JP3395163B2 - 通信ソフトウェアの自動検証装置及び方法 - Google Patents

通信ソフトウェアの自動検証装置及び方法

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JP3395163B2
JP3395163B2 JP35628897A JP35628897A JP3395163B2 JP 3395163 B2 JP3395163 B2 JP 3395163B2 JP 35628897 A JP35628897 A JP 35628897A JP 35628897 A JP35628897 A JP 35628897A JP 3395163 B2 JP3395163 B2 JP 3395163B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/50Testing arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,通信ソフトウェア
の自動検証装置及び方法にかかり,特に,回帰テストを
自動実行する通信ソフトウェアの自動検証装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図26に,従来採用されている一般的な
通信システム200の構成を示す。図示のように,通信
システム200は,中央処理装置210と,端末接続装
置220と,通信ソフトウェア230とから主に構成さ
れている。各端末接続装置220は,対応する通信端末
240との間でやりとりされる電気信号を変換して,中
央処理装置210に伝え,中央処理装置210は,通信
ソフトウェア230に応じて,各通信端末240を制御
するように構成されている。なお,端末接続装置220
は,1台の中央処理装置210に対して複数台接続され
ている。また,端末接続装置220の数は,接続される
通信端末240の種類または数に応じて決定される。
【0003】ところで,一般に,通信システムの開発工
程では,まったく新規の通信システムを開発する場合よ
り,既存の通信システムに対して機能追加などの変更を
行う場合のほうが多くみられる。かかる機能変更を主と
した開発工程では,既存の通信ソフトウェアを流用し,
確認済みのテスト項目を再度確認するテストが全体の作
業の中で高い割合を占めている。例えば,図26に示す
通信システム200において,テスト手順Aで各通信端
末240を操作するテストAが既に終了しているとす
る。その後,通信ソフトウェア230に改良が加えられ
た場合には,改良前の通信システム200に対しては既
に確認済みのテスト手順Aで,改良後の通信システム2
00が正しく動作するか否かを再確認する必要がある。
そのため,同一のテスト手順Aで各通信端末240を再
び操作し,通信システム200の動作の再確認を行って
いる。なお,このように一度行ったテストの再確認を行
う作業は,一般に「回帰テスト」と呼ばれている。従っ
て,通信システムの開発効率を上げるためには,回帰テ
ストをいかに効率的に行うかが,重要なポイントとな
る。
【0004】このように,通信ハードウェアを含めた通
信システムの開発効率を上げることを考えた場合に,ま
ず,テスト環境に通信ハードウェアが存在しないと通信
ソフトウェアのテストができないという問題や,さらに
ハードウェアのそばでしかテストができないという問題
がある。これらの問題を回避するために,通信ハードウ
ェアがなくても,テスト対象である通信ソフトウェアを
テストできたり,あるいは,ネットワークを介すること
で遠隔地からでも必要なテストができるようなテスト環
境を整備することが必要不可欠である。
【0005】さらに,通信システムに対して改良が行わ
れるたびに,以前に行ったテストのために同一の端末操
作作業を再度繰り返すのでは,その操作作業が非効率的
であるという問題が生じる。かかる問題の解決手段とし
ては,端末操作作業手順を人手によらず自動で繰り返す
ことが考えられる。かかる回帰テストの自動実行(いわ
ゆるクロステスト)については,本願発明者らは,すで
に,「通信システムのクロス環境におけるテスト支援/
鈴木友泰他/情報処理学会第51回全国大会/2N‐5
/1995」において開示している。かかる文献におい
ては,仮想端末のビジュアルユーザインタフェース機能
と,仮想端末の操作履歴の蓄積と再実行の機能を有する
クロステスト環境が開示されている。かかるクロステス
ト環境においては,オペレータが仮想端末を操作するこ
とにより,蓄積された操作履歴に従ったテスト手順を自
動実行することが可能なので,回帰テストの作業の自動
化を達成でき,その作業効率を大幅にアップすることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のクロステスト環境による回帰テストにおいては,単
に操作履歴として蓄積された仮想端末の操作作業手順を
自動的に反復するだけなので,その操作手続の実行がテ
ストとして正しく行われたかどうかについては検証でき
ないという問題があった。すなわち,端末操作の作業効
率を上げるためには,端末操作の作業手順をコンピュー
タ上で自動実行する方法だけではなく,その自動実行し
たテスト結果の検証も自動で行うことが必要であるが,
従来の回帰テストでは,かかるテスト結果の自動検証機
能については支援されていなかった。
【0007】本発明は,従来の通信ソフトウェアに対す
る回帰テストが有する上記問題点に鑑みてなされたもの
であり,回帰テストのために端末の操作作業をいちいち
人手で行う必要がなく,さらに端末の操作作業のテスト
結果の検証も自動的に実行可能にすることにより,回帰
テストの作業効率の大幅なアップを図ることが可能な,
新規かつ改良された通信ソフトウェアの通信検証装置及
び方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の観点によれば,回帰テストを自動実
行する通信ソフトウェアの自動検証装置が提供される。
そして,この通信ソフトウェアの自動検証装置は,請求
項1に記載のように,端末接続装置の擬似を行う仮想通
信端末管理部と,通信端末の擬似を行う仮想通信端末
と,凝似した通信端末の端末操作作業をシナリオとして
記録するシナリオ記録部と,記録された前記端末操作作
業を自動実行するシナリオ実行部と,記録された前記端
末操作作業を自動実行したとき,その自動実行結果が正
しいか否かを自動的に検証するシナリオ検証部と,から
り,前記シナリオは,シナリオ管理部により,少なく
とも送信端末名と受信端末名とメッセージ名とから成る
メッセージとして管理されることを特徴としている。
【0009】前記メッセージは,シナリオ検証時には,
請求項に記載のように,さらにグループ名と時刻とを
含む検証用メッセージとして管理されることが好まし
い。
【0010】また,前記シナリオ記録部は,請求項
記載のように,メッセージリストとグループリストから
構成され,前記メッセージリストは,複数の前記検証用
メッセージを時系列的に管理するものであり,前記グル
ープリストは,グループ名を管理するグループリスト要
素を管理し,さらに前記グループリスト要素は,メッセ
ージ名を管理する所属メッセージ要素を時系列的に管理
するように構成することができる。
【0011】また,前記シナリオ検証部は,請求項
記載のように,通信端末名を通信端末リスト要素として
管理する通信端末別リストを備え,前記通信端末リスト
要素は,前記検証用メッセージを時系列的に管理するよ
うに構成することができる。
【0012】また,前記シナリオ実行部は,請求項
記載のように,メッセージグループの1行分を格納可能
