JP5427651B2 - ナット構造 - Google Patents

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Description

この発明は、ナット構造に関するものである。
締め付け工具としてボールポイント型六角棒レンチが知られている(例えば、特許文献1参照)。ボールポイント型六角棒レンチは、六角棒レンチの一端に、軸方向に沿って切った断面形状が円形で且つ軸方向に直交する方向に切った断面形状が六角形をなす嵌合頭部を備えている。このボールポイント型六角棒レンチは六角穴付きボルトを被締結部材に螺合する際に用いられ、前記嵌合頭部をボルトヘッドの六角穴に嵌合するときに、前記嵌合頭部の軸線をボルトの軸線に対して斜めに挿入して嵌合することができる。
実用新案登録第3128498号公報
一方、ナットに対して斜めに係合させることができる工具としては、ユニバーサルソケットがある。これは、六角穴付きソケットとシャフト部とを自在継手を介して連結して構成したものである。
しかしながら、このこのユニバーサルソケットでは、六角穴付きソケットをナットに係合する際には、六角穴付きソケットの軸線とナットの軸線とを一致させなければならないため、ナットの軸線延長方向における取り付けスペースが狭い場所などでは、使用することが困難であった。
また、ナットに対して工具を斜めに装着しないで済むようにしようとすると、ナットの位置に制約を受け、本来取り付けたい位置に製品を取り付けられない場合がある。
さらに、ユニバーサルソケットでは、その構造上、締め付け時に軸を固定する必要があるため、電動インパクトレンチ等の省力化工具への対応ができないという課題もある。
そこで、この発明は、製品の取り付け位置に対する制約を低減することができ、特殊な工具を用いずに締結することができるナット構造を提供するものである。
この発明に係るナット構造では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、ボルト(例えば、後述する実施例におけるボルト20)に螺合されるナット(例えば、後述する実施例におけるナット1)であって、前記ボルトが螺合する螺合部(例えば、後述する実施例における螺合部10)とは軸方向反対側の先端に、ナット中心軸(例えば、後述する実施例におけるナット中心軸S)を通って前記軸方向に沿って切った断面形状がほぼ円形状で且つ前記軸方向に直交する方向に切った断面形状が多角形状をなす係合頭部(例えば、後述する実施例における係合頭部9)が形成され、前記螺合部が形成されているナット本体部(例えば、後述する実施例におけるナット本体部2)の先端側には、六角錐状に断面縮小する縮小部(例えば、後述する実施例における縮小部6)が形成され、前記係合頭部の前記多角形状の断面の仮想外接円外径は、前記ナット本体部を前記軸方向に直交する方向に切った断面の仮想外接円外径よりも小さいことを特徴とするナット構造である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記係合頭部は、前記ナット本体部とは別体に形成され、固定手段(例えば、後述する実施例における雄ねじ部8)を介して前記ナット本体部に固定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ナットの係合頭部に、ナットの軸方向に対して斜めに傾斜する方向から工具を係合して、ナットを締め付けることが可能となり、ナットの取り付け位置の制約を低減することができる。また、ナットを締め付ける工具は、先端にナットの係合頭部と係合可能な穴あるいは挟持部を有していればよく、特殊な工具を必要しないので、極めて汎用性が高い。また、ナット本体部に工具を係合させてナットを緩めることが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、ナット本体部と係合頭部とを別々に形成した後に、これらを連結固定することでナットを製造することができるので、ナット本体部と係合頭部を1つの素材から切削して形成するよりも製造が容易となり、コストダウンを図ることができる。なお、固定手段としては、ねじ結合、溶接などを例示することができる。
