JP5429178B2 - 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機 - Google Patents

界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5429178B2
JP5429178B2 JP2010531862A JP2010531862A JP5429178B2 JP 5429178 B2 JP5429178 B2 JP 5429178B2 JP 2010531862 A JP2010531862 A JP 2010531862A JP 2010531862 A JP2010531862 A JP 2010531862A JP 5429178 B2 JP5429178 B2 JP 5429178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
field pole
pieces
fracture
magnet body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010531862A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010038748A1 (ja
Inventor
亮 村上
英樹 西村
伸郎 木野
富仁 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2010531862A priority Critical patent/JP5429178B2/ja
Publication of JPWO2010038748A1 publication Critical patent/JPWO2010038748A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5429178B2 publication Critical patent/JP5429178B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/02Permanent magnets [PM]
    • H01F7/0205Magnetic circuits with PM in general
    • H01F7/0221Mounting means for PM, supporting, coating, encapsulating PM
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/4902Electromagnet, transformer or inductor
    • Y10T29/49075Electromagnet, transformer or inductor including permanent magnet or core
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49789Obtaining plural product pieces from unitary workpiece
    • Y10T29/49798Dividing sequentially from leading end, e.g., by cutting or breaking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49815Disassembling
    • Y10T29/49817Disassembling with other than ancillary treating or assembling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

本発明は、電動機,発電機等のロータやステータに配設する界磁極用磁石体、この界磁極用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機に関する。
特開平11−252833号公報は、永久磁石型電動機に用いる界磁極用磁石体を開示している。当該界磁極用磁石体は、発熱抑制を図るために鉄心の軸方向又は周方向に複数に分割された磁石片の全体が、その各磁石片相互間を絶縁した状態で絶縁層により被覆されているものであり、永久磁石型電動機の鉄心外周部の周方向であって、互いに間隔をあけた複数箇所に設けた複数の取付け孔にそれぞれ挿入埋設して使用される。
上記文献には、各磁石片の作製方法に関しては記述されていないが、従来においては、回転刃物を用いて切断分割するか、圧粉成形するかのいずれかによって作製された磁石切片を、絶縁層を介して接着剤等により接着することにより界磁極用磁石体を得る方法が知られている。
しかしながら、従来から知られている界磁極用磁石体では、次のような問題点があった。
1)磁石片間に絶縁層が挿入されることから、磁石片同士の接着強度の低下が起こりやすい。
2)絶縁層厚み分の寸法誤差が、界磁極用磁石体を鉄心に挿入するときの形状寸法に積算されるため、寸法公差を小さく取れない。
3)上記2)に示す問題を解決するためには、各磁石片を一体化した後に寸法調整のための仕上げ加工が再度必要となって、コスト高となる。
4)磁石片間にそれぞれ絶縁層が必要とされているため、絶縁層を設けるためのコストが必要となる。
5)破断面が露出しているので各破断面に錆が生じやすい。
そこで本発明は、磁石片を一体化する工程を簡素化することにより、製造コストの低減を図ることができるとともに、破断面に防錆処理を施す必要がない界磁極用磁石体、この界磁極用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機の提供を目的としている。
本発明の第の態様は、一の永久磁石を破断分割することにより形成した複数の磁石片同士を、破断面が互いに当接するように並列させて構成している界磁極用磁石体の作製方法であって、前記破断分割後に前記複数の磁石片同士が保持された状態となるよう、前記一の永久磁石前記破断分割前に予め一又は二以上の磁石片保持部材を貼着する工程と、前記一の永久磁石を、前記磁石片保持部材が貼着された状態で、前記複数の磁石片に破断分割する工程と、前記破断分割された複数の磁石片を、前記磁石片保持部材が貼着されていることにより前記複数の磁石片同士が保持された状態で、前記破断面が互いに当接するように結合して、一の界磁極用磁石体を形成する工程と、備える界磁極用磁石体の作製方法である。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る界磁極用磁石体を適用した永久磁石型電動機の主要部の概略構成を示し、(A)は、その正面図、(B)は、I-I線に沿うロータの断面図である。 図2は、上面に破断用切欠きを形成した永久磁石の斜視図である。 