JP5424969B2 - 基板の搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

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Description

この発明は基板を電子部品が実装される実装位置から、次工程に受け渡す払い出し位置まで搬送する基板の搬送装置及び搬送方法に関する。
一般に、基板に半導体チップなどの電子部品を実装する場合、基板を搬送レールに沿って搬送して実装位置で位置決めする。実装位置に位置決めされた基板はクランパによって移動不能にクランプされた後、その上面に電子部品が実装される。電子部品が実装された基板はクランプ状態が解除されてから、次工程に受け渡すための受け渡し位置まで搬送される。
特許文献1には電子部品実装装置における基板搬送装置が示されている。この基板搬送装置は基板をコンベアベルトによって搬送するとともに、搬送される基板をガイドレールによってガイドするようになっている。上記基板が実装位置まで搬送されると、この基板はリフト部材によって上記コンベアベルトから持ち上げられて抑え板の下面に押圧される。それによって、基板は上記リフト部材と抑え板とで位置決めクランプされる。
その状態で、上記基板の所要の位置に電子部品が実装される。このとき、基板はバックアッププレートに植設された多数のバックアップピンによってバックアップされる。それによって、基板に電子部品を実装するとき、基板が下方へ撓むのを阻止するようにしている。
特開2009−76617号公報
ところで、特許文献1に示された搬送装置は、実装位置に搬送された基板をクランプする際、リフト部材によって基板をコンベアベルトから浮上させ、この基板の上面を抑え板の下面に押圧するようにしている。
通常、上記リフト部材の上下駆動はシリンダによって行なわれるため、上記基板を上記コンベアベルトから押し上げる押し上げ量(距離)は一定、つまりシリンダのストロークによって設定されている。
そのため、上記コンベアベルトによって搬送される基板が厚さの異なる品種に変更になった場合、上記リフト部材によって押し上げられた基板の上面の上記抑え板の下面に対する押圧状態が変化することになるから、基板を確実にクランプすることができないということがある。
たとえば、基板の厚さが最初に設定された厚さよりも薄くなると、この基板が上記抑え板の下面に対して確実に圧接しなくなるから、基板のクランプ状態が不十分になるということがある。
逆に、基板の厚さが最初に設定された厚さよりも厚くなると、この基板が上記抑え板の下面に対して強く圧接し過ぎることになるから、基板がガラス製の場合には割れが生じるということになる。
したがって、従来は基板の厚さが変更になる度にシリンダを異なるストロークのものに交換しなければならないということがあったので、その交換作業に手間が掛かり、生産性の低下を招くということがあった。
この発明は、基板を実装位置に搬送してクランプするときに、その基板の厚さに係らずにほぼ一定の押圧力で基板をクランプできるようにした基板の搬送装置及び搬送方法を提供することにある。
この発明は、基板に電子部品を実装する実装位置と、電子部品が実装された基板を払い出す払い出し位置との間で上記基板を搬送するステージユニットを備えた基板の搬送装置であって、
上記ステージユニットは、
上記基板の搬送方向に沿って駆動可能に設けられたベース部材と、
このベース部材の上面に設けられた実装ステージと、
上記ベース部材に上下方向に駆動可能に設けられ上記電子部品が実装される上記基板の搬送方向と交差する幅方向の両側部を支持するステージレールと、
上記ベース部材に設けられ上記ステージレールを上下方向に駆動する上下駆動手段と、
上記ステージレールに対して上下方向に移動可能かつ下降方向に弾性的に付勢されて設けられ上記実装位置で上記基板に上記電子部品を実装するとき、上記ステージレールが上記上下駆動手段によって下降方向に駆動されてこのステージレールに支持された上記基板が上記実装ステージに受け渡されると、この基板の側部上面を弾性的に押圧して上記実装ステージにクランプするクランパと
によって構成されていることを特徴とする基板の搬送装置にある。
上記上下駆動手段は、上記ベース部材に設けられたカム機構と、このカム機構によって上下方向に駆動される上下可動部材とによって構成されていて、
上記上下可動部材の上面には、上記ステージレールと、上記クランパを上下方向に移動可能にガイドするガイド部材とが設けられ、
上記上下可動部材と上記クランパとの間にはこのクランパを下降方向に弾性的に付勢するばねが張設されていることが好ましい。
上記実装ステージには、この実装ステージに保持された上記基板を加熱する加熱手段が設けられていることが好ましい。
