JP5423967B2 - クロック・データ再生回路 - Google Patents
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Description
図1に、クロック・データ再生回路を示す。クロック・データ再生回路15では、まず、受信側で持ち合わせている低周波のリファレンスクロック6を整数逓倍回路3−1で整数逓倍(N倍)し、再生クロックの基準となる所望の入力信号ビットレート近傍の周波数を持つ逓倍クロック7を生成する。
この逓倍クロック7は、クロック位相可変器2を介して位相比較器1へと導かれる。一般的に、クロック位相可変器2は、例えば図3に示すような位相が互いに90度ずれた2つのクロック信号(ICLK/QCLK)からクロック信号を生成する回路が用いられる。図3Aにはクロック位相可変器の回路図、図3Bにはその波形図を示す。クロック位相可変器2は、2つのICLK/QCLK信号を任意の比で足し合わせることにより、ICLK/QCLK信号間の任意の中間位相をもったクロック(CLK)信号を生成する回路である。そのためクロック位相可変器2は、位相補間器とも呼ばれる。また、この位相切換えは外部からディジタル的に制御でき、ある分解能(位相ステップ)を有した位相切換えが可能である。
図3Bにおいては、生成されるクロック(CLK)のタイミング(t3)は電流源の重みm:nに応じてICLK(t1)とQCLK(t2)を補間するような位置となる。すなわち電流源の重みm:nを可変とすればt3の位相をコントロールできる。図では電流源の重みm:n=1:1の場合であり、t3はt1とt2の中間位相となる。
位相比較器1は、クロック位相可変器2から出力される再生クロック8と入力信号5の位相を比較し、再生クロック8が入力信号5に対して遅れているか進んでいるかを示す位相比較出力(UP/DOWN信号)10を生成する。そして、位相比較器1の位相比較出力10をディジタルフィルタ4にて信号処理し、その位相制御信号11に応じてクロック位相可変器2の位相を制御する。入力信号5の位相変動に応じて再生クロック8の位相が最適な位置となるようフィードバックを掛けることにより入力信号の再生を可能とするものである。
図2に図1に示す回路のタイミングチャートを示す。入力信号5のデータレート(周波数)をfdata、リファレンスクロック6の周波数をfrefとすると、整数逓倍回路3−1によってN(Nは整数)逓倍された逓倍クロック7の周波数はN×frefとなる。入力信号と逓倍クロックの位相差をTm#(#=1、2、3、‥‥)、入力信号と再生クロックの位相差をTr#(#=1、2、3、‥‥)とする。最初の時点(#=1)では、入力信号、逓倍クロック及び再生クロックは全て同期し、全てが最適な位相位置にあるとする。ここで入力信号、逓倍クロック、再生クロックの位相を識別する識別位相位置は、入力信号の位相方向のアイ開口が中点となったときを基準とする。図2の点線で示すように入力信号の中点において、逓倍クロック及び再生クロックの立ち上がりエッジ位相を識別する。従って最適な位相位置は、入力信号の中点において、逓倍クロック及び再生クロックの立ち上がりエッジの位相が同期した状態である。
このとき、入力信号5の周波数と逓倍クロック7の周波数は正確には一致していない。そのため、図2に示すように、入力信号と逓倍クロックの位相はデータ周期ごとに徐々にずれていく。すなわち、入力信号と逓倍クロックの位相差Tm#及び入力信号と再生クロックの位相差Tr#は、両信号の周期差ΔTがデータ周期ごとに積算され増大する。この位相ずれを吸収するために、図2に示すようにクロック位相可変器2を制御して周期的に適切なクロック位相となるよう位相切換えを行うことで、入力信号と逓倍クロックとの周波数差を吸収している。入力信号と再生クロックとの位相差は、Tr1=0、Tr2=ΔT、Tr3=2ΔT、Tr4=3ΔTとなる。ここ5周期目で、再び位相を一致させTr5=0とする。しかし、入力信号と逓倍クロック間で周波数差があることから、再びTr6=ΔT、Tr7=2ΔT、Tr8=3ΔTと位相がずれる。そのため周期的に適切なクロック位相となるよう位相切換えを行うことが必要になる。
