JP5433753B1 - 試験装置及び試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再現試験の時間を短縮でき、再現試験に必要な労力を軽減することができる試験装置及び試験方法を提供すること。
【解決手段】試験装置50は、試験シナリオに応じた送信メッセージを通信端末機器10へ送信可能であり、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能な通信部55と、通信プロトコルに基づいて、前記各メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部54と、前記レイヤ間における前記各メッセージの通信のログを、ログデータとして記憶するログデータ記憶部57と、前記ログデータから所定のログデータを検出するログデータ検出部511及び前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定する送信メッセージ特定部512を有し、前記特定された送信メッセージを前記通信部から前記通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う再現試験処理部51とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末機器の試験を行う試験装置及び試験方法に関する。
携帯電話機やモバイル機器等の通信端末機器が新たに開発される場合、この通信端末機器が実際に使用される環境で正常に動作するか否かを試験する必要がある。そして、開発中の通信端末機器が設計通りに機能するか否かを試験する場合には、試験装置を用いてその通信端末機器の試験を行う。
このような試験装置は、疑似的な基地局として機能し、所定の通信規格の通信プロトコルに基づいて、通信端末機器との間で通信を行う。この場合、試験装置は、通信プロトコルに基づくレイヤごとに、その通信のログ情報を記憶している(例えば、特許文献1参照)。
試験装置は、試験シナリオ(試験を行うための通信シーケンス及び動作シーケンスが記載されたデータ)にしたがって動作する。試験者は、予め自ら試験シナリオを作成したり、実際の通信のログ情報を取得し、そのログ情報を基に試験シナリオを作成(ログ−シナリオ変換)したりする。試験シナリオの作成においては、試験シナリオを作成、編集するシナリオ変換装置が用いられる場合がある(例えば、特許文献2参照)。
試験者は、作成した試験シナリオを試験装置に実行させ、例えば表示部に表示された通信のログ情報を確認することができる。そして、例えばログ情報に異常が発生した場合や、試験シナリオに再確認が必要な箇所があった場合、試験者は、試験シナリオを試験装置に再度実行させ、異常の原因を究明している。
特開2009−147640号公報 特開2008−124993号公報
しかしながら、試験シナリオによる試験においては、試験完了まで長時間を要する場合もある。例えば異常箇所が試験シナリオの後半にあるような場合は、再度、試験シナリオを実行してから異常箇所に至るまでに、何時間もかかる場合もある。試験者が試験シナリオを修正することでデータ量を小さくし、この修正後の試験シナリオを試験装置に再度実行させたとしても、その修正のための手間及び時間が必要となる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、再現試験の時間を短縮でき、再現試験に必要な労力を軽減することができる試験装置及び試験方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る試験装置は、通信部55と、レイヤ処理部54と、ログデータ記憶部57と、再現試験処理部51とを具備する。
前記通信部は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能である。
前記レイヤ処理部は、通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理する。
前記ログデータ記憶部は、前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログであって、前記レイヤ間での通信データと、前記通信データの宛先レイヤの情報と含むログデータを記憶する。
前記再現試験処理部は、ログデータ検出部511と、送信メッセージ特定部512とを有する。
前記ログデータ検出部は、前記ログデータから所定のログデータを検出する。
前記送信メッセージ特定部は、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定する。
前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージを前記通信部から前記移動体通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う。
また、前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータのうち、最下位レイヤと前記最下位レイヤの1つ上位のレイヤとの間のログデータに含まれる通信データを、当該ログデータの宛先レイヤの情報に基づき最下位レイヤに出力することで、前記特定された送信メッセージを前記通信部から送信させる。
この試験装置では、再現試験で送信すべき送信メッセージが自動的に特定され、自動的に特定された送信メッセージが移動体通信端末機器に送信されて試験シナリオの一部の再現試験が行われる。これにより、再現試験に掛かる時間を短縮することができ、また、再現試験に必要な試験者の労力を軽減することができる。
この試験装置では、元の通信試験で使用された通信データが特定のレイヤに出力されることで、送信メッセージが移動体通信端末機器に送信される。このように、元の試験装置で使用された通信データが用いられることで、再現試験の再現性を向上させることができる。
また、最下層のレイヤからレイヤ処理を開始して、送信メッセージを移動体通信端末機器に送信することができる。
上記試験装置において、前記再現試験処理部は、制御ログデータ抽出部513をさらに有していてもよい。
前記制御ログデータ抽出部は、前記特定された送信メッセージに対応するログデータよりも前のログデータから、前記移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージに対応する制御ログデータを抽出する。
前記再現試験処理部は、前記制御ログデータに対応する送信メッセージを前記通信部から送信させる。
試験シナリオに用いられる送信メッセージには、移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージと、移動体通信端末機器の制御に関連しない送信メッセージとが存在する。この試験装置では、移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージが通信部から送信される。これにより、再現試験に掛かる時間を効果的に短縮しつつ、移動体通信端末機器の状態の再現性を向上させることができる。
上記試験装置において、前記通信部は、ベースバンド信号の形式で前記送信メッセージを送信可能であり、ベースバンド信号の形式で前記応答メッセージを受信可能なデジタルインターフェースを有していてもよい。
これにより、試験装置は、移動体通信端末機器のRF信号処理部が未完成であっても、通信試験を行うことができる。
上記試験装置において、前記ログデータ検出部は、前記応答メッセージに対応するログデータから、エラーに関連する応答メッセージに対応するログデータを検出してもよい。
これにより、エラーに関連する応答メッセージに対応する箇所において、再現試験を行うことができる。
本発明の他の形態に係る試験装置は、通信部55と、レイヤ処理部54と、ログデータ記憶部57と、再現試験処理部51とを具備する。