な行作業バッファと,メッセージグループの1文字列を
格納可能な文字列作業バッファとして構成することがで
きる。
【0013】さらに上記課題を解決するために,本発明
の第2の観点によれば,回帰テストを自動実行する通信
ソフトウェアの自動検証方法が提供される。そして,こ
の通信ソフトウェアの自動検証方法は,請求項に記載
のように,端末接続装置の擬似を行う工程と,通信端末
の擬似を行う工程と,凝似した通信端末の端末操作作業
をシナリオとして記録する記録工程と,記録された端末
操作作業を自動実行する自動実行工程と,記録された端
末操作作業を自動実行したとき,その自動実行結果が正
しいか否かを自動的に検証する自動検証工程とから成
り,前記シナリオは,少なくとも送信端末名と受信端末
名とメッセージ名とから成るメッセージとして管理され
ことを特徴としている。
【0014】前記メッセージは,請求項7に記載のよう
に,さらにグループ名と時刻とを含む検証用メッセージ
として管理されることが好ましい。
【0015】そして,前記記録工程は,請求項に記載
のように,前記シナリオのメッセージグループを管理す
るグループデータ準備工程と,シナリオファイルにシナ
リオを記録するシナリオ記録工程とから成ることが好ま
しい。
【0016】また,前記自動実行工程と前記自動検証工
程は,請求項に記載のように,検証用メッセージを端
末別にグループ分けする検証準備工程と,メッセージグ
ループごとに検証用メッセージが時系列的に正しい順序
で送受信されたか否かを判断するメッセージ検証工程と
から成ることが好ましい。
【0017】かかる構成によれば,一度行った端末操作
作業手順をコンピュータ上に記録しておき,以前に行っ
た端末操作作業手順を繰り返す必要がある場合には,コ
ンピュータ上に記録してある端末操作作業手順をコンピ
ュータ上で自動実行することが可能であるため,回帰テ
ストのための端末操作作業を人手で行う必要がなくなり
回帰テスト作業の効率を上げることができる。
【0018】さらに,回帰テストのための端末操作作業
とその端末操作作業のテスト結果の検証も人手で行う必
要がなくなり回帰テスト作業の効率を上げることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる通信ソフトウェアの自動検証装置及び方
法の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0020】まず,本実施の形態にかかる通信ソフトウ
ェアの自動検証装置の概念的な機能構成について説明す
ると,この通信ソフトウェアの自動検証装置は,(1)
端末接続装置の擬似を行う機能要素と,(2)通信端末
の擬似を行う機能要素と,(3)凝似した通信端末の端
末操作作業を記録する機能要素と,(4)記録された端
末操作作業を自動実行する機能要素と,(5)記録され
た端末操作作業を自動実行したとき,その自動実行が正
しいか否かを自動的に検証する機能要素とにより実現さ
れる。なお本明細書中においては,それぞれ,凝似され
た端末接続装置を「仮想通信端末管理部」と呼び,凝似
された通信端末を「仮想通信端末」と呼び,仮想通信端
末の操作を記録したファイルを「シナリオ」と呼ぶこと
とする。
【0021】次に,図1〜図5を参照しながら,本実施
の形態にかかる通信ソフトウェアの自動検証装置100
の上記各機能要素を実現するための具体的なハードウェ
ア構成及びソフトウェア構成について説明する。
【0022】本実施の形態にかかる通信ソフトウェアの
自動検証装置100は,上記各機能要素を実現するため
に,図1に示したように,大きくは,テスト対象通信装
置1と,テスト実行装置2とから構成され,テスト対象
通信装置1とテスト実行装置2とは,テスト対象通信装
置1側のネットワークインタフェース5とテスト実行装
置2側のネットワークインタフェース8とを介して相互
に接続されている。
【0023】まず,テスト対象通信装置1の構成につい
て説明すると,このテスト対象通信装置1は,図1に示
したように,通信ソフトウェア3と,通信ソフトウェア
3を制御する中央処理装置4と,テスト実行装置2との
間の入出力装置であるネットワークインタフェース5と
から構成されている。なお,テスト対象通信装置1は,
図26に示した従来の通信装置200における端末接続
装置220をネットワークインタフェース5で置き換え
た構成となっている。すなわち,テスト対象通信装置1
のテスト対象はあくまでも通信ソフトウェア3であり,
図26に示した端末接続装置220はテスト対象ではな
いことに留意する必要がある。換言すれば,本実施の形
態にかかる通信ソフトウェアの自動検証装置によれば,
以下の説明で明らかになるように,テスト対象通信装置
1に対して端末接続装置が実際のハードウェア装置とし
て接続されていなくても通信ソフトウェア3の試験を行
うことが可能なのである。
【0024】次に,テスト実行装置2の構成について説
明すると,このテスト実行装置2は,テスト実行装置本
体6と,装置外部からオペレータの操作を受け付けるキ
ーボード7及びマウス8などから成る入力装置と,キー
ボード7及びマウス8による操作の内容を表示するディ
スプレイ9とから主に構成されている。なお,上記構成
要素のうち,キーボード7,マウス8,ディスプレイ9
については,通常の通信装置に用いられている構成要素
と同様の構成であり,その内容については当業者には明
らかであるので,その詳細説明については省略すること
にし,以下では,本実施の形態にかかる通信ソフトウェ
アの自動検証装置100に特徴的なテスト実行装置本体
6の構成についてのみ詳細に説明することにする。
【0025】テスト実行装置本体6は,図2に示すよう
に,データの伝送を行うバス10を介して,データを処
理する中央処理装置11と,データを格納するメモリ1
2と,処理時間を計数するための時計13及びタイムア
ウト時計14と,大容量のデータを格納するためのハー
ドディスク15と,キーボード7を制御するキーボード
コントローラ16と,マウス8を制御するマウスコント
ローラ17と,ディスプレイ9を制御するビデオコント
ローラ18と,テスト対象通信装置1との間の入出力装
置であるネットワークインタフェース19とが相互に接
続される構成となっている。なお,上記各構成要素につ
いては通常の通信装置に用いられている要素と同様の構
成であり,その内容については当業者には明らかである
ので,その詳細説明については省略する。ただし,メモ
リ12に格納されたソフトウェア構成,及びハードディ
スク15内のファイル構造については,本実施の形態に
かかる通信ソフトウェアの自動検証装置100に特徴的
な構成であるため,以下において詳細に説明することに
する。
【0026】まず,メモリ12は,図3に示すように,
テスト実行装置ソフトウェア28が格納されているメモ
リデバイス27と,メモリデバイス27を制御するメモ
リコントローラ26とから構成されている。メモリデバ
イス27及びメモリコントローラー26については,通
常の通信装置に用いられている構成要素と同様の構成で
あるため,その詳細説明については省略することとし,
以下においては,本実施の形態にかかる通信ソフトウェ
アの自動検証装置100に特徴的な構成であり,メモリ
デバイス27内に格納されるテスト実行装置ソフトウェ
ア28について詳細に説明することにする。
【0027】まず,テスト実行装置ソフトウェア28
は,図3及び図4に示したように,テストのために疑似
された端末接続装置である仮想通信端末管理部30と,
仮想通信端末の操作に関するシナリオを管理するシナリ
オ管理部31とを備えている。さらにシナリオ管理部3
1は,シナリオを記録するシナリオ記録部32と,シナ
