JP5434880B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、センサ素子とターミナルとが固定された第1ハウジングと、第2ハウジングとが組み合わされて成る圧力センサに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、センサ部と、センサ部が設けられる凹部が一面に形成されたケースプラグと、中空部を有し、該中空部にケースプラグが挿入されることで、ケースプラグと一体に組みつけられるハウジングと、ケースプラグの一面とハウジングにおけるケースプラグとの対向面の間に配置されたメタルダイヤフラムと、凹部とメタルダイヤフラムとによって囲まれて成る圧力検出室と、該圧力検出室内を充填する圧力伝達媒体と、センサチップと電気的に接続され、外部への電気的な接続を行うターミナルと、を備える圧力センサが提案されている。
この圧力センサでは、メタルダイヤフラムに作用した圧力が、圧力伝達媒体を介してセンサ部に伝達されるようになっている。また、ケースプラグには、上記した凹部を囲む、環状の溝が形成されており、この溝に設けられたOリングによって、圧力検出室がシール(気密封止)されている。
特開2009−103574号公報
外部温度の変化によって、圧力伝達媒体の体積が変動すると、その変動に伴って、メタルダイヤフラムが変位することで、圧力検出室内の圧力(以下、単に内圧と示す)の変動が抑制される。しかしながら、メタルダイヤフラムの変位によって、内圧の変動を抑制しきれないほどに圧力伝達媒体の体積が変動すると、内圧が変動して、圧力の検出精度が低下する、という問題が生じる。
これに対して、特許文献1に記載の圧力センサでは、オイルに、該オイルよりも熱膨張率の低いビーズが混入して成る圧力伝達媒体を採用している。これによれば、外部温度が上昇したとしても、圧力伝達媒体がオイルのみによって形成された圧力センサと比べて、圧力伝達媒体の熱膨張が抑制される。この結果、内圧の変動が抑制され、圧力の検出精度の低下が抑制される。
しかしながら、上記した圧力伝達媒体は、オイルにビーズが混入して成るために、下記に示す不具合が生じる虞がある。
例えば、特許文献1の段落番号[0014]に記載されているように、ビーズがOリングと溝との間に食い込み、Oリングと溝との間に隙間が生じる虞がある。このような隙間が生じると、オイルが外部に漏れて、圧力の検出精度が低下する、という不具合が生じる虞がある。
また、特許文献1の段落番号[0035]に記載されているように、圧力検出室内に位置するセンサ部や、センサ部とターミナルとの電気的な接続部位にビーズが接触する虞がある。このような接触が起こると、センサ部の損傷、及び、センサ部とターミナルとに電気的な接続不良が生じて、圧力の検出精度が低下する、という不具合が生じる虞がある。
更に言えば、特許文献1の段落番号[0046]に記載されているように、センサ部とメタルダイヤフラムとの間にビーズが挟まれた結果、圧力の検出精度が低下する、という不具合が生じる虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、圧力の検出精度の低下が抑制された圧力センサを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、センサ素子及び複数のターミナルが固定された第1ハウジングと、第2ハウジングとが組み合わされて成る圧力センサであって、第2ハウジングは筒状を成し、その中空が、第1ハウジングを収容する収容空間と、被検出対象である圧力流体を導入する導入空間とに、メタルダイヤフラムによって区切られ、第1ハウジングにおけるメタルダイヤフラム側の端部に、第1の溝と、該第1の溝の全周囲を囲む第2の溝と、が形成され、第1の溝に、センサ素子と、ターミナルにおけるセンサ素子と電気的に接続するための接続部位とが設けられ、第2の溝に、環状のシール部材が設けられ、第1の溝及びメタルダイヤフラムによって圧力検出室が構成され、該圧力検出室が、メタルダイヤフラムに作用する圧力流体の圧力をセンサ素子に伝達する圧力媒体で満たされており、センサ素子は矩形状を成し、筒状の第2ハウジングの中心軸に直交する第1方向に、センサ素子と全ての接続部位とが隣接し、センサ素子と接続部位の配置領域が矩形状を成しており、第1の溝は、配置領域の形状に合わせるように、互いに対向する、第1の溝を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行になる矩形状を成し、複数の接続部位が、第1方向に互い違いにずれることで、中心軸と第1方向とに直交する第2方向にジグザクに並んでおり、センサ素子における接続部位側の端部に設けられた複数のパッドと、該パッドに対応する接続部位とがワイヤを介して電気的に接続されていることを特徴としている。