前記通信部は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能である。
前記レイヤ処理部は、通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理する。
前記ログデータ記憶部は、前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログを、ログデータとして記憶する。
前記再現試験処理部は、ログデータ検出部511と、送信メッセージ特定部512とを有する。
前記ログデータ検出部は、前記ログデータから所定のログデータを検出する。
前記送信メッセージ特定部は、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定する。
前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージを前記通信部から前記移動体通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う。
また、前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージに対応するログデータよりも前のログデータから、前記移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージに対応する制御ログデータを抽出する制御ログデータ抽出部513と、前記制御ログデータに対応する送信メッセージに含まれる制御内容を解析して、前記制御内容を整理する制御内容整理部514とをさらに有し、前記整理された制御内容を含む送信メッセージを前記通信部から送信させる。
このように、制御内容を整理して、整理された制御内容を含む送信メッセージを移動体通信端末機器に送信することで、移動体通信端末機器の状態の再現に掛かる時間を効果的に短縮することができる。
本発明に係る試験方法は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器10へ送信することを含む。
前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージが受信される。
通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージがレイヤ毎に処理される。
前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログが、ログデータとして記憶される。
前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログであって、前記レイヤ間での通信データと、前記通信データの宛先レイヤの情報と含むログデータが記憶される。
前記ログデータから所定のログデータが検出される。
前記検出されたログデータに対応する送信メッセージが特定される。
前記特定された送信メッセージが前記移動体通信端末機器へ送信されて、前記試験シナリオの一部の再現試験が行われる。
前記特定された送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータのうち、最下位レイヤと前記最下位レイヤの1つ上位のレイヤとの間のログデータに含まれる通信データを、当該ログデータの宛先レイヤの情報に基づき最下位レイヤに出力することで、前記特定された送信メッセージが前記移動体通信端末機器へ送信されて、前記試験シナリオの一部の再現試験が行われる。
本発明の他の形態に係る試験装置は、通信部55と、レイヤ処理部54と、ログデータ記憶部57と、再現試験処理部51とを具備する。
前記通信部は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能である。
前記レイヤ処理部は、通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理する。
前記ログデータ記憶部は、前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログを、ログデータとして記憶する。
前記再現試験処理部は、前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータから所定のログデータを検出するログデータ検出部511と、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージの通信データを含むログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータの中から特定する送信メッセージ特定部512とを有し、前記特定されたログデータに含まれる通信データを前記レイヤ処理部に出力して、前記レイヤ処理部から前記通信部を介して前記移動体通信端末機器へ前記対応する送信メッセージを送信させる。
本発明の他の形態に係る試験方法は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器10へ送信することを含む。
前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージが受信される。
通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージがレイヤ毎に処理される。
前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログが、ログデータとして記憶される。
前記記憶されたログデータから所定のログデータが検出される。
前記検出されたログデータに対応する送信メッセージの通信データを含むログデータが前記記憶されたログデータの中から特定される。
前記特定されたログデータに含まれる通信データがレイヤ処理されて、前記対応する送信メッセージが前記移動体通信端末機器へ送信される。
以上、本発明によれば、再現試験の時間を短縮でき、再現試験に必要な労力を軽減することができる試験装置及び試験方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、ログデータの構成を示す。 図3は、第1実施形態に係る試験装置の動作を示すフローチャートである。 図4は、第1表示画面の例を示す図である。 図5は、第2表示画面の例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図7は、第2実施形態に係る試験装置の動作を示すフローチャートである。 図8は、第3実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図9は、第3実施形態に係る試験装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
(試験装置の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る試験装置50を含むシステムの構成を示すブロック図である。このシステムは、移動体通信端末機器(以下、単に通信端末という。)10と、試験装置50とを含む。
通信端末10は、携帯電話機、データ通信端末機、又はこれらに用いられる移動体通信用の半導体デバイス等であり、試験装置50による通信試験の対象となる機器である。試験装置50は、疑似基地局として機能し、通信端末10を試験する。
試験装置50は、操作部43、表示部41及び表示制御部42を備える。
操作部43は、試験者等を含む操作者による操作が入力されるデバイスである。操作部43は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のデバイスである。