図3は、本発明の第一の実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図である。 図4は、破断分割した磁石の分割面を示す断面図である。 図5は、本発明の第二の実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図である。 図6は、本発明の第三の実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図である。 図7は、比較例2に係る界磁極用磁石体の作製方法の説明図である。 図8は、実施例1に係る界磁極用磁石体の作製方法の説明図である。 図9は、実施例2に係る界磁極用磁石体の作製方法の説明図である。 図10は、実施例3に係る界磁極用磁石体の作製方法の説明図である。 図11は、実施例4に係る界磁極用磁石体の作製方法の説明図である。 図12は、界磁極用磁石体の電気抵抗値を測定するための抵抗測定装置の要部を示す説明図である。 図13は、界磁極用磁石体の発熱を測定するための発熱測定装置の構成を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る界磁極用磁石体を適用した永久磁石型電動機の主要部の概略構成を示し、(A)は、その正面図、(B)は、I-I線に沿うロータの断面図である。なお、本実施形態においては、永久磁石型回転電機として永久磁石型電動機を例として説明する。
本発明の一実施形態に係る永久磁石型電動機(以下、単に「電動機」という。)Aは、図示しないケーシングの一部を構成する円環形のステータ10と、このステータ10と同軸的に配置された円柱形のロータ20とを主要の構成としている。
ステータ10は、ステータ本体11と、複数のコイル12…とを有して構成されており、そのステータ本体11には、コイル12…を配設するための正面視略台形にしたコイル孔13…が、軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で形成されている。換言すると、コイル12…が、上記軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で配列されている。
ロータ20は、ロータ本体21と、第一の実施形態に係る複数の界磁極用磁石体(以下、単に「界磁極用磁石体」という。)30…とを有して構成されている。
ロータ本体21は、界磁極用磁石体30を挿入嵌合するための正面視横長方形にした嵌合孔22…を、上記軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で形成したものである。
換言すると、界磁極用磁石体30…が、上記軸心Oを中心とした同一円周上に等角度間隔で配列されている。
なお、23は、軸心Oに一致してロータ本体21に連結された回転軸、24は、ステータ10の両面に配設されたエンドプレートである。
図2は、上面に破断用切欠きを形成した永久磁石の斜視図、図3は、本発明の一実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図である。
図2に示す永久磁石30´は、比較的電気抵抗の低いネオジウム‐鉄‐ホウ素(NdFeB)磁石であり、上記した電動機Aのロータ20に配設するために予め所定の形状に成形されている。
本実施形態においては、上記した嵌合孔22の断面形状と同形同大の断面にした直方体形に形成している。換言すると、嵌合孔22に挿入嵌合できる大きさに成形されている。
なお、NdFeB磁石を例として示しているが、これに限るものではなく、例えばSmCo磁石等を採用することができることは勿論である。
永久磁石30´の上面30a´には、破断分割しようとする位置に破断用切欠き30b…が形成されている。
本実施形態においては、永久磁石30´の長辺30c´,30c´を四等分する間隔に破断用切欠き30bを形成している。本実施形態においては、ガラス切りによって加工形成している。
上記のような破断用切欠き30bを永久磁石30´に形成することにより、破断分割時に加えられる応力を集中させることができるようになり、所望の位置において所望の個数に破断分割することが容易となる。
界磁極用磁石体30は、図3に示すように、一の永久磁石30´を破断分割することにより形成した四つの磁石片31〜34と、これらの磁石片31〜34を保持するための一の磁石片保持部材40とを有している。
磁石片31〜34は、上記した永久磁石30´を破断することにより表出した破断面31a〜34a同士を互いに対向させている。本実施形態においては、破断分割された、隣り合う磁石片31〜34の各破断面31a〜34a同士を直接当接している。
磁石片は破断分割されることで、図4に示すように、破断面の表層部に微細なクラックが多数生じる。また、磁石片の破断面は、切断分割された磁石片の切断面と異なり、表面が凹凸形状となる。このように破断分割する場合は、例えば回転刃物を用いて切断分割する場合のように切断部分を切断粉として除去することがなく、このため、磁石片相互間の分割面である破断面同士は、破断前に結合していたものにほぼ相当するものとなる。
また、上記例えば破断面31a,32aにおける電気抵抗値が、当該破断面31a,32aに垂直な方向における単位長さ1cmあたりの磁石片自体の電気抵抗値に対し、5倍以上となるように設定している。
具体的には、破断面31a,32aにおける電気抵抗値を0.5mΩ以上にしている。
上記破断面31a,32aにおける電気抵抗値は、次のようにして設定している。
まず、破断分割に係る隣接する例えば磁石片31,32の破断面31a,32a同士を直接当接させているので、それらの破断面同士は、これらの一部の領域又は全部の領域が直接接触する。
破断面同士が直接接触する場合の接触抵抗値は、それらの破断面同士の真実接触面積に左右され、また、接触抵抗値は上記真実接触面積の逆数に比例すると考えられる。
真実接触面積は、表面に存在するミクロな突起の平均曲率と荷重によって変化する接触面積×接触点数で表される。
そこで、本実施形態においては、破断面に作用する荷重を増減変化させることにより、破断面31a,32aにおける電気抵抗値を設定している。
「破断面31a,32aに垂直な方向」は、図2,3にαで示す方向である。換言すると、図2に示す長辺30c´,30c´に平行な方向である。
なお、並列した磁石片の破断面における電気抵抗値は、当該破断面に垂直な方向における単位長さ1cmあたりの磁石片自体の電気抵抗値に対し、50倍以上にしてもよい。具体的には、破断面における電気抵抗値を5mΩ以上にする。この場合、完全に絶縁したときと同等の発熱抑制効果が得られる。
磁石片保持部材40は、磁石片31〜34に貼着する長さ及び幅にした帯状のものであり、磁石片31〜34の破断面31a〜34a以外の部分に貼着することにより、各磁石片31a〜34aを保持している。
