JP3792532B2 - 情報共有化システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データベースに蓄積された情報を共有化する情報共有化システムに関し、特に、現場などで発生した故障情報をデータベースに蓄積して共有化し、蓄積された情報に基づいて故障発生時の早期対応を行うための情報共有化システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、ノウハウなどは個人的に蓄積されていて、他の者がそのノウハウを利用するためには、情報を聞き出すなり一緒に作業をするなりしてマスターなどの方法が一般的に行われている。したがって、現場などで故障が発生した場合は、過去に経験した担当者が対応するか、経験した担当者から情報を聞き出して対応するなどしている。あるいは、日報などの申し送り書類に基づいて、過去の故障情報などを取得しながら発生した故障に対する対応を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、過去の情報を取得する前に経験した担当者がいなくなると、一般的に、その担当者が所持していたノウハウは消滅してしまう。したがって、過去の故障事例も新たな現象として対応しなければならず、結果的に、故障発生時における早期対応ができなくなってしまう。また、担当者が蓄積しているノウハウは、利用できる担当者が限られてしまったり、ノウハウを引き継いだ場合に、これまでの情報の継続性がなくなって同じ対応や類似の対応を繰り返したりして、結果的に対応を遅らせてしまうこともある。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノウハウ及び一連のプロトコルの流れ自体をデータベースに蓄積し、発生した現象をデータベースの蓄積情報と照合することによって、適宜、所望の情報を取り出して利用できるような情報共有化システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の情報共有化システムは、データベースに蓄積された情報を共有化して有効に利用する情報共有化システムであって、 情報発生のプロトコルの流れを検索キーとして、データベースの照合機能によって過去の情報との照合を行い、検索結果において、同様の情報がデータベースに存在する場合は、予め定めた対処方法に従って対処し、同様の情報がデータベースに存在しない場合は、情報を再現するシナリオを作成・解析した後に、新たな情報としてデータベースに蓄積することを特徴とする。
【0006】
すなわち、本発明の情報共有化システムによれば、先ず、現場で発生した情報(つまり、現象)のプロトコルデータを入力する。ここで、プロトコルデータはISDN(Integrated Services Digital Network)やIP(Internet Protocol)などのデータである。そして、過去に同様の現象が発生していないかどうかを照合する。このとき、現象の発生したプロトコルの一連の流れをデータベースの検索キーとする。検索結果において同様の現象がデータベースに存在している場合は予め定めた対処方法にしたがって対処を行う。一方、同様の現象が存在しない場合は、現象を再現するための再現試験用のシナリオを作成して解析した後、新たな対処方法を纏めてデータベースに登録し、新たなノウハウとして蓄積する。このようにして、現象の発生したプロトコルの検索キーと再現試験シナリオの手順と対処方法の手順とを1つの項目としてデータベースに蓄積しておくことにより、現象の再発生時に利用して早急に対処を行うことができる。
【0007】
また、本発明の情報共有化システムを高機能プロトコルテスタに適用した場合の具体的な構成は、発生した故障情報のモニタデータを入力するモニタデータ入力機能と、モニタデータ入力機能によって入力されたモニタデータを、時間や相手端末や発着呼の正常/異常などの項目によって解析し、一覧表示を行うデータベース構築機能と、モニタデータ入力機能により入力されたモニタデータ及び過去の故障情報に関するデータを格納する解析結果データベースと、シーケンスパターンや回線伝達能力や回線切断理由などを検索キーとし、今回発生した故障情報に関するモニタデータが過去の故障情報に関するデータと一致するか否かの照合を行うデータベース照合機能と、今回発生した故障情報と過去の故障情報とを容易に判別するために、データに含まれる呼状態シーケンスをビジュアル的に表示する解析機能と、過去の故障情報に関するデータを記憶する異常現象データベースと、故障情報の再現試験用や基本機能確認試験用の試験シナリオを格納する試験シナリオデータベースと、モニタデータからの情報に基づいて、再現試験用の試験シナリオを自動的に生成する試験シナリオ自動生成機能と、各データベースに構築された様々な試験シナリオを組み合わせて連続試験を実施することにより再現試験やデグレ試験を行う擬似端末機能とを備えることを特徴とする。
【0008】
すなわち、本発明の情報共有化システム、つまり高機能プロトコルテスタによれば、個人の中に蓄積されていたノウハウをデータベース化することによって、担当者が変わってもこれまでの情報を継続することができる。したがって、故障現象の再発生時に過去の事例が存在しているか否かを照合して、もし存在していれば過去の事例の経験に基づいて早急な対応を行うことができる。また、過去の事例が存在しない新規な故障モードについては、新たな資産としてデータベースに保存しておき、今後の故障現象に役立てることができる。
【0009】
また、本発明の情報共有化システム、つまり高機能プロトコルテスタは、前記データベース照合機能の照合結果において、今回発生した故障情報に関するモニタデータが、過去の故障情報に関するデータと一致しなかったとき、試験シナリオ自動生成機能が、モニタデータより再現試験用の試験シナリオを自動生成して解析結果データベースに保存し、且つ、擬似端末機能に試験シナリオを送信し、擬似端末機能に再現試験やデグレ試験を行わせることを特徴とする。すなわち、本発明の高機能プロトコルテスタによれば、新規に発生した故障モードを新たな資産としてデータベースに保存しておき、今後の故障現象に役立てることができる。
【0010】
また、本発明の高機能プロトコルテスタは、データベース構築機能とデータベース照合機能と解析機能とをパソコンにインストールして、IPA(Internet Protocol Address)解析ツールを構築することを特徴とする。さらに、本発明の高機能プロトコルテスタは、IPA解析ツールと、交換機の故障情報を抽出するIPA端末と、IPA端末からのデータを格納するデータベース及び異常現象データベース及び試験シナリオデータベースを備える共通データベースサーバとによってLANが構築され、IPA解析ツールが、遠隔地において交換機の故障情報を解析することを特徴とする。 すなわち、従来は、担当者がIPA端末の組込まれたワークステーション(WS)のある場所で故障解析を行うか、ファクシミリ(FAX)などの紙ベースによって遠隔で解析を行っていたものを、このようなIPA解析ツールを使用することによってオフィスのパソコン上で解析を行うことができる。
【0011】
また、本発明の情報共有化の方法は、データベースに蓄積された情報を共有化して有効に利用する情報共有化の方法であって、情報発生のプロトコルの流れを検索キーとして、データベースの照合機能により過去の情報との照合を行う手順と、検索結果において、同様の情報がデータベースに存在する場合は、予め定めた対処方法に従って対処する手順と、検索結果において、同様の情報がデータベースに存在しない場合は、情報を再現するシナリオを作成・解析した後に、新たな情報としてデータベースに蓄積する手順とを含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の情報共有化の方法を高機能プロトコルテスタに適用した場合の具体的な情報共有化の方法は、データベースに蓄積された故障情報を共有化して有効に利用する情報共有化の方法であって、故障情報のモニタデータがモニタデータ入力機能よりデータベース構築機能へ入力される手順と、データベース構築機能よる解析結果のデータが解析結果データベースへ記録される手順と、解析結果データベースよりデータベース照合機能へデータが入力され、異常現象データベースに記録されている過去のデータと照合される手順と、入力された故障情報のモニタデータが過去の故障情報のデータと同様の場合は、所定の対処方法に従って対処すると共に、解析結果データベースより解析機能へデータが入力されてビジュアル的に表示される手順と、入力された故障情報のモニタデータが過去の故障情報のデータと異なる場合は、試験シナリオ自動生成機能が再現試験用のシナリオを自動生成し、解析後に対策方法をまとめて解析結果データベースへ記録する手順と、作成された試験シナリオが擬似端末機能へ送信され、擬似端末機能が、試験シナリオデータベースからの情報と組み合わせて連続試験を実行し、且つ、試験結果を解析機能にビジュアル的に表示させる手順とを含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明における情報共有化の方法を実現させるためのプログラムを提供することもできる。ここで云うプログラムとは、記録媒体に格納されていて、コンピュータシステムによって読み取られ、伝送媒体あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送される情報である。また、プログラムを伝送する伝送媒体は、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明における情報共有化システムの実施の形態について説明する。以下の実施の形態では、故障情報をデータベース(以下、DBと略す)に蓄積し、故障発生時には、DBの蓄積情報に基づいて早期対応を行うことのできる情報共有化システムを実現するための『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』について説明する。
