JP5433361B2 - ファンフィルタユニットの取り付け構造 - Google Patents

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本発明は、室の天井板に吊り下げられるファンフィルタユニットの取り付け構造に関する。
フアンフイルタユニットは、一般には、特開2007−315708号公報(特許文献1)のように、室の天井部に縦横に渡された天井フレームに支持される。また、研究施設や病院のような乱流クリーンルームでは、美感上天井ボードなどの天井板が貼られた施設にファンフィルタユニットが設置されることもある。この場合、特開2001−116310号公報(特許文献2)のように、例えば天井板の下にファンフィルタユニットが垂下される形で設置される。
一方、特開2001−116310号公報(特許文献2)に示されたファンフィルタユニットは、上方から吸い込む構造となっており、乱流クリーンルームを採用する施設では建築費の低廉化が求められるため、建物の階高、天井裏の高さを抑えたいとの要請がある。そこで、実公平3−40334号公報(特許文献3)のように、側方から吸い込む方式のファンフィルタユニットが採用される。なお、天井隠蔽型のパッケージエアコンのように、天井板に吸込口と吹出口を設け、側方吸込方式のファンフィルタユニットにダクト接続することも考えられるが、前記制気口から立ち上がるダクトとファンフィルタユニットの高さ分の天井裏の高さを確保しなければならず、前記要請に応えられない。また天井裏には各種配線や配管を渡す必要があるが、ファンフィルタユニットを設置するとこれを迂回して敷設する必要に迫られる。さらに側方吸込方式のファンフィルタユニットを天井材に接して設けることは、構造上またモータの保守等の関係から不可能である。
特開2007−315708号公報 特開2001−116310号公報 実公平3−40334号公報
建物の階高、天井裏の高さを抑えたいとの要請に応えて、側方から吸い込む方式のファンフィルタユニットを室内に機器全体を露出させて設置しようとした場合、天井板とファンフィルタユニットの隙間(すなわちファンフィルタユニットの上面)に微粒子などが集積された埃が溜まるといった問題がある。この埃は、ファンフィルタユニットの停止後の再起動の際や地震のときのように機器周辺に振動が生じた場合に、清浄域とされる室内に落下することが懸念される。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ファンフィルタユニットの上面に集積された埃が室内に落下する心配の無い取り付け構造を提供するものである。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、上面に吸い込み口が設けられ、下面に吹き出し口が設けられたファンフィルタユニットを、天井板の下方に隙間を空けて吊り下げたファンフィルタユニットの取り付け構造であって、前記ファンフィルタユニットの上方ににおいて、前記天井板に取付板が設けられ、前記ファンフィルタユニットが、前記取付板にブラケットを介して吊り下げられ、前記ファンフィルタユニットの周囲を囲んで多孔板が配置され、前記多孔板は、上方に向かってファンフィルタユニットの外側に広がるように傾斜し、前記取付板の周囲が、前記多孔板の上部内周面で覆われ、前記多孔板の下端は、前記ファンフィルタユニットの周面に隙間無く接していることを特徴とする、ファンフィルタユニットの取り付け構造が提供される。
この取り付け構造にあっては、ファンフィルタユニットの停止後の再起動の際や地震のときのように機器周辺に振動が生じた場合に、ファンフィルタユニットの上面に集積された埃が落下しても、ファンフィルタユニットの周囲を囲んで配置されている多孔板により受け取られる。このため、ファンフィルタユニットの上面から落下した埃が、清浄域とされる室内に落下する心配が無い。
この取り付け構造において、前記ファンフィルタユニットは直方体形状の箱型であり、前記ファンフィルタユニットの下面は、前記多孔板の下端よりも下方に突出していても良い。また、前記多孔板は、前記ファンフィルタユニットの上面近傍の高さでの孔の密度が、前記ファンフィルタユニットの上面から離れた高さでの孔の密度に比べて高くなっていても良い。
