JP5670486B2 - 試験装置及び試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の移動体通信端末の試験を行う試験装置及び試験方法に関する。
携帯電話機やモバイル機器等の移動体通信端末の開発にあたり、移動体通信端末が通信規格にしたがって正常に通信できるかを試験する試験装置が用いられる。このような試験装置には、試験装置の動作シーケンスや通信シーケンスが記載された試験シナリオが予め作成されて記憶されており、試験装置は、その試験シナリオしたがって疑似基地局として動作して試験対象である移動体通信端末と通信することで、正常に通信できるかどうかの確認を行う。
移動体通信規格では、通信データの用途や特性に応じて複数種類のチャネルを定義し、これらのチャネルを多重して通信を行うのが一般的である。例えば、物理、トランスポート及び論理の各レイヤに、チャネルが正しく設定されているかをユーザに認識させるために、各種チャネルの割当状況をレイヤ構成と関連付けて表示する疑似基地局装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、移動体通信では、複信の方式として、周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)と時分割複信(TDD:Time Division Duplex)とがある。FDDでは、上りと下りとで異なる周波数帯を用いるが、TDDでは、同一周波数帯をタイムスロットに分割し、分割されたタイムスロットにダウンリンクとアップリンクをそれぞれ割り当てている。TDD方式の一部(例えば、TD−SCDMA:Time Division - Synchronous Code Division Multiple Access)では、ダウンリンク/アップリンクの、タイムスロットへの割当が動的に変化することが可能となっている。
特開2008−252630号公報
TDD方式では、特に、基地局と移動体通信端末との間の接続状態に応じて物理チャネルのタイムスロットへの割当が変化する。TDD方式に対応した移動体通信端末の試験にあたり、例えば通信に異常が発生した場合に、その物理チャネルの割当を確認することは、試験者にとって、当該異常の発生の原因を特定するための手助けとなり得る。しかしながら、試験者が物理チャネルの割当状況を確認しようとする場合、従来までの試験装置では、試験後に、膨大な量の通信ログからその割当を個別に確認する必要があり、手間と時間がかかっていた。
したがって、本発明の目的は、TDDの通信方式のうち、特にCDMA方式を用いる場合において、試験者が、物理チャネルの割当を容易に確認することができることによって、試験者の手間と時間を減らすことができる試験装置及び試験方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る試験装置50、150は、表示部41と、通信部54と、設定情報取得部51と、表示制御部42とを具備する。
前記通信部は、各種のチャネルを設定し、試験対象である移動体通信端末機(10)との間で、通信フレームが複数のタイムスロットで分割された時分割複信且つ符号分割多元接続方式で通信可能である。
前記設定情報取得部は、前記チャネルのうち物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得する。
前記取得された設定情報に基づき、前記物理チャネルの、前記タイムスロット及びチャネライゼーションコードへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成して前記表示部に表示する。
表示制御部は、物理チャネルの割当の設定情報に基づき、物理チャネルの、タイムスロット及びチャネライゼーションコードへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成して表示部に表示させるので、操作者は、その物理チャネルの割当状況を容易に確認することができる。これにより、操作者の手間及びその割当状況の確認のための時間を減らすことができる。
前記表示制御部は、前記タイムスロットを示す領域を横軸に、前記チャネライゼーションコードを示す領域を縦軸にして、表形式で前記割当状況表示画面を生成してもよい。割当状況表示画面を表形式にすることにより、操作者による割当状況の認識の直感性を高めることができる。
前記移動体通信端末機との通信シーケンスを記述した試験シナリオに従って前記通信部に通信を行わせるシナリオ処理部52ををさらに具備してもよい。また、前記設定情報取得部は、前記試験シナリオのデータに含まれる、前記物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得してもよい。試験シナリオのデータから物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得するので、表示制御部は、試験実行中にリアルタイムで、物理チャネルの割当状況表示画面を生成することができる。
前記設定情報取得部は、前記試験シナリオに含まれる、通信方向の前記タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得してもよい。また、前記表示制御部は、前記取得された設定情報に基づき、前記タイムスロット毎の前記通信方向を示す画像を、前記割当状況表示画面内にさらに生成してもよい。これにより、通信方向の割当も割当状況表示画面内に表示させることができるので、操作者は、物理チャネルの割当状況と、タイムスロットの通信方向とを対応付けて直感的に確認することができる。
前記設定情報取得部は、前記試験シナリオに基づいて前記移動体通信端末機と前記通信部との接続状態を判定し、前記表示制御部は、前記判定された接続状態を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成してもよい。これにより、接続状態の情報も割当状況表示画面内に表示させることができるので、操作者は、現在の接続状態をリアルタイムに確認することができ、また、その接続状態と、現在の物理チャネルまたは通信方向の割当の状況との対応付けを、リアルタイムで確認することができる。
前記試験装置は、前記通信部による通信のシーケンスのログデータを生成するログデータ生成部56をさらに具備してもよい。その場合、前記表示制御部は、前記ログデータの一覧を前記表示部に表示可能である。また、前記設定情報取得部は、前記ログデータの一覧のうち、操作者により指定されたログデータまたはこれに関連するログデータに含まれる、前記物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得してもよい。指定されたログデータまたはこれに関連するログデータから物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得するので、試験後に操作者により指定されたログデータに基づいて、表示制御部は、物理チャネルの割当状況表示画面を生成することができる。
前記設定情報取得部は、前記指定されたログデータまたはこれに関連するするログデータに含まれる、通信方向の前記タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得してもよい。また、前記表示制御部は、前記取得された設定情報に基づき、前記タイムスロット毎の前記通信方向を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成してもよい。これにより、通信方向の割当も割当状況表示画面内に表示させることができるので、操作者は、物理チャネルの割当状況と、タイムスロットの通信方向とを対応付けて直感的に確認することができる。
