JP3901005B2 - 半導体圧力センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力測定できるように構成された半導体基板を搭載する半導体圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体圧力センサは、近年では、自動車分野に限らず、民生用の広範囲の分野で利用されている。このような状況のもと、半導体圧力センサに対して小形軽量化、低コスト化、品質・信頼性の向上などの要求が急速に高まっており、この要求は既に半導体の性能の限界に近いレベルにまで達している。
【0003】
そのような要求のうちノイズや電磁波による誤動作の防止に対する要求は、特に厳しいものであり、現状、半導体圧力測定用の半導体基板単体で要求性能を満足することができない。そこで、表面実装部品のチップコンデンサ等を含むノイズ除去回路が形成された基板を搭載し、この基板をリード端子とターミナルとの間に配置してノイズを除去することで要求性能を満足させていた。
【0004】
このような構造を有する半導体圧力センサについて図を参照しつつ説明する。
図6は従来技術の半導体圧力センサの構造図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は横断面図である。
半導体圧力センサは、図6(a),(b)で示すように、外部ケース10、圧力センサセル20、シリコーンゲル30、アルミワイヤ40、リード端子(リードフレーム)50、アルミワイヤ60、基板70、アルミワイヤ80、ターミナル90、シリコーンゲル100を備えている。
【0005】
さらに詳しくは、外部ケース10は、外装樹脂ケース11と外装樹脂キャップ12とを備え、接着剤13で固着されて形成されている。この外装樹脂ケース11には、圧力導入孔11a・コネクタ部11bが樹脂成型時に一体となるように形成されている。
【0006】
圧力センサセル20は、圧力センサユニット21および内部ケース22を備えている。
この圧力センサユニット21は、内部に半導体基板21aとガラス台座21bとを備えている。
【0007】
半導体基板21aは、具体的にはシリコンチップであり、ダイアフラム部(圧力センサ部)上にピエゾ抵抗効果を有する材料でできた複数個の半導体歪みゲージがブリッジ接続された上で配置されており、ダイアフラム部に加えられる圧力に応じて半導体歪みゲージのゲージ抵抗が変化し、その変化量が電圧信号としてブリッジ回路から取り出され、この電圧信号を増幅・調整する。このような増幅・調整は、半導体基板21a内に一体に形成された演算増幅器及び抵抗を含む処理回路により行われる。
【0008】
このような圧力センサユニット21は内部ケース22の内部で接着剤23により固着されている。
圧力センサユニット21は、アルミワイヤ40を介してリード端子50と電気的に接続される。そして、シリコーンゲル30は、圧力センサユニット21・アルミワイヤ40・リード端子50を覆うように塗着され、圧力媒体からこれら部品を保護する。
【0009】
このような圧力センサセル20は、外装樹脂ケース11に接着剤24により固着される。
圧力センサセル20が外装樹脂ケース11に固着されたとき、シリコーンゲル30と外装樹脂ケース11とで圧力検出室11cが形成される。
【0010】
アルミワイヤ60はリード端子50と基板70とで接続される。
基板70には、チップコンデンサ71が多数搭載されている。このチップコンデンサ71は、電磁波等により圧力信号に加わったノイズ成分を除去するためのフィルタとして用いられている。
基板70は接着剤72により、圧力センサセル20の内部ケース22の上に固着される。
【0011】
アルミワイヤ80は基板70とターミナル90とで接続される。
ターミナル90は、外装樹脂ケース11のコネクタ部11bの内部に位置する状態で一体に埋め込められてインサート成型されている。
シリコーンゲル100は、圧力センサセル20・アルミワイヤ60・基板70・アルミワイヤ80を外界から封止する。
【0012】
続いて、この半導体圧力センサの製造工程の概略について図6(a),(b)を参照しつつ説明する。