さらに、特開2007−27809号公報(特許文献1)には、信号間に周波数差がある場合の位相を同期させるディジタルPLLが開示されている。特許文献1には、位相比較器に入力される基準クロック周波数と内部発生のクロック周波数間の位相を同期させる場合のディジタルPLLが示されている。このディジタルPLLにおけるディジタルフィルタ演算部には、2つの位相差を積算する位相差積算器を備えている。最初に2つの信号の位相を合わせ、ここからの位相差を積算する。この積算された位相差に基づいて位相を切換え、仮の位相収束として設定することで、高速に位相を取り込む。その仮の位相収束点のもとでの周波数同期完了を確認した後、位相収束点変更部によって収束点の補正値を更新し、位相差をあらかじめ設定された目的とする最終位相収束点に徐々に近づける。仮の位相収束点を設定し、位相同期を確定させる動作を繰り返すことで、徐々に最終位相収束点に近づける。ディジタル処理により高速に位相を取り込むことができるディジタルPLLが示されている。
本発明の目的は、上述した課題であるジッタの発生を抑えることができるクロック・データ再生回路及びクロック・データ再生方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の視点によれば、入力信号と内部生成したクロックの位相とを比較することで得られた周波数偏差情報に基づいて、非整数逓倍回路が逓倍クロックを出力する第1の位相調整ステップと、前記入力信号と再生クロックの位相とを比較することで得られた位相差情報に基づいて、前記入力信号と再生クロックの位相とを一致させるように前記再生クロックの位相を可変する第2の位相調整ステップと、を有することで入力信号に同期するように再生クロックの位相を可変して最適な識別位相とするクロック・データ再生方法が得られる。
本発明によれば、再生クロックのジッタを小さく抑えることができるクロック・データ再生回路及びクロック・データ再生方法が得られる。
図2は、図1におけるクロック・データ再生回路のタイミングチャートである。
図3Aは、クロック位相可変器(位相補間器)の回路図である。
図3Bは、クロック位相可変器(位相補間器)の波形図である。
図4は、本発明の第1の実施形態のクロック・データ再生回路の構成ブロック図である。
図5は、本発明のクロック・データ再生回路のタイミングチャートである。
図6は、本発明の第2の実施形態のクロック・データ再生回路の構成ブロック図である。
図7は、本発明の第3の実施形態のクロック・データ再生回路の構成ブロック図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態として、図4、5を参照して詳細に説明する。図4に、本発明の第1の実施形態に係るクロック・データ再生回路15−1の構成ブロック図を示す。図5に、そのタイミングチャートを示す。
図4に示すクロック・データ再生回路15−1は、位相比較器1と、クロック位相可変器2と、非整数逓倍回路3及びディジタルフィルタ4とを備える。クロック・データ再生回路15−1は、入力信号5と、リファレンスクロック6とが入力され、同期した再生データ9と再生クロック8とを出力する。
非整数逓倍回路3は、逓倍比制御信号12に基づいて、リファレンスクロック6から非整数倍の逓倍比(M倍)で所望のデータレート近傍の周波数の逓倍クロック7を生成する。このとき、外部から逓倍比の制御が可能な非整数逓倍回路を使用する。非整数逓倍回路3からの逓倍クロック7は、次段のクロック位相可変器2によって、位相制御信号11に基づいてクロックの位相を有限分解能で可変とされる。位相が可変されたクロックは入力信号を識別する再生クロック8として位相比較器1へと導かれる。このクロック位相可変器2には、図3の位相補間器を用いることができる。位相補間器では、位相が互いに90度ずれた2つクロック信号(ICLK/QCLK)が使用される。2つのICLK/QCLK信号を任意の比で足し合わせることにより、ICLK/QCLK間の任意の中間位相をもったクロック信号を生成することが可能となる。