リオを実行するシナリオ実行部33と,シナリオを検証
するシナリオ検証部34とをそれぞれ管理している。ま
た,シナリオ管理部31は,図4に示すように,必要に
応じて,ハードディスク15に適宜アクセスすることが
可能である。
【0028】ここで,ハードディスク15は,図5に示
すように,通常のハードディスクと同様に,ハードディ
スクコントローラ20と,ハードディスクメディア21
とから構成されている。さらにハードディスクメディア
21には,1つのディレクトリ22と複数のファイル2
3が格納されている。ファイル23は,ハードディスク
メディア21上に複数格納され,それぞれ固有の名前で
特定することができる。そして,ハードディスクメディ
ア21に格納されたファイル23の名前の一覧はディレ
クトリ22に登録されている。中央処理装置11は,バ
ス10及びハードディスクコントローラ20を介して各
ファイル23に対して所定の名前を指定することにより
アクセス可能である。また各ファイル23に対しては,
通常のファイル操作と同様に,作成や削除などの処理の
ほか,バイト単位でのデータの読み出し,書き出しが可
能である。また,各ファイル23は,本実施の形態にお
いては,メッセージグループに関するデータが格納され
るメッセージグループファイル58と,シナリオに関す
るデータが格納されるシナリオファイル59として構成
される。
【0029】なお,図4において,仮想通信端末管理部
30,シナリオ管理部31,シナリオ記録部32,シナ
リオ実行部33,及びシナリオ検証部34の間を結ぶ実
線及び点線は,データの流れを示している。そして,実
線上のデータは「メッセージ」の流れであり,このメッ
セージはテスト対象通信装置1とネットワークインタフ
ェース19を介して通信されるデータである。また,点
線上のデータは「制御データ」とであり,この制御デー
タは,テスト実行装置ソフトウェア28を構成する仮想
通信端末管理部30及びシナリオ管理部31を制御する
ためにディスプレイ9,キーボード7,マウス8との間
でやりとりされるデータである。なお,ディスプレイ9
の画面には,仮想通信端末管理部30及びシナリオ管理
部31を操作するための操作画面,例えば仮想端末装置
29が表示される。オペレータは,ディスプレイ9に表
示された画面を参照しながらキーボード7及びマウス8
を操作して,仮想通信端末管理部30及びシナリオ管理
部31を制御するデータをバス10に送出することがで
きる。
【0030】ここで,通信ソフトウェア3と仮想端末管
理部30との間でやりとりされる「メッセージ」の構成
について図6を参照しながら説明すると,この「メッセ
ージ」は,図6(a)に示す一般メッセージ35と図6
(b)に示す検証用メッセージ39に大別することがで
きる。
【0031】まず,一般メッセージ35は,図6(a)
に示すように,送信端末名36と,受信端末名37と,
メッセージ名38とから構成される。しかし,後述する
シナリオ記録部32によりシナリオが記録される時に
は,メッセージ35は,図6(b)に示す検証用メッセ
ージ39の形式で記録される。検証用メッセージ39
は,図6(b)に示したように,送信端末名40と,受
信端末名41と,メッセージ名42と,グループ名43
と,時刻44とから構成され,一般のメッセージ35に
対してグループ名43と時刻44が付加された構成とな
っている。
【0032】次に図7〜図9を参照しながら,テスト実
行装置ソフトウェア28のシナリオ管理部31により管
理されるシナリオ記録部32とシナリオ検証部34とシ
ナリオ実行部33の各構成について詳細に説明する。
【0033】(シナリオ記録部32)まず,シナリオ記
録部32の構成を図7に示す。シナリオ記録部32は,
図示のように,メッセージリスト45と,グループリス
ト46とから構成されている。さらに,メッセージリス
ト45は,複数の検証用メッセージ39から構成され,
各検証用メッセージ39は時間的に順序づけされてい
る。すなわち,やりとりされた時刻が遅いメッセージ3
5ほど検証用メッセージ39の形式で記録される順序が
後になる。
【0034】また,図7に示したように,グループリス
ト46は,複数のグループリスト要素47から構成さ
れ,さらに各々のグループリスト要素47は,所属メッ
セージリスト49に記録された複数の所属メッセージ要
素50から構成されている。そして,各グループリスト
要素47には,グループ名を格納することが可能であ
り,各所属メッセージ要素50は,所属メッセージとし
てメッセージ名を格納することができる。なお,複数の
グループリスト要素47及び所属メッセージ要素50は
時間的に順序づけされている。すなわち,やりとりされ
た時刻が遅いメッセージ35ほど順序が後のグループリ
スト要素47及び所属メッセージ要素50に格納され
る。
【0035】(シナリオ検証部34)次に,シナリオ検
証部34の構成を図8に示す。シナリオ検証部34は,
図示のように,通信端末別リスト52から構成されてい
る。通信端末別リスト52は複数の通信端末リスト要素
53から構成され,各通信端末リスト要素53は,通信
端末別メッセージリスト55により管理される複数の検
証用メッセージ39から構成されている。また,各通信
端末リスト要素53には通信端末名格納することができ
る。さらに,複数の通信端末リスト要素53及び検証用
メッセージ39は時間的に順序づけされている。すなわ
ち,やりとりされた時刻が遅いメッセージ35ほど通信
端末リスト要素53及び検証用メッセージ39の形式で
記録される順序が後になる。
【0036】(シナリオ実行部33)次に,シナリオ実
行部33の構成を図9に示す。シナリオ実行部33は,
行作業バッファ56と,文字列作業バッファ57とから
構成されている。なお,行作業バッファ56には,メッ
セージグループファイル58のメッセージグループの1
行分,文字列作業バッファ57には,メッセージグルー
プの内の1文字列をそれぞれ格納することができる。
【0037】本実施の形態にかかる通信ソフトウェアの
自動検証装置100に適用可能なテスト実行装置ソフト
ウェア28は,以上のように構成されている。次に,上
記のように構成されたテスト実行装置28の動作につい
て詳細に説明する。
【0038】まず,図10を参照しながら,メッセージ
シーケンスについて説明する。図10(a)には,図6
(a)に示したメッセージ35の具体的構造が示されて
おり,図示の各メッセージ35E1,35O1,35E
1,35O1は,テスト対象通信装置1のネットワーク
インタフェース5及びテスト実行装置本体6のネットワ
ークインタフェース19を介して,仮想通信端末管理部
30と通信ソフトウェア3との間でやりとりされるもの
である。また,図10(b)は,各メッセージ35E
1,35O1,35E1,35O1の流れを時系列的に
示した図である。なお,本明細書中においては,図10
(b)に示すようなメッセージ35を時系列的に表した
図を「メッセージシーケンス」と呼ぶことにする。
【0039】図10(a)には,4つのメッセージ35
E1,35O1,35E2,35O2が示されている。
4つのメッセージは上から順番に順序づけされており,
通信ソフトウェア3と仮想通信端末管理部30との間で
やりとりされた時刻が遅いものほど下に示されている。
【0040】まず,最初のメッセージ35E1は,仮想
通信端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末29
である送信端末「Term1」から,ネットワークイン
タフェース19及びネットワークインタフェース5を介
して,「SYS」と表示された受信端末である通信ソフ
トウェア3に送信されているメッセージである。なお,