本実施形態においては、上記のように直方体形の永久磁石30´を破断分割することにより四角柱状の磁石片31〜34を形成しているので、それら磁石片31〜34の破断面31a〜34aに垂直な面のうちの一面(図中下面)31b〜34bに磁石片保持部材40を貼着している。
磁石片保持部材40は、上面に接着剤層を形成した伸縮性及び撥水性を有するテープであり、一面(図中下面)31b〜34bの輪郭と同形にして形成されている。換言すると、一面(図中下面)31b〜34bの全領域に接着されている。
伸縮性及び撥水性を有するテープとしては、フッ素樹脂,ポリフェニレンサルファイド(PPS),ポリプロピレン,ポリエステル等を用いることができる。
本実施形態に係る界磁極用磁石体によれば、次の効果を得ることができる。
・磁石片を一体化する工程を簡素化し、製造コストの低減を図ることができる。
・破断面に垂直な1面を接着テープ等の磁石片保持部材により保持しているので、磁石片を一体の磁石として取り扱うことができ、ロータ又はステータへの挿入を容易に行うことができる。
・界磁極用磁石体30を、破断分割前の永久磁石30´と同じ寸法に保持できるため、すなわち、界磁極用磁石体30を破断分割することによって複数の磁石片に分割しているので、分割した後の破断面同士としては、破断前に結合していたものにほぼ相当する。すなわち、一の分割面における破断面同士を、破断前と同じ向きで接合すれば、破断前と略同じ状態が復元される。そして、この破断面同士を結合することで、結合後の界磁極用磁石体の形状を、分割前の界磁極用磁石体とほぼ同等の形状とすることができる。このため、複数に分割した磁石片を一体化した後の界磁極用永久磁石に対する仕上げ加工を不要としてコスト低下を図ることができる。また、複数の磁石片相互を、破断面同士を突き合わせて結合するときに、破断面の凹凸部が磁石片相互の位置決め作用を発揮して、結合作業が容易となる。さらに、従来のように絶縁層を挿入することや複数に分割することによる寸法誤差が積算されて大きくなるということもない。
また、上記のように、永久磁石30´を、嵌合孔22の断面形状と同形同大の断面にした直方体形に形成しておくことにより、これを破断分割して界磁極用磁石体30としたときにも、その嵌合孔22への挿入嵌合を容易に行うことができる。
さらに、磁石片の破断面における電気抵抗値を、その破断面に垂直な方向における単位長さ1cmあたりの磁石片自体の電気抵抗値に対して5倍以上にし、また、具体的には、破断面における電気抵抗値を0.5mΩ以上としているので、界磁極用磁石体30を流れる電流値を減少させられるとともに、発熱を抑制することができる。従って、不定形な破断面を完全に絶縁する必要がない。
なお、破断面を完全に絶縁する場合には、分割した複数の磁石片同士を、絶縁性部材により結合することで一体化してもよい。絶縁性部材は、接着剤と、この接着剤に混合する絶縁介在物であってスペーサの機能を有する非導電性の粒子(例えばガラスビーズやセラミックス粒子など)とを有している。接着剤としては、例えばエポキシ樹脂やシリコーン樹脂であり、この接着剤に粒子を配合し攪拌してから使用する。したがって、粒子は、接着剤全体に分散してほぼ均等に混合した状態となる。以上、説明したように、各磁石片相互間の接触抵抗が増大することになって、各磁石片相互間での渦電流の分割をより確実に行うことができ、渦電流は分割された各磁石片の中だけで回ることになる。この結果、複数の磁石片に分割することによる発熱抑制効果をより高めることができる。
並列した分割片間に直接圧力が加わらない構成にすることにより、磁石片間の界面接触抵抗値を大きく保つことができるため、モータ内で磁石に発生する渦電流による発熱を効果的に抑えることができる。
また、上記した一面31b〜34bの全領域に磁石片保持部材40を接着しているので、複数の磁石片を一体の磁石として取り扱うことができ、少なくとも当該一面に撥水性を持たせることができる。これにより、その一面から破断面へ腐食を促進させる水分等の浸入を防ぐことができることから、防錆性能を付与することができる。
次に、図5,6を参照して、本発明の第二,第三の実施形態に係る界磁極用磁石体について説明する。図5は、本発明の第二の実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図、図6は、本発明の第二の実施形態に係る界磁極用磁石体の斜視図である。なお、上述した実施形態において説明したものと同等のものについては、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第二の実施形態に係る界磁極用磁石体30Aは、図5に示すように、一の永久磁石を破断分割することにより形成した四つの磁石片31〜34と、これらの磁石片31〜34を保持するための二つの磁石片保持部材40,41とを有している。
磁石片保持部材41は、上記した磁石片保持部材40と同等のものであり、磁石片31〜34の破断面31a〜34aに垂直な面のうちの一面(図中上面)31c〜34cに貼着している。
すなわち、図中下面31b〜34bと、図中上面31c〜34cとの二面に磁石片保持部材40,41を貼着している。
本実施形態によれば、第一の実施形態に係る界磁極用磁石体で得られる効果に加え、上記した下面31b〜34bと、上面31c〜34cの全領域に磁石片保持部材40,41を接着しているので、複数の磁石片を一体の磁石として取り扱うことができ、少なくとも当該二面にそれぞれ撥水性を持たせることができる。
これにより、当該二面から破断面へ腐食を促進させる水分等の浸入を防ぐことができることから、防錆性能を付与することができる。
次に、本発明の第三の実施形態に係る界磁極用磁石体30Bは、図6に示すように、一の永久磁石を破断分割することにより形成した四つの磁石片31〜34と、これらの磁石片31〜34を保持するための一つの磁石片保持部材42とを有している。
磁石片保持部材42は、筒状の熱収縮フィルムで形成されており、破断面31a〜34aに垂直な全ての面に密着して被覆されている。
熱収縮フィルムとしては、オレフィン系、エステル系、イミド系等の熱可塑性樹脂、ゴム、フッ素樹脂等を用いることができる。
本実施形態によれば、破断面に垂直な面の全てを被覆しているので、ロータ挿入時にフィルムにかかる応力過大によってフィルムが破損し、また、磁石片の隙間が不均一になる等の恐れがなくなり、取扱いが容易になる。
また、破断面に垂直な面の全てを伸縮性のある膜で覆っていることにより、複数の磁石片を一体の磁石として取り扱うことができ、さらにまた、撥水性を持つことで破断面へ腐食を促進させる水分等の浸入を防ぐことができ、防錆性能を付与することができる。
さらに、熱収縮フィルムを用いることにより、磁石片の連結を簡素化できる。
上述した本発明の一実施形態に係る界磁極用磁石体30の作製方法は、一の永久磁石30´を破断分割することにより形成した四つの磁石片31〜34同士を、互いに並列させて構成している界磁極用磁石体30に係り、一の永久磁石30´を、例えば一つの磁石片保持部材40により保持しながら破断分割することを特徴としている。