この発明に係るナット構造を有するナットの実施例における外観斜視図である。 前記ナットの一部を破断して示す正面図である。 前記ナットの右側面図である。 前記ナットの分解斜視図である。 前記ナットの使用例においてナット締め付け時を示す断面図である。 図5のA−A矢視断面図である。 前記ナットの使用例においてナット取り外し時を示す断面図である。
以下、この発明に係るナット構造の実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。
図1は実施例におけるナット1の外観斜視図、図2は同ナット1の一部を断面にして示す正面図、図3は同ナット1の右側面図、図4は同ナット1の分解斜視図である。
ナット1は金属製であり、予め別体に形成されたナット本体部2と先端部材3とを連結固定して構成されており、ナット本体部2の中心軸と先端部材3の中心軸は同軸上にあり、ナット本体部2の軸方向の先端側に先端部材3が連結されている。なお、図1および図2において符号Sは、ナット本体部2および先端部材3の中心軸、すなわちナット中心軸を示しており、ナット中心軸Sに沿う方向をナット1の軸方向とする。
ナット本体部2は、後述するボルト20が螺合する側の端部(図2において左側端部)に円板状のフランジ部4が形成され、このフランジ部4に正六角柱状の軸部5が連なり、軸部5の先端側には六角錐状に徐々に断面縮小する縮小部6が形成され、縮小部6の先端面6aはナット中心軸Sに対して直交する平坦面に形成されている。なお、この実施例において、軸部5の断面六角形の大きさは、M6のナットの外形寸法と同寸法に設定されている。
このナット本体部2には、フランジ部4の端面から縮小部6の先端面6aに貫通する右ねじのM5のねじ孔7が設けられている。このねじ孔7においてフランジ部4側の部分が、ボルト20が螺合される螺合部10となっている。
先端部材3は、右ねじのM5の雄ねじ部8と、雄ねじ部8に連なる係合頭部9とから構成されていて、雄ねじ部8をナット本体部2の先端面6a側からねじ孔7に螺合することによって、ナット本体部2と連結固定され一体化されている。
係合頭部9の表面は6つの曲面9a〜9fで形成されており、図2に示すように正面側から見ると、雄ねじ部8が連なる部分を除いて円形をなしていて(すなわち、略円形)、ナット中心軸Sの回り360度どの位置からの正面視においても、上記と同じ略円形をなしている。
また、係合頭部9は、図3に示すように右側面側から見ると正六角形状をなし、係合頭部9を軸方向のいずれの位置で該軸方向と直交する方向に切っても、その断面形状が正六角形となるように形成されている。
また、係合頭部9の右側面視における六角形の大きさは、M5のナットの外形寸法と同寸法に設定されていて、この係合頭部9に外接する仮想球体の中心を通るように係合頭部9を切ったときに、その切断面とナット中心軸Sに直交する平面とのなす角度が所定角度範囲内においては、前記切断面がM5のナットの六角形の外形形状相当となるように構成されている。
前述したように、ナット本体部2の軸部5の断面六角形の大きさは、M6のナット相当であるので、図3に示すようにナット1の右側面視では、ナット本体部2の軸部5の六角形の方が係合頭部9の六角形よりも大きい。なお、この実施例では、図3に示すように、軸部5と係合頭部9の六角形の頂点が周方向同一位置に配置されているが、これに限るものではなく、軸部5と係合頭部9の六角形の頂点が周方向にずらして配置されていてもよい。
このナット1の一使用例を図5から図7の図面に基づいて説明する。
この使用例では、ナット1とボルト20によって部品30をパネル40に固定している。
ボルト20は、正面視が正方形で板状のヘッド部21に、円板状のカラー部22が連なり、カラー部22から右ねじのM6の雄ねじ部23が延設されている。
部品30の壁部31には、ボルト20のヘッド部21が収納される収納部32が設けられており、この収納部32にボルト20のヘッド部21を下方から挿入することができるように、収納部32は下方に開口33を備えている。収納部32は正面視矩形をなし、収納部32に挿入されたボルト20はそのヘッド部21が収納部32に係止するようになっており、これによりボルト20は部品30に対して相対回転不能となっている。また、収納部32の前面を覆う前壁部34には図6に示すように逆U字状の溝35が形成されており、この溝35にボルト20のカラー部22が挿通可能となっている。