本明細書中において,仮想通信端末管理部30から通信
ソフトウェア3へのメッセージを「イベント」と呼ぶこ
とにし,符号「E1」で第1番目のイベントを示すこと
にする。
【0041】2つめのメッセージ35O1は,「SY
S」と表示された送信端末である通信ソフトウェア3か
ら,ネットワークインタフェース5及びネットワークイ
ンタフェース19を介して,仮想通信端末管理部30に
所属する1つの仮想通信端末29である受信端末「Te
rm1」に送信されているメッセージである。なお,本
明細書中において,通信ソフトウェア3から仮想通信端
末管理部30へのメッセージを「オーダ」と呼ぶことに
し,符号「O1」で第1番目のオーダを示すことにす
る。
【0042】3つめのメッセージ35E2は,仮想通信
端末管理部30の所属する1つの仮想通信端末29であ
る送信端末「Term2」から,ネットワークインタフ
ェース19及びネットワークインタフェース5を介し
て,「SYS」として示されている受信端末である通信
ソフトウェア3に,イベントE2を送信するメッセージ
である。
【0043】4つめのメッセージ35O2は,「SY
S」として示される送信端末である通信ソフトウェア3
から,ネットワークインタフェース5及びネットワーク
インタフェース19を介して,仮想通信端末管理部30
に所属する1つの仮想通信端末29である受信端末「T
erm2」に,オーダO2を送信するメッセージであ
る。
【0044】図10(b)には,上記のように構成され
た4つのメッセージを,時系列軸を縦にとり,メッセー
ジの送信方向を矢印で示したメッセージシーケンスが示
されている。図10(b)のメッセージシーケンスより
明らかなように,まず,メッセージ35E1として,仮
想端末「Term1」から通信ソフトウェア3「SY
S」にイベントE1が送信され,次いで,メッセージ3
5O1として,通信ソフトウェア3「SYS」から仮想
端末「Term1」にオーダO1が送信され,次いで,
メッセージ35E2として,仮想端末「Term2」か
ら通信ソフトウェア3「SYS」にイベントE2が送信
され,さらにメッセージ35O2として,通信ソフトウ
ェア3「SYS」から仮想端末「Term2」にオーダ
O2が送信される。
【0045】次に,図11を参照しながら,本実施の形
態にかかる通信ソフトウェアの自動検証装置の各機能要
素,すなわち,(1)端末接続装置の擬似を行う機能要
素と,(2)通信端末の擬似を行う機能要素と,(3)
凝似した通信端末の端末操作作業を記録する機能要素
と,(4)記録された端末操作作業を自動実行する機能
要素と,(5)記録された端末操作作業を自動実行した
とき,その自動実行が正しいか否かを自動的に検証する
機能要素を具体的に実現した実施の一形態について詳細
に説明する。
【0046】本実施の形態によれば,(1)端末接続装
置の擬似を行う機能要素は,テスト実行装置ソフトウェ
ア28の仮想通信端末管理部30で実現される。また,
(2)通信端末の擬似を行う機能要素は,仮想通信端末
29で実現される。さらに,(3)凝似した通信端末の
端末操作作業を記録する機能要素は,シナリオ管理部3
1とシナリオ記録部32により実行されるグループデー
タ準備手続及びシナリオ記録手続とにより実現される。
さらに,(4)シナリオ記録部32に記録された端末操
作作業を自動実行する機能要素,及び,(5)シナリオ
記録部32に記録された端末操作作業を自動実行したと
き,その自動実行結果正しいか否かを自動的に検証する
機能要素は,シナリオ管理部31とシナリオ実行部33
とシナリオ検証部34により実行される検証準備手続及
びメッセージ検証手続により同時に実現される。
【0047】図11(a)は,テストを行う際に正しい
メッセージの順序として記録されたメッセージシーケン
スであり,図11(b)は実際にテストを行ったときの
実行結果である。
【0048】まず,図11(a)に示したメッセージシ
ーケンスについて順に説明すると,1つめのメッセージ
35E1は,仮想通信端末管理部30に所属する1つの
仮想通信端末29「Term1」から,ネットワークイ
ンタフェース19及びネットワークインタフェース5を
介して,通信ソフトウェア3「SYS」に送信されるイ
ベントE1である。
【0049】2つめのメッセージ35O1は,通信ソフ
トウェア3「SYS」から,ネットワークインタフェー
ス5及びネットワークインタフェース19を介して,仮
想通信端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末2
9「Term1」に送信されるオーダO1である。
【0050】3つめのメッセージ35O2は,通信ソフ
トウェア3「SYS」から,ネットワークインタフェー
ス5及びネットワークインタフェース19を介して,仮
想通信端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末2
9「Term1」に送信されるオーダO2である。
【0051】4つめのメッセージ35O3は,通信ソフ
トウェア3「SYS」から,ネットワークインタフェー
ス5及びネットワークインタフェース19を介して,仮
想通信端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末2
9「Term1」に送信されるオーダO3である。
【0052】5つめのメッセージ35E2は,仮想通信
端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末29「T
erm2」から,ネットワークインタフェース19及び
ネットワークインタフェース5を介して,通信ソフトウ
ェア3「SYS」に送信されるイベントE1である。
【0053】6つめのメッセージ35O4は,通信ソフ
トウェア3「SYS」から,ネットワークインタフェー
ス5及びネットワークインタフェース19を介して,仮
想通信端末管理部30に所属する1つの仮想通信端末2
9「Term2」に送信されるオーダO4である。
【0054】次に,図11(b)を参照しながら,実際
に自動検証した実行結果のメッセージシーケンスについ
て説明する。メッセージ35E1とメッセージ35E2
を,シナリオファイル59に記録されたシナリオと同じ
時刻タイミングで通信ソフトウェア3に送信すると,メ
ッセージの全体では,図11(b)のメッセージシーケ
ンスで示されるメッセージ順序になる。この実行結果に
おいてテスト検証結果は正しいと判定される。以下,そ
の理由について説明する。
【0055】本実施の形態によれば,図11に示したメ
ッセージシーケンスにより「検証は正しい」という結果
を得るためには,以下に説明するシナリオ検証手続を行
う必要がある。シナリオ検証手続を行うための前提条件
は次の通りである。すなわち,(a)送信端末名及び受
信端末名が一意であるということ,(b)メッセージ名
が一意であるということ,及び(c)グループ名が一意
であるということが,シナリオ検証を行うための前提条
件となる。なお,すでに説明したように,端末名:「S
YS」は通信ソフトウェア3を表し,「SYS」にメッ
セージを1つ送ると,送った端末に少なくとも1つ以上
のメッセージが送られてくるものとする。
【0056】なお,シナリオ検証手続は,以下の4つの
手続から構成される。 (1)グループデータ準備手続 (2)シナリオ記録手続 (3)検証準備手続 (4)メッセージ検証手続
【0057】ところで,シナリオの実行結果の検証を自
動的に行うにあたり留意すべき点は,シナリオのメッセ
ージ系列とシナリオを実行したメッセージ系列につい
て,単純に同じメッセージ系列であるということだけを
基準に検証してはならないということである。例えば,