【0015】
この『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』の概要としては、先ず、現場で発生した異常現象のプロトコルデータをデータベース構築機能に入力する。尚、プロトコルデータはISDN(Integrated Services Digital Network)やIP(Internet Protocol)などのデータである。そして、DB照合機能によって、過去に同様の現象が発生していないかどうかを照合する。このとき、現象の発生したプロトコルの一連の流れをDBの検索キーとする。ここで、検索結果において同様の現象がDBに存在している場合は、予め定めた対処方法にしたがって対処を行う。一方、同様の現象が存在しない場合は、再現試験用のシナリオを作成して解析した後、新たな対処方法を纏めてDBに登録し、新たなノウハウとして蓄積する。このようにして、現象の発生したプロトコルの検索キーと再現試験シナリオの手順と対処方法の手順とを1つの項目としてDBに蓄積しておくことにより、現象の再発生時における対処を早急に行うことができる。
【0016】
先ず、『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』を実現するためのシステムの概要について説明する。『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』を実現するシステムは、プロトコルアナライザなどのモニタデータを入力として、その解析結果をDB化することにより、過去の故障データと照合する機能や、故障箇所の解析を簡単に実現するための機能や、試験シナリオと擬似端末機能とによってネットワークシステム開発時のデグレード試験を実施する機能などを有し、故障などを早急に取除くことのできるする統合型デバッグシステムである。以下、『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』を実現する本発明の情報共有化システムを、単に、『高機能プロトコルテスタ』と称することにする。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態における高機能プロトコルテスタの構成図である。この高機能プロトコルテスタは、各種機能と各種データベースとによって構成されている。すなわち、本発明の高機能プロトコルテスタは、モニタデータ入力機能1とDB構築機能2と解析結果DB3とDB照合機能4と解析機能5と異常現象DB6と試験シナリオDB7と試験シナリオ自動生成機能8と擬似端末機能9とによって構成されている。
【0018】
モニタデータ入力機能1は、IPAなどのアナライザのモニタデータをフレキシブルディスク(以下、FDと略す)などにより入力する機能である。DB構築機能2は、モニタデータ入力機能1によって入力されたモニタデータを、時間や相手端末や発着呼の正常/異常などの項目によって解析して一覧表示を行う機能を有している。解析結果DB3は、モニタデータ入力機能1により入力された全データが記録されている。DB照合機能4は、シーケンスパターンや回線伝達能力や回線切断理由などを検索キーとして、今回のデータが過去の異常現象と一致するか否かの照合を行う機能を有している。
【0019】
解析機能5は、異常箇所を簡単に判別可能にするために、データに含まれる呼状態シーケンスをビジュアル的に表示する機能を有している。異常現象DB6は、過去の異常現象データを記憶しており、DB照合機能4によって抽出されて今回のデータとの間で検索・照合を行う機能を有している。試験シナリオDB7は、再現試験や基本機能確認試験用の試験シナリオを記録している。試験シナリオ自動生成機能8は、モニタデータから再現試験用の試験シナリオを自動的に生成する機能を有している。擬似端末機能9は、各DBに構築された様々な試験シナリオを組み合わせて連続試験を実施することにより、再現試験やデグレ試験を行う機能を有している。
【0020】
また、図1に示すシステム構成図の中の一方方向矢印はデータの入力方向を示し、双方向矢印は相互にデータの参照を行う状態を示している。つまり、故障のモニタデータがモニタデータ入力機能1よりDB構築機能2へ入力されると、DB構築機能2よる解析結果のデータが解析結果DB3へ記録される。さらに、解析結果DB3よりDB照合機能4へデータが入力され、異常現象DB6に記録されている過去のデータと照合されて、同様の現象が存在する場合は所定の対処方法に従って対処する。また、解析結果DB3より解析機能5へデータが入力されてビジュアル的に表示される。一方、同様の現象が存在しない場合は、試験シナリオ自動生成機能8が再現試験用のシナリオを自動生成し、解析後に対策方法をまとめて解析結果DB3に記録してノウハウとして蓄積する。また、この試験シナリオは擬似端末機能9へ送信される。これによって、擬似端末機能9は、試験シナリオDB7からの情報と組み合わせて連続試験などを実行し、試験結果を解析機能5にビジュアル的に表示させる。
【0021】
次に、図1の高機能デバックシステムにおける各機能及び各DBについて詳細に説明する。先ず、モニタデータ入力機能1について説明する。図2は、モニタデータ入力機能で表示されるメイン画面である。すなわち、図2に示すように、高機能デバックシステムのメイン画面として、『高機能プロトコルテスタのデータベース構築機能』メニュー画面が表示され、このメイン画面の[モニタデータの入力]ボタンを押下すると、図1に示すDB構築機能2へ入力するためのモニタデータを選択するための標準のファイル選択ダイアログが開かれる。ここで、IPAやISDN PROTOCOL ANALYZERなどのプロトコルアナライザのモニタデータが、フレキシブルディスク(FD)などの記録媒体によってDB構築機能2へ入力される。
【0022】
次に、図1のDB構築機能2について説明する。図3は、DB構築機能による解析結果の画面である。すなわち、図2のメニュー画面から[モニタデータの入力]ボタンを押下して入力されたデータは、DB構築機能2により解析されて図3に示すように一覧表示される。このとき、解析結果の画面には以下のような情報が表示される。すなわち、ヘッダ部は、入力されたモニタデータの共通情報を表示する部分であり、「回線番号」には自端末(モニタした回線)の回線番号が表示され、「モニタ期間」にはモニタされた期間が表示される。
【0023】
次に、一覧表示部は、入力されたデータを1呼毎に分解して、呼毎の情報を一覧表示する部分である。尚、マウスにより1呼または複数呼を選択(反転表示)することも可能である。すなわち、「No.」には、呼の通し番号が表示され、「月/日時分」には、呼の開始日時が表示される。「相手端末」には、相手端末の回線番号が表示され、「発信/着信」には、呼の方向(発側/着側)が表示される。「正常/異常」には、呼の状態(正常呼/異常呼)が表示され、「異常原因」には、呼の状態が異常の場合に異常原因が表示される。
【0024】
尚、DB解析機能2では、「正常/異常」の判定方法と「異常原因」については、以下に述べるものについて異常呼と判断する。先ず、「不完了呼」は、レイヤ3メッセージ「呼設定」を検出した後、「応答」よりも前に「切断」、「解放」、「解放完了」を検出した場合とする。次に、「異常理由表示」は、完了呼であるが、正常切断以外の理由表示を持つ「切断」、「解放」、「解放完了」を検出した場合とする。尚、「不完了呼」、「異常理由表示」の切断メッセージの理由表示は、一覧表示部の異常原因の項目に表示される。
【0025】
次に、統計データ部は、入力データ内の全ての呼の統計データを端末毎に表示する部分である。すなわち、「No.」には端末の通し番号が表示され、「相手端末」には相手端末の番号が表示される。「発信呼数」には対応する相子端末に対する発信の呼数が表示され、「発信異常」には発信呼数の内、呼の状態が異常な呼数が表示される。「着信呼数」には対応する相手端末に対する着信の呼数が表示され、「着信異常」には着信呼数の内、呼の状態が異常な呼数が表示される。
【0026】
また、図3の解析結果の画面には、以下のような機能ボタンがある。すなわち、[データ照合]ボタンは、一覧表示部に表示されたデータをマウスにより1呼又は複数呼選択した後に、このボタンを押下することにより、選択された呼に対して異常現象DBとのDB照合の機能が実施される。以降の動作については後述するDB照合機能のところで説明する。[解析]ボタンは、一覧表示部に表示されたデータをマウスにより1呼選択した後に、このボタンを押下することにより、選択された呼に対する解析機能が実施される。以降の動作については後述する解析機能のところで説明する。[閉じる]ボタンは解析結果の画面を閉じる。尚、この時、DBに登録されていないデータは破棄される。