上記基板を搬送するとともに、上記実装位置と上記払い出し位置との間で分断された搬送レールを有し、
この搬送レールの分断された箇所で上記ステージユニットが往復駆動可能に設けられていることが好ましい。
この発明は、所定方向に搬送される基板の搬送方向と交差する幅方向の両端部を支持するステージレール、このステージレールによって支持された基板が受け渡される実装ステージ及び実装ステージに受け渡された基板を保持するクランパを有し、実装位置に搬送された上記基板を上記クランパによって上記実装ステージに保持して電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
上記基板に上記電子部品を実装するときに、上記ステージレールと上記クランパを下降させて上記基板を上記ステージレールから上記実装ステージに受け渡してから、上記クランパによって上記基板を弾性的に押圧して上記実装ステージにクランプすることを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、実装位置に搬送された基板に電子部品を実装するときに、基板を支持したステージレールとクランパを下降させて基板をステージレールから実装ステージに受け渡してから、クランパによって基板を弾性的に押圧して実装ステージにクランプするようにした。
そのため、基板はクランパによって実装ステージに弾性的に押圧されるから、基板の厚さが変化しても、基板を実装ステージに押圧し過ぎたり、押圧力が不足して確実にクランプできなくなるのを防止することができる。
この発明の一実施の形態を示す搬送装置の平面図。 図1に示す搬送装置の正面図。 図1に示す搬送装置の側面図。 上下可動部材が上昇位置に駆動された状態を示す上下駆動手段を正面図。 上下可動部材が下降位置に駆動されてクランパが基板をクランプした状態を示す上下駆動手段の正面図。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は搬送装置を示す平面図であって、図2は正面図である。この搬送装置は所定間隔で平行に離間対向して配置された一対の搬送レール1を備えている。この搬送レール1の上面の幅方向内方には凹部2が全長にわたって形成されている。
上記搬送レール1は、上流側部分1aと下流側部分1bとに分断されていて、上流側部分1aには図1に鎖線で示すように前工程からたとえば液晶表示装置に用いられる矩形状のガラス製の基板Wが供給される。そして、基板Wは前後方向の両端部を上記凹部2に係合させて支持されるようになっている。
上記搬送レール1の上流側部分1aと下流側部分1bとに分断された間で、上記搬送レール1よりも下方の箇所には一対のガイドレール4が平行に敷設されている。このガイドレール4にはステージユニット5が往復駆動可能に設けられている。
上記ステージユニット5は矩形板状のベース部材6を有する。このベース部材6の下面には上記ガイドレール4に移動可能に係合した受け部7が設けられている。つまり、上記ベース部材6の下面には移動方向と交差する前後方向にそれぞれ2つの受け部7(前方のみ図示)が設けられている。この受け部7と上記ガイドレール4とでリニアモータを構成している。
したがって、上記ステージユニット5は上記搬送レール1の上流側部分1aと下流側部分1bとの間で、上記ガイドレール4に沿って往復駆動可能となっている。
上記ベース部材6の上面には支持体8が設けられ、この支持体8の上面には平板状の断熱材9を介して実装ステージ11が設けられている。この実装ステージ11には後述するように上記搬送レール1の上流側部分1aに供給された基板Wが受け渡されるようになっていて、上記実装ステージ11には受け渡された基板Wを加熱する加熱手段としての複数のヒータ12が設けられている。
なお、上記実装ステージ11の上面の高さは、上記搬送レール1に保持される基板Wの下面よりも低い位置になるよう設定されている。
上記ベース部材6の移動方向である幅方向の両端部の上面にはそれぞれ上下駆動手段14によって上下駆動されるステージレール15が後述するように設けられている。上記上下駆動手段14は図3に示すように上記ベース部材6の上面に軸線を実装ステージ11の移動方向と交差する前後方向に沿わせて水平に設置された駆動シリンダ16を有する。
上記駆動シリンダ16はシリンダ16a及びこのシリンダ16aの両端から一端部と他端部を突出させたロッド16bを有し、このロッド16bの一端部と他端部にはそれぞれカム体17が連結されている。各カム体17は、上記ベース部材6の上面に上記前後方向に沿って設けられたレール部材18に移動可能に支持されている。