表示部41は、表示制御部42により生成された表示画面を表示する。表示部41は、例えば液晶等のデバイスである。
表示制御部42は、表示部41で表示される画面を生成し、特に、ログを表示するための画面を生成する。また、表示制御部42は、操作者が操作部43を介して入力した操作情報を受け、その操作情報に基づいた処理を行う。
これら操作部43、表示部41及び表示制御部42は、例えば試験装置50とは別体の装置として設けられ、この別体の装置が試験装置50に接続されてもよい。この別体の装置として、典型的にはPC(Personal Computer)等が用いられる。
試験装置50は、シナリオ処理部52、メッセージ処理部53、レイヤ処理部54、ログデータ生成部56、ログデータ記憶部57、再現試験処理部51及び通信部55を備える。
シナリオ処理部52は、通信端末10との間で通信試験を行うための試験シナリオのデータであるシナリオファイルを図示しない外部装置から取得してこれを記憶したり、これをメッセージ処理部53に出力したりすることが可能である。外部装置は、例えば図示しない記憶装置や、上記したPC等であり、このシナリオファイルを記憶している。
メッセージ処理部53は、シナリオ処理部52から取得した試験シナリオにしたがって、通信端末10に送信すべき送信メッセージを生成する。また、メッセージ処理部53は、通信端末10から送信され、通信部55及びレイヤ処理部54を介して受信された応答メッセージを処理する。
試験シナリオに用いられる送信メッセージは、通信端末10の制御に関連する送信メッセージと、通信端末10の制御に関連しない送信メッセージとを含む。制御に関連する送信メッセージとは、例えば、「送信電力を1dB上げよ」「送信電力を1dB下げよ」「変調方式を変えよ」などの各種のメッセージである。制御に関連しない送信メッセージとは、例えば、動画データや、静止画データ、音声データ、メール内容のデータ等の各種のユーザデータに関連するメッセージである。
メッセージ処理部53のデータ発生部531は、必要に応じて、上記した各種のユーザデータを発生する。試験装置50は、予めユーザデータを記憶していてもよいし、外部装置からユーザデータを取得してもよいし、ランダムデータ発生器によりユーザデータを発生させてもよい。データ発生部531によりユーザデータが発生した場合、メッセージ処理部53は、そのユーザデータに関連する送信メッセージを生成する。
レイヤ処理部54は、送信メッセージ及び応答メッセージをレイヤ毎に処理する。レイヤ処理部54は、メッセージ処理部53により生成された送信メッセージに対して、所定の通信規格に対応した通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された送信メッセージを通信部55へ出力する。また、レイヤ処理部54は、通信部55を介して受信された応答メッセージに対して通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された応答メッセージをメッセージ処理部53へ出力する。
レイヤ処理部54は、各レイヤで処理を行う毎に、その通信内容をログデータ生成部56に出力する。
レイヤ処理部54は、例えばLTE(Long Term Evolution)方式の通信プロトコル処理を行う。この場合、レイヤとしては上位から、RRC(Radio Resource Control)、PDCP(Packet Data Control Protocol)、RLC(Radio Link Control)、MAC(Media Access Control)、PHY(PHYsical)がある。
これら各レイヤは、ダウンリンクでは、上位から受けた通信データ36にこのレイヤ特有の処理を行い、下位に渡す。各レイヤは、アップリンクでは、下位から受けた通信データにこのレイヤ特有の処理を行い上位に渡す。
なお、図示していないが、試験装置50は、通信部55、レイヤ処理部54、メッセージ処理部53を複数組、備える構成であっても良い。一組の通信部55、レイヤ処理部54、メッセージ処理部53は、1台の基地局の動作を模擬する。このため、試験装置10がこの組合せを複数備えることにより、例えば、移動体通信端末が通信先の基地局を切り替えるハンドオーバ動作の試験を、1台の試験装置50で行うことができる。なお、この場合は、試験装置50は、各組から送信される信号を結合して通信端末10に出力するとともに通信端末10から受信した信号を各組に分配する結合器(不図示)を備える。
ログデータ生成部56は、レイヤ処理部54の各レイヤから出力される通信内容である通信データから、ログデータを生成する。図2は、ログデータの構成を示す。ログデータ30は、ログヘッダ(ログヘッダ情報)35と、レイヤ間の通信データ36とを含む。ログヘッダ35は、後述するID35a、後述する時刻情報35b、レイヤ間の通信データの送信元及び宛先を示す送信元レイヤ35c及び宛先レイヤ35d、通信データのチャネルの種別を示すチャネル情報35e、試験装置50が複数の基地局を模擬する場合にそれらを識別するBTS(Base Transciever Station)番号35f、通信データの設定命令であるプリミティブを示すプリミティブ名35g、可変長である通信データのデータ長を示す通信データ長35hを含む。
図1に示すように、ログデータ生成部56は、時刻生成部561、ID生成部562を有する。時刻生成部561は、時刻情報を生成する。ID生成部562は、ログ(ログデータ30)を識別する識別子(ID35a)を生成する。ID35aは、試験開始からのシーケンスな番号である。
ログヘッダ35のうち、送信元レイヤ35c、宛先レイヤ35d、チャネル情報35e、BTS番号35f、プリミティブ名35g及び通信データ長35hは、ログデータ生成部56が通信データの送出元を識別する、又はログデータ生成部56が受けた通信データを解析する、あるいはレイヤ処理部54から通信データとともにこれらの情報を送出してもらう、のいずれかの方式又はそれらの組合せにより、ログデータ生成部56がこれらの情報を取得する。ログデータ生成部56は、そのように取得された情報に、ID35a及び時刻情報35bをさらに付加してログヘッダを生成する。
ログデータ記憶部57は、ログデータ生成部56で生成されたログデータ30(レイヤ間における送信メッセージ及び応答メッセージの通信のログ)を記憶する。ログデータ記憶部57は、HDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ等の大容量記憶媒体である。ログデータ記憶部57は、この試験装置50とは別体の外部記憶装置であってもよい。
通信部55は、試験シナリオに応じた送信メッセージを通信端末10へ送信可能であり、通信端末10から送信された、送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能である。通信部55は、RF送受信部551及びデジタルI/F(デジタルインターフェース)部552を含む。
RF送受信部551は、レイヤ処理部54において通信プロトコル処理が実行されたデータを、符号化、変調及び周波数変換してRF信号を生成し、これを通信端末10に送信する。また、RF送受信部551は、通信端末10から送信されたRF信号を受信し、周波数変換、復調及び復号して、これをレイヤ処理部54に送る。通信端末10のRF送受信部13と、試験装置50のRF送受信部551とは、例えば同軸ケーブルにより接続され、RF信号が送受信される。
デジタルI/F部552は、レイヤ処理部54において通信プロトコル処理が実行されたデータを、通信端末10に送信する。また、デジタルI/F部552は、通信端末10から送信されたデータを受信し、レイヤ処理部54に送る。通信端末10のデジタルI/F部14と、試験装置50のデジタルI/F部552とは、例えばデジタルケーブルにより接続され、高速通信が可能である。デジタルI/F部552及び14間で通信対象となるデータは、デジタルIQデータであり、すなわちベースバンド信号である。