前記設定情報取得部は、前記指定されたログデータまたはこれに関連するログデータから前記移動体通信端末機と前記通信部との接続状態を判定し、前記表示制御部は、前記判定された接続状態を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成してもよい。これにより、接続状態の情報も割当状況表示画面内に表示させることができるので、操作者は、試験後であってもその接続状態を確認することができ、また、その接続状態と、物理チャネルまたは通信方向の割当の状況との対応付けを容易に確認することができる。
前記表示制御部は、前記操作者の操作に応じて、前記表示制御部により生成された前記割当状況表示画面の前記接続状態の時点を基準とした過去または未来における、前記物理チャネルの前記タイムスロットへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成してもよい。現在表示されている割当状況表示画面の接続状態より過去または未来のログの設定情報に基づいて、当該過去または未来の接続状態における割当状況表示画面を生成することにより、操作者は、現在表示されている割当状況表示画面の接続状態の時点の近辺の割当状況表示画面を容易に確認することができる。
前記試験装置は、前記表示制御部で生成すべき前記割当状況表示画面のデータ量を間引く間引き処理部65をさらに具備してもよい。これにより表示制御部による割当状況表示画面の生成処理の負荷、また、操作者のその画面の監視負荷を軽減することができる。
本発明に係る試験方法は、各種のチャネルを設定し、試験対象である移動体通信端末機(10)との間で、通信フレームが複数のタイムスロットで分割された時分割複信且つ符号分割多元接続方式で通信可能な試験装置50、150による試験方法である。
前記試験方法は、前記取得された設定情報に基づき、前記物理チャネルの、前記タイムスロット及びチャネライゼーションコードへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成し、前記割当状況表示画面を表示する。
以上、本発明によれば、試験者が、物理チャネルの少なくともタイムスロットへの割当を容易に確認することができることにより、試験者の手間と時間を減らすことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、TD−SCDMAのフレーム構造を示す。 図3は、タイムスロットごとのダウンリンク/アップリンク(通信方向)の例を示す。 図4は、スイッチングポイントの移動により通信方向が可変であることを示す図である。 図5は、割当状況表示制御部によって生成される割当状況を示す画像の表示フォーマットである。 図6は、試験装置による割当状況の表示処理を示すフローチャートであり、通信中にリアルタイムに割当状況を表示する例を示す。 図7は、試験シナリオのうち、例えばP?CCPCH(Primary Common Control Physical Channel)に関連する項目の記載例を示す。 図8は、図5で示す表示フォーマットで表示される所定の接続状態(位置登録された状態)における、割当状況表示画面の例を示す。 図9は、図5で示す表示フォーマットで表示される所定の接続状態(RRCの経路が接続された状態)における、割当状況表示画面の例を示す。 図10は、図5で示す表示フォーマットで表示される所定の接続状態(HSUPAの経路が接続された状態)における、割当状況表示画面の例を示す。 図11は、ログデータを生成して記憶した後、特に試験後において、ログの解析時における割当状況の表示処理を示すフローチャートである。 図12は、ログの一覧を表す画面の例を示す。 図13は、ログの一覧のうち1つのログが指定された時の画面の例を示す。 図14は、本発明の第2の実施形態に係る、試験後における表示処理を示すフローチャートである。 図15は、本発明の第3の実施形態に係る、試験後における表示処理を示すフローチャートである。 図16は、図15におけるステップ501で表示された、RRC(SRB)が接続された接続状態(図9に示したものと同様の割当状況)における割当状況表示画面46を示す。 図17は、本発明の第4の実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図18は、間引き処理を含むリアルタイムでの割当状況表示画面の表示処理を示すフローチャートである。 図19A及びBは、複数種の間引き処理の設定のうち、操作者によって選択された設定による間引き処理により生成された割当状況表示画面の例を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(試験装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る試験装置50を含むシステムの構成を示すブロック図である。このシステムは、移動体通信端末10と、試験装置50とを含む。本実施形態では、移動体通信端末10及び試験装置50の間の通信方式として、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA:Time Division - Synchronous Code Division Multiple Access)方式を用いる場合について説明する。
移動体通信端末10は、携帯電話機、データ通信端末機、またはこれらに用いられる移動体通信用の半導体デバイス等であり、試験装置50による通信試験の対象となる機器である。試験装置50は、疑似基地局として機能し、移動体通信端末10を試験する。
試験装置50は、操作部43、表示部41及び表示制御部42を備える。
操作部43は、試験者等を含む操作者による操作が入力されるデバイスである。操作部43は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のデバイスである。
表示部41は、表示制御部42により生成された表示画像を表示する。表示部41は、例えば液晶等のデバイスである。
表示制御部42は、表示部41で表示される画像を生成する。また、表示制御部42は、操作者が操作部43を介して入力した操作情報を受け、その操作情報に基づいた処理を行う。表示制御部42は、後述するようにログ表示制御部421及び割当状況表示制御部422を備える。
これら操作部43、表示部41、表示制御部42及び後述するログ記憶部57は、例えば試験装置50の本体とは別体の装置として設けられ、この別体の装置が試験装置50の本体に接続されてもよい。この別体の装置として、典型的にはPC(Personal Computer)等が用いられる。
試験装置50は、設定情報取得部51、シナリオ処理部52、通信部54、ログデータ生成部56、ログデータ記憶部57を備える。
シナリオ処理部52は、移動体通信端末10との間で通信試験を行うための試験シナリオのデータであるシナリオファイルを図示しない外部装置から取得して、このシナリオファイルに記述された試験装置50の動作シーケンスや通信シーケンスに従って、試験装置50の各部を制御し、後述するメッセージ処理部543に送信メッセージの生成を指示し、メッセージ処理部543から受けた応答メッセージの処理結果を受けて、これに対する動作の判断を行う。上記外部装置は、例えば図示しない記憶装置や、上記したPC等であり、このシナリオファイルを記憶している。試験装置50は、その試験シナリオに従って疑似基地局として動作して移動体通信端末10と通信する。
通信部54は、各種の、論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルを設定し、移動体通信端末機10との間で通信を行う機能を備える。具体的には、通信部54は、メッセージ処理部543、レイヤ処理部541及び送受信部542を有する。
メッセージ処理部543は、シナリオ処理部52からの指示に従って、移動体通信端末10に送信すべき送信メッセージを生成する。また、メッセージ処理部543は、移動体通信端末10から送信され、送受信部542及びレイヤ処理部541を介して受信された応答メッセージを処理し、その結果をシナリオ処理部52に通知する。
