で気密封止を行うことができる。しかも、前記の板金曲げ加工により主回路機器,フランジカバーなどの取付部に対する度アップの補強効果も得られる。
次に、この発明の第2の実施例を図2(a)〜(d)で説明する。この実施例では、(a)図のようにOリング12の長手方向に沿い一端をOリングに連ねて断面形状がヘアピン状になる鍔部12aを一体に成形している。
そして、前記の鍔付きOリング12を密閉容器8の開口部8aとフランジ部材14との間に次記のように画成したOリング溝15にセットする際に、鍔部12aを密閉容器8の開口部8aの内周縁に係合してOリング12を定位置に保持する。この状態で、次に密閉容器8の上にフランジ部材14を被せて両者の間をボルト締結する。
ここで、(b)図の構造では、密閉容器8の開口部8aに板金曲げ加工を施しZ字形の屈曲部8dを形成し、この上にフラットなフランジ部材14を重ね合わせて両者の間にOリング溝15を画成している。一方、(c)図の構造では、(b)図と逆にフランジ部材14にZ字形の板金曲げ加工を施した上で、フラットな密閉容器8の壁面に重ねて両者の間にOリング溝15を画成するようにしている。
さらに、(d)図の構造では密閉容器8,およびフランジ部材14の双方に位置を揃えて反対方向にZ字形の板金曲げ加工を施してこの部分にOリング溝15を画成している。
上記の気密保持構造によれば、密閉容器8の開口部8aの向きに関係なく、組立作業の際にOリング12の鍔部12aを密閉容器8の開口部端縁に引っ掛けて脱落しないよう係合保持することができる。これによりOリング12の取付け作業性が大幅に改善される。
しかも、Oリング12を密閉容器8の開口部に装着した状態では、鍔部12aが開口部の端縁エッジを覆うことになるので、作業者の手が開口部の端縁に触れて怪我する危険も防ぐことができる。
なお、密閉容器8の壁面に開口した点検口を閉塞するフランジカバー、放圧口に配した放圧板9(図3参照)についても、前記と同様な気密保持構造を採用することができる。
次に、この発明の第3の実施例を図3に示す。この実施例においては、密閉容器8の開口部周縁に沿ってフランジ部材側に向けて突き出すように起立形成した鍔状の内周ガイド8eと、Oリング溝15の溝深さに相応する厚さDに設定して前記内周ガイドを外側から取り囲むように対向配置した環状の間座16(1枚または2枚のライナー)との間にOリング溝15を画成している。
なお、前記の内周ガイド8eは、図6(a)のように密閉容器8の開口部周縁に板金曲げ加工を施して形成するか、あるいは図6(b)のように密閉容器8の開口部周縁に別部品として作られた筒形部材を溶接接合して内周ガイド8e形成することもできる。一方、前記間座16は密閉容器に立設したスタッドボルト13に嵌挿して所定位置に保持している。また、内周ガイド8eの起立高さは、間座16の厚さDと同等,ないし若干小さく設定しておく。
そして、このOリング溝15にOリング12を介装セットした状態で、前記間座16の上に重ね合わせて密閉容器8の開口部に被せたフランジ部材14をスタッドボルト13,ナット13aにより締結してOリング12を圧縮状態に加圧する。これにより、Oリング12は密閉容器8とフランジ部材14との間に加圧,圧縮されて密閉容器8の開口部を気密封止する。しかも、前記のように間座16の厚みをあらかじめ所定のOリング溝深さに合わせて設定しておくことにより、フランジ部材14をボルト締結した状態ではOリング12に所定の"つぶし代"を与えて適正なシール機能を発揮させることができる。また、前記内周ガイド8eを起立形成したことで、Oリング12の安定保持と併せて、密閉容器8の開口部を機械的に強度アップできる。
次に、この発明の第4の実施例を図4(a),(b)に示す。この実施例は、先記実施例3の応用例であり、密閉容器8の内周ガイド8eと間座16との間に画成したOリング溝15にセットしたOリング12には、該Oリング12と一体に外側方に延在する鍔状の保持板12b(例えば金属板で作られている)が付設されている。
そして、この鍔付きOリング12をセットする際に、前記保持板12bを図示のように2枚のライナーからなる間座16の間に挟み込んでOリング12を所定の介装位置に保持する。これにより、先記した実施例2の鍔付きOリングと同様に、Oリング溝15にセットしたOリング12の脱落防止効果が得られる。また、密閉容器8に封入したガス圧が加わった状態でも、Oリング12が溝内で不要にずれたり、異常に変形したりすることがなくて安定したシール機能を発揮できる。
また、間座16と保持板12bの厚みを、フランジ部材14をボルト締結した状態ではOリング12に所定の"つぶし代"を与える厚さに設定しておくことにより、適正なシール機能を発揮させることができる。
なお、Oリング12は、保持板12bにより間座16と共に保持されて移動しないため、密閉容器8の内周ガイド8eは不要とすることも可能である。
次に、この発明の第5の実施例を図5に示す。この実施例では、密閉容器8の開口部周縁に先記実施例3と同様な内周ガイド8eを起立形成するとともに、該内周ガイド8eを外側から取り囲むように対向して密閉容器8の壁面上には、図示のように上半部が外側に向け断面"く字"形に傾斜した筒状の外周ガイド板17を溶接接合して立設し、該外周ガイド板17と前記内周ガイド8eとの間にOリング溝15を画成している。
そして、Oリング溝15にOリング12を介装セットした状態で、密閉容器8の開口部に被せたフランジ部材14を、前記外周ガイド板17の上半部に重ね合わせて締結ボルト18で締結した押さえ板19により前記内周ガイド8eの上に押さえ込み、この状態でOリング12を圧縮状態に加圧して開口部の気密封止を行うようにしている。
この実施例の構成により、先記実施例3と同様な効果が得られて密閉容器8,フランジ部材14の薄板化、およびそれに伴うコスト低減化が図れる。
1:ガス絶縁開閉装置の盤フレーム
2:電力ケーブル
3:受電用断路器
4:回路遮断器
5:母線用断路器、
6:母線
8:密閉容器
8a:密閉容器の開口部
8e:内周ガイド
12:Oリング
12a:鍔部
13:スタッドボルト
14:フランジ部材
15:Oリング溝
16:間座(ライナー)
17:外周ガイド板
19:押さえ板