再現試験処理部51は、ログデータ検出部511及び送信メッセージ特定部512を有する。
ログデータ検出部511は、ログデータ記憶部57に記憶されたログデータ30から所定のログデータ30を検出する。典型的には、ログデータ検出部511は、通信端末10から送信された応答メッセージに対応するログデータ30の中から、エラーに関連する応答メッセージに対応するログデータ30を検出する。以降では、エラーに関連する応答メッセージをエラー応答メッセージと呼び、また、エラー応答メッセージに対応するログデータ30をエラーログデータと呼ぶ。
例えば、ログデータ検出部511は、応答メッセージに対応するログデータ30に対して検索を実行し、「NACK」、「〜ERROR」「〜REJECT」「〜FAILURE」等のエラー応答メッセージに対応するエラーログデータを検出する。検出されるログデータ30の種類は、予め設定されていてもよいし、操作者が操作部43を操作することによって変更可能であってもよい。
送信メッセージ特定部512は、ログデータ検出部511によって検出されたログデータ30に対応する送信メッセージを特定する。典型的には、送信メッセージ特定部512は、ログデータ30に対して検索を実行し、エラー応答メッセージに対応する送信メッセージを特定する。
送信メッセージを特定する方法としては、例えば、ログデータ30に含まれるメッセージ名に基づいて、対応する送信メッセージを特定する方法が挙げられる。
再現試験処理部51は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージを通信部55から通信端末10へ送信させて、試験シナリオの一部の再現試験を行う。
試験装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備える。試験装置50は、CPUに加え、または、CPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。
試験装置50の構成は、上記ハードウェアのみで実現されてもよいし、または、ハードウェア及びソフトウェアの両方で実現されてもよい。後者の場合、上記CPU等のプロセッサであるハードウェアと、例えば上記ROMや他の記憶デバイスに記憶されたソフトウェアとの協働により、図1に示した試験装置50の各機能ブロックの機能を実現する。
(通信端末の構成)
通信端末10は、上記通信方式に用いられる同様なレイヤ処理部12を備える。また、通信端末10は、レイヤ処理部12で得られたデータを処理し、処理したデータをレイヤ処理部12へ出力する処理部11と、上記のRF送受信部13及びデジタルI/F部14とを備える。
通信端末10は、最終製品としては一般的にデジタルI/F部14を持っていない。しかし、開発デバッグ用としてこのデジタルI/F部14が設けられる場合がある。
(試験装置の動作)
以上のように構成された試験装置50の動作を説明する。図3は、試験装置50の動作を示すフローチャートである。この動作には、大きく分けて2つの段階がある。1つは、(1)元の試験の段階であり、もう1つは(2)再現試験の段階である。再現試験は、元の試験シナリオによる試験の一部を再現する試験である。
(1)元の試験の段階
試験装置50のシナリオ処理部52は、試験シナリオにしたがって、試験装置50と通信端末10との間で、通信を開始する(ステップ101)。ログデータ生成部56は、各レイヤ間の通信データ36を取得する(ステップ102)。ログデータ生成部56は、得られた通信データ36に基づいてログデータ30を生成し、ログデータ記憶部57は、生成されたログデータ30を記憶する(ステップ103)。
(2)再現試験の段階
試験シナリオによる試験の一部または全部が終了すると、ログデータ検出部511は、元の試験段階において取得されたログデータ30に対して検索を実行する(ステップ104)。そして、ログデータ検出部511は、応答メッセージに対応するログデータ30の中から、「NACK」、「〜ERROR」「〜REJECT」「〜FAILURE」などのエラー応答メッセージに対応するエラーログデータを検出する。
エラーログデータを検出する方法としては、元の試験段階で取得されたログデータ30の中から、全てのエラーログデータを一度に検出してしまう方法が挙げられる。他の方法としては、元の試験段階で取得されたログデータ30について、過去の(古い)ログデータ30から順番にエラーログデータの検索を実行し、1つのエラーログデータが検出されたときに、一旦、検索を停止する方法が挙げられる。
エラーログデータが検出されると、次に、表示制御部42は、エラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧を表示部41に表示させる(ステップ105)。表示制御部42は、ログデータの一覧の画面として、過去の試験(上記元の試験)でのログを示す第1表示画面21を表示させる。図4は、その第1表示画面21の例を示す。
ステップ104において複数のエラーログデータが検出された場合、ステップ105では、表示制御部42は、最初のエラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧(第1表示画面21)を表示部41に表示させる。
あるいは、複数のエラーログデータが検出された場合、表示制御部42は、第1表示画面21を表示させる前に、エラーログデータの選択画面を表示部41に表示させてもよい。
エラーログデータの選択画面では、検出された複数のエラーログデータが画面上に並べて表示される。操作者は、操作部43を操作することで、複数のエラーログデータの中から任意のエラーログデータを選択する。表示制御部42は、操作者の操作によって選択されたエラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧(第1表示画面21)を表示部41に表示させる。
図4を参照して、第1表示画面21は、ログヘッダ35の情報を上から下へ時系列に並べて表示するログヘッダ情報表示エリア24と、通信データ36の内容を表示する通信データ情報表示エリア25とを含む。図4では、大量に生成されるログデータ30のうちのごく一部を示している。具体的には、試験装置50から送信される1つの送信メッセージに対応する4つのログデータ30(No.101〜104)と、通信端末10から送信される1つの応答メッセージに対応する4つのログデータ30(No.105〜108)とが示されている。
ログヘッダ情報表示エリア24は、「No.」、「PHY」〜「RRC」、「Primitive」、「Channel」、「Progress Time」を含む。すなわち、これらは図2で示したログヘッダ35の情報の内容である。
「No.」は、個々のログデータ30の識別番号であり、本実施形態ではID35aがそのまま表示される。
「PHY」〜「RRC」は、どのレイヤ間でどちらの方向に流れるデータかを矢印で示す。No.101〜104のログデータ30はダウンリンクデータであり、No.105〜108のログデータ30はアップリンクデータである。
「Primitive」は、各レイヤ間の設定命令を示す。
「BTS」は、BTS番号である(疑似)基地局の番号を示す。この試験装置50は、ハンドオーバ関連の試験用に複数の基地局の機能を持つ。
「Channel」は、どの通信チャネルを用いた通信か示す。
「Progress Time」は、時刻生成部561で生成されてログに付された時刻である。
通信データ情報表示エリア25は、「Message」を含む。これは、メッセージ名またはメッセージタイプを示す。
