JP5436365B2 - 非空気圧タイヤ - Google Patents

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本発明は、車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備える非空気圧タイヤ(non−pneumatic tire)に関するものである。
空気入りタイヤは、荷重の支持機能、接地面からの衝撃吸収能、および動力等の伝達能(加速、停止、方向転換)を有し、このため、多くの車両、特に自転車、オートバイ、自動車、トラックに採用されている。
特に、これらの能力は自動車、その他のモーター車両の発展に大きく貢献した。更に、空気入りタイヤの衝撃吸収能力は、医療機器や電子機器の運搬用カート、その他の用途でも有用である。
従来の非空気圧タイヤとしては、例えばソリッドタイヤ、スプリングタイヤ、クッションタイヤ等が存在するが、空気入りタイヤの優れた性能を有していない。例えば、ソリッドタイヤおよびクッションタイヤは、接地部分の圧縮によって荷重を支持するが、この種のタイヤは重くて、堅く、空気入りタイヤのような衝撃吸収能力はない。また、非空気圧タイヤでは、弾性を高めてクッション性を改善することも可能であるが、空気入りタイヤが有するような荷重支持能または耐久性が悪くなるという問題がある。
そこで、下記の特許文献1には、空気入りタイヤと同様な動作特性を有する非空気圧タイヤを開発する目的で、タイヤに加わる荷重を支持する補強された環状バンドと、この補強された環状バンドとホイールまたはハブとの間で張力によって荷重力を伝達する複数のウェブスポークとを有する非空気圧タイヤが提案されている。また、特許文献2にも、環状の外周部材と内周部材との間を多数のスポークで連結したスポーク構造体をトレッドリングの内周側に接合した非空気圧タイヤが記載されている。特許文献1及び2の非空気圧タイヤは、空気入りタイヤのような空気漏れの心配はなく、また、ソリッドタイヤなどのような重量の問題もない。
通常、空気入りタイヤの最外周にはトレッド部が設けられるが、特許文献1の非空気圧タイヤにおいても、環状バンドの放射方向外側にトレッド部が設けられ、特許文献2の非空気圧タイヤにおいても、スポーク構造体の外周側にトレッドリングが設けられている。
特開2007−118913号公報 特開2007−238019号公報
ところで、トレッド部としては、接地面側のキャップゴムと、そのキャップゴムの内周側に配されるベースゴムとで構成されるキャップベースタイプのものがある。また、単にキャップゴムのみで構成されるトレッド部も存在するが、キャップゴム単体で構成されたトレッド部では、十分に転がり抵抗を下げることができない。一方、キャップベースタイプのトレッド部において、キャップゴムとベースゴムを全周に渡って均一に配置してしまうと、転がり抵抗は下げることができるが、ベースゴムを多くすることでロードノイズが悪化してしまうことが判明した。
そこで、本発明の目的は、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも抑制された非空気圧タイヤを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明に係る非空気圧タイヤは、
車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備える非空気圧タイヤにおいて、
前記支持構造体は、内側環状部と、その内側環状部の外側に同心円状に設けられた中間環状部と、その中間環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、前記内側環状部と前記中間環状部とに結合されて両者を連結する内側連結部と、前記中間環状部と前記外側環状部とに結合されて両者を連結する複数の外側連結部とを備え、
前記トレッド層は、外周側のキャップゴム層と内周側のベースゴム層とを備え、
前記トレッド層のトレッド厚みに対する前記ベースゴム層のベースゴム厚みの割合は、タイヤ周方向で変化しており、前記外側連結部と前記外側環状部との結合部のタイヤ径方向外側である結合部外側領域において最小となることを特徴とする。
この構成による非空気圧タイヤの作用効果を説明する。本発明の非空気圧タイヤは、車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備えている。支持構造体は、内側環状部と、内側環状部の外側に同心円状に設けられた中間環状部と、中間環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、内側環状部と中間環状部とに結合されて両者を連結する内側連結部と、中間環状部と外側環状部とに結合されて両者を連結する複数の外側連結部とを備えている。
