JPH0244827Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244827Y2
JPH0244827Y2 JP12839286U JP12839286U JPH0244827Y2 JP H0244827 Y2 JPH0244827 Y2 JP H0244827Y2 JP 12839286 U JP12839286 U JP 12839286U JP 12839286 U JP12839286 U JP 12839286U JP H0244827 Y2 JPH0244827 Y2 JP H0244827Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
air
suction port
attached
clean room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12839286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6335415U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12839286U priority Critical patent/JPH0244827Y2/ja
Publication of JPS6335415U publication Critical patent/JPS6335415U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0244827Y2 publication Critical patent/JPH0244827Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乱流方式で汚染空気を濾過するクリ
ーンルームに於けるエアーフイルター装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来のクリーンルームには、汚染空気濾過手段
として層流方式と乱流方式とがあり、層流方式は
各メーカー独自のシステムで市販されていたが、
乱流方式については確たるシステムがなく、単に
HEPAフイルターを装着したフイルター枠本体
を天井面に埋め込み、部屋容積に対する換気回数
でクリーン度を維持していた。
具体的には第11図に示すように、天井面31
に埋め込まれたフイルター枠本体32の上方部に
フアン33が装着され、且フイルター枠本体32
の下方開口部に方形のフイルター34を装着する
と共に、該フイルター34の下面にはフイルター
34よりの清浄空気をクリーンルーム35内に拡
散する多孔板36が装着されている。そして、ク
リーンルーム35の壁面37下部には空気の吸込
口38が設けられており、吸込口38より吸引さ
れた空気を吸引ボツクス39を経てフイルター枠
本体32へ送気できるようダクト40で吸引ボツ
クス39とフイルター枠本体32とが連結されて
いて、フアン33によりクリーンルーム35内の
汚染空気を吸込口38、吸引ボツクス39、ダク
ト40を介してフイルター枠本体32へ吸引し、
更にフアン33により汚染空気をフイルター34
で濾過して清浄空気となし、再びクリーンルーム
35内に送風するよう構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の乱流方式では第11
に於いて矢印で表示されているように、多孔板3
6より送気された気流は壁面37の近くで立上り
の流れになつて塵埃が天井面31に舞い上り、多
孔板36から送気されている気流と混合しながら
ぐるぐる回つているため、クリーンルーム35内
が所定の清浄空気に達するまでのクリーンアツプ
にかなりの時間がかかるという問題点があり、ま
た死角、乱流断面が大きいため換気回数を上げて
もなかなかクリーンアツプできないという問題点
があつた。
本考案は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、乱流による逆気流(壁面を伝つて天井面に立
上る気流)を早く回収できるように構成すること
により、クリーンアツプの時間を短くすることが
できるエアーフイルター装置を提供しようとする
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案はフイルター
を円弧状に形成すると共に、該フイルターを装着
したフイルター取付枠の少なくとも一方に近接し
て空気の吸込口を設けて構成されている。
[作用] 上記のように構成された本考案によれば、フイ
ルターが円弧状に形成されているために、フイル
ターを通してクリーンルーム内へ送気される送風
気流の分散効率が良く、またフイルターに近接し
て空気の吸込口を設けることにより、クリーンル
ーム内の汚染空気の乱流による逆気流を早く回収
できる。
[実施例] 本考案の実施の一例を図に就いて詳細に説明す
るに、プリーツ状に折り込まれた濾材1を気流の
拡散を図るべく円弧状に湾曲させると共に、各折
り込み部に夫々セパレータ2を介装して円弧状フ
イルター3を形成する。
前記円弧状フイルター3を装着固定するフイル
ター枠本体4は、多くの場合天井面5に垂設され
た吊りボルト6を介して取付けられるのである
が、このフイルター枠本体4は天井面5に取付け
るか、天井面5と壁面7とのコーナー部分に取付
けるか、または天井面5に取付けるがフアン8を
フイルター枠本体4に取付けるか否かによつて、
その形状が夫々稍異なるのである。
第1図、第2図に示すものは、フイルター枠本
体4が天井面5に取付けられるタイプのものであ
る。このフイルター枠本体4は天井面5に垂設さ
れた吊りボルト6に貫挿して吊持される平面的な
基板9の前後端に夫々前・後部板10,11を垂
設し、更に前記円弧状フイルター3を装着固定す
べく両方の側壁12を下方へ向けてラツパ状態に
拡開し、且その先方部を夫々内方へ折曲して折曲
片13を設けると共に、各側壁12を連結する平
面状の上方板14に通気孔15を穿設して構成さ
れたフイルター取付枠16を前・後部板10,1
1に上方板14と基板9との間に間隔部17を設
けて固定し、基板9と各側壁12との間にクリー
ンルーム18内の空気を吸込む略扇形をした吸込
口19を夫々設けて形成してある。
上方板14に穿設された通気孔15の下面には
フアン8が装着されると共に、各側壁12間には
円弧状フイルター3が装着固定されている。好ま
しくは、空気の吹出口である円弧状フイルター3
と吸込口19との境の各側壁12の折曲片13部
に照明器具20を突出して取付けることが推奨さ
れ、これにより照度確保と風向ガイドの役割りを
果すことができる。また、円弧状フイルター3の
下面には多孔板21を装着することにより、円弧
状フイルター3により分散された気流は更に拡散
してクリーンルーム18内に送風される。
吸込口19の開口端部には多孔板22か多翼風
向板(図示せず)が、取外し自在なるように取付
けてある。従つて、円弧状フイルター3を装着し
たフイルター枠本体4は、原則として天井面5に
