JPH0735121A - ボルトおよびそのボルトを備えた気化器 - Google Patents

ボルトおよびそのボルトを備えた気化器

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JPH0735121A
JPH0735121A JP18286393A JP18286393A JPH0735121A JP H0735121 A JPH0735121 A JP H0735121A JP 18286393 A JP18286393 A JP 18286393A JP 18286393 A JP18286393 A JP 18286393A JP H0735121 A JPH0735121 A JP H0735121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
shaft
carburetor
axial direction
bolt head
Prior art date
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Pending
Application number
JP18286393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nojima
徹男 野嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】頭部にシャフト軸方向またはシャフト軸方向に
直角な方向以外からでも工具が嵌挿可能なボルトを提供
するにある。 【構成】ネジ山2を形成したシャフト部50とボルト頭
3とを一体に備えたボルト1において、上記ボルト頭3
のシャフト軸方向Xの両端面4a,4b周縁部5a,5
bに面取り加工6をし、また、上記ボルト1のシャフト
軸方向Xに対する上記面取り加工角度αを20〜30度
に設定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボルトおよびそのボルト
を備えた気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】部品同士の締結や回転運動と直線運動と
の相互変換、流体流量を調整する目的にネジやボルトな
どのネジ類が用いられている。
【0003】ネジは、一般的に、ネジ山を形成したシャ
フト部とネジ頭とを一体に備えており、ネジ頭にはマイ
ナス(−)形またはプラス(+)形の溝が形成されてい
る。そして、この溝にネジのシャフト軸方向からドライ
バなどの工具の先端部を嵌挿させてネジを締めたり緩め
たりしている。
【0004】また、ボルトは、一般的に、ネジ山を形成
したシャフト部とボルト頭とを一体に備えており、ボル
ト頭は通常六角形の物が多く用いられている。そして、
ボルトのシャフト軸方向からはボックスレンチなどを、
上記ボルトのシャフト軸方向に対して直角の方向からは
レンチやスパナなどの工具をボルト頭に嵌挿させてボル
トを締めたり緩めたりしている。
【0005】ところで、エンジンの吸気系を構成する燃
料気化装置としての気化器には、様々な調整用のネジ類
が設けられている。これらのネジ類は、例えばアイドリ
ング時のエンジン回転数を微調整するスロットルストッ
プスクリュやエアジェットへの空気の流量を微調整する
エアスクリュ、そしてフロートチャンバ内に溜まった水
分を排出するドレンスクリュなどがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、気化器
の調整用のネジ類の頭部に調整用の工具を嵌挿させるに
は、工具をネジ類のシャフト軸方向またはシャフト軸方
向に直角な位置から挿入しなければならないが、例えば
スクータ型の自動二輪車に搭載される気化器は、その回
りを伝導ケース、配線や配管、車体カバーなどの周辺部
材に囲まれているため、工具をネジ類のシャフト軸方向
またはシャフト軸方向に直角な位置から挿入しづらく、
気化器の各調整部の調整が困難である。特にドレンスク
リュは、気化器の最下部に位置するため、周辺部材の影
に隠れて従来の工具では調整が困難であった。
【0007】一方、工具をネジ類のシャフト軸方向また
はシャフト軸方向に直角な位置から挿入しやすいように
気化器のレイアウトを変更すると、気化器回りの周辺部
材のレイアウトも変更する必要になり、デッドスペース
の発生、無理な配線や配管、車体カバーのデザインの変
更などが生じ、好ましくない。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、ネジ山を形成したシャフト部と、ボルト頭とを
一体に備えたボルトにおいて、上記ボルトの頭部にシャ
フト軸方向またはシャフト軸方向に直角な方向以外から
でも工具が嵌挿可能なボルトを提供することを目的とす
る。
【0009】この発明の他の目的は、回りを周辺部材に
囲まれていても調整部の調整が容易な気化器を提供する
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るボルトは、
上述した課題を解決するために、請求項1に記載したよ
うに、ネジ山を形成したシャフト部とボルト頭とを一体
に備えたボルトにおいて、上記ボルト頭のシャフト軸方
向の両端面周縁部に面取り加工をしたものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記ボルトのシャフト軸方向
に対する上記面取り加工角度を20〜30度に設定した
ものである。
【0012】さらに、本発明に係る気化器は、請求項3
に記載したように、エンジンの吸気系を構成する気化器
において、この気化器の下部に設けられたフロートチャ
ンバはドレンボルトを備え、このドレンボルトのボルト
頭のシャフト軸方向の両端面周縁部に面取り加工をした
ものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、ネジ山