この場合、磁石片31〜34は、破断分割前に着磁したものでもよい。また、磁石片保持部材40により保持された破断分割後の各磁石片31〜34に着磁するようにしてもよい。この場合、例えばロータに磁石片31〜34を挿入するときにも、当該ロータに磁着することがないので、挿入作業を容易に行うことができる。
また、上記界磁極用磁石体30の作製方法では、界磁極用磁石体を破断分割することによって複数の磁石片とし、破断分割した複数の磁石片を結合することで一体化している。
本実施例の作成方法のように1つの界磁極用磁石体を破断分割して複数の磁石片とし、これらを集めて元の界磁極用磁石体を作成するようにしてもよいし、予め破断分割されてある複数の磁石片を集めて1つの界磁極用磁石体としてもよい。
ただし、この場合に重要なのは、例えば回転刃物を用いて切断による分割する場合には複数の磁石片を自由に集めて交互に並べることによって1つの界磁極用磁石体とすることが可能であるが、破断分割の場合には、図4に示すように、磁石片の破断面は、回転刃物などによって切断した切断面の平面形状と異なり、適度な粗さを有しており、表面が凹凸形状となり、また、その表層部には、微細なクラックが多数生じるため、破断分割した複数の磁石片を集めて並べる際には、自由に交互に並べることはできず、それら複数の磁石片を、破断面同士が互いに当接するように結合する必要がある。この場合、当該複数の磁石片は、一の分割面にかかる破断面同士が、分割前と同じ向きで互いに当接するように結合することが好ましい。
また、界磁極用磁石体を回転刃物などによって切断することで個々の磁石片に分割した場合には、磁石片の寸法誤差を低減するために磁石片の分割面を研削する必要がある。これにより、磁石片の分割面の平滑度が向上するので、隣接する磁石片間の接触面積が増大して接触抵抗が小さくなるため、磁石体の分割による発熱抑制効果が低下してしまう。
一方、上記方法によれば、磁石片相互間の分割面である破断面同士が、破断前に結合していたものにほぼ相当するものとなり、例えば回転刃物を用いて切断により分割する場合のように、切断部分を切断粉として除去することがなく、各磁石片相互間の接触抵抗が増大することになって、各磁石片相互間での渦電流の分割をより確実に行うことができる。この結果、複数の磁石片に分割することによる発熱抑制効果をより高めることができる。
上述した本発明の一実施形態に係る電動機Aによれば、破断分割してなる安価な永久磁石を用いて、当該電動機Aの使用時に発生する界磁極用磁石体30の渦電流損失を抑えることができ、高い効率の電動機Aを安価に提供することができる。
また、磁石渦電流損失による発熱を抑制することにより、永久磁石の減磁を抑制して、より高い電流をステータに流すことができるようになり、高出力を発揮する電動機をさらに安価に得ることができる。
市販されているNdFeB焼結磁石(電気抵抗率:約150μΩm)を用いて、表1,図2〜5に示す実施例1〜4、比較例1,2を作製した。表1は、比較例1,2と本発明に相当する実施例1〜4とを対比したものである。
Figure 0005429178
比較例1として、市販されているNdFeB焼結磁石から長さ10×幅30×厚さ5mmの板状サンプルを切り出し、それら4個を磁石間に絶縁紙を挟み込みながら接着剤によって接着を行い、長さ40×幅30×厚さ5mmの磁石を作製した。
また、市販されているNdFeB焼結磁石から長さ40×幅30×厚さ5mmの板状サンプルを切り出し、それぞれ長さ方向に10mmずつ破断により四分割を行った。分割及び一体化の作業は、表1に示す比較例2,実施例1〜4の5種類の方法を試した(図7〜11参照)。
図7〜11は、比較例2及び実施例1〜4の作製方法をそれぞれ示す説明図である。 図7に示す比較例2に係る界磁極用磁石体の作製方法は、次のとおりである。
まず、(A)に示すように、永久磁石30´を上下ガイド90,91で挟持しておき、分割片にしようとする部分をパンチ92で衝打して破断分割する。
その後、(B)に示すように、分割に係る磁石片31〜34の破断面に接着剤sを塗布し、そして、(C)に示すように、それら磁石片31〜34の破断同士を接着させることにより、比較例2に係る界磁極用磁石体を作製する。なお、破断面を完全に絶縁する場合には、分割した複数の磁石片同士を、接着剤に加えて絶縁介在物であってスペーサの機能を有する非導電性の粒子(例えばガラスビーズやセラミックス粒子など)を混合した絶縁性部材により結合することで一体化してもよい。
図8に示す実施例1に係る界磁極用磁石体の作製方法は、次のとおりである。
まず、(A)に示すように、永久磁石30´を上下ガイド90,91で挟持しておき、磁石片にしようとする部分をパンチ92で衝打して破断分割する。
その後、(B)に示すように、分割に係る磁石片31〜34の破断面同士を当接させた後、(C)に示すように、それら磁石片31〜34の上下面に磁石片保持部材40,41を貼着することにより、実施例1に係る界磁極用磁石体を作製する。
図9に示す実施例2に係る界磁極用磁石体の作製方法は、次のとおりである。
まず、(A)に示すように、永久磁石30´の下面に磁石片保持部材40を貼着した後、(B)に示すように、上下ガイド90,91で挟持して、磁石片にしようとする部分をパンチ92で衝打して破断分割する。
その後、(C)に示すように、それら磁石片31〜34の上面にも磁石片保持部材41を貼着することにより、実施例2に係る界磁極用磁石体を作製する。
図10に示す実施例3に係る界磁極用磁石体の作製方法は、次のとおりである。
まず、(A)に示すように、ガラス切り93…等により永久磁石30´の上面30a´に所要の間隔で切欠き30b…を形成する。
(B)に示すように、永久磁石30´の下面に磁石片保持部材40を貼着した後、(C)に示すように、上下ガイド90,91で挟持して、分割片にしようとする部分をパンチ92で衝打して破断分割する。
その後、(D)に示すように、それら磁石片31〜34の上面にも磁石片保持部材41を貼着することにより、実施例3に係る界磁極用磁石体を作製する。
図11に示す実施例4に係る界磁極用磁石体の作製方法は、次のとおりである。
まず、(A)に示すように、ガラス切り93…により永久磁石30´の上面30a´に所要の間隔で切欠き30b…を形成する。また切り欠きはレーザー加工やワイヤカット放電加工によって形成してもよい。
(B)に示すように、永久磁石30´を筒状の磁石片保持部材42に被装した後、(C)に示すように、上下ガイド90,91で挟持して、分割片にしようとする部分をパンチ92で衝打して破断分割する。
その後、(D)に示すように、破断分割された磁石片31〜34同士は、磁石片保持部材42の弾性力によって、各磁石片31〜34の各破断面同士が当接した状態に復帰する。換言すると、永久磁石30´とほぼ同じ寸法になる。