本実施形態では、メッセージ名またはメッセージタイプは、最上位レイヤのログデータ30でのみ(図4に示す例では、No.101及び108のログデータ30のみ)表示される。しかし、これらは最上位レイヤ以外のレイヤのうち少なくとも1つで表示されてもよい。図4に示す例では、送信メッセージのメッセージ名が「SECURITY MODE COMMAND」であり、通信端末10からの応答メッセージのメッセージ名が「SECURITY MODE FAILURE」となっている。
通信データ情報表示エリア25は、この第1表示画面21の下方の2段の欄26及び27で示すように、ログデータ検出部511によって検出されたログデータ30(図4に示す例では、No.108)の通信データ36を表示するエリアを含む。その2段の欄26及び27のうち、上段は通信データ36の変換表示であり、下段のエリアはHEX表示である。
図4に示す例では、まず、ステップ104において、「SECURITY MODE FAILURE」をメッセージ名として含む、No.108のログデータ30がエラーログデータとして検出される。そして、ステップ105において、No.108のエラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧(No.101〜No.108)が第1表示画面21として表示部41に表示される。
第1表示画面21が表示部41に表示されると、次に、送信メッセージ特定部512は、エラー応答メッセージに対応する(エラーログデータに対応する)送信メッセージを特定する(ステップ106)。
図4に示す例では、送信メッセージ特定部512は、No.108のエラーログデータのメッセージ名である「SECURITY MODE FAILURE」に基づいて、ログデータ30に対して検索を実行する。検索は、エラーログデータ(No.108)よりも前のログデータ30(No.001〜No.107)において実行される。また、検索は、エラーログデータのナンバー(No.108)に近いナンバーを有するログデータ30から順番に実行される。ここでは、送信メッセージに対応するログデータ30のみに対して検索が実行されてもよい。
このような処理により、「SECURITY MODE COMMAND」の送信メッセージが特定され、「SECURITY MODE COMMAND」の送信メッセージを含むNo.101のログデータ30が特定される。
次に、再現試験処理部51は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージを通信部55から通信端末10へ送信させる(ステップ107)。これにより、試験シナリオの一部の再現試験が実行される。
この場合、再現試験処理部51は、特定された送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータ30のうち、所定のレイヤ間のログデータ30に含まれる通信データ36を、ログデータ30の宛先レイヤ35dによって示されるレイヤに出力する。
図4に示す例では、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージは、「SECURITY MODE COMMAND」である。また、この送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータ30は、No.101〜104の4つのログデータ30である。
レイヤ間における4つのログデータ30のうち、所定のレイヤ間のログデータ30が再現試験処理部51によって選択される。どのレイヤ間のログデータ30が選択されるかについては、操作者によって予め設定されていてもよいし、再現試験処理部51が動的に決定してもよい。図4の説明では、最下位レイヤである「PHY」と、最下位レイヤの1つ上位のレイヤである「MAC」との間のログデータ30(No.104のログデータ30)が選択されたとして説明する。
所定のレイヤ間のログデータ30が選択されると、再現試験処理部51は、選択されたログデータ30に含まれる通信データ36を、そのログデータ30の宛先レイヤ35dによって示されるレイヤに出力する。
例えば、図4に示す例では、No.104のログデータ30が選択され、このログデータ30に含まれる通信データ36が、最下位レイヤである「PHY」に出力される。
レイヤ処理部54は、再現試験処理部51から出力された通信データ36についてのダウンリンクのレイヤ処理を実行する。また、この場合、ログデータ生成部56は、元の試験の段階と同様にその時のレイヤ間の通信のログをログデータ30として生成し、ログデータ記憶部57はこれを記憶する。
通信部55は、レイヤ処理部54から出力されたデータを送信メッセージとして、デジタルI/F部552またはRF送受信部551を介して、通信端末10へ送信する。そして、通信端末10は、その送信メッセージに対する応答処理を実行し、試験装置50へ応答メッセージを送信する。
通信部55は、通信端末10から送信された応答メッセージを、デジタルI/F部552またはRF送受信部551を介して受信する(ステップ108)。
レイヤ処理部54は、通信部55を介して受信した応答メッセージのアップリンクのレイヤ処理を実行する。またこの場合、ログデータ生成部56は、元の試験の段階と同様にその時のレイヤ間の通信のログをログデータ30として生成し、ログデータ記憶部57はこれを記憶する。
表示制御部42は、再現試験において取得されたログデータの一覧である第2表示画面22を表示部41に表示させる(ステップ109)。図5は、その第2表示画面22の例を示す。第1表示画面21及び第2表示画面22は、並べて表示されたり、切り替えて表示されたりする。
図5に示す例において、No.505のログデータ30は、図4に示すNo.104のログデータ30に含まれる通信データ36が、再現試験処理部51から「PHY」に出力されたときに生成されたログデータ30である。また、No.502〜No.505のログデータ30は、通信端末10から応答メッセージが受信され、この応答メッセージがレイヤ処理部54の各レイヤによって処理されたときに生成されたログデータ30である。
試験者は、第2表示画面22で表示されるログデータ30を見ることにより、再現試験の結果を確認することができる。図5において、No.505のログデータ30におけるメッセージの欄では、「SECURITY MODE FAILURE」と表示されている。このことから、再現試験においてもエラーが生じたことが分かる。試験者は、この再現試験の結果を元に、異常の原因を究明する。
次に、再現試験処理部51は、ログデータ検出部511によって検出された全てのエラーログデータについての再現試験が終了したかを判定する(ステップ110)。再現試験が残っている場合(ステップ110のNO)、表示制御部42は、次のエラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧を画面上に表示させる(ステップ111)。その後、ステップ106以下の処理が繰り返される。
以上のように、本実施形態では、再現試験で送信すべき送信メッセージが自動的に特定され、自動的に特定された送信メッセージが通信端末10に送信されて試験シナリオの一部の再現試験が行われる。これにより、例えば試験シナリオのすべてを最初から実行する場合に比べ、通信試験の時間を短縮できる。また、試験シナリオの一部を実行するために、試験者が試験シナリオを修正する必要もないので、試験に必要な試験者の労力を軽減することができる。
ここで、試験シナリオを最初から再度実行しても、その再現試験の条件が、元の試験の条件と全く同一とならない場合がある。例えば、エラーレートの測定試験において、通信端末10に送信するユーザデータ(例えば、メール内容のデータ、動画データ等)の模擬データとして、PN符号のランダムデータを用いた場合、試験シナリオを実行する度に、通信データ36が変わってしまう。これに対して、本実施形態では、元の試験の通信データ36を用いるので、元の試験と再現試験とにおける通信データ36を同一とすることができる。つまり、試験条件の同一性が高められるので、再現性が向上する。