このように本発明によれば、圧力検出室の一部を形作る第1の溝が、センサ素子と複数の接続部位の形状と配置とに合わせて形成されている。これによれば、第1の溝が、センサ素子と接続部位の形状と配置とを考慮せずに形成された構成と比べて、圧力検出室の体積が減少する。したがって、圧力検出室を満たす圧力媒体の体積も減少するので、圧力媒体の熱膨張による、圧力検出室の体積の増加が抑制される。これにより、圧力検出室内の圧力(内圧)の変動が抑制され、圧力の検出精度の低下が抑制される。また、圧力検出室の体積が減少するので、圧力センサの体格が小さくなる。
とくに、本発明におけるセンサ素子は矩形状を成し、センサ素子と接続部位の配置領域が矩形状を成している。そして、第1の溝は、配置領域の形状に合わせるように、互いに対向する、第1の溝を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行になる矩形状を成している。これによれば、互いに対向する、第1の溝を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行になっていない構成と比べて、第1の溝と配置領域との間に余分な空間が形成されないので、圧力検出室の体積が減少する。
さらに、複数の接続部位が、中心軸と第1方向とに直交する第2方向に並んだ構成となっているため、複数の接続部位が第1方向に並んだ構成と比べて、圧力検出室の体積が減少する。
とくに、本発明では、複数の接続部位が、第1方向に互い違いにずれることで、中心軸と第1方向とに直交する第2方向にジグザクに並んでおり、センサ素子における接続部位側の端部に設けられた複数のパッドと、該パッドに対応する接続部位とがワイヤを介して電気的に接続されている。
説明を簡便とするために、第1方向に互い違いにずれて、第2方向に隣接して並んだ2つの接続部位を、第1接続部位、第2接続部位と示す。そして、第1接続部位に接続されたワイヤを第1ワイヤ、第2接続部位に接続されたワイヤを第2ワイヤと示す。本発明の構成によれば、第1接続部位と第2接続部位とが、第1方向にずれずに、第2方向に並んだ構成と比べて、第2方向における、第1ワイヤと第2ワイヤとの隣接領域が減少する。また、第1ワイヤと第2ワイヤそれぞれの長さが異なり、それぞれの重心位置が、第1方向でずれる。したがって、内圧の変動によって、第1ワイヤと第2ワイヤとが変位したとしても、第1ワイヤと第2ワイヤとが接触することが抑制され、電気的な接続不良が生じることが抑制される。
請求項2に記載のように、筒状の第2ハウジングの中心軸に沿う方向において、複数の接続部位におけるワイヤの接続位置が異なる構成が良い。
説明を簡便とするために、中心軸に直交する方向に隣接して並んだ2つの接続部位を、第1接続部位、第2接続部位と示す。そして、第1接続部位に接続されたワイヤを第1ワイヤ、第2接続部位に接続されたワイヤを第2ワイヤと示す。請求項5に記載の構成によれば、中心軸に沿う方向において、第1接続部位と第2接続部位それぞれのワイヤの接続位置が一致した構成と比べて、中心軸に直交する方向における、第1ワイヤと第2ワイヤとの隣接領域が減少する。また、第1ワイヤと第2ワイヤそれぞれの長さが異なり、それぞれの重心位置が、中心軸に沿う方向でずれる。したがって、内圧の変動によって、第1ワイヤと第2ワイヤとが変位したとしても、第1ワイヤと第2ワイヤとの接触が抑制され、電気的な接続不良が生じることが抑制される。
請求項に記載のように、第1ハウジングにおける第1の溝が形成された領域には、センサ素子が設けられる第3の溝と、接続部位が設けられる第4の溝とが形成された構成が良い。これによれば、第3の溝及び第4の溝の少なくとも一方の深さを調整することで、中心軸に沿う方向における、センサ素子と接続部位との相対位置を調節することができる。
請求項に記載のように、第4の溝の少なくとも一部が、接続部位の一部を被覆する被覆樹脂によって充填された構成が良い。これによれば、第4の溝が、被覆樹脂によって充填されない構成と比べて、圧力媒体の体積が減少される。
