JP5432139B2 - 通信用シート構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁波を伝播することによって通信を行う通信シートに関するものである。さらに詳しくは、二次元的な広がりを持つ通信用シート構造体であって、情報通信機器がその表面に接触もしくは近接することで、当該通信機器との間で通信を行ったり、複数の情報通信機器がその表面に接触もしくは近接している場合に、これらの間の通信を中継するのに最適な、通信用シート構造体に関するものである。
近年、インターネットに代表されるコンピューター通信網や情報ネットワークの利用が一般家庭・企業などを問わずに普及、一般化し増加してきている。最も一般的な利用形態は、パソコンなどにLANケーブルを直接接続したり、無線を用いて接続したりしてLAN(Local Area Network)を形成し、LAN内のコンピューターからインターネットなどのネットワークへのアクセスを可能としている。そのような中にあって、LANケーブルを用いる場合は、このケーブルが家屋やオフィス内に引き回され、歩行の妨げになったり、美観上の問題となる。また、無線LANを用いる場合、電波の放射を用いて通信を行うため、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティ上の問題がある。
そこで、通信手段を二次元にし、二次元状の通信媒体を用いることで、これら問題を解決できることが、特許文献1(特開2004−7448号公報)、特許文献2(特開2006−19979号公報)に示されている。
また、近年、オフィスセキュリティが注目されており、オフィス環境の情報ネットワーク整備がなされてきている。会議室や打合せスペースにおいては、情報漏洩の防止が重要視されつつあり、オフィス内にてセキュリティの高いスペースが望まれている。一方、フリーアドレスオフィスへの関心も高い。移動しても自分のアクセス環境を保持できること、個人IDの管理、位置情報の取得・管理・表示が可能となる。
そのような中で、オフィス内の会議室や自室における事務机の天板上に通信シート構造体を設置することは、オフィスネットワークの構築に大きく役立つものである。
その他、RFIDタグと本通信用シート構造体とを組合せ、商品管理や物流管理を行うことや、壁全面もしくは床全面に本通信用媒体を設置し、センサーシートとして利用することが考えられている。
かかるRFIDタグと組み合わせて使用することや、壁全面や床全面といったより大きい面積で使用することを考えた場合、さらに通信用媒体の伝送効率を良くし、通信性能を向上させる必要がある。また、実用の点から、より耐久性のある通信用媒体が望まれている。
一方で、上記用途において、施工者及び使用者の利便性を考慮し、持ち運びに便利であることが望ましい。特に、壁全面や床全面に設置する通信用媒体は上記のように面積が大きくなるため、これを巻き取って運搬したり保管したりすることが必要となる。しかしながら、従来提案されている通信用媒体では、その点について具体的な提案が全くなされておらず、発明者らが各種素材で通信用媒体を作成しようと試みたが、これをロール状に巻くことが困難であったり、無理にロール状に巻こうとするとシワが入ったり、通信性能が低下したりする問題があることがわかった。
特開2004−7448号公報 特開2006−19979号公報
本発明の第1の目的は、周波数が800MHzから10GHzの周波数帯における二次元での通信が可能であり、しかもその通信性能が極めて優れた通信用シート構造体を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、第1の目的に加え、通信用シート構造体をロール状に巻いて持ち運ぶことが可能である通信用シート構造体を提供することにある。さらに、本発明の第3の目的は、第1の目的に加え、耐久性に優れた通信用シート構造体を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため検討した結果、基材の材質、構造などによって材料やその構造により、通信性能が著しく向上することがわかった。かくして、本発明によれば以下の発明が提供される。
1.電磁波を伝播することによって通信を行う通信用シート構造体であって、該通信用シート構造体が、周波数800MHzから10GHzにおける比誘電率が1.0から15.0である平面状の、ポリオレフィン系またはポリエステル系の、シート、フィルム、または、繊維構造体である基材からなり、該基材の一方の面には、導電体Aが存在する部分と存在しない部分があり、導電体Aが格子状に配され、格子の線幅が0.5mmから5.0mmであり、線間隔が3mmから50mmであり、導電体Aの厚みは、0.0001μmから25μmであり、該基材の他方の面には90%以上に亘って導電体Bが存在していることを特徴とする通信用シート構造体。
2.導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞している、請求項1記載の通信用シート構造体。
3.導電体Aおよび導電体Bの電気抵抗値が5Ω/□以下である、請求項1または2記載の通信用シート構造体。
4.基材の周波数800MHzから10GHzにおける比誘電率が1.0から5.0である、請求項1〜3のいずれかに記載の通信用シート構造体。
5.格子の線幅が0.5mmから1.5mmであり、線間隔が3mmから10mmである、請求項1〜4のいずれかに記載の通信用シート構造体。
6.基材が繊維構造体からなる、請求項1〜5のいずれかに記載の通信用シート構造体。
7.繊維構造体を構成する繊維が異型断面繊維である、請求項6記載の通信用シート構造体。
8.繊維構造体が、厚み方向に配向した繊維の数が、平面方向に配向した繊維の数よりも多い不織布である、請求項6記載の通信用シート構造体。
9.基材が、エラストマー樹脂またはエラストマー繊維構造体である、請求項1〜8のいずれかに記載の通信用シート構造体。
10.導電体Aおよび基材が保護層Aによって覆われているか、または、少なくとも導電体Bが保護層Bによって覆われている、請求項1〜9のいずれかに記載の通信用シート構造体。
11.保護層AまたはBが、エラストマー樹脂またはエラストマー繊維構造体である、請求項10記載の通信用シート構造体。
12.保護層AまたはBが、カバーファクターが1000〜2500である高密度織物である、請求項10記載の通信用シート構造体。
本発明の通信用シート構造体を用いることで、通信用シート構造体をロール状に巻いて持ち運ぶことが可能となり、オフィス用デスクへの設置、商品管理や物流管理の場への設置が簡便になる。また、一枚もののシート構造体を壁一面もしくは床一面に設置することが可能になるため、ホームセキュリティの発展に役立つ。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の第1の目的は、特定の周波数において二次元での通信が可能であり、しかもその通信性能が極めて優れた通信用シート構造体を提供することにある。
本発明の通信用シート構造体は、電磁波を伝播することによって通信を行う通信用シート構造体であって、該通信用シート構造体が、平面状の基材からなり、該基材の表面及び裏面が導電性能を有する導電体A及びBにより覆われているシート構造を有している。二次元で通信を行うには、このシート構成にて、シート媒体内に電磁波を閉じ込める必要がある。
本発明においては、基材が、周波数800MHzから10GHzでの比誘電率が1.0から15、好ましくは1.0から5.0、より好ましくは1.0から3.0である平面状の基材であることが肝要である。上記特性をもつ基材を用いることで、通信用シート構造体は、シート内に伝播する電磁波の減衰を少なくすることができ、きわめて優れた二次元通信性能を発揮する。
上記条件を満たす基材としては、加工性や上記の比誘電率を満足し、後述する巻取り性等をも実現する上では、シート、フィルムや、繊維構造体であることが好ましく、中でも繊維構造体であることが好ましい。ここで、繊維構造体とは、織物、編物および不織布などが挙げられ、特に織物が好ましい。
上記のシート、フィルムや繊維構造体を構成する素材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などのポリエステル、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)を例示することができる。
また、基材として織物、編物、不織布を用いる場合は、1本のフィラメントの繊度が、0.5から30dtexであることが好ましく、0.5から10dtexであることがより好ましい。また、基材が織物、編物の場合は、総繊度が好ましくは30〜1500dtex、より好ましくは30〜800dtexのマルチフィラメント糸を用いることが好ましい。さらに、基材が織物の場合は、織物密度が、経糸密度、緯糸密度が共に、15から200本/inchであることが好ましく、15から150本/inchであることがより好ましい。なお、経糸密度と緯糸密度は、同じであっても異なっていてもよい。
さらに、基材が繊維構造体からなる場合は、これを構成する繊維として、丸断面以外に、中空断面繊維や、C字断面、H字断面、I字断面、L字断面、T字断面、十字断面、Y字断面、三角断面、四角断面、扁平断面等の異型断面繊維を採用することもできる。また、サイドバイサイド型や、偏心芯鞘型断面を有する複合捲縮繊維、紡糸における異方冷却により捲縮を発現する繊維、機械的に捲縮を付与した繊維等を採用することができる。これによって、基材の空隙率を高くし、伝送効率を上げて通信性能を向上させることもできる。
基材が繊維構造体、特に織物であり、これに後述するように導電体Aのペーストを基材表面にプリントする場合には、織物の表面が樹脂でコーティングされていることが好ましい。
なお、基材の厚みは、好ましくは0.2mmから10mm、より好ましくは0.5mmから2.0mmである。また、基材の目付けは、好ましくは50g/mから800g/m、より好ましくは80g/mから300g/mである。
本発明の第2の目的は、第1の目的に加え、通信用シート構造体をロール状に巻いて持ち運ぶことが可能である通信用シート構造体を提供することにある。
本発明においては、基材としてシートまたはフィルムを用いる場合は、エラストマーシートを採用することが好ましい。これにより、通信用シート構造体を、柔軟にロール状に巻くことが可能となる。
エラストマーシートまたはフィルムを構成する樹脂としては、オレフィン系(TPO)や、スチレン系(SBC)、塩ビ系(TPVC)、ウレタン系(PU)、エステル系(TPEE)、アミド系(TPAE)などが挙げられる。特に前記比誘電率を満たすオレフィン系のエラストマー樹脂が好ましい。
また、基材に前述したように、織物、編物、不織布といった繊維構造体を用いることで、樹脂やフィルムと比較して、柔軟な通信用シート構造体を製造できるが、さらにエラストマー繊維からなる繊維構造体を採用することで、より柔軟な通信用シート構造体を製造することができる。エラストマー繊維は、上記のエラストマー樹脂を公知の方法により繊維状としたものを用いることができる。上記の繊維構造体は、メルトブロー法やスパンボンド法等により製造したものでもよい。
また、同様の観点から、後述するように、基材の表面や裏面に保護層を設ける場合には、該保護層にエラストマー樹脂や、エラストマー繊維構造体を用いることが好ましい。
本発明において、基材が不織布である場合は、厚み方向に配向した繊維の数が、平面方向に配向した繊維の数よりも多い不織布であることが好ましい。このように、厚み方向に繊維が多く配向した不織布を使用した場合、通信用シート構造体を丸めた際、内径と外径の円周差を不織布が自由に水平方向に伸縮することによってシワの発生を抑制することができる。
基材の一方の面には、導電体Aが存在する部分と存在しない部分がある必要があり、特に該導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞していることが好ましい。このような形状を有する導電体Aが基材の一方の面に存在することにより、導電体Aが存在しない部分から電磁波がシート外部に漏れ、該通信用シート構造体に近接した外部の通信機器が電磁波を受信させることができる。
導電体Aの電気抵抗値は、5Ω/□以下であることが好ましく、0.0001Ω/□から1Ω/□であることがより好ましい。導電体Aの電気抵抗値を、5Ω/□以下とすることにより、シート内を伝播する電磁波の減衰をより小さく抑えることができ、良好な二次元での通信を行うことができる。このため、導電体Aとしては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、ステンレスを含んだ素材を使用することが好ましい。
基材の一方の面に上記のような導電体Aを形成する手法としては、導電体Aをプリント、めっき、蒸着、ラミネートすれば良い。特に銅、銀、アルミニウム、ニッケルなどの金属を含んだものをめっきもしくはラミネートすれば、導電体Aの金属膜を厚く作製することができる。
上記のような導電体Aが存在する部分と存在しない部分ある形態、特に該導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞している形態としては、通信性能や加工性を考えた場合、図1から図7に示す形態を好ましく例示することができ、中でも図1に示すような格子状の形態が好ましい。導電体Aの形状が、図1、および、図3から図7のような線状である場合、線幅が0.5mmから1.5mmであることが好ましい。また、図1に示すような格子状である場合は、格子線間隔が3mmから10mmであることが特に好ましい。本発明においては、少なくとも一部に、該導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞していればよく、例えば図1に示すようにシートの端部等において、該導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞していない部分があってもよい。
また、導電体Aの厚みは、通信用シート構造体を伝播する電磁波の周波数に対応する導電体表皮深さよりも厚いことが好ましく、これにより電磁波を通信シート構造体内に閉じ込めやすくなる。導電体Aの厚みは0.0001μmから25μmであり、より好ましくは1μmから25μmである。
一方、基材の他方の面においては、90%以上、好ましくは95%以上に亘り導電体Bが存在している必要があり、これにより良好な通信状態を保つことができる。また、基材の他方の面は、導電体Bで全面、すなわち100%覆れていてもよい。
導電体Bの電気抵抗値としては、好ましくは5Ω/□以下、より好ましくは0.001Ω/□から3Ω/□あればよい。ここで、電気抵抗値を1Ω/□以下とし、通信用シート構造体製造時の加工性を考えた場合、導電体Aとして、金、銀、銅、アルミニウム、ステンレス、ニッケルを含んだ素材を使用することが好ましい。
樹脂層に上記のような導電性能を付与する手法としては、導電性を有する素材をプリント、めっき、蒸着、ラミネートすれば良い。特に銅、銀、アルミニウム、ニッケルなどの金属を含んだものをめっきもしくはラミネートすれば、金属膜を厚く作製することができるため良い。
なお、導電体Bの厚みは、通常、好ましくは0.00001μmから50μm、より好ましくは1μmから25μmである。
本発明においては、通信用シート構造体の耐久性を向上させるため、一方の面において、導電体A及び基材が、保護層Aによって覆われているか、または、他方の面において、少なくとも導電体Bが、保護層Bによって覆われていることが好ましい。
保護層AまたはBは、樹脂、シート、フィルムであってもよい。PETやPENなどのポリエステルフィルム、PEやPPなどのポリオレフィンフィルム、ポリイミドフィルム、エチレン−ビニルアルコールフィルムなどのフィルムや、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などの樹脂が含まれる。
また、保護層AまたはBは、織物、編物、不織布等の繊維構造体であってよい。該繊維の構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などのポリエステル、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12などの脂肪族ポリアミド、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、ポリメタフェニレンテレフタルアミドなどの芳香族ポリアミド、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)を例示することができる。
前述したようにエラストマー樹脂やエラストマー不織布であってもよい。また、保護層AとBとは、同じものであっても異なっていても良い。
また、保護層AまたはBを、カバーファクターが、好ましくは1000〜2500、より好ましくは1000〜2000である高密度織物とすることによって、シート表面の平滑性が向上し、電磁波の減衰を小さくすることができる。ここでカバーファクターとは経糸総繊度をD(dtex)、経糸密度をN(本/inch)とし、緯糸総繊度をD(dtex)、緯糸密度をN(本/inch)とすると、(D1/2×N+(D1/2×Nで表される。
さらに同様の観点から、保護層AまたはBを、扁平断面繊維からなる織物としてもよい。
この保護層A及びBの厚みは、0.05mm〜10mm、好ましくは0.1〜0.3mm程度である。
このように、保護層Aを設ける場合は、前述したように、基材に直接導電体Aを、形成し、さらに保護層Aをその上から被覆してもよいが、基材と接合する面に導電体Aが形成された保護層Aと、基材とを接合して成形してもよい。
一方、保護層Bを設ける際にも、基材と接合する面に導電体Bが形成された保護層Bを作成しておき、これと基材とをと接合し、通信用シート構造体を製造してもよい。
本発明の通信用シート構造体におけるシート全体の目付けは、好ましくは200g/mから2500g/m、より好ましくは250g/mから600g/mである。上記の重量とすることで、200g/m未満では、通信するための構造体とするのが難しくなる。一方、上記重量が2500g/mを超えると、非常に重くなるために容易に持ち運ぶことが難しくなる。また、同様の観点から、通信用シート構造体の全体の厚みは、0.2〜20mmとすることが好ましく、1〜5mm程度とすることが好ましい。
以下、実施例より本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例、比較例中の物性は下記の方法で測定した。
(1)電気抵抗値
三菱化学製「ロレスタMP MCP−T350」を用いて、導電体Aおよび導電体Bの電気抵抗値を測定した。
(2)比誘電率
5.2GHzでの比誘電率をアジレント社製、ネットワークアナライザーを用いて、円筒空胴共振器法にて測定した。
(3)通信性能評価判定(Xav.)
図3に示したように、通信用シート構造体上に置かれた2つの近接コネクターを距離rだけ離して配置し、アジレント社製、ネットワークアナライザーを用いて、2.45GHzにおける透過係数Xを計測する。ここで、近接コネクターの距離は、1cm間隔とし10cmから100cmまで計測を行った。また、使用した近接コネクターは、通信用シート構造体で2.45GHzにピークを持つものを使用した。計測した透過係数Xの平均値(Xav.)を算出した。Xav.≧−30dBが通信性能としてきわめて良好である。
(4)シワ評価判定
通信用シート構造体を直径150mmの大きさに巻き、通信用シート構造体内側の状態変化を観察した。
通信用シート構造体内側にシワが発生しなかった場合をAとし、シワが発生した場合をBとした。
[実施例1]
基材には厚さ2mmの低密度ポリエチレン(PE)シート(下関パッキング社製、硬質ポリエチレンシート、以下同じ)を用い、導電体Aとして、基材の片面に格子状に打ち抜いた9μmのアルミニウム箔をラミネートした。導電体Aの格子形状は、線幅を1mm、線間隔を7mmとした。導電体Bとして、基材のもう一方の面には全面を100%覆うよう9μmのアルミニウム箔をラミネートし通信用シート構造体を作製した。結果を表1に示す。
[実施例2]
基材には厚さ2mmの低密度PEシートを用いた。導電体Aとして、基材の片面に350Åの厚みになるようアルミニウムを蒸着した。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。蒸着の際、蒸着部分が格子状になるようマスキングした上、蒸着を行った。導電体Bとして、基材のもう一方の面に350Åの厚みになるようアルミニウムを蒸着し、通信用シート構造体を作製した。結果を表1に示す。
[実施例3]
基材には厚さ2mmの低密度PEシートを用いた。導電体Aとして、基材の片面に20μmの厚みになるよう銀ペースト(東洋紡製導電性ペーストDW−351H−30、以下同じ)を格子状にプリントした。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。導電体Bとして、基材のもう一方の面の全面に20μmの厚みになる銀ペーストをプリントし、通信用シート構造体を作製した。結果を表1に示す。
[実施例4]
基材には厚さ2mmのテフロンシート(下関パッキング社製、テフロン板)を用い、導電体Aとして、基材の片面に格子状に打ち抜いた9μmのアルミニウム箔をラミネートした。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。導電体Bとして、基材のもう一方の面には全面を覆うよう9μmのアルミニウム箔をラミネートし通信用シート構造体を作製した。結果を表1に示す。
[実施例5]
実施例1と同様にし、通信用シート構造体を作製した後、導電体A及び導電体Bの上面に保護層として250μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(帝人デュポンフィルム社製、テトロンフィルムSL、以下同じ)を貼り合せた。貼り合わせにはアクリル系粘着剤(大日本インキ化学工業製「クイックマスターSPS−945T」)を用いた。保護層Aと導電体Aを併せた層と基材をカレンダー加工機にて接着させ、最後に保護層Bと導電体Bを併せた層をカレンダー加工機にて接着させ通信用シート構造体を作製した。結果を表1に示す。
[実施例6]
保護層A及び導電体Aとして、250μmのPETフィルムに9μmのアルミニウム箔をラミネートした後、格子状にエッチング処理したアルミ箔ラミネートフィルムを得た。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。基材には厚さ2mmの低密度ポリエチレンを用いた。導電体B及び保護層Bとして、250μmのPETフィルムに9μmのアルミニウム箔をラミネートし、フィルムの全面を導電体Bで覆ったアルミ箔ラミネートフィルムを得た。基材の両面にアクリル系粘着剤を付着量が各面10g/mとなるようにテーブルコーターにて塗付した。その後、保護層Aと導電体Aを併せた層と基材をカレンダー加工機にて接着させ、最後に保護層Bと導電体Bを併せた層をカレンダー加工機にて接着させ通信用シート構造体を作製した。接着させる際は、アルミ面を接着させるようにした。結果を表1に示す。
[実施例7]
基材には低密度PEシートに変えて、厚さ2mm、目付け72g/mのPET不織布(オーツカ社製ニードルパンチ不織布)を用いた以外は実施例5と同様にした。
[実施例8]
保護層A及び導電体Aとして、PET繊維織物にウレタン樹脂をラミネート加工したPET繊維織物(川島織物セルコン社製「ニューシェルフII」)に格子状に銀ペーストをプリントして目付け200g/mのPET繊維織物を得た。基材には厚さ2mm、目付け72g/mのPET繊維不織布を用いた。導電体Bとして、銅・ニッケルをメッキ加工した、目付け85g/mの電磁波シールド布帛(帝人ファイバー社製「ST2050」、以下同じ)を使用した。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。これらを、ポリエステルミシン糸を用い縫製によって貼り合せた。縫製はJUKI製DDL−5530の本縫いミシン台を使用し、ミシン針DB×1#14にて縫目長さを3cm/13針として行った。結果を表1に示す。
[実施例9]
基材をPET繊維不織布に変えて、中空PET繊維(帝人ファイバー社製エアロトップ)からなる不織布を用いた以外は実施例8と同様にした。結果を表1に示す。
Figure 0005432139
[実施例10]
基材をPET繊維不織布に変えて、三角断面PET繊維(帝人ファイバー社製エスクーサ)からなる不織布を用いた以外は実施例8と同様にした。結果を表2に示す。
[実施例11]
保護層をPET繊維織物に変えて、PET繊維高密度織物を用いた以外は実施例8と同様にした。PET繊維高密度織物は、繊度が経糸48dtex、緯糸48dtex、織物密度が経糸密度110本/inch、緯糸密度92本/inch、カバーファクターが1394である織物を用いた。結果を表2に示す。
[実施例12]
基材には厚さ2mmのオレフィン系エラストマーシート(住友化学社製エスポレックスTPE)を使用し、導電体Aとして、基材の片面に20μmの厚みになるよう銀ペーストを格子状にプリントした。導電体Aの格子形状は、線幅が1mm、線間隔が7mmとした。導電体Bとして、基材のもう一方の面の全面に20μmの厚みになる銀ペーストをプリントした。その後、基材の両面に保護層として、ウレタン樹脂(セイコー化成社製、U−1468)を10μmの塗工厚となるようコーティングした。結果を表2に示す。
[実施例13]
保護層A及びBをウレタン樹脂に変えて、厚さ1mmのオレフィン系エラストマーシート(住友化学社製エスポレックスTPE)を用いた以外は実施例12と同様にした。結果を表2に示す。
[実施例14]
基材として、オレフィン系エラストマーシートに変えて、厚さ2mmのエステル系エラストマーシート(住友化学社製エスプレンSPO)を用い、保護層A及びBとして、オレフィン系エラストマーシートに変えて、厚さ1mmのエステル系エラストマーシート(住友化学社製エスプレンSPO)を用いた以外は実施例13と同様にした。結果を表2に示す。
[実施例15]
基材として、PET繊維不織布に変えて、ポリエーテルエステル繊維(帝人ファイバー社製レクセ)からなる不織布を用いた以外は実施例8と同様にした。結果を表2に示す。
[実施例16]
基材をPET繊維不織布に変えて、厚み方向に配向した短繊維の数が、平面方向に配向した短繊維の数よりも多いPET繊維不織布(帝人ファイバー社製、V−LAP不織布)を用いた以外は実施例8と同様にした。結果を表2に示す。
Figure 0005432139
本発明の通信用シート構造体は、周波数が800MHzから10GHzの周波数帯で、二次元での通信が可能であり、オフィス内の会議室や自室における事務机の天板上に設置して使用することはもちろんのこと、商品棚の上に設置し商品管理、物流管理に利用したり、壁全面もしくは床全面に設置しセンサーシートとして利用したりすることができる。
本発明の一実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の他の実施態様で、通信用シート構造体の導電体Aの正面図である。 本発明の通信性能評価方法をするための通信用シート構造体上層の正面図である。

Claims (12)

  1. 電磁波を伝播することによって通信を行う通信用シート構造体であって、該通信用シート構造体が、周波数800MHzから10GHzにおける比誘電率が1.0から15.0である平面状の、ポリオレフィン系またはポリエステル系の、シート、フィルム、または、繊維構造体である基材からなり、該基材の一方の面には、導電体Aが存在する部分と存在しない部分があり、導電体Aが格子状に配され、格子の線幅が0.5mmから5.0mmであり、線間隔が3mmから50mmであり、導電体Aの厚みは、0.0001μmから25μmであり、該基材の他方の面には90%以上に亘って導電体Bが存在していることを特徴とする通信用シート構造体。
  2. 導電体Aが存在する部分が、導電体Aが存在しない部分を囲繞している、請求項1記載の通信用シート構造体。
  3. 導電体Aおよび導電体Bの電気抵抗値が5Ω/□以下である、請求項1または2記載の通信用シート構造体。
  4. 基材の周波数800MHzから10GHzにおける比誘電率が1.0から5.0である、請求項1〜3のいずれかに記載の通信用シート構造体。
  5. 格子の線幅が0.5mmから1.5mmであり、線間隔が3mmから10mmである、請求項1〜4のいずれかに記載の通信用シート構造体。
  6. 基材が繊維構造体からなる、請求項1〜5のいずれかに記載の通信用シート構造体。
  7. 繊維構造体を構成する繊維が異型断面繊維である、請求項6記載の通信用シート構造体。
  8. 繊維構造体が、厚み方向に配向した繊維の数が、平面方向に配向した繊維の数よりも多い不織布である、請求項6記載の通信用シート構造体。
  9. 基材が、エラストマー樹脂またはエラストマー繊維構造体である、請求項1〜8のいずれかに記載の通信用シート構造体。
  10. 導電体Aおよび基材が保護層Aによって覆われているか、または、少なくとも導電体Bが保護層Bによって覆われている、請求項1〜9のいずれかに記載の通信用シート構造体。
  11. 保護層AまたはBが、エラストマー樹脂またはエラストマー繊維構造体である、請求項10記載の通信用シート構造体。
  12. 保護層AまたはBが、カバーファクターが1000〜2500である高密度織物である、請求項10記載の通信用シート構造体。
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