【0027】
また、ユーザは、図3の解析結果画面において以下のような操作を行う。先ず、今回の現象が過去に異常現象として登録済であるか否かの照合を行う。このとき、一覧表示の画面から、照合したい呼情報(1呼又は複数呼)をマウスで選択する。そして、選択された状態で画面の[データ照合]ボタンを押下することにより、図1の異常現象DB6とのDB照合の機能が実施される。以降の動作については後述するDB照合機能で説明する。次に、今回の現象の異常箇所を判別するために、図1の解析機能5を使用して、呼状態やシーケンスをビジュアル的に表示する。このとき、図3の解析結果画面における一覧表示から、照合したい呼情報(1呼又は複数呼)をマウスで選択する。そして、選択された状態で画面の[解析]ボタンを押下することにより、図1の解析機能5が実施される。以降の動作については後述する解析機能で説明する。
【0028】
次に、図1の解析結果DB3について説明する。解析結果DB3には、DB構築機能2によって登録されたデータが登録される。解析結果DB3に登録されているデータは、図2のメニュー画面から[解析結果データベース閲覧]ボタンを押下することにより閲覧することができる。図4は、解析結果DBに登録されている項目表である。つまり、解析結果DBには1つの登録データ毎に以下の項目が記録されている。
【0029】
1)「解析DB識別番号」は、解析結果DBのデータの識別番号であり、登録時に自動的に付与される。尚、識別番号の法則については後述する。
2)「連続指定」は、何個口の呼の何番目かを識別する値であり、登録時に自動的に付与される。尚、連続指定の法則については後述する。
3)「名称」はデータの名称であり、登録時にユーザが自由に設定できる。
4)「自端末番号」は自端末(モニタした回線)の電話番号である。
5)「相手端末番号」は相手端末の電話番号である。
6)「発着種別」は呼の方向(発信/着信)を示すものである。
7)「呼の状態」は呼の状態(正常/異常)を示すものである。尚、呼の状態(正常/異常)の判定方法については前述のDB構築機能2で説明済である。
【0030】
8)「開始時刻」は、呼の開始時刻(呼設定の送受信時刻)である。
9)「呼設定(伝達能力)」は、レイヤ3メッセージ「呼設定」の伝達能力である。
10)「呼設定(低位レイヤ)」は、レイヤ3メッセージ呼設定の低位レイヤ整合性である。
11)「呼設定(高位レイヤ)」は、レイヤ3メッセージ呼設定の高位レイヤ整合性である。
12)「理由表示」は、レイヤ3メッセージ「切断」「解放」「解放完了」の理由表示である。
13)「シーケンスパターン」は、あらかじめ登録されたパターンから登録時に自動的に付与されるシーケンスパターンである。尚、シーケンスパターンの詳細については後述する。
14)「呼データ」は、1呼単位で切取られたシーケンスデータである。
15)「全モニタデータ」は、全ての呼が含まれるモニタデータである。
【0031】
解析結果DB3の登録時に自動的に付与されるものについては、先ず、識別番号がある。この識別番号は、解析結果DB3に登録される呼データを識別するための番号である。識別番号の書式は以下の様に表される。
Figure 0003792532
尚、それぞれの項目と機能は以下の通りである。
▲1▼ ヘッダ:解析結果DBヘッダ(01)
▲2▼ 呼方向:発側0/着側1
▲3▼ 切断方向:端末からの切断0/網からの切断1
▲4▼ 理由表示:切断の理由表示値
▲5▼ シーケンスパターン:呼のシーケンスパターン
▲6▼ 連番:通しの連番
ここで、識別番号に「呼方向」「切断方向」等の情報を組み込むことにより、後述するDB照合時の検索を効率良く実施することができる。尚、DB照合の詳細は後述するDB照合機能で説明する。
【0032】
次に、解析結果DB3の登録時に自動的に付与される連続指定について説明する。解析結果DB3は、1呼に対して1つのデータが作成される。複数呼の連続実施により異常現象が発生する様な場合には、上記の識別番号は同じで連続指定の項目に何呼口の内の何呼目かを設定することにより1つのデータであることを認識させる。尚、連続指定の付与は登録時に自動的に行なわれる。連続指定の書式は以下の様に表される。
Figure 0003792532
尚、それぞれの項目と機能は以下の通りである。
▲1▼ 呼の連番:対応データは連続する呼群の内の何番目かを指定する。
▲2▼ 全呼数:連続する呼群の全数を示す。
【0033】
次に、シーケンスパターンについて説明する。シーケンスパターンは、様々な呼のシーケンスをパターン化して分類し、識別用の番号を割り当てたものである。例えば、自端末と網との間で「呼設定」と「解放完了」が行われたときのシーケンスについては、情報要素の内容に関係無く「001−001」のシーケンスパターンとして定義される。同様に起こり得るシーケンスパターンを事前に登録することにより、後述するDB照合機能での検索を効率良く実施することができる。また、登録されていない新規のシーケンスパターンのデータが発生した場合は、新規シーケンスパターンとして追加登録する。
【0034】
次に、図1に示すDB照合機能4について説明する。DB構築機能2による解析結果の画面(図3)で、1呼又は複数呼選択した状態で、[データ照合]ボタンを押下すると、DB照合機能4により今回のデータが過去の異常現象DB6に同様の項目を含んでいるかを自動的に照合する。DB照合の結果、異常現象DB6に同様の項目が検出された場合は、図5に示す照合結果の画面が表示される。すなわち、図5は、同様のデータが検出された場合の照合結果の画面である。また、DB照合の結果、異常現象DB6に同様の項目が無く新規データであると判断された場合は、図6に示す照合結果画面が表示される。すなわち、図6は、同様のデータが検出されず、新規のデータの場合における照合結果の画面である。
【0035】
図5、図6の照合結果の画面には以下のような情報が表示される。先ず、基本情報部はデータの基本情報を表示する部分であり、「異常現象DB識別番号」は、異常現象DB6での識別番号であり、登録時に自動的に付与される。尚、識別番号の法則については、前述の解析結果DBで説明した識別番号の法則と同じである。但し、識別番号のヘッダ部は「異常現象DBヘッダ(02)」になる。「連続指定」は、何呼口の呼の何番目かを識別する値であり、登録時に自動的に付与される。尚、連続指定の法則については、前述の解析結果DBで説明した連続指定の法則と同じである。また、「月/日時分」は呼の開始日時が表示され、「自端末」は自端末(モニタした回線)の回線番号が表示される。「相手端末」は相手端末の回線番号が表示され、「発信/着信」は呼の方向(発側/着側)が表示され、「正常/異常」は呼の状態(正常呼/異常呼)が表示される。
【0036】
次に、照合箇所部は、DB照合機能が異常現象DBのデータと照合した項目を表示する部分あり、「伝達能力」はレイヤ3メッセージ「呼設定」の伝達能力であり、「低位レイヤ」はレイヤ3メッセージ「呼設定」の低位レイヤ整合性である。「高位レイヤ」はレイヤ3メッセージ「呼設定」の高位レイヤ整合性であり、「切断理由」はレイヤ3メッセージ「切断」、「解放」、「解放完了」の理由表示であり、「シーケンスパターン」はあらかじめ登録されたパターンから登録時に自動的に付与されシーケンスパターンである。尚、シーケンスパターンについては、前述の解析結果DBのところで述べたシーケンスパターンと同じである。
【0037】
次に、試験シナリオ部は、対応する試験シナリオDBの情報を表示する部分であり、「試験グループ」は試験シナリオDBでの試験グループであって、新規登録の場合は固定グループの他にユーザが作成したグループを登録することができる。「再現試験シナリオ名」は、異常現象時における再現試験用の試験シナリオのファイル名であり、新規登録の場合は、試験シナリオ自動生成機能等により対応する試験シナリオを簡単に作成することができる。
【0038】
また、図5、図6の照合結果の画面には以下のような機能ボタンがある。すなわち、[解析]ボタンは、対象のデータに解析機能が実施される。以降の動作については後述する解析機能5のところで詳細に説明する。[シナリオ生成]ボタンは、対象の新規データに試験シナリオ自動生成機能が実施される。以降の動作については試験シナリオ自動生成機能8のところで詳細に説明する。[対処方法]ボタンは、対象のデータに異常現象DBで同様のデータが検出された場合、[対処方法]が表示される。この場合、ワープロ文書などにリンクすることができる。[登録]ボタンは、対象の新規データを異常現象DBに登録する。[削除]ボタンは、対象のデータを削除する。尚、対象データの照合結果、同様のデータが異常現象DB上に検出されている場合は、新旧どちらのデータを削除するかを選択する確認画面が表示される。
【0039】
また、照合結果の画面には以下のようなチェックボックスがある。すなわち、チェックボックス名として、「□今後同様のデータが検出された場合は自動的に新データを削除する。」とあり、正常呼などの頻度の高いパターンについては、その都度照合で検出される手間を省くために、新しいデータを自動的に削除するための機能として付加されている。
