JP5425552B2 - タイルの補修方法 - Google Patents

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この発明は建物の壁面に貼着されたタイルの剥落を防止しかつ強化・補修し、かつ防水を行う方法に関する。
建物の表面のタイルは大抵はモルタル層を介してコンクリート躯体表面に貼着されている。タイルの貼着はモルタルがアルカリ性を維持する限りは強固であるが、タイル間のモルタルの目地部分を介して浸透する雨水に含まれる酸性物質によってモルタルが中性化するとモルタルに対する貼着強度は失われ、タイルの浮きや剥離の問題が出て来る。
タイルの補修のため本出願の出願人はタイルの表面部分をマスキングテープによりマスキングしつつ目地部分(モルタル)に浸透性の液状強化剤(プライマー)を塗布浸透させ、プライマーを塗布浸透させたタイルの目地部分にガラス繊維を分散混合させたアクリル弾性塗料を塗布乾燥させ、その後にマスキングテープを除去することよりなるタイルの補強方法を提案している(特許文献1)。
特開2007−56450
特許文献1の技術はガラス繊維を含んだアクリル弾性塗料を目地部分に塗布することにより強力な塗膜を形成し、モルタルを含めコンクリート躯体部分に対するタイルの貼着強度を著しく高めることができる。しかしながら、この技術ではガラス繊維を含んだアクリル弾性塗料がタイル表面に付かないようにマスキングテープによるマスキングを行い、アクリル塗料の乾燥後にマスキングテープを除去しているが、マスキングテープの除去が必ずしも効率的に行い得ない問題があった。即ち、マスキングテープは剥離性のものであるが、マスキング材は薄い紙を素材とするもので、強度が弱く、また、マスキングテープの目地に対する境界部分にはプライマーや塗料がどうしても付着固化するため、剥離の際にマスキングテープが切れ切れに成り易く、剥離作業の効率は概して良くなかった。
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、特許文献1の技術においてマスキング作業の効率化及びマスキングの剥離作業の効率化を目的とする。
この発明によれば、建物の面上に貼付されたタイルの補修方法であって、タイルの表面部分に、乾燥後に剥離性膜を形成する剥離塗膜形成塗料を塗布することによりマスキング塗膜を形成する工程と、マスキング塗膜の形成後にタイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う工程と、補修の完了後にタイル表面のマスキング塗膜を剥離する工程とより成るタイルの補修方法が提供される。
マスキング塗膜の形成のための程は、タイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う前記工程に先立ち、タイルの表面部分にマスキング塗膜を形成する前記工程に加え、タイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う前記工程完了後に、マスキング塗膜の表面に網目状膜材を重ねた状態で剥離塗膜形成塗料を塗布することにより表面剥離塗膜を形成する工程より成り、マスキング塗膜を剥離するための前記工程は網目状膜材に外力を加えることにより網目状膜材と同時にマスキング塗膜及び表面剥離塗膜を一体同時的に剥離する工程より構成することができる。

タイルの目地部分におけるタイル強化のための補修は、マスキングされていないタイルの目地部分にガラス繊維含有塗料を塗布することにより行うことができる。
タイルの目地部分におけるタイル強化のための補修は、プライマーとガラス繊維による強化塗料等を目地に強化塗装する方法と、タイル自体の浮きやタイル下地となるモルタルとコンクリート躯体間の浮きに対する浸透性注入剤の注入方法が主体となるが、プマイマーや浸透性注入剤の注入にはタイル外壁面の防汚対策が必要となる。従って、マスキングされていないタイル目地部分にマスキング無しで注入する場合は浸透性の低い一般的なエボキシ樹脂注入となるが、内部空間の確実な密着力は得られず、その強度は数十分の一未満にもなってしまう。
タイル表面への剥離塗膜形成塗料の塗布によるマスキング塗膜の形成により塗布や注入による補修強化後のマスキングの剥離作業を効率化することができ、かつタイル面が塗料やプライマーや接着剤により汚染されるのを防止することができる。