表1に示す比較例2に係る界磁極用磁石体では、一回の分割に350kgの荷重を要し、分割面も不定形になったため、欠けが多く見られた。また、エポキシ系二液接着剤を用いて接着を行ったが、不定形の破面に接着剤を塗る工程と分割された破面をあわせる工程に時間がかかり、20分を要した。一方で、複数の磁石片を、破断面同士で突き合わせて絶縁性部材で結合するときには、粒子が破断面の凹凸の凹部内に入り込んだ状態を確保し、互いに隣接する磁石片同士が横ずれしにくくなるので、磁石片相互の位置合わせ性が向上する。
実施例1では一回の分割に350kgの荷重を要し、分割面も不定形になったため、欠けが多く見られた。分割された破面をあわせる工程に時間がかかったが、粘着テープを使用することにより、接着剤塗布を行わなかったため、作業時間は短縮され、作業は10分で終了した。
実施例2では一回の分割に350kgの荷重を要し、分割面も不定形になったため、欠けが多く見られた。しかし、分割前に粘着テープにて一面を固定していたため、分割された磁石片を平面に置くことで分割前の状態と同じくは破断面が合い、反対面にテープを貼るだけで済んだ為に作業時間は大幅に短縮され、作業は3分で終了した。
実施例3では切欠きを導入したため、一回の分割にかかる荷重が約1/5の70kgに低減し、破断面も切欠きに沿って割れた為に直線的でほとんど欠けは見られなかった。
また、分割前に粘着テープにて一面を固定していたため、実施例2と同じく、磁石一体化の作業は3分で終了した。
実施例4では切欠きを導入したため、実施例3と同様に一回の分割にかかる荷重が約1/5の70kgに低減し、破断面も切欠きに沿って割れた為に直線的でほとんど欠けは見られなかった。
また、管状の熱収縮ゴムを使用して破断面に垂直な四面を覆い、100℃以上の温度で収縮させて磁石と密着させた。これにより、磁石破断時に伸びたゴムが縮むことで、割った面から順に自動的にもとの位置へ破断面が合わさったことで、磁石一体化作業は不要となった。
また、それぞれの方法で作製した磁石を高温高湿槽にて80℃、90%湿度で1000時間放置する耐候試験を行ったところ、比較例1では表面部分全体に赤錆の発生が確認された。
さらに、比較例2は接着剤の塗布が十分でなかった破面と露出していた表面部分全体に赤錆の発生が確認された。
実施例1、2、3では、表面積の広い二面が粘着テープにて保護されていたため、残りの面と破断面に軽微な錆が見られる程度であった。
実施例4ではゴムに覆われていなかった二面のみ軽微な錆が見られたが、破断面やゴムに覆われていた面積の広い四面には錆が見られなかった。
比較例1,2および実施例1〜4の磁石について分割された磁石界面の接触抵抗値を測定した(表2参照)。表2は、比較例1,2と、本発明に相当する実施例1〜4に示す界磁極用磁石体の抵抗測定と発熱評価を対比したものである。
Figure 0005429178
比較例1は接触抵抗値が∞を示し、絶縁されていることが確認された。比較例2は接着剤の収縮により磁石間の接触圧力が高くなったためか、接触抵抗は1.5mΩとなり、比較例1よりも若干の発熱上昇が見られた。
実施例1〜4については、いずれも5mΩ以上となっており、空芯コイル内で交流磁場をかけて発熱状況を試験により確かめた結果も磁石間を完全に絶縁した比較例1と同等になった。
図12は、上記各界磁極用磁石体の電気抵抗値を測定するための抵抗測定装置の要部を示す説明図であり、図13は、上記各界磁極用磁石体の発熱を測定するための発熱測定装置の構成を示す説明図である。
図12に示す抵抗測定装置Bは、ACミリオームテスタ(HIOKI社製)を用いた4端子法による測定を行うものであり、冶具50,51の間に挟み込んだ界磁極用磁石体70に対して、破断面に直交する方向αに荷重を付与するものである。当該荷重は、任意値に設定可能である。冶具50,51と界磁極用磁石体30との間は絶縁されている。リード端子52,53は、磁石片31と磁石片34に接続されている。
図13に示す発熱測定装置Cは、円筒形の空芯誘導コイル60内に、界磁極用磁石体30を断熱材61,62に挟持固定した状態で配置して、その界磁極用磁石体30に5kHz、6mTの交番磁界をかけることにより、サンプル(界磁極用磁石体30)表面の温度上昇を測定するものである。なお、信号発生器80は、空芯誘導コイル60に向けて送出する所要の信号を発生させ、増幅器81は、信号発生器80で発生した所要の信号を増幅する。有底円筒形のケース82は、空芯誘導コイル60、界磁極用磁石体70及び断熱材61,62を収容している。
上述の電気抵抗値と発熱の測定は、表2に示す比較例1,2および本発明に相当する実施例1〜4に係る界磁極用磁石体を、それぞれ切断面または破断面を対向させた状態で上記冶具等に固定して行った。
以上説明した実施形態および実施例は、本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎない。本発明は、それらの実施形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において種々改変することができる。例えば、上記においては、本発明を、界磁極用磁石体をロータに埋設した所謂埋設構造の電動機(IPM)に適用した例について説明したが、本発明は、表面磁石構造(SPM)の電動機についても適用できる。本発明に係る界磁極用磁石体は、ロータに限らず、ステータに配設してもよく、さらには、発電機にも適用できることは勿論である。
また、上記においては、一の永久磁石を四つの磁石片に破断分割した例について説明したが、例えば、一の永久磁石を五つ以上に破断分割してもよい。また、上記においては、長方体形の永久磁石を破断分割する例について示したが、これに限らず、例えば、C型若しくは他の異型に形成した永久磁石等であってもよい。
さらに、上記においては、並列させた磁石片同士を、それらの破断面を対向当接したものについて説明したが、それら破断面同士を接着剤によって接着した構成にしてもよい。これにより、破断分割した磁石片を一体化することができ、ロータ等への挿入や着磁を容易に行うことができる。
本出願は、2008年10月2日に出願された日本国特許願第2008−257261号に基づく優先権を主張しており、これらの出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明によれば、磁石片を一体化する工程を簡素化することにより、製造コストの低減を図ることができるとともに、破断面に防錆処理を施す必要がない界磁極用磁石体、この界磁極用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機が提供される。
10 ステータ
20 ロータ
30,30A,30B 界磁極用磁石体
30´ 一の永久磁石
31〜34 磁石片
40〜42 磁石片保持部材
A 永久磁石型回転電機

Claims (7)

  1. 一の永久磁石を破断分割することにより形成した複数の磁石片同士を、破断面が互いに当接するように並列させて構成している界磁極用磁石体の作製方法であって、
    前記破断分割後に前記複数の磁石片同士が保持された状態となるよう、前記一の永久磁石前記破断分割前に予め一又は二以上の磁石片保持部材を貼着する工程と、
