JPH0566228A - 車両用側面衝突検出装置 - Google Patents

車両用側面衝突検出装置

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JPH0566228A
JPH0566228A JP3229194A JP22919491A JPH0566228A JP H0566228 A JPH0566228 A JP H0566228A JP 3229194 A JP3229194 A JP 3229194A JP 22919491 A JP22919491 A JP 22919491A JP H0566228 A JPH0566228 A JP H0566228A
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door
collision
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Hiroaki Obayashi
博明 大林
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用側面衝突検出装置のコストダウンと見栄
えの向上を目的とする。 【構成】ドアのアウタパネル1とインナパネル2からな
る領域に隔壁7を設け、ドア内部を2つの密閉領域に仕
切って、隔壁7とアウタパネル1によって仕切られた領
域内に音響マイク6を設け、その音響マイク6によって
ドアが障害物に衝突したとき、密閉領域の圧力変動を検
出し、その出力をアンプ10、帯域フィルタ11、レベ
ル検出器12、単安定マルチバイブレータ13、14、
ANDゲート回路15を介して所定値以上のとき、衝突
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】車両側面に障害物が衝突したこと
を検出する車両用側面衝突検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用側面衝突検出装置としては
図5および図6に示すようなものがあった。
【0003】図5に示す車両用サイドドアのアウタパネ
ル1とインナパネル2によってドア本体9が構成され
る。このドア本体9の内部領域にはウインドウガラス3
を開閉運動させるウインドウレギュレータ等の昇降装置
(図示していない)が設けられている。アウタパネル
1、またはインナパネル2の上端部とウインドウガラス
3の隙間からドア本体9の内部領域に雨などの混入を防
ぐためにアウタパネル1およびインナパネル2の上端部
にはゴムなどの弾性体からなるモールド8が設けられて
いる。
【0004】アウタパネル1の内側面には振動センサ4
が複数個設けられていて、車両が障害物に衝突したかど
うかを振動センサ4の振動量から検出する。
【0005】また図6に示すように車両のサイドドアの
アウタパネル1の外側面に接触センサを複数個取り付け
て、サイドドアのアウタパネル1と障害物とが衝突した
かどうかを直接検出する車両用衝突検出装置があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の車
両用衝撃検出装置においてはドアの一部分にしか障害物
が衝突しない場合にも確実に検出するために極めて多く
の振動センサ、もしくは接触センサを必要とし、そのセ
ンサの数の多さに起因して配線が複雑になってしまい、
従ってコストが高くなってしまっていた。
【0007】また接触センサを用いたものにおいては、
アウタパネルの外側面に接触センサを設け、障害物と衝
突したかどうかを直接検出するために、アウタパネルの
外側面に接触センサを直接取り付けなければならず、見
栄えが非常に悪いといった問題があった。
【0008】本発明は車両用側面衝突検出装置のコスト
ダウンと見栄えの向上を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては車両用
サイドドアのアウタパネルと、サイドドアのインナパネ
ルと、前記アウタパネルとインナパネルからなる領域内
に設けられ、アウタパネルとの間に密閉された領域を設
ける隔壁と、該隔壁によって作られた密閉領域内に設置
され、密閉領域内の圧力を検出する圧力検出手段と、該
圧力検出手段によって検出した圧力から車両の側面が障
害物に衝突したか否かを判断する衝突判断手段によって
構成した。
【0010】
【作用】ドアのアウタパネルとインナパネルからなる領
域内にアウタパネルと隔壁によって密閉された領域を設
け、密閉領域内に圧力検出手段を設置し、密閉領域の圧
力を圧力検出手段によって検出し、その検出値を衝突判
断手段に出力して、その検出値を予め衝突判断手段が有
している所定値と比較して、検出値が所定値以上のとき
のみ、車両の側面が障害物と衝突したと判断し、車両の
側面が障害物と衝突したことを検出する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示した図である。
【0012】ドア本体9はアウタパネル1およびインナ
パネル2によって構成され、このドア本体9の内部領域
にはウインドウガラス3を開閉運動させるウインドウレ
ギュレータ(図示していない)が設けられている。また
アウタパネル1、またはインナパネル2の上端部とウイ
ンドウガラス3との隙間からドア本体9の内部領域に雨
などの混入を防ぐためにアウタパネル1およびインナパ
ネル2の上端部にはゴムなどの弾性体からなるモールド
8が設けられている。またアウタパネル1とインナパネ
ル2の間には隔壁7が設けられ、この隔壁7とアウタパ
ネル1とによって密閉された領域が作られ、この隔壁7
に音響マイク6が2つ設置されている。
【0013】図2に示すように車両の側面が平面形状の
障害物と衝突するとアウタパネル1、衝突の程度によっ
てはインナパネル2も変形する。この衝突によるアウタ
パネル1の変形によって隔壁7とアウタパネル1で構成
