JP5435808B2 - ハブの製造方法および該ハブを備えるホイール - Google Patents

ハブの製造方法および該ハブを備えるホイール Download PDF

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Description

本発明は自動二輪車等の車輪に用いられるハブの製造方法および該ハブを備えるホイールに関する。
従来、スポークを用いたホイールにおいては、車軸を貫通するハブの外周にブレーキディスクを取付ける構造を有している。この構造は、例えば、図12に示すようなハブ構造では、ブレーキディスク取付け部105がハブ100の外周からハブ径外方向に適宜突出した構造のものが知られている。このハブ構造の部分の製造方法においては、図13に示すように、例えば成型金型の固定型97と可動型99とがブレーキディスク取付け部105の背面に対応する位置まで延びた構造で、ハブ100の内周側全体をスライド型98で形成する。なお、スライド型98は、パーティングラインPLを境にして左右に移動できるように構成されている。
前掲のような製造方法によれば、ブレーキディスク取付け部105をコンパクトにすることができるが、図12および図13に示すような従来構造においては、ブレーキディスク取付け部105の背面は、スライド型98の抜き勾配を必要とするため、機械加工によって切除調整していた。このような切削加工作業はその負荷が大きく加工コストがかかる問題があった。
一方、切削加工等をしない場合は、ブレーキディスク取付け部105の延出方向とスライド型98の抜き方向との交差角度が大きい部分では、例えば、図14に示すように、スライド方向に沿った位置では大きく厚み差(t1>t2)が大きくなり、ブレーキディスク取付け部105の板厚が傾斜し、強度が確保しにくくなる。したがって、充分な強度を確保するべくブレーキディスク取付け部105の板厚を十分に確保しようとすると、ブレーキディスク取付け部105の板厚を厚くする必要があり、その結果、ハブ100のサイズと重量が大きくなってしまう課題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、固定型と可動型ならびにハブのフランジ内側をスライド型で成形するハブの製造方法において、ブレーキディスク取付け部の裏面の傾斜を小さできるハブの製造方法および該ハブを備えるホイールを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車軸が貫通する筒部と、前記筒部の両端部から筒部径方向の外側に延びるフランジと、前記フランジの外周縁からフランジ径方向外側に突出する複数のブレーキディスク取付け部と、を有するハブを製造するとき、前記フランジの外周縁の車軸方向側面から前記ブレーキディスク取付け部側の側面までを、固定型と可動型とで形成するようにし、前記ハブの筒部外周面から前記フランジの径方向内周面、前記ブレーキディスク取付け部の裏面までを、筒部径方向にスライド移動するスライド型にて形成するハブの製造方法において、
前記スライド型のパーティングラインを、前記ブレーキディスク取付け部の背面に位置するようにすることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記ブレーキディスク取付け部を5個備える前記ハブを製造するときに、前記スライド型のパーティングラインを、任意の1つのブレーキディスク取付け部の背面と、該任意の1つのブレーキディスク取付け部から最も離れた2つのブレーキディスク取付け部のうち一方側の背面に位置するようにすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、前記ブレーキディスク取付け部を前記フランジの双方に有するハブを製造するときに、前記スライド型のパーティングラインを、車軸方向から見て、表裏で同じライン取りの形状にすることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車軸が貫通する筒部と、前記筒部の両端部から筒部径方向の外側に延びるフランジと、前記フランジの外周縁からフランジ径方向外側に突出する複数のブレーキディスク取付け部と、を有するハブを備えるホイールにおいて、