特に、ログデータ30のうち、最下位レイヤと最下位レイヤの1つ上位のレイヤとの間のログデータ30に含まれる通信データ36を、最下位レイヤに出力することで、レイヤ処理部54による処理効率を向上させ、処理時間を短縮させることができる。
本実施形態に係る試験装置50は、デジタルI/F部552でデータを送受信できるので、通信端末10のRF送受信部13が未完成でも、通信試験を行うことができる。あるいは、RF信号処理における異常要因を除去して通信試験を行うことができる。
以上の説明では、再現試験処理部51がいずれかのレイヤに対して通信データ36を出力することで、送信メッセージを通信端末10へ送信させる方法について説明した。しかし、送信メッセージを通信端末10へ送信させる方法は、他の方法が用いられてもよい。他の方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。すなわち、再現試験処理部51は、メッセージ名の情報(メッセージ処理部53が送信メッセージを生成するのに必要な情報)をメッセージ処理部53に出力する。メッセージ処理部53は、メッセージ名の情報に基づいて、送信メッセージを生成してレイヤ処理部54に出力する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る試験装置50について説明する。図6は、第2実施形態に係る試験装置50を含むシステムの構成を示すブロック図である。図7は、第2実施形態に係る試験装置50の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態以降の説明では、上記第1実施形態で示した試験装置50の機能及び動作等について、同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
図6を参照して、第2実施形態に係る試験装置50では、再現試験処理部51の構成が上述の第1実施形態と異なっている。すなわち、再現試験処理部51は、ログデータ検出部511及び送信メッセージ特定部512の他に、制御ログデータ抽出部513をさらに有する。第2実施形態に係る試験装置50の構成は、その他の点については、第1実施形態に係る試験装置50の構成と同様である。
制御ログデータ抽出部513は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するログデータ30よりも前のログデータ30から、通信端末10の制御に関連する送信メッセージに対応する制御ログデータを抽出する。再現試験処理部51は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージを通信部55から送信させる前に、制御ログデータに対応する送信メッセージを通信部55から送信させる。
制御に関連する送信メッセージ(以下、制御メッセージ)とは、例えば、「送信電力を1dB上げよ」「送信電力を1dB下げよ」「変調方式を変えよ」などの各種のメッセージである。
典型的には、制御ログデータ抽出部513は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するログデータ30よりも前のログデータ30のメッセージ名(図4参照)に対して検索を実行する。そして、制御ログデータ抽出部513は、制御メッセージのメッセージ名と一致するメッセージ名を含む制御ログデータを抽出する。抽出される制御ログデータの種類は、予め設定されていてもよいし、操作者が操作部43を操作することによって変更可能であってもよい。
図7を参照して、第2実施形態に係る試験装置50の動作について説明する。図7に示す試験装置50の動作は、ステップ207及びステップ208の動作が、図3に示す動作と異なっている。
再現試験段階において、ログデータ検出部511は、元の試験段階において取得されたログデータ30に対して検索を実行し、エラーログデータを検出する(ステップ204)。次に、表示制御部42は、検出されたエラーログデータに対応する箇所について、第1表示画面21を表示部41に表示させる(ステップ205)。そして、送信メッセージ特定部512は、元の試験段階において取得されたログデータ30に対して検索を実行し、エラー応答メッセージに対応する送信メッセージを特定する(ステップ206)。
図4に示す例では、ステップ204において、No.108のログデータ30がエラーログデータとして検出される。次に、ステップ205において、No.108のエラーログデータに対応する箇所についてのログデータの一覧(No.101〜No.108)が第1表示画面21として表示部41に表示される。
次に、ステップ206において、「SECURITY MODE COMMAND」の送信メッセージが特定され、この送信メッセージに対応するNo.101のログデータ30が特定される。
送信メッセージに対応するログデータ30が特定されると、ステップ207が実行される。ステップ207では、制御ログデータ抽出部513は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するログデータ30よりも前のログデータ30のメッセージ名に対して検索を実行する。そして、制御ログデータ抽出部513は、制御メッセージのメッセージ名と一致するメッセージ名を含む制御ログデータを抽出する。
図4に示す例では、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するNo.101のログデータ30よりも前のログデータ30である、No.001〜No.100のログデータ30に対して検索が実行される。そして、No.001〜No.100のログデータ30の中から、制御メッセージのメッセージ名と一致するメッセージ名を含む制御ログデータが抽出される。
次に、再現試験処理部51は、抽出された制御ログデータに対応する制御メッセージを、通信部55を介して、通信端末10に送信させる(ステップ208)。このとき、再現試験処理部51は、制御ログデータの時系列順に従って、対応する制御メッセージを通信端末10に送信させる。これにより、通信端末10の状態が再現される。
この場合、再現試験処理部51は、同じ制御メッセージに対応する各レイヤ間での4つの制御ログデータのうち、所定のレイヤ間の制御ログデータを選択する。そして、再現試験処理部51は、選択された制御ログデータに含まれる通信データ36を、制御ログデータの宛先レイヤ35dによって示されるレイヤに出力する。
4つの制御ログデータのうちどの制御ログデータが選択されるかについては、操作者によって予め設定されていてもよいし、再現試験処理部51が動的に決定してもよい。典型的には、最下位レイヤである「PHY」と、最下位レイヤの1つ上位のレイヤである「MAC」との間の制御ログデータが選択され、最下位レイヤである「PHY」に対して制御ログデータの通信データ36が出力される。


ステップ209以降の動作については、上述のステップ107以降の動作と同様である。
以上のように、第2実施形態では、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するログデータ30よりも前のログデータ30から、制御メッセージに対応する制御ログデータが抽出される。そして、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージが通信部55から送信されて再現箇所についての再現試験が行われる前に、制御ログデータに対応する制御メッセージが通信端末10に送信されて、通信端末10の状態が再現される。これにより、通信端末10の制御に関連しないユーザデータ等の送信メッセージの送信が省略され、通信端末10の状態の再現に必要な制御メッセージのみが通信端末10に送信される。これにより、再現試験に掛かる時間を効果的に短縮しつつ、通信端末10の状態の再現性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、通信端末10の状態を再現するときにも元の試験の通信データ36が用いられるので、試験条件の同一性を高めることができ、通信端末10の状態の再現性を向上させることができる。特に、制御ログデータに含まれる通信データ36を、最下位レイヤに出力することで、レイヤ処理部54による処理効率が向上し、処理時間を短縮させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る試験装置50について説明する。図8は、第3実施形態に係る試験装置50を含むシステムの構成を示すブロック図である。図9は、第3実施形態に係る試験装置50の動作を示すフローチャートである。