図1はこの発明の塗布によるタイルの強化方法の工程(a)−(e)を模式的に示す図である。 図2は図1に引き続くこの発明の塗布によるタイルの強化方法の工程(f)−(j)を模式的に示す図である。 図3は図2に引き続くこの発明の塗布によるタイルの強化方法の工程(k)−(l)を模式的に示す図である。 図4はタイルの浮き部分を示す正面図である。 図5は図4のタイルの浮き部分を注入により補修するこの発明のタイルの強化方法の工程(a)−(c)を模式的に示す図である。 図6は図5に引き続く注入によるこの発明のタイルの強化方法の工程(d)−(e)を模式的に示す図である。
この発明において、タイル表面へのマスキング塗膜の形成のための剥離塗膜形成塗料としては乾燥後に剥離性の膜を形成する水性アクリル弾性塗料が好ましく、特に、この出願人と同一出願人による特開2004−167396号に開示された湿気硬化性のシリコーンアクリル樹脂からなる塗膜を形成するものが好ましい。そのような塗料としては例えば大同塗料株式会社製の商品名ハイクリーンセラシールがある。メッシュシート(この発明の網目状膜材)との一体性のために炭酸カルシューム粉体を適量混合したものが好ましい。炭酸カルシューム粉体の混合割合としては10〜30wt%である。そして、剥離塗膜形成塗料の塗布によりタイル表面に形成するマスキング塗膜の厚さとしては10〜30μmが好ましく、これにより目地強化後のマスキング層の剥離作業を円滑に行うことができる。
剥離性のアクリル皮膜によるマスキングの除去のため剥離塗膜と一体化されるメッシュシート(この発明の網目状膜材)としてはガラス繊維を混合した弾性塗料を自由に通過させることができ、かつ剥離塗膜との一体性が良く、しかも剥離塗膜を剥離する際の抵抗に余裕を持って耐えうる強度を備えている必要があり、ガラス繊維糸を素材として形成される隙目構造の市販の外壁補強や防水用途の組布等採用することができ、ガラス繊維糸の太さとしては200〜1000μm、目の大きさとしては1.5〜5mmのものを採用することができる。そのようなメッシュシートとしては例えば日東紡株式会社製の商品名G-Mexのものがある。
この発明のマスキング方法が適用されるタイル補修方法として、タイル目地に浸透性の液状樹脂強化剤を塗布する方法にあっては、浸透性の液状樹脂強化剤としては浸透性の下地塗装液(プライマー)が好ましく、そのようなプライマーとしてはエポキシ系のプライマーが代表的であり、トルエンなどの溶剤により適当な濃度20〜30wt%に調整して使用するのが好ましい。目地の部位に塗布されたプライマーは劣化が激しい場合躯体に対するタイルの接続部位まで浸透され、乾燥・固化することにより躯体面に対するタイルの強固な接続状態を確保することに寄与することができる。このときの、薄めの度合いが大きいほど浸透性は高いがやせる量も多くなる。
タイルの目地の部分へのプライマーの塗布・乾燥後に樹脂塗料の塗布が行われ、得るべき塗膜の厚みとしては0.1〜0.4mm が好ましい。樹脂塗料としてはプライマーがエポキシ系のプライマーである場合は、アクリル系の塗料であることが好適である。そして、躯体に対するタイル接合部の強度を高めるため、アクリルエマルジョン系の塗料に、所定長さに裁断されかつ紡糸工程における結束剤を除去することにより個々に分散されたガラス繊維などの強化繊維を混合したものを採用することができる。ガラス繊維を混入した塗料については、この出願人と同一の出願人に係る特開2001−089265号公報に開示されている。即ち、この技術によれば、紡糸後のガラス繊維マルチフィラメント(ガラス繊維ストランド)は個々のフィラメントの太さが3〜10μmであり、3mm〜15mmの所定長さにチップ状に切断され、切断されたガラス繊維チップは溶剤中に浸漬されることにより紡糸工程で付与された結束剤が除去され、個々の繊維に分散される。分散された裁断ガラス繊維は塗料と混合される。塗料に対するガラス繊維の混合率としては0.3〜1.2wt%である。ばらばらにされた裁断ガラス繊維を混入された塗料により塗膜に塗膜を形成することにより、躯体に対するタイルの接続部の強度を極限まで高めることができ、タイルの最大限の補強効果を得ることができる。