本発明者らは、鋭意研究した結果、上記のような支持構造体とトレッド層を備えた非空気圧タイヤが接地する際、外側連結部と外側環状部とが結合される結合部のタイヤ径方向外側である結合部外側領域においてトレッド層の歪が小さく、それ以外の領域でトレッド層の歪が大きくなることを見出した。トレッド層の歪は転がり抵抗の増大要因となるので、転がり抵抗を小さくするため、すなわちトレッド層の歪を軽減させるためには、トレッド層を外周側のキャップゴム層と内周側のベースゴム層とで構成される、いわゆるキャップベースタイプとするのが好ましい。しかしながら、トレッド厚みに対するベースゴム厚みの割合をタイヤ周方向に一定とすると、上述のようにベースゴムが多くなり、その分ロードノイズが悪化してしまうことが判明した。そのため、歪の小さい結合部外側領域においては、ベースゴム層を薄くしてベースゴムを減らし、歪の大きいそれ以外の領域においては、ベースゴム層を厚くしてベースゴムを増やすことで、トータルのベースゴムの量を減らすことができ、ロードノイズの悪化を抑えることができる。その結果、本発明によれば、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも抑制された非空気圧タイヤを提供することができる。
また、上記課題を解決するため本発明に係る非空気圧タイヤは、
車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備える非空気圧タイヤにおいて、
前記支持構造体は、内側環状部と、その内側環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とに結合されて両者を連結する複数の連結部とを備え、
前記トレッド層は、外周側のキャップゴム層と内周側のベースゴム層とを備え、
前記トレッド層のトレッド厚みに対する前記ベースゴム層のベースゴム厚みの割合は、タイヤ周方向で変化しており、前記連結部と前記外側環状部との結合部のタイヤ径方向外側である結合部外側領域において最小となることを特徴とする。
この構成による非空気圧タイヤの作用効果は、すでに述べた通りであり、本発明によれば、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも抑制された非空気圧タイヤを提供することができる。
本発明にかかる非空気圧タイヤにおいて、前記トレッド厚みに対する前記ベースゴム厚みの割合が、前記結合部外側領域において0〜10%であり、それ以外の領域において5〜55%であることが好ましい。
トレッド厚みに対するベースゴム厚みの割合を、上記の範囲とすると、転がり抵抗を小さくしつつ、ロードノイズを抑制する効果が高い。
本発明にかかる非空気圧タイヤにおいて、前記キャップゴム層を構成するキャップゴムの損失正接tanδは、前記ベースゴム層を構成するベースゴムの損失正接tanδよりも大きいことが好ましい。
この構成によれば、トレッド層での径方向内側の領域の歪を効果的に低減でき、転がり抵抗を小さくすることができる。
本発明の非空気圧タイヤの一例を示す正面図 図1の要部を示す部分拡大図 非空気圧タイヤの別実施形態を示す正面図 図3の要部を示す部分拡大図 非空気圧タイヤの別実施形態を示す部分拡大図 非空気圧タイヤの別実施形態を示す側面図 非空気圧タイヤの別実施形態を示す側面図 非空気圧タイヤの別実施形態を示す部分拡大図 比較例及び実施例の諸元表と評価結果
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。初めに、本発明の非空気圧タイヤTの構成を説明する。図1は、非空気圧タイヤTの一例を示す正面図である。図2は、図1の要部を示す部分拡大図である。ここで、Oは軸芯を、H1はタイヤ断面高さを、それぞれ示している。
本発明の非空気圧タイヤTは、車両からの荷重を支持する支持構造体SSと、この支持構造体SSの外側に設けられるトレッド層7とを備えるものである。本実施形態の非空気圧タイヤTは、支持構造体SSとトレッド層7との間にさらに補強層6を備えている。また、本発明の非空気圧タイヤTは、支持構造体SSの内側(内周側)に、車軸やリムとの適合用部材などをさらに備えていてもよい。
本実施形態の非空気圧タイヤTは、図1の正面図に示すように、支持構造体SSが、内側環状部1と、その外側に同心円状に設けられた中間環状部2と、その外側に同心円状に設けられた外側環状部3と、内側環状部1と中間環状部2とに結合されて両者を連結する複数の内側連結部4と、中間環状部2と外側環状部3とに結合されて両者を連結する複数の外側連結部5とを備えている。ただし、この実施形態では支持構造体SSが中間環状部2を備えているが、中間環状部2は必ずしも必要ではなく、後述のように、中間環状部2を設けず、内側連結部4と外側連結部5とが連続し1本の連結部45を構成してもよい。
内側環状部1は、ユニフォミティを向上させる観点から、厚みが一定の円筒形状であることが好ましい。また、内側環状部1の内周面には、車軸やリムとの装着のために、嵌合性を保持するための凹凸等を設けるのが好ましい。
内側環状部1の厚みは、内側連結部4に力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1の2〜7%が好ましく、3〜6%がより好ましい。
内側環状部1の内径は、非空気圧タイヤTを装着するリムや車軸の寸法などに併せて適宜決定されるが、本発明では中間環状部2を備えるために、内側環状部1の内径を従来より大幅に小さくすることが可能である。ただし、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、250〜500mmが好ましく、330〜440mmがより好ましい。
内側環状部1の軸方向の幅は、用途、車軸の長さ等に応じて適宜決定されるが、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、100〜300mmが好ましく、130〜250mmがより好ましい。
内側環状部1の引張モジュラスは、内側連結部4に力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上、装着性を図る観点から、5〜180000MPaが好ましく、7〜50000MPaがより好ましい。なお、本発明における引張モジュラスは、JIS K7312に準じて引張試験を行い、10%伸び時の引張応力から算出した値である。
本発明における支持構造体SSは、弾性材料で成形されるが、支持構造体SSを製造する際に、一体成形が可能となる観点から、内側環状部1、中間環状部2、外側環状部3、内側連結部4、及び外側連結部5は、補強構造を除いて基本的に同じ材質とすることが好ましい。
本発明における弾性材料とは、JIS K7312に準じて引張試験を行い、10%伸び時の引張応力から算出した引張モジュラスが、100MPa以下のものを指す。本発明の弾性材料としては、十分な耐久性を得ながら、適度な剛性を付与する観点から、好ましくは引張モジュラスが5〜100MPaであり、より好ましくは7〜50MPaである。母材として用いられる弾性材料としては、熱可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリエステルエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、ポリ塩化ビニルエラストマー、ポリウレタンエラストマー等が例示される。架橋ゴム材料を構成するゴム材料としては、天然ゴムの他、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IIR)、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(水添NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、フッ素ゴム、シリコンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムが例示される。これらのゴム材料は必要に応じて2種以上を併用してもよい。
その他の樹脂としては、熱可塑性樹脂、又は熱硬化性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられ、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。
上記の弾性材料のうち、成形・加工性やコストの観点から、好ましくは、ポリウレタン樹脂が用いられる。なお、弾性材料としては、発泡材料を使用してもよく、上記の熱可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂を発泡させたものが使用可能である。
弾性材料で一体成形された支持構造体SSは、内側環状部1、中間環状部2、外側環状部3、内側連結部4、及び外側連結部5が、補強繊維により補強されていることが好ましい。
補強繊維としては、長繊維、短繊維、織布、不織布などの補強繊維が挙げられるが、長繊維を使用する形態として、タイヤ軸方向に配列される繊維とタイヤ周方向に配列される繊維とから構成されるネット状繊維集合体を使用するのが好ましい。
補強繊維の種類としては、例えば、レーヨンコード、ナイロン−6,6等のポリアミドコード、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルコード、アラミドコード、ガラス繊維コード、カーボンファイバー、スチールコード等が挙げられる。
本発明では、補強繊維を用いる補強の他、粒状フィラーによる補強や、金属リング等による補強を行うことが可能である。粒状フィラーとしては、カーボンブラック、シリカ、アルミナ等のセラミックス、その他の無機フィラーなどが挙げられる。
中間環状部2の形状は、ユニフォミティを向上させる観点から、厚みが一定の円筒形状であることが好ましい。ただし、中間環状部2の形状は、円筒形状に限られず、多角形筒状、などでもよい。