を形成したシャフト部とボルト頭とを一体に備えたボル
トにおいて、上記ボルト頭のシャフト軸方向の両端面周
縁部に面取り加工をし、また、上記ボルトのシャフト軸
方向に対する上記面取り加工角度を20〜30度に設定
したため、ボルトの頭部にシャフト軸方向またはシャフ
ト軸方向に直角な方向以外からでも工具が嵌挿可能にな
る。
【0014】また、エンジンの吸気系を構成する気化器
において、この気化器の下部に設けられたフロートチャ
ンバはドレンボルトを備え、このドレンボルトのボルト
頭のシャフト軸方向の両端面周縁部に面取り加工をした
ため、気化器の回りが周辺部材に囲まれていても調整部
の調整が容易にできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1(a)は、この発明を適用したボルト
の一例を示す正面図であり、図1(b)は、このボルト
の上面図である。
【0017】図1(a)および(b)において、このボ
ルト1は、ネジ山2を形成したシャフト部50とボルト
頭3とを一体に備えている。ボルト頭3は例えば六角形
に形成される。ボルト頭3のシャフト軸方向Xの両端面
4a,4bの周縁部5a,5bには面取り加工6が施さ
れる。シャフト軸方向Xに対する面取り加工角度αは2
0〜30度に設定するのが好ましい。また、面取りの幅
Wは、ボルト頭3の高さTの10〜50%、より好まし
くは20〜40%に設定する。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
【0019】図2は、ボルト頭3にボックスレンチ7の
先端部8を嵌挿させた図である。
【0020】ボルト頭3のシャフト軸方向Xの両端面4
a,4bの周縁部5a,5bにはシャフト軸方向Xに対
する面取り加工角度αを20〜30度に設定して面取り
加工6が施されているため、ボックスレンチ7の先端部
8をボルト1のシャフト軸方向Xに対してボルト頭3の
面取り加工角度α以内の角度βで嵌挿すればボックスレ
ンチ先端部8の内部9がボルト頭3のシャフト軸方向X
の両端面4a,4b周縁部5a,5bに係合する。よっ
て、ボルト頭3にシャフト軸方向Xまたはシャフト軸方
向Xに直角な方向以外からでもボックスレンチ7が嵌挿
可能になる。
【0021】次に本発明の適用例について説明する。
【0022】図3は、本発明を適用した気化器を備えた
スクータ型車両の左側面図である。
【0023】図3において、このスクータ型車両11は
車体フレーム12を有し、この車体フレーム12は、ダ
ウンチューブ13と、このダウンチューブ13に前端が
固着され、後上方に延びる左右一対のリヤフレーム14
とから構成される。このリヤフレーム14は、その中間
で折曲され、一旦立ち上がった後、後上方に延びてい
る。そして、車体フレーム12の回りは車体カバー15
で覆われる。
【0024】リヤフレーム14の中央下部にはパワーユ
ニット16がスイング自在に設けられる。このパワーユ
ニット16はエンジン17と、このエンジン17の一側
から後方に延びる伝導ケース18とを備え、この伝導ケ
ース18の後端に駆動輪である後輪19が保持される。
伝導ケース18はスイングアームを兼ねており、リヤサ
スペンション20によりリヤフレーム14に弾性的に支
持される。
【0025】なお、符号21は前輪であり、符号22は
走行ハンドルである。
【0026】図4は、パワーユニット16の左側面図で
ある。パワーユニット16の前部にはエンジン17が配
置され、パワーユニット16の中央部上方には気化器2
3が配置される。この気化器23の上流側にはエアクリ
ーナ24が接続され、また、気化器23の下流側はエン
ジン17に接続される。
【0027】図5は、気化器23の左側面図である。こ
の気化器23の中央部にはアイドリング時のエンジン回
転数を微調整するスロットルストップスクリュ25が設
けられる。また、このスロットルストップスクリュ25
の左側下方には図示しないエアジェットへの空気の流量
を微調整するエアスクリュ26が設けられる。さらに、
気化器23の下部には図示しない燃料タンクから送られ
てくる燃料の油面を一定の高さに保つフロート系統を構
成するフロートチャンバ27が設けられ、このフロート
チャンバ27内に溜まった水分を排出するためのドレン
ボルト28がフロートチャンバ27最下部に設けられ
る。
【0028】ドレンボルト28は、図6に示すように、
ネジ山29を形成したシャフト部51とボルト頭30と
を一体に備えている。ボルト頭30は例えば六角形に形
成される。ボルト頭30のシャフト軸方向Yの両端面3
1a,31bの周縁部32a,32bには面取り加工3
3が施される。シャフト軸方向Yに対する面取り加工角
度γは20〜30度に設定するのが好ましい。また、面
取りの幅wは、ボルト頭30の高さtの10〜50%、
より好ましくは20〜40%に設定する。
【0029】次に、本適用例の作用について説明する。
【0030】図7は、図4のA−A線に沿う矢視図であ
る。図7に示すように、気化器23の最下部に設けられ
るドレンボルト28は、伝導ケース18の影に隠れてお
り、従来はボックスレンチ34をドレンボルト28のシ
ャフト軸方向Yから挿入することは不可能であったが、
本案のドレンボルト28を備えることにより、ドレンボ
ルト28は、ボルト頭30のシャフト軸方向Yの両端面
31a,31b周縁部32a,32bにはシャフト軸方
向Yに対する面取り加工角度γを20〜30度に設定し
て面取り加工33が施されているため、ボックスレンチ
34の先端部35をドレンボルト28のシャフト軸方向
Yに対してボルト頭30の面取り加工角度γ以内の角度
δで嵌挿すればボックスレンチ先端部35の内部がボル
ト頭30のシャフト軸方向Yの両端面31a,31b周
縁部32a,32bに係合する。よって、ドレンボルト
28のシャフト軸方向Y以外の方向からでもドレンボル
ト28を締めたり緩めたりが容易に行える。また、特殊