まず、シリコンチップ21aとガラス台座21bとを陽極接合して圧力センサユニット21を形成する。そして、この圧力センサユニット21を接着剤23を用いて内部ケース22に固定する。この内部ケース22には、電気信号を外部へ取り出すためのリード端子50がインサート成型により一体に埋め込まれて固定されている。そして、半導体基板21a上に設けられた図示しない電極パッドとリード端子50とがアルミワイヤ40により電気的に接続される。
【0013】
さらに液体・気体等の圧力媒体による腐食を防ぐためのシリコーンゲル30を塗布し、圧力センサユニット21、アルミワイヤ40およびリード端子50を封止する。これにより圧力センサセル20が完成する。
圧力センサセル20は、接着剤24により外部ケース10の外装樹脂ケース11に固着される。圧力センサセル20の固着終了と同時に圧力導入孔11aと連通する圧力検出室11cが形成される。
【0014】
圧力センサセル20の内部ケース22の上にはノイズ対策部品(チップコンデンサ71)が表面実装された基板70が接着剤72によって固着される。続いて、圧力センサセル20のリード端子50と基板70とは、アルミワイヤ60により電気的に接続される。また、基板70とターミナル90とがアルミワイヤ80により電気的に接続される。
【0015】
このターミナル90は、先に説明したように、インサート成型により外装樹脂ケース11に一体に固定されている。そして、外装樹脂ケース11のコネクタ部11bとターミナル90とでコネクタ端子(ソケット)を構成する。このコネクタ端子は、例えば、自動車用途であるならば、エンジンコントロールユニットから引き出されたワイヤハーネスと接続するためのコネクタ端子(ソケット)である。
【0016】
最後に、基板70と圧力センサセル20とが収容されている外装樹脂ケース11の収容部に腐食防止のためのシリコーンゲル100を注入し、外装樹脂キャップ12を接着剤13によって固定する。このようにして半導体圧力センサが完成される。
【0017】
最後に半導体圧力センサによる計測処理について簡単に説明する。
圧力媒体を圧力検出室11c内に導入した場合の被測定圧力は、シリコーンゲル30を介して、圧力センサユニット21の半導体基板21aへ伝えられ、圧力測定がなされる。半導体基板21aは圧力信号を出力し、アルミワイヤ40、リード端子50、アルミワイヤ60、基板70、アルミワイヤ80、ターミナル90を経て外部へ出力される。
従来技術の半導体圧力センサはこのようなものであった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術では、図6(a),(b)で示すように、ノイズ対策部品として、基板70・チップコンデンサ71・アルミワイヤ60,80などの部品が必要であり、部品点数が多く材料費が高いという問題点があった。
【0019】
さらに基板70にアルミワイヤ60,80やチップコンデンサ71をはんだ付けする製造工程が必要であった。特に、表面実装部品のはんだ付けではチップ立ち(マンハッタン現象)等が発生して不良品とならないように、最適な製造工程を構築する必要があるなど、手間・時間を必要とするという問題点もあった。
【0020】
さらにまた、このような基板70自体を圧力センサセル20の上に搭載する工程や、図6(a),(b)でも示すように、アルミワイヤ40,60,80を配線する工程が必要であるが、小型化が進むにつれ、これら工程は困難になっていき、製造に手間を要するという問題点もあった。
【0021】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ノイズによる誤動作を回避する機能を維持もしくは増大させるとともに、部品点数の削減・製造工数の低減・小型化も実現するような半導体圧力センサを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る半導体圧力センサは、
被測定圧力を伝える圧力導入孔、および、連結用のコネクタ部が外部に形成される外部ケースと、
外部ケースの内部に収納され、圧力導入孔と連通する圧力検出室内の被測定圧力を測定する圧力センサセルと、
圧力センサセルから出力される圧力信号を伝える複数のリード端子と
部ケースのコネクタ部内に位置するように埋め込まれて一体に形成され、前記複数のリード端子それぞれに対しほぼ同一軸上で配置される複数のターミナルと、