    前記一の永久磁石を、前記磁石片保持部材が貼着された状態で、前記複数の磁石片に破断分割する工程と、
    前記破断分割された複数の磁石片を、前記磁石片保持部材が貼着されていることにより前記複数の磁石片同士が保持された状態で、前記破断面が互いに当接するように結合して、一の界磁極用磁石体を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする界磁極用磁石体の作製方法。
  2. 前記破断分割された複数の磁石片同士を接着する工程を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
  3. 前記破断分割された複数の磁石片を絶縁性部材で一体化する工程を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
  4. 前記破断分割された複数の磁石片を、前記磁石片保持部材により保持した状態で着磁する工程を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
  5. 前記磁石片保持部材は、前記複数の磁石片に貼着する長さの帯状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
  6. 前記一の氷久磁石は、直方体形であり、
    前記一の永久磁石に前記磁石片保持部材を貼着する工程は、前記一の永久磁石の、前記破断分割工程で前記破断面となる面に垂直な面のうちの少なくとも一面に、前記磁石片保持部材を貼着する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
  7. 前記一の永久磁石は、直方体形であり、
    前記一の永久磁石に前記磁石片保持部材を貼着する工程は、前記一の永久磁石の、前記破断分割工程で前記破断面となる面に垂直な面の全てに、前記磁石片保持部材を貼着する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の界磁極用磁石体の作製方法。
JP2010531862A 2008-10-02 2009-09-29 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機 Expired - Fee Related JP5429178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010531862A JP5429178B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-29 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008257261 2008-10-02
JP2008257261 2008-10-02
PCT/JP2009/066967 WO2010038748A1 (ja) 2008-10-02 2009-09-29 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機
JP2010531862A JP5429178B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-29 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010038748A1 JPWO2010038748A1 (ja) 2012-03-01
JP5429178B2 true JP5429178B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=42073509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010531862A Expired - Fee Related JP5429178B2 (ja) 2008-10-02 2009-09-29 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8510933B2 (ja)
EP (1) EP2333935B1 (ja)
JP (1) JP5429178B2 (ja)
CN (1) CN102171908B (ja)
WO (1) WO2010038748A1 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4497198B2 (ja) * 2007-12-06 2010-07-07 トヨタ自動車株式会社 永久磁石とその製造方法、およびロータとipmモータ
JP5614096B2 (ja) * 2010-05-19 2014-10-29 日産自動車株式会社 回転電機のロータコアに埋込まれる永久磁石およびその製造方法
US9214846B2 (en) * 2011-02-02 2015-12-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Permanent magnet, motor rotor or stator, rotary electric machine
CN104578616B (zh) * 2011-02-14 2017-05-03 丰田自动车株式会社 转子制造方法
EP2498267B1 (en) * 2011-03-09 2017-06-14 Siemens Aktiengesellschaft Layered magnet
KR101528698B1 (ko) * 2011-05-19 2015-06-12 도요타지도샤가부시키가이샤 로터의 제조 방법 및 할단 장치
DE102011077215A1 (de) * 2011-06-08 2012-12-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Bestücken eines Rotorblechpakets eines Rotors eines Elektromotors mit Magneten
WO2013015047A1 (ja) * 2011-07-27 2013-01-31 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体の製造装置およびその製造方法
JP6393019B2 (ja) 2011-09-26 2018-09-19 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体の製造装置およびその製造方法
US10773420B2 (en) * 2011-11-10 2020-09-15 LatticeGear, LLC Device and method for cleaving a substrate