また、位相比較器1は、クロック位相可変器2から出力される再生クロック8を用いて入力信号5を識別し、再生データ9を出力する。入力信号5の識別と同時に両者の位相比較を行い、位相の遅れ/進みに対して位相比較出力(UP/DOWN信号とも言う)10を生成し、次段のディジタルフィルタ4へと送る。ディジタルフィルタ4は、位相比較器1からのUP/DOWN信号10を受け、再生クロックの位相が入力信号を識別するための最適な位相位置となるよう適切な信号処理を施す。ディジタルフィルタ4は、UP/DOWN信号10を信号処理し、クロック位相可変器2に対し位相制御信号11、非整数逓倍回路3に対し逓倍比制御信号12を送る。クロック位相可変器2は、位相制御信号11に基づいて逓倍クロック7の位相を調整する。非整数逓倍回路3は、逓倍比制御信号12に基づいて逓倍クロック7の逓倍比を調整する。
このとき位相比較器1からは、入力信号5のデータレートに対し再生クロック8の周波数が低ければ、位相を進めるべくUP信号が多く出力される。逆に周波数が高ければ位相を遅らせるべくDOWN信号が多く出力される。よって位相比較器の出力のUP/DOWN信号の平均値は入力信号のデータレートと逓倍クロックとの周波数偏差に比例する。従って、この周波数偏差情報を用いて非整数逓倍回路の逓倍比を制御し周波数偏差が小さくなるようフィードバックをかけることにより、入力信号に応じて最適な非整数逓倍比(M’倍)となるよう自動制御され、周波数偏差を小さく抑えることが可能となる。
例えば、入力信号のデータレートと逓倍クロックの周波数偏差がゼロになれば、クロック位相可変器は周波数偏差を吸収するための周期的な位相切換えを行う必要が無く、単に入力信号と再生クロックの一定遅延分を調整するのみとなる。よって、いったん位相調整が終了すれば、その後は位相の切換えは不必要であるためディジタル的な位相制御に伴うジッタをなくすことができる。実際には、非整数逓倍回路を用いても周波数偏差を完全にゼロにすることは出来ない。しかし、周波数偏差を十分に小さくすることで、周波数偏差を吸収するための周期的なクロック位相切換え制御の周期を、十分に低周波側に持って行くことが可能となる。クロック位相切換え制御の周期を低周波側とし、ジッタ規格の帯域外に持って行けば事実上無視することが可能となる。
第1のクロック・データ再生回路15の動作を図5に示すタイミングチャートを使って具体的に説明する。図5では入力信号5のデータレートに対して逓倍クロック7の周波数が低い場合のタイミングチャートを示している。このとき入力信号、逓倍クロック、再生クロックの位相を識別する識別位相位置は、入力信号の位相方向のアイ開口の中点となったときを基準とする。従って逓倍クロック及び再生クロックの立ち上がりエッジが入力信号の位相方向のアイ開口の中点となったときが最適な位相位置となる。
電源投入時などの初期状態においては、非整数逓倍回路3の逓倍比Mは最適ではない。そのため、入力信号のデータレートと、リファレンスクロックから非整数逓倍回路によって逓倍された逓倍クロックの周波数とは、ずれがある。ここで、入力信号と逓倍クロックの一周期差をΔT、入力信号と逓倍クロックの位相差Tm#(#=1、2、3・・・)、入力信号と再生クロックの位相差Tr#(#=1、2、3・・・)とする。
最初に、位相比較器からの位相比較出力からの情報に基づいて、入力信号と逓倍クロックと再生クロックの位相を合わせた時点を、入力信号の1周期目として図5に示している。この時は、入力信号と逓倍クロックの位相差Tm1=0、入力信号と再生クロックの位相差Tr1=0となる。しかし入力信号と逓倍クロックでは周波数がずれているため(周波数偏差があるため)、その位相差はデータ周期ごとにΔTが積算され、増大していく。入力信号と逓倍クロックの位相差Tm#は、Tm1=0、Tm2=ΔT、Tm3=2ΔT、Tm4=3ΔTとなる。また入力信号と再生クロックの位相差Tr#は、Tr1=0、Tr2=ΔT、Tr3=2ΔT、Tr4=3ΔTとなる。