複数のリード端子それぞれに貫通される状態で配置され、一方の電極がリード端子又はターミナルに電気的に接続され、他方の電極が共通の電位となるように電気的に接続されて電気的なフローティング状態になされる複数の貫通コンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0023】
半導体圧力センサのリード端子に貫通コンデンサを配置してノイズ成分を除去するようにした。
さらに、ターミナルとリード端子とを同一軸上になるように配置して、はんだ・溶接等による電気的接続が容易になるようにした。
このため、ノイズ対策用の基板を不要とし、さらに、リード端子と基板とを接続するアルミワイヤ、および、基板とターミナルを接続するアルミワイヤを不要としているため、部品点数の削減により低コスト化・小型化を実現している。
また、ノイズを拾いやすいアルミワイヤを除去し、さらに、圧力センサセルとターミナルとの間にノイズ対策部品である貫通コンデンサを搭載してセンサチップと貫通コンデンサ(ノイズ対策部品)との距離L(図1(a)参照)を短くしたため、その距離間にかかる放射ノイズなどの影響を最小限にでき、従来技術よりも飛躍的にノイズ成分除去機能の向上を実現する。
【0024】
ここで、このように一方の電極がリード端子又はターミナルに電気的に接続される理由について説明する。
仮に半導体圧力センサと、この半導体圧力センサに通信線を介して接続される信号処理装置(図示せず)と、の両者をアース接続した場合で、接地した二箇所が異なる電位であるときには、半導体圧力センサが出力する圧力信号にノイズ成分が混入することが知られている。
しかしながら、本発明のように貫通コンデンサの一方極(孔側)を信号側に接続し、他方極(ケース表面側)を共通の電位にして電気的にフローティング状態にするならば、上記したようなノイズの混入がなくなり、半導体圧力センサのノイズ特性を大きく改善する。
【0025】
また、請求項2の発明に係る半導体圧力センサは、
被測定圧力を伝える圧力導入孔、および、連結用のコネクタ部が外部に形成される外部ケースと、
外部ケースの内部に収納され、圧力導入孔と連通する圧力検出室内の被測定圧力を測定する圧力センサセルと、
圧力センサセルから出力される圧力信号を伝える複数のリード端子と、
外部ケースのコネクタ部内に位置するように埋め込まれて一体に形成され、前記複数のリード端子それぞれに対しほぼ同一軸上で配置される複数のターミナルと、
外部ケース内に埋め込まれて一体に形成されるとともに複数のターミナルそれぞれに貫通される状態で配置され、一方の電極がリード端子又はターミナルに電気的に接続され、他方の電極が共通の電位となるように電気的に接続されて電気的なフローティング状態になされる複数の貫通コンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0026】
半導体圧力センサのターミナルの一部に貫通コンデンサを配置してノイズ成分を除去するようにした。この場合も、基板等が不要となり、また、基板に接続するアルミワイヤを不要としているため、部品点数の削減により低コスト化・小型化を実現する。
また、ノイズ成分除去機能の向上をも実現する。
【0027】
また、請求項3の発明に係る半導体圧力センサは、
請求項1または請求項2に記載の半導体圧力センサにおいて、
前記複数の貫通コンデンサは、一枚の搭載板に電気的に接続されて共通の電位とし、かつ搭載板に固着されて機械的に一体に形成されることを特徴とする。
【0028】
複数の貫通コンデンサが一枚の搭載板に電気的に接続されることにより、電気的に共通の電位となる。同時に、搭載板に固着されて機械的に一体に形成されるため、製造時の取り扱いが容易になるという利点等がある。
【0029】
また、請求項4の発明に係る半導体圧力センサは、
請求項3に記載の半導体圧力センサにおいて、
前記搭載板は、孔を有する金属フレームに多数の貫通コンデンサがはんだ付けにより接続されてなる冊から、必要個数の貫通コンデンサを搭載するように切断して形成した搭載板であることを特徴とする。
【0030】
部品作成に要する手間を省いて生産性を向上させることができる。また、必要個数に切断して使用することができるため、端子数の違う他の素子に対しても共通に使用することが可能となって製作する部品数を削減(金型費の削減)する。
また、同じ工作機械で製作が可能になるので生産性の向上に寄与することができる。
【0031】
また、請求項5の発明に係る半導体圧力センサは、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の半導体圧力センサにおいて、
前記圧力センサセルは、
圧力センサ部が形成された半導体基板及び半導体基板を支持するガラス台座が固着された圧力センサユニットと、
圧力センサユニットを収納する内部ケースと、
圧力センサユニットと内部ケースとに塗着されるゲル状保護部材と、
を備えることを特徴とする。
【0032】
圧力センサセルは、特に圧力センサユニット、内部ケースおよびゲル状保護部材(好ましくはシリコーンゲル)を備える形態が好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、請求項1,3〜の発明に係る半導体圧力センサの第1実施形態について図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の半導体圧力センサの構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は横断面図である。図2は、貫通コンデンサの斜視構造図であり、図2(a)は貫通コンデンサの金属フレームへの取り付けを説明する説明図、図2(b)はリード端子への接続を説明する説明図である。
【0035】
従来技術の半導体圧力センサでは基板にチップコンデンサを搭載してリード端子・基板・コネクタ端子へアルミワイヤにより電気的に接続することでノイズ処理対策を行っていたが、本実施形態では貫通コンデンサをリード端子にはんだ付けするのみとした。
【0036】
本実施形態の半導体圧力センサは、図1(a),(b)に示すように、外部ケース1、ターミナル2、圧力センサセル3、リード端子4、貫通コンデンサ5を備えている。
外部ケース1は、詳しくは外装樹脂ケース1aと外装樹脂キャップ1bとを接着剤1cで接着して形成される。この外装樹脂ケース1aには圧力導入孔1d・コネクタ部1eが形成され、かつ、ターミナル2も外装樹脂ケース1aに埋め込まれて一体となるようにインサート成型されている。
外装樹脂ケース1aのコネクタ部1eと、ターミナル2と、によりコネクタ端子(ソケット)を構成する。
【0037】
圧力センサセル3は、従来技術で説明した圧力センサセル20と同様に構成されており、その重複する説明を省略するが、相違点はリード端子4がターミナル2側に配置されている点である。なお、この理由・利点については後述する。この圧力センサセル3は、圧力検出室3a内の被測定圧力を測定する。
【0038】
リード端子4は、圧力センサセル3から引き出されており、圧力信号を出力する。このリード端子4には貫通コンデンサ5が取り付けられる。貫通コンデンサ5は、図1(a),(b)および図2(b)で示すように、搭載板5cに固定された3個の貫通コンデンサ5である。この貫通コンデンサ5によりノイズ成分が除去される。
リード端子4とターミナル2とは電気的に接続されて、ターミナル2から圧力信号が出力される。
【0039】
続いて本実施形態の半導体圧力センサの製造工程について図を参照しつつ説明する。
まず、外部ケース1は、樹脂成型により形成される。この外装樹脂ケース1aを成型する際に、圧力導入孔1d・コネクタ部1eも併せて形成され、かつ、ターミナル2がインサート成型により一体に埋め込まれて形成されることとなる。
また、3本のリード端子4を突出させた状態の圧力センサセル3も別途製作される。
これら外部ケース1・圧力センサセル3は、前もって準備される。
【0040】
続いて、貫通コンデンサ5がリード端子4に取り付けられる。貫通コンデンサ5は、図2(a)で示すように、多数(例えば30個程度)の孔5aが開口する金属フレーム5bに載置され、はんだ付けによりこの孔5aに機械的に固定されてなる冊を単位として取り扱われる。貫通コンデンサ5は外側表面が電極であるため、はんだによりこの金属フレーム5bに電気的に接続されることにもなる。
【0041】
そして、半導体圧力センサの製造時に、冊から3個の貫通コンデンサ5となるように切り取られて取り扱われる(以下、切り離された金属フレームは図2(b)に示す搭載板5cであるものとして説明する)。
このような方法を採用することで、部品作成に要する手間を省くことと生産性を向上させることができるという効果がある。