第1実施形態に係る圧力センサの概略構成を示す断面図である。 図1の破線で囲った部位の拡大断面図である。 第1の溝を説明するための平面図である。 接続部位の配置の変形例を示す断面図である。 図4に示す接続部位の配置の変形例を示す平面図である。 接続部位の配置の変形例を示す断面図である。 接続部位の配置の変形例を示す平面図である。 接続部位の配置の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る圧力センサの概略構成を示す断面図である。図2は、図1の破線で囲った部位の拡大断面図である。図3は、第1の溝を説明するための平面図である。以下においては、第2ハウジング50の中心軸を通る線を、軸方向と示す。また、軸方向に直交し、センサ素子20と接続部位31とが隣接する方向を第1方向と示し、軸方向と第1方向とに直行する方向を第2方向と示す。なお、上記した軸方向は、特許請求の範囲に記載の中心軸に沿う方向に相当する。
図1及び図2に示すように、圧力センサ100は、柱状の第1ハウジング10と、筒状の第2ハウジング50とが組みつけられて成る。第1ハウジング10には、センサ素子20とターミナル30とが固定されており、第2ハウジング50には、メタルダイヤフラム60とリングウェルド61とが固定されている。第2ハウジング50の中空は、メタルダイヤフラム60によって、第1ハウジング10を収容する収容空間と、被検出対象である圧力流体を導入する導入空間とに区切られている。第2ハウジング50の一部は、圧力流体が流れるパイプ内に設けられ、その圧力流体が、上記した導入空間に流入し、流入した圧力流体の圧力が、メタルダイヤフラム60に作用するようになっている。
第1ハウジング10は、PPSやPBTなどの樹脂材料によって形成され、第1柱部11と第2柱部12とが一体的に連結されている。第1柱部11の径は、第2柱部12の径よりも長くなっており、第1柱部11は第2ハウジング50の収容空間内に配置され、第2柱部12は外部に配置されている。
図1及び図2に示すように、第1柱部11における、メタルダイヤフラム60側の端部11aには、第1の溝13と、第1の溝13の全周囲を囲む第2の溝14と、が形成されている。更に、端部11aにおける、第1の溝13によって囲まれた領域には、第3の溝15と、第4の溝16とが形成されている。第3の溝15には、センサ素子20が設けられ、第4の溝16には、ターミナル30の一部が設けられ、第2の溝14には、Oリング62が設けられている。また、第1の溝13とメタルダイヤフラム60とによって、圧力検出室17が形成されており、この圧力検出室17は、圧力媒体18によって満たされている。これにより、メタルダイヤフラム60に作用した圧力流体の圧力が、圧力媒体18を介して、センサ素子20に作用されるようになっている。
センサ素子20は、図2及び図3に示すように、矩形を成し、半導体基板21と、該半導体基板21における局所的に厚さの薄くなった薄肉部22上に形成されたゲージ抵抗(図示略)と、半導体基板21の端部に形成されたパッド23と、台座24と、から成る。台座24はガラスから成り、台座24と半導体基板21とが陽極接合されている。そして、台座24は、接着剤(図示略)を介して、第3の溝15の壁面に固定されている。センサ素子20は、薄肉部22に作用した圧力を電気信号に変換する機能を果たす。
ターミナル30は、第1ハウジング10にインサート成形されている。本実施形態では、外部電源との電気的な接続を果たすターミナル30a、電気信号の入出力を果たすターミナル30b、及び、グランドとの電気的な接続を果たすターミナル30cの計3本のターミナル30a〜30cが第1ハウジング10にインサート成形されている。図1に示すように、ターミナル30a〜30cそれぞれの一端側の一部が第1の溝13から露出され、他端が、第2柱部12における第1柱部11との連結端とは反対側の端部12aから露出している。そして、図3に示すように、ターミナル30a〜30cにおける第1の溝13に設けられた部位31a〜31c(以下、この部位を、接続部位31a〜31cと示す)に、ワイヤ32が接続され、このワイヤ32を介して、ターミナル30a〜30cと対応するパッド23とが電気的に接続されている。これにより、センサ素子20と外部とが、ワイヤ32とターミナル30とを介して電気的に接続可能となっている。なお、接続部位31a〜31cそれぞれの一部は、第4の溝16を充填する被覆樹脂33によって被覆されており、第2柱部12から露出した他端は、第2柱部12の端部12aに連結された囲み部19によって囲まれている。この囲み部19とターミナル30a〜30cそれぞれの他端とによってコネクタが構成されている。