図8を参照して、第3実施形態に係る試験装置50では、再現試験処理部51の構成が上述の第1実施形態及び第2実施形態と異なっている。すなわち、再現試験処理部51は、ログデータ検出部511、送信メッセージ特定部512及び制御ログデータ抽出部513の他に、制御内容整理部514をさらに有する。
制御内容整理部514は、制御ログデータ抽出部513によって抽出された制御ログデータに対応する制御メッセージに含まれる制御内容を解析して、制御内容を整理する。再現試験処理部51は、送信メッセージ特定部512よって特定された送信メッセージを通信部55から送信させる前に、整理された制御内容を含む送信メッセージを通信部55から送信させる。
図9を参照して、第3実施形態に係る試験装置50の動作について説明する。図9に示試験装置50の動作は、ステップ308及びステップ309の動作が、図7に示す動作と異なっている。
ステップ307において、制御ログデータ抽出部513は、送信メッセージ特定部512によって特定された送信メッセージに対応するログデータ30よりも前のログデータ30のメッセージ名に対して検索を実行する。そして、制御ログデータ抽出部513は、制御メッセージのメッセージ名と一致するメッセージ名を含む制御ログデータを抽出する。
制御ログデータ抽出部513は、抽出された制御ログデータに対応する制御メッセージを制御内容整理部514に対して順次出力する。
次に、制御内容整理部514は、抽出された制御ログデータに対応する制御メッセージに含まれる制御内容を解析して、制御内容を整理する(ステップ308)。
例えば、制御ログデータ抽出部513から受信される制御メッセージについて、同じ制御内容の制御メッセージが含まれている場合、制御内容整理部514は、これらの制御メッセージの制御内容をまとめて1つにする。すなわち、元の試験段階で複数回にわたって同じ制御内容の制御メッセージが通信端末10に送信されていた場合、制御内容整理部514は、これらの制御メッセージの制御内容をまとめて1つにする。
また、例えば、制御ログデータ抽出部513から受信される制御メッセージについて、相互に関連する制御内容の制御メッセージが含まれている場合、制御内容整理部514は、これらの制御メッセージの制御内容をまとめて最小にする。すなわち、元の試験段階で、相互に関連する制御内容の制御メッセージが通信端末10に送信されていた場合、制御内容整理部514は、これらの制御メッセージの制御内容をまとめて、制御メッセージの送信回数が最小となるようにする。
例えば、「送信電力を1dB上げよ」との制御内容の制御メッセージが3回送信され、「送信電力を1dB下げよ」との制御内容の制御メッセージが2回送信されていた場合を想定する。この場合、制御内容整理部514は、制御内容を「送信電力を1dB上げよ」との内容に整理し、「送信電力を1dB上げよ」との制御内容の制御メッセージを1回送信するようにする。あるいは、「送信電力を1dB上げよ」との制御内容の制御メッセージが3回送信され、「送信電力を1dB下げよ」との制御内容の制御メッセージが1回送信されていた場合であれば、「送信電力を1dB上げよ」との制御内容の制御メッセージを2回送信するようにする。
次に、再現試験処理部51は、整理された制御内容を含む送信メッセージを通信部55から送信させる(ステップ309)。
ここで、(1)整理された制御内容が制御ログデータの制御内容と同じになる場合と、(2)整理された制御内容が制御ログデータの制御内容と同じにならない場合とがある。
(1)a 整理された制御内容が制御ログデータの制御内容と同じになる場合、再現試験処理部51は、制御ログデータに含まれる通信データ36を、何れかのレイヤに出力することで、送信メッセージを通信部55から送信させる。
(1)b あるいは、再現試験処理部51は、メッセージ処理部53が制御メッセージを生成するのに必要な情報(例えば、メッセージ名)をメッセージ処理部53に出力することで、送信メッセージを通信部55から送信させる。
(2) 一方、整理された制御内容が制御ログデータの制御内容とは異なる場合、再現試験処理部51は、メッセージ処理部53が制御メッセージを生成するのに必要な情報をメッセージ処理部53に出力することで、送信メッセージを通信部55から送信させる。
整理された制御内容が制御ログデータの制御内容とは異なる場合、制御ログデータに含まれる通信データ36が、何れかのレイヤに出力される方式は用いられない。整理された制御内容が元の試験における通信データ36の内容と異なるためである。
以上のように、第3実施形態では、制御ログデータ抽出部513によって抽出された制御ログデータに対応する制御メッセージに含まれる制御内容が解析されて、制御内容が整理される。そして、再現箇所についての再現試験が行われる前に、整理された制御内容を含む制御メッセージが通信端末10に送信されて、通信端末10の状態が再現される。これにより、通信端末10の状態を再現させるために掛かる時間を効果的に短縮することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記した例では、ログデータ検出部511によって検出されるログデータ30が、エラー応答メッセージに対応するエラーログデータである場合について説明した。しかし、ログデータ検出部511によって検出されるログデータ30は、エラーログデータに限られない。例えば、「〜COMPLETE」などの正常な応答メッセージに対応するログデータ30が検出されてもよい。
あるいは、応答メッセージに対応するログデータ30に限られず、送信メッセージに対応するログデータ30が検出されても構わない。検出されるログデータ30の種類は、予め設定されていてもよいし、操作者が操作部43を操作することによって変更可能であってもよい。
また、第3実施形態において、制御内容整理部514を動作させるか否かについて、ユーザが操作部43を介して切換可能であってもよい。
上記各実施形態に係る試験装置50を含むシステムは、通信方式としてLTE方式を用いたが、これに限られず、他の通信方式を用いてもよい。
上記実施形態に係る試験装置50の通信部55は、RF送受信部551及びデジタルI/F部552の両方を備えたが、これらのうちいずれか一方のみ備えていてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
30…ログデータ
36…通信データ
41…表示部
42…表示制御部
50…試験装置
51…再現試験処理部
52…シナリオ処理部
53…メッセージ処理部
54…レイヤ処理部
55…通信部
56…ログデータ生成部
57…ログデータ記憶部
511…ログデータ検出部
512…送信メッセージ特定部
513…制御ログデータ抽出部
514…制御内容整理部

Claims (8)

  1. 試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器(10)へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能な通信部(55)と、