また、必要数に切断して使用することができるので、端子数の違う他の素子に対しても共通に使用することが可能となって製作する部品数を削減(金型費の削減)することができる。また、同じ工作機械で製作が可能になるので生産性の向上に寄与することができる。
【0042】
図2(b)で示すように、このような搭載板5cに3個取り付けられた貫通コンデンサ5を、リード端子4に取り付ける。この状態ではんだ付けされ、貫通コンデンサ5がリード端子4に固着される。
【0043】
続いてリード端子4に貫通コンデンサ5が取り付けられた圧力センサセル3が、外装樹脂ケース1aに、接着剤3bにより固定される。ここで、ターミナル2とリード端子4とは、図1(a),(b)で示すように同一平面上で水平に3本が並ぶようになされており、外装樹脂ケース1aに圧力センサセル3を取り付けた場合、ターミナル2とリード端子4とは、一軸上に一致して接触するように配置される。そして、配置後にターミナル2とリード端子4とが重なり合った箇所をレーザ溶接・抵抗溶接等で電気的に接続することで完成する。この場合、従来技術のようなアルミワイヤ等を省いて接続できる構造としており、製造工程が簡略化されている。
【0044】
続いて、接着剤1cにより外装樹脂ケース1aに外装樹脂キャップ1bを接着して半導体圧力センサを完成する。この場合、図示しないが外装樹脂ケース1aの内部にシリコーンゲルを充填してから封止しても良い。
【0045】
続いてこのような半導体圧力センサの性能について説明する。
本実施形態ではリード端子4に貫通コンデンサ5を配置している。このような貫通コンデンサ5の存在により、ノイズ特性を改善している。この点について、図を参照しつつ説明する。図3は、貫通コンデンサの有無によるノイズの影響度を説明する特性図である。
【0046】
この特性図では、静電容量が33nFである貫通コンデンサ5を搭載したとき、200V/mのノイズ環境における半導体圧力センサの出力変動値[mV]を縦軸に、周波数[MHz]を横軸として表したものである。この特性図から明らかなように、200V/mのノイズ環境下においても出力の変動は0〜1000MHzの周波数全帯域において少なくなり、大きな改善効果をもたらすことが理解できる。
【0047】
このように本実施形態における貫通コンデンサ5は、33nF以上の静電容量を有するものを採用している。なお、静電容量の33nFという値は、例えば、自動車に半導体圧力センサを配置して最も好ましい値であると実験により知見された値であって、用途が異なる場合には別途実験により最適な静電容量が決定される。
【0048】
また、本実施形態では貫通コンデンサ5の一方極(孔側)を信号側となるリード端子4に電気的に接続し、他方極(ケース表面側)を搭載板5cに電気的に接続して共通の電位とし、電気的にフローティング状態となっている。
このように貫通コンデンサ5をフローティング状態とすることによるノイズの改善効果について図を参照しつつ説明する。図4は、貫通コンデンサ5を接地又はフローティング状態とした場合のノイズの影響度を説明する特性図である。
【0049】
図4で示す特性図のように、3個の貫通コンデンサ5を接地した場合、200MHz近傍で出力変動が生じるが、3個の貫通コンデンサ5をフローティング状態にした場合、0〜1000MHzの全帯域で、出力変動が生じないという良好な特性を得ることができる。
このように、フローティング状態の貫通コンデンサ5を採用することで、半導体圧力センサにおけるノイズの混入がなくなり、半導体圧力センサのノイズ特性を大きく改善することができる。
【0050】
以上説明した本実施形態によれば、従来技術の半導体圧力センサの構造と比較し、ノイズ対策用の基板およびアルミワイヤが不要となるため、製造コストを低減することが可能となる。
また、従来技術では必要としていた基板の収容スペースが不要になり、半導体圧力センサの小型化が可能となる。
また、従来基板で必要とされていたノイズ対策用基板を組み付ける必要がなくなり、ノイズ対策用基板の搭載工程で不良が発生したときの付加価値が小さくロス費用の発生を最小限に抑制する効果がある。
また、ノイズを拾いやすい従来技術のアルミワイヤを除去し、さらに、圧力センサセルとターミナルとの間にノイズ対策部品である貫通コンデンサを搭載してセンサチップと貫通コンデンサ(ノイズ対策部品)との距離L(図1(a)参照)を短くしたため、その距離間にかかる放射ノイズなどの影響を最小限にでき、従来技術よりも飛躍的にノイズ成分除去機能の向上が可能となる。