開口を設けなくても、吊りボルト6が垂設されて
おれば、吸込口19の多孔板22または多翼風向
板を取外して、吸込口19に手を差し込んで吊り
ボルト6を基板9に嵌挿してナツト23で固定
し、再び多孔板22または多翼風向板を取付けれ
ば良い。
第3図〜第6図に示すものは本考案エアーフイ
ルター装置の使用例を示すもので、第3図のもの
が前記第1図、第2図のものと同一タイプで天井
面5に取付けるのに対して、第4図〜第6図のも
のは天井面5と壁面7とのコーナー部分に取付け
るものである。更に具体的に説明すると、第4図
のものは前記第3図のものと同様吸込口19が2
個設けてあるが、基板9aがコーナー取付けに適
するよう2個所に亘つて折曲してあり、また第5
図の基板9b、第6図の基板9cともに夫々コー
ナー取付に適するよう2個所に亘つて折曲されて
いるが、第5図のものは吸込口19が1つで天井
面5側から吸込むように天井面5側に設けられ、
また第6図のものも吸込口19が1つで、壁面7
側から吸込むように壁面7側に設けられている。
また更に第7図〜第9図は他の実施例を示すも
ので、天井面5に取付けるがフイルター3上にフ
アン8が設置されていないタイプのものである。
すなわち、汚染された空気を吸込口19より吸引
して室外へ排気するため、基板9を貫通して天井
面5上を経て室外へ延長された排気ダクト25に
室外の空気を吸引する外部空気吸引管26を接続
し、その接続部の後流側にフアン8を装置し、更
に排気ダクト25から吸引された汚染空気と外部
空気とをフアン8の後流側に連結され、且その先
方部が基板9及び上方板14を貫通してフイルタ
ー3に臨むよう構成された送気ダクト27により
フイルター3に送気するよう構成されている。ま
た、第10図に示すものは、本考案エアーフイル
ター装置を複数列に亘つて装置したものであり、
このように使用することにより広いクリーンルー
ム18にも対応できる。
実施例の作用について説明すると、フイルター
3が円弧状をなしているために、フイルター3に
よつて濾過された清浄空気は第3図〜第6図、第
10図に於いて矢印で示されるように、クリーン
ルーム18内に分散して送風され、更にクリーン
ルーム18内の汚染空気の乱流による逆気流はフ
イルター3に近接して一側または両側に設けられ
た吸込口19より吸引される。
[考案の効果] 本考案は上述のようであから、フイルターが円
弧状に構成されているために、フイルターからの
送風気流は分散効率が良く、従つてクリーンルー
ム内に効率良く分散送風され、またクリーンルー
ム内の汚染空気の乱流による逆気流をフイルター
に近接して設けられた吸込口より早く回収できる
ので、クリーンルーム内が所定の清浄空気に達す
るまでのクリーンアツプが短時間ででき、その利
とする処大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断面図、第2図は側面図、第3図〜
第6図は使用例を示す概略説明図、第7図は他の
実施例を示す側面図、第8図は第7図のA−A線
断面図、第9図は第7図のB−B線断面図、第1
0図は本考案エアーフイルター装置を複数列に装
置した概略説明図、第11図は従来例の縦断面図
である。 図中、3は円弧状フイルター、16はフイルタ
ー取付枠、19は吸込口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルターを円弧状に形成すると共に、該円弧
    状のフイルターを装着したフイルター取付枠の少
    なくとも一方に近接して空気の吸込口を設けて成
    るエアーフイルター装置。
JP12839286U 1986-08-22 1986-08-22 Expired JPH0244827Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12839286U JPH0244827Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12839286U JPH0244827Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335415U JPS6335415U (ja) 1988-03-07
JPH0244827Y2 true JPH0244827Y2 (ja) 1990-11-28

Family

ID=31024018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12839286U Expired JPH0244827Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0244827Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0532168Y2 (ja) * 1988-08-05 1993-08-18
JP5433361B2 (ja) * 2009-09-28 2014-03-05 高砂熱学工業株式会社 ファンフィルタユニットの取り付け構造
JP6284806B2 (ja) * 2014-03-31 2018-02-28 日本無機株式会社 フィルタエレメント、フィルタエレメント組立体、および空気清浄システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6335415U (ja) 1988-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0136009B2 (ja)
JPH0660757B2 (ja) 空気濾過分配構造
JPS61289258A (ja) 長方形フイルタ要素用吊り天井構造用装置
JPH0244827Y2 (ja)
EP2589891B1 (en) Air blowing device
JPH02111411A (ja) 天吊型クリーンユニット
CN1218102C (zh) 模块化无尘室过滤系统
JPH064125B2 (ja) クリ−ンベンチ
JP3043141B2 (ja) 空気調和機
JPH11306853A (ja) 天井取り付け空気清浄機付照明器具
KR101877911B1 (ko) 멀티 공기청정시스템
JPH0532168Y2 (ja)
CN109405072B (zh) 空调室内机
JPH0525241U (ja) 可搬式クリーンブースにおける曲面多孔板吹出構造
JPS62299641A (ja) クリ−ンル−ムの気流方式
CN206145820U (zh) 一种吊顶式空气净化器
JP2000039205A (ja) 空気吹出口
JP3099234B2 (ja) エアーカーテン付空気清浄装置
JPS6138615A (ja) 全面層流型クリ−ンル−ムの天井吊設フイルタ−システムに於けるフイルタ−フレ−ムから清浄空気を流す装置
JP3053727U (ja) 吸込口装置
JP3475553B2 (ja) 熱交換換気装置
CN220892479U (zh) 一种空气过滤装置
JPS6240257Y2 (ja)
JPH0416098Y2 (ja)
JPH0311650Y2 (ja)