本発明のマスキング方法は、タイルの浮き部分に液状接着剤の注入・圧着による補修を行う場合において、注入時にタイル面をマスクするためにも使用することができる。即ち、注入による補修は浮き部分における目地に穿設された穿孔より中に液状接着剤を注入して行う。液状接着剤としては浸透性に優れたものが好適であり、例えば、エポキシ系の液状接着剤がある。注入された液状接着剤を空洞部分に万遍なく行き渡らせるためにタイル及びモルタル層の浮き部分をコンクリート躯体面に圧着させるが、そのためにアンカボルト式の圧着装置を採用することができる。液状接着剤の注入に先立ち、接着性をより高めるためプライマーの注入次いで圧着を行うことができる。そして、注入された液状接着剤やプライマーによりタイル面が汚損されることを防止するため、注入に先立ちタイルの浮き部分全体をカバーするように本発明方法により剥離塗膜形成塗料が塗布され、剥離膜が形成される。注入によるタイル浮き部分の補修後に剥離膜の剥離のため、メッシュシートのようなこの発明の網目状膜材が当てがわれ、剥離膜を形成するための塗料と同様の塗料が塗布され、その乾燥後に網目状膜材を引張ることによりマスクはタイル面より一挙に剥離することができ、タイル面が露出され、タイル補修によるタイル面の汚損を防止することができる。
次に、この発明になる、建物壁面や床面に貼付された深目地タイルの補強工事の手法について説明すると、図面を参照しながら説明すると、図1〜図3はこの発明の実施形態としてのタイル外壁剥落防止工法を段階を追って模式的に示す。図1〜図3ではこの発明のタイル剥落防止工法を施す外壁は水平に描かれるがこれはあくまで作図及び説明の便宜のためで、現実に施工を受ける建物外壁面は大抵が垂直若しくは垂直に近い配置となっていることは言うまでもない。図において、12はコンクリート躯体を模式的に示し、コンクリート躯体12の表面にモルタル層14が設けられ、このモルタル層14によってタイル16がコンクリート躯体12に連結される。18はタイル16の間の目地におけるモルタル部分を示す。本発明の強化工程の実施に先立ち、打撃具による周知の打診検査を行うのが通常である。即ち、打撃具によりタイル16の表面を打撃し、その音からタイル16の貼着状態、即ち、タイル16がモルタル層14と密着しているか否か判定することができる。
打診検査の結果タイル補強が必要とされた場合、段階(b)はタイル16の表面部分への剥離塗膜形成塗料Pの塗布工程を示す。20は周知の塗布ローラを示し、タイル16の表面部分に塗布ローラ20によって塗布される。塗布された剥離塗膜形成塗料Pの乾燥後の状態を(c)に示し、タイル16の表面に剥離性の皮膜が形成され、これがマスキング塗膜22となる。
次の段階(d)は目地部分18へのプライマーQの塗布を示す。プライマーはタンク等に収容され、エア圧によりガン26に導かれ、ガン26からのプライマーは所定圧力により目地18の部分を目掛けて噴出される。目地18に塗布されたプライマーはその浸透性により目地部分18のみならずタイル裏面のモルタル層14の部位まで浸透せしめられる。プライマーの塗布完了状態を(e)にて示し、プライマー層を23にて示す。プライマーはその浸透性によりタイル16とモルタル層14との接合部まで浸透している。
図2において、段階(f)はプライマー塗布後の目地部分へのガラス繊維含有塗料Rの塗布を示す。タンク内にはガラス繊維チップを含有したアクリル弾性塗料等の塗料が収容され、加圧装置からの空気圧下でタンク内のガラス繊維含有塗料Rがノズル30より目地部分18におけるプライマー含浸層23に向けて噴出される。ガラス繊維含有塗料Rの乾燥状態は(g)にて示し、タイル16間の目地部分はガラス繊維含有弾性塗膜32により被覆される。目地部分にガラス繊維含有弾性塗膜32を形成することによりタイル16と下地モルタル層14との接合が強化され、また、目地部分を介しての雨水の浸透を抑制することができ、タイルの補強に寄与させることができる。
段階(h)はタイル16上の剥離性のマスキング塗膜22の上にメッシュシート34を当てがった状態を示す。
段階(i)は段階(b)で使用される剥離性皮膜形成塗料と同一若しくは同様の塗料Sをメッシュシート34の全面に塗布ローラ40で塗布する工程を示す。剥離性皮膜形成塗料Sはメッシュシート34の網目を介し、タイル面(段階(c)により形成されたマスキング塗膜22)及び目地(段階(g)のようにガラス繊維含有塗膜32が形成されている)に塗布される。段階(j)は剥離性皮膜形成塗料の乾燥後の状態を示し、タイル全面に表面剥離塗膜42が形成される。