【0051】
続いて、請求項2〜の発明に係る半導体圧力センサの第2実施形態について図を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態の半導体圧力センサの構成図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は横断面図である。
第1実施形態では貫通コンデンサ5をリード端子4に接続したが、本実施形態では、貫通コンデンサ5をターミナル2に接続するようにした。
【0052】
本実施形態の半導体圧力センサは、外部ケース1、ターミナル2、圧力センサセル3、リード端子4、貫通コンデンサ5を備えている。なお、基本的な機能については第1実施形態と同様である。
外部ケース1は、詳しくは圧力導入孔1d・コネクタ部1eを備える外装樹脂ケース1aに外装樹脂キャップ1bを接着剤1cで接着して形成される。
ターミナル2は、外装樹脂ケース1aに一体に埋め込まれて取り付けられている。
【0053】
圧力センサセル3は、従来技術の圧力センサセル20と同様に構成されており、その重複する説明を省略するが、第1実施形態と同様にリード端子4がターミナル2側に配置されている点が従来技術と相異している。圧力センサセル3は、圧力検出室3a内の被測定圧力を測定する。
貫通コンデンサ5はターミナル2に取り付けられる。貫通コンデンサ5は、図2(b)で示すように、搭載板5cに固定された貫通コンデンサ5であり、図5(a),(b)で示すように、ターミナル2に取り付けられている。
この貫通コンデンサ5によりノイズ成分が除去される。
【0054】
続いて本実施形態の半導体圧力センサの製造工程について図を参照しつつ説明する。
まず、ターミナル2には、貫通コンデンサ5が取り付けられる。図2(a)で示すような冊を切断し、この搭載板5cと一体になった貫通コンデンサ5を準備する。
このような搭載板5cに取り付けられた貫通コンデンサ5を、図2(b)でリード端子4に取り付けたのと同様に、3個の貫通コンデンサ5をターミナル2に取り付けるものである。この状態ではんだ付けされ、貫通コンデンサ5とターミナル2とは一体に固着される。
【0055】
続いて、外装樹脂ケース1aが樹脂成型により形成される。この外装樹脂ケース1aを成型する際に、圧力導入孔1c・コネクタ結合部1eも併せて形成される。また、外装樹脂ケース1aにはターミナル2・貫通コンデンサ5が埋め込まれて一体にインサート成型される。このような外装樹脂ケース1aは予め製作されている。
【0056】
そして、圧力センサセル3が、外装樹脂ケース1aに、接着剤3bにより固定される。ここで、ターミナル2とリード端子4とは、図5(a),(b)で示すように同一平面上で水平に3本が並ぶようになされており、外装樹脂ケース1aに圧力センサセル3を取り付けた場合、ターミナル2とリード端子4とは、一軸上に一致して接触するように配置される。そして、ターミナル2とリード端子4とを重ね合わせてレーザ溶接・抵抗溶接により、電気的に接続している。この場合、従来技術のアルミワイヤ等を不要な構造としており、従来技術よりも製造工程を簡略化している。
【0057】
続いて、接着剤1cにより外装樹脂ケース1aに外装樹脂キャップ1bを接着して半導体圧力センサを完成する。この場合、図示しないものの、外装樹脂ケース1aの内部ににシリコーンゲルを充填した上で外界から封止するようにしても良い。
【0058】
以上説明した本実施形態によれば、従来技術の構造よりもアルミワイヤ・基板が不要となるため、製造コストを低減することも可能となる。
また、従来技術では必要としていた基板の収容スペースを不要となり、半導体圧力センサの小型化が可能となる。
さらにまた、第1実施形態と同様に、ノイズ成分の除去機能の向上が可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明した発明によれば、ノイズによる誤動作を回避する機能を維持もしくは増大させるとともに、部品点数の削減・製造工数の低減・小型化も実現するような半導体圧力センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の半導体圧力センサの構成図である。
【図2】貫通コンデンサの斜視構造図である。
【図3】貫通コンデンサの有無によるノイズの影響度を説明する特性図である。
【図4】貫通コンデンサを接地又はフローティング状態とした場合のノイズの影響度を説明する特性図である。
【図5】第2実施形態の半導体圧力センサの構成図である。
【図6】従来技術の半導体圧力センサの構造図である。
【符号の説明】
1 外部ケース
1a 外装樹脂ケース
1b 外装樹脂キャップ
1c 接着剤
1d 圧力導入孔
1e コネクタ部
2 ターミナル
3 圧力センサセル
3a 圧力検出室
3b 接着剤
4 リード端子
5 貫通コンデンサ
5a 孔
5b 金属フレーム
5c 搭載板
10 外部ケース
11 外装樹脂ケース
11a 圧力導入孔
11b コネクタ部
11c 圧力検出室
12 外装樹脂キャップ
13 接着剤
20 圧力センサセル
21 圧力センサユニット
21a 半導体基板
21b ガラス台座
22 内部ケース
23 接着剤
24 接着剤
30 シリコーンゲル
40 アルミワイヤ
50 リード端子
60 アルミワイヤ
70 基板
71 チップコンデンサ
72 接着剤
80 アルミワイヤ
90 ターミナル
100 シリコーンゲル

Claims (5)

  1. 被測定圧力を伝える圧力導入孔、および、連結用のコネクタ部が外部に形成される外部ケースと、
    外部ケースの内部に収納され、圧力導入孔と連通する圧力検出室内の被測定圧力を測定する圧力センサセルと、
    圧力センサセルから出力される圧力信号を伝える複数のリード端子と
    部ケースのコネクタ部内に位置するように埋め込まれて一体に形成され、前記複数のリード端子それぞれに対しほぼ同一軸上で配置される複数のターミナルと、
    複数のリード端子それぞれに貫通される状態で配置され、一方の電極がリード端子又はターミナルに電気的に接続され、他方の電極が共通の電位となるように電気的に接続されて電気的なフローティング状態になされる複数の貫通コンデンサと、
    を備えることを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. 被測定圧力を伝える圧力導入孔、および、連結用のコネクタ部が外部に形成される外部ケースと、
    外部ケースの内部に収納され、圧力導入孔と連通する圧力検出室内の被測定圧力を測定する圧力センサセルと、
    圧力センサセルから出力される圧力信号を伝える複数のリード端子と、
    外部ケースのコネクタ部内に位置するように埋め込まれて一体に形成され、前記複数のリード端子それぞれに対しほぼ同一軸上で配置される複数のターミナルと、
    外部ケース内に埋め込まれて一体に形成されるとともに複数のターミナルそれぞれに貫通される状態で配置され、一方の電極がリード端子又はターミナルに電気的に接続され、他方の電極が共通の電位となるように電気的に接続されて電気的なフローティング状態になされる複数の貫通コンデンサと、
    を備えることを特徴とする半導体圧力センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体圧力センサにおいて、
    前記複数の貫通コンデンサは、一枚の搭載板に電気的に接続されて共通の電位とし、かつ搭載板に固着されて機械的に一体に形成されることを特徴とする半導体圧力センサ。
  4. 請求項3に記載の半導体圧力センサにおいて、
    前記搭載板は、孔を有する金属フレームに多数の貫通コンデンサがはんだ付けにより接続されてなる冊から、必要個数の貫通コンデンサを搭載するように切断して形成した搭載板であることを特徴とする半導体圧力センサ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の半導体圧力センサにおいて、
    前記圧力センサセルは、
    圧力センサ部が形成された半導体基板及び半導体基板を支持するガラス台座が固着された圧力センサユニットと、
    圧力センサユニットを収納する内部ケースと、
    圧力センサユニットと内部ケースとに塗着されるゲル状保護部材と、
    を備えることを特徴とする半導体圧力センサ
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