Claims (2)

  1. 絶縁性ガスで満たされた金属製密閉容器に主回路機器を収容配置したガス絶縁開閉装置で、前記密閉容器の壁面に開口した主回路機器の取付口,点検口などに取付フランジ,フランジカバーとしてのフランジ部材を重ね合わせて被せ、両者間に介装したOリングを圧縮状態に加圧して密閉容器の開口部を気密封止するようにしたものにおいて、
    前記密閉容器、および該密閉容器の開口部に被せるフランジ部材を薄肉な鋼板製とし、前記密閉容器の開口部周縁を外側から取り囲むように環状の間座を配置し、Oリングと一体に鍔状の保持板を設け、該保持板を前記間座の間に重ね合わせてOリングを介装位置に保持し、前記密閉容器の開口部に被せたフランジ部材を前記間座に重ね合わせてボルトで前記密封容器に締結してOリングを圧縮状態に加圧するようにしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置の気密保持構造
  2. 絶縁性ガスで満たされた金属製密閉容器に主回路機器を収容配置したガス絶縁開閉装置で、前記密閉容器の壁面に開口した主回路機器の取付口,点検口などに取付フランジ,フランジカバーとしてのフランジ部材を重ね合わせて被せ、両者間に介装したOリングを圧縮状態に加圧して密閉容器の開口部を気密封止するようにしたものにおいて、
    前記密閉容器、および該密閉容器の開口部に被せるフランジ部材を薄肉な鋼板製とし、密閉容器の開口部周縁に沿って起立形成した鍔状の内周ガイドと、該内周ガイドを外側から取り囲むように対向して密閉容器の壁面上に立設した筒状の外周ガイド板との間にOリング溝を画成し、該溝内にOリングをセットした状態で密閉容器の開口部に被せたフランジ部材を、前記外周ガイド板にボルト締結した押さえ板により押さえ込んでOリングを圧縮状態に加圧するようにしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置の気密保持構造
JP2009201630A 2009-04-24 2009-09-01 ガス絶縁開閉装置の気密保持構造 Active JP5440037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201630A JP5440037B2 (ja) 2009-04-24 2009-09-01 ガス絶縁開閉装置の気密保持構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009106593 2009-04-24
JP2009106593 2009-04-24
JP2009201630A JP5440037B2 (ja) 2009-04-24 2009-09-01 ガス絶縁開閉装置の気密保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010272500A JP2010272500A (ja) 2010-12-02
JP5440037B2 true JP5440037B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=43420348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009201630A Active JP5440037B2 (ja) 2009-04-24 2009-09-01 ガス絶縁開閉装置の気密保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5440037B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260205A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Nissin Electric Co Ltd 柱上開閉器の放圧装置
JP4300015B2 (ja) * 2002-10-28 2009-07-22 株式会社東芝 密閉形電気機器筐体
JP4762637B2 (ja) * 2005-08-08 2011-08-31 株式会社クラベ パッキン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010272500A (ja) 2010-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130285329A1 (en) Conduit clamp
JP5440037B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の気密保持構造
JP5552903B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
CN114763721A (zh) 一种预制舱式变电站组合结构
CN112909405A (zh) 电池壳体
CN201726230U (zh) 绝缘子式防爆电机接线盒
CN203289237U (zh) 复合防爆型电动机
US20160133381A1 (en) Stationary Induction Apparatus
CN204025300U (zh) 紧固件组件、用于封闭件的门及逆变器柜
JP6361444B2 (ja) 電気機器
JP6589684B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の製造方法およびガス絶縁開閉装置
KR20140037623A (ko) 변압기용 외함
JPH10186088A (ja) 隔壁貫通構造体
CN205050896U (zh) 一种密封设计的电池箱体
US11346492B2 (en) Fixing system for panels and turbomachine enclosure comprising such system
CN114072887B (zh) 用于充液壳式变压器或壳式电抗器的箱体
CN211046437U (zh) 一种压模成型的高压电缆中间接头防爆盒
CN210041627U (zh) 变频器箱体及变频器
CN216251912U (zh) 一种金属封闭式开关设备内部压力释放系统
CN215120002U (zh) 一种gis管道的安装结构
RU2815732C2 (ru) Защитный корпус с взрывозащитой вида "взрывонепроницаемая оболочка"
CN220884706U (zh) 一种船舶舱壁与绝缘人孔盖连接结构
CN218415517U (zh) 一种用于充气柜的可重复使用的压力释放装置
JPH0349331Y2 (ja)
JP2535774Y2 (ja) ケーブル接続部

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5440037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250