複数の通信端末が関連している場合に,通信端末単位で
メッセージを見れば同じメッセージ系列であるが,通信
端末全体でメッセージを見ると同じメッセージ系列にな
らない場合がある。さらに,単数の通信端末に関するメ
ッセージ系列の場合でも,通信装置のハードウェア,オ
ペレーティングシステムなどの仕様によっては,必ずし
も同じメッセージ系列にならないことをシステム仕様と
して認めている場合がある。そこで,以下の手続では,
図12(a)に示されるメッセージグループをシステム
仕様として用いるものとする。
【0058】図12(a)に示したように,メッセージ
グループファイル58において,メッセージO1とメッ
セージO2は,同じグループGRP1に属し,メッセー
ジO3は,グループGRP2に属する。また,メッセー
ジO1とメッセージO2は同じメッセージグループGR
P1に属しているので時刻順序が逆転してはいけない。
言い換えれば,別のメッセージグループGRP2に属す
メッセージ35O3との間では時刻順序が逆転してもよ
いのである。
【0059】(1)グループデータ準備手続 まず,図12及び図13を参照しながら,グループデー
タ準備手続について説明する。グループデータ準備手続
は,図12(a)に示したシステム仕様のメッセージグ
ループを,図12(b)に示したように,シナリオ記録
部32にグループリスト46の形式で記録する手続であ
る。
【0060】図13は,グループデータ準備手続の流れ
を示すフローチャートである。処理が開始すると,ま
ず,メッセージグループファイル58からメッセージグ
ループが読み出せるか否かを判断する(ステップS10
1)。メッセージグループファイル58が読み出せると
きには,メッセージグループの1行を読み出し,行作業
バッファ56に格納する(ステップS102)。また,
メッセージグループファイル58が読み出せないときに
は,処理を終了する。
【0061】以下,メッセージグループファイル58か
ら図12(a)に示すメッセージグループ58aを読み
出した場合の処理について説明する。メッセージグルー
プ58aは,図12(a)に示したように,グループ名
が「GPR1」であり,所属メッセージがメッセージO
1とメッセージO2である。まず,上述のように,メッ
セージグループファイル58から読み出されたメッセー
ジグループ58aを,行作業バッファ56に格納する
(ステップS102)。次に,行作業バッファ56から
最初の文字列「GRP1」を取り出し,文字列作業バッ
ファ57に格納する(ステップS103)。次いで,図
12(b)に示したように,グループリスト要素47を
作成し,文字列作業バッファ57に格納された文字列
「GPR1」を格納するとともに,グループリスト46
に対し作成したグループリスト要素47を追加する(ス
テップS104)。
【0062】次に,行作業バッファ56から次の文字列
を取り出せるか否かを判断する(ステップS105)。
なお,次の文字列が取り出せないとき,すなわち,メッ
セージグループ1行の処理が終了したときは,次のメッ
セージグループをメッセージグループファイル58から
取り出し(ステップS101),上述の処理(ステップ
S101〜S104)を反復する。次の文字列が取り出
せる場合には,取り出した文字列を文字列作業バッファ
57に格納する(ステップS106)。
【0063】さらに,図7に示したように,所属メッセ
ージ要素50を作成し,文字列作業バッファ57(図
9)の文字列「O1」を格納するとともに,上述のよう
に作成したグループリスト要素47の所属メッセージリ
スト49に対し,作成した所属メッセージ要素50を追
加する(ステップS107)。さらに,これらの文字列
の処理(ステップS105〜S107)を文字列が取り
出せなくなるまで続ける。
【0064】以上の手続により,メッセージグループ5
8aの1行の処理が終わる。さらに,メッセージグルー
プファイル58のすべてのメッセージグループに対し同
様の処理(ステップS101〜S107)を行う。
【0065】グループデータ準備手続の終了後は,図1
2(a)で示されたメッセージグループファイル58の
データは,図12(b)で示されるグループリスト46
のデータとして分類されてシナリオ記録部32に記録さ
れる。
【0066】(2)シナリオ記録手続 次に,仮想通信端末の操作作業をシナリオとして記録す
る手順について説明する。なお,図11(a)はテスト
を行う際に正しいメッセージの順序として記録されたメ
ッセージシーケンスである。端末操作作業の記録は,図
4に示したように,ディスプレイ9上に表示される仮想
通信端末29をキーボード7及びマウス8により操作し
て,仮想通信端末管理部30を制御し,通信ソフトウェ
ア3とメッセージ35をやりとりすることにより行う。
通信ソフトウェア3と仮想通信端末管理部30の間でや
りとりされるメッセージ35は,シナリオ管理部31で
監視されており,シナリオの記録が開始されるとシナリ
オ記録手続が実行され,シナリオ記録部32に記録され
る。
【0067】さらに,シナリオ記録手続について,図1
4及び図15を参照しながら説明する。図15は,シナ
リオ記録手続の流れを示すフローチャートである。ま
ず,時計13を0に初期化し,時計13による時刻計測
を始める(ステップS201)。なお,処理は記録の停
止命令があるまで継続され,停止命令があるときは,シ
ナリオファイルにシナリオ記録部の内容を格納し,処理
を終了する(ステップS202,S208)。
【0068】次に,仮想通信端末管理部30と通信ソフ
トウェア3との間でやりとりされるメッセージ35を発
見し(ステップS203),発見したメッセージ35を
基にして,検証用メッセージ39を作成する(ステップ
S204)。すなわち,図6に示すように,作成した検
証用メッセージ39の送信端末名40,受信端末名4
1,メッセージ名42,グループ名43,及び時刻44
に対し,それぞれ,発見したメッセージ35の送信端末
名36,受信端末名37,メッセージ名38,「*」,
及び時計13が示す時刻44を格納する。なお,作成し
た検証用メッセージ39のグループ名43に「*」とい
う文字を格納する理由については以下で説明する。
【0069】次に,発見したメッセージ35がグループ
リスト46の中の所属メッセージ要素50にあるか否か
を判断する(ステップS205)。この判断の結果,検
索が成功したときは,検索した所属メッセージ要素50
が所属するグループリスト要素47のグループ名48
を,作成した検証用メッセージ39のグループ名43に
格納する(ステップS206)。すなわち,上記手続に
より格納された「*」の代わりに具体的なグループ名を
グループ名43に格納する。なお,検索が失敗したとき
は,検証用メッセージ39のグループ名43の内容は
「*」のまま変更されない。そして,検索が終了し,グ
ループ名43が確定した後,作成した検証用メッセージ
39をメッセージリスト45に追加する(ステップS2
07)。
【0070】例えば図14に示した例では,メッセージ
35O1のメッセージ名「O1」は,グループリスト4
6中の所属メッセージ要素50の一つであるので,所属
メッセージ要素50が所属するグループリスト要素47
のグループ名「GRP1」を,作成した検証用メッセー
ジ39O1のグループ名O1に「*」の代わりに格納す
る。一方,メッセージ35E2のメッセージ名「E2」
は,グループリスト46の中の所属メッセージ要素50
にないので,検証用メッセージ39E2のグループ名E
2は「*」のまま変更されない。
【0071】以上の手続を記録の停止命令があるまで行
い,記録の停止後,シナリオファイル59にシナリオ記
録部32の内容を格納する(ステップS208)。以上