中間環状部2の厚みは、内側連結部4と外側連結部5とを十分補強しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1の3〜10%が好ましく、4〜9%がより好ましい。
中間環状部2の内径は、内側環状部1の内径を超えて、外側環状部3の内径未満となる。外側環状部3の内径から内側環状部1の内径を差し引いた長さをd1とし、中間環状部2の内径から内側環状部1の内径を差し引いた長さをd2とすると、d1とd2が、(1/3)×d1≦d2≦(2/3)×d1の関係を満たすように、中間環状部2の内径を設定することが好ましい。
中間環状部2の軸方向の幅は、用途等に応じて適宜決定されるが、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、100〜300mmが好ましく、130〜250mmがより好ましい。
中間環状部2の引張モジュラスは、内側連結部4と外側連結部5とを十分補強して、耐久性の向上、負荷能力の向上を図る観点から、8000〜180000MPaが好ましく、10000〜50000MPaがより好ましい。
中間環状部2の引張モジュラスは、内側環状部1のそれより高いことが好ましいため、熱可塑性エラストマー、架橋ゴム、その他の樹脂を繊維等で補強した繊維補強材料が好ましい。
外側環状部3の形状は、ユニフォミティを向上させる観点から、厚みが一定の円筒形状であることが好ましい。外側環状部3の厚みは、外側連結部5からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1の2〜7%が好ましく、2〜5%がより好ましい。
外側環状部3の内径は、その用途等応じて適宜決定されるが、本発明では中間環状部2を備えるために、外側環状部3の内径を従来より大きくすることが可能である。ただし、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、420〜750mmが好ましく、480〜680mmがより好ましい。
外側環状部3の軸方向の幅は、用途等に応じて適宜決定されるが、一般の空気入りタイヤの代替を想定した場合、100〜300mmが好ましく、130〜250mmがより好ましい。
外側環状部3の引張モジュラスは、図1に示すように外側環状部3の外周に補強層6が設けられている場合には、内側環状部1と同程度に設定できる。このような補強層6を設けない場合には、外側連結部5からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点から、5〜180000MPaが好ましく、7〜50000MPaがより好ましい。
外側環状部3の引張モジュラスを高める場合、弾性材料を繊維等で補強した繊維補強材料が好ましい。外側環状部3を補強繊維により補強することで、外側環状部3とベルト層などとの接着も十分となる。
内側連結部4は、内側環状部1と中間環状部2とを連結するものであり、両者の間に適当な間隔を開けるなどして、周方向に各々が独立するように複数設けられる。内側連結部4は、ユニフォミティを向上させる観点から、一定の間隔を置いて設けることが好ましい。
内側連結部4を全周に渡って設ける際の数(軸方向に複数設ける場合は1個として数える)としては、車両からの荷重を十分支持しつつ、軽量化、動力伝達の向上、耐久性の向上を図る観点から、10〜80個が好ましく、40〜60個がより好ましい。図1には、内側連結部4を40個設けた例を示す。
個々の内側連結部4の形状としては、板状体、柱状体などが挙げられるが、本実施形態ではタイヤ径方向及びタイヤ幅方向に延設される板状体の例を示す。これらの内側連結部4は、正面視断面において、タイヤ径方向又はタイヤ径方向から傾斜した方向に延びている。本発明では、ブレークポイントを高くして剛性変動を生じにくくすると共に、耐久性を向上させる観点から、正面視断面において、内側連結部4の延設方向が、タイヤ径方向±25°以内が好ましく、タイヤ径方向±15°以内がより好ましく、タイヤ径方向が最も好ましい。図1には、内側連結部4をタイヤ径方向に沿って配置した例を示す。
内側連結部4のタイヤ周方向の厚みは、内側環状部1および中間環状部2からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上、横剛性の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1の2〜12%が好ましく、3〜10%がより好ましい。
内側連結部4の引張モジュラスは、内側環状部1からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上、横剛性の向上を図る観点から、5〜50MPaが好ましく、7〜20MPaがより好ましい。
内側連結部4の引張モジュラスを高める場合、弾性材料を繊維等で補強した繊維補強材料が好ましい。