    通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部(54)と、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログであって、前記レイヤ間での通信データと、前記通信データの宛先レイヤの情報と含むログデータを記憶するログデータ記憶部(57)と、
    前記ログデータから所定のログデータを検出するログデータ検出部(511)と、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定する送信メッセージ特定部(512)とを有し、前記特定された送信メッセージを前記通信部から前記移動体通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う再現試験処理部(51)とを具備し、
    前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータのうち、最下位レイヤと前記最下位レイヤの1つ上位のレイヤとの間のログデータに含まれる通信データを、当該ログデータの宛先レイヤの情報に基づき最下位レイヤに出力することで、前記特定された送信メッセージを前記通信部から送信させる
    試験装置。
  2. 請求項1に記載の試験装置であって、
    前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージに対応するログデータよりも前のログデータから、前記移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージに対応する制御ログデータを抽出する制御ログデータ抽出部(513)をさらに有し、前記制御ログデータに対応する送信メッセージを前記通信部から送信させる
    試験装置。
  3. 請求項1又は2に記載の試験装置であって、
    前記通信部は、ベースバンド信号の形式で前記送信メッセージを送信可能であり、ベースバンド信号の形式で前記応答メッセージを受信可能なデジタルインターフェースを有する
    試験装置。
  4. 請求項1乃至のうち何れか1項に記載の試験装置であって、
    前記ログデータ検出部は、前記応答メッセージに対応するログデータから、エラーに関連する応答メッセージに対応するログデータを検出する
    試験装置。
  5. 試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器(10)へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能な通信部(55)と、
    通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部(54)と、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログを、ログデータとして記憶するログデータ記憶部(57)と、
    前記ログデータから所定のログデータを検出するログデータ検出部(511)と、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定する送信メッセージ特定部(512)とを有し、前記特定された送信メッセージを前記通信部から前記移動体通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う再現試験処理部(51)とを具備し、
    前記再現試験処理部は、前記特定された送信メッセージに対応するログデータよりも前のログデータから、前記移動体通信端末機器の制御に関連する送信メッセージに対応する制御ログデータを抽出する制御ログデータ抽出部(513)と、前記制御ログデータに対応する送信メッセージに含まれる制御内容を解析して、前記制御内容を整理する制御内容整理部(514)とをさらに有し、前記整理された制御内容を含む送信メッセージを前記通信部から送信させる
    試験装置。
  6. 試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器(10)へ送信し、
    前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信し、
    通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理し、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログを、ログデータとして記憶し、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信のログであって、前記レイヤ間での通信データと、前記通信データの宛先レイヤの情報と含むログデータを記憶し、
    前記ログデータから所定のログデータを検出し、
    前記検出されたログデータに対応する送信メッセージを特定し、
    前記特定された送信メッセージに対応する各レイヤ間でのログデータのうち、最下位レイヤと前記最下位レイヤの1つ上位のレイヤとの間のログデータに含まれる通信データを、当該ログデータの宛先レイヤの情報に基づき最下位レイヤに出力することで、前記特定された送信メッセージを前記移動体通信端末機器へ送信させて、前記試験シナリオの一部の再現試験を行う
    試験方法。
  7. 試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器(10)へ送信可能であり、前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能な通信部(55)と、
    通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部(54)と、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信データのログを、ログデータとして記憶するログデータ記憶部(57)と、
    前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータから所定のログデータを検出するログデータ検出部(511)と、前記検出されたログデータに対応する送信メッセージの通信データを含むログデータを前記ログデータ記憶部に記憶されたログデータの中から特定する送信メッセージ特定部(512)とを有し、前記特定されたログデータに含まれる通信データを前記レイヤ処理部に出力して、前記レイヤ処理部から前記通信部を介して前記移動体通信端末機器へ前記対応する送信メッセージを送信させる再現試験処理部(51)と
    を具備する試験装置。
  8. 試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末機器(10)へ送信し、
    前記移動体通信端末機器から送信された、前記送信メッセージに対する応答メッセージを受信し、
    通信プロトコルに基づいて、前記送信メッセージ及び前記応答メッセージをレイヤ毎に処理し、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージ及び前記応答メッセージの通信データのログを、ログデータとして記憶し、
    前記記憶されたログデータから所定のログデータを検出し、
    前記検出されたログデータに対応する送信メッセージの通信データを含むログデータを前記記憶されたログデータの中から特定し、
    前記特定されたログデータに含まれる通信データをレイヤ処理して、前記対応する送信メッセージを前記移動体通信端末機器へ送信させる
    試験方法。
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