JP5867036B2 (ja) * 2011-12-07 2016-02-24 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体の製造装置およびその製造方法
JP5929153B2 (ja) * 2011-12-14 2016-06-01 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体の製造装置およびその製造方法
FR2985085B1 (fr) * 2011-12-23 2014-02-21 Alstom Technology Ltd Actionneur electromagnetique a aimants permanents et interrupteur-sectionneur mecanique actionne par un tel actionneur
JP6035024B2 (ja) * 2012-01-10 2016-11-30 大同特殊鋼株式会社 非筒状の永久磁石の製造方法
JP5906768B2 (ja) * 2012-01-31 2016-04-20 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造装置及びその製造方法
EP2811628B1 (en) * 2012-02-01 2015-11-18 Nissan Motor Co., Ltd. Method for manufacturing magnet pieces for forming field-pole magnets
JP5994280B2 (ja) * 2012-02-21 2016-09-21 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体を構成する磁石片の製造方法および製造装置
JP5962055B2 (ja) * 2012-02-27 2016-08-03 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体
CN104396127B (zh) * 2012-07-02 2016-10-12 日产自动车株式会社 构成场磁极用磁体的磁体片的制造装置及其制造方法
JP5880709B2 (ja) * 2012-07-13 2016-03-09 日産自動車株式会社 界磁極用磁石体の製造装置
JP6322911B2 (ja) * 2013-07-05 2018-05-16 大同特殊鋼株式会社 非筒状の永久磁石の製造方法
WO2015052976A1 (ja) * 2013-10-09 2015-04-16 日産自動車株式会社 回転電機に配設される界磁極用磁石体を構成する磁石片を製造する製造方法及び製造装置
CN103683602A (zh) * 2013-12-04 2014-03-26 安徽巨一自动化装备有限公司 低涡流损耗的永磁电机转子
JP6164093B2 (ja) * 2014-01-10 2017-07-19 トヨタ自動車株式会社 永久磁石の製造方法
JP6401486B2 (ja) * 2014-04-14 2018-10-10 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心及び回転子積層鉄心の製造方法
EP2999089B1 (de) * 2014-09-19 2017-03-08 Siemens Aktiengesellschaft Reluktanzläufer
JP6753233B2 (ja) * 2016-09-08 2020-09-09 Tdk株式会社 磁石、磁石積層体およびモータ
JP2018101490A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 ニチコン株式会社 ヒーターユニットおよびその製造方法
FR3064423B1 (fr) 2017-03-22 2019-11-15 Whylot Sas Rotor pour moteur ou generatrice electromagnetique a structure alveolaire comportant des alveoles pour le logement d'aimants respectifs
FR3077413B1 (fr) * 2018-01-26 2022-03-11 Whylot Sas Aimant unitaire avec formes en retrait destinees a faire partie de zones de contact entre des aimants adjacents
DE112019007108T5 (de) * 2019-03-27 2021-12-16 Mitsubishi Electric Corporation Rotierende elektrische maschine
US11894719B2 (en) 2020-09-10 2024-02-06 Ford Global Technologies, Llc Permanent magnet of multiple pieces having different easy axes
JP7548043B2 (ja) * 2021-02-09 2024-09-10 信越化学工業株式会社 希土類磁石接合体の製造方法及び希土類磁石接合体
US11658530B2 (en) * 2021-07-15 2023-05-23 Stoneridge, Inc. Modular brushless DC (BLDC) motor construction
WO2024188310A1 (zh) * 2023-03-16 2024-09-19 烟台东星磁性材料股份有限公司 用于永磁电机的低涡流损耗永磁体组件

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354899A (ja) * 2005-09-09 2005-12-22 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ
JP2008043124A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 磁石発電機

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB859862A (en) 1958-02-20 1961-01-25 Goodrich Co B F Elongated flexible magnet systems
NL7907115A (nl) 1979-09-25 1981-03-27 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een permanente magneet ter plaatsing in een luchtspleet van een transformatorkern.