外側連結部5は、中間環状部2と外側環状部3とを連結するものであり、両者の間に適当な間隔を開けるなどして、周方向に各々が独立するように複数設けられる。外側連結部5は、ユニフォミティを向上させる観点から、一定の間隔を置いて設けることが好ましい。
外側連結部5を全周に渡って設ける際の数(軸方向に複数設ける場合は1個として数える)としては、車両からの荷重を十分支持しつつ、軽量化、動力伝達の向上、耐久性の向上を図る観点から、30〜150個が好ましく、40〜120個がより好ましい。また、外側連結部5の数は、内側連結部4の数の複数倍であることが好ましい。図1には、外側連結部5を内側連結部4の2倍である80個設けた例を示す。すなわち、外側連結部5の数は、内側連結部4の数よりも多くなっており、その結果、隣り合う外側連結部5どうしの間隔は、隣り合う内側連結部4どうしの間隔より狭くなっている。
個々の外側連結部5の形状としては、板状体、柱状体などが挙げられるが、本実施形態ではタイヤ径方向及びタイヤ幅方向に延設される板状体の例を示す。本発明では、外側連結部5のたわみを中間環状部2により負担させ、支持構造体SSの変形を均一化する観点から、正面視断面において、外側連結部5は、タイヤ径方向に対して傾斜していることが好ましい。ただし、外側連結部5は、必ずしもタイヤ径方向に対して傾斜している必要は無く、タイヤ径方向と同じ方向に配置しても構わない。
外側連結部5のタイヤ径方向に対して傾斜する角度θは、30°以下であることが好ましい。角度θが大きすぎると、非空気圧タイヤTは十分な剛性を得ることができず、また、内側連結部4と外側連結部5との間で張力が伝わりにくくなる。
また、外側連結部5のタイヤ径方向に対して傾斜する角度θは、5°以上であることがより好ましい。角度θが小さすぎると、外側連結部5のたわみを中間環状部2に効果的に負担させることができず、また、外側連結部5の圧縮剛性向上により、接地面内における圧力変動も大きくなってしまう。
本実施形態では、図1のように、2本の外側連結部5がタイヤ径方向に対して対称な方向に角度θ傾斜し、タイヤ径方向に沿った1本の内側連結部4と合わせて、タイヤ軸方向から見てY字状に配置される例を示す。
外側連結部5のタイヤ周方向の厚みは、外側環状部3および中間環状部2からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上、横剛性の向上を図る観点から、タイヤ断面高さH1の1〜10%が好ましく、2〜8%がより好ましい。さらに、本発明の非空気圧タイヤTでは、外側連結部5の厚みが、内側連結部4の厚みより薄いことが好ましい。外側連結部5の厚みを内側連結部4の厚みより薄くすることで、圧縮剛性を下げることができ、タイヤ剛性の周方向変動を良好に抑えることができる。
外側連結部5の引張モジュラスは、内側環状部1からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上、横剛性の向上を図る観点から、5〜50MPaが好ましく、7〜20MPaがより好ましい。
外側連結部5の引張モジュラスを高める場合、弾性材料を繊維等で補強した繊維補強材料が好ましい。
支持構造体SSの外側にはトレッド層7が設けられる。トレッド層7の表面には、従来の空気入りタイヤと同様のトレッドパターンを設けることが可能である。トレッド層7は、外周側のキャップゴム層71と内周側のベースゴム層72とを備えている。トレッド層7は、略一定のトレッド厚みttを有している。ベースゴム層72のベースゴム厚みtbは、図に示されるようにタイヤ周方向で変化している。
外側連結部5と外側環状部3は、結合部53で結合されている。トレッド層7のうち、結合部53のタイヤ径方向外側に当たる領域を結合部外側領域7aとする。この結合部外側領域7aでは、外側連結部5により外側環状部3の変形が抑制されるため、結果としてトレッド層7の歪が小さくなっている。これに対し、結合部外側領域7a以外の領域、すなわち、隣り合う結合部53の間の領域では、外側環状部3が変形し易く、結果としてトレッド層7の歪が大きくなっている。
トレッド厚みttは略一定であるのに対して、ベースゴム厚みtbはタイヤ周方向で変化しており、トレッド厚みttに対するベースゴム厚みtbの割合は、タイヤ周方向で変化している。本実施形態では、ベースゴム厚みtbは、結合部外側領域7aでt1、それ以外の領域でt2又はt3となっている。厚みt1は、厚みt2,t3よりも小さくなっており、タイヤ周方向において最小となっている。
トレッド厚みttに対するベースゴム厚みtbの割合は、厚みt1に関してはt1/ttが0〜10%が好ましく、厚みt2,t3に関してはt2/ttおよびt3/ttが5〜55%が好ましい。
キャップゴム層71を構成するキャップゴム、およびベースゴム層72を構成するベースゴムは、従来公知のものを使用可能である。キャップゴムのゴム硬度Hcは40〜90°、ベースゴムの硬度Hbは45〜80°が例示される。なお、HcとHbの大小は特に限定されず、すなわち、キャップゴムとベースゴムは、どちらが硬くても柔らかくても、さらには同じであってもよい。なお、上記ゴム硬度の数値は、JISK6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)に準じて測定した値である。
