JP5427615B2 - ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法 - Google Patents
ガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具およびガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法 Download PDFInfo
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Description
また、蓋体に打ち付けられていた釘を抜いて開梱する際に、木屑が木箱の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったおそれもあった。
さらに、ガスタービン燃焼器用ノズルを木箱に収容したり、木箱から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが木箱に接触して、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面に擦過傷が付いてしまうといったおそれもあった。
さらにまた、木箱の組立・解体作業に多大な時間と労力を要し、作業効率が悪いといった問題点もあった。
本発明に係るガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具は、ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具であって、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱と、底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台と、前記外箱の開口部を塞ぐ、強化段ボールからなる蓋体とを備えている。
また、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが梱包用具に接触したとしても、梱包用具だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
また、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
また、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズルの燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズルを梱包用具に収容したり、梱包用具から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズルが梱包用具に接触したとしても、梱包用具だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、梱包用具全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
また、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、ノズル受け台の底板との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズルの表面への擦過傷をさらに防止することができる。
まず、図1に示すように、フォークリフト(図示せず)で貨物を格納・運搬するためのパレット(荷台)10を用意する。
つぎに、図2に示すように、底面を形成する底板11と、側面を形成する4枚の側板12とを備え、その外観形状が直方体または立方体を呈する外箱(外装ケース:アウターケース)13をパレット10の上に載置し、外箱13の中から底板11の四隅に鋲材(図示せず)を打ち付けて、外箱13をパレット10に対して固定する。
つぎに、図5に示すように、内箱17をひっくり返して、後述する補強パット20、発泡スチロール(緩衝材)21、およびガスタービン燃焼器用ノズル22をそれぞれ収容する凹所23,24,25を備えた専用のインナー(内装材)26を内箱17の中に入れる。
なお、図7から図9のいずれかに示すように、内箱17、補強パット20、発泡スチロール21、およびインナー26は、補強パット20の下端面20a、発泡スチロール21の下端面21a、およびインナー26の下端面26aと、内箱17の底板15とが接した状態で、内箱17の上端面17aと、補強パット20の上端面20bと、発泡スチロール21の上端面21bと、インナー26の上端面26bとが同一平面をなすように構成されている。また、発泡スチロール27は、図7に示す位置、すなわち、発泡スチロール27の一側面27aが、凹所25を形成する内周面25aと同一平面をなすように、対応する補強パット20、発泡スチロール21、インナー26の上端面で、かつ、その周方向における中央部に、両面テープ(図示せず)等を介して貼り付けられている。
なお、図13から図15のいずれかに示すように、ノズル受け台28は、ガスタービン燃焼器用ノズル22が燃焼器外筒(図示せず)に取り付けられた際に、当該燃焼器外筒の取付面と接して支持されるガスタービン燃焼器用ノズル22の首部(段部)29が、発泡スチロール27の上端面27bの上に載置された状態、すなわち、首部29の下端面29aと発泡スチロール27の上端面27bとが接した状態で、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端(下端)22aと、内箱17の底板15との間に20mm〜30mm程度の隙間ができるように構成されている。
つづいて、図17に示すように、外箱13の開口部を覆い隠すようにして天キャップ(蓋)32を被せる。
最後に、図18に示すように、ガスタービン燃焼器用ノズル22を収容した(納めた)外箱13の開口部が天キャップ32によって覆われたガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具34と、パレット10とを、例えば、ポリプロピレン(polypropylene)製の結束バンド35によって結束(固縛)する。
また、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱のように、蓋体に打ち付けられていた釘を抜く必要がなく、開梱する際の木屑が梱包用具の中(内側)に落ち、その木屑がガスタービン燃焼器用ノズル22の燃料噴射孔に入り込み、燃料噴射孔を塞いでしまうといったことも回避することができる。
さらに、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、ガスタービン燃焼器用ノズル22を梱包用具34に収容したり、梱包用具34から取り出したりするとき、あるいは運搬中に、ガスタービン燃焼器用ノズル22が梱包用具34に接触したとしても、梱包用具34だけが凹むようになっており、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷を防止することができる。
さらにまた、発泡スチロール21,27および結束バンド35を除く梱包用具34全体が、強化段ボールで作られているので、従来使用されていた木箱に比べて、容易に組立・解体することができ、組立・解体作業に要する時間と労力を低減させることができて、作業効率を向上させることができる。
さらに、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端(下端)22aと、ノズル受け台28の底板15との間に隙間が形成されるようになっているので、ガスタービン燃焼器用ノズル22の先端22aと、ノズル受け台28の底板15との接触を防止することができ、ガスタービン燃焼器用ノズル22の表面への擦過傷をさらに防止することができる。
12 側板
13 外箱
14 十字仕切り(間仕切り)
15 底板
16 側板
22 ガスタービン燃焼器用ノズル
22a 先端(下端)
22b 天面
25 凹所
27 発砲スチロール(緩衝材)
28 ノズル受け台
32 天キャップ(蓋体)
33 天押さえ積層品ブロック
34 梱包用具
Claims (8)
- ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具であって、
底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱と、
底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台と、
前記外箱の開口部を塞ぐ、強化段ボールからなる蓋体とを備えていることを特徴とするガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。 - 前記凹所の周縁を取り囲むようにして、板状の緩衝材が設けられており、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所内に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
- 前記ノズル受け台を少なくとも二つ備え、これらノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
- 前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包用具。
- ガスタービン燃焼器を構成して、燃料を空気とともに燃焼させて燃焼ガスを生成するガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法であって、
底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈する、強化段ボールからなる外箱を組み立てる段階と、
底面を形成する底板と、側面を形成する4枚の側板とを備え、その外観形状が直方体を呈し、かつ、内部に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する凹所を備えるとともに、前記外箱の中に収容される、強化段ボールからなる少なくとも一つのノズル受け台を組み立てる段階と、
前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する段階と、
前記凹所の中に前記ガスタービン燃焼器用ノズルを収容する段階と、
前記外箱の開口部を、強化段ボールからなる蓋体で覆う段階とを備えていることを特徴とするガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。 - 前記凹所の周縁を取り囲むようにして、前記ノズル受け台に板状の緩衝材を取り付ける段階を備え、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが前記凹所の中に収容された際、前記ガスタービン燃焼器用ノズルが、前記板状の緩衝材を介して支持され、かつ、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの下端と、前記ノズル受け台の前記底板との間に隙間ができるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
- 前記外箱の中に前記ノズル受け台を収容する前に、前記ノズル受け台とノズル受け台との間に、前記外箱の内部空間を仕切る、強化段ボールからなる間仕切りを配置する段階を備えていることを特徴とする請求項5または6に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
- 前記蓋体を被せた際に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの天面と、前記蓋体の下面との間に形成される空間内に、前記ガスタービン燃焼器用ノズルの主に上下方向の移動を阻止する、強化段ボールからなる天押さえ積層品ブロックを配置する段階を備えていることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用ノズルの梱包方法。
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