JP5427615B2 - ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法 - Google Patents

ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5427615B2
JP5427615B2 JP2010002163A JP2010002163A JP5427615B2 JP 5427615 B2 JP5427615 B2 JP 5427615B2 JP 2010002163 A JP2010002163 A JP 2010002163A JP 2010002163 A JP2010002163 A JP 2010002163A JP 5427615 B2 JP5427615 B2 JP 5427615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
gas turbine
turbine combustor
cradle
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010002163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011140911A (ja
Inventor
朗満 西尾
敏明 真川
覚 北尾
誠 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010002163A priority Critical patent/JP5427615B2/ja
Publication of JP2011140911A publication Critical patent/JP2011140911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5427615B2 publication Critical patent/JP5427615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Description

本発明は、ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズル(「ノズルブロック」ともいう。)の梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法に関するものである。
例えば、特許文献1に開示されたノズルブロック(以下、「ガスタービン燃焼器用ノズル」という。)は、従来、木製の箱(木箱)からなる梱包用具に収容された状態で運搬されていた。
特開2009−243310号公報
しかしながら、木箱を使用した従来の梱包用具および梱包方法では、貨物全体の重量が増大し、輸送費が嵩んでしまうといった問題点があった。
また、蓋体に打ち付けられていた釘を抜いて開梱する際に、木屑が木箱の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったおそれもあった。
さらに、ガスタービン燃焼器用ノズルを木箱に収容したり、木箱から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが木箱に接触して、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面に擦過傷が付いてしまうといったおそれもあった。
さらにまた、木箱の組立・解体作業に多大な時間と労力を要し、作業効率が悪いといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、貨物全体の重量を低減させることができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができて、容易に組立・解体することができるガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具は、ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具であって、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱と、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台と、前記外箱の開口部を塞ぐ、強化段ボールからなる蓋体とを備えている。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具によれば、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、貨物全体の重量を低減させることができ、輸送費の削減を図ることができる。
また、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが梱包用具に接触したとしても、梱包用具だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具において、前記凹所の周縁を取り囲むようにして、板状の緩衝材が設けられており、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所内に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるように構成されているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具によれば、ガスタービン燃焼器用ノズルが板状の緩衝材を介して支持され、ガスタービン燃焼器用ノズルが強化段ボールで作られた部分と直接接触しないようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。緩衝材としては、例えば発泡スチロールやゴムなどを用いることができる。特に発泡スチロールを用いた場合は、梱包用具の軽量化を少しでも図ることができる点で有意義である。
また、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具において、前記ノズル受け台を少なくとも二つ備え、これらノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りが設けられているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具によれば、隣り合うガスタービン燃焼器用ノズルとガスタービン燃焼器用ノズルとの間に強化段ボールで作られた間仕切りが配置されることになるので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズル同士の接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができるとともに、梱包用具全体の剛性を高めることができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具において、前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックが設けられているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具によれば、蓋体を被せた際に、ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、蓋体の下面との間に形成される空間内に、強化段ボールで作られた天押さえ積層品ブロックが配置されることになるので、運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズルの移動を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法は、ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法であって、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱を組み立てる段階と、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台を組み立てる段階と、前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する段階と、前記凹所の中に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する段階と、前記外箱の開口部を、強化段ボールからなる蓋体で覆う段階とを備えている。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、貨物全体の重量を低減させることができ、輸送費の削減を図ることができる。