また、35℃におけるキャップゴムの損失正接tanδは0.15〜0.6、ベースゴムの損失正接tanδは0.05〜0.4が例示される。ただし、キャップゴムの損失正接tanδは、ベースゴムの損失正接tanδよりも大きいことが好ましい。
[他の実施形態]
(1)上記の実施形態では、支持構造体SSが中間環状部2を備えているが、中間環状部2は必ずしも必要ではなく、図3の正面図に示すように、中間環状部2を設けず、内側連結部4と外側連結部5とが連続し1本の連結部45を構成してもよい。図4は、図3の要部を示す部分拡大図である。この場合、連結部45と外側環状部3とが結合されている部分が結合部53となる。
(2)上記の実施形態では、厚みt2と厚みt3を同じとしているが、厚みt3は厚みt2よりも小さく、厚みt1と同程度としてもよい。これは、解析の結果、厚みt3の領域では、トレッド層7の歪が小さいことが判明し、厚みt3を小さくしても上記の実施形態とほぼ同様の効果が得られることが分かったためである。図5にt3をt1と同じにした例を示す。
(3)上記の実施形態では、平板状の外側連結部5(又は連結部45)が軸方向に平行に配設される例を示したが、図6(a)〜(d)に示すように、外側連結部5(又は連結部45)の形状や形成方向は、種々の形態をとることができる。図6は、非空気圧タイヤTをタイヤ径方向外側から見た側面図である。図6(a)〜(d)において、外側連結部5(又は連結部45)と外側環状部3との結合部53が破線で示してある。例えば、図6(a)に示すように、外側連結部5の配設方向は、軸芯Oの方向から傾斜していてもよい。また、図6(b)に示すように、外側連結部5は、平板が屈曲した形状でもよい。また、図6(c)に示すように、外側連結部5は、平板がリブ5aを有する形状でもよい。なお、図6(d)に示すように、軸芯Oの方向に複数の外側連結部5を形成することも可能である。図6(a)〜(d)のいずれの場合にも、この結合部53のタイヤ径方向外側であるトレッド層7の結合部外側領域7aにおいて、ベースゴム厚みtbを薄くする。
また、結合部外側領域7aは、必ずしも軸芯Oの方向に延びる帯状でなくてもよく、図7のように軸芯Oの方向に斜めの方向に延びる帯状であってもよい。
(4)上記の実施形態では、ベースゴム厚みtbがタイヤ周方向で変化する際、角張った波状となっているが、図8(a)のような滑らかに連続する波状であってもよく、図8(b)のような矩形波状であってもよい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)転がり抵抗
ドラム走行試験にて転がり抵抗を測定した。試験条件は、ISO28580に基づいて試験を行った。ドラム径は1708mm、速度は80km/h、キャンバー角は0°とした。比較例1、実施例1〜3は、比較例2を100としたときの指数で示し、この値が大きい方が優れる。測定結果は図9に示す。
(2)ロードノイズ
1名乗車でロードノイズ測定用コースを60km/hの速度で走行したときの音圧を測定した。比較例1、実施例1〜3は、比較例2を100としたときの指数で示し、この値が大きい方が優れる。測定結果は図9に示す。
比較例1
図9に示す寸法および物性等にて、内側リング(内側環状部1に相当)、中間リング(中間環状部2に相当)、外側リング(外側環状部3に相当)、内側スポーク(内側連結部4に相当)、外側スポーク(外側連結部5に相当)を備える支持構造体、その外周に設けられた3層の補強層、並びにトレッドゴム(トレッド層7に相当)を備える非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評価した。比較例1では、内側連結部4と外側連結部5を図1に示すようにY字状に配置した。ただし、トレッドゴムはキャップベースタイプとし、ベースゴム厚みtbは全周に渡って一定の1.2mmとした。
支持構造体の成形は、支持構造体に対応する空間部を有する金型を用いて、その空間部に弾性材料(ポリウレタン樹脂)の原料液(イソシアネート末端プレポリマー:東洋ゴム工業社製ソフランネート、硬化剤:イハラケミカル社製MOCA)をウレタン注型機を用いて充填し、固化させることで実施した。タイヤサイズは、最大幅140mm、最外径540mm、リム径14インチとした。これらの成形方法、タイヤサイズなどは、以下の比較例2、実施例1〜3も同様とした。
比較例2
図9に示す寸法および物性等にて、内側リング(内側環状部1に相当)、外側リング(外側環状部3に相当)、外側スポーク(連結部45に相当)を備える支持構造体、その外周に設けられた3層の補強層、並びにトレッドゴム(トレッド層7に相当)を備える非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評価した。比較例2では、連結部45を図3に示すように配置した。ただし、トレッドゴムはキャップベースタイプとし、ベースゴム厚みtbは全周に渡って一定の1.2mmとした。