試験シナリオに用いられる送信メッセージは、移動体通信端末10の制御に関連する送信メッセージと、移動体通信端末10の制御に関連しない送信メッセージとを含む。制御に関連する送信メッセージとしては、例えば、送信電力制御情報や報知情報等がある。制御に関連しない送信メッセージとしては、例えば、動画データや、静止画データ、音声データ、メール内容のデータ等の各種のユーザデータがある。
レイヤ処理部541は、送信メッセージ及び応答メッセージをレイヤ毎に処理する。レイヤ処理部541は、メッセージ処理部543により生成された送信メッセージに対して、所定の通信規格(ここではTD−SCDMA)に対応した通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された送信メッセージを送受信部542へ出力する。また、レイヤ処理部541は、送受信部542を介して受信された応答メッセージに対して通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された応答メッセージをメッセージ処理部543へ出力する。
レイヤ処理部541は、各レイヤで処理を行う毎に、その通信内容をログデータ生成部56に出力する。レイヤとしては上位から、RRC(Radio Resource Control)、PDCP(Packet Data Control Protocol)、RLC(Radio Link Control)、MAC(Media Access Control)、PHY(PHYsical)がある。
これら各レイヤは、ダウンリンクでは、上位から受けた通信データにこのレイヤ特有の処理を行い、下位に渡す。各レイヤは、アップリンクでは、下位から受けた通信データにこのレイヤ特有の処理を行い上位に渡す。
送受信部542は、レイヤ処理部541から出力されたダウンリンクのデータを、D/A変換、変調、周波数変換等を行って、移動体通信端末10へ送信し、また、移動体通信端末10から送信されたアップリンクの信号に周波数変換、復調、A/D変換等を行い、それにより得たデータを、レイヤ処理部541に入力する。送受信部542は、RF信号の送受信機や、IQデータ等のベースバンド信号を送受信するデジタルインターフェースを備えている。
ログデータ生成部56は、レイヤ処理部541の各レイヤから出力される通信データから、ログデータを生成する。具体的には、ログデータ生成部56は、各レイヤから得られる通信データにログヘッダを付加することにより得られるデータを、ログデータとして生成する。ログデータ生成部56は、時刻生成部561、ID生成部562を有する。時刻生成部561は、ログ発生時の時刻を記録するための時刻情報をログヘッダ内に生成する。ID生成部562は、生成された個々のログレコードを識別する識別子をログヘッダ内に生成する。
ログヘッダは、例えば、上記ID及び時刻の他、送信元レイヤ、宛先レイヤ、また、後述するように、チャネル情報、BTS(Base Transceiver Station)番号、プリミティブ(Primitive)名、通信データ長等を含む。
ログデータ記憶部57は、ログデータ生成部56で生成されたログデータを記憶する。ログデータ記憶部57は、HDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ等の大容量記憶媒体である。ログデータ記憶部57は、この試験装置50とは別体の外部記憶装置であってもよい。
ログ表示制御部421は、ログデータ記憶部57に記憶されているログデータを予め定められた表示フォーマットに従い、表示部41に表示させる。
設定情報取得部51は、接続状態判定部511を備える。接続状態判定部511は、試験装置50が、今現在、移動体通信端末10と通信途中である場合、試験装置50と移動体通信端末10との接続状態(接続の段階)を判定する。この場合、接続状態判定部511は、シナリオ処理部52からメッセージ処理部543へ渡される送信メッセージの生成指示や、メッセージ処理部543からシナリオ処理部52へ渡される応答メッセージの処理結果に基づいて、現在の接続状態をリアルタイムに判定する。
また、接続状態判定部511は、試験装置50と移動体通信端末10とが通信していない場合(通信終了後)、ログデータ記憶部57に記憶された通信のログデータに基づき、試験装置50と移動体通信端末10との接続状態を判定することもできる。この場合、後述するように、接続状態判定部511は、操作者により指定されたログデータに基づき、過去の通信時の接続状態を判定する。
設定情報取得部51は、主にシナリオ処理部52からメッセージ処理部543へ渡される送信メッセージの生成指示から、物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得する。また、設定情報取得部51は、ログデータ記憶部57に記憶されているログデータから、物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得することも可能である。これにより、設定情報取得部51は、チャネル割当を特定する。具体的には、この設定情報は、物理チャネルの、フレーム内のタイムスロットへの割当及びチャネライゼーションコードへの割当の設定を示す情報である。CDMA系の通信方式では、物理レイヤにおいてスペクトラム拡散処理を行うためにチャネライゼーションコードが用いられる。
さらに、設定情報取得部51は、当該試験シナリオから、ダウンリンク/アップリンク、つまり通信方向の、タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得する。この設定情報は、例えば後述するスイッチングポイントの情報であり、例えば試験シナリオに予め記載されている。また、設定情報取得部51は、ログデータ記憶部57に記憶されているログデータから、通信方向の、タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得することも可能である。これにより、設定情報取得部51は、通信方向のタイムスロットへの割当(通信方向割当)を特定することができる。
割当状況表示制御部422は、設定情報取得部51で取得された設定情報に基づくチャネル割当の情報に基づき、物理チャネルの割当の状況を、予め定められた後述する表示フォーマット(図4参照)に従い、表示部41に表示させる。また、割当状況表示制御部422は、チャネル割当の他、設定情報取得部51で取得された設定情報に基づく通信方向のタイムスロットへの割当の状況、及び、接続状態判定部511により判定された接続状態を示す情報を、上記表示フォーマットに従い、物理チャネルの割当とともに、表示部41に表示させる。
なお、図示していないが、試験装置50は、通信部54を複数組、備える構成であってもよい。一組の通信部54は、1台の基地局の動作を模擬する。このため、試験装置50がこの組合せを複数備えることにより、例えば、移動体通信端末10が通信先の基地局を切り替えるハンドオーバ動作の試験を、1台の試験装置50で行うことができる。なお、この場合は、試験装置50は、各組から送信される信号を結合して移動体通信端末10に出力するとともに、移動体通信端末10から受信した信号を各組に分配する結合器(不図示)を備える。
試験装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備えている。試験装置50は、CPUに加え、または、CPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。
試験装置50の構成は、上記ハードウェアのみで実現されてもよいし、または、ハードウェア及びソフトウェアの両方で実現されてもよい。後者の場合、上記CPU等のプロセッサであるハードウェアと、例えば上記ROMや他の記憶デバイスに記憶されたソフトウェアとの協働により、図に示した試験装置50の各機能ブロックの機能を実現する。
(TD−SCDMAのフレーム構造)
図2は、TD−SCDMAのフレーム構造を示す。TD−SCDMAのフレームは、10ms周期の無線フレーム(Radio frame)からなり、この無線フレームは、2つのサブフレーム(sub-frame)からなる。