【0040】
次に、図5、図6の照合結果の画面の操作方法について説明する。先ず、DB照合の結果、異常現象DB6に同様の項目が検出された場合は、解析機能を使用して詳細な情報を確認し、同様のものならば新旧どちらかのデータを削除する。また、今回の異常現象については検出された同様のデータに対する対処方法を参照して対処を行う。さらに、[解析]ボタンを押下することにより解析機能を実施する。以降の動作は「解析機能5」で述べる。また、解析の結果、同様のもので有ることが明確になったら、[削除]ボタンを押下して新旧どちらかのデータを削除する。さらに、[対処方法]ボタンを押下して今回の現象の対処方法を閲覧し、実際に対処を実施する。
【0041】
次に、DB照合の結果、異常現象DBに同様の項目が無く、新規データであると判断された場合は、再現試験用の試験シナリオを作成後、異常現象DB6にデータを登録する。この場合、解析機能5、擬似端末機能9などにより異常原因を究明し、対処方法を異常現象DB6に書き込む。このとき、[シナリオ作成]ボタンを押下して再現試験用の試験シナリオを作成する。以降の動作は、「試験シナリオ自動生成機能8」で述べる。さらに、[登録]ボタンを押下して異常現象DB6にデータを登録する。その上で、解析機能5と擬似端末機能9を使用して異常現象の原因を究明する。以降の動作は、「解析機能5」「擬似端末機能9」で述べる。さらに、[対処方法]ボタンを押下して、対処方法を異常現象DBに登録する。尚、対処方法の書式は特別に定めていない。すなわち、市販のワープロソフトのデータを保存する領域を、DB内に提供するだけの機能になっている。
【0042】
次に、図1に示す解析機能5について説明する。解析機能5は、呼状態やシーケンスなどをビジュアル的に表示することにより、異常箇所を簡単に判別することが出来る様にするための機能である。先ず、図2のメイン画面におけるメニュー画面の[解析機能の起動]ボタン、又は図3の解析結果の画面や図5、図6の照合結果の画面の[解析]ボタンを押下することにより、解析機能が起動して初期画面を表示する。
【0043】
次に、解析機能の初期画面からファイル指定を行う。すなわち、初期画面のメニューから「ファイル」→「開く」を選択することによりファイル指定画面が表示されるので、解析対象となるプロトコルアナライザのモニタデータを指定する。尚、図3の解析結果の画面、図5、図6の照合結果の画面の[解析]ボタンから起動した場合は、自動的にファイルが指定された状態で起動される。
【0044】
次に、表示機能について説明する。シーケンス表示は、ファイル入力指定を行うとプロトコルシーケンスを画面表示する。呼状態表示は、メニューにより「表示」→「呼状態を表示する」を指定するとプロトコルシーケンスの呼状態が表示される。ログ情報表示は、メニューにより「表示」→「ログ情報を表示する」を指定することにより対応するメッセージのログ情報が表示される。信号詳細表示は、メニューより「表示」→「詳細情報を表示する」を指定することにより、選択されている信号の詳細情報が表示される。強調表示は、メニューより「表示」→「強調」を指定することによりシーケンス表示内の特定項目に対して強調指定画面が表示される。ここで強調表示メニューより所望の項目をチェックして強調表示する。
【0045】
次に、ファイルの追加指定について説明する。現在表示している回線に空きがある場合は、その回線に対して新たなシーケンスを読みこみ、合成されたシーケンスを表示することができる。合成したシーケンスを作成するためには「ファイル」→「追加」を選択する。ここでは、最大4回線分の合成シーケンスを表示することができる。
【0046】
次に、フィルタリング機能について説明する。メニューより「フィルタリング」を指定することによりシーケンス表示されている項目から特定のメッセージ情報を抽出表示する。つまり、以下のような8項目が表示される。
(1)メッセージ種別
メッセージ種別によるフィルタリングを行う時には、メッセージ種別の指定方法として全対象、メッセージ種別区分(呼設定/通信中/切断/その他)個別指定、および任意の16進コード入力指定が可能である。
(2)呼番号
呼番号によるフィルタリングを行う時には、呼番号と生成区分(端末生成/網生成/両側生成)を指定する。
(3)発番号
発番号によるフィルタリングを行う時には、発番号を指定する。番号指定時には、番号固定指定及びワイルドカードの使用が可能である。
(4)発サブアドレス
発サブアドレスによるフィルタリングを行う時には、AFIとサブアドレス情報を指定する。
(5)着番号
着番号によるフィルタリングを行う時は着番号を指定する。尚、番号指定時には番号固定指定及びワイルドカードの使用が可能である。
(6)着サブアドレス
着サブアドレスによるフィルタリングを行う時には、AFIとサブアドレス情報を指定する。
(7)理由表示
理由表示によるフィルタリングを行う時は、理由表示の値を指定する。この時に任意の値の入力が可能である。
(8)診断理由
診断理由によるフィルタリングを行う時は理由種別と値を指定する。
【0047】
尚、印刷機能としては、画面の内容を印刷する場合は、メニューにより「ファイル」→「印刷」を選択する。これにより、画面イメージで呼状態とシーケンス表示とログ情報についての全情報を出力する。また、この処理を終了する場合は、メニューにより「ファイル」→「終了」を選択すれば、選択後に画面が消去される。
【0048】
次に、図1に示す異常現象DB6について説明する。異常現象DB6には、照合機能によって登録されたデータが登録されている。この異常現象DB6に登録されているデータは、図2のメイン画面におけるメニュー画面から、[異常現象データベース関覧]ボタンを押下することにより閲覧することができる。尚、異常現象DB6には1つの登録データ毎に図7に示すような項目が記録されている。図7は異常現象DBの登録内容である。すなわち、
a)「異常現象DB識別番号」は、異常現象DBのデータの識別番号であり、登録時に自動的に付与される。尚、識別番号の法則については、前述の解析結果DB3の識別番号で述べた通りである。但し、識別番号のヘッダ部は「異常現象DBヘッダ(02)」となる。
b)「連続指定」は、何呼口の呼の何番目かを識別する値であり、登録時に自動的に付与される。尚、連続指定の法則については、解析結果DB3の連続指定で述べた通りである。
c)「名称」は、データの名称であり登録時にユーザが自由に設定することができる。
d)「自端末番号」は、自端末(モニタした回線)の電話番号である。
e)「相手端末番号」は、相手端末の電話番号である。
f)「発着種別」は、呼の方向(発信/着信)である。
g)「呼の状態」は、呼の状態(正常/異常)である。尚、呼の状態(正常/異常)の判定方法については、前述のDB構築機能2の画面説明で述べた通りである。
【0049】
h)「開始時刻」は、呼の開始時刻(呼設定の送受信時刻)である。
i)「呼設定(伝達能力)」は、レイヤ3メッセージ「呼設定」の伝達能力である。
j)「呼設定(低位レイヤ)」は、レイヤ3メッセージ呼設定の低位レイヤ整合性である。
k)「呼設定(高位レイヤ)」は、レイヤ3メッセージ呼設定の高位レイヤ整合性である。
l)「理由表示」は、レイヤ3メッセージ「切断」、「解放」、「解放完了」の理由表示である。
m)「シーケンスパターン」は、あらかじめ登録されたパターンから登録時に自動的に付与されシーケンスパターンである。尚、シーケンスパターンについては、前述の解析結果DB3のシーケンスパターンで述べた通りである。
n)「呼データ」は、1呼単位で切取られたシーケンスデータである。
o)「全モニタデータ」は、全ての呼が含まれるモニタデータである。
p)「試験グループ」は、試験シナリオDBでの試験グループである。
q)「再現試験シナリオ」は、異常現象時における再現試験用の試験シナリオのファイル名である。
r)「対処方法ファイル」は、異常現象に対する対処方法の記述されたファイルであり、市販のワープロソフトのデータを保存する領域を提供している。
s)「自動削除チェックボックスフラグ」は、正常呼などの頻度の高いパターンについて、その都度照合で検出される手間を省くために、新しいデータを自動的に省く為の機能である[自動削除チェックボックス]の状態を保存している。
尚、d)〜o)の項目に記録されるデータは解析結果DB3から引き継いでいる。また、a)〜c)とp)〜s)の項目についてのみ、異常現象DB6に登録される際に新規に作成される。
【0050】
次に、試験シナリオDB7の登録内容について説明する。試験シナリオDB7には、異常現象DB6と連携した形の再現試験用の試験シナリオ群とノードシステム開発時の基本機能確認用の試験シナリオ群が登録されている。試験シナリオDB7に登録されているデータは、メニュー画面から[試験シナリオデータベース閲覧]ボタンを押下することにより閲覧することができる。また、試験シナリオDB7には1つの登録データ毎に以下の項目が記録されている。尚、異常現象DB6との連携の場合、「再現試験シナリオ」のファイルと「連続指定」の値により「試験設定ファイル」が自動的に作成される。
▲1▼「試験グループ」は、試験シナリオDB7での試験グループであり、基本機能確認や異常現象毎に分類されている。