部品30の収納部32に装着されたボルト20の雄ねじ部23は、部品30とパネル40との間に配置されたワッシャ24、および、パネル40のボルト孔41を貫通し、パネル40を貫通した雄ねじ部23にナット1が螺合している。詳述すると、ナット1のフランジ部4側からナット1のねじ孔7にボルト20の雄ねじ部23がねじ込まれている。
このナット1を締め付ける際には、図5に示すように、先端にM5ナット用の断面六角形の嵌合穴51を有する一般的なソケットレンチ50を用いることができる。
そして、ソケットレンチ50の嵌合穴51をナット1の係合頭部9に嵌合させる場合には、図5において実線で示すように、ソケットレンチ50をナット中心軸Sの延長線上から真っ直ぐに接近させていって係合頭部9に嵌合することもできるが、ナット1の係合頭部9が前述した形状に形成されているので、図5において二点鎖線で示すように、ソケットレンチ50を、ナット中心軸S(換言するとナット1の軸方向)に対して斜めに傾斜する方向から接近させていって、嵌合穴51を係合頭部9に嵌合することもできる。
そして、このようにナット中心軸Sに対して斜めの姿勢にしてナット1に嵌合させたソケットレンチ50を用いてナット1を締め付けることが可能となる。
また、このナット1を緩めるときには、図7に示すように、先端にM6ナット用の断面六角形の嵌合穴61を有する一般的なソケットレンチ60を用い、嵌合穴61をナット1の軸部5に嵌合させて緩めることができる。これは、係合頭部9がM5のナット相当の大きさであり、M6用の嵌合穴61に挿入することができるからである。このようにソケットレンチ60の嵌合穴61をナット1の軸部5に嵌合して回転しても、係合頭部9は嵌合穴61に対して非係合状態であるので、係合頭部9が軸部5に対して回転して緩むことはない。なお、ソケットレンチ60を用いてナット1を緩める場合には、ソケットレンチ60をナット中心軸Sの延長線上から真っ直ぐに接近させていって係合頭部9に嵌合する。
この実施例のナット1によれば、ナット1を締め付ける際に、ソケットレンチ50を、ナット中心軸Sに対して斜めに傾斜する方向から接近させていって、嵌合穴51を係合頭部9に係合し、締め付けることができるので、ナット1の前方スペースが狭いところでもナット1を締め付けることができる。したがって、部品30をパネル40に取り付ける際のナット1の取り付け位置の制約を低減することができる。また、ソケットレンチ50は一般的なソケットレンチでよく、ナット1の締め付けに特殊な工具を必要しないので、極めて汎用性が高い。
さらに、この実施例では、ナット本体部2と、係合頭部9を有する先端部材3とを別々に形成した後に、これらを連結固定することでナット1を製造することができるので、ナット本体部2と係合頭部9とを1つの素材から切削して形成するよりも製造が容易となり、コストダウンを図ることができる。
なお、実施例では、ナット本体部2と先端部材3との固定手段として、ねじ結合を採用したが、溶接などの接合手段を用いることも可能である。
なお、この実施例では、ナット1の軸方向に直交する方向に切った断面形状を六角形としたが、断面形状は多角形であればよく、六角形に限るものではない。例えば、四角形や八角形等であってもよい。
1 ナット
2 ナット本体部
8 雄ねじ部(固定手段)
9 係合頭部
10 螺合部
20 ボルト

Claims (2)

  1. ボルトに螺合されるナットであって、前記ボルトが螺合する螺合部とは軸方向反対側の先端に、ナット中心軸を通って前記軸方向に沿って切った断面形状がほぼ円形状で且つ前記軸方向に直交する方向に切った断面形状が多角形状をなす係合頭部が形成され、
    前記螺合部が形成されているナット本体部の先端側には、六角錐状に断面縮小する縮小部が形成され、
    前記係合頭部の前記多角形状の断面の仮想外接円外径は、前記ナット本体部を前記軸方向に直交する方向に切った断面の仮想外接円外径よりも小さいことを特徴とするナット構造。
  2. 前記係合頭部は、前記ナット本体部とは別体に形成され、固定手段を介して前記ナット本体部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のナット構造。
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