各サブフレームには、タイムスロット#0からタイムスロット#6までの7つのタイムスロット(timeslot)が含まれる。タイムスロット#0とタイムスロット#1との間に、下り方向の同期用信号を含む区間DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)と、無信号区間GP(Guard Period)と、上り方向の同期用信号を含む区間UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)とが設けられている。
図3は、タイムスロットごとの通信方向の例を示す。タイムスロット#0は、基地局すなわち試験装置50から各移動体通信端末10へのダウンリンクの通信に用いられ、タイムスロット#1は、アップリンクの通信に用いられるように予め規定されている。タイムスロット#2からタイムスロット#6までは、何れの方向にも用いることができる。なお、規定によっては、タイムスロット#6をダウンリンク用とし、タイムスロット#1からタイムスロット#5までを、何れの方向にも用いることができるように定めている場合もある。
スイッチングポイント(Switching Point)は、アップリンクとダウンリンクの、タイムスロットへの割当を決定し、具体的にはアップリンクからダウンリンクへの切り替え位置の機能を持つ。図3に示す例では、スイッチングポイントは、タイムスロット#3と#4との間にあり、タイムスロット#2及び#3にはアップリンクが割り当てられ、タイムスロット#4〜#6にはダウンリンクが割り当てられている。
TD−SCDMAでは、スイッチングポイントを移動させることによって、ダウンリンク/アップリンクの割当を変更することができる。具体的には、通信状態、例えばネットワークの輻輳状態に応じて、その割当を動的に変更することができる。図4Aに示す例では、スイッチングポイントがタイムスロット#3及び#4の間にあり、図4Bに示す例では、スイッチングポイントがタイムスロット#2及び#3の間にある。
(割当状況の表示フォーマット)
図5は、上記した割当状況表示制御部422によって生成される割当状況を示す画像の表示フォーマットである。この表示フォーマット45は、表形式で表され、横軸のタイムスロットナンバー領域451、このタイムスロットナンバー領域451に沿って配置された通信方向割当領域452、縦軸のチャネライゼーションコード領域453、そして、マトリクス状のチャネル割当領域454を有する。
タイムスロットナンバー領域451には、固定のタイムスロットを示す情報としての識別番号(Slot No.:0〜6)が配置される。チャネライゼーションコード領域453には、固定のチャネライゼーションコードを示す情報としてのチャネライゼーションコード番号(ChCode:1〜16)が配置される。通信方向割当領域452には、タイムスロットごとに割り当てられるダウンリンク/アップリンク、つまり通信方向を示す情報が、例えば「U」及び「D」の文字でそれぞれ配列される。通信方向を示す情報は、上記したように一部のタイムスロットで可変である。
図5に示す例では、例えば最上段に、接続状態(Status)を示す領域455も設けられている。接続状態は、上記したように、接続状態判定部511により判定され、可変である。接続状態を示す領域は、最上段に限られず、最下段等の別の位置に配置されていてもよい。
さらに、この表示フォーマットは、タイムスロット#0及び#1の間に、スペース領域456を有する。スペース領域456は、DwPTS、GP及びUpPTSのスロットに相当する領域である。なお、スペース領域456は、表示する上では、もちろん無くても構わない。
(試験装置による割当状況の表示処理1)
図6は、試験装置による割当状況の表示処理を示すフローチャートであり、通信中にリアルタイムに割当状況を表示する例を示すものである。
シナリオ処理部52が試験シナリオを読み込み、その試験シナリオに従って、試験装置と移動体通信端末10との間の通信を開始する(ステップ101)。
設定情報取得部51は、試験シナリオのデータから、チャネル割当に関連する設定情報を取得し、物理チャネルの割当位置を特定する(ステップ102)。具体的には、以下のように、物理チャネルの割当位置が特定される。
図7は、試験シナリオのうち、ある特定の物理チャネル、例えば破線で囲まれた部分に記載されているように、P?CCPCH(Primary Common Control Physical Channel)に関連する項目の記載例を示す。設定情報取得部51は、この試験シナリオの記載に含まれる多数のパラメータのうち、以下の項目(1)〜(4)(図7で一点鎖線で囲まれた項目)を参照して、物理チャネルの割当位置を特定する。
(1)PhyCHCode = 1: チャネライゼーションコードの割当位置の先頭が、チャネライゼーションコード番号1〜16のうちの1であることを示す。
(2)NumOfCHCodes= 2: チャネライゼーションコードの割当数が、2つであることを示す。
(3)StartSlot = 0: タイムスロットの割当位置の先頭が、スロット#0〜#6のうち、#0であることを示す。
(4)NumOfSlots = 1: タイムスロットの割当数が、1つであることを示す。
(1)と(2)から、P?CCPCHがチャネライゼーションコード番号の1から2までに割り当てられることが分かる。また、(3)と(4)から、P?CCPCHがタイムスロットの#0に割り当てられることが分かる。
また、設定情報取得部51は、ダウンリンク/アップリンクの、つまり通信方向の、タイムスロットへの割当位置を特定する(ステップ103)。ここでは図示しないが、設定情報取得部51は、試験シナリオのデータから、スイッチングポイントの位置を示すパラメータを、設定情報として取得し、これを特定する。
接続状態判定部511は、シナリオ処理部52で読み込まれた試験シナリオのデータや、メッセージ処理部543との間でやりとりされる送信メッセージ及び応答メッセージのデータから、現在の接続状態をリアルタイムに判定する(ステップ104)。後でも述べるが、例えば現在の接続状態、移動体通信端末10が位置登録された状態や、あるいは、信号無線ベアラ(SRB:Signal Radio Bearer)の接続等、制御情報を送信するための経路が確立された状態が個々に判定される。
ここで、接続状態の判定(ステップ104)を、ステップ102及び103より先に実行してもよい。また、チャネル割当の特定(ステップ102)より、通信方向割当の特定(ステップ103)を先に実行してもよい。
割当状況表示制御部422は、ステップ102及び103で特定された物理チャネルの割当及び通信方向の割当を、ステップ104で特定された接続状態とともに、図8〜10で具体的に説明するように、図5に示した表示フォーマット45に表形式で表示する(ステップ105)。
図8、9及び10は、当該表示フォーマットで表示される、それぞれ別の接続状態における、割当状況表示画面46の例を示す。これらの図は、実際の多数の接続状態のうち、ごく一部を示すものである。
図8に示すIdle状態は、移動体通信端末10が位置登録された状態である。この接続状態において、上の例で説明したように、P?CCPCHのチャネルが、タイムスロット#0、チャネライゼーションコード番号1、2の位置に割り当てられている。また、この接続状態では、設定情報取得部51及び割当状況表示制御部422による同様の処理によって、タイムスロット#0の、チャネライゼーションコード番号3,4にPICH(Paging Indication Channel)、チャネライゼーションコード番号5,6にS−CCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)、チャネライゼーションコード番号15にFPACH(Fast Physical Access Channel)が割り当てられている。また、タイムスロット#1のチャネライゼーションコード番号4,5に、PRACH(Physical Random Access Channel)が割り当てられる。さらに、スイッチングポイントは、タイムスロット#3と#4との間に設定されている。