▲2▼「試験設定ファイル」は、擬似端末機能の連続試験用の試験項目設定ファイルであり、組み合わせる試験シナリオのファイル名や順序が記録されている。
▲3▼「試験シナリオ」は、試験シナリオのファイル名であり、試験設定ファイルに登録された分の複数の登録が可能である。
▲4▼「試験結果」は、擬似端末機能を使用して実施した試験結果ログが記録されている。
【0051】
次に、試験グループの分類について説明する。試験シナリオDB7に初めから登録済みの試験グループは下記の通りである。
▲1▼「レイヤ3コンフォーマンス」は、各呼状態においてレイヤ3メッセージを送出することにより交換機の基本動作を確認する。
▲2▼「1Call スルー」は、呼設定から解放完了までの一連の呼の流れの正常性を確認する。
▲3▼「付加サービス」は、様々な付加サービスが正常に起動する事を確認する。
▲4▼「レイヤ2コンフォーマンス」は、各状態においてレイヤ2メッセージを送出することにより交換機の基本動作を確認する。
尚、上記以外の分類に当てはまる試験シナリオについては、ユーザーが自由に試験グループとして登録することができる。
【0052】
次に、図1における試験シナリオ自動生成機能8について説明する。試験シナリオ自動生成機能8は、モニタデータから再現試験用の試験シナリオを自動的に生成する機能である。先ず、起動する場合は、図2のメイン画面を開き、メニュー画面の[試験シナリオ自動生成機能の起動]ボタンを押下するか、又は図5、図6の照合結果の画面の[シナリオ生成]ボタンを押下することにより、試験シナリオ自動生成機能8が起動して初期画面が表示される。次に、試験シナリオの自動生成については、最初にモニタデータの入力を行う。すなわち、初期画面のメニューから「ファイル」→「シナリオ生成」を選択することによりシナリオ生成のファイル指定画面が表示さるので、解析対象となるプロトコルアナライザのモニタデータを指定する。また、照合結果の画面の[シナリオ生成]ボタンから起動した場合は、自動的にファイルが指定された状態で起動される。
【0053】
次に、試験シナリオの生成については、ファイル入力指定を行なうと、試験シナリオが自動的に生成される。そして、生成された試験シナリオより試験シナリオファイルを開く。このとき、メニューから「ファイル」→「ファイルを開く」を選択することにより試験シナリオのファイル指定画面が表示されるので、試験シナリオファイル(拡張子PRD)を指定する。尚、試験シナリオの自動生成中にエラーが発生した場合は、エラーが発生した部分に情報が追加される。
【0054】
また、受信レベルの設定は、「オプション」→「各種設定」を選択すると、受信レベルの設定とタイミングコマンドの埋め込みの設定が可能となる。「受信レベル設定」では、受信照合機能のレベルを設定できる。したがって、ユーザはこの画面で受信レベルを設定することにより、自動生成される試験シナリオにおいて受信メッセージの照合のレベルを変化させることができる。尚、受信レベルと受信メッセージの照合の関係は次のようになる。
受信レベル1:照合しない(デフォルト)。
受信レベル2:メッセージ種別を照合する。
受信レベル3:TEIと呼番号以外の全ての情報を照合する。
また、タイミングコマンドの設定については、「オプション」→「各種設定」を選択すると、受信レベルの設定とタイミングコマンドの埋め込みの設定が可能となる。ここで、「タイミング条件」では、シナリオ中にタイミングコマンドを埋め込むかどうかを選択することができる。
【0055】
次に、試験シナリオファイルのエディット表示と編集について説明する。ファイルの表示については、試験シナリオ自動生成機能8では、複数の試験シナリオファイルを表示及び編集することができる。また、ファイルの編集については、表示しているウィンドウ内は自由に編集することが可能である。ここでは、「編集」→「コピー」・「切取り」・「貼付け」の機能が使用できる。ファイルの保存については、「ファイル」→「ファイルを保存」を選択すると、編集した試験シナリオファイルを保存することができる。ファイルの印刷については、「ファイル」→「印刷」を選択すると、現在選択しているウィンドウの内容をプリンタに出力することができる。シナリオの合成については、「ファイル」→「合成」を選択すると、複数のファイルからひとつのシナリオを作成することができる。
ここでは、最大4回線分の合成シーケンスを作成することが可能である。また、合成時に送信タイミングのミリ秒単位での時間調整が可能のため微妙な調整も可能になる。また、処理を終了する場合は、メニューにより「ファイル」→「終了」を選択すれば、選択後に画面が消去される。
【0056】
次に、図1における擬似端末機能9について説明する。高機能プロトコルテスタ(擬似端末機能)は、ISDN(Integrated Services Digital Network)ユーザ・網インタフェースにおいて、試験シナリオDB7に構築された様々な試験シナリオを組み合わせて擬似呼を発生させ、プロトコル試験及び複数回線からの同時試験による過負荷試験、又は障害発生時の再現試験等を行なうための制御プログラムである。以下に高機能プロトコルテスタ(擬似端末機能)の機能概要を示す。
【0057】
(1)連続試験グループ編集機能
試験シナリオ内の端末番号に実際の回線番号を割り当てたり、複数の試験シナリオや「初期化」、「タイマ」、「くり返し」などの機能を組み合わせて連続試験用のグループとして保存する機能である。
(2)試験(擬似呼発生)機能
上記の連続試験グループの設定項目に従って該当するISDN回線に擬似呼を発生させる機能である。高機能プロトコルテスタは1試験で最大4端末の擬似ができ、同時に3試験を並列実行することが可能である。
(3)試験履歴保存機能
上記の連続試験における試験結果の履歴を画面表示及びデータベースに記録する機能である。試験中に試験シナリオで指定した期待されるメッセージを受信しなかった場合や、指定した情報要素の内容と異なるメッセージを受信した場合に、試験結果にエラー時のログを保存する。
【0058】
次に、擬似端末機能9の起動について説明する。図2に示すメイン画面において、メニュー画面の[擬似端末機能の起動]ボタンを押下することにより、擬似端末機能が起動して図8に示すような高機能プロトコルテスタのメニュー画面が表示される。高機能プロトコルテスタは、ISDNボード毎に1試験で最大4回線使用する試験を実施することができる。高機能プロトコルテスタにはISDNボードが3枚装着されているので、初めにどの試験機(ボード)を使用して試験を実施するのかを選択する必要がある。したがって、試験機(ボード)の選択はメニュー画面より空き状態にあるボードを選択して行う。また、図8に示す高機能プロトコルテスタのメニュー画面のボード一覧には次のような情報が表示される。すなわち、「ボード」欄には、ボード1〜3が表示される、また、「使用状況」欄には、対応するボードの現在の使用状況が、「使用中/空き」で表示される。
【0059】
また、試験機(ボード)の選択の手順は次に用に行う。
▲1▼ボード一覧より使用したい試験機(ボード)の使用状況が[空き]であることを確認する。尚、既に他の試験で使用中の場合は[使用中]と表示されている。
▲2▼ボード選択欄で使用する試験機(ボード1〜3)を選択する。
▲3▼[試験設定]ボタンを押下するとボード選択欄で指定された試験機(ボード)の試験一覧画面が表示される。この試験一覧画面は、図2のメニュー画面で[設定]ボタンを押下すると、ボード選択欄で指定された試験機(ボード)の試験一覧画面が表示される。図9は、擬似端末機能における試験一覧画面の一例である。
【0060】
このとき、試験一覧画面の試験一覧には次のような情報が表示される。すなわち、「試験」の表示は、[新規試験]により登録された試験が表示される。「状況」の表示は、対応する試験の現在の状況(つまり、使用中/終了/項目設定/履歴表示/待機)が表示される。また、試験一覧画面には次のようなボタンがある。
[回線の設定]ボタン:回線番号などの設定を行う。
[新規試験]ボタン:新しい試験を登録する。
[試験を開く]ボタン:既に登録した試験を開く。
[設定]ボタン:試験の項目を設定する。
[開始]ボタン:試験を開始する。
[履歴表示]ボタン:試験結果を表示する。
[削除]ボタン:登録されている試験を削除する。
[終了]ボタン:試験一覧画面を終了する。
【0061】
次に、回線の設定について説明する。先ず、図9の試験一覧画面で[回線の設定]ボタンを選択すると、図10に示すような高機能プロトコルテスタにおける回線の設定画面が表示される。この回線の設定画面における回線設定の一覧には以下の情報が表示される。
「回線」には、高機能プロトコルテスタの現在選択中のISDNボードに実装されている回線等が表示される。設定可能な回線の種別を図11に示す。
「使用状況」には、対応する回線の現在の状況を表示する。例えば、xxxで使用中/空きと表示する。尚、xxxは試験名である。
「電話番号」には、対応する回線の電話番号を表示する。
【0062】