前記フランジの外周縁の車軸方向側面から前記ブレーキディスク取付け部側の側面までを、固定型と可動型とで形成され、前記ハブの筒部外周面から前記フランジ)の径方向内周面前記ブレーキディスク取付け部の裏面までを、筒部径方向にスライド移動するスライド型にて形成され、更に、前記スライド型のパーティングラインが、前記ブレーキディスク取付け部の背面に位置する成形型を用いて成形されたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の構成に加えて、前記ブレーキディスク取付け部が5個設けられ、前記スライド型のパーティングラインが、任意の1つのブレーキディスク取付け部の背面と、該任意の1つのブレーキディスク取付け部から最も離れた2つのブレーキディスク取付け部のうち一方側の背面に位置する成形型を用いて形成されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載の構成に加えて、前記ブレーキディスク取付け部は前記フランジの双方に設けられ、前記スライド型のパーティングラインが、車軸方向から見て、表裏で同じライン取りの形状になる成形型を用いて形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ブレーキディスク取付け部の外径をコンパクトに形成することができ、かつ、スライド型のパーティングラインを任意のブレーキディスク取付け部の背面に設けることで、ブレーキディスク取付け部の抜き勾配による傾斜部分の長さを短くすることができる。この結果、効果的な薄肉化が図れ、強度を十分に確保したまま軽量化を達成することができる。
請求項2の発明によれば、ブレーキディスク取付け部が5個設けられる場合でも、パーティングラインのライン取りを効果的にして、ブレーキディスク取付け部の板厚の傾斜部分の長さを極力短く抑えることができる。
請求項3の発明によれば、ブレーキディスクがハブ左右両方のフランジに設けられる場合でも、左右のディスク取付け部の板厚の傾斜を左右両方とも抑えることができる。また、パーティングラインを、表裏で同じライン取りの形状とすることにより、左右で同じ形状のスライド型を使用することができる。
請求項4の発明によれば、ブレーキディスク取付け部の外径がコンパクトに形成され、かつ、スライド型のパーティングラインが任意のブレーキディスク取付け部の背面に設けられたことで、このブレーキディスク取付け部の抜き勾配による傾斜部分の長さが小さいハブを備えたホイールを得ることができる。
請求項5の発明によれば、ブレーキディスク取付け部が5個設けられる場合でも、ブレーキディスク取付け部の板厚の傾斜部分の長さが短く構成されたハブを備えるホイールを提供することができる。
請求項6の発明によれば、ブレーキディスクが左右両方に設けられる場合でも、左右のブレーキディスク取付け部の板厚の傾斜部分が小さく構成されたハブを有するホイールを提供することができる。また、スライド型のパーティングラインが、ハブの端面の双方から見て同じライン取りの形状で、左右で同じ形状のスライド型を使用した成形型によって製造されたハブを提供することができる。
本発明に係るハブを備えるホイールを使用した自動二輪車の前輪部分を示す左側面図である。 本発明に係るハブを示す斜視図である。 本発明に係るハブを示す正面図である。 本発明に係るハブを製造するための成形型を示す概略断面図である。 本発明に係るハブを示す側面図である。 図5におけるB−B線に沿った概略断面図である。 図5におけるA−A線に沿った概略断面図である。 本発明に係るホイールを示す左側面図である。 図8に示すホイールの部分断面図である。 図9に示すC部分の拡大図である。 本発明に係る自動二輪車の後輪部分を示す右側面図である。 従来のハブの側面図である。 図12に示す従来のハブを製造するための成形型を示す概略断面図である。 図12における断面D−D線に沿った矢視図である。
以下、本発明の一実施形態について図を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態におけるハブの製造方法について、図4〜図7を参照して説明するが、先ず、図1〜図3を参照して、ハブおよびホイールの概略構成について説明する。
本実施形態におけるハブ10は、図1に示すように、例えば自動二輪車のフロントフォーク71に車軸90を介して回転自在に保持され、前輪FWの中心部分を構成する。
このハブ10の構成を大別すると、図2に示すように、車軸90が貫通する筒部1と、筒部1の両端部から筒部径方向の外側に延びるフランジ2,3と、このフランジ2,3の外周縁からフランジ径方向外側に突出する複数のブレーキディスク取付け部5とを備えた構造である。
そして、フランジ2,3に形成された多数のスポーク受け穴9とタイヤゴム部81が装着されるリム61に形成されたリム側スポーク受け穴62(図9参照)とにスポーク両端が貫通保持されてホイール60が構成されている。
ハブ10は、図2および図3に示すように、筒部1の両端に設けられたフランジ2,3を有して例えば鼓のような外観を呈しており、筒部1の筒部外周面1aには車軸方向に沿って4つのリブ1bが設けられて両フランジ2,3の強度アップが図られている。また、両フランジ2,3は、その外周縁寄りの箇所で全周にわたってスポーク受け穴9が所定間隔に設けられている。また、両フランジ2,3の外周縁からさらにハブ径方向外側に突出した5個のブレーキディスク取付け部5が設けられ、このブレーキディスク取付け部5には、それぞれビス孔8が形成されており、ブレーキディスク50を、その表面5b側に固定できるように構成されている。
