JP2006019979A - 通信シート - Google Patents

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太刀男 湯浅
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Abstract

【課題】 ケーブルや電波を用いずに情報通信機器との通信やその間の中継を可能にする通信シートを提供する。
【解決手段】 略平面の形状の通信シート101は、複数の近接結合部、複数の中継通信部を備え、複数の近接結合部は、当該略平面上に配置され、そのそれぞれは、他の情報通信機器102と接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器102と通信し、複数の中継通信部は、当該略平面上に配置され、そのそれぞれが、これに隣り合う中継通信部と通信することによって通信網を形成し、そのそれぞれは、前記複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つに接続され、当該接続された近接結合部に他の情報通信機器102が接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器102と当該近接結合部を介して通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、略平面形状の2次元的な広がりを持つ通信シートであって、情報通信機器がその表面に接触もしくは近接することで、当該情報通信機器との間で通信を行ったり、複数の情報通信機器がその表面接触もしくは近接している場合に、これらの間の通信を中継するのに好適な通信シートに関する。
近年、インターネットに代表されるコンピュータ通信網や情報ネットワークの利用が、事業所、家庭を問わず急速に一般化、増加している。現在、最も一般的な利用形態は、パーソナルコンピュータ等に10BASE−T規格や100BASE−T規格のLANケーブルを直接接続したり、IEEE802.11規格等の無線を用いて接続したりして、LAN(Local Area Network)を形成し、ルータやファイアウォール等を経由して、LAN内のコンピュータからインターネットへのアクセスを可能とするものである。
一方で、発明者らは、以下の文献等にて、2次元状の広がりをもつ通信シートであって、その中に複数の通信素子を有し、通信素子同士がコンピュータ通信網を形成することによって、任意の通信素子が相互に通信可能となるような技術について提案している。
特開2004−007448号公報
さて、LANケーブルを用いてパーソナルコンピュータとの接続を図る場合、居室や家屋にLANケーブルの引き回しや敷設が必要となりこれが歩行等の使用上問題となったり、美感上問題となることが多いほか、コスト面でも問題となっている。
一方で、無線LANを用いる場合には、各種のセキュリティ技術が提案されてはいるが、電波の放射を用いて通信を行う以上、情報漏曳や浸入の可能性は避けられない。また、他の電気機器との電磁波干渉を生じる問題もある。このほか、無線LANを用いる場合にはコードレスで電源供給もしたいというのが自然な要求であるが、人体や環境への影響などを考慮すると、電波の放射を用いて無線にて電力を供給するのには無理がある。
そこで、発明者らが提案するような2次元状の通信シートを応用することによって、有線LANにおけるコードの敷設等の問題や、無線LANにおける情報漏曳等の問題を解決する技術が望まれている。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、略平面形状の2次元的な広がりを持つ通信シートであって、情報通信機器がその表面に接触もしくは近接することで、当該情報通信機器との間で通信を行ったり、複数の情報通信機器がその表面接触もしくは近接している場合に、これらの間の通信を中継するのに好適な通信シートを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
本発明の第1の観点に係る通信シートは、複数の近接結合部と、複数の中継通信部と、を備え、以下のように構成する。
すなわち、複数の近接結合部は、略平面上に配置され、そのそれぞれは、他の情報通信機器と接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器と通信する。
一方、複数の中継通信部は、当該略平面上に配置され、そのそれぞれが、これに隣り合う中継通信部と通信することによって通信網を形成し、そのそれぞれは、複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つに接続され、当該接続された近接結合部に他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、当該近接結合部を介して当該他の情報通信機器と通信を行う。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部と、複数の中継通信部と、は、一体に構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の中継通信部のそれぞれは、複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つを介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより、通信網を形成するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器が稼働するための電力を供給するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、光結合により当該他の情報通信機器と通信するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の中継通信部のそれぞれは、光導波路を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより通信網を形成するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の中継通信部のそれぞれは、電線もしくは導電体を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより通信網を形成し、複数の近接結合部のそれぞれは、当該他の情報通信機器から送られた光信号を電気信号に変換する受光体と、これに接続される中継通信部から送られた電気信号を光信号に変換する発光体と、により、当該他の情報通信機器と光結合するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、容量結合により当該他の情報通信機器と通信するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、少なくとも1つの電極を有し、当該電極と当該接触もしくは近接した他の情報通信機器との間の静電容量によって結合して通信するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、誘導結合により当該他の情報通信機器と通信するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の近接結合部のそれぞれは、少なくとも1つの導電回路を有し、当該導電回路と当該接触もしくは近接した他の情報通信機器との間の電磁誘導によって結合して通信するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の中継通信部のそれぞれは、電線もしくは導電体を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより通信網を形成するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、複数の中継通信部のそれぞれは、導体薄膜もしくは導体粒子が容量結合して交流信号を伝達する電線、薄膜、もしくは、直流絶縁体を介して、これに隣り合う中継通信部と接続されて交流信号で通信することにより通信網を形成するように構成することができる。
また、本発明の通信シートにおいて、他の情報通信機器の外面が通信シートの表面に接したときに、当該他の情報通信機器は、複数の近接結合部のうち当該接した場所に最も近く配置されるものと接触もしくは近接することとなって、これと通信するように構成することができる。
すなわち、本発明は通信シートに関するものであり、通信シート内では、近接結合部と、中継通信部とがおのおの2次元シート状に複数個数互いに結合されており、中継通信部は接触もしくは近接した情報通信機器と近接結合部を介して通信を行い、中継通信部は通信シート内の他の中継通信部とコンピュータ通信網を形成して通信を行うことにより、通信シートに一つの情報通信機器が接触もしくは近接した場合には、情報通信機器といずれかの中継通信部との間で通信を行い、通信シートに複数の情報通信機器が接触もしくは近接した場合には、これらの間の通信を中継することができるようになる。
また、近接結合部と中継通信部は一体化構造をとることとしても良い。近接結合部は中継通信部同士の信号の通信を中継することとしても良い。近接結合部は近接した情報通信機器が稼動する電力を供給しても良い。近接結合部は容量結合、誘導結合、光結合のいずれかを用いることとしても良い。
容量結合には、中継通信部に接続された電極を用いても良いし、電極が2枚以上の場合には、少なくとも1枚以上の電極が他の電極と異なる電位となるようにしても良い。
光結合には、近接結合部が発光体および受光体を用いて電気信号と光信号の間の変換を行っても良いし、光導波路を用いて中継通信を行うこととしても良い。
中継通信部同士の通信は、導電体や電線などを用いても良いし、導電体が層状や箔状となったものを用いても良い。また、複数の導体薄膜や導体微粒子を誘電体で密封等することによって、直流信号に対しては絶縁体となるが、交流信号に対しては容量結合によって信号伝達が可能となるような素材を利用しても良い。
本発明によれば、略平面形状の2次元的な広がりを持つ通信シートであって、情報通信機器がその表面に接触もしくは近接することで、当該情報通信機器との間で通信を行ったり、複数の情報通信機器がその表面接触もしくは近接している場合に、これらの間の通信を中継するのに好適な通信シートを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信シートと、他の情報通信機器と、が、結合して通信を行う概要を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態に係る通信シート101の表面(以下、適宜「結合面」という。)には、単体で通信を行う情報通信機器102や他の情報通信機器との接続インターフェースとして機能する情報通信機器接続端末103を、任意の位置に置くことができる。情報通信機器102や情報通信機器接続端末103の匡体の一面(接触面として想定された面)を、通信シート101の表面に接するように置くのである。情報通信機器102等、通信シート101の表面に置くことのできるものの数は、任意の数とすることができる。
情報通信機器102同士の通信や、情報通信機器接続端末103と情報通信機器102との間の通信は、これらが表面を接している通信シート101が中継して行われるのである。
(通信シートの概要構成)
図2は、本実施形態に係る通信シートの概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
通信シート101の内部には、情報通信機器102が接する面に近い側に近接結合部104が複数配置される一方で、遠い側には中継通信部105が配置されている。そして、近接結合部104と中継通信部105とは、通信可能に結合されている(結合の様子は図示せず。)。
通信シート101の結合面に置かれた情報通信機器102や情報通信機器接続端末103は、近接結合部104に類似する機器(図示せず。以下、適宜「対向結合部」という。)を有しており、通信シート101内の当該結合面下に配置される近接結合部104と近接結合して、通信を行う。
ここで、近接結合とは、アンテナを用いる電波放射による無線結合や、ケーブルを用いる有線結合とは異なり、以下のようなものをいう。
(a)容量結合。対向結合部と近接結合部104とが一種のコンデンサを形成することによって、通信を行う。
(b)誘導結合。対向結合部と近接結合部104とが一種のトランスを形成することによって、通信を行う。
(c)光結合。対向結合部と近接結合部104とが光信号で通信することによって、通信を行う。
これらはいずれも、通信シート101と情報通信機器102等とが極めて近くに配置された場合にのみ有効な結合技術であり、電波放射による場合のような情報漏曳の可能性が低くなる。
一方、中継通信部105同士は、後述するように、隣り合うものが接続される等して、一種の通信網をなしている。中継通信部105による通信網の形成や、その通信技術については、たとえば、上述の[特許文献1]に記載の技術等を利用することができる。
なお、本実施形態では、通信シート101の内部に格子状に近接結合部104や中継通信部105が格子状に配置されているが、これらの配置は他の形態であっても良い。たとえば、ハニカム状に配置したり、正三角形状に配置したり等、ある程度の間隔を空けて平面を充填できるような形状を採用することができる。
たとえば、通信シート101の結合面の裏側(以下、適宜「設置面」という。)は、平面の剛体とした場合には、フローリング材やタイル材、畳など、家屋の床や壁を形成する建築部材等を通信シート101とすることができる。
さらに、近接結合を妨げなければ、中継通信部105と近接結合部104の結合面に対する位置関係を交換して、近接結合部104と結合面に中継通信部105が挟まれるような形態を採用しても良い。
また、通信シート101は、略平面状であれば、必ずしもその形状が「平面」そのものである必要はない。布状体やゴム板状体としても良いし、曲面をなすような場合であっても良い。また、柔軟な素材を採用しても良い。したがって、壁紙や絨毯、フロアマット、カーテン等を通信シート101とすることができる。