第2ハウジング50は、アルミニウムなどの金属材料によって形成され、第1筒部51と第2筒部52とが連結されて成る。第1筒部51の内径が、第2筒部52の内径よりも長くなっており、第1筒部51と第2筒部52の中空は、メタルダイヤフラム60によって区切られている。第1筒部51の中空が、第1ハウジング10の第1柱部11を収納する機能を果たし、第2筒部52の中空が、圧力流体を導入する機能を果たすようになっている。
図2に示すように、第1筒部51の内径は一定と成っており、第2筒部52の内径は、メタルダイヤフラム60から離れるにしたがって徐々に短くなった後、一定となっている。第2筒部52における、内径が一定と成っている部位の外壁には、パイプに設けられたねじ孔に固定するためのねじ溝53が形成されている。そして、第2筒部52における第1筒部51との連結端には、メタルダイヤフラム60を固定するための、環状の固定面52aが設けられている。この固定面52aと第1柱部11の端部11aとがメタルダイヤフラム60とリングウェルド61とを介して対向している。
第1筒部51における第2筒部52から離れた端部は、かしめられて、第1柱部11における第2柱部12との連結端側に折れ曲がっており、このかしめられて折れ曲がった部位(以下、かしめ部54と示す)によって、第1柱部11(第1ハウジング10)が固定面52a側に押し付けられている。
メタルダイヤフラム60は、圧力流体の圧力を、圧力媒体18を介してセンサ素子20に伝達する機能を果たす。メタルダイヤフラム60は、円盤状を成し、その平面が波打った形状(コルゲート形状)を成している。メタルダイヤフラム60の端部における、固定面52aとの対向面の全周囲は、環状の固定面52aに溶接接合されており、これによって、圧力流体が外部に漏れることが抑制されている。
リングウェルド61は、環状を成し、その表面が平らになっている。この平らな表面と、第2の溝14を構成する壁面との間に、Oリング62が挟持されている。この構成により、圧力検出室17がOリング62によってシール(気密封止)されている。Oリング62が、特許請求の範囲に記載の環状のシール部材に相当する。
次に、本実施形態に係る圧力センサ100の特徴点を説明する。図3に示すように、センサ素子20と3本のターミナル30a〜30cそれぞれの接続部位31a〜31cとが第1方向に隣接しており、3つの接続部位31a〜31cが第2方向に並んでいる。これにより、センサ素子20と接続部位31a〜31cの配置領域(図3に破線で囲んだ領域)が矩形状を成している。
これに対して、第1の溝13は、配置領域に合わせた形状を成し、矩形状を成している。そして、互いに対向する、第1の溝13の矩形を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行になっている。また、第1の溝13の全周囲を囲む第2の溝14、及び、第2の溝14に設けられるOリング62も、配置領域に合わせて形成され、四角枠状を成している。このように、配置領域の形状に合わせて、第1の溝13、第2の溝14、及び、Oリング62それぞれの形状が形成されている。
次に、本実施形態に係る圧力センサ100の作用効果を説明する。上記したように、第1の溝13は、配置領域(センサ素子20と接続部位31a〜31cの形状と配置)に合わせて形成されている。これによれば、第1の溝13が、配置領域を考慮せずに形成された構成と比べて、圧力検出室17の体積が減少する。したがって、圧力検出室17を満たす圧力媒体18の体積も減少するので、圧力媒体18の熱膨張による、圧力検出室17の体積の増加が抑制される。これにより、圧力検出室17内の圧力(内圧)の変動が抑制され、圧力の検出精度の低下が抑制される。また、圧力検出室17の体積が減少するので、圧力センサ100の体格が小さくなる。以上が、圧力センサ100の主要な作用効果である。以下、圧力センサ100の他の作用効果を説明する。
本実施形態では、互いに対向する、第1の溝13の矩形を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行になっている。これによれば、互いに対向する、第1の溝13の矩形を成す辺と配置領域の矩形を成す辺とが、平行となっていない構成と比べて、第1の溝13と配置領域との間に余分な空間が形成されないので、圧力検出室17の体積が減少する。