また、両フランジ2,3の表側の側面7は、そのフランジ全体形状がハブ内方側に凹むような構造を備えているとともに、筒部1側からブレーキディスク取付け部5に向って半径方向に延びる外面リブ7aが設けられている。
このように、ハブ10は、両フランジ2,3がお椀状とも云える湾曲構造であるとともに、外面リブ7aおよびリブ1bを有する構造により、軽量化と強度アップが図られている。
本実施形態におけるハブ10の製造方法について説明する。
本実施形態において、ハブ10を製造するときの金型は、例えば図4に示すように、ハブ10の外側の側面7を形成する固定型30と可動型40およびハブ10の内側部分を形成するスライド型20,21を備えている。すなわち、両フランジ2,3の外周縁を構成する車軸方向側面4からブレーキディスク取付け部5を取付ける側の側面を、固定型30と可動型40とで形成するようにし、ハブ10の内側となる筒部外周面1aから両フランジ2,3の径方向内周面6、ブレーキディスク取付け部5の背面5aまでを、筒部径方向に沿ってスライド移動するスライド型20,21にて形成する。
なお、ハブ10の車軸90が貫通する内面については、従来同様であるので図示ならびにその説明を省略する。
ハブ10を成形する際は、先ず、前掲の固定型30、可動型40およびスライド型20,21ならびにその他所定部材により形成されたキャビティに、例えばアルミ合金を注入して所望形状のハブ10を構成する(図4に示す状態)。
その後、スライド型20,21をハブ径方向に沿ってスライド移動させてから、可動型40を開くように移動する。これにより、図2に示すようなハブ10を取り出すことができる。
本実施形態におけるスライド型20,21は、図5に模式的に示すようなパーティングラインPLを有して、ハブ10のフランジ2,3の間に入り込んでいる。すなわち、パーティングラインPLは、ハブ10の軸方向から見た場合、図中右側にパーティングラインPL1(2点鎖線にて図示)と左側のパーティングラインPL2(1点鎖線にて図示)とを有するように見える(片側から見た場合、実際には、2つのラインは同時に見えず片側のパーティングラインのみが見える)。
そして、本実施形態において重要なことは、スライド型20,21のパーティングラインPL(PL1,PL2)が、ブレーキディスク取付け部5の背面5aに位置するように配置されていることである。
このパーティングラインPLについて更に詳しく説明する。
先ず、図5において、図中右上から右下方に向って延びるパーティングラインPL1(2点鎖線にて図示)のライン取りについて説明する。
パーティングラインPL1は、図中右上側のブレーキディスク取付け部5の背面5a(例えばフランジ3の背面側)の中央をハブ半径方向に延びる取付け部ラインPL1-1と、この取付け部ラインPL1-1に続いて外周縁の接線方向に延びる外周縁ラインPL1-2と、外周縁ラインPL1-2に続いてフランジ半径方向に沿って延びるハブ径ラインPL1-3と、ハブ径ラインPL1-3に続いて筒部1の外表面に沿って延びる筒部ラインPL1-4と、筒部ラインPL1-4に続いてフランジ半径方向に沿って延びるハブ径ラインPL1-5と、ハブ径ラインPL1-5に続いて外周縁の接線方向に沿って延びる外周縁ラインPL1-6と、
図中下側のブレーキディスク取付け部5の背面5aの中央をハブ半径方向に延び且つ外周縁ラインPL1-6続いて延びる取付け部ラインPL1-7と、から構成される。
一方、パーティングラインPL2(1点鎖線にて図示)は、図中上側において、ブレーキディスク取付け部5の背面5a(例えばフランジ2の背面であるので図示の表側5bの裏側)の中央をハブ半径方向に延びる取付け部ラインPL2-1と、この取付け部ラインPL2-1に続いて外周縁の接線方向に延びる外周縁ラインPL2-2と、外周縁ラインPL2-2に続いてフランジ半径方向に沿って延びるハブ径ラインPL2-3(実際にはハブ径ラインPL1-3と同じ)と、ハブ径ラインPL2-3に続いて筒部1の外表面に沿って延びる筒部ラインPL2-4と、
筒部ラインPL2-4に続いてフランジ半径方向に沿って延びるハブ径ラインPL2-5(実際にはハブ径ラインPL1-5と同じ)と、ハブ径ラインPL2-5に続いて外周縁の接線方向に沿って延びる外周縁ラインPL2-6と、図中下側のブレーキディスク取付け部5の背面5aの中央をハブ半径方向に延び且つ外周縁ラインPL1-6続いて延びる取付け部ラインPL1-7と、から構成される。
このように、本実施形態におけるパーティングラインPLは、車軸方向から見て裏側も同時に見えると仮定した場合、フランジ外周縁よりも外側の領域において左右に分かれているかのように見える構成である。これは、実際にはパーティンラインPL1とPL2とが別々な訳ではなく、図6に示すような構成によるものである。