また、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが梱包用具に接触したとしても、梱包用具だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法において、前記凹所の周縁を取り囲むようにして、前記ノズル受け台に板状の緩衝材を取り付ける段階を備え、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所の中に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるようにするとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、ガスタービン燃焼器用ノズルが板状の緩衝材を介して支持され、ガスタービン燃焼器用ノズルが強化段ボールで作られた部分と直接接触しないようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
また、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法において、前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する前に、前記ノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りを配置する段階を備えているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、隣り合うガスタービン燃焼器用ノズルとガスタービン燃焼器用ノズルとの間に強化段ボールで作られた間仕切りが配置されることになるので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズル同士の接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができるとともに、梱包用具全体の剛性を高めることができる。
上記ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法において、前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックを配置する段階を備えているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、蓋体を被せた際に、ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、蓋体の下面との間に形成される空間内に、強化段ボールで作られた天押さえ積層品ブロックが配置されることになるので、運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズルの移動を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、貨物全体の重量を低減させることができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができて、容易に組立・解体することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレットおよび外箱の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、および十字仕切りの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、内箱を底板の側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、内箱、およびインナーの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、内箱、インナー、補強パット、および発泡スチロールの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、ノズル受け台の斜視図である。 図7のA−A矢視断面図である。 図7のB−B矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、十字仕切り、およびノズル受け台の斜視図である。 図10のC−C矢視断面図である。 図10のD−D矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、十字仕切り、ガスタービン燃焼器用ノズル、およびノズル受け台の斜視図である。 図13のE−E矢視断面図である。 図13のF−F矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、十字仕切り、および天押さえ積層品ブロックの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、および天キャップの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法を説明するための図であって、パレット、外箱、天キャップ、結束バンドの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法について、図1から図18を参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、フォークリフト(図示せず)で貨物を格納・運搬するためのパレット(荷台)10を用意する。
つぎに、図2に示すように、底面を形成する底板11と、側面を形成する4枚の側板12とを備え、その外観形状が直方体または立方体を呈する外箱(外装ケース:アウターケース)13をパレット10の上に載置し、外箱13の中から底板11の四隅に鋲材(図示せず)を打ち付けて、外箱13をパレット10に対して固定する。
つづいて、図3に示すように、外箱13の内部空間を、2枚または4枚の板状部材からなり、4つの等しい空間に仕切る(区画する)十字仕切り(間仕切り)14を外箱13の中に入れる。このとき、高さ方向に延びる十字仕切り14の各端面14aは、対向する側板12の周方向における中央部に位置する内側面12aと全体的にまたは部分的に接するようになっている。
一方、図4に示すように、底面を形成する底板15と、側面を形成する4枚の側板16とを備え、その外観形状が直方体または立方体を呈する内箱(内装ケース:インナーケース)17を組み立てて、底面を形成する底板15が開かないように粘着テープ(例えば、ガムテープ)18を貼り付け、この粘着テープ18が延びる方向と直交する方向に、粘着テープ18と同程度の幅を有する両面テープ19を2本貼り付ける。