また、3つの接続部位31a〜31cが第2方向に並んでいる。これによれば、3つの接続部位31a〜31cが、第1方向に並んだ構成と比べて、圧力検出室17の体積が減少する。
更に、第4の溝16が、被覆樹脂33によって充填されている。これによれば、第4の溝16が、被覆樹脂33によって充填されない構成と比べて、圧力媒体18の体積が減少する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
第1実施形態では、図3に示すように、3つの接続部位31a〜31cが第2方向に沿って、並んでいる例を示した。しかしながら、接続部位31a〜31cの並びとしては、上記例に限定されない。例えば、図4及び図5に示すように、第1方向において、接続部位31a,31cが、接続部位31bよりも、センサ素子20から離れることで、接続部位31a〜31cが、第2方向にジグザグに並んだ構成を採用することもできる。換言すれば、接続部位31a〜31cが、第1方向に互い違いにずれて、第2方向に千鳥状に並んだ構成を採用することもできる。この場合、第1実施形態で示した構成と比べて、第2方向における、接続部位31aに接続されたワイヤ32と、接続部位31bに接続されたワイヤ32との隣接領域、及び、接続部位31bに接続されたワイヤ32と、接続部位31cに接続されたワイヤ32との隣接領域が減少する。また、接続部位31a,31cに接続されたワイヤ32と、接続部位31bに接続されたワイヤ32それぞれの長さが異なり、それぞれの重心位置が、第1方向でずれる。したがって、内圧の変動によって、接続部位31a〜31cに接続されたワイヤ32が変位したとしても、第2方向で隣接するワイヤ32同士の接触が抑制され、電気的な接続不良が生じることが抑制される。図4は、接続部位の配置の変形例を示す断面図である。図5は、図4に示す接続部位の配置の変形例を示す平面図である。
第1実施形態では、図2に示すように、軸方向において、接続部位31a〜31cそれぞれのワイヤ32との接続位置が一致している例を示した。しかしながら、接続部位31a〜31cのワイヤ32との接続位置としては、上記例に限定されない。例えば、図6に示すように、軸方向において、接続部位31a〜31cにおけるワイヤ32との接続位置が異なる構成を採用することもできる。この場合、第1実施形態で示した構成と比べて、第2方向における、接続部位31aに接続されたワイヤ32と、接続部位31bに接続されたワイヤ32との隣接領域、及び、接続部位31bに接続されたワイヤ32と、接続部位31cに接続されたワイヤ32との隣接領域が減少する。また、接続部位31a〜31cに接続されたワイヤ32それぞれの長さが異なり、それぞれの重心位置が、軸方向でずれる。したがって、接続部位31a〜31cに接続されたワイヤ32が変位したとしても、第2方向で隣接するワイヤ32同士の接触が抑制され、電気的な接続不良が生じることが抑制される。図6は、接続部位の配置の変形例を示す断面図である。
第1実施形態では、3つのターミナル30a〜30cを有する例を示した。しかしながら、ターミナルの数としては、上記例に限定されず、例えば、4本でも良い。そして、ターミナルの数が4本の場合、図7に示す構成を採用することができる。すなわち、接続部位31aと接続部位31cとが、センサ素子20を介して、第1方向に並び、接続部位31bと接続部位31dとが、センサ素子20を介して、第2方向に並んだ構成を採用することができる。この場合、センサ素子20と接続部位31a〜31dの配置領域(図7に破線で囲んだ領域)が十字状を成しており、第1の溝13は、配置領域に合わせて、十字状を成している。そして、互いに対向する、第1の溝13の十字を成す辺と配置領域の十字を成す辺とが、平行になっている。また、第1の溝13の全周囲を囲む第2の溝14、及び、第2の溝14に設けられるOリング62も、配置領域に合わせて形成されている。このように、配置領域の形状に合わせて、第1の溝13、第2の溝14、及び、Oリング62それぞれの形状が形成されている。なお、この変形例では、矩形を成すセンサ素子20の一辺と、この一辺と対向する配置領域の辺とが第1方向に平行となっている。図7は、接続部位の配置の変形例を示す平面図である。