このように、通信シート101を利用することによって、有線結合の場合に必要だったケーブルの敷設の必要がなくなり、床に絨毯を敷いたり、壁に壁紙を張ったりする感覚で通信の中継を行うことができるほか、床面や壁面そのものを通信の中継部材とすることができる。
さて、通信シート101内の近接結合部104には、中継通信部105が接続されている。上述のように、中継通信部105同士は、通信網をなしており、相互に通信を行うことができる。
したがって、通信シート101を用いることにより、情報通信機器102→近接結合部104→中継通信部105→…中継通信部105→近接結合部104→情報通信機器端末3のような経路を用いて、通信を行うことができるのである。すなわち、情報通信機器102同士(たとえば、パーソナルコンピュータ同士、パーソナルコンピュータとその周辺機器同士等。)の通信や、情報通信機器端末3を介して接続される外部機器等との間(たとえば、LAN機器やプリンタ機器等との間。)で、互いに通信を行うことが可能となり、既存の有線LANや無線LANの通信媒体と同様の役割を果たすことができる。
(容量結合による通信シート)
図3は、容量結合を利用した通信シートの内部の概要構成を示す説明図である。本図では、通信シート101の内部を、接地面側から見た様子を示している。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態の通信シート101では、容量結合を利用しており、近接結合部104は、正方形状の箔状の導電体である。近接結合部104は、一定の間隔を持って、碁盤状に配置されている。
それぞれの近接結合部104には、その四辺に中継通信部105が4個ずつ接続されており、隣り合う近接結合部104同士を跨ぐように配置されている。
したがって、中継通信部105→近接結合部104→中継通信部105→近接結合部104→…→中継通信部105→近接結合部104→中継通信部105のような経路を経て、任意の中継通信部105同士が通信できるようになっている。
近接結合部104の形状や中継通信部105の配置は、この実施例に限られるものではないが、他の実施形態については後述する。
図4は、容量結合を利用した通信シートの断面の概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
通信シート101の結合面は、絶縁体106で覆われている。通信シートの結合面上には、情報通信機器102や情報通信機器接続端末103が置かれるため、不要な導体部分が違いに接続すると動作障害を起こしてしまうので、絶縁体106を用いてこれを防止しているのである。
絶縁体106の下には、近接結合部104と中継通信部105が配置されている。中継通信部105は、通信網を構成する一種のコンピュータあるいは電子回路であるため、内部回路を動作させるための電源供給が必要である。本実施形態では、VDD線路として第1の電源路107、VSS(グランド)線路として第2の電源路108が接続されている。
(グランド共通型の通信シートと情報機器接続端末)
図5は、グランドを共通とした容量結合を用いる通信シート上に情報機器接続端末が配置された場合の様子を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
情報通信機器接続端末103には、少なくとも対向結合部118として機能する近接結合容量電極112がある。近接結合容量電極112は、これに最も近い位置の近接結合部104と対向して一種のコンデンサを構成することによって容量結合し、電気的に結合しているのである。これにより、互いに交流信号が伝達可能となる。
情報通信機器接続端末103のインターフェース部111は、近接結合容量電極112と、情報通信機器接続ケーブル115とを接続し、外部の情報通信機器102と情報通信機器接続端末103との接続を行っている。
インターフェース部111が有する内部回路は、近接結合容量電極112から近接結合部104へ交流通信信号を送信したり、近接結合部104から近接結合容量電極112を介して交流通信信号を受信したりできる。
このほか、通信シート101からの交流信号を復元して電源供給に用いることもできるため、これによってインターフェース部111の内部回路自身が動作することが可能なほか、情報通信機器接続ケーブル115内の電源路113に電源を供給している。
このほか、インターフェース部111の動作に必要な電源電力は、ケーブル115を介して接続された外部の情報通信機器102から供給することとしても良い。
なお、本実施形態は、外部の情報通信機器102のグランドと、通信シート101のグランドと、が、全体で共通する場合である。したがって、1個の近接結合部104と、1個の近接結合容量電極112と、が対向すれば、通信が可能である。
なお、情報通信機器接続端末103と同様の構成を採用した情報通信機器102であれば、通信シート101との通信が可能であることは言うまでもない。
(グランド非共通型の通信シートと情報機器接続端末)
図6は、グランドが共通でない場合の容量結合を用いた通信シート上に情報通信機器が配置された場合の様子を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
情報通信機器102は、情報通信機器接続端末103と同様に、近接結合容量電極112を有し、これが、通信シート101の近接結合部104と対向するが、本実施形態では、グランドが全体で共通化されていない。このため、1つの情報通信機器102が通信シート101と通信可能に容量結合されるためには、2つの近接結合容量電極112が、2つの近接結合部104と、それぞれ対向して一種のコンデンサをなす必要がある。
インターフェース部116が有するインターフェース回路117は、2つの近接結合容量電極112を介して、通信シート101から伝達される交流信号を取り出したり、通信シート101へ交流信号を送出して伝達したりすることが可能なほか、通信シート101から電源信号を取り出すことも可能である。取り出した電源信号は、電源路113に供給され、取り出した交流信号は、通信路114に供給される。
そして、情報通信機器102内の情報通信部119が、電源路113から供給される電力によって動作し、通信路114を用いて各種の情報通信処理を行う。
このほか、第2のインターフェース部116全体、インターフェース回路117、情報通信機器102全体の動作に必要な電源電力は、外部から供給されることとしても良いし、上記のように通信シート101から供給される電源信号由来のものであっても良い。
なお、本態様においても、情報通信機器102と同様の構成を採用した情報通信機器接続端末103であれば、通信シート101との通信が可能であることは言うまでもない。
(外部機器のインターフェース部の構成)
図7は、情報通信機器102や情報通信機器接続端末103が有するインターフェース部の概要構成を示す説明図である。当該インターフェース部は、通信シート101に近接または接触することによって、電力や通信信号を復元するものである。以下、本図を参照して説明する。
対向結合部118は、通信シート101の近接結合部104と対向して配置されると近接結合する要素であり、上記の実施例では、近接結合容量電極112に相当する。
対向結合部118には、電力復元回路201や信号通信回路202が接続されている。電力復元回路201は、電源路113に接続されている。また、信号通信回路202は通信路114に接続されている。なお、電力復元回路201は必ずしも必要ない。
(対向結合部の構成)
図8は、対向結合部の概要構成を示す説明図である。これらは、対向結合部118として機能するほか、同様の構成を採用すれば、近接結合部104としても機能させることができる。以下、本図を参照して説明する。
図8(a)は、近接結合容量電極112を対向結合部118として用い、同様の電極を近接結合部104として用いた場合の構成である。
図8(b)は、近接結合コイル219を用いた例であり、対向する近接結合部104は、同様のコイルもしくはループ状の回路を採用して、電磁誘導によって近接結合するものである。
図8(c)は、近接結合同調容量220を近接結合コイル219に並列に接続したものである。対向する近接結合部104は、同様のコイルもしくはループ状の回路を採用して、電磁誘導によって近接結合するものである。誘導結合を利用する場合は、近接結合同調容量220を用いて共振回路を形成すると、伝達される信号を有効に利用することができる。共振回路を用いた場合は、用いない場合に比べて、得られる電圧や電流が大きくなるからである。
(電力復元回路の構成)
図9は、電力復元回路の構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態の電力復元回路201は、ダイオード332を4個用いた一般的なブリッジ整流回路で交流信号を整流し、さらに容量333でこれを平滑化して、電源供給に用いる。
なお、ブリッジ整流回路は入力インピーダンスが低いため、抵抗331を挿入している。抵抗331を挿入しないと、対向結合部118に並列に接続される信号通信回路202へ入力される通信信号が減衰してしまうからである。
なお、電力復元回路201で利用する整流回路や平滑回路は本実施形態に限られず、同等の作用を果たす他の構成であっても良い。
(信号通信回路の構成)
信号通信回路202は、コンピュータ利用等を考える場合には、情報通信のデータ量が大きいこと、伝送の信頼性を高めるために確認が必要なことから、双方向の通信が用いることが望ましいため、一般的には、送信回路と受信回路とで構成される。ただし、通信シート101から情報通信機器102や情報通信機器接続端末103へ、あるいは、その逆の一方向のみの通信で十分な場合は、信号通信回路202はこれらの一方のみを採用することとしても良い。
図10は、信号通信回路で用いられる受信回路の概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
対向結合部118からは、受信回路401へ入力信号424が与えられる。一方、受信回路401からの出力信号425は、そのままあるいは途中で信号の中継や変換を経てインターフェース部111やインターフェース部116から出力されることとなる。
本実施形態では、4つの抵抗531(R1,R2,R3,R4)と1つのコンパレータ534を用いて、入力信号424から出力信号425を得ている。
さてここで、容量結合や誘導結合を用いる場合を考えると、通信シート101の上面は絶縁体106が存在すること、および、信号通信の必要がない時に機器内の回路が不要な電力を消費しないようにすることが望ましいことから、直流信号の伝達は一切行わないか、そもそもできないようにすることが望ましい。
この場合、受信回路401において、定常状態の回路動作点を一意に定めないと、回路動作が実用的安定性を得られない。したがって、4つの抵抗531の抵抗値R1,R2,R3,R4は、入力信号424の回路動作点を適切に定めるように設定する必要がある。
たとえば、図10に示す回路において、
R2/(R1+R2) > R4/(R3+R4)
と設計すると、コンパレータ534の定常状態の出力は、H(High)値を安定して取ることとなり、外来雑音に対して誤動作を避けることが出来ることになる。
なお、信号通信回路202で用いられる受信回路は、同等の作用を果たす他の構成であっても良い。
一方、図11は、信号通信回路で用いられる送信回路の概要構成を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
対向結合部118に与えられる送信用の入力信号は、直接もしくは途中で信号の中継や変換を経て、入力信号426として送信回路402へ与えられる。送信回路402からの出力信号427は、対向結合部118へ出力される。
送信回路402は、2個のNch型MOSFET(Metal Oxicide Semiconductor Field Effect Transistor)535と、2個のPch型MOSFET536とで構成されている。
信号の送信を行わない場合は
Φ1 = Φ3 = H (High)
Φ2 = Φ4 = L (Low)
を入力することとすると、送信回路402からの出力信号427は高インピーダンス状態となる。送信回路402からの出力信号427と受信回路401への入力信号424とは並列に接続されているが、送信回路402からの出力信号427が高インピーダンス状態となっていれば、受信回路401への入力信号424の信号入力が妨げられることはない。
一方、信号を出力する場合は、以下のように設定すれば良い。
(1)Lを出力したい場合
Φ1 = Φ2 = H、もしくは、
Φ3 = Φ4 = H
(2)Hを出力したい場合
Φ1 = Φ2 = L、もしくは、
Φ3 = Φ4 = L
なお、信号通信回路202で用いられる送信回路は、同等の作用を果たす他の構成であっても良い。
以上では、インターフェース部111やインターフェース部116は、情報通信機器102や情報通信機器接続端末103用のものとして説明したが、同様の構成のものを、通信シート101内の中継通信部105で用いることができる。
また、通信シート101が情報通信機器102や情報通信機器接続端末103から、電力の供給を受けたり、通信信号の復元を行うこととしても良い。
図12は、容量結合を用いる場合の、近接結合部と中継通信部との接続の他の形態を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本図に示すように、通信シート101の近接結合部104は、略正方形の形状をなす導電体からなる電極であり、当該電極が外部の情報通信機器102と対向して一種のコンデンサをなすことによって通信するのは、上記実施形態と同様である。
ここで、各中継通信部105は、格子状に配置され、それぞれ重複なく4個の近接結合部104に接続されている。また、隣接する中継通信部105同士も通信路109によって通信可能に格子状に接続されており、この格子状接続によって、通信網を形成する。
図13は、誘導結合を用いる場合の、近接結合部と中継通信部との接続の形態を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本図に示すように、通信シート101の近接結合部104は、ループ状の電線、すなわち、一種のコイルからなる電極であり、これが外部のループ状の電線、すなわち、一種のコイルと近接対向して一種のトランスをなすことによって、電磁誘導により誘導結合をすることになる。
各中継通信部105には、一つの近接結合部104が接続されているほか、隣接する中継通信部105同士は、通信路109によって通信可能に格子状に接続されており、この格子状接続によって、通信網を形成する。
図14は、光結合を用いる場合の、近接結合部と中継通信部との接続の形態を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本図に示すように、各中継通信部105は、通信路109によって通信可能に格子状に接続されており、この格子状接続によって、通信網を形成する。
また、各中継通信部105には、光結合を行うための発光体537および受光体538が接続されている。
図15は、光結合を行うためのインターフェース部の回路を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
まず、電力復元回路201は、太陽電池等の光発電体539を用いて、電源路113に電力を供給する。
信号通信回路202の送信回路402には、LED(Light Emitting Diode)等の発光体537を用いて、この際に、発光体537に直列接続されている抵抗531はLEDの動作電流を制御する作用がある。
信号通信回路202の受信回路401には、フォトダイオード等の受光体538を用いる。この際に、受光体538に接続されている抵抗531は、いわゆる負荷抵抗であり、フォトダイオードに電流を流し、それから出力信号用の電圧を取得するためのものである。
なお、光結合を行うためのインターフェース部に用いられる各部品素子はこれらに限られず、同等の作用を果たす他の構成であっても良い。
図16は、通信シートの近接結合部と中継通信部の接続の他の実施形態を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態では、近接結合部104は電線で構成されており、中継通信部105同士を接続している。
1つの中継通信部105には、4つの端子があり、その4つの端子のそれぞれが、隣り合う中継通信部105のいずれかの端子と、近接結合部104によって接続されるのである。
また、本図に示すように、4つの中継通信部105を4つの近接結合部104が接続してループ構造を構成しており、これが一種のコイルとして機能して、外部の情報通信機器102等と誘導結合するのである。
図17は、本実施形態の近接結合部と中継通信部との基本単位を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
この基本単位は、「サイト」と呼ばれる。サイトは4本の電線(近接結合部104)と、4つの中継通信部105とからなり、各中継通信部105の一端には、このサイト用の接続用端子が2つあって、電線に接続されている。他端には、隣り合うサイト用の接続用端子がやはり2つある。
サイト内の中継通信部105には、A、B、C、Dという名前が付けられており、Aには端子701、702が、Bには端子703、704が、Cには端子705、706が、Dには端子707、708が、それぞれ用意されている。
そして、端子708と端子701、端子702と端子703、端子704と端子705、端子706と端子707、のそれぞれが、近接結合部104をなす電線で接続されており、「輪」をなしている。
サイト内の中継通信部105のうち、BからDへ信号を送信したい場合には、Aにおいて端子701、702を短絡するか、Cにおいて端子705、706を短絡すれば良い。
なお、中継通信部105において端子を「短絡」させる場合、直接接続をするのではなく2つの端子の電位を等しくしたまま、グランドからの電位を変化させることとしても良い。この場合、電位を変化させても、電流が中継通信部105に流入しない構成とすることが望ましい。
このような中継通信部105を構成するには、図10に示す受信回路や図11に示す送信回路を利用すれば良いが、受信回路401への入力信号424のうち、一方は開放し、他方は両端子へ接続するような変更を行う必要がある。このような接続の変更は、スイッチを用いれば容易にできる。スイッチとしては、リードリレー機械的なスイッチや、トランジスターによるアナログスイッチ等を用いることができ、LSI上で作成するような場合には特に後者を用いるのが好適である。
中継通信部105のうち、Aが外部の情報通信機器102等から信号を受信したい場合には、Bにおいて端子703、704を短絡し、Cにおいて端子705、706を短絡し、Dにおいて端子707、708を短絡することで、一種のコイルを形成するとともに、Aの端子701、702を高いインピーダンス状態に保ち、誘導起電力によってこれらの間に生じる電位差を観測すれば良い。
このような中継通信部105を構成するには、図10に示す受信回路や図11に示す送信回路を利用すれば良い。
同様のサイトを、情報通信機器102や情報通信機器接続端末103において設けておけば、近接結合による通信が可能となる。
上記実施形態では、信号の伝達を行う近接結合部105や通信路109は金属などの導電体であることを前提としていたが、直流に対しては絶縁体であっても交流に対しては導電体となるような部材をかわりに利用することができる。図18は、直流に対しては絶縁体であっても交流に対しては導電体となるような部材の様子を示す断面図である。以下、本図を参照して説明する。
図18(a)は、絶縁性材料551の中に金属等の導体微粒子552が含まれている場合であり、図18(b)は、絶縁性材料551の中に不連続な金属等の層状の導電体553が含まれている場合である。
このような構造の場合、直流に対しては絶縁体であるが、交流に対しては導電体となるため、電線や導電箔にかえて、信号の伝達に用いることができる。
図19は、近接結合部104と中継通信部105とがさまざまな態様で接続される通信シートの様子を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
本図に示す通信シート101では、近接結合部104は必ずしも均一に規則的に配置されているわけではなく、互いの間隔が異なって配置される。これは、たとえば、通信シート101を布状に構成する場合、折り曲げやすくしたい部分とそうでない部分とを分けて、折り曲げやすくしたい部分には、近接結合部104を配置しない、などの要望に応えるためである。
このような場合、近接結合部104同士の距離は、状況によって異なる。そこで、距離等の要望に応じて、近接結合部104同士を直接中継通信部105で接続したり、近接結合部104〜中継通信部105〜通信線109〜中継通信部105〜近接結合部104のように、通信線109を介して接続したり、通信線109の途中にさらに、近接結合部104に結合していない中継通信部105を配置して通信ネットワークを形成させることとしても良い。
回路構成における高電位側、低電位側の関係は、上記実施例記載のものに限定されるのではなく、構成される電子回路が正常動作する限り、電位関係が逆転した構成であっても良い。たとえば、MOSFETのバックゲートはソースに接続しても良いし、Pch型MOSFETの場合はVDD電位に、Nch型MOSFETの場合はVSS電位に接続しても良い。また、トランジスタもMOSFETに限らず、バイポーラトランジスタや接合FET等、他の素子を用いても良い。
ここまでは、通信シート101の物理的な概要構成について説明してきたが、以下では、中継通信部105同士が信号の伝達や中継を行う技術について、さらに詳細に説明する。なお、以下では、上記実施例5の場合において、信号の伝達や中継を行う場合を例として説明するが、同様の技術を他の実施例に適用することができる。また、中継通信部105同士が信号の伝達を行う技術については、[特許文献1]に開示される技術や、既存のコンピュータ通信網において用いられる技術をそのまま適用しても良い。
通信シート101内で用いられる通信プロトコルと、情報通信機器102等で用いられる通信プロトコルが一致しない場合には、インターフェース部111やインターフェース部116には、プロトコル変換回路が接続される。プロトコル変換回路は、情報通信機器102等で用いられる通信プロトコルに従う信号と通信シート101内で用いられる通信プロトコルに従う信号との相互変換を行うとともに、情報通信機器102等が通信シート101と初めて通信接続された時に、通信シート101内で新しい通信を開始するための必要な初期設定を行う役割もある。
以下では、理解を容易にするため、情報通信機器102を例にあげて説明するが、同様の議論が情報通信機器接続端末103においても敷衍できる。また、プロトコル変換回路は、通信インターフェース部116に含まれているものとする。
まず、情報通信機器102の対向結合部118の通信インターフェース部116には、同じ通信シート101に通信接続される他の情報通信機器102と重複しないID(IDentification)を予め与えておく。このIDとしては、たとえば、LAN接続で用いられるMAC(Media Access Control)アドレス等を利用することが考えられる。
さて、通信シート101内の各サイトの近接結合部104と中継通信部105は、基本的に信号待ち状態にある。
一方、情報通信機器102の側の対向結合部の通信インターフェース部116は定期的に信号を送信する。
通信シート101側で信号待ち状態にあるサイトがこの信号を検出すると、予め定められた符号から構成される接続検出信号を返す。
情報通信機器102側は、この接続検出信号を認識すると、次に信号送信許可コマンドが送信されて来るのを待ち、これを認識した後に初めて自らの信号の送信を開始する。
接続検出信号を送信した通信シート101内のサイトは、信号送信許可コマンドに先立って通信相手のサイトへの通信経路を確立するために次の手続きを行う。
まず、接続したい一対の情報通信機器102のIDを含んだ経路ID取得用ブロードキャストを通信シート101内の中継通信部105に対して送信する。
ここで、通信シート101内では、内部の通信経路ID割り当て用のマスターとなる中継通信部105を予め定めておく。このマスターが経路ID取得用ブロードキャストを受信すると、マスターは元の一対の情報通信機器102に対して通信経路IDを割り当て、さらにその通信経路IDのブロードキャストを通信シート101内へ送信する。この手続きによって、通信接続したい情報通信機器102同士は、通信シート101内での経路IDを取得することが出来る。
経路IDが確定した後に、情報通信機器102の一方が経路確定ブロードキャストを発行する。このブロードキャストには、それが中継通信部105の間で転送された転送回数(ホップ数)が記録されている。また、本実施例では、1つのサイトに4個の中継通信部105が接続されているので、同一のサイトに接続されている4個の中継通信部105のうち、ブロードキャストがどの中継通信部105から送信されたものであるかも記録されている。
情報通信機器102の他方が、ある通信経路で伝達されて来たブロードキャストを受信すると、さらに別の通信経路から伝達されて来るブロードキャストがあるかどうかを確認するため、その後一定の時間を待つ。
ブロードキャストには転送回数が記録されているため最も短い転送回数で到達したものを区別出来る。
一定時間が経過した後、自分に隣接した中継通信部105のうち、最小転送回数ブロードキャストを自分宛に送信してきたものに対して、経路確定通知を送信する。
経路確定通知には経路IDが含まれており、経路確定通知を受信した中継通信部105は、自分に隣接した中継通信部105のうち、その通知を最小転送回数で自分宛に送信してきたものに対して送信するとともに、当該中継通信部105のサイト内ID(A〜Dのいずれか)を経路IDと組にして経路テーブルに記録する。
この処理を繰り返すことによって、経路確定通知はブロードキャストを送信した元のサイトまで戻ることになる。その段階で送信元は、通信パケットを最短通信経路で通信相手に送信することが可能になる。
つまり、送信元は、まず自分が持っている経路テーブルを参照して、経路IDと組にして記録されているサイト内IDに対して通信パケットを送信する。この通信パケットは指定されたIDを持つ別の中継通信部105のみが受信し、受信した中継通信部105は再び自分が持っている経路テーブルを参照して、その次の別の中継通信部105へ転送される。これを繰り返すのである。
以上の実施の形態により通信経路が確定し、これをもって情報通信機器102が通信シート101と通信接続された時に必要な初期設定が完了し、情報通信機器102に対して信号送信許可コマンドが与えられる。
さらに、通信シート101内の通信において信号の衝突を起こさないようにデータを転送する技術について、以下に説明する。データ転送の技術はサイト内におけるものと通信シート101全体におけるものに分類すると良い。
サイト内におけるデータ転送においては、サイト内での通信パケットの衝突を防ぐためにサイト内においてトークン制御を行うことが望ましい。サイト内の各中継通信部105は自発的に信号を送信することを認めず、自分がトークンを持っている場合のみに信号の送信を認めるのである。トークンには、通常の通信データと区別される符号を用いる。
このような技術としてはトークンパッシブ方式と呼ばれるものがある。トークンを、サイト内に接続されている中継通信部105の間で、一定方向に規則的に巡回させる方法である。
トークンには、トークンを受信すべき中継通信部105のサイト内ID(A〜Dのいずれか)が含まれている。
自分宛のトークンを受信した中継通信部105は、自分がサイトに送信する通信パケットを持っていればサイト内に通信パケットを送信し、その後に、次の中継通信部105を宛先に変更したトークンを送信する。
一方、自分がサイトに送信する通信パケットを持っていなければ、そのまま次の中継通信部105を宛先に変更したトークンを送信する。
ここで、次の中継通信部105としては、あるサイトの中であらかじめ定められた規則を採用すれば良い。たとえば、A→B→C→D→A→…のような順序を定めるのである。
1つの中継通信部105は、2つのサイトに所属することとなっているが、上記のトークンの処理は、各サイトごとに独立して行う。
さて、通信シート101内のサイトにはいずれも同数の中継通信部105が接続されており、かつそれらがすべて正常に動作していれば、以上の方法を用いることで十分である。
しかし、通信シート101の通信路109が破損した場合や、中継通信部105の一部が故障した場合等、通信シート101内のいずれかのサイト内でトークンの巡回が途切れてしまうと、このままでは正常な通信ができなくなるおそれがある。
トークンの宛先と、自分のサイト内IDに応じて、トークンに優先順位を持たせることで、これを防止することができる。
中継通信部105は自分宛ではないトークンを受信した場合、トークンの宛先と自分のサイト内IDからサイトへの信号出力の優先度を設ける。優先度が最も高い中継通信部105は、自分宛のトークンを受信したものである。
この場合は既に説明しているサイト内におけるデータ転送を行えば良い。次に優先度が高い中継通信部105はトークンの巡回方向に沿って決めれば良い。たとえば、トークンがA→B→C→D→A→…と巡回し、トークンの宛先の中継通信部105がAである場合には、このサイト内の各中継通信部105の優先度はA>B>C>Dのように、Aを最高優先度、Dを最低優先度と定めれば良い。
それぞれの中継通信部105は、トークンを受信した後から(優先度×定数時間)以内に次のトークンを受信できないものとする。
そして、上記時間が経過した後であれば、送信すべき通信データを持っている場合には、サイト内に信号を送信して良いものとする。ここで、上記の定数時間は、1個の通信パケットのデータ長を元に決定する。通信データ送信完了後、中継通信部105は、次に通信データを受信する中継通信部105に対してトークンを送信する。
一方、送信すべき通信データがない場合には、(優先度×定数時間)経過後に、次に通信データを受信する中継通信部105に対してトークンを送信する。
以上の方法により、自分が接続されているサイト内の中継通信部105のいずれかに不具合が生じたとしても、トークンが消滅することはなく、通信を継続することが可能となる。
次に、通信シート101上に配置される情報通信機器102が、通信シート101内で通信接続の相手となる中継通信部105と通信を行う実施の形態を説明する。
まず、情報通信機器102の側の対向結合部118は、近接結合しているサイトに対して、サイト内送信要求を送信する。
すると、サイト内の相手となる中継通信部105のいずれかがトークンを持ち、トークンを持つ中継通信部105がサイト内送信許可を送信する。
情報通信機器102は、サイト内送信許可を受信して初めてサイト内に通信パケットを送信することができる。
このような簡単な処理で動作が可能であるのは、サイト内の中継通信部105および情報通信機器102は、通常受信状態にあり、トークンの権限がない場合でも通信パケットの受信を行うことが可能だからである。情報通信機器102が一定時間内にサイト内送信許可を受信出来なかった場合は、情報通信機器102は、再度サイト内送信要求を送信する。
このほか、ブロードキャストによって通信する形態も考えられる。
ブロードキャストを開始しようとする情報通信機器102は、通常の通信データの先頭に、それ以降の通信データがブロードキャスト用の通信パケットであることを示す符号を追加して、自分が接続されているサイトに通信パケットを送信する。
同じサイト内の他の中継通信部105はこれを受け取ると、別のサイトに対してトークンパッシブ方式等を用いて通信パケットを送信する。
このままでは、1回分のブロードキャストが通信シート101内に存在し続けると、以降の通信データのやり取りを行うことができなくなってしまうため、ブロードキャストのデータには、経由可能な中継通信部105の数(ホップ数)の上限値を設定し、中継通信部105により転送される都度にその値を減らして行き、それが0になった段階で、ブロードキャストの転送を破棄すれば良い。
なお、本実施形態で示した通信層、通信プロトコル、インターフェース回路、各線路、信号を伝送する方法、電源復元回路、受信回路、送信回路等を含め、本発明にはさまざまな態様がある。それら本発明の表現を装置、方法、システム、または、プログラムの間で変換したものも、また、それらの任意の組合せも本発明に含まれる。
本発明によれば、略平面形状の2次元的な広がりを持つ通信シートであって、情報通信機器がその表面に接触もしくは近接することで、当該情報通信機器との間で通信を行ったり、複数の情報通信機器がその表面接触もしくは近接している場合に、これらの間の通信を中継するのに好適な通信シートを提供することができ、各種の通信技術に適用することができる。
本発明の実施形態の一つに係る通信シートとそれに近接結合される情報通信機器との概略構成を説明する説明図である。 本発明の実施形態の一つに係る通信シートを構成する近接結合部および中継通信部の概略構成を説明する説明図である。 本発明の実施形態の一つに係る通信シートの近接結合部および中継通信部の実施例を示す図である。 本発明の実施形態の一つに係る通信シートの実施例のさらに詳細な構成を断面により説明する説明図である。 容量結合による通信シートと情報通信機器接続端末との不平衡伝送による実施例を示す説明図である。 容量結合による通信シートと情報通信機器との平衡伝送による実施例を示す説明図である。 近接結合部への信号通信および電力復元のために用いられるインターフェース部の実施例を示す説明図である。 インターフェース回路に接続される近接結合部の各実施例を示す説明図である。 近接結合部とのインターフェース部のうち、電力復元回路の実施例を示す説明図である。 近接結合部とのインターフェース部のうち、受信回路の実施例を示す説明図である。 近接結合部とのインターフェース部のうち、送信回路の実施例を示す説明図である。 容量結合による近接結合部と中継通信部との実施例を示す説明図である。 誘導結合による近接結合部と中継通信部との実施例を示す説明図である。 光結合による近接結合部と中継通信部との実施例を示す説明図である。 光結合による近接結合部とのインターフェース部の実施例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る通信シートの近接結合部および中継通信部を示す説明図である。 本発明の実施形態の一つに係る通信シートの内、一部のサイトとその内部でのIDの例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る通信シートの実施例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る通信シートの実施例を示す説明図である。
符号の説明
101 通信シート
102 情報通信機器
103 情報通信機器接続端末
104 近接結合部
105 中継通信部
106 絶縁体
107 第1の電源路
108 第2の電源路
109 通信路
111 インターフェース部
112 近接結合容量電極
113 電源路
114 通信路
115 情報通信機器接続ケーブル
116 インターフェース部
117 インターフェース回路
118 対向結合部
119 情報通信部
201 電力復元回路
202 信号通信回路
219 近接結合コイル
220 近接結合同調容量
331 抵抗
332 ダイオード
333 容量
401 受信回路
402 送信回路
423 電力復元回路への入力信号
424 受信回路への入力信号
425 受信回路からの出力信号
426 送信回路への入力信号
427 送信回路からの出力信号
528 容量結合電極
529 誘導結合電極
531 抵抗
532 ダイオード
533 容量
534 コンパレータ
535 Nch型MOSFET
536 Pch型MOSFET
537 発光体
538 受光体
539 光発電体
551 絶縁材料
552 導電性粒子
553 導電体

Claims (17)

  1. 略平面上に配置される複数の近接結合部であって、そのそれぞれは、他の情報通信機器と接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器と通信する複数の近接結合部、
    当該略平面上に配置され、複数の中継通信部であって、そのそれぞれが、これに隣り合う中継通信部と通信することによって通信網を形成し、そのそれぞれは、前記複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つに接続され、当該接続された近接結合部に他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、当該近接結合部を介して当該他の情報通信機器と通信を行う複数の中継通信部、
    を備えることを特徴とする通信シート。
  2. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部と、前記複数の中継通信部と、は、一体に構成される
    ことを特徴とするもの。
  3. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、前記複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つを介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより、前記通信網を形成する
    ことを特徴とするもの。
  4. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器が稼働するための電力を供給する
    ことを特徴とするもの。
  5. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、光結合により当該他の情報通信機器と通信する
    ことを特徴とするもの。
  6. 請求項5に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、光導波路を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより前記通信網を形成する
    ことを特徴とするもの。
  7. 請求項5に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、電線もしくは導電体を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより前記通信網を形成し、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、当該他の情報通信機器から送られた光信号を電気信号に変換する受光体と、これに接続される中継通信部から送られた電気信号を光信号に変換する発光体と、により、当該他の情報通信機器と光結合する
    ことを特徴とするもの。
  8. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、容量結合により当該他の情報通信機器と通信する
    ことを特徴とするもの。
  9. 請求項8に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、少なくとも1つの電極を有し、当該電極と当該接触もしくは近接した他の情報通信機器との間の静電容量によって結合して通信する
    ことを特徴とするもの。
  10. 請求項1に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、誘導結合により当該他の情報通信機器と通信する
    ことを特徴とするもの。
  11. 請求項10に記載の通信シートであって、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、少なくとも1つの導電回路を有し、当該導電回路と当該接触もしくは近接した他の情報通信機器との間の電磁誘導によって結合して通信する
    ことを特徴とするもの。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、電線もしくは導電体を介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより前記通信網を形成する
    ことを特徴とするもの。
  13. 請求項8から11のいずれか1項に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、導体薄膜もしくは導体粒子が容量結合して交流信号を伝達する電線、薄膜、もしくは、直流絶縁体を介して、これに隣り合う中継通信部と接続されて交流信号で通信することにより前記通信網を形成する
    ことを特徴とするもの。
  14. 略平面上に配置される複数の近接結合部であって、そのそれぞれは、他の情報通信機器と接触もしくは近接した場合、当該他の情報通信機器と通信する複数の近接結合部、
    当該略平面上に配置され、複数の中継通信部であって、そのそれぞれが、これに隣り合う中継通信部と通信することによって通信網を形成し、そのそれぞれは、前記複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つに接続され、当該接続された近接結合部に他の情報通信機器が接触もしくは近接した場合、当該近接結合部を介して当該他の情報通信機器と通信を行う複数の中継通信部、
    を備え、
    前記複数の中継通信部のそれぞれは、前記複数の近接結合部のいずれか少なくとも1つを介してこれに隣り合う中継通信部と接続されて通信することにより、前記通信網を形成し、
    前記複数の近接結合部のそれぞれは、少なくとも1つの電極を有し、当該電極と当該接触もしくは近接した他の情報通信機器との間の静電容量によって結合して通信する
    ことを特徴とする通信シート。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の通信シートであって、
    他の情報通信機器の外面が前記通信シートの表面に接したときに、当該他の情報通信機器は、前記複数の近接結合部のうち当該接した場所に最も近く配置されるものと接触もしくは近接することとなって、これと通信する
    ことを特徴とするもの。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の通信シートであって、
    前記中継通信部同士の通信は、導体線を介して行われる
    ことを特徴とするもの。
  17. 請求項16に記載の通信シートであって、
    前記複数の中継通信部の一部は、前記近接結合部に接続されず、当該一部の中継通信部は、異なる近接結合部に接続される中継通信部に導体線を介して接続され、これらの通信を中継する
    ことを特徴とするもの。
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