すなわち、図6に示すように、パーティングラインPLが分れているかのように見える部分の断面をみると、この構造は、例えば、一方のスライド型20と他方のスライド型21とがその厚み方向において重なるような段差構造を有している。この段差構造により、図6中において、パーティンラインPL1は下側のブレーキディスク取付け部5の背面5aに対応し、一方、パーティンラインPL2は上側のブレーキディスク取付け部5の背面5aに対応する。
このようにパーティングラインPLを設定することで、図7に示すように、ブレーキディスク取付け部5の背面5aが幅方向の左右にほぼ同じ程度の抜き勾配(傾斜角α)にでき、また、ブレーキディスク取付け部5の抜き勾配による傾斜の長さLを従来の半分程度に短くすることができる。
また、図6および図7に示すように、スライド型20,21のパーティングラインPL(PL1-1、PL1-7、PL2-1、PL2-7)が、ブレーキディスク取付け部5の裏側に位置している。このような構成によれば、抜き勾配の傾斜部分の長さが短くできることによって、ブレーキディスク取付け部5の強度バランスも良くできる。
また、本実施形態においては、図5に示すように、ブレーキディスク取付け部5を5個備える構成においても、スライド型20,21のパーティングラインPLを、任意の1つのブレーキディスク取付け部5の背面5aと、該任意の1つのブレーキディスク取付け部5から最も離れた2つのブレーキディスク取付け部5のうち一方側の背面5aに位置するようにすることで、ブレーキディスク取付け部5の板厚の傾斜部分の長さを効果的に短く抑えることができる。
本実施形態においては、ブレーキディスク取付け部5をフランジ2,3の双方に有するハブ10を製造するときに、フランジ2,3の双方を車軸方向からみるとき、スライド型20,21のパーティングラインPLを、同じライン取りの形状にすることで、ブレーキディスク50が左右両方に設けられる場合でも、左右のディスク取付け部5の板厚の傾斜を左右両方とも抑えることができる。
また、パーティングラインPL1,PL2を同じライン取りの形状となっているので、左右で同じ形状のスライド型20,21を使用することができる。
本実施形態の上記製造法によって製造されたハブ10を備えるホイール60について図8〜図10を参照して説明する。
ハブ10は、例えば図2に示すように、パーティングラインPLがブレーキディスク取付け部5の背面5aに設けられた痕跡を示すラインPを有する。また、ディスク取付け部5の外径がコンパクトに形成され、スライド型20,21のパーティングラインが任意のブレーキディスク取付け部5の背面5aに設けられたことで、このブレーキディスク取付け部5の抜き勾配による傾斜部分の長さが小さいハブ10とされている。
ホイール60は、図8および図9に示すように、ハブ10が、ブレーキディスク取付け部5にブレーキディスク50が5個のネジ88にて締結され、リム61がスポーク51を介して連結されている。そして、リブ61の外周にタイヤゴム部81が装着されている。
ホイール60のより詳しい構造について説明する。ホイール60は、図9に示すように、ハブ10側のスポーク受け穴9とリム61に形成されたリム側スポーク受け穴62との間にスポーク51両端が貫通され保持されている。このスポーク51はハブ10側にはニップル18が装着されてスポーク受け穴9に適宜引っ掛かるように構成され、一方、リム61側の先端部分55が適宜屈曲した形状でリム側スポーク受け穴62に保持されている。すなわち、リム61側の先端部分55がタイヤ81のサイドウォールに向った構成となっているので、このサイドウォールによってスポーク先端の位置規制が可能である。
本実施形態におけるブレーキディスク50の固定構造は、図10に拡大して示すように、ブレーキディスク取付け部5とネジ88との間には、ネジ頭を埋没させると共に外周の鍔部分にてブレーキディスク50を押させるように適宜屈曲したディスクカラー15が介在している。このディスクカラー15の鍔部分の内側には板ばね14を介してブレーキディスク50を押えるようにしている。また、ディスクカラー15の下側にはワッシャー16を介してパルサーリング13が固定され、速度計測ができるように構成されている。
また、ディスクカラー15とブレーキディスク50の端縁との間にはスペースSが設けられており、ブレーキディスク50が熱膨張しても該ディスクが曲がりにくいように構成されている。