本発明によれば、ファンフィルタユニットの上面に集積された埃が室内に落下する心配の無い、清浄な環境を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかるファンフィルタユニットの取り付け構造を示す縦断面図である。 ファンフィルタユニットの下面である。 ファンフィルタユニットの上面近傍の高さでは孔の密度が高く、離れた高さでは孔の密度が低くなっている多孔板の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、居室、執務室、各種作業空間、クリーンルームなどの室の天井板1の下方に、隙間を空けてファンフィルタユニット(以下「FFU」という)2が取り付けられる。天井板1は、例えば、クリーンルームの壁パネルと同様のサンドイッチパネルが採用される。珪酸カルシウム等の天井ボードでも良い。FFU2は直方体形状の箱型であり、FFU2の内部には、ファン10とフィルタ11が装着されている。FFU2の上面12には、吸い込み口13が設けられ、下面14には、吹き出し口15が設けられている。FFU2の周面16は、閉塞されている。FFU2は、ファン10の稼動により、FFU2の上面12の吸い込み口13から、FFU2の内部に空気を吸い込み、フィルタ11でろ過して清浄な空気を、FFU2の下面14の吹き出し口15から室の内部に給気する構成である。
FFU2の上面12の四隅には、ブラケット20が取り付けてある。FFU2の上方には、天井板1に取付板21が設けられており、この取付板21に、ブラケット20の上部が、ボルト22とナット23によって取り付けられている。取付板21には、例えば厚さ1.6mmの焼付塗装された鋼板が採用される。こうして、FFU2は、室の天井板1の下方に隙間を空けて、取付板21、ブラケット20を介して吊り下げられている。
取付板21は、FFU2の上面12よりも大きい面積の長方形状を有しており、FFU2を下から見た状態では、取付板21の周縁は、FFU2の周面16よりも外側にはみ出ている。(但し実際には、図2に示すように、FFU2を下から見ても、取付板21の周縁は、多孔板30で隠れて見えない。)取付板21の周縁には、下方に垂直に折り曲げられた壁部25が形成されている。
FFU2の周囲には、多孔板30が配置されている。多孔板30は、例えば厚さ1.6mmの焼付塗装されたパンチグメタルなどで構成され、多孔板30には、多数の孔31が分布して設けられている。このため、多孔板30は通気性を有しており、室の内部の空気が、多孔板30の孔31を通過して、FFU2の上方に容易に移動することが可能である。
多孔板30は、FFU2の外周全体を囲むように配置されており、多孔板30の下端32は、FFU2の周面16に隙間無く接している。多孔板30は、上方に向かってFFU2の下面に近い周面16から次第に離れて外側に広がるように傾斜して設けられている。多孔板30の上部33の内周面は、取付板21の周縁に形成された壁部25を、外側から覆うように密着されている。このため、室の内部の空気は、多孔板30の孔31を必ず通過した後、FFU2の上方に移動する。なお、多孔板30の上部33は取付板21の壁部25に対して、外側からビス止め等で容易に固定することができる。また、多孔板30の下端32とFFU2の周面16との間は、ガスケットを介して隙間無く接した状態とすると良い。
以上のように構成された本発明の実施の形態にかかるFFU2の取り付け構造において、FFU2に内蔵されたファン10の稼動により、室の内部の空気が、多孔板30の孔31を通過して、FFU2の上方に引き込まれる。そして、FFU2の上面12の吸い込み口13から、FFU2の内部に空気が吸い込まれて、フィルタ11でろ過された清浄な空気が、FFU2の下面14の吹き出し口15から室の内部に給気される。こうして、室の空調が行われる。
一方、以上のような空調運転を継続して行うと、FFU2の上面12に微粒子などの埃が次第に溜まっていく。こうしてFFU2の上面12に溜まった埃は、FFU2の停止後の再起動の際や地震のときのように機器周辺に振動が生じた場合に、FFU2の上面12から周囲に落下することが懸念される。
しかるに、本発明の実施の形態にかかるFFU2の取り付け構造によれば、FFU2の上面12に集積された埃が落下しても、FFU2の周囲を囲んで配置されている多孔板30により受け取られる。そして、多孔板30で受け取られた埃は、そのまま多孔板30の下部内面とFFU2の周面16との間に保持され、室内には落下しない。なお、FFU2の稼働中に室の内部の空気と一緒に多孔板30の孔31を通過してFFU2の上方に引き込まれたが、FFU2の上面12に集積されなかった埃も、多孔板30の下部内面とFFU2の周面16との間に保持されることになる。
