JP5436827B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、高機能化の進展に伴って、半導体装置に対して小型化、薄型化及び電気特性の向上(高周波伝送への対応など)が求められている。このため、半導体装置の製造における半導体チップの実装としては、従来のワイヤーボンディングで半導体チップを基板に接続する方式から、半導体チップにバンプと呼ばれる導電性の突起電極を形成して基板電極と直接接続するフリップチップ接続方式への移行が始まっている。フリップチップ接続方式としては、はんだやスズなどを用いて金属接合させる方法、超音波振動を印加して金属接合させる方法、樹脂の収縮力を利用して機械的接触を保持する方法などが知られているが、中でも、生産性や接続信頼性の観点から、はんだやスズなどを用いて金属接合させる方法が広く用いられており、特にはんだを用いる方法は、高い接続信頼性を示すことからMPUなどの実装に適用されている。
フリップチップ接続方式では、半導体チップと基板の熱膨張係数差に由来する熱応力が接続部に集中することで接続部を破壊する恐れがあることから、この熱応力を分散して接続信頼性を高めるために、半導体チップと基板の間の空隙を樹脂で封止充てんする必要がある。一般に、樹脂の封止充てんは、半導体チップと基板を接続した後、空隙に液状封止樹脂を毛細管現象を利用して注入する方式が採用されている。しかし、MPUなどではチップが大型化しているために、液状樹脂を均一に充てんすることが困難になる場合があった。また、液晶ドライバーICの実装パッケージであるCOF(ChipOn Film)では、接続の狭ピッチ化とともにチップと基板の空隙が狭くなりつつあるために、液状樹脂の注入が困難になる場合があった。
そこで、半導体チップと基板の空隙を封止充てんするための樹脂(ペースト状やフィルム状)を、あらかじめ半導体チップや基板表面に供給した後、フリップチップ接続を行うことによって、接続と同時に樹脂による封止充てんを完了する方式の開発が求められている。
また、半導体装置の薄型化や半導体チップの多段積層に対応するため、半導体チップを薄くすることが求められる。このように半導体チップを薄くするために、チップに個片化する前の半導体ウエハの状態で研削(バックグラインド加工などと呼ばれる)による薄化工程を行う必要もある。
特開2004−349561号公報 特開2000−100862号公報 特開2003−142529号公報 特開2001−332520号公報 特開2005−28734号公報
しかし、封止充てんのためのペースト状の樹脂を半導体チップや基板に個別に供給する方法によれば、周辺端子を汚染しないように塗布パターンや塗布量を制御する必要があるが、樹脂の粘度の経時変化によって制御が困難になる場合があった。一方、フィルム状の樹脂を半導体チップや基板に個別に供給する方法によれば、フィルム状の樹脂を貼り付ける装置が別途必要であり、また、貼り付ける時間が必要であるために、半導体チップの実装工程における効率が悪く、その結果、半導体装置の生産性が低下する恐れがあった。
また、半導体ウエハの薄化に対する要求は進展しており、100μm以下の厚さの半導体ウエハを取り扱う必要が出てきている。ところが、薄化した半導体ウエハはその薄さゆえに機械的強度は低く、このような半導体ウエハを単体で取り扱うと、割れ等のダメージが発生する場合がある。そして、この半導体ウエハのダメージの発生が、更に半導体装置の生産性の低下の原因になる場合もある。
本発明は、これらの課題を解決し生産性を向上させる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体ウエハを個片化してなる半導体チップと当該半導体チップが実装される基板とを有する半導体装置の製造方法であって、半導体ウエハは、回路面に設けられた突起電極を有しており、半導体ウエハに対して、突起電極を埋め込むように回路面の全体に絶縁性樹脂層を形成する第1工程と、第1工程で絶縁性樹脂層が形成された回路面の反対側の面を研削して半導体ウエハを薄化する第2工程と、第2工程で研削された反対側の面にダイシングテープを貼り合わせて、半導体ウエハをウエハリングに固定する第3工程と、第3工程でウエハリングに固定された半導体ウエハを、回路面側から絶縁性樹脂層と一緒にダイシングして、半導体ウエハを半導体チップに個片化する第4工程