段階(k)においては、メッシュシート34に外力を加える(指で掴んで引張る)ことにより、段階(c)においてタイル表面部分に形成されたマスキング塗膜22及び段階(j)において全面に形成された表面剥離塗膜42は、メッシュシート34と一体になって剥離される。
段階(l)は全工程完了後を示しており、タイル16間の目地におけるモルタル部分18上にプライマー層23が形成され、プライマー層23の上に、ガラス繊維含有塗膜32が形成され、タイル16をモルタル層に強固に接続した状態が得られている。
以下の図4−図6は注入によりタイルの強化を行う実施形態を示し、この実施形態はモルタル層に局部的な浮きがあった場合にその補修に適している。即ち、図4は補修前のタイル面を前面より見たもので、浮壁部分を斜線領域Aにて示す、この部分では躯体からモルタル層が局部的に剥離しており、このような状態に至るとタイル16は早晩剥離・落下の可能性は高い。この実施形態ではプライマー及び液状樹脂を目地18に形成された穿孔より注入しかつ圧着も併用することで、モルタル層を躯体に固着させることで浮き状態を解消する。そのため、注入される液状樹脂としては第1の実施形態のような塗料と異なりエポキシ等の接着剤が使用される。
注入に先立って補修する浮壁に近傍するタイル16の表面に第1実施形態において図1(b)(c)において説明したのと同様に剥離塗膜形成塗料をローラ等にて塗布し、マスキング塗膜を形成する作業を行う。マスキング塗膜22は図4において二点鎖線にて表しており、補修の必要となる浮壁部分Aを余裕をもってカバーするようにマスキング塗膜22を施すべき領域の大きさは設定される。この実施形態では浮壁領域において目地の部分に穿孔し、この穿孔部よりエポキシ樹脂の注入を行い、浮壁部分を後述のアンカボルト式の圧着装置により躯体に圧着することで、補修を行う。図4において穿孔を行う目地交差部分は破線Yにて示す。図では2箇所に設けられるが設置箇所及び数は任意である。図5の(a)は穿孔部分における穿孔前の断面の状態を模式的に示しており、コンクリート躯体12とモルタル層14との間の浮き部分(隙間部分)Sを模式的に表している。図5の(b)は目地部分(交差部分)に外部よりドリルにより形成された穿孔62を示しており、穿孔径は目地幅相当であるが、穿孔は幅が少し大きい目地の交差部分に行われるため、タイルに対し幾分の余裕を残している。穿孔深さは後述のアンカボルト式の圧着装置の打ち込み深さに十分な余裕を持つようになっている。
図5(c)は穿孔62に対するアンカボルト式の圧着装置の挿入状態を示す。圧着装置はアンカボルト64と、駆動ピン66と、ロックナット70と押さえ板72とから構成される。アンカボルト64の先端は複数の縦スリット74によって分割され、これによりアンカボルト64の先端に錨止部64-1を構成する。駆動ピン66の駆動先端66-1は残余の部位から直径面にて切断分離されており、端面同士で当接させながらアンカボルト64の中心孔64Aに挿入することができる。駆動ピン60の頭部66-2をハンマによって打ち込むことにより、駆動ピン66の駆動先端66-1は楔作用により錨止部64-1を半径方向に拡開させ、楔止部64-1は穿孔62の内壁に食い込む。図6(d)は錨止部64-1が穿孔62の内壁に食い込んだ状態を示す。この状態で駆動部66-1以外の駆動ピン66の全体が矢印f1のようにアンカボルト64から抜去される。そして、アンカボルト64の中心孔64Aを介してノズル(図示しない)より液状接着剤、例えば、エポキシ系の接着剤が注入される。エポキシ系の接着剤としては浸透性の高いもの(例えば出願人会社の製品名SGノンソル注入剤)が好ましい。そのため、液状接着剤はモルタルの浮きによって形成された空洞部分(タイルとモルタル層に隙間があるはその隙間部分)に充満される。そして、ナット70の締結が行われ、アンカボルト64がその錨止部64-1によってコンクリート躯体に錨止されていることから、押さえ板72によってタイル16及びモルタル層14はコンクリート躯体12に圧着せしめられ、空洞部Sは解消(図6(e)ではモルタル層14とコンクリート躯体12との密着状態が図示されている)される共に、それに先立ち注入された液状接着剤は浮部分におけるモルタル層14と躯体対向面との間の全面(タイルとモルタル層との隙間)に行き渡らせることができる。