される密閉領域の体積が変化を生じ、この体積変化によ
って密閉領域内の平均圧力が増加、または衝撃波のよう
に部分的に圧力の高い空気層が生じ、密閉領域内を移動
する。この平均圧力の増加、もしくは部分的な高圧力空
気層の移動に伴う変動を密閉領域内に設置してある音響
マイク6で検出する。
【0014】次に図3を用いて音響マイク6で検出した
障害物との衝突時における検出回路構成とその作用を示
す。
【0015】音響マイク6によって検出された密閉領域
内の圧力は圧力信号60としてアンプ10に出力され、
アンプ10によって増幅されて、次いで帯域フィルタ1
1にかけられて車両の走行時の車体振動、人の故意によ
る衝撃振動、ドアの開閉時の振動によって生じる信号成
分などを除去し、ドアの変形に伴う圧力変動の信号成分
のみ後段のステップに伝える。帯域フィルタ11を通し
て得られた信号110はレベル検出器12により所定以
上の圧力値があったかどうかを判断する。所定以上の圧
力値があった場合には、単安定マルチバイブレータ1
3、14によって所定の長さの単一パルス信号130、
140を発生する。ANDゲート15には2つの単安定
マルチバイブレータ13、14からの単一パルス信号1
30、140が両者ともH(Hi)レベルのときに車両
の側面が障害物と衝突したと判断し、衝突判断信号15
0を出力する。
【0016】図3に示した検出回路の波形の一例を図4
に示す。横軸は時間軸である。
【0017】音響マイク6からアンプ10に入力され、
アンプ10によって出力される信号100が図に示すよ
うな波形であったとき、帯域フィルタ11によって車両
の走行時の車体振動、人の故意による衝撃振動、ドアの
開閉時の振動によって生じる信号成分をフィルタ除去す
ると図に示すような滑らかな波形となる。次にレベル検
出器12で、帯域フィルタ11からの出力110を予め
レベル検出器12が有しているしきい値Aと比較して、
帯域フィルタ11からの出力110がしきい値A以上の
出力のときはH(Hi)レベル、しきい値Aより小さい
ときはL(Low)レベルとしてレベル検出気12に出
力する。レベル検出器12の波形は図に示すような波形
となる。単安定マルチバイブレータ13、14ではレベ
ル検出器12から出力された信号120が所定値以上の
とき、所定の単一パルス幅Bのパルス信号130、14
0をANDゲート回路15に出力する。波形は図に示す
ようなものとなる。本実施例では音響マイク6が2つ取
り付けられ、その取付位置も異なっているが夫々の音響
マイク6に入力する圧力は時間的なズレが生じるものの
ほぼ同様の入力が得られる。従って単安定マルチバイブ
レータ13、14から出力される単一パルス信号13
0、140は2つの音響マイク6の取付場所の違いによ
る時間的なズレは生じるものの単一パルス信号130、
140を所定の幅Bにしておくことによって、単安定マ
ルチバイブレータ13、14の出力信号130、140
がHレベルである時間の重なる時間が生じるので、この
信号130、140のHレベルが重なり始めるときに、
ANDゲート回路15にて衝突判断信号150が得ら
れ、図4に示すような波形で出力される。
【0018】以上よりANDゲート回路15より衝突判
断信号150が出力されたとき、車両の側面が障害物に
衝突したことを検出することができる。
【0019】またアウタパネル1と隔壁7からなる密閉
領域に設置する音響マイク6が一つでも要求される信頼
性が満たされるとき、すなわち車両側面と障害物との衝
突を確実に検出できるときは音響マイク6を一つにして
も良い。その場合にはアンプ10、帯域フィルタ11、
レベル検出器12、単安定マルチバイブレータ13もし
くは14が各々一つで済み、更にANDゲート15を省
略することができ、簡単な構成とすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明においては、アウタパネルとイン
ナパネルからなる領域内にアウタパネルと隔壁によって
密閉領域を設け、その密閉領域内に圧力検出手段を設置
し、障害物との衝突時においては必ず変化する密閉領域
内の圧力を検出したので、確実に障害物との衝突を少な
い圧力検出手段で検出することができ、従って圧力検出
手段と車両の電源部、衝突判断手段との配線を極めて少
なくすることができ、コストを下げることができるとい
う効果を有する。また圧力検出手段をアウタパネルの外
側面に取付けることなく衝突を検出することができるの
で見栄えが向上するという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図
【図2】 車両の側面が障害物と衝突した場合のドアの
変形を示す図
【図3】 本実施例の検出回路
【図4】 検出回路の出力波形
【図5】 従来の側面衝突検出装置
【図6】 従来の側面衝突検出装置
【符号の説明】
1 アウタパネル 2 インナパネル 3 ウインドガラス 6 音響マイク 7 隔壁 9 ドア本体 10 アンプ 11 帯域フィルタ 12 レベル検出器 13、14 単安定マルチバイブレータ 15 ANDゲート回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用サイドドアのアウタパネルと、 サイドドアのインナパネルと、 前記アウタパネルとインナパネルからなる領域内に設け
    られ、アウタパネルとの間に密閉された領域を設ける隔
    壁と、 該隔壁によって作られた密閉領域内に設置され、密閉領
    域内の圧力を検出する圧力検出手段と、 該圧力検出手段によって検出した圧力から車両の側面が
    障害物に衝突したか否かを判断する衝突判断手段と、 を備えた車両用側面衝突検出装置
JP3229194A 1991-09-09 1991-09-09 車両用側面衝突検出装置 Expired - Lifetime JP2768075B2 (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20040126