と、第4工程で個片化された半導体チップをダイシングテープからはく離してピックアップするピックアップ工程と、ピックアップ工程でピックアップされた半導体チップの突起電極と基板の基板電極とを位置合わせした後、半導体チップと基板とを加熱・加圧することによって、半導体チップの突起電極と基板の基板電極とを電気的に接続する電気的接続工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体ウエハを個片化してなる半導体チップと当該半導体チップが実装される基板とを有する半導体装置の製造方法であって、半導体ウエハは、回路面に設けられた突起電極を有しており、半導体ウエハに対して、突起電極を埋め込むように回路面の全体に絶縁性樹脂層を形成する第1工程と、第1工程で絶縁性樹脂層が形成された回路面の反対側の面を研削して半導体ウエハを薄化する第2工程と、第2工程で研削された反対側の面にダイシングテープを貼り合わせて、半導体ウエハをウエハリングに固定する第3工程と、第3工程でウエハリングに固定された半導体ウエハを、回路面側から絶縁性樹脂層と一緒にダイシングして、半導体ウエハを半導体チップに個片化する第4工程と、第4工程で個片化された半導体チップをダイシングテープからはく離してピックアップするピックアップ工程と、ピックアップ工程でピックアップされた半導体チップの突起電極と基板の基板電極とを位置合わせした後、絶縁性樹脂層を間に挟んだ状態で半導体チップを基板に仮固定する仮固定工程と、仮固定工程で仮固定された半導体チップと基板とを加熱・加圧することによって、半導体チップの突起電極と基板の基板電極とを電気的に接続する電気的接続工程と、を備えることを特徴とする。
これらの半導体装置の製造方法によれば、第1工程において、半導体ウエハの回路面全体に絶縁性樹脂層が形成された後に、第2工程において、半導体ウエハの薄化が行われる。従って、第2工程で薄化された半導体ウエハには、既に回路面側に絶縁性樹脂層が重ねて形成されており、この半導体ウエハは機械的強度が補強された状態にある。従って、薄化した半導体ウエハのみを単体で扱う必要がなく、半導体ウエハの割れ等のダメージが発生することを抑制可能である。また、第1工程で半導体ウエハの回路面全体に絶縁性樹脂層が形成されていることから、第4工程のダイシング後には、回路面に絶縁性樹脂層が形成された多数の半導体チップが一括して得られる。そして、電気的接続工程でこの半導体チップを基板に接続する際においては、上記絶縁性樹脂層が、当該チップと基板との間隙の封止充てん用の樹脂として機能する。従って、封止充てん用の樹脂を接続の際に半導体チップ毎に個別に供給する処理が不要となり、生産性の向上が図られる。
また、この場合、第2工程では、半導体ウエハの回路面上の絶縁性樹脂層にバックグラインドテープを貼り合わせて、半導体ウエハを研削装置に固定することとしてもよい。また、第2工程では、半導体ウエハの回路面上の絶縁性樹脂層と研削装置とを貼り合わせて、半導体ウエハを研削装置に固定することとしてもよい。
また、絶縁性樹脂層は、可視光に対して10%以上の光透過率を示すことが好ましい。この構成によれば、半導体チップの回路面に位置合わせ用の基準マークを設けることで、半導体チップと基板との接続の際には、絶縁性樹脂層を透過して基準マークを認識することができる。そして、基準マークに基づいて半導体チップと基板との位置合わせを行うことができる。
また、絶縁性樹脂層は、300℃以上の加熱温度において樹脂発泡を起こさない材料からなることが好ましい。この種の半導体チップを基板に接続する際には、絶縁性樹脂層が300℃以上に加熱される場合もある。このような条件下においても、樹脂発泡を起こさないような材料を絶縁性樹脂層に採用することで、高温接続条件において、樹脂発泡によるボイドを抑制することができる。
また、絶縁性樹脂層は、半導体ウエハの回路面にフィルム状樹脂組成物をラミネートすることによって形成されることとしてもよい。この構成によれば、絶縁性樹脂層を形成させる際の作業性が向上する。
また、絶縁性樹脂層は、ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂と硬化剤とを成分として含むこととしてもよい。
本発明によれば、生産性を向上させる半導体装置の製造方法を提供することが可能となる。