により手続が終了する。なお,このシナリオファイル5
9はメッセージ検証手続では参照されない。シナリオ記
録手続の実行終了後,シナリオ記録部32は図14に示
すような構造となる。
【0072】(3)検証準備手続 次に検証を行う前準備である検証準備手続を行う。この
検証準備手続は,検証用メッセージ39を端末別に分類
する手続である。以下に,検証準備手続について,図1
6及び図17を参照しながら説明する。
【0073】図17は,検証準備手続のフローチャート
である。まず,シナリオ記録部32のメッセージリスト
45から1つの検証用メッセージ39を取り出せるか否
かを判断する(ステップS301)。なお,処理は検証
用メッセージ39を取り出すことができなくなるまで行
い,取り出すことができなくなった時点で処理を終了す
る。
【0074】次に,取り出した検証用メッセージ39の
送信端末名40,受信端末名41のうち通信ソフトウェ
ア3を表す「SYS」が格納されていない方の端末名を
取り出し,文字列作業バッファ57に格納する(ステッ
プS302)。例えば検証用メッセージ39E1の場
合,受信端末名41E1が「SYS」であるから,送信
端末名40E1の「Term1」を取り出し文字列作業
バッファ57に格納する。
【0075】次に,文字列作業バッファ57の格納内容
がシナリオ検証部34の通信端末別リスト52中の通信
端末リスト要素53にあるか否かを検索する(ステップ
S303)。検索できたときは,取り出した検証用メッ
セージ39を,検索で発見した通信端末リスト要素53
の通信端末別メッセージリスト55に追加する(ステッ
プS304)。
【0076】なお,上記ステップS303における検索
の結果,検索できなかったときは,通信端末リスト要素
53を新たに1つ作成し,文字列作業バッファ57の内
容を格納する(ステップS305)。さらに,その通信
端末リスト要素53を通信端末別リスト52に追加し,
取り出した検証用メッセージ39を,追加した通信端末
リスト要素53の通信端末別メッセージリスト55に追
加する(ステップS306)。
【0077】例えば,図16において,検証用メッセー
ジ39E2処理時の文字列作業バッファの格納内容は
「Term2」であり,シナリオ検証部34の通信端末
別リスト52中の通信端末リスト要素53に未だ存在し
ない状態なので,通信端末リスト要素53を新たに1つ
作成し,文字列作業バッファ57の内容「Term2」
を格納する。さらに,その通信端末リスト要素53を通
信端末別リスト52に追加し,取り出した検証用メッセ
ージ39E2を,追加した通信端末リスト要素53の通
信端末別メッセージリスト55に追加する。
【0078】以上の処理(ステップS301〜S30
6)は,検証用メッセージ39を取り出すことができな
くなるまで反復される。なお,検証準備手続の実行終了
後には,シナリオ検証部34は,図16に示すような構
造をとる。
【0079】(4)メッセージ検証手続 次に,実際の検証手続であるメッセージ検証手続につい
て,図16,図18〜図25を参照しながら説明する。
図24及び図25は,メッセージ検証手続の流れを示す
フローチャートである。まず,時計計測について説明す
る。検証用メッセージ39を検索するための時刻計測
は,本実施の形態においては,時計13で行い,時計1
3の時刻計測方法は,1ずつ減算する方法を用いるもの
とする。ただし時刻が0以下はないものとし,いくら0
を減算しても0のままであるとする。なお,手続開始時
には,時計13は0に初期化されているものとする(ス
テップS401)。
【0080】また,メッセージの待ち時間の時刻計測
は,タイムアウト時計14で行う。なお,所定のタイム
アウト時間は30秒とする。すなわち,タイムアウト時
計14は,メッセージ待ち状態になれば0にセットさ
れ,タイムアウト時間の30秒になると,メッセージ検
証手続を処理する中央処理装置11にタイムアウトにな
ったことを通知する。
【0081】まず,シナリオ検証部34の中の通信端末
別メッセージリスト55で最初のリスト要素である検証
用メッセージ39で受信端末名41が「SYS」である
ものを発見できるか否かを判断する(ステップS40
2)。この判断の結果,検証用メッセージ39を発見で
きたときは,その時刻44の内容を時計13に格納し,
さらに,時計13による時刻計測を始める(ステップS
403)。図16に示した例では,検証用メッセージ3
9E1は,受信端末名41E1が「SYS」であるの
で,時計13に時刻44E1の値「1」を格納する。な
お,判断の結果,検証用メッセージ39を発見できない
ときは,ステップS409の処理を行う。すなわち,通
信端末別メッセージリスト52のリスト要素数が0であ
るか否かの判断を行い(ステップS409),判断の結
果,リスト要素数が0である場合には,検証成功である
として,処理を終了する。なお,判断の結果,リスト要
素数が0でない場合には,ステップS404の処理を行
う。
【0082】ステップS404においては,時計の値が
0であるか否かを判断する。この判断の結果,時計の値
が0でないときは,ステップS410の処理を行うが,
これについては後述する。また,時計の値が0のとき
は,さらに以下の判断を行う。すなわち,シナリオ検証
部34の中の通信端末別メッセージリスト55で最初の
リスト要素である検証用メッセージ39で受信端末名4
1が「SYS」であるものがあるか否かを判断する(ス
テップS405)。
【0083】この判断の結果,受信端末名41が「SY
S」であるものがあったときは,検証用メッセージ39
を通信端末別メッセージリスト55から取り出し,検証
用メッセージ39に基づいてメッセージ35を作成し,
通信ソフトウェア3に送信する(ステップS406)。
シナリオ検証部34の通信端末別メッセージリスト52
は,図18に示したように,メッセージ39E1が取り
出されている。なお,判断の結果,受信端末名41が
「SYS」であるものがないときは,前記ステップS4
09の処理を行う。
【0084】次に,シナリオ検証部34の中の通信端末
別メッセージリスト55で最初のリスト要素である検証
用メッセージ39で受信端末名41が「SYS」である
ものがあるか否かを判断する(ステップS407)。こ
の判断の結果,「SYS」であるものがあるときは,か
かる検証用メッセージ39の時刻44の内容から,前記
ステップS406で取り出した検証用メッセージ39の
時刻44の内容を減算し,その値を時計13に格納し
(ステップS408),さらに,前記ステップS404
の処理を行う。
【0085】前記ステップS404における判断の結
果,時計の値が0でないときは,通信ソフトウェア3か
ら送られてくるメッセージ35を待ち,そのメッセージ
35を発見する(ステップS410)。ただし,タイム
アウト時計14による待ち時間が30秒を越えた場合に
は,「メッセージの受信の待ち時間オーバ」であるとし
て,検証失敗として手続を終了する(ステップS41
1)。
【0086】発見したメッセージ35のメッセージ名3
8で示されるメッセージ名が,いずれかの通信端末別メ
ッセージリスト55の要素にあるか否かの検索Aを行
う。検索Aに失敗したときは,「予期しないメッセージ
の受信」であるとして,検証失敗として手続を終了する
(ステップS412)。
【0087】検索Aで検索された通信端末別メッセージ
リスト55中の検証用メッセージ39のリスト要素位置
よりも前の位置に検索Aで検索された検証用メッセージ
39のグループ名43と同じグループ名である検証用メ
ッセージ39が存在するか検索Bを行う。検索に成功し
たときは,「グループでの順序関係が誤り」であるとし
て,検証失敗として手続を終了する(ステップS41
3)。
【0088】検索Bに失敗したときは,検索Aで検索さ
れた検証用メッセージ39を通信端末別メッセージリス
ト55から削除する(ステップS414)。さらに削除
の結果,通信端末別メッセージリスト55の最初の要素
である検証用メッセージ39の受信端末名41が「SY
S」であるか否かを判断する。この判断の結果,受信端
末名41が「SYS」であるときは,前記ステップS4
04の処理を行い,「SYS」でないときは,前記ステ
ップS409の処理を行う(ステップS415)。
【0089】以上によりメッセージ検証手続が終了す
る。かかるメッセージ検証手続を行う場合のメッセージ
検証部34の状態を,図16及び図18〜図23に具体
的に示す。図18はメッセージ39E1送信後のシナリ
オ検証部34である。図19はメッセージ39O3受信
後のシナリオ検証部34である。図20はメッセージ3
9O1受信後のシナリオ検証部34である。図21はメ
ッセージ39E2送信後のシナリオ検証部34である。
図22はメッセージ39O4受信後のシナリオ検証部3
4である。図23はメッセージ39O2受信後のシナリ
オ検証部34である。
【0090】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,(1)端末接続装置の擬似を行う機能要素は,テス
ト実行装置ソフトウェア28の仮想通信端末管理部30
で実現される。また,(2)通信端末の擬似を行う機能
要素は,仮想通信端末29で実現される。さらに,
(3)凝似した通信端末の端末操作作業を記録する機能
要素は,シナリオ管理部31とシナリオ記録部32によ
り実行されるグループデータ準備手続及びシナリオ記録
手続とにより実現される。さらに,(4)シナリオ記録
部32に記録された端末操作作業を自動実行する機能要
素,及び,(5)シナリオ記録部32に記録された端末
操作作業を自動実行したとき,その自動実行結果正しい
か否かを自動的に検証する機能要素は,シナリオ管理部
31とシナリオ実行部33とシナリオ検証部34により
実行される検証準備手続及びメッセージ検証手続により
同時に実現される。
【0091】従って,本実施の形態にかかる上記機能を
使用することにより,回帰テストのための端末操作作業
を人手で行う必要がなくなり回帰テスト作業の効率を上
げることができる。
【0092】さらに,回帰テストのための端末操作作業
とその端末操作作業作業のテスト結果の検証も人手で行
う必要がなくなり回帰テスト作業の効率を上げることが
できる。
【0093】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる通信ソフトウェアの自動検証装置及び方法の好適な
実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定
されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載され
た技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正
例に想到し得ることは明らかであり,それらについても
当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0094】
【発明の効果】本発明での機能である端末接続装置の擬
似を行う機能と,通信端末の擬似を行う機能と,凝似し
た通信端末の端末操作作業を記録する機能と,記録され
た端末操作作業を自動実行する機能を使用することによ
り回帰テストのための端末操作作業を人手で行う必要が
なくなり回帰テスト作業の効率を上げることができる。
【0095】さらに,記録された端末操作作業を自動実
行したとき,その自動実行が正しいか否かを自動で検証
する機能を使用することにより,回帰テストのための端
末操作作業とその端末操作作業作業のテスト結果の検証
も人手で行う必要がなくなり回帰テスト作業の効率を上
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成された通信ソフトウェア
の自動検証装置の好適な実施形態にかかる構成を示す説
明図である。
【図2】図1に示す通信ソフトウェアの自動検証装置の
テスト実行装置本体の構成の実施の一形態を示す説明図
である。
【図3】図2に示すテスト実行装置本体に組み込まれる
メモリの構成の実施の一形態を示す説明図である。
【図4】テスト実行装置ソフトウェアを含めた本発明に
かかる通信ソフトウェアの自動検証装置の構成の実施の
一形態を示す説明図である。
【図5】図4に示すシステムにおいて採用されるハード
ディスクの構成の実施の一形態を示す説明図である。
【図6】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証装
置において検証されるメッセージの構造を示す説明図で
あり,(a)は一般のメッセージ構造を示し,(b)は
検証用メッセージの構造をそれぞれ示している。
【図7】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証装
置に適用されるシナリオ記録部の構造の実施の一形態を
示す説明図である。
【図8】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証装
置に適用されるシナリオ検証部の構造の実施の一形態を
示す説明図である。
【図9】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証装
置に適用されるシナリオ実行部の構造の実施の一形態を
示す説明図である。
【図10】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージシーケンスの実施の一形態
を示す説明図であり,(a)は具体的なメッセージ構造
を示し,(b)は(a)に示すメッセージを時系列的に
配置したシーケンスを示している。
【図11】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージシーケンスを示す説明図で
あり,(a)はテストを行う際に正しいメッセージの順
序として記録されたメッセージシーケンスであり,
(b)は実際に自動検証した実行結果のメッセージシー
ケンスを示している。
【図12】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるグループデータ準備手続を説明するた
めの説明図であり,(a)はメッセージグループファイ
ルの具体的構造を示し,(b)は(a)のメッセージグ
ループがシナリオ記録部に記録される状態を示してい
る。
【図13】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるグループデータ準備手続のシーケンス
を示す流れ図である。
【図14】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるシナリオ記録手続を説明するためにシ
ナリオ記録部の状態を示す説明図である。
【図15】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるシナリオ記録手続のシーケンスを示す
流れ図である。
【図16】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用される検証準備手続を説明するためにシナリ
オ検証部の状態を示す説明図である。
【図17】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用される検証準備手続のシーケンスを示す流れ
図である。
【図18】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジE1を送信した後の状態を示す状態図である。
【図19】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジO3を受信した後の状態を示す状態図である。
【図20】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジO1を受信した後の状態を示す状態図である。
【図21】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジE2を受信した後の状態を示す状態図である。
【図22】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジO4を受信した後の状態を示す状態図である。
【図23】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続においてメッセー
ジO2を受信した後の状態を示す状態図である。
【図24】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続のシーケンスを示
す流れ図である。
【図25】本発明に基づく通信ソフトウェアの自動検証
装置に適用されるメッセージ検証手続のシーケンスを示
す流れ図である。
【図26】従来の通信装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】 1 テスト対象通信装置 2 テスト実行装置 3 通信ソフトウェア 4 中央処理装置 5 ネットワークインタフェース 6 テスト実行装置本体 7 キーボード 8 マウス 9 ディスプレイ 10 バス 11 中央処理装置 12 メモリ 13 時計 14 タイムアウト時計 15 ハードディスク 16 キーボードコントローラ 17 マウスコントローラ 18 ビデオコントローラ 19 ネットワークインタフェース 20 ハードディスクコントローラ 21 ハードディスクメディア 22 ディレクトリ 23 ファイル 26 メモリコントローラ 27 メモリデバイス 28 テスト実行装置ソフトウェア 29 仮想通信端末 30 仮想通信端末管理部 31 シナリオ管理部 32 シナリオ記録部 33 シナリオ実行部 34 シナリオ検証部 35 メッセージ 36 送信端末名 37 受信端末名 38 メッセージ名 39 検証用メッセージ 40 送信端末名 41 受信端末名 42 メッセージ名 43 グループ名 44 時刻 45 メッセージリスト 46 グループリスト 47 グループリスト要素 48 グループ名 49 所属メッセージリスト 50 所属メッセージ要素 51 所属メッセージ名 52 通信端末別リスト 53 通信端末リスト要素 54 通信端末名 55 通信端末別メッセージリスト 56 行作業バッファ 57 文字列作業バッファ 58 メッセージグループファイル 59 シナリオファイル 100 通信ソフトウェアの自動検証装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14 G06F 11/28 340 H04M 3/22 H04Q 3/545

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回帰テストを自動実行する通信ソフトウ
    ェアの自動検証装置であって; 端末接続装置の擬似を行う仮想通信端末管理部と, 通信端末の擬似を行う仮想通信端末と, 凝似した通信端末の端末操作作業をシナリオとして記録
    するシナリオ記録部と, 記録された前記端末操作作業を自動実行するシナリオ実
    行部と, 記録された前記端末操作作業を自動実行したとき,その
    自動実行結果が正しいか否かを自動的に検証するシナリ
    オ検証部と, から成り, 前記シナリオは,シナリオ管理部により,少なくとも送
    信端末名と受信端末名とメッセージ名とから成るメッセ
    ージとして管理される ことを特徴とする,通信ソフトウ
    ェアの自動検証装置。
  2. 【請求項2】 前記メッセージは,シナリオ検証時に
    は,さらにグループ名と時刻とを含む検証用メッセージ
    として管理されることを特徴とする,請求項に記載の
    通信ソフトウェアの自動検証装置。
  3. 【請求項3】 前記シナリオ記録部は,メッセージリス
    トとグループリストから構成され,前記メッセージリス
    トは,複数の前記検証用メッセージを時系列的に管理す
    るものであり,前記グループリストは,グループ名を管
    理するグループリスト要素を管理し,さらに前記グルー
    プリスト要素は,メッセージ名を管理する所属メッセー
    ジ要素を時系列的に管理するものであることを特徴とす
    る,請求項に記載の通信ソフトウェアの自動検証装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シナリオ検証部は,通信端末名を通
    信端末リスト要素として管理する通信端末別リストを備
    え,前記通信端末リスト要素は,前記検証用メッセージ
    を時系列的に管理するものであることを特徴とする,請
    求項2または3に記載の通信ソフトウェアの自動検証装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シナリオ実行部は,メッセージグル
    ープの1行分を格納可能な行作業バッファと,メッセー
    ジグループの1文字列を格納可能な文字列作業バッファ
    とから構成されることを特徴とする,請求項2,3また
    は4のいずれかに記載の通信ソフトウェアの自動検証装
    置。
  6. 【請求項6】 回帰テストを自動実行する通信ソフトウ
    ェアの自動検証方法であって; 端末接続装置の擬似を行う工程と, 通信端末の擬似を行う工程と, 凝似した通信端末の端末操作作業をシナリオとして記録
    する記録工程と, 記録された端末操作作業を自動実行する自動実行工程
    と, 記録された端末操作作業を自動実行したとき,その自動
    実行結果が正しいか否かを自動的に検証する自動検証工
    程と, から成り, 前記シナリオは,少なくとも送信端末名と受信端末名と
    メッセージ名とから成るメッセージとして管理される
    とを特徴とする,通信ソフトウェアの自動検証方法。
  7. 【請求項7】 前記メッセージは,さらにグループ名と
    時刻とを含む検証用メッセージとして管理されることを
    特徴とする,請求項に記載の通信ソフトウェアの自動
    検証方法。
  8. 【請求項8】 前記記録工程は,前記シナリオのメッセ
    ージグループを管理するグループデータ準備工程と,シ
    ナリオファイルにシナリオを記録するシナリオ記録工程
    とから成ることを特徴とする,請求項に記載の通信ソ
    フトウェアの自動検証方法。
  9. 【請求項9】 前記自動実行工程と前記自動検証工程
    は,検証用メッセージを端末別にグループ分けする検証
    準備工程と,メッセージグループごとに検証用メッセー
    ジが時系列的に正しい順序で送受信されたか否かを判断
    するメッセージ検証工程とから成ることを特徴とする,
    請求項に記載の通信ソフトウェアの自動検証方法。
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