こうして、室内への埃の落下が回避され、室内が清浄な状態に保たれることになる。なお、従来はFFU2の上面12に埃が溜まることを避けるために、FFU2の吸い込み口13から外側に長いダクトを延出させたり、または、FFU2の上面12の外側に板材を延出させることも考えられていた。しかしながら、このようなダクトや板材を延出させるためには、新たな資材を必要とし、美観上からも採用しがたい。本発明は、そのような新たな資材を必要とせず、美観上も違和感のない取り付け構造を提供できる。
また、室の天井板1から取付板21を介してFFU2が取り付けられているため、フィルタ11の交換時や、多孔板30の下部内面とFFU2の周面16との間に溜まった埃を清掃する際に、天井板1に直接負荷がかかることがなく、天井板1の破損を防止できる。また、FFU2を取付板21に固定することによって、天井板1からしっかりとFFU2を吊り下げることができる。また、取付板21はFFU2で発生する振動や歪などを吸収する緩衝材として機能する。
以上、本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。例えば、図3に示すように、FFU2の周囲に配置される多孔板30は、FFU2の上面12の近傍の高さでは孔31の密度が高く、FFU2の上面12から離れた高さでの孔31の密度が低くなっていても良い。
FFU2の上面12から離れた高さでの孔31の密度を低くすることにより、FFU2の稼働中に室の内部からFFU2の上方に進入する埃の量を減らすことができる。また、特に多孔板30の下部の孔31の密度を低くすることにより、多孔板30の下部内面とFFU2の周面16との間に保持された埃が室内に落下することを確実に防止できる。また、多孔板30の上部と下部の孔31の密度を低くすることにより、FFU2の周面16や取付板21の壁部25に対する多孔板30の取り付け作業が容易になる。
その他、取付板21の壁部25に取り付けられる多孔板30の上部33や、FFU2の周面16に接する多孔板30の下端32では、多孔板30をフランジ状に折り込むことにより、壁部25やFFU2の周面16に多孔板30を密着させることができる。なお、厚みのある台板などを利用して、壁部25やFFU2の周面16に多孔板30を密着させるフランジ部を形成しても良い。また、多孔板30の下端32をFFU2の周面16に密着させるために、多孔板30を板バネ材としても良い。
本発明は、各種空間の空調設備に有用である。
1 天井板
2 ファンフィルタユニット(FFU)
10 ファン
11 フィルタ
12 上面
13 吸い込み口
14 下面
15 吹き出し口
16 周面
20 ブラケット
21 取付板
25 壁部
30 多孔板
31 孔

Claims (3)

  1. 上面に吸い込み口が設けられ、下面に吹き出し口が設けられたファンフィルタユニットを、天井板の下方に隙間を空けて吊り下げたファンフィルタユニットの取り付け構造であって、
    前記ファンフィルタユニットの上方において、前記天井板に取付板が設けられ、
    前記ファンフィルタユニットが、前記取付板にブラケットを介して吊り下げられ、
    前記ファンフィルタユニットの周囲を囲んで多孔板が配置され、
    前記多孔板は、上方に向かってファンフィルタユニットの外側に広がるように傾斜し、
    前記取付板の周囲が、前記多孔板の上部内周面で覆われ、
    前記多孔板の下端は、前記ファンフィルタユニットの周面に隙間無く接していることを特徴とする、ファンフィルタユニットの取り付け構造。
  2. 前記ファンフィルタユニットは直方体形状の箱型であり、前記ファンフィルタユニットの下面は、前記多孔板の下端よりも下方に突出していることを特徴とする、請求項1に記載のファンフィルタユニットの取り付け構造。
  3. 前記多孔板は、前記ファンフィルタユニットの上面近傍の高さでの孔の密度が、前記ファンフィルタユニットの上面から離れた高さでの孔の密度に比べて高いことを特徴とする、請求項1または2に記載のファンフィルタユニットの取り付け構造。
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