上記カム体17のカム面17aにはローラ状のカムフォロア22が当接している。このカムフォロア22は帯板状の上下可動部材21の下面に回転可能に設けられている。上記上下可動部材21の幅方向の一端と上記ベース部材6の端面との間には一対の第1のばね23が張設されていて、この第1のばね23によって上記上下可動部材21は上記カムフォロア22が上記カム体17のカム面17aに圧接する下方向に付勢されている。
したがって、上記駆動シリンダ16が作動してロッド16bが図3に矢印Rで示す方向に駆動されると、上記カム体17が上記ロッド16bに連動して上記カムフォロア22が上記カム体17のカム面17aの下死点から上死点へ移行する。それによって、上記上下可動部材21が下降位置から上昇位置に変位するようになっている。
なお、図2は上記上下可動部材21が上昇位置にある状態を示し、図3は上記上下可動部材21が下降位置にある状態を示している。
図3に示すように、上記一対の上下可動部材21の上面の、上記実装ステージ11の前後方向の両端側に対応する位置にはそれぞれ支柱部材24が立設されている。上記実装ステージ11の前方と後方に位置する各一対の支柱部材24には、それぞれ上記ステージレール15の長手方向の一端と他端とが取付け固定されている。
一対のステージレール15は、図1に示すように一対の搬送レール1と同じ間隔で設けられていて、その上面の幅方向の内方には上記搬送レール1と同様の凹部15aが形成されている。
図2に示すように、上記カムフォロア22が上記カム体17のカム面17aの上死点に移動した上昇位置では、一対のステージレール15の上面は上記搬送レール1と同じ高さになる。図3に示すように上記カムフォロア22がカム面17aの下死点に移動した下降位置では、一対のステージレール15の上面は上記実装ステージ11の上面よりも下方に位置するようになっている。
そして、上記ステージレール15が上記搬送レール1と同じ高さにあるときに、この搬送レール1に供給された基板Wが図示しないプッシャなどの移載機構によって上記ステージレール15に移載されるようになっている。そして、基板Wを受けた上記ステージレール15が上昇位置から下降位置に変位すると、上記基板Wは上記ステージレール15から上記実装ステージ11の上面に受け渡されることになる。
上記実装ステージ11の上面に受け渡された基板Wは図1に鎖線で示す一対のクランパ27によって前後方向の両端部の上面が、上記前後方向と交差する幅方向の全長にわたって押圧されてクランプされる。
図2に示すように、上記クランパ27の長手方向両端の下面には可動体28の上端が連結固定されている。この可動体28は上記上下可動部材21の上面に立設されたガイド部材29の側面に沿って上下方向に移動可能に支持されている。
上記可動体28と上記上下可動部材21の間には、この可動体28を下降方向に付勢する第2のばね31が張設されている。この第2のばね31によって付勢された上記可動体28は、上記上下可動部材21の上面に設けられたストッパ32によって下降位置が制限されている。つまり、上記可動体28に取り付けられた上記クランパ27の下降位置が制限されている。
それによって、上記上下駆動手段14によって上記上下可動部材21が上昇位置に位置決めされているとき、上記クランパ27は上記ステージレール15よりも上方に位置するよう設定されている。
したがって、上記ステージレール15に上記搬送レール1の上流側部分1aに供給された基板Wをスライドさせて移載するとき、上記クランパ27によって基板Wの移載が邪魔されることがないようになっている。
基板Wを受けた上記ステージレール15と上記クランパ27とは、上記上下可動部材21の上面に設けられている。そのため、上記上下可動部材21が上記上下駆動手段14によって上昇位置から下降方向に駆動されると、上記ステージレール15と上記クランパ27が上記上下可動部材21とともに一体的に下降する。
それによって、上記ステージレール15に保持された基板Wが上記実装ステージ11の上面に受け渡された後、上記上下可動部材21がさらに下降すると、上記クランパ27が上記基板Wの前後方向の両端部の上面を押圧してクランプする。つまり、上記上下可動部材21は、上記クランパ27が基板Wの上面に接触してから、上記上下駆動手段14によってさらに下降方向に駆動される。
上記クランパ27が上端に取り付けられた上記可動体28は、上記上下可動部材21の上面に立設された上記ガイド部材29に上下方向に移動可能に支持されている。
したがって、上記クランパ27が上記基板Wの上面に接触してから、上記上下可動部材21がさらに下降すると、上記クランパ27に取り付けられた上記可動体28は上記第2のばね31を付勢力に抗して引き伸ばしながら、上記ガイド部材29に沿って上昇方向に変位する。つまり、上記実装ステージ11の上面に受け渡された基板Wは、上記クランパ27によって弾性的にクランプされるようになっている。