第1実施形態では、センサ素子20と3つの接続部位31a〜31cとが第1方向に隣接して、3つの接続部位31a〜31cが第2方向に並んでいる例を示した。しかしながら、接続部位31a〜31cの配置としては、上記例に限定されない。例えば、図8に示すように、接続部位31aと接続部位31cとが、センサ素子20を介して、第1方向に並び、接続部位31bとセンサ素子20とが、第2方向に並んだ構成を採用することができる。この場合、センサ素子20と接続部位31a〜31cの配置領域(図8に破線で囲んだ領域)が凸形状を成しており、第1の溝13は、配置領域に合わせて、凸形状を成している。そして、互いに対向する、第1の溝13の凸状を成す辺と配置領域の凸状を成す辺とが、平行になっている。また、第1の溝13の全周囲を囲む第2の溝14、及び、第2の溝14に設けられるOリング62も、配置領域に合わせて形成されている。このように、配置領域の形状に合わせて、第1の溝13、第2の溝14、及び、Oリング62それぞれの形状が形成されている。なお、この変形例では、矩形を成すセンサ素子20の一辺と、この一辺と対向する配置領域の辺とが第1方向に平行となっている。図8は、接続部位の配置の変形例を示す平面図である。
以上、示したように、図7及び図8に示すいずれの変形例においても、第1の溝13が、配置領域に合わせて形成されている。したがって、これら変形例は、第1実施形態で示した主要な作用効果を奏する。また、矩形を成すセンサ素子20の一辺と、この一辺と対向する配置領域の辺とが平行になっている。したがって、これらの辺が平行ではない構成と比べて、配置領域の面積が減少する。これにより、第1の溝13の体積が減少し、圧力検出室17の体積が減少する。
10・・・第1ハウジング
13・・・第1の溝
20・・・センサ素子
30・・・ターミナル
31・・・接続部位
50・・・第2ハウジング
100・・・圧力センサ

Claims (4)

  1. センサ素子及び複数のターミナルが固定された第1ハウジングと、第2ハウジングとが組み合わされて成る圧力センサであって、
    前記第2ハウジングは筒状を成し、その中空が、前記第1ハウジングを収容する収容空間と、被検出対象である圧力流体を導入する導入空間とに、メタルダイヤフラムによって区切られ、
    前記第1ハウジングにおける前記メタルダイヤフラム側の端部に、第1の溝と、該第1の溝の全周囲を囲む第2の溝と、が形成され、
    前記第1の溝に、前記センサ素子と、前記ターミナルにおける前記センサ素子と電気的に接続するための接続部位とが設けられ、前記第2の溝に、環状のシール部材が設けられ、
    前記第1の溝及び前記メタルダイヤフラムによって圧力検出室が構成され、
    該圧力検出室が、前記メタルダイヤフラムに作用する前記圧力流体の圧力を前記センサ素子に伝達する圧力媒体で満たされており、
    前記センサ素子は矩形状を成し、
    筒状の前記第2ハウジングの中心軸に直交する第1方向に、前記センサ素子と全ての前記接続部位とが隣接し、前記センサ素子と前記接続部位の配置領域が矩形状を成しており、
    前記第1の溝は、前記配置領域の形状に合わせるように、互いに対向する、前記第1の溝を成す辺と前記配置領域の矩形を成す辺とが、平行になる矩形状を成し、
    複数の前記接続部位が、前記第1方向に互い違いにずれることで、前記中心軸と前記第1方向とに直交する第2方向にジグザクに並んでおり、
    前記センサ素子における前記接続部位側の端部に設けられた複数のパッドと、該パッドに対応する前記接続部位とがワイヤを介して電気的に接続されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 筒状の前記第2ハウジングの中心軸に沿う方向において、複数の前記接続部位における前記ワイヤの接続位置が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記第1ハウジングにおける前記第1の溝が形成された領域には、前記センサ素子が設けられる第3の溝と、前記接続部位が設けられる第4の溝とが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記第4の溝の少なくとも一部が、前記接続部位を被覆する被覆樹脂によって充填されていることを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
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