本発明に係る半導体装置の製造方法の好適な実施形態について、図面を参照して説明するが、本発明は下記実施形態によって限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
この実施形態の方法では、まず、図1に示すような半導体ウエハ1を準備する。この半導体ウエハ1は、回路面S1と当該回路面S1の反対側の面S2とを有しており、回路面S1には突起電極2が複数形成されている。半導体ウエハ1の厚みは、通常600〜725μmとなっている。
(第1工程)
次に、図2に示すように、半導体ウエハ1の回路面S1上に絶縁性樹脂層3を形成する。この絶縁性樹脂層3は、樹脂ワニスをスピンコートによって回路面S1に塗布した後、乾燥することによって形成してもよいし、印刷法によって樹脂ワニスを回路面S1に塗布した後、乾燥することによって形成してもよいし、フィルム状樹脂をロールラミネータや真空ラミネータを用いて回路面S1に貼り合わせることによって形成してもよいが、作業性の観点から、フィルム状樹脂を用いて形成する方法が好ましい。
フィルム状樹脂を用いて絶縁性樹脂層3を形成する場合、離型処理されたPETフィルムなどの支持フィルム上に樹脂組成物を塗布して乾燥させたものを用いてもよい。このようなフィルムの一例を、図3に示す。フィルム30は、離型処理された支持フィルム31と、当該支持フィルム31の片面上にフィルム状に形成された樹脂組成物33とを備えている。絶縁性樹脂層3を形成する工程では、この樹脂組成物33側を回路面S1に対面させる向きで、フィルム30が回路面S1上にラミネートされた後、回路面S1に樹脂組成物33を残して支持フィルム31がはく離される。そして、回路面S1上に残された樹脂組成物33が、絶縁性樹脂層3となる。このようなラミネート処理により、図2に示されるように、樹脂組成物33は突起電極2同士の間にも充填され、絶縁性樹脂層3が、突起電極2を埋め込んだ状態で回路面S1上に形成される。なお、フィルム状樹脂としては、上記の形態に限られず、例えば、支持フィルムを持たずに単独でフィルム形成が可能な樹脂組成物を用いてもよい。
絶縁性樹脂層3は、可視光に対する透過性を備えていることが望ましく、例えば、555nmの光に対して10%以上の透過率を示すことが望ましい。このような絶縁性樹脂層3の透過性により、半導体ウエハ1の回路面S1上に形成されている位置合わせ用基準マークM1を、絶縁性樹脂層3を通して可視光用のカメラで認識できるようになる。
また、絶縁性樹脂層3は、高温接続条件においてボイドが発生しないものを用いることが望ましい。例えば、COFの製造における半導体チップと基板との接続工程においては接続温度が300℃以上となるため、樹脂の熱分解等に起因する樹脂発泡によってボイドが発生することが懸念事項である。この対策として、300℃以上で樹脂発泡を起こさない樹脂組成物を絶縁性樹脂層3の材料として適用することによって、半導体チップと基板とを接続する際におけるボイドを抑制することが可能となる。
また、絶縁性樹脂層3は、熱硬化性成分とその硬化剤を含んでいることが望ましい。この熱硬化性成分としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、トリアジン樹脂、シアノアクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート樹脂、フラン樹脂、レゾルシノール樹脂、キシレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、シロキサン変性エポキシ樹脂、シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂、アクリレート樹脂などが挙げられる。この中でも特に好ましいのは、耐熱性の観点から、エポキシ樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、シロキサン変性エポキシ樹脂、シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂である。これらは単独または二種以上の混合物として使用することができる。例えば、絶縁性樹脂層3が、熱硬化性成分として、ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂との混合物を含むようにしてもよい。