図11に示す高機能プロトコルテスタにおける回線の種別については、「回線1」、「回線2」、「回線3」、「回線4」は、それぞれ、選択中のボードの回線1、2、3、4(試験シナリオ内の@1、@2、@3、@4に対応するもの)である。また、「外部端末1」、「外部端末2」、「外部端末3」、「外部端末4」は、それぞれ、高機能プロトコルテスタ以外の外部端末1、2、3、4(試験シナリオ内の@D、@E、@F、@Gに対応するもの)であり、着番号にのみ指定可なものである。さらに、「着番号1」、「着番号2」、「着番号3」、「着番号4」は、それぞれ、着番号挿入機能使用時に試験シナリオ内の端末1、2、3、4(STA:、STB:、STC:、STD:)に記述された着番号を固定的に置きかえるための番号1、2、3、4である。
【0063】
また、図10の回線設定の画面には以下のようなボタンと入力欄がある。
[電話番号]は、一覧で選択した回線に現在設定されている電話番号を表示する。また、電話番号の入力もこの入力欄から行う。
[設定]は、電話番号の入力欄に入力した電話番号を有効にする。また、有効になった電話番号は一覧に表示される。
[着番号挿入を行なう]は、@による指定以外で、試験シナリオに電話番号が直接記述されていた場合は、シナリオに記述されていた電話番号を着番号1〜4に割り付ける機能であり、チェックボックスをチェックすると有効になる。
[OK]は、回線の設定画面で設定した項目を有効にして画面を閉じる。
[キャンセル]は、回線の設定画面で設定した項目を無効にして画面を閉じる。
[更新]は、回線の設定状況を最新の状態にする。
【0064】
次に、回線設定の手順について説明する。すなわち、以下の手順で回線に電話番号を設定する。
▲1▼回線一覧より設定したい回線の使用状況が[空き]であることを確認する。尚、既に他の試験で使用中の場合は[xxxで使用中](xxxは試験名)と表示される。また、[使用中]の回線の設定を変更することは出来ない。
▲2▼回線選択欄で電話番号を設定する回線を選択する。
▲3▼選択した回線に対応する電話番号が電話番号入力欄に表示される。
▲4▼電話番号入力欄を書き換えることにより、回線に対応した新しい電話番号を入力することができる。
▲5▼電話番号入力後[設定]ボタンを押して設定を有効にする。有効になった電話番号は一覧に表示される。
▲6▼全ての回線の電話番号設定後、[OK]ボタンを押して回線の設定画面で設定した項目を有効にして画面を閉じる。
【0065】
次に、新規試験について説明する。図9の試験一覧画面で[新規試験]ボタンを選択すると試験名入力の画面が表示される。ここで、試験名を入力して[保存]ボタンを押下すると、試験名に対応した新規の試験項目設定の画面が表示される。次に、試験を開く場合は、試験一覧画面で[試験を開く]ボタンを選択すると試験設定ファイル(*BPR)を選択するダイアログが表示される。ここで、試験設定ファイルを選択して[開く]ボタンを押下すると、試験一覧に選択した試験が表示される。
【0066】
次に、試験項目の設定について説明する。図12は、高機能プロトコルテスタにおける回線の種別試験項目設定画面である。試験一覧画面で一覧より試験を選択して[設定]ボタンを押下すると、選択した試験の試験項目設定画面が図12のように表示される。このとき、図12の試験項目設定画面には以下の情報が表示される。
[試験項目一覧]は、[試験ファイル選択]や[挿入機能選択]から追加された試験項目が表示される。また、ここに登録された項目が試験設定ファイルに書きこまれる。
[試験ファイル選択]は、指定されたディレクトリにある試験ファイル(PRD)の一覧が表示される。試験ファイルはマウスでドラッグ&ドロップもしくは選択後[追加]ボタンを押下することにより[試験項目一覧]に追加挿入することができる。
[試験ファイルの確認]は、上記の[試験項目一覧][試験ファイル選択]でマウスにより選択した試験ファイル(PRD)の内容を表示する。
[挿入機能選択]は、試験中によく使用する[初期化]、[タイマ]、[くり返し]の機能が登録されている。挿入機能はマウスでドラッグ&ドロップもしくは各ボタンを押下することにより[試験項目一覧]に追加挿入することができる。
[使用回線]は、端末1〜4と外部端末1〜4に対する電話番号が表示される。電話番号は事前に回線設定画面登録しておく必要がある。
【0067】
また、図12の試験項目設定画面には以下のボタンがある。
[↑][↓]は、選択された試験項目一覧の試験ファイル又は挿入機能選択を上下に移動する。
[削除]は、選択された試験ファイル又は挿入機能選択を試験項目一覧から削除する。
[参照]は、試験ファイルの保存されているディレクトリを選択するためのリストビューを表示する。ここで選択されたディレクトリは左にあるディレクトリ欄に表示される。
[追加]は、選択された試験ファイルを試験項目一覧に追加挿入する。尚、マウスによるドラッグ&ドロップでの追加挿入も可能である。
[初期化]は、ISDNボードを初期化する機能を有する。したがって、ボタンの押下で試験項目一覧に追加挿入する。尚、マウスによるドラッグ&ドロップでの追加挿入も可能である。
[タイマ]は、試験と試験の間に待ち時間を設けるタイマ機能である。ボタンの押下で試験項目一覧に追加挿入する。尚、マウスによるドラッグ&ドロップでの追加挿入も可能である。
[くり返し]は、処理を試験項目一覧の先頭に戻す機能である。したがって、ボタンの押下で試験項目一覧に追加挿入する。尚、マウスによるドラッグ&ドロップでの追加挿入も可能である。
[設定]は、試験項目設定画面で設定した項目を有効にして画面を閉じる。
[キャンセル]は、試験項目設定画面で設定した項目を無効にして画面を閉じる。
【0068】
また、図12の試験項目設定画面の[設定]メニューには以下の項目がある。
[タイマー値設定]は、システムで使用する各種タイマ値を設定する。
[試験オプション]−[試験毎にID要求をする]は、チェックをすると試験毎にTEI割り当てを行う。チェックが無い場合は、試験項目設定で登録された1番目の試験を実施時に1回のみTEI割り当てを行なう。尚、デフォルトはチェック無しである。
[試験オプション]−[正常な履歴を保存する]は、チェックをすると正常終了した試験の履歴も保存する。チェックが無い場合は、異常終了した試験の履歴のみを保存する。尚、デフォルトはチェック無しである。
[閉じる]は、試験項目設定画面で設定した項目を無効にして画面を閉じる。
【0069】
また、[設定]メニューで[タイマー値設定]を選択すると、タイマー設定画面に以下に示す項目が表示される。
[網クリアタイマ]は、試験異常時に次の試験シナリオを実行するまでの待機時間を設定する。
[MSG受信タイマ]は、網からのメッセージの受信タイムアウト時間を設定する。
[シナリオ間タイマ]は、試験シナリオと試験シナリオの間に自動的に待ち時間を挿入する。
【0070】
次に、試験項目設定の手順について説明する。試験項目を設定する手順は以下の通りである。
▲1▼[使用回線選択]の端末1〜4と外部1〜4に回線設定画面で登録した電話番号が表示されていることを確認する。
▲2▼[試験ファイル選択]の[参照]ボタンを押下して試験ファイルの保存されているディレクトリに移動して、配下の試験ファイル(PRD)を一覧表示する。
▲3▼一覧表示された試験ファイルをマウスにより選択すると、[試験ファイルの確認]の表示欄に試験ファイル(PRD)の内容が表示される。
▲4▼「挿入機能選択」には、試験中によく使用する[初期化]、[タイマ]、[くり返し]の機能が登録されている。
▲5▼試験ファイルと挿入機能は、マウスでドラッグ&ドロップもしくは選択後[追加]ボタンを押下することにより[試験項目一覧]に追加挿入することができる。試験項目一覧に登録された試験は試験設定ファイル(BPR)として管理される。
▲6▼必要な試験項目設定後、[設定]ボタンを押下し、設定した項目を有効にして試験項目設定画面を閉じる。
【0071】
次に、試験開始の手順を説明する。
(1)試験一覧画面で全ての試験の状況が[待機]であることを確認する。既に他の試験が実行されている場合、該当する試験の状況は[実行中]と表示される。この時に待機中の試験を選択して[開始]ボタンを押下するとエラーが表示される。
(2)試験一覧画面で実施したい試験を一覧より選択して[開始]ボタンを押下すると試験開始の確認画面が表示される。ここで、[OK]ボタンを押下すると、試験に対応した試験履歴の画面が表示される。また、試験項目一覧の該当する試験の状況は[実行中]と表示される。以降は次述べる履歴表示の説明に従って試験結果の確認を行う。
【0072】
次に、履歴表示について説明する。図9の試験一覧画面で一覧より試験を選択して[開始]もしくは[履歴表示]ボタンを押下すると、選択した試験に対応した試験履歴の画面が表示される。このとき、試験履歴の画面には、モニタ画面、ビューア画面共通で以下の情報が表示される。尚、試験履歴の画面の図面については省略する。
[モニタ]タブは、試験履歴(モニタ)の画面に切り替えを行う。
[ビューア]タブは、試験履歴(ビューア)の画面に切り替えを行う。尚、[履歴表示]ボタンを押下して試験履歴の画面を表示した場合は、試験履歴画面の左上には[ビューア]のタブのみが表示され、[モニタ]に切り替えることはできない。
【0073】
[試験項目一覧] は、試験項目設定で設定された試験ファイル(PRD)や挿入機能が一覧表示される。試験が[実行中]の場合は、現在試験中の項目が反転表示される。
[試験結果]は、[試験項目一覧]に従って実行した試験の試験結果の履歴が試験ファイル毎に表示される。試験ファイル名の右側の4桁の数字は、この試験が何週目かを示すカウンタになっている。例えば次のようになっている。