なお、上記上下駆動手段14の上下可動部材21は、上述したように上記クランパ27が上記実装ステージ11の上面に載置された基板Wに接触してから、さらに下降方向に駆動される。したがって、実装ステージ11上に移載された基板Wの厚さに係らず、上記クランパ27は上記基板Wの上面を確実に弾性的に押圧するようになっている。
上記ステージユニット5の実装ステージ11が上記搬送レール1の上流側部分1aから基板Wを受けた後、この基板Wは上記クランパ27によってクランプされる。基板Wをクランプすると、上記ステージユニット5は図1に矢印Xで示すように上記搬送レール1の上流側部分1aから下流側部分1bに向かって駆動される。
上記ステージユニット5の上方には図示しない実装ユニットが設けられている。そして、上記ステージユニット5の実装ステージ11にクランプされた基板Wが上記実装ユニットに対して所定の位置、つまり図1にBで示す実装位置に位置決めされると、その基板Wの上面に上記実装ユニットによって電子部品が実装されるようになっている。
なお、基板Wに実装される電子部品の数は1つ或いは複数のいずれであってもよく、複数の電子部品が所定間隔で実装される場合には、その間隔に応じて上記ステージユニット5が間欠的に駆動される。
実装位置Bで基板Wに電子部品が実装され終わると、上記クランパ27によって上記実装ステージ11にクランプされた上記基板Wのクランプ状態が解除されてから、上記ステージユニット5が上記搬送レール1の下流側部分1bに向かって駆動される。
つまり、上記ステージユニット5は電子部品が実装された基板を上記搬送レール1の下流側部分1bを介して次工程に受け渡す受け渡し位置に位置決めされる。この受け渡し位置を図1にDで示す。つまり、上記ステージユニット5は上記実装位置Bと受け渡し位置Dとの間で往復動されるようになっている。
つぎに、上記クランパ27による基板Wのクランプ動作を図4と図5を参照しながら説明する。まず、搬送レール1の上流側部分1aに供給された基板Wがステージユニット5のステージレール15に受け渡される。このとき、図4に示すようにクランパ27が設けられた上下可動部材21は上下駆動手段14によって上昇位置にある。
したがって、基板Wを搬送レール1の下流側部分1bからステージレール15に受け渡す際、上記クランパ27が邪魔になることがない。つまり、クランパ27の下面と、基板Wを受けるステージレール15の凹部15aの下面とには図4にTで示す間隔が生じている。
基板Wがステージユニット5のステージレール15に受け渡されると、この基板Wは実装位置Bで電子部品を実装する前に、クランパ27によって実装ステージ11に対してクランプされる。
上記基板Wを上記実装ステージ11にクランプするためのクランパ27は、上下駆動手段14によって上下駆動される上下可動部材21の上面に設けられたガイド部材29に、可動体28を介して上下方向に移動可能に、しかも第2のばね31によって下降方向に弾性的に付勢されて設けられている。
そのため、上記上下可動部材21を上記上下駆動手段14によって下降方向に駆動すれば、上記クランパ27が基板Wの上面を押圧するから、この基板Wがクランプされることになる。
上記クランパ27は第2のばね31の付勢力に抗して相対的に上昇方向に弾性的に変位する。つまり、クランパ27は、上下可動部材21とともに下降するガイド部材29に対して上昇しながら、上記基板Wをクランプすることになるから、基板Wはクランパ27によって弾性的にクランプされる。
上記クランパ27が基板Wを弾性的にクランプすることで、基板Wの厚さに係らず、その基板Wを実装ステージ11に確実にクランプすることができる。つまり、品種の変更によって基板Wの厚さが変更になっても、上下駆動手段14による上下可動部材21の下降位置を変更するなどのことなく、その基板Wを上記クランパ27によって確実にクランプすることができる。
基板Wに電子部品を実装する際、その実装を確実にしかも迅速に行なうため、基板Wは実装ステージ11に設けられたヒータ12によって加熱される。このヒータ12には図示しないコードが接続され、このコードによって給電されるようになっている。そのため、コードに不要な応力が加わると、ヒータ12との接続部分で損傷する虞がある。
しかしながら、上記ヒータ12が設けられた実装ステージ11はベース部材6に固定され、このベース部材6は上下方向に駆動されることがない。つまり、実装ステージ11に基板Wをクランパ27によってクランプしたり、そのクランプ状態を解除する際、実装ステージ11は上下動させず、クランパ27とステージレール15を上下動させるようにしている。