本実施形態における自動二輪車は、エンジンからの駆動力を後輪RWに伝達する手段として、ドライブシャフトを用いた構造である。したがって、図11に示すように、ドライブシャフトを収納したシャフトケース95が、車両左側から後輪RWに接続されている。このような構成の場合、後輪RWへの空気供給用のエアバルブ17からのエアー供給は、ドライブシャフトが配置された側からは行い難いので、反対側(車両右側)にから行うようにする。したがって、エアバルブ17に最も接近した前後のスポーク51,51は、クロスすることなくエアバルブ17から離れるようにリム61からハブ10に向って繋げられている。
以上、本発明を適用した一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、ハブの形状やブレーキディスク取付け部の数の変更やパーティングラインのライン取りの変更もすることができる。
1 筒部
1a 筒部外周面
2,3 フランジ
4 車軸方向側面
5 ブレーキディスク取付け部
5a 背面
6 径方向内周面
10 ハブ
20,21 スライド型
30 固定型
40 可動型
60 ホイール
PL パーティングライン

Claims (6)

  1. 車軸(90)が貫通する筒部(1)と、
    前記筒部(1)の両端部から筒部径方向の外側に延びるフランジ(2,3)と、
    前記フランジ(2,3)の外周縁からフランジ径方向外側に突出する複数のブレーキディスク取付け部(5)と、を有するハブ(10)を製造するとき、前記フランジ(2,3)の外周縁の車軸方向側面(4)から前記ブレーキディスク取付け部(5)側の側面までを、固定型(30)と可動型(40)とで形成するようにし、前記ハブ(10)の筒部外周面(1a)から前記フランジ(2,3)の径方向内周面(6)、前記ブレーキディスク取付け部(5)の裏面(5a)までを、筒部径方向にスライド移動するスライド型(20,21)にて形成するハブ(10)の製造方法において、
    前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)を、前記ブレーキディスク取付け部(5)の背面(5a)に位置するようにすることを特徴とするハブ(10)の製造方法。
  2. 前記ブレーキディスク取付け部(5)を5個備える前記ハブ(10)を製造するときに、前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)を、任意の1つのブレーキディスク取付け部(5)の背面(5a)と、該任意の1つのブレーキディスク取付け部(5)から最も離れた2つのブレーキディスク取付け部(5)のうち一方側の背面(5a)に位置するようにすることを特徴とする請求項1に記載のハブ(10)の製造方法。
  3. 前記ブレーキディスク取付け部(5)を前記フランジ(2,3)の双方に有するハブ(10)を製造するときに、前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)を、車軸方向から見て、表裏で同じライン取りの形状にすることを特徴とする請求項1または2に記載のハブ(10)の製造方法。
  4. 車軸(90)が貫通する筒部(1)と、前記筒部(1)の両端部から筒部径方向の外側に延びるフランジ(2,3)と、前記フランジ(2,3)の外周縁からフランジ径方向外側に突出する複数のブレーキディスク取付け部(5)と、を有するハブ(10)を備えるホイール(60)において、
    前記フランジ(2,3)の外周縁の車軸方向側面(4)から前記ブレーキディスク取付け部(5)側の側面までを、固定型(30)と可動型(40)とで形成され、前記ハブ(10)の筒部外周面(1a)から前記フランジ(2,3)の径方向内周面(6)前記ブレーキディスク取付け部(5)の背面(5a)までを、筒部径方向にスライド移動するスライド型(20,21)にて形成され、更に、前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)が、前記ブレーキディスク取付け部(5)の背面(5a)に位置する成形型を用いて成形されたことを特徴とするハブ(10)を備えるホイール(60)。
  5. 前記ブレーキディスク取付け部(5)が5個設けられ、前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)が、任意の1つのブレーキディスク取付け部(5)の背面(5a)と、該任意の1つのブレーキディスク取付け部(5)から最も離れた2つのブレーキディスク取付け部(5)のうち一方側の背面(5a)に位置する成形型を用いて形成されたことを特徴とする請求項4に記載のハブ(10)を備えるホイール(60)。
  6. 前記ブレーキディスク取付け部(5)は前記フランジ(2,3)の双方に設けられ、前記スライド型(20,21)のパーティングライン(PL)が、車軸方向から見て、表裏で同じライン取りの形状になる成形型を用いて形成されたことを特徴とする請求項4または5に記載のハブ(10)を備えるホイール(60)。
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