実施例1
図9に示す寸法および物性等にて、内側リング、中間リング、外側リング、内側スポーク、外側スポークを備える支持構造体、その外周に設けられた3層の補強層、並びにトレッドゴムを備える非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評価した。実施例1では、内側連結部4と外側連結部5を図1に示すようにY字状に配置した。実施例1のトレッドゴムは図5に示すような構成とした。
実施例2
図9に示す寸法および物性等にて、内側リング、外側リング、外側スポークを備える支持構造体、その外周に設けられた3層の補強層、並びにトレッドゴムを備える非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評価した。実施例2では、連結部45を図3に示すように配置した。実施例2のトレッドゴムは図4に示すような構成とした。
実施例3
図9に示す寸法および物性等にて、内側リング、中間リング、外側リング、内側スポーク、外側スポークを備える支持構造体、その外周に設けられた3層の補強層、並びにトレッドゴムを備える非空気圧タイヤを作製し、上記性能を評価した。実施例3では、内側連結部4と外側連結部5を図1に示すようにY字状に配置した。実施例3のトレッドゴムは図2に示すような構成とした。
図9の結果から以下のことが分かる。実施例1および実施例3の非空気圧タイヤは、比較例1と比較すると、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも小さくなっている。同様に、実施例2の非空気圧タイヤは、比較例2と比較すると、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも小さくなっている。このように、本発明の非空気圧タイヤは、転がり抵抗が小さく、ロードノイズも抑制されていることが分かる。
1 内側環状部
2 中間環状部
3 外側環状部
4 内側連結部
5 外側連結部
7 トレッド層
7a 結合部外側領域
45 連結部
53 結合部
71 キャップゴム層
72 ベースゴム層
SS 支持構造体
T 非空気圧タイヤ
tt トレッド厚み
tb ベースゴム厚み

Claims (4)

  1. 車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備える非空気圧タイヤにおいて、
    前記支持構造体は、内側環状部と、その内側環状部の外側に同心円状に設けられた中間環状部と、その中間環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、前記内側環状部と前記中間環状部とに結合されて両者を連結する内側連結部と、前記中間環状部と前記外側環状部とに結合されて両者を連結する複数の外側連結部とを備え、
    前記トレッド層は、外周側のキャップゴム層と内周側のベースゴム層とを備え、
    前記トレッド層のトレッド厚みに対する前記ベースゴム層のベースゴム厚みの割合は、タイヤ周方向で変化しており、前記外側連結部と前記外側環状部との結合部のタイヤ径方向外側である結合部外側領域において最小となることを特徴とする非空気圧タイヤ。
  2. 車両からの荷重を支持する支持構造体と、この支持構造体の外側に設けられる略一定厚みを有するトレッド層とを備える非空気圧タイヤにおいて、
    前記支持構造体は、内側環状部と、その内側環状部の外側に同心円状に設けられた外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とに結合されて両者を連結する複数の連結部とを備え、
    前記トレッド層は、外周側のキャップゴム層と内周側のベースゴム層とを備え、
    前記トレッド層のトレッド厚みに対する前記ベースゴム層のベースゴム厚みの割合は、タイヤ周方向で変化しており、前記連結部と前記外側環状部との結合部のタイヤ径方向外側である結合部外側領域において最小となることを特徴とする非空気圧タイヤ。
  3. 前記トレッド厚みに対する前記ベースゴム厚みの割合が、前記結合部外側領域において0〜10%であり、それ以外の領域において5〜55%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の非空気圧タイヤ。
  4. 前記キャップゴム層を構成するキャップゴムの損失正接tanδは、前記ベースゴム層を構成するベースゴムの損失正接tanδよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非空気圧タイヤ。

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