尚、液状接着剤の注入に先立ち、接着性を高めるため、浸透性のプライマの注入及びナット70の締結を行うことで、プライマを浮き部分に行き渡らせ、その後に液状注入剤の注入及びこれに継続する圧着操作を前記と同様に行うことで、より強力な接着を行うことができる。接着剤の固化後にアンカボルト64の中心孔64Aに駆動ピン64を図6(d)の矢印f2のように導入し、アンカボルト64の内部において、楔止部64-1と係合している駆動先端66-1を穿孔底面側に打撃押圧することにより駆動ピン66の駆動先端66-1は楔止部64-1から離脱され、図6(e)のように穿孔62の底部に離脱せしめることができる。そして、ナット70を幾分緩め、押さえ板72との間に形成される隙間にバール等の工具の先端を導入し、抉ることによりアンカボルト64を穿孔62から抜去することができる。アンカボルト64を穿孔64から抜去した状態は図6(e)に示される。そして、穿孔62には必要に応じて補修剤(モルタル等)76が埋め戻され、タイル16間に目地18を形成するようにしている。
以上で注入による浮きの補修作業は終了であり、その後、第1の実施形態と同様なマスクの剥離作業を行う。即ち、剥離性のタイルの浮き修正部におけるマスキング塗膜22(図4)の上に図2(h)のメッシュシート34と同様なメッシュシートがあてがわれ、図2の工程(i)と同様に剥離性皮膜形成塗料がメッシュシートの全面に塗布される。そして、第1実施例における図3(k)のようにメッシュシートに外力を加えることにより、タイル表面部分に形成されたマスキング塗膜22及びメッシュシート上の表面剥離塗膜は、メッシュシートと一体になって剥離され、タイル面が露出される。
以上の第2の実施形態の方法にあっても、目地18での穿孔注入による補強の間にタイル面を剥離膜としてのマスキング皮膜で遮蔽することにより、タイル面が液状接着剤及びプライマーによって汚染されるのを防止することができる。そして、マスキング皮膜は外力によって簡単かつ確実に剥離させることができる。
12…コンクリート躯体
14…モルタル層
16…タイル
18…目地
22…マスキング層
26…プライマー噴射ガン
30…ガラス繊維含有塗料ノズル
32…ガラス繊維含有塗料塗膜
34…メッシュシート
42…表面剥離塗膜
64…アンカボルト
64-1…アンカボルトの描止部
66…駆動ピン
66-1…駆動ピンの駆動先端
70…ナット
72…押さえ板

Claims (3)

  1. 建物の面上に貼付されたタイルの補修方法であって、タイルの表面部分に、乾燥後に剥離性膜を形成する剥離塗膜形成塗料を塗布することによりマスキング塗膜を形成する工程と、マスキング塗膜の形成後にタイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う工程と、補修の完了後にタイル表面のマスキング塗膜を剥離する工程とより成り、マスキング塗膜の形成のための程は、タイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う前記工程に先立ち、タイルの表面部分にマスキング塗膜を形成する前記工程に加え、タイルの目地部分においてタイル強化のための補修を行う前記工程完了後に、マスキング塗膜の表面に網目状膜材を重ねた状態で剥離塗膜形成塗料を塗布することにより表面剥離塗膜を形成する工程より成り、マスキング塗膜を剥離するための前記工程は網目状膜材に外力を加えることにより網目状膜材と同時にマスキング塗膜及び表面剥離塗膜を一体同時的に剥離する工程より成るタイルの補修方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、タイルの目地部分におけるタイル強化のための補修に際して、タイルの目地部分にガラス繊維含有塗料を塗布するタイルの補修方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、タイルの目地部分におけるタイル強化のための補修に際して、タイルの目地部分における穿孔より浸透性の液状接着剤を注入・圧着するタイルの補修方法。
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