絶縁性樹脂層3に含まれる硬化剤としては、例えば、フェノール樹脂、脂肪族アミン、脂環式アミン、芳香族ポリアミン、ポリアミド、脂肪族酸無水物、脂環式酸無水物、芳香族酸無水物、ジシアンジアミド、有機酸ジヒドラジド、三フッ化ホウ素アミン錯体、イミダゾール類、第3級アミン、有機過酸化物等が挙げられる。これらは単独または二種以上の混合物として使用することができる。熱硬化性成分と硬化剤の組み合わせとして、耐熱性の観点から特に好ましいのは、エポキシ樹脂とフェノール樹脂、及びエポキシ樹脂とイミダゾール類である。
また、絶縁性樹脂層3は熱可塑性成分を含んでいてもよい。この熱可塑性成分としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリブタジエン、アクリロニトリルブタジエン共重合体、アクリロニトリルブタジエンゴムスチレン樹脂、スチレンブタジエン共重合体、アクリル酸共重合体などが挙げられる。これらは、単独または二種以上を併用して使用することができる。これらの中でも、耐熱性及びフィルム形成性の観点から、ポリイミド樹脂やフェノキシ樹脂が好ましい。
絶縁性樹脂層3には、低熱膨張化のために無機フィラーを含んでいてもよく、可視光に対する透過率を10%より低下させないように、フィラー種、粒径、配合量などを設定することが好ましい。
さらに、絶縁性樹脂層3には、硬化促進剤、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、酸化防止剤、レベリング剤、イオントラップ剤などの添加剤を配合してもよい。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせてもよい。配合量については、各添加剤の効果が発現するように調整すればよい。
絶縁性樹脂層3の厚みは、この半導体ウエハ1から切り出される半導体チップ11と基板15との接続(図10等参照)にあたり、絶縁樹脂層3が半導体チップ11と基板15との間を充分に充てんできる厚みであることが好ましい。通常、絶縁性樹脂層3の厚みが突起電極2の高さと基板15の配線14の高さを合わせた値に相当する厚みであれば、半導体チップ11と基板15との間を充てん可能である。
(第2工程)
次に、図4に示すように、半導体ウエハ1の回路面S1に形成された絶縁性樹脂層3の表面S3に、バックグラインドテープ4を貼り付ける。このバックグラインドテープ4は、基材フィルム4aと基材フィルム4a表面に形成された粘着層4bとを有しており、この粘着層4bと絶縁性樹脂層3の表面S3とが貼り合わされる。この処理により、半導体ウエハ1は、絶縁性樹脂層3を介してバックグラインドテープ4に固定される。
続いて、図5に示すように、バックグラインドテープ4に固定された前記半導体ウエハ1を、半導体ウエハ研削装置51のステージ5に固定する。このとき、半導体ウエハ1の回路面S1の反対側の面S2を上に向け、反対側の面S2が上方の研削砥石6に対面するようにする。そして、半導体ウエハ1を加圧しながらステージ5及び研削砥石6を回転させることで、半導体ウエハ1を面S2側から研削し、半導体ウエハ1の厚みが50〜550μm程度になるように薄化する。
また、このとき、図6に示すように、バックグラインドテープ4を用いずに、半導体ウエハ1を、面S2を上に向けた状態で、ステージ5に固定してもよい。すなわち、この方法では、絶縁性樹脂層3の表面S3と半導体ウエハ研削装置51のステージ5とが直接貼り合わされる。そして、この状態から、半導体ウエハ1を加圧しながら、ステージ5及び研削砥石6を回転させることで、半導体ウエハ1を面S2側から研削し、半導体ウエハ1の厚みが50〜550μm程度になるように薄化する。
このように薄化された半導体ウエハ1では、既に回路面S1側に絶縁性樹脂層3が重ねて形成されており、この半導体ウエハ1は機械的強度が補強された状態にある。従って、この後の工程においても薄化した半導体ウエハ1のみを単体で扱う必要がなく、半導体ウエハ1の割れ等のダメージが発生することを抑制可能である。
(第3工程)
次に、図7に示すように、半導体ウエハ1の回路面S1の反対側の面S2とウエハリング7の下縁7aとにダイシングテープ8を貼り付ける。ここで、ウエハリング7は、リング状の金属製部材であり、半導体ウエハ1のダイシング時に半導体ウエハ1の固定治具として機能する。ウエハリング7は、その内径が半導体ウエハ1の外形より大きくなっており、半導体ウエハ1を囲むようにダイシングテープ8上に配置される。上記の第2工程においてバックグラインドテープ4(図5参照)を用いた場合には、ダイシングテープ8と半導体ウエハ1とを貼り合わせた後、バックグラインドテープ4の粘着層4bと絶縁性樹脂層3の表面S3との間ではく離させることで、半導体ウエハ1からバックグラインドテープ4を取り除く。
また、ダイシングテープ8は、基材フィルム8aと、当該基材フィルム8aの表面に形成された粘着層8bを有しており、ダイシングテープ8としては、加熱及び紫外線照射の少なくともいずれか一方により粘着層8bの粘着力が低下するものであれば特に制限されることはない。
(第4工程)
続いて、図8に示すように、回路面S1が上を向いた状態で、半導体ウエハ1をダイシング装置53のステージ9に固定する。そして、回路面S1に形成されたダイシングパターン(図示せず)を認識した後、ダイシングブレード10によって、半導体ウエハ1を絶縁性樹脂層3とともにダイシングし、複数の半導体チップ11に個片化する。半導体チップ11のサイズとしては特に制限はないが、例えば、COF用半導体チップの場合、1〜2mm×10〜25mmの長方形のサイズとなる。
(ピックアップ工程)
続いて、ピックアップ装置(図示せず)を用いて、半導体チップ11をダイシングテープ8からはく離しながらピックアップし、図9に示すように、位置合わせ装置55の位置合わせヘッド12に吸着させる。ここで、個片化された半導体チップ11をダイシングテープ8(図8参照)からはく離するには、半導体ウエハ1の回路面S1及び反対側の面S2側から紫外線を照射して、ダイシングテープ8の粘着層8bを硬化させ、粘着力を低下させることが望ましい。なお、ピックアップされた各半導体チップ11の回路面S11には、前述の位置合わせ用基準マークM1が存在しており、回路面S11上には絶縁性樹脂層3が切断分割されてなる絶縁性樹脂層3aが形成されている。
(仮固定工程)
上記のように半導体チップ11をピックアップする一方で、位置合わせ装置55の位置合わせステージ13上に基板15を固定する。この基板15の上面は、配線14が形成された配線面S4であり、配線面S4には位置合わせ用基準マークM2が設けられている。このように、位置合わせ装置55においては、半導体チップ11の回路面S11の突起電極2と基板15の配線面S4の配線14とが対面するように配置される。
また、この位置合わせ装置55は、位置合わせヘッド12上の半導体チップ11とステージ13上の基板15との間に挿入される認識用カメラ16を備えている。この認識用カメラ16は、半導体チップ11の位置合わせ用基準マークM1と基板15の位置合わせ用基準マークM2とを可視光で撮像し認識する機能を有している。回路面S11上の絶縁性樹脂層3aは、可視光に対する透過性を備えるので、認識用カメラ16は、絶縁性樹脂層3aを通して位置合わせ用基準マークM1を認識することができる。そして、位置合わせ装置55は、位置合わせヘッド12を駆動し、認識用カメラ16により認識された位置合わせ用基準マークM1,M2の位置関係に基づいて、半導体チップ11の突起電極2と基板15の配線14との位置合わせを行う。
続いて、図10に示すように、位置合わせヘッド12に吸着された半導体チップ11と位置合わせステージ13に固定された基板15とを加熱しながら加圧する。この加熱・加圧により、半導体チップ11を、絶縁性樹脂層3aを介して、基板15の配線面S4に仮固定する。この場合の加熱温度は、絶縁性樹脂層3aが粘着性を示す温度であれば特に制限されることはなく、例えば40〜100℃の範囲で設定される。
(電気的接続工程)
続いて、図11に示すように、仮固定された半導体チップ11及び基板15を、接続装置57の接続ステージ17上に配置し、接続ヘッド18によって加熱しながら加圧する。この加熱・加圧によって、各突起電極2と各配線14とが電気的に接続されるとともに、絶縁性樹脂層3aが溶融し、半導体チップ11の回路面S11と基板15の配線面S4との空隙が絶縁性樹脂層3aの樹脂で封止充てんされる。その後、引き続き、封止充てんされた樹脂の硬化をさらに進行させるために、加熱オーブンなどを用いて加熱処理を行ってもよい。
以上説明したような製造方法により、基板15と当該基板15上に実装された半導体チップ11とからなる半導体装置100が完成する。
〔第2実施形態〕
続いて、本発明の半導体装置の製造方法の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態において、第1実施形態と同一又は同等の構成については、重複する説明を省略する。この第2実施形態の製造方法では、第1実施形態における仮固定工程が省略され、ピックアップ工程及び電気的接続工程は、以下のように第1実施形態とは異なる。
(ピックアップ工程)
第4工程で個片化された半導体チップ11を、ピックアップ装置(図示せず)を用いて、ダイシングテープ8(図8参照)からはく離しながらピックアップし、図12に示すように、接続装置57の接続ヘッドに吸着させる。
(電気的接続工程)
その一方で、接続装置57の接続ステージ17上に基板15が固定される。その後、接続装置57は、認識用カメラ16aにより認識された位置合わせ用基準マークM1,M2の位置関係に基づいて、半導体チップ11の突起電極2と基板15の配線14との位置合わせを行う。なお、認識用カメラ16aは、前述の認識用カメラ16と同じ構成を有しており、接続装置57に備えられている。
その後、図11に示されるように、位置合わせされた半導体チップ11及び基板15を、接続ヘッド18によって加熱しながら加圧する。この加熱・加圧によって、各突起電極2と各配線14とが電気的に接続されるとともに、絶縁性樹脂層3aが溶融し、半導体チップ11の回路面S11と基板15の配線面S4との空隙が絶縁性樹脂層3aの樹脂で封止充てんされる。その後、引き続き、封止充てんされた樹脂の硬化をさらに進行させるために、加熱オーブンなどを用いて加熱処理を行ってもよい。
以上説明したような製造方法により、基板15と当該基板15上に実装された半導体チップ11とからなる半導体装置100が完成する。
〔第3実施形態〕
続いて、第3実施形態として、特に、COFの製造に適用される製造方法について説明する。図13に示すように、このCOFの製造方法における接続方法は、半導体チップ11とポリイミド基板19とを接続するものである。ポリイミド基板19は高い光透過性を有しており、ポリイミド基板19の下面は、スズめっき配線20が形成された配線面S5である。また、配線面S5には、位置合わせ用基準マークM102が形成されている。
(仮固定工程)
この接続方法の仮固定工程では、前述のピックアップ工程においてピックアップされた半導体チップ11を、位置合わせ装置155の位置合わせステージ113上に、回路面S11が上を向くように固定する。そして、回路面S11の上方にポリイミド基板19を配置する。このとき、半導体チップ11の回路面S11の突起電極2とポリイミド基板19の配線面S5のスズめっき配線20とを対面させて配置する。
更にポリイミド基板19の上方には、位置合わせ装置155の認識カメラ116が配置される。前述のとおり、ポリイミド基板19が高い光透過性を有するので、認識カメラ116は、ポリイミド基板19の上面S6側から、ポリイミド基板19を通して、位置合わせ用基準マークM102を認識する。また、認識カメラ116は、ポリイミド基板19の上面S6側から、ポリイミド基板19及び絶縁性樹脂層3aを通して、半導体チップ11の位置合わせ用基準マークM1を認識する。そして、位置合わせ装置155は、認識用カメラ116により認識された位置合わせ用基準マークM1,M102の位置関係に基づいて、半導体チップ11の突起電極2とポリイミド基板19のスズめっき配線20との位置合わせを行う。
続いて、図14に示すように、ポリイミド基板19の上面S6側から、圧着ヘッド121によって加圧することによって、半導体チップ11を絶縁性樹脂層3aを介して、ポリイミド基板19の配線面S5に仮固定する。この際、位置合わせステージ113や圧着ヘッド121は加熱してもよく、加圧温度は、例えば、40〜100℃の範囲で設定される。
(電気的接続工程)
続いて、図15に示すように、接続装置157の接続ステージ117と接続ヘッド118によって、半導体チップ11及びポリイミド基板19を加熱しながら加圧する。この加熱・加圧によって、金めっきによって形成された突起電極2とスズめっき配線20とが電気的に接続されるとともに、絶縁性樹脂層3aが溶融し、半導体チップ11の回路面S11とポリイミド基板19の配線面S5との空隙が絶縁性樹脂層3aの樹脂で封止充てんされる。このとき、加熱温度は金めっきによって形成された突起電極2とスズめっき配線20との接続部が、金とスズの共晶温度である278℃を超えるように設定される。このような接続部の温度を実現するために、例えば、接続ステージ117の温度が350〜450℃に設定され、接続ヘッド118の温度が50〜150℃に設定される。その後、引き続き、封止充てんされた樹脂の硬化をさらに進行させるために、加熱オーブンなどを用いて加熱処理を行ってもよい。なお、ポリイミド基板19をリールtoリール方式によって扱うため、上記のような接続方法を適用することが可能となる。
以上説明したような製造方法により、ポリイミド基板19と当該ポリイミド基板19上に実装された半導体チップ11とからなるCOF(半導体装置)200が完成する。
以上説明した第1〜3実施形態の半導体装置の製造方法では、半導体ウエハ1の回路面S1に突起電極2を埋め込むように絶縁性樹脂層3を形成した後、半導体ウエハ1を研削によって薄化し、さらに半導体ウエハ1とともに絶縁性樹脂層3もダイシングする。このような処理によって、薄化した半導体ウエハ1や半導体チップ11を単体で扱うことなく、回路面S1に絶縁性樹脂層3aが形成された半導体チップ11が一括形成される。このように、薄化した半導体ウエハ1のみを単体で扱う必要がないことから、半導体ウエハ1や半導体チップ11の割れ等のダメージが発生することを抑制可能である。そして、その結果、半導体装置の生産性の向上が図られる。
また、回路面S11に絶縁性樹脂層3aが形成された半導体チップ11を用いることよって、半導体チップ11を基板に接続する際には、上記絶縁性樹脂層3aが半導体チップ11と基板との間隙の封止充てん用の樹脂として機能する。従って、半導体チップ11の接続後に、回路面S11と配線面S4またはS5の間の空隙を、半導体チップ11毎に個別に樹脂で充てんする必要がないため、工程を簡略化することが可能となり、生産性の向上が図られる。
さらに、例えば、COFの製造において、半導体チップ11の位置合わせと基板19への接続とを同じ工程で行うとすれば、半導体チップ11は、300℃以上に加熱された接続ステージ117上に、位置合わせ動作中にも継続して配置されることになる。このため、半導体チップ11の絶縁性樹脂層3aの硬化が必要以上に進行してしまい、接続不良が起きてしまう可能性がある。これに対して、上述の第1及び第3実施形態では、半導体チップ11と基板15又はポリイミド基板19とを位置合わせする工程と、突起電極2と配線14又はスズめっき配線20とを電気的に接続する工程と、を分けることによって、絶縁性樹脂層3aが熱履歴によって硬化してしまうことを抑制することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法の第1実施形態の一工程を示す断面図である。 図1の後続の工程を示す断面図である。 樹脂組成物を有するフィルムの一例を示す断面図である。 図2の後続の工程を示す断面図である。 図4の後続の工程を示す断面図である。 図4の後続の工程の他の例を示す断面図である。 図5または図6の後続の工程を示す断面図である。 図7の後続の工程を示す断面図である。 図8の後続の工程を示す断面図である。 図9の後続の工程を示す断面図である。 図10の後続の工程を示す断面図である。 本発明に係る半導体装置の製造方法の第2実施形態の一工程を示す断面図である。 本発明に係る半導体装置の製造方法の第3実施形態の一工程を示す図であり、COFの製造方法の一工程を示す断面図である。 図13の後続の工程を示す断面図である。 図14の後続の工程を示す断面図である。
符号の説明
1…半導体ウエハ、2…突起電極、3…絶縁性樹脂層、3a…半導体チップの絶縁性樹脂層、4…バックグラインドテープ、7…ウエハリング、8…ダイシングテープ、11…半導体チップ、14…基板電極、15…基板、19…ポリイミド基板、20…スズめっき配線(基板電極)、33…樹脂組成物(フィルム状樹脂組成物)、51…研削装置、100…半導体装置、200…COF(半導体装置)、S1…回路面、S2…回路面の反対側の面。


Claims (5)

  1. 半導体ウエハを個片化してなる半導体チップと当該半導体チップが実装される基板とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体ウエハは、回路面に設けられた突起電極を有しており、