そのため、実装ステージ11を上下動させる場合のように、ヒータ12に接続されたコードに応力が加わるのを防止できるから、コードがヒータ12との接続部分で損傷するのを防止できる。
上記ベース部材6には、上記実装ステージ11が断熱材9を介して設けられ、実装ステージ11のヒータ12の熱がベース部材6を伝導して放散され難いようにしている。上記断熱材9は比較的脆い材料が用いられているため、衝撃を与えると損傷する虞がある。
しかしながら、上記実装ステージ11はベース部材6に上記断熱材9を介して固定的に設けられている。そのため、上記実装ステージ11を上下動させる構成に比べ、上記断熱材9に衝撃が加わり難いから、上記断熱材9に衝撃を与えて損傷させるのを低減することができる。
なお、この発明は上記一実施の形態に限定されず、種々変形可能である。たとえば、ステージユニットに設けられて基板を保持する一対のステージレールのうち、一方のステージレールの両端に設けられた可動体を上下動可能に支持したガイド部材を、上記上下可動部材の上面で、基板Wの搬送方向と交差する前後方向、つまり上下可動部材の長手方向に沿って移動可能に設ける。そして、移動可能に設けられた上記ガイド部材を、たとえばねじ式の駆動機構などによって駆動できるようにする。
このような構成にすれば、一対のステージレールの間隔を調整することができるから、幅寸法の異なる基板であっても、一対のステージレールによって確実に支持することが可能となる。
なお、上記実施の形態では基板Wとして液晶表示装置に用いられる矩形状のガラス製の基板を例に挙げて説明したが、リードフレーム、ガラスエポキシ基板、フィルム基板などの基板の上面に半導体チップを実装するダイボンダ、フィリップチップボンダ、ワイヤボンダなどの搬送装置にも適用することができる。
1…搬送レール、5…ステージユニット、6…ベース部材、9…断熱材、11…実装ステージ、12…ヒータ(加熱手段)、14…上下駆動手段、15…ステージレール、16…駆動シリンダ、21…上下可動部材、27…クランパ、28…可動体、31…第2のばね。

Claims (3)

  1. 基板に電子部品を実装する実装位置と、電子部品が実装された基板を払い出す払い出し
    位置との間で上記基板を搬送するステージユニットを備えた基板の搬送装置であって、
    上記ステージユニットは、
    上記基板の搬送方向に沿って駆動可能に設けられたベース部材と、
    このベース部材の上面に設けられた実装ステージと、
    上記ベース部材に上下方向に駆動可能に設けられ上記電子部品が実装される上記基板の
    搬送方向と交差する幅方向の両側部を支持するステージレールと、
    上記ベース部材に設けられ上記ステージレールを上下方向に駆動する上下駆動手段と、
    上記ステージレールに対して上下方向に移動可能かつ下降方向に弾性的に付勢されて設
    けられ上記実装位置で上記基板に上記電子部品を実装するとき、上記ステージレールが上
    記上下駆動手段によって下降方向に駆動されてこのステージレールに支持された上記基板
    が上記実装ステージに受け渡されると、この基板の側部上面を弾性的に押圧して上記実装
    ステージにクランプするクランパと
    によって構成されていることを特徴とする基板の搬送装置。
  2. 上記上下駆動手段は、上記ベース部材に設けられたカム機構と、このカム機構によって
    上下方向に駆動される上下可動部材とによって構成されていて、
    上記上下可動部材の上面には、上記ステージレールと、上記クランパを上下方向に移動
    可能にガイドするガイド部材とが設けられ、
    上記上下可動部材と上記クランパとの間にはこのクランパを下降方向に弾性的に付勢す
    るばねが張設されていることを特徴とする請求項1記載の基板の搬送装置。
  3. 所定方向に搬送される基板の搬送方向と交差する幅方向の両端部を支持するステージレ
    ール、このステージレールによって支持された基板が受け渡される実装ステージ及び実装
    ステージに受け渡された基板を保持するクランパを有し、実装位置に搬送された上記基板
    を上記クランパによって上記実装ステージに保持して電子部品を実装する電子部品の実装
    方法であって、
    上記基板に上記電子部品を実装するときに、上記ステージレールと上記クランパを下降
    させて上記基板を上記ステージレールから上記実装ステージに受け渡してから、上記クラ
    ンパによって上記基板を弾性的に押圧して上記実装ステージにクランプすることを特徴と
    する電子部品の実装方法。
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