つぎに、図5に示すように、内箱17をひっくり返して、後述する補強パット20、発泡スチロール(緩衝材)21、およびガスタービン燃焼器用ノズル22をそれぞれ収容する凹所23,24,25を備えた専用のインナー(内装材)26を内箱17の中に入れる。
つづいて、図6に示すように、凹所23内に平面視矩形状を呈する板状の補強パット20を2枚入れ、凹所24内にその外観形状が直方体または立方体を呈するブロック状の発泡スチロール21を入れた後、凹所25の周縁を取り囲むようにして、板状の発砲スチロール(緩衝材)27を4枚貼り付ける。
なお、図7から図9のいずれかに示すように、内箱17、補強パット20、発泡スチロール21、およびインナー26は、補強パット20の下端面20a、発泡スチロール21の下端面21a、およびインナー26の下端面26aと、内箱17の底板15とが接した状態で、内箱17の上端面17aと、補強パット20の上端面20bと、発泡スチロール21の上端面21bと、インナー26の上端面26bとが同一平面をなすように構成されている。また、発泡スチロール27は、図7に示す位置、すなわち、発泡スチロール27の一側面27aが、凹所25を形成する内周面25aと同一平面をなすように、対応する補強パット20、発泡スチロール21、インナー26の上端面で、かつ、その周方向における中央部に、両面テープ(図示せず)等を介して貼り付けられている。
つぎに、図7から図9の状態、すなわち、内箱17内への補強パット20、発泡スチロール21、インナー26の挿入、およびこれら補強パット20、発泡スチロール21、インナー26への発泡スチロール27の取り付けが完了したノズル受け台28を、図10から図12のいずれかに示すように、ノズル受け台28の下端面28a(すなわち、底板15の下面15a(図4参照))と、外箱13の底板11(より詳しくは、底板11の上面11a)とが接するように、十字仕切り14で仕切られた空間内にそれぞれ入れる。
つづいて、図示しないエアキャップ等の緩衝材(梱包材)で包まれたガスタービン燃焼器用ノズル22、またはエアキャップ等の緩衝材で包まれていない裸のガスタービン燃焼器用ノズル22を、図13に示すように、十字仕切り14で仕切られた空間内にそれぞれ入れる。
なお、図13から図15のいずれかに示すように、ノズル受け台28は、ガスタービン燃焼器用ノズル22が燃焼器外筒(図示せず)に取り付けられた際に、当該燃焼器外筒の取付面と接して支持されるガスタービン燃焼器用ノズル22の首部(段部)29が、発泡スチロール27の上端面27bの上に載置された状態、すなわち、首部29の下端面29aと発泡スチロール27の上端面27bとが接した状態で、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端(下端)22aと、内箱17の底板15との間に20mm〜30mm程度の隙間ができるように構成されている。
つぎに、図16に示すように、図17に示す天面を形成する天板30と、側面を形成する4枚の側板31とを備え、その外観形状が直方体を呈する天キャップ(蓋体)32を被せた際に、ガスタービン燃焼器用ノズル22の天面22bと、天板30の下面(図示せず)との間に形成される空間内に、ガスタービン燃焼器用ノズル22の主に上下方向の移動を阻止する2本の天押さえ積層品ブロック33を、互いに平行になるようにして配置する。
つづいて、図17に示すように、外箱13の開口部を覆い隠すようにして天キャップ(蓋)32を被せる。
最後に、図18に示すように、ガスタービン燃焼器用ノズル22を収容した(納めた)外箱13の開口部が天キャップ32によって覆われたガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具34と、パレット10とを、例えば、ポリプロピレン(polypropylene)製の結束バンド35によって結束(固縛)する。
なお、上述した実施形態では、パレット10として木製のものを、外箱13、十字仕切り14、内箱17、インナー26、補強パット20、天押さえ積層品ブロック33、天キャップ32として強化段ボール(トライ・ウォール(登録商標))製のものを採用した。
本実施形態に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法によれば、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、貨物全体の重量を低減させることができ、輸送費の削減を図ることができる。
また、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズル22の燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズル22を梱包用具34に収容したり、梱包用具34から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズル22が梱包用具34に接触したとしても、梱包用具34だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
また、ガスタービン燃焼器用ノズル22が板状の発泡スチロール27を介して支持され、ガスタービン燃焼器用ノズル22が強化段ボールで作られた部分と直接接触しないようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷をさらに防止することができる。
さらに、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端(下端)22aと、ノズル受け台28の底板15との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端22aと、ノズル受け台28の底板15との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷をさらに防止することができる。
また、隣り合うガスタービン燃焼器用ノズル22とガスタービン燃焼器用ノズル22との間に強化段ボールで作られた十字仕切り(間仕切り)14が配置されることになるので、ガスタービン燃焼器用ノズル22を梱包用具34に収容したり、梱包用具34から取り出したりするとき、あるいは運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズル22同士の接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷をさらに防止することができるとともに、梱包用具全体の剛性を高めることができる。
また、蓋体32を被せた際に、ガスタービン燃焼器用ノズル22の天面22bと、蓋体32の下面との間に形成される空間内に、強化段ボールで作られた天押さえ積層品ブロック33が配置されることになるので、運搬中におけるガスタービン燃焼器用ノズル22の移動を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷をさらに防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態のものに限定されるものではなく、適宜必要に応じて変更あるいは変形して実施することもできる。
11 底板
12 側板
13 外箱
14 十字仕切り(間仕切り)
15 底板
16 側板
22 ガスタービン燃焼器用ノズル
22a 先端(下端)
22b 天面
25 凹所
27 発砲スチロール(緩衝材)
28 ノズル受け台
32 天キャップ(蓋体)
33 天押さえ積層品ブロック
34 梱包用具

Claims (8)

  1. ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具であって、
    底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱と、
    底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台と、