Figure 0003792532
尚、この欄に表示される試験結果ファイル(TRD形式)は、試験毎に作成されるフォルダに保存される。また、試験結果ファイルは、試験項目設定画面の[試験オプション]メニューで設定された値によって「全ての試験履歴を保存する」か、「異常終了の場合のみ保存する」かを選択することができる。
【0074】
また、試験履歴画面には、モニタ画面およびビューア画面共通で以下のようなメニューがある。
[外部ビューア]は、試験結果ファイルの解析を行う外部プログラムを設定する。メニューを選択すると外部ビューア設定画面が表示される。試験履歴画面(ビューア)の[試験結果]に表示された試験結果ファイル名をダブルクリックすると、設定したプログラムが起動される。
[閉じる]は、試験履歴の画面を閉じる。試験が[実行中]の場合は試験履歴の画面を閉じることはできない。[終了]ボタンで試験を終了する必要がある。
【0075】
次に、試験履歴(モニタ)の画面(図面は省略)について説明する。試験が[実行中]の試験履歴画面で[モニタ]タブを選択すると、試験履歴(モニタ)の画面が表示される。この試験履歴(モニタ)の画面には以下の項目が表示される。
[モニタ表示領域]は、現在実行中の試験の試験結果(TRD)がリアルタイムで表示される。モニタは[表示モード」のボタンによって[詳細]と[簡易]の表示を選択することができる。
[レイヤーモード表示]は、現在実行中の試験のレイヤーモードが表示される。
【0076】
また、試験履歴画面(モニタ)には以下のボタンがある。
[一時停止]は、現在実行中の試験ファイルの試験が終了した時点で試験を一時停止する。一時停止した試験は[再開]ボタンを押下することにより次の試験ファイルより再開することができる。
[再開]は、[一時停止]ボタンによって一時停止された試験を再開する。再開は一時停止時に最後に実施した試験の次の試験から行う。
[リピート中止]は、試験ファイル内の試験シナリオに記述された[くり返し]の効果を一時的に無効にする。くり返し処理中にこのボタンを押下すると現在の試験ファイルの試験終了後、次の試験項目に移行する。
[終了]は、現在実行中の試験ファイルの試験が終了した時点で全ての試験を終了する。
表示モード[詳細]は、[モニタ表示領域]に表示される試験結果の表示モードを詳細表示に切り替える。
表示モード[簡易]は、[モニタ表示領域]に表示される試験結果の表示モードを簡易表示に切り替える。
[閉じる]は、試験履歴の画面を閉じる。尚、試験が[実行中]の場合は試験履歴の画面を閉じることはできない。[終了]ボタンで試験を終了する。
【0077】
次に、試験履歴(ビューア)の画面(図面は省略)について説明する。図9の試験一覧画面で一覧より試験を選択して[履歴表示]ボタンを押下する、もしくは試験が[実行中]の試験履歴画面で[ビューア]タブを選択すると、試験履歴(ビューア)の画面が表示される。この試験履歴画面(ビューア)には以下の情報が表示される。
[ビューア表示領域]は、マウスにより選択した[試験ファイル選択]の試験ファイル(PRD)及び[試験結果]試験結果ファイル(TRD)の内容を表示する。試験結果ファイルは、試験項目設定画面の[試験オプション]メニューで保存すると、設定された結果についてのみ表示される。
また、試験履歴画面(ビューア)には以下のボタンがあります。
[更新]は、試験結果を最新の状態に更新する。
[閉じる]は、試験履歴の画面を閉じる。
【0078】
次に試験削除について説明する。試験削除の手順は以下の通りである。▲1▼試験一覧画面で削除したい試験の状況が[待機]であることを確認する。既に他の試験が実行されている場合、該当する試験の状況は[実行中]と表示される。[実行中]の試験は削除できない。
▲2▼試験一覧画面で削除したい試験を一覧より選択して[削除]ボタンを押下すると確認画面が表示される。[OK]ボタンを押下すると、選択した試験は一覧より削除される。実際には完全に削除された訳ではなく、試験フォルダとデータは残っているので、[試験を開く]ボタンで再度登録することができる。
【0079】
次に、試験一覧画面の終了の手順について説明する。以下に試験一覧画面の終了の手順を示す。
▲1▼試験一覧画面で全ての試験の状況が[待機]であることを確認する。既に他の試験が実行されている場合、該当する試験の状況は[実行中]と表示される。[実行中]の試験がある場合、[終了]ボタンを押下するとエラー表示される。
▲2▼試験一覧画面で[終了]ボタンを押下すると試験一覧画面を終了して高機能プロトコルテスタメニュー画面に処理を戻す。
【0080】
次に、高機能プロトコルテスタの終了について説明する。以下に高機能プロトコルテスタの終了の手順を示す。
▲1▼メニュー画面のボード一覧で全ての試験機(ボード)の使用状況が[空き]であることを確認する。試験が実行されている場合は、該当するボードの状況は[使用中]と表示される。[使用中]の試験がある場合は、[終了]ボタンを押下するとエラー表示される。
▲2▼メニュー画面で[終了]ボタンを押下するとメニュー画面を閉じて、高機能プロトコルテスタを終了する。
【0081】
次に試験終了について説明する。実行中の試験は以下の状態になったときに全て終了する。すなわち、正常終了は次の何れかの場合である。
▲1▼設定されていた試験項目が全て終了した時。
▲2▼挿入機能[くり返し]が設定されている試験において試験履歴(モニタ)の画面でユーザが[リピート中止]ボタンを押下した後、[くり返し]を除く試験項目が全て終了した時。
▲3▼試験履歴(モニタ)の画面でユーザが[終了]ボタンを押下した後、現在実行中の試験が終了した時。
【0082】
次に、試験結果NGの条件について説明する。以下に高機能プロトコルテスタの試験結果NGの条件を示す。
▲1▼受信メッセージタイムアウト
このNGは高機能プロトコルテスタが試験シナリオで受信を期待したメッセージを受信できない場合に発生する。但し受信しないことのみを検出するものでメッセージの内容は問わない。例えば、「呼設定」を送信後、試験シナリオでは「呼設定受付」を受信することを期待しているが実際は受信しない場合などである。
▲2▼受信メッセージ照合エラー
このNGは、高機能プロトコルテスタが実際に網から受信したメッセージのデータ内容と試験シナリオで受信を期待したメッセージのデータ内容の照合結果が不一致の場合に発生する。例えば、「呼設定」を送信後、試験シナリオでは「呼設定受付」を受信することを期待しているが実際は「応答」を受信した場合などである。
【0083】
次に、この本発明の高機能プロトコルテスタにおけるシステムの動作環境について説明する。本システムを構成する構成品はハードウェアとソフトウェアからなり、先ず、ハードウェアの構成品について説明する。ハードウェアは、パソコンとディスプレイと高機能プロトコルテスタ用ISDNボードとからなる。パソコンは、高機能プロトコルテスタのISDNボードと制御用のソフトウェアをインストールしたものである。ISA(Industrial Standard Architecture)バスを3スロット搭載した市販のAT互換機を高機能プロトコルテスタ専用に使用する。
【0084】
高機能プロトコルテスタ用ISDNボードは、高機能プロトコルテスタにおいてISDNの呼制御を行なうボードである。側面にあるISAバス用コネクタをパソコンのISAバスに装着して使用する。正面のISDN基本インタフェースコネクタにISDN網からのISDN基本インタフェースケーブルを接続することにより網に対して擬似端末として使用できるようになる。また、ボードは4回線接続できるようになっている。高機能プロトコルテスタはISDNボードを3枚装着することが可能なので、最大12個の擬似端末を使用した呼制御の試験を実施することができる。
【0085】
次にソフトウェアについて説明する。高機能プロトコルテスタシステムのインストールディスク(CD−ROM)の内容は次のようになっている。
▲1▼高機能プロトコルテスタ(データベース構築機能)プログラム
・システム統合メニュー
・ 3つのデータベース(解析結果DB、異常現象DB、試験シナリオDB)
・DB構築機能:モニタデータを解析し一覧表示する。
・DB閲覧機能:3つのデータベースにアクセスする。
・DB照合機能:過去の異常現象データと照合する。
▲2▼高機能プロトコルテスタ(擬似端末機能)プログラム
・試験シナリオによる擬似呼発生機能
・試験シナリオ選択機能
・シーケンス異常、メッセージ異常の検出機能
・1試験4回線で最大3試験同時実行機能
▲3▼自動解析機能プログラム
・既存のプロトコルアナライザのモニタデータの自動解析機能
・シーケンス、呼状態の表示機能
▲4▼自動生成機能プログラム
・既存のプロトコルアナライザのモニタデータから試験シナリオを自動作成する機能
▲5▼試験シナリオ作成・編集プログラム
・ 試験シナリオを新規に作成したり、既にある試験シナリオを修正する機能
尚、付属品としては、本システムの操作方法が記載されている操作説明書と、試験シナリオDBに予め登録された試験シナリオについての説明書を含む試験シナリオDB対応の試験票などである。
【0086】