    前記半導体ウエハに対して、前記突起電極を埋め込むように前記回路面の全体に絶縁性樹脂層を形成する第1工程と、
    前記第1工程で前記絶縁性樹脂層が形成された前記回路面の反対側の面を研削して前記半導体ウエハを薄化する第2工程と、
    前記第2工程で研削された前記反対側の面にダイシングテープを貼り合わせて、前記半導体ウエハをウエハリングに固定する第3工程と、
    前記第3工程で前記ウエハリングに固定された前記半導体ウエハを、前記回路面側から前記絶縁性樹脂層と一緒にダイシングして、前記半導体ウエハを半導体チップに個片化する第4工程と、
    前記第4工程で個片化された前記半導体チップを前記ダイシングテープからはく離してピックアップするピックアップ工程と、
    前記ピックアップ工程でピックアップされた前記半導体チップの前記突起電極と前記基板の基板電極とを位置合わせした後、前記半導体チップと前記基板とを加熱・加圧することによって、前記半導体チップの前記突起電極と前記基板の前記基板電極とを電気的に接続する電気的接続工程と、を備え、
    前記第2工程では、
    前記半導体ウエハの前記回路面上において前記突起電極が露出していない状態の前記絶縁性樹脂層に、基材フィルム及び当該基材フィルムの一面に形成された粘着層を有するバックグラインドテープを貼り合わせて、前記半導体ウエハを研削装置に固定し、
    前記絶縁性樹脂層は、
    ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂と硬化剤とを成分として含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体ウエハを個片化してなる半導体チップと当該半導体チップが実装される基板とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体ウエハは、回路面に設けられた突起電極を有しており、
    前記半導体ウエハに対して、前記突起電極を埋め込むように前記回路面の全体に絶縁性樹脂層を形成する第1工程と、
    前記第1工程で前記絶縁性樹脂層が形成された前記回路面の反対側の面を研削して前記半導体ウエハを薄化する第2工程と、
    前記第2工程で研削された前記反対側の面にダイシングテープを貼り合わせて、前記半導体ウエハをウエハリングに固定する第3工程と、
    前記第3工程で前記ウエハリングに固定された前記半導体ウエハを、前記回路面側から前記絶縁性樹脂層と一緒にダイシングして、前記半導体ウエハを半導体チップに個片化する第4工程と、
    前記第4工程で個片化された前記半導体チップを前記ダイシングテープからはく離してピックアップするピックアップ工程と、
    前記ピックアップ工程でピックアップされた前記半導体チップの前記突起電極と前記基板の基板電極とを位置合わせした後、前記半導体チップと前記基板とを加熱・加圧することによって、前記半導体チップの前記突起電極と前記基板の前記基板電極とを電気的に接続する電気的接続工程と、を備え、
    前記第2工程では、
    前記半導体ウエハの前記回路面上において前記突起電極が露出していない状態の前記絶縁性樹脂層に、基材フィルム及び当該基材フィルムの一面に形成された粘着層を有するバックグラインドテープを貼り合わせて、前記半導体ウエハを研削装置に固定し、
    前記絶縁性樹脂層は、
    エポキシ樹脂と硬化剤とフェノキシ樹脂とを成分として含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記絶縁性樹脂層は、
    可視光に対して10%以上の光透過率を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁性樹脂層は、
    300℃以上の加熱温度において樹脂発泡を起こさない材料からなることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁性樹脂層は、
    前記半導体ウエハの前記回路面にフィルム状樹脂組成物をラミネートすることによって形成されることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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