    前記外箱の開口部を塞ぐ、強化段ボールからなる蓋体とを備えていることを特徴とするガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
  2. 前記凹所の周縁を取り囲むようにして、板状の緩衝材が設けられており、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所内に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
  3. 前記ノズル受け台を少なくとも二つ備え、これらノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
  4. 前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
  5. ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法であって、
    底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱を組み立てる段階と、
    底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台を組み立てる段階と、
    前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する段階と、
    前記凹所の中に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する段階と、
    前記外箱の開口部を、強化段ボールからなる蓋体で覆う段階とを備えていることを特徴とするガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
  6. 前記凹所の周縁を取り囲むようにして、前記ノズル受け台に板状の緩衝材を取り付ける段階を備え、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所の中に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
  7. 前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する前に、前記ノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りを配置する段階を備えていることを特徴とする請求項5または6に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
  8. 前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックを配置する段階を備えていることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
JP2010002163A 2010-01-07 2010-01-07 ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法 Active JP5427615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010002163A JP5427615B2 (ja) 2010-01-07 2010-01-07 ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010002163A JP5427615B2 (ja) 2010-01-07 2010-01-07 ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011140911A JP2011140911A (ja) 2011-07-21
JP5427615B2 true JP5427615B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44456932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010002163A Active JP5427615B2 (ja) 2010-01-07 2010-01-07 ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5427615B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59178285U (ja) * 1983-05-13 1984-11-28 三菱電機株式会社 換気扇用包装装置
JPS6326594U (ja) * 1986-08-01 1988-02-22
JP2006248584A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toshiba Corp 冷蔵庫の内箱用搬送容器
JP4959347B2 (ja) * 2007-01-17 2012-06-20 三菱重工業株式会社 梱包構造
JP2008189360A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 梱包構造
JP5193695B2 (ja) * 2008-06-17 2013-05-08 新潟原動機株式会社 燃料噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011140911A (ja) 2011-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010195411A (ja) 梱包装置
JPWO2008093631A1 (ja) ハニカム構造体用梱包体
JP2016196319A (ja) 発泡合成樹脂製冷蔵輸送容器
JP2007197081A (ja) カートリッジ収納ケース用段ボール箱
JP5427615B2 (ja) ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法
JP2019137405A (ja) 梱包装置
JP5570827B2 (ja) ガスタービン燃焼器用内筒尾筒の梱包用具およびガスタービン燃焼器用内筒尾筒の梱包方法
JP5570836B2 (ja) タービン用静翼の梱包用具およびタービン用静翼の梱包方法
JP2003312648A (ja) 梱包用仕切構造体および梱包箱
JP5950184B2 (ja) セラミックハニカム部材の梱包体
JP2011031891A (ja) 梱包箱及び積載方法
CN208790270U (zh) 一种包装箱
JP4550719B2 (ja) 梱包構造
JP5171160B2 (ja) 梱包用具及び前記梱包用具により梱包された空気調和機
JP6738633B2 (ja) 集合包装容器及びその積層体
JP3205888U (ja) 組立用緩衝材
CN215884524U (zh) 一种包装箱
KR200464052Y1 (ko) 패널제품용 포장박스
JP3177764U (ja) 梱包輸送用木箱
JP2020083459A (ja) 梱包部材
JP2022012172A (ja) 輸送用容器
KR100654153B1 (ko) 포장용 상자, 괘선형성방법 및 포장용 상자의 제조 방법
CN211224274U (zh) 用于放置气罐泵的缓冲纸箱结构
JP7387157B2 (ja) 氷室タイプ輸送用容器
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5427615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250