な工具も必要ない。さらに、スロットルストップスクリ
ュ25やエアスクリュ26に本案を適用すれば、気化器
23回りの周辺部材のレイアウトの自由度が増し、配線
や配管が容易になり、また、車体カバー15のデザイン
の自由度も増す。
【0031】なお、上記適用例では、スクータ型車両1
1に備えられた気化器23について説明したが、他の機
器においても、回りが囲まれており、工具の使用が困難
な場所であれば本案を適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るボル
トおよびそのボルトを備えた気化器によれば、ネジ山を
形成したシャフト部とボルト頭とを一体に備えたボルト
において、上記ボルト頭のシャフト軸方向の両端面周縁
部に面取り加工をし、また、上記ボルトのシャフト軸方
向に対する上記面取り加工角度を20〜30度に設定し
たため、ボルトの頭部にシャフト軸方向またはシャフト
軸方向に直角な方向以外からでも工具が嵌挿可能にな
る。
【0033】また、エンジンの吸気系を構成する気化器
において、この気化器の下部に設けられたフロートチャ
ンバはドレンボルトを備え、このドレンボルトのボルト
頭のシャフト軸方向の両端面周縁部に面取り加工をした
たため、気化器の回りが周辺部材に囲まれていても調整
部の調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明に係るボルトの
一実施例を示す正面図および上面図。
【図2】ボルト頭にボックスレンチの先端部を嵌挿させ
た図。
【図3】本発明に係るボルトを備えた気化器の一実施例
を示すスクータ型車両の左側面図。
【図4】パワーユニットの左側面図。
【図5】本発明に係るボルトを備えた気化器の左側面
図。
【図6】ドレンボルトの正面図。
【図7】図4のA−A線に沿う矢視図。
【符号の説明】
1 ボルト 3,30 ボルト頭 4a,4b,31a,31b ボルト頭の端面 5a,5b,32a,32b ボルト頭の周縁部 6,33 面取り加工 7,34 ボックスレンチ 11 スクータ型車両 16 パワーユニット 17 エンジン 18 伝導ケース 23 気化器 25 スロットルストップスクリュ 26 エアスクリュ 28 ドレンボルト 50,51 シャフト部 X,Y ボルトのシャフト軸方向 α,γ 面取り加工角度 β,δ 工具の挿入角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ山を形成したシャフト部とボルト頭
    とを一体に備えたボルトにおいて、上記ボルト頭のシャ
    フト軸方向の両端面周縁部に面取り加工をしたことを特
    徴とするボルト。
  2. 【請求項2】 上記ボルトのシャフト軸方向に対する上
    記面取り加工角度を20〜30度に設定した請求項1記
    載のボルト。
  3. 【請求項3】 エンジンの吸気系を構成する気化器にお
    いて、この気化器の下部に設けられたフロートチャンバ
    はドレンボルトを備え、このドレンボルトのボルト頭の
    シャフト軸方向の両端面周縁部に面取り加工をしたこと
    を特徴とする気化器。
JP18286393A 1993-07-23 1993-07-23 ボルトおよびそのボルトを備えた気化器 Pending JPH0735121A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18286393A JPH0735121A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ボルトおよびそのボルトを備えた気化器

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JP18286393A JPH0735121A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ボルトおよびそのボルトを備えた気化器

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JPH0735121A true JPH0735121A (ja) 1995-02-03

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ID=16125765

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JP18286393A Pending JPH0735121A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 ボルトおよびそのボルトを備えた気化器

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JP (1) JPH0735121A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1939464A3 (en) * 2006-12-29 2010-07-21 Ridelin, S.L. A dynamometric screw with antiflexure fusible head
JP2011185334A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd ナット構造
CN104439035A (zh) * 2014-12-11 2015-03-25 中国航空工业标准件制造有限责任公司 偏心键头螺栓冷滚圆角辅助工装

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011185334A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd ナット構造
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