物理チャネルの割当を表す画像として、具体的には図に示すように、横軸と縦軸とで描かれたマトリクス状の各領域に、各物理チャネルの文字を含む領域が個別に当てはめられるような画像が表示される。ここで、本実施形態では、各種の物理チャネルを示す領域は、個々に異なる色を有している。これにより、操作者は物理チャネルを色で把握することができ、直感性を高めることができる。
図9は、上記の位置登録後、RRC(Radio Resource Control)の経路が接続された状態、つまり上記SRBが確立された状態を示す。ここでは、DL−DPCH(Downlink - Dedicated Physical Channel)、UL−DPCH(Uplink - Dedicated Physical Channel)が割り当てられている。スイッチングポイントは、図8に示す位置と同じである。
図10は、上記SRBの確立の後、HSPA(High Speed Packet Access)による方式における、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)の経路が接続された状態を示す。これは、つまりデータ無線ベアラ(DBR:Data Radio Bearer)が確立された状態であり、主に個別のユーザデータが通信され得る状態である。ここでは、通信方向として、タイムスロット#5と#6との間にスイッチングポイントが配置され、#2〜5にアップリンク、#6にダウンリンクが割り当てられている。また、物理チャネルとしては、HS−SICH(Shared Information Channel for HS-DSCH)、E−HICH(E(Enhanced) - DCH Hybrid ARQ(Automatic Repeat Request) Indicator Channel)、E−AGCH(E - DCH Absolute Grant Channel)、E−PUCH(E - DCH Physical Uplink Channel)、HS−PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared Channel)が割り当てられている。
ステップ101〜105の一連の処理が繰り返されることにより、接続状態ごとに、リアルタイムで割当状況を表示することができる。
なお、割当状況表示制御部422は、以上のような割当状況表示画面46を、表示部41の画面全体に表示させてもよいし、当該画面全体のうちの一部に表示させてもよい。割当状況表示画面46を一部に表示させる場合、他の画面と並列させてまたは重ねて表示させてもよい。
図6の説明に戻る。試験実行中、つまり、通信部54により移動体通信端末との間で通信が行われている間、ログデータ生成部56は、通信部54による通信のシーケンスのログを生成している。具体的には、ログデータ生成部56は、各レイヤ間の通信データを取得し(ステップ106)、各通信データにログヘッダを付加して、これをログデータとしてログデータ記憶部57に記憶している(ステップ107)。このステップ106及び107は、後述するログデータからチャネル割当状況及び通信方向割当状況の表示画面を生成する「表示処理2」の前提の処理となる。なお、ステップ107において、ログデータを記憶するとともにログ表示を行ってもよい。
以上のように、割当状況表示制御部422は、設定情報取得部51で取得され特定された割当の情報に基づき、接続状態ごとに、物理チャネルを示す情報と、タイムスロット及びチャネライゼーションコードをそれぞれ示す情報との対応付けを表す割当状況表示画面46を生成する。したがって、操作者は、接続状態ごとに、その割当の状況を容易に確認することができる。その結果、操作者の手間及び割当状況の確認のための時間を減らすことができ、操作者の労力を軽減することができる。これにより、デバッグ等の作業を容易化し、移動体通信に用いられる機器の開発の効率を高めることができる。
また、図8〜10に示したように、割当状況の画像を表形式で表示するので、操作者による割当状況の認識の直感性を高めることができる。
また、タイムスロットを示す情報と通信方向を示す情報とを対応付けて表示するので、操作者は、物理チャネルの割当状況と、タイムスロットの通信方向とを対応付けて直感的に確認することができる。
また、本実施形態では、接続状態判定部511により現在の接続状態が判定され、その接続状態ごとに、試験中にリアルタイムで割当状況が表示される。したがって、操作者は、現在の接続状態をリアルタイムで確認することができ、また、その接続状態と現在の割当の状況との対応付けをリアルタイムで確認することができる。
さらに、本実施形態に係る割当状況の表示フォーマット45(図5参照)は、DwPTS、GP及びUpPTSのスロット(図2参照)に相当するスペース領域456を含むことにより、操作者は、TD−SCDMAのフレーム構造と、この割当状況表示画面46とを直感的に結びつけることができ、割当状況の確認が容易になる。
通信方向を示す領域では、アップリンクが「U」、ダウンリンクが「D」として示されていたが、このような文字に限られない。例えば、図形や記号、例えば上矢印/下矢印で通信方向が示されてもよいし、通信方向別に異なる色または模様で描かれたブロックが当てはめられてもよい。
(試験装置による割当状況の表示処理2)
次に、上記のようにログデータを生成して記憶した後、特に試験後において、ログの解析時における割当状況の表示処理について説明する。図11は、その処理を示すフローチャートである。
ログ表示制御部421は、ログデータ記憶部57に記憶されたログデータを基に、表示部41にログを表示させる(ステップ201)。この表示の形式は任意であり、例えば図12に示すように、ログを一覧で示している。
このログ表示画面21は、ログデータに含まれる上記ログヘッダ内の情報を、上から下へ時系列に並べて表示するログヘッダ情報表示エリア24と、通信データの内容を表示する通信データ情報表示エリア25とを含む。図12では、大量に生成されるログデータのうち、上記したようにごく一部のログデータを示しており、例えば画面の上領域(符号28で示す)をスクロール操作することによって、現在表示されていない他のログデータも表示可能となっている。
ログヘッダ情報表示エリア24は、上記したログヘッダ内に含まれるデータのうちのいくつかに対応した、「No.」、「PHY」〜「RRC」、「Primitive」、「Channel」、「Progress Time」の表示領域を含む。これらはログヘッダに含まれる情報である。
「No.」は、個々のログデータのシーケンシャルな識別番号であり、本実施形態では、上記ID生成部562によって生成される番号である。
「PHY」〜「RRC」は、どのレイヤ間でのデータの通信方向かを矢印で示す。これは、上記の送信元レイヤ、宛先レイヤの情報に基づいて表示される。図の例では、No.31、33、35、38及び39のログデータがダウンリンクデータであり、No.32、34、36、37及び40のログデータがアップリンクデータである。また、例えばNo.35及び37のログデータは、RRCレイヤ及びMACレイヤ間での信号の要求及び確認を示している。
「Primitive」は、各レイヤ間の設定命令を示す。この図の例では、無線リンクをセットアップする時の設定を示している。
「BTS」は、BTS番号である(疑似)基地局の番号を示す。この試験装置50は、ハンドオーバ関連の試験用に複数の基地局の機能を持つ。
「Channel」は、上記したチャネル情報に基づいて表示され、どの通信チャネルを用いた通信か示す。図の例では、P?CCPCHが用いられている。
「Progress Time」は、時刻生成部561によって付加された時刻である。
通信データ情報表示エリア25は、「Message」の項目を含む。これは、メッセージ名またはメッセージタイプ(以下、単にメッセージ名という。)を示す。メッセージ名は、上記メッセージ処理部543において、例えば試験シナリオから抽出され、あるいは試験シナリオに基づき作成される情報である。この図の例では、「Message」はどのログデータについても示されていないが、例えば、この図12に示したログデータは、すべて同じメッセージを持ち、代表の1つのログについてメッセージ名が表示され得る。
また、通信データ情報表示エリア25は、このログ表示画面21の下方の2段のエリア26及び27を含み、これらのエリアは、操作者による操作部43を介した操作により指定されたログ(後述)の通信データを表示するエリアである。この図の例では、未だ操作者による指定が行われておらず、エリア26及び27には、何も表示されていない。
図11のフローチャートの説明に戻る。操作者は、上記のようなログ表示画面21を参照しながら、所望のログデータ、例えば図12に示したNo.31のログデータを指定する(ステップ202のYES)。そうすると、図13に示すように、例えばNo.31のログデータの欄が強調表示される。この際、通信データ情報表示エリア25のうち上段のエリア26に、操作者により指定されたログデータ内の通信データの変換表示が行われる。例えば、上段エリア26には、CPHY-RL-SETUP-TDS-PAR…というように表示され、それ以下には、そのセットアップに関する各種のパラメータが表示される。なお、下段のエリア27はHEX表示(例えば、7F 00 00 04 00 00…というように表示される)である。
図13に示した例では、指定されたNo.31のログに含まれる通信データ内に、一点鎖線で囲まれる部分に示すように、物理チャネルの割当に関連する設定情報が含まれる。各種のログのうち物理チャネルの割当に関連する設定情報を含むログは、その「Message」(メッセージ名)によって予め決まっている。あるいは、それはメッセージ名でなく「Primitve」(プリミティブ名)よって予め決まっていてもよい。本技術についての知見を持つ操作者であれば、当該設定情報を含むログに対応するメッセージ名またはプリミティブ名を知っており、設定情報を持つログを指定することができる。
例えば、S−CCPCH、PICH等の共通チャネルに関連する情報は、SIB5(System Information Block Type5)という報知情報に関するメッセージ内に含まれる。
一方、例えばDPCH、HS−PDSCH等の専用チャネルに関連する情報は、以下に示す多数のメッセージ内に含まれ、状況によって使い分けされる。
メッセージ名:RRC Connection Setup / Radio Bearer Setup / Radio Bearer Release / Radio Bearer Reconfiguration / Transport Channel Reconfiguration / Physical Channel Reconfiguration / Cell Update Confirm
設定情報取得部51は、指定されたログに含まれる当該設定情報を取得し、この設定情報から(図13で一点鎖線で囲まれるパラメータ)から、チャネル割当を特定する(ステップ203)。
また、本技術について知見を持つ操作者が、各種のログのうち、ステップ202で指定したログ近くの、通信方向の割当に関連する設定情報を含むログを指定する(ステップ204のYES)。ここではそのログデータ及びそれに含まれる通信データの図示は省略する。設定情報取得部51は、指定されたログに含まれる当該設定情報を取得し、この設定情報(例えばスイッチングポイントの情報)から、各タイムスロットへの通信方向割当を特定する(ステップ205)。
接続状態判定部511は、それら指定されたログの時刻以前、且つ、その時刻の直近の時刻を持つログに基づいて接続状態を判定する(ステップ206)。接続状態の種別は、メッセージ名と関連付けられているため、あるいはログの通信データ内のパラメータと関連付けられているため、接続状態判定部511は、その接続状態を判定することができる。接続状態が判定されると、割当状況表示制御部422は、図8〜10で示したように、物理チャネルの割当、通信方向の割当及び判定された接続状態を、表形式で表示部41に表示させる(ステップ207)。
ステップ201〜207の一連の処理が繰り返されることにより、接続状態ごとに、割当状況を表示することができる。
以上のように、本実施形態では、操作者により指定されたログデータに含まれる設定情報に基づいて、割当状況表示画面46を表示することができる。したがって、例えば試験後に、操作者は所望のログデータを任意に指定して、その直近の接続状態における割当状況表示画面46を表示させ、その内容を容易に確認することができる。このことは特に、試験の結果の解析時において、ある接続状態における異常の発生の原因を究明したりする場合などに有効である。
また、任意のログを指定できることから、操作者は、任意のレイヤの通信データを指定することができ、各レイヤの処理と、割当状況表示画面46との関連性を考慮しつつ、また、その関連性に基づく異常の原因の究明を行うことができる。
[第2の実施形態]
図14は、本発明の第2の実施形態に係る、試験後における表示処理(表示処理3)を示すフローチャートである。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係る装置やその処理と同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態に係る試験装置の構成は、図1に示した試験装置50の構成と同様でよい。
図14に示す表示処理は、各種ログのうち、物理チャネル及び通信方向のそれぞれの割当に関連する設定情報が含まれるログがどのログであるのかを、たとえ操作者が知らない場合であっても、操作者が指定した任意のログに基づいて、抽出対象となる設定情報が含まれるログデータを特定することを特徴とする。
ログ表示制御部421は、上記ステップ201と同様にログを表示する(ステップ301)。操作者は、各種ログのうち、例えば図12に示したNo.32のログを指定したとする(ステップ302のYES)。そうすると、設定情報取得部51は、その指定されたのログの時刻以前で、チャネル割当に関連する設定情報を含む直近のログであるNo.31のログを特定する(ステップ303)。設定情報取得部51は、抽出対象とされる設定情報が含まれるログデータのメッセージ名(またはプリミティブ名でもよい)の種類を予め記憶しておくことにより、そのメッセージ名と同じまたは対応するメッセージ名の情報を含み、且つ、抽出対象となる設定情報を含むログデータを特定することができる。つまり、設定情報取得部51は、指定されたログに関連するログデータを特定し、そのログデータから抽出対象となる設定情報を取得することができる。
また、表示部41に表示されたあるログを操作者が指定した場合、表示部41には表示されていない、メッセージ名が対応する直近のログが特定される場合ももちろんある。
設定情報取得部51は、特定されたログの設定情報からチャネル割当を特定する(ステップ304)。
設定情報取得部51は、指定されたログの時刻以前で、通信方向割当に関連する設定情報(例えばスイッチングポイントの情報)を含む直近のログ(指定されたログに関連するログ)を、同様に特定する(ステップ305)。
ステップ306〜308は、ステップ205〜207とそれぞれ同様の処理である。
以上のように、本実施形態に係る処理では、操作者が、物理チャネル及び通信方向のそれぞれの割当に関連する設定情報を含むログを知らない場合であっても、それを含む直近のログを特定し、それらに基づく割当状況を表示することができる。また、操作者が、当該設定情報を含むログを知っていたとしても、操作者はわざわざ当該設定情報を含むログを指定する必要がなく、当該設定情報を含むログの時刻近傍にある任意のログを指定することにより、自動的に当該設定情報を含むログを特定することができ、操作者の労力を軽減することができる。
[第3の実施形態]
図15は、本発明の第3の実施形態に係る、試験後における表示処理(表示処理4)を示すフローチャートである。本実施形態の特徴は、例えば図11及び14にそれぞれ示したステップ207及び308で表示された割当状況表示画面46で示された接続状態の時点を基準とした過去または未来の割当状況表示画面の表示処理を行うことである。なお、本実施形態に係る試験装置の機能ブロックの構成は、図1に示した試験装置50の構成と同様でよい。
ステップ401、402、・・・501は、図11で示したステップ201〜207、また、図14で示したステップ301〜308と、同様の処理である。
図16は、例えばステップ501で表示された、RRC(SRB)が接続された接続状態(図9に示したものと同様の割当状況)における割当状況表示画面46を示す。この画面の下方には、現在表示されている(ステップ501で表示された)割当状況表示画面46を生成するための設定情報を含むログデータの時刻より、過去の接続状態及び未来のログの接続状態における割当状況表示画面46を、表示部41で表示するためのボタン48、49が設けられている。
設定情報取得部51は、操作者によるこれらの履歴表示のための操作入力を監視する(ステップ502)。具体的には、設定情報取得部51は、操作者により操作部43を介して、これらの過去(前)の接続状態を示すボタン48及び未来(後)の接続状態を示すボタン49のうちいずれか一方が押されるか否かを判定する。
現在表示されている割当状況表示画面46を生成するための設定情報を含むログより前の接続状態の画面を表示するためのボタン48が押された場合(ステップ503のYES)、接続状態判定部511は、以下の処理を実行する。すなわち、現在表示されている割当状況表示画面46を生成するための設定情報を含むログの時刻より過去の直近のログデータに基づいて、接続状態を判定する(ステップ504)。設定情報取得部51は、当該過去の直近のログ(上記判定された接続状態の時のログ)を特定し、そのログから物理チャネルに関連する設定情報を取得して、その設定情報からチャネル割当を特定する(ステップ505)。同様に、設定情報取得部51は、当該過去の直近のログ(上記判定された接続状態の時のログ)を特定し、そのログから通信方向に関連する設定情報を取得して、その設定情報から通信方向割当を特定する(ステップ506)。そして、割当状況表示制御部422は、それら特定されたチャネル割当及び通信方向割当のそれぞれの状況を表す画面を、割当状況表示画面として表示する(ステップ507)。この場合、図9で示された画面の1つ前の接続状態の割当状況表示画面が表示される。
ステップ503でNOの場合、つまり、現在表示されている割当状況表示画面46を生成するための設定情報を含むログの時刻より後の接続状態の画面を表示するためのボタン49が押された場合、次のような処理が実行される。すなわち、ステップ508〜511では、設定情報取得部51は、現在表示されている割当状況表示画面46を生成するための設定情報を含むログの時刻より未来の直近のログ群から、接続状態、チャネル割当及び通信方向割当を特定し、割当状況表示制御部422は、それらの状況を表す画面を割当状況表示画面として表示する。この場合、図9で示された画面の1つ後の接続状態の割当状況表示画面が表示される。
また、現在表示されている割当状況表示画面46を基準として、試験装置50は、ステップ502からの処理を繰り返し実行することも可能である。これにより、操作者は、現在表示されている割当状況表示画面の接続状態から、次々に過去または未来への接続状態を辿りながら、割当状況表示画面の履歴を確認することができる。
以上のように、現在表示されている割当状況表示画面46の接続状態より過去または未来のログの設定情報に基づいて、当該過去または未来の接続状態における割当状況表示画面を表示することにより、操作者は、指定したログの時刻の近辺の割当状況表示画面を容易に確認することができる。これにより、そのログの時刻の近辺で発生した異常の原因の特定が容易になる。
なお、ステップ501で割当状況表示画面46が表示される時、その表示された接続状態の時点より過去分または未来分の1つ以上の接続状態における割当状況表示画面を、表示制御部が図示しない表示用のバッファメモリに蓄積しておいてもよい。これにより、上記ボタン48または49が押された時に、その割当状況表示画面の履歴の表示速度を高めることができる。したがって、操作者が指定したログの時刻近辺で発生した異常の原因の特定作業の時間を短縮することができる。
過去及び未来の接続状態を示すための操作インタフェースは、上記のようにGUIによるボタンに限られず、試験装置50の本体に設けられまたは接続された機械的な操作部であってもよい。また、ボタンに限られず、割当状況表示画面46に設けられたスクロール等の機能によって、現在表示されている割当状況表示画面の接続状態より過去または未来の接続状態における割当状況表示画面を表示することも可能である。
なお、図15において、ステップ504の処理が、ステップ506の後に実行されてもよいし、同様に、ステップ508の処理が、ステップ510の後に実行されてもよい。
[第4の実施形態]
図17は、本発明の第4の実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る試験装置150は、上記リアルタイムの表示処理において、割当状況表示制御部422で生成すべき割当状況表示画面46の画像データのデータ量を間引く間引き処理部65を備える。間引き処理部65は、間引き処理の設定を登録する設定登録部651を有する。間引き処理の設定は、操作者による操作部43を介した操作入力によって行われ、設定登録部651は、その設定内容を記憶する。
割当状況表示制御部422は、間引き処理部65の設定登録内容に基づく処理により抽出されたデータに基づいて、割当状況表示画面46を生成し、これを表示部41に表示させる。
図8〜10に示した割当状況表示画面46を基本割当画面として、間引き処理部65によるその基本割当画面からの間引き処理のいくつかの設定内容の例を、以下に挙げる。
(a)各種の物理チャネルのうち、操作者により予め選択された任意の1以上の物理チャネルの、各タイムスロット#0〜6への割当の表示
(b)タイムスロット#0〜6及びチャネライゼーションコード番号1〜16のうち、操作者により予め選択された任意の1以上のタイムスロット及び1以上のチャネライゼーションコードの、物理チャネルの割当の表示
(c)ダウンリンク及びアップリンクのうち、操作者により予め選択された一方向のデータのタイムスロットの割当の表示
(d)各種の接続状態のうち、操作者により予め選択された任意の1以上の接続状態での割当状況の表示
(e)上記(a)〜(d)のうち少なくとも2つの組み合わせの割当による表示
操作者は、(a)〜(e)のうちいずれか1つの間引き処理の設定を行った場合、設定登録部651は、その設定内容を登録する。
図18は、この間引き処理を含むリアルタイムでの割当状況表示画面46の表示処理(表示処理5)を示すフローチャートである。
操作者による間引き処理による設定の操作があった場合(ステップ601のYES)、設定登録部651は、この設定内容を登録する(ステップ602)。設定の操作がない場合(ステップ601のNO)、試験装置150は、間引き処理を行わずにリアルタイムの表示処理(例えば図6に示した表示処理1)を実行する(ステップ603)。
ステップ604〜607は、図6におけるステップ101〜104と同様の処理である。
ステップ607の後、間引き処理部65は、設定情報取得部51で取得された設定情報(接続状態の情報も含む)から、設定内容に基づいて、表示に必要なデータを抽出する(ステップ608)。つまり、表示に不要なデータを省く間引き処理を行う。そうすると、割当状況表示制御部422は、その間引き処理に応じてデータ量が削減された割当状況表示画面46a、46b(図19参照)を表示部41に表示させる(ステップ609)。
図19A及びBは、上記各種の間引き処理の設定内容のうち、上記(c)と(d)との組み合わせによる間引き処理によって順に生成された割当状況表示画面の例を示す。この設定内容では、間引き処理(c)についてはダウンリンクのみの表示である。また、間引き処理(d)については、位置登録された状態及びHSUPA(DRB)が接続された状態を表示したもの、つまり、例えば図8〜10に示した3種類の接続状態のうち図9に示したRRC(SRB)が接続された状態の表示を省いたものである。
以上のような間引き処理により、表示制御部42による、リアルタイムで変わる割当状況表示画面の生成処理、つまり表示処理の負荷、また、操作者のその画面の監視負荷を軽減することができる。
具体的には、リアルタイムの表示処理では、割当状況表示画面46が刻々と変わるので、上記設定内容の例のうち(d)のように、すべての種類の接続状態における割当状況を表示するのではなく、操作者により選択された接続状態での割当状況表示画面46a、46bを表示することにより、表示処理の負荷が大幅に軽減され、また、試験者としての操作者による画面の監視負荷も軽減される。特に操作者にとっては、不必要な項目を表示させることなく、操作者が確認したい項目のみを割当状況表示画面46a、46bとして表示することができるので、操作者は割当状況を容易に確認することができ、またこれにより、確認対象とする項目の確認ミスを減らすことができる。
本実施形態に係る間引き処理は、リアルタイムの表示処理の場合に限られず、表示処理2〜4に示したような、試験後のログの指定による割当状況の表示処理にも適用可能である。この場合、特に、上記のような操作者によって確認したい項目のみを割当状況表示画面として表示し、不要な項目を減らすことができるので、割当状況を容易に確認することができ、確認対象とする項目の確認ミスを減らすことができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記実施形態ではTD−SCDMAの通信方式が用いられる場合について説明したが、TDD且つCDMAの通信方式であれば、TD−SCDMAに限られることはない。
また、図8等の割当状況表示画面46では、通信方向のタイムスロットへの割当及び接続状態の表示も含まれていたが、これら2つの項目のうち少なくとも一方の表示は必ずしもなくてもよい。また、タイムスロットを示す情報が縦軸で表され、チャネライゼーションコードを示す情報が横軸で表されてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
10…移動体通信端末
41…表示部
42…表示制御部
43…操作部
45…表示フォーマット
46…割当状況表示画面
50、150…試験装置
51…設定情報取得部
52…シナリオ処理部
54…通信部
56…ログデータ生成部
57…ログデータ記憶部
65…間引き処理部
421…ログ表示制御部
422…割当状況表示制御部
451…タイムスロットナンバー領域
452…通信方向割当領域
453…チャネライゼーションコード領域
454…チャネル割当領域
455…接続状態を示す領域
456…スペース領域
511…接続状態判定部

Claims (11)

  1. 各種のチャネルを設定し、試験対象である移動体通信端末機(10)との間で、通信フレームが複数のタイムスロットで分割された時分割複信且つ符号分割多元接続方式で通信可能な通信部(54)と、
    表示部(41)と、
    前記チャネルのうち物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得する設定情報取得部(51)と、
    前記取得された設定情報に基づき、前記物理チャネルの、前記タイムスロット及びチャネライゼーションコードへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成して前記表示部に表示する表示制御部(42)と
    を具備する試験装置。
  2. 請求項1に記載の試験装置であって、
    前記表示制御部は、前記タイムスロットを示す領域を横軸に、前記チャネライゼーションコードを示す領域を縦軸にして、表形式で前記割当状況表示画面を生成する
    試験装置。
  3. 請求項1または2に記載の試験装置であって、
    前記移動体通信端末機との通信シーケンスを記述した試験シナリオに従って前記通信部に通信を行わせるシナリオ処理部(52)をさらに具備し、
    前記設定情報取得部は、前記試験シナリオに含まれる、前記物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得する
    試験装置。
  4. 請求項3に記載の試験装置であって、
    前記設定情報取得部は、前記試験シナリオに含まれる、通信方向の前記タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記取得された設定情報に基づき、前記タイムスロット毎の前記通信方向を示す画像を、前記割当状況表示画面内にさらに生成する
    試験装置。
  5. 請求項3または4に記載の試験装置であって、
    前記設定情報取得部は、前記試験シナリオに基づいて前記移動体通信端末機と前記通信部との接続状態を判定し、
    前記表示制御部は、前記判定された接続状態を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成する
    試験装置。
  6. 請求項1または2に記載の試験装置であって、
    前記通信部による通信のシーケンスのログデータを生成するログデータ生成部(56)をさらに具備し、
    前記表示制御部は、前記ログデータの一覧を前記表示部に表示可能であり、
    前記設定情報取得部は、前記ログデータの一覧のうち、操作者により指定されたログデータまたはこれに関連するログデータに含まれる、前記物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得する
    試験装置。
  7. 請求項6に記載の試験装置であって、
    前記設定情報取得部は、前記指定されたログデータまたはこれに関連するするログデータに含まれる、通信方向の前記タイムスロットへの割当に関連する設定情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記取得された設定情報に基づき、前記タイムスロット毎の前記通信方向を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成する
    試験装置。
  8. 請求項6または7に記載の試験装置であって、
    前記設定情報取得部は、前記指定されたログデータまたはこれに関連するログデータから前記移動体通信端末機と前記通信部との接続状態を判定し、
    前記表示制御部は、前記判定された接続状態を示す情報を、前記割当状況表示画面内にさらに生成する
    試験装置。
  9. 請求項8に記載の試験装置であって、
    前記表示制御部は、前記操作者の操作に応じて、前記表示制御部により生成された前記割当状況表示画面の前記接続状態の時点を基準とした過去または未来における、前記物理チャネルの前記タイムスロットへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成する
    試験装置。
  10. 請求項1から9のうちいずれか1項に記載の試験装置であって、
    前記表示制御部で生成すべき前記割当状況表示画面のデータ量を間引く間引き処理部(65)をさらに具備する
    試験装置。
  11. 各種のチャネルを設定し、試験対象である移動体通信端末機(10)との間で、通信フレームが複数のタイムスロットで分割された時分割複信且つ符号分割多元接続方式で通信可能な試験装置(50、150)による試験方法であって、
    前記チャネルのうち物理チャネルの割当に関連する設定情報を取得し、
    前記取得された設定情報に基づき、前記物理チャネルの、前記タイムスロット及びチャネライゼーションコードへの対応付けを表す割当状況表示画面を生成し、
    前記割当状況表示画面を表示する
    試験方法。
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