次に、本システムの動作環境の一例について述べる。高機能プロトコルテスタ本体の動作環境としては、機種はAT互換機、CPUはIntel(登録商標)PentiumII(登録商標)相当以上、メモリは128MB、HDDはOSを除く空き領域が20MB、OSはMicrosoft(登録商標)Windows(登録商標) 95/98、画面サイズは800×600以上、その他についてはISA対応の拡張カードスロット×3、などである。また、ISDN回線としては、高機能プロトコルテスタのISDNボードは、1枚のボードでISDN基本回線を4回線収容することができる。さらに、高機能プロトコルテスタ接続回線の条件としては、回線インタフェースはISDN基本回線、レイヤ1は呼毎起動及び常時起動、レイヤ2はP−P、P−MP、但し、使用する試験シナリオの種別による。レイヤ3は付加サービス対応可能でシナリオに従った動作のみである。
【0087】
次に、本発明における高機能プロトコルテスタを用いたシステムの利用イメージについて説明する。図13は、故障箇所の解析補助機能としての高機能プロトコルテスタの利用イメージ図である。例えば、全国113センタにおいて交換機11がIPA端末12に接続されている。今、あるセンターにおいて交換機11に異常現象が発生すると、IPA端末12が故障のモニタデータを取得する。そして、IPA端末12より解析部門の高機能プロトコルテスタ13へデータ送信が行われる。すると、高機能プロトコルテスタ13は、受け取ったモニタデータから過去の異常現象との照合を行う。そして、高機能プロトコルテスタ13は、試験シナリオ自動生成機能と擬似端末機能によって再現試験を行い、解析機能によって異常箇所を特定する。さらに、この異常データを資産として異常現象データベースに登録する。これによって、次回以降の異常現象の照合資料とすることができる。
【0088】
図14は、ノードシステム開発時の試験端末としての高機能プロトコルテスタの利用イメージ図である。この利用例の場合は、開発部門が管理する高機能プロトコルテスタ23が、試験シナリオDBと擬似端末機能とによって、交換機21に対する基本機能とデグレード試験を実施する。尚、異常現象発生時の処理方法は図13の場合と同じである。
【0089】
さらに、本発明における高機能プロトコルテスタを用いてシステムのネットワーク機能を強化することにより、解析補助機能を切り出してIPA解析ツールとして使用することもできる。図15は、本発明における高機能プロトコルテスタよりIPA解析ツールを切り出したシステムの応用例である。全国113センタにおいて交換機31がIPA端末32に接続されている。また、IPA端末32から共通データベースサーバ33とIPA解析ツール34がLANによって接続されている。共通データベースサーバ33は、異常現象のIPAデータのDBと異常現象DBと試験シナリオDBとを備えている。また、IPA解析ツール34は既存のパソコンによって構成されている。
【0090】
先ず、高機能プロトコルテスタの中から、DB構築機能とDB照合機能と解析機能のみを取り出して、パッケージソフトとして全国のIPAデータの解析担当者に配布する。そして、各担当者は、受け取ったパッケージソフトを通常使用しているパソコンにインストールする。尚、擬似端末機能を含まないためにボードなどが不用であるので、普通のノートパソコンでの利用も可能である。
【0091】
このように構築したシステムにおいて、あるセンターにおいて交換機31に異常現象が発生すると、IPA端末32が異常発生時に故障のモニタデータを取得する。そして、IPA端末32より、故障時のIPAデータを共通データベースサーバ33とIPA解析ツール34とに送信する。さらに、IPA解析ツール34は、DB照合機能によって共通データベースサーバ33とIPAデータの照合を行う。これによって、従来は、担当者がIPA端末の組込まれたWSのある場所で故障解析を行うか、FAXなどの紙ベースによって遠隔で解析を行っていたものを、IPA解析ツール34を使用することによってオフィスのパソコン上で解析を行うことができる。
【0092】
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。すなわち、上記の利用例においては、交換機で異常現象が発生した場合の利用形態について述べたが、これに限ることはなく、例えば、金融機関の端末機や行政機関の端末機などおいても利用することができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の情報共有化システム、すなわち、高機能プロトコルテスタによれば、個人の中に蓄積されていたノウハウをデータベース化することによって、担当者が変わってもこれまでの情報を継続することができる。したがって、故障現象の再発生時に過去の事例が存在しているか否かを照合して、もし存在していれば過去の事例の経験に基づいて早急な対応を行うことができる。また、過去の事例が存在しない新規な故障モードについては、新たな資産としてデータベースに保存しておき、今後の故障現象に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における高機能プロトコルテスタの構成図である。
【図2】 モニタデータ入力機能で表示されるメイン画面である。
【図3】 DB構築機能による解析結果の画面である。
【図4】 解析結果DBに登録されている登録内容である。
【図5】 同様のデータが検出された場合の照合結果の画面である。
【図6】 同様のデータが検出されず、新規データの場合における照合結果の画面である。
【図7】 異常現象DBに登録されている登録内容である。
【図8】 高機能プロトコルテスタのメニュー画面である。
【図9】 高機能プロトコルテスタの試験一覧画面である。
【図10】 高機能プロトコルテスタにおける回線の設定画面である。
【図11】 高機能プロトコルテスタにおける回線の種別を示す図表である。
【図12】 高機能プロトコルテスタにおける回線の種別試験項目設定画面である。
【図13】 故障箇所の解析補助機能としての高機能プロトコルテスタの利用イメージ図である。
【図14】 ノードシステム開発時の試験端末としての高機能プロトコルテスタの利用イメージ図である。
【図15】 高機能プロトコルテスタよりIPA解析ツールを切り出したシステムの応用例である。
【符号の説明】
1 モニタデータ入力機能
2 DB構築機能
3 解析結果DB
4 DB照合機能
5 解析機能
6 異常現象DB
7 試験シナリオDB
8 試験シナリオ自動生成機能
9 擬似端末機能
11、21、31 交換機
12、32 IPA端末
13、23 高機能プロトコルテスタ
33 共通データベースサーバ
34 IPA解析ツール

Claims (3)

  1. 発生した故障情報のモニタデータを入力するモニタデータ入力機能と、
    前記モニタデータ入力機能によって入力されたモニタデータを、時間相手端末発着呼の正常/異常との項目のうち少なくともいずれか1つの項目によって解析し、一覧表示を行うデータベース構築機能と、
    前記モニタデータ入力機能により入力されたモニタデータ及び過去の故障情報に関するデータを格納する解析結果データベースと、
    シーケンスパターン回線伝達能力回線切断理由とのうち少なくともいずれか1つを検索キーとし、今回発生した故障情報に関するモニタデータが過去の故障情報に関するデータと一致するか否かの照合を行うデータベース照合機能と、
    今回発生した故障情報と過去の故障情報とを容易に判別するために、データに含まれる呼状態シーケンスをビジュアル的に表示する解析機能と、
    過去の故障情報に関するデータを記憶する異常現象データベースと、
    故障情報の再現試験用や基本機能確認試験用の試験シナリオを格納する試験シナリオデータベースと、
    前記モニタデータからの情報に基づいて、再現試験用の試験シナリオを自動的に生成する試験シナリオ自動生成機能と、
    前記各データベースに構築された様々な試験シナリオを組み合わせて連続試験を実施することにより再現試験又はデグレ試験を行う擬似端末機能と
    を備え、
    前記データベース照合機能の照合結果において、今回発生した故障情報に関するモニタデータが、過去の故障情報に関するデータと一致しなかったとき、
    前記試験シナリオ自動生成機能が、
    前記モニタデータより再現試験用の試験シナリオを自動生成して前記解析結果データベースに保存し、且つ、前記擬似端末機能に前記試験シナリオを送信し、該擬似端末機能に再現試験又はデグレ試験を行わせることを特徴とする情報共有化システム。
  2. 前記データベース構築機能とデータベース照合機能と解析機能とをパソコンにインストールして、IPA解析ツールを構築することを特徴とする請求項に記載の情報共有化システム。
  3. 前記IPA解析ツールと、交換機の故障情報を抽出するIPA端末と、前記IPA端末からのデータを格納するデータベース及び前記異常現象データベース及び前記試験シナリオデータベースを備える共通データベースサーバとによってLANが構築され、前記IPA解析ツールが、遠隔地において前記交換機の故障情報を解析することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報共有化システム。
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