US5315244A (en) * 1989-11-17 1994-05-24 Visi-Trak Corporation Magnetic sensor with laminated field concentrating flux bar
US6335623B1 (en) * 1992-12-18 2002-01-01 Fonar Corporation MRI apparatus
US5654603A (en) * 1995-09-29 1997-08-05 Reliance Electric Industrial Magnetic top stick apparatus and method for making same
US7127802B1 (en) * 1997-11-21 2006-10-31 Fonar Corporation Method of fabricating a composite plate
JP3089470B2 (ja) 1998-03-05 2000-09-18 本田技研工業株式会社 永久磁石式電動機
JP2953659B1 (ja) * 1998-08-06 1999-09-27 住友特殊金属株式会社 Mri用磁界発生装置およびその組立方法並びにそれに用いる磁石ユニットの組立方法
EP0996212A1 (en) * 1998-10-21 2000-04-26 Technische Universiteit Eindhoven Method for fabricating a permanent magnet rotor, and rotor obtained by said method
EP1069575B1 (en) * 1999-07-15 2008-05-14 Neomax Co., Ltd. Dismantling method for magnetic field generator
JP2001136692A (ja) 1999-11-04 2001-05-18 Nippon Densan Corp インナーロータモータおよびそれのロータの製造方法
US6662434B2 (en) * 2001-04-03 2003-12-16 General Electric Company Method and apparatus for magnetizing a permanent magnet
CN101031238B (zh) * 2004-09-30 2010-07-28 日立金属株式会社 Mri用磁场发生装置
CN100576701C (zh) * 2004-11-30 2009-12-30 株式会社日立制作所 永磁式旋转电机
EP1786085B1 (en) 2005-11-15 2016-08-03 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Permanent magnet rotating electric machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354899A (ja) * 2005-09-09 2005-12-22 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ
JP2008043124A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 磁石発電機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010038748A1 (ja) 2010-04-08
EP2333935A1 (en) 2011-06-15
CN102171908A (zh) 2011-08-31
EP2333935B1 (en) 2016-01-06
US8510933B2 (en) 2013-08-20
US20120036696A1 (en) 2012-02-16
CN102171908B (zh) 2014-05-28
EP2333935A4 (en) 2013-05-22
JPWO2010038748A1 (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5429178B2 (ja) 界磁極用磁石体、この界磁用磁石体の作製方法、及び永久磁石型回転電機
EP1786085B1 (en) Permanent magnet rotating electric machine
US7973442B2 (en) Permanent magnet-type rotary electric machine and production method for rotor for permanent magnet-type rotary electric machine
JP5446428B2 (ja) 界磁極用永久磁石及びその製造方法並びに界磁極用永久磁石を備える永久磁石型回転電機
US10734856B2 (en) Rotor for rotary electric machine and rotary electric machine
JP2008022663A (ja) 回転電機
KR101618717B1 (ko) 자기폴 및 관련 로터를 설치하는 방법
WO2014047748A1 (en) Rotors with segmented magnet configurations and related dynamoelectric machines and compressors
JP2016052249A (ja) 電気機械の回転子用の永久磁石
US20160065015A1 (en) Magnetic plate used for rotor core of motor and method for manufacturing magnetic plate
CN105210268B (zh) 永磁体埋入式旋转电机及其制造方法
JP5429515B2 (ja) 永久磁石型回転電機のロータ又はステータに配設する界磁極用磁石体、及び永久磁石型回転電機
JP2005198365A (ja) モータ用希土類永久磁石とその製造方法
CN107636936A (zh) 设置有形成多个磁极的永久磁体的机动车辆起动器的定子
JP5360224B2 (ja) 電動機の回転子の製造方法
US20200059140A1 (en) Production method and disassembly method for a rotary permanently excited electrical machine
JP2007228762A (ja) リング状マグネットの保護構造
JP4238588B2 (ja) モーター、モーター用ロータ及び複合異方性磁石
JP6251900B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP2000184637A (ja) 無刷子電動機およびその製造方法
JPS6323543A (ja) 永久磁石界磁型回転子の構造
CN109478810B (zh) 转子、旋转电机及该转子的制造方法
JP2005237047A (ja) ボンド磁石一体成形ロータ
JP2002058185A (ja) 永久磁石埋め込み形モータにおける永久磁石の固定方法
CN117981205A (zh) 转子的制造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5429178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees