JP2007078461A - 圧力センサ - Google Patents

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和重 末松
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稔 藤岡
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稔仁 野中
Taiki Katsu
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    • G01L19/146Housings with stress relieving means using flexible element between the transducer and the support

Abstract

【課題】 安価で信頼性の高い圧力センサを提供すること。
【解決手段】 本発明の圧力センサ1は、ハウジング2と、ハウジング2内に配置された圧力検知手段3と、を有する圧力センサであって、圧力検知手段3の検知面部31の外周部とハウジング2の開口部23の外周部の一方は他方に向かって突出した突出部310をもち、他方は突出部310の先端が挿入される溝部26をもち、溝部26内に、シール部材4を有することを特徴とする。本発明の圧力センサ1は、圧力検知手段3とハウジング2との間にゴムパッキンを配置しないことで、高い位置決め精度が要求されなくなるとともに圧力検知手段3に応力が加わらなくなり、低コストで信頼性にすぐれた圧力センサとなった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧力センサに関し、詳しくは、安価で信頼性の高い圧力センサに関する。
車両には、衝突時に乗員を保護する乗員保護システムが搭載されている。乗員保護システムとしては、例えば、エアバッグを展開させることにより乗員の頭部を保護するエアバッグ装置や、シートベルトの弛みを巻き取るプリテンショナがある。このような乗員保護システムにおいて、エアバッグ装置やプリテンショナは制御装置(ECU)に制御される。ECUは、車両にもうけられたセンサからの信号にもとづいて衝突の判定を行い、衝突と判定したときに動作させる。
近年の車両においては、車両の進行方向(前後方向)に対する衝突安全性だけでなく、車両の側方から(幅方向)の衝突(側面衝突)に対する安全性も求められている。側面衝突に対して乗員を保護するためのエアバッグ装置として、サイドエアバッグがある。サイドエアバッグを展開させるためのセンサには、車両のドアの内圧の変化を検出する圧力センサが用いられている。このようなサイドエアバッグ装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
側面衝突を検知するための圧力センサは、図4に示した構成を有している。従来の圧力センサは、外部と内部を連通する空気通路22が形成された略中空形状のケース2に回路アッセンブリ3を収納固定している。そして、圧力センサ1には高い防水性が求められており、回路アッセンブリ3の圧力を検出するセンサ素子31(センサのセンシングを行う部分)とケース2との間にゴムパッキン7を配置している。回路アッセンブリ3とケース2との間にゴムパッキン7を配置することで、センサ素子31の表面以外のケース2内に水分が侵入することが抑えられ、回路基板30が濡れて不具合を発生することが防止される。
しかしながら、このような構成の圧力センサ1は、ゴムパッキン7でシールするために、回路基板30、センサ素子31やケース2に高い寸法精度が要求され、コストが上昇するという問題があった。さらに、従来の圧力センサ1は、回路基板30上の検出部31とケース2とでゴムパッキン7を押圧する構成となっている。つまり、ゴムパッキン7を押圧する応力が回路基板30とセンサ素子31の接合部に加わり、電気的接続部や回路素子、センサ素子の信頼性確保が難しいという課題があった。
さらに、従来の圧力センサは、耐水性の向上や応力の集中による不具合の発生を抑えるために、ポッティング剤8を注入して回路アッセンブリ3や回路基板30の支持を行っており、製造に要するコストが上昇していた。
特開平2−249740号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、安価で信頼性の高い圧力センサを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者らは圧力センサの構造について検討を重ねた結果、ゴムパッキンを使用しなくても、シール性を確保する構成とすることで上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、請求項1に記載の本発明の圧力センサは、外部と内部とを連通する空気通路が形成された略中空形状のハウジングと、圧力を検知する検知面部をもち、ハウジング内に配置された圧力検知手段と、を有する圧力センサであって、圧力検知手段の検知面部の外周部とハウジングの開口部の外周部の一方は他方に向かって突出した突出部をもち、他方は突出部の先端が挿入される溝部をもち、溝部内に、ハウジングと圧力検出手段とが相対的に変移を生じたときに生じる応力を緩和・吸収可能な材質よりなるとともに溝部と突出部との間をシールするシール部材を有することを特徴とする。
本発明の圧力センサは、溝部と突出部およびシール部材の作用により、ハウジングと圧力検知手段との間のシール性が確保されている。このシール性により、空気通路を通ってハウジング内に水等の異物が侵入することが抑えられ、異物の侵入による不具合の発生が抑えられる。さらに、シール部材が柔軟性をもつ材質よりなることで、ハウジングと圧力検知手段とが相対的に変移を生じても圧力検知手段に応力が集中しない。この結果、応力の集中による不具合の懸念が排除される。さらに、シール部材が柔軟性をもつことで、圧力検知手段とハウジングとの間に高い位置決め精度を要求していない。このことから、本発明の圧力センサは、低コストで信頼性にすぐれた圧力センサとなった。
請求項2に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、シール部材は、溝部に貯留された液状の原料溶液に突出部の先端を浸漬した状態で原料溶液を硬化して形成されたことが好ましい。溝部に突出部を挿入した状態でシール部材を形成することで、ハウジングと圧力検知手段との間にシール部材を配することができ、両部材の密着性が増す。これにより、シール性が向上する。
請求項3に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、溝部内に貯留された原料溶液の液面が所定以上となったときに過剰量の原料溶液が溝部から流出し、圧力検知手段とハウジングの他方には溝部から流出した原料溶液を貯留する貯留部を有することが好ましい。過剰量の原料溶液が流出することで、溝部内に残る原料用液量を調節でき、この原料溶液から得られるシール部材の大きさを制御できる。さらに、溝部から流出した原料溶液を貯留する貯留部を有することで、圧力検知手段や空気通路に原料溶液が流れ込むことを防止できる。ここで、貯留部のもうけられる場所や形状については特に限定されるものではない。
請求項4に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、貯留部と溝部とを接続し原料溶液が流れる流出部を有し、流出部は、所定の液面の高さに形成されたことが好ましい。つまり、流出部を持つことで、溝部から原料溶液が流出するときに流出部を通るようになる。このことは、溝部から流れ出る原料溶液の流れを流出部により制御することで、液面の高さ管理を容易とし、確実なシール機能が得られると同時に、圧力検知手段や空気通路に原料溶液が流れ込むことを防止できる効果を示す。
請求項5に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、溝部および突出部は、検知面部および開口部のそれぞれの外周部の全周にわたって形成されたことが好ましい。全周にわたって形成されることで、高いシール性が確保され、ハウジング内に異物が侵入しなくなる。さらに、空気通路に伝播されるハウジング外の圧力が、ハウジング容積の大きさに起因する圧力損失を伴うことなく、圧力検知手段にすぐに伝播される。
請求項6に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、ハウジングには、外部と内部を連通する連通孔がさらに開口し、連通孔は通気性をもつフィルタを有することが好ましい。この連通孔がハウジングの内部と外部の圧力差を呼吸作用により阻止する。そして、フィルタが、連通孔を通って異物がハウジング内に侵入することを防止する。
請求項7に記載の本発明の圧力センサは、請求項1において、突出部は圧力検知手段に形成され、溝部はハウジングに形成されたことが好ましい。このように突出部と溝部が形成されることで、ケースを支持台に固定してセンサの各構成部品の組付けを行う場合、硬化前シール材の流動性に対して重力による管理が容易となり、圧力センサの製造を簡単に行うことが可能となる。
請求項8に記載の本発明の圧力センサは、請求項1〜7において、側面衝突を検出するために車両のドアの内圧を測定する圧力センサであることが好ましい。本発明の圧力センサは、シール部材によるシール機能により、ドア内に流入する水などの異物によるケース内部の回路基板での電気的ショートなどの不具合の発生が抑えられていることから、側面衝突を検出するための高い信頼性をもつセンサとして利用することができる。
本発明の圧力センサは、圧力検知手段とケースとの間にゴムパッキンを配置することなく両者の間のシール性が確保された構成となっている。つまり、本発明の圧力センサは、高い位置決め精度を要求していない。また、圧力検知手段に応力が加わっていないため、応力の集中による不具合の懸念が排除される。このことから、本発明の圧力センサは、低コストで信頼性にすぐれた圧力センサとなった。
以下、具体的な実施例を用いて本発明を説明する。
本発明の実施例として圧力センサを製造した。
(実施例)
本実施例の圧力センサは、図1にその構成が示されたセンサである。本実施例の圧力センサ1は、ハウジング2、回路アッセンブリ3、シール部材4およびフィルタ5を有する。
ハウジング2は、樹脂よりなり、内部に回路アッセンブリ3を収納する。ハウジング2は、槽状のハウジング本体20と、ハウジング本体20の開口部を封止する蓋部材21とからなる。そして、ハウジング2は、ハウジング本体20の槽状の底面部200が鉛直方向に広がる状態で配置される。
そして、ハウジング本体20の槽状の底面部200には、ハウジング2の外部と内部とを連通する空気通路22の一方の端部の開口部23が開口している。空気通路22は、ハウジング本体20の槽状の底面部200の外周面200aにそって鉛直下方にのびた状態で形成されている。この外周面200a上に空気通路22の他方の端部が開口した開口部24が形成されている。
空気通路22は、通気性が確保できる程度の内径で、略断面一定の管路状に形成されている。そして、空気通路22の外周面200a上に形成された部分は、他方の端部の開口部24から一方の端部の開口部23が視認できない程度に長く形成されている。
回路アッセンブリ3は、回路基板30と、回路基板30上に実装された圧力を検知するセンサ素子31と、を有する。また、回路基板30上には、センサ素子31の検出信号から圧力を算出する演算手段や圧力信号を外部に送信するインターフェースが図示されていないがもうけられている。本実施例に用いられた回路アッセンブリ3は、圧力を検知する構成であれば特にその種類が限定されるものではなく、従来公知の圧力センサを用いることができる。本実施例においては、ダイアフラム型の圧力センサを用いた。
回路アッセンブリ3は、センサ素子31が開口部23に対向した状態でありかつハウジング本体20の底面部200に小間隔を隔てた状態で、接続部材32を用いてハウジング本体20に接続固定される。
そして、本実施例の圧力センサ1は、センサ素子31の開口部23に対向した部分(圧力の検知を行う部分)の外周部に、突出した突出部310が形成されている。この突出部310は、開口部23に対向した部分の外周の全周にわたって形成されている。突出部310は、その先端部の断面が略U字状のなめらかな形状に形成されている。
また、ハウジング本体20の底面部200の内周面200bの突出部310に対向した部分には、突出部310が挿入される溝部26が形成されている。さらに、溝部26の外周(開口部23の径方向外方)でありかつ溝部26に隣接した位置には、断面略凹字状の第一の貯留部27がもうけられている。溝部26と第一の貯留部27とは隔壁28により隔離されている。つまり、隔壁28は、背向した表面が溝部26と第一の貯留部27の一部を区画する。そして、隔壁28の端部280(ハウジング本体20の底面部200の内表面200b側の端部)は、底面部200の内表面200bよりも外表面200a側に位置している。
また、本実施例の圧力センサ1のハウジング本体20の溝部26の内周(開口部23の径方向内方)でありかつ溝部26に隣接した位置には、断面略V字状の第二の貯留部29がもうけられている。第二の貯留部29は、底面部200の内表面200bに開口している。本実施例においては、第二の貯留部29は溝部26に隣接してもうけられているが、間隔を隔てた状態でもうけてもよい。
そして、本実施例の圧力センサ1には、溝部26の内部であって溝部26と突出部310の間にシール部材4が配置されている。このシール部材4は、ハウジング本体20とセンサ素子31とが相対的に変移を生じたときに生じる応力を緩和・吸収可能な材質よりなる。シール部材4がこのような材質よりなることで、ハウジング本体20とセンサ素子31とが相対的に変位を生じたときに、センサ素子31と回路基板30との接続部にその変位による応力がかからなくなる。このような材質としては、ケイ素(Si)系の接着剤、Si系のゲル、フッ素(F)系のゲルをあげることができる。
また、ハウジング本体20の槽状の側面部には、ハウジング2の外部と内部とを連通する連通孔25が開口している。この連通孔25が開口する位置は溝部26および第一の貯留部27の外部であればその場所が限定されるものではない。本実施例において連通孔25は、ハウジング本体20の側面部であって鉛直方向に広がる側面部に開口している。しかし、本実施例の構成を示した図1においては、連通孔25をハウジング本体20の側面部であって水平方向に広がる上面に便宜的に配置して示した。そして、連通孔25には、通気性をもつフィルタ5が組み付けられている。なお、フィルタ5をハウジング本体20に組み付ける方法については特に限定されるものではなく、ハウジング本体20にフィルタ5を溶着する方法、ハウジング本体20に係止ツメを設けておきこの係止ツメに係止させる方法や、粘着テープや接着剤等で接着する方法を用いてもよい。このフィルタ5により、連通孔25を通ってハウジング2内に異物が侵入することが抑えられる。連通孔25を有することで、ハウジング2の内部と外部が連通され、ハウジング2の内部と外部の圧力が同じ圧力となる。
本実施例の圧力センサ1は、以下の方法により製造することができる。
まず、ハウジング2のハウジング本体20の溝部26に硬化したときにシール部材4となる原料溶液を貯留する。そして、接続部材32で回路アッセンブリ3を接続固定する。このとき、センサ素子31の突出部310の先端が溝部26に貯留された原料溶液に浸漬される。また、突出部310が原料溶液に浸漬されたことにより原料溶液の液面が上昇する。そして、原料溶液の液面が高くなって隔壁28の高さを超えると、原料溶液は隔壁28上を通って第一の貯留部27に流れ込む。つまり、過剰量の原料溶液は、開口部23方向に流れることなく第一の貯留部27に流れ込む。このとき、仮に過剰量の原料溶液が開口部23方向に流れたとしても、第二の貯留部29に貯まる。つまり、過剰量の原料溶液が開口部23側に流れ込まなくなっている。
その後、原料溶液を硬化させ、蓋部材21をハウジング本体20に溶着して製造される。このように、本実施例の圧力センサ1は、槽状のハウジング本体20の開口部側から組付けを行うことができ、簡単に製造することができる。さらに、回路アッセンブリ3の固定が接続部材32で行われたことから、固定に高い精度が要求されない。つまり、実施例の圧力センサ1は、製造に要するコストを低減できた。
本実施例の圧力センサ1を衝突検知システムおよび乗員保護システムに使用した例を用いて、圧力センサ1の効果を説明する。実施例の衝突検知システムは、乗員保護装置の一部を構成するシステムであり、より具体的には、側面衝突時に乗員を保護するサイドエアバッグを展開するための側面衝突を検知する衝突検知システムである。この衝突検知システムの構成を図2に示した。
実施例の衝突検知システムは、側面衝突により生じた車両のドアの変形に起因するドアの内部の圧力の変化を内部に配置された圧力センサ1で測定し、側面衝突を検知する衝突検知システムである。そして、衝突検知システムは、衝突を検知したときに、サイドエアバッグ等の乗員保護手段を作動する。
実施例の衝突検知システムにおいて、圧力センサ1は、空気通路22が鉛直方向にのびた状態で車両のドア6に組み付けられる。
車両のドア6は、車両の外周面の一部を形成するアウターパネル60と、車両のドアの車室内側の表面を形成するインナーパネル61と、ウィンドガラス62と、を有する。そして、アウターパネル60とインナーパネル61との間には、略密閉された空間が形成されている。この略密閉された空間63は、ドア6の内部と外部とがわずかに連通して形成され、ドア6の外部の圧力が変化したときにはドア6の内部の空間63の圧力も変化するとともに、この空間63の内容積が急激に変化したときにはその内圧が上昇するように形成されている。
まず、車両のドア6に物体が衝突したときには、その物体はアウターパネル60と、接触し、アウターパネル60を車内方向に押圧する。この押圧によりアウターパネル60がインナーパネル61方向に凸となるように変形を生じる。インナーパネル61には、直接の衝突の応力が加わらないため、衝突後一定時間はその形状が保持される。この結果、アウターパネル60が変形を生じると、ドア6内の空間63の容積が急激に減少する。空間63の容積が急激に減少すると、空間63内の圧力が上昇する。上記したように空間63は、ドア6の外部とわずかに連通しているが、内圧の急激な変化には追従しないように形成されていることから空間63内の圧力が上昇する。そして、この空間63内の圧力を、圧力センサ1で測定する。
ドア6の空間63内の圧力が上昇すると、圧力センサ1の周囲の圧力も上昇する。圧力センサ1には空気通路22が開口しており、この空気通路22内を圧力が伝播することでハウジング2内の圧力も上昇する。そして、ハウジング2内の回路アッセンブリ3のセンサ素子31に圧力が加わり、圧力が測定される。そして、圧力が測定されたことにより回路アッセンブリ3から発せられる圧力信号は、エアバッグ用ECUに送信される。エアバッグ用ECUにおいては、圧力信号から衝突の判定を行い、衝突と判定したときにはサイドエアバッグを展開させる。
実施例の衝突検知システムにおいて、圧力センサ1は、空気通路22が鉛直方向にのびた状態で車両のドア6に組み付けられている。ドア6の空間63に水や埃等の異物が侵入しても、これらの異物が空気通路22内を侵入し難くなっている。また、開口部24から異物が空気通路22内に侵入しても、異物自身にかかる重力により空気通路22を異物が通過しない。さらに、空気通路22内へ異物が通過したとしても、溝部26,突出部310およびシール部材4によりハウジング本体20とセンサ素子31との間のシール性が確保されているため、ハウジング2の内部に侵入しなくなっており、回路基板30が濡れて不具合を発生することが防止されている。
本実施例の衝突検知システムは、低コストで信頼性にすぐれた圧力センサを用いたことで、低コストで信頼性にすぐれた衝突検知システムとなった。
(実施例の変形形態)
実施例の圧力センサは、第一の貯留部27を図3に示した構成としてもよい。図3に示した第一の貯留部27は、溝部26の外周側に隣接してもうけられている。なお、本変形形態において、第一の貯留部27は第二の貯留部29と同様に断面略V字状にもうけられた。この第一の貯留部27は、底面部200の内表面200bに開口している。
本変形形態においても、原料溶液を硬化してシール部材4を形成するときに、過剰量の原料溶液が第一の貯留部27と第二の貯留部29に流れ込み、原料溶液が不要な部分(回路基板30等)に付着しなくなる。
実施例の圧力センサの構成を示した模式図である。 実施例の圧力センサを用いた衝突検知システムの構成を示した図である。 実施例の圧力センサの変形形態の構成を示した模式図である。 従来の圧力センサの構成を示した図である。
符号の説明
1:圧力センサ
2:ハウジング 20:ハウジング本体
200:底面部 21:蓋部材
22:空気通路 23,24:開口部
25:連通孔 26:溝部
27:第一の貯留部 28:隔壁
280:端部 29:第二の貯留部
3:回路アッセンブリ 30:回路基板
31:センサ素子 310:突出部
32:接続部材
4:シール部材
5:フィルタ
6:ドア 60:アウターパネル
61:インナーパネル 62:ウィンドガラス
63:空間
7:ゴムパッキン
8:ポッティング剤

Claims (8)

  1. 外部と内部とを連通する空気通路が形成された略中空形状のハウジングと、
    圧力を検知する検知面部をもち、該ハウジング内に配置された圧力検知手段と、
    を有する圧力センサであって、
    該圧力検知手段の該検知面部の外周部と該ハウジングの開口部の外周部の一方は他方に向かって突出した突出部をもち、他方は該突出部の先端が挿入される溝部をもち、
    該溝部内に、該ハウジングと該圧力検出手段とが相対的に変移を生じたときに生じる応力を緩和・吸収可能な材質よりなるとともに該溝部と該突出部との間をシールするシール部材を有することを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記シール部材は、前記溝部に貯留された液状の原料溶液に前記突出部の先端を浸漬した状態で該原料溶液を硬化して形成された請求項1記載の圧力センサ。
  3. 前記溝部内に貯留された前記原料溶液の液面が所定以上となったときに過剰量の該原料溶液が該溝部から流出し、前記圧力検知手段と前記ハウジングの他方には該溝部から流出した該原料溶液を貯留する貯留部を有する請求項2記載の圧力センサ。
  4. 前記貯留部と前記溝部とを接続し前記原料溶液が流れる流出部を有し、
    該流出部は、前記所定の液面の高さに形成された請求項3記載の圧力センサ。
  5. 前記溝部および前記突出部は、前記検知面部および前記開口部のそれぞれの外周部の全周にわたって形成された請求項1記載の圧力センサ。
  6. 前記ハウジングには、外部と内部を連通する連通孔がさらに開口し、該連通孔は通気性をもつフィルタを有する請求項1記載の圧力センサ。
  7. 前記突出部は前記圧力検知手段に形成され、前記溝部は前記ハウジングに形成された請求項1記載の圧力センサ。
  8. 側面衝突を検出するために車両のドアの内圧を測定する圧力センサである請求項1〜7記載の圧力センサ。
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