この入力信号と逓倍クロックの遅れの平均値はΔTである。この一周期差ΔTを補正すれば、周波数偏差がなくなることになる。この入力信号と逓倍クロックの一周期差ΔTが周波数偏差情報である。ディジタルフィルタ4は、位相比較器からの位相比較出力(UP/DOWN信号)10に基づいて、この周波数偏差情報と最適な逓倍比を算出し、逓倍比制御信号12として非整数逓倍回路3に送る。非整数逓倍回路3は逓倍比制御信号により最適な逓倍比(M’倍)の逓倍クロックに切り替え出力する。
このように位相比較器1は、入力信号5と再生クロック8との位相差を検出し、位相の遅れ・進みに対応してUP/DOWN信号10を出力する。このタイミングチャートの例では、再生クロックの周波数が入力信号のデータレートに対して低いため、位相比較器1は位相を進めるべくUP信号を出力する。そしてディジタルフィルタ4を介してクロック位相可変器2を制御し位相を進めるべく位相切換えを行い、周波数偏差による位相のずれを吸収するようフィードバックが掛かっている。このとき、位相比較器1が出力するUP信号の頻度は、入力信号5と逓倍クロック7の周波数偏差に比例する。すなわち、逓倍クロックの周波数が入力信号データレートに対して低ければUP信号を多く出力し、周波数が高ければDOWN信号を多く出力する。また、その周波数偏差が大きいほどUP/DOWNの出力頻度は多くなる。したがって、位相比較器の出力の平均値を求めることで、周波数偏差情報を得ることができる。非整数逓倍回路は、周波数偏差情報に基づいて、最適な逓倍比(M’倍)の逓倍クロックに切り替え出力する。
図5では入力信号の5周期目で、非整数逓倍回路3は逓倍比制御信号12により最適な逓倍比(M’倍)の逓倍クロックに切り替え出力する。これにより、入力信号5のデータレートと逓倍クロック7の周波数偏差は小さくなる。最適な逓倍比(M’倍)が設定された後は、周波数はほぼ一致しているため、位相を合わせるのみとなる。しかし、逓倍比が非整数倍とはいえ実際には周波数偏差をゼロにすることはできないため、入力信号と逓倍クロックの周期差ΔT’がある。
ここで、最適な逓倍比(M’倍)の逓倍クロックに切り替えられた入力信号5周目の位相差をTskwとする。このとき、入力信号と逓倍クロックの位相差Tm#は、Tm5=Tskw、Tm6=Tskw+ΔT’、Tm7=Tskw+2ΔT’となる。また入力信号と再生クロックの位相差Tr#は、Tr5=Tskw、Tr6=Tskw+ΔT’、Tm7=Tskw+2ΔT’となる。この位相差Tskwが位相差情報であり、位相制御信号11としてディジタルフィルタ4からクロック位相可変器2に送られる。クロック位相可変器2は位相制御信号11に従って位相を調整する。
さらに、位相比較器は入力信号と再生クロックとの位相差を検出し、位相の遅れ・進みに対応してUP/DOWN信号を出力する。図5では入力信号の8周目で再生クロックの位相が制御され、入力信号と再生クロックは同期する。その後入力信号と逓倍クロックの位相差Tm#は、Tm8=Tskw+3ΔT’、Tm9=Tskw+4ΔT’、Tm10=Tskw+5ΔT’となる。また入力信号と再生クロックの位相差Tr#は、Tr8=0、Tr9=ΔT’、Tm10=2ΔT’となる。
この周波数偏差ΔT’を十分に小さく抑えれば(すなわちΔT’≒0)、周波数偏差を吸収するための位相切換え制御の周期を長くすることができる。位相切換え制御の頻度を低減できる。したがって、この位相切換え制御に伴うジッタ発生頻度を低減し、十分に低周波側に持っていくことが可能となる。また周波数偏差ΔT’が大きい場合には再度逓倍比の調整と位相差の調整が繰り返さすことで、周波数偏差ΔT’を十分に小さくできる。本発明においては逓倍回路を非整数逓倍回路とすることで逓倍比を自由に選択できることから、この周波数偏差ΔT’≒0に十分に小さく抑えることができる。
通常、ディジタル伝送システムにおいては、ジッタ帯域が規定されており、低周波域のジッタは運用上問題にはならず、無視することができる。そのため、本発明を適用することで再生クロックのジッタを大幅に低減したクロック・データ再生回路を実現することが可能となる。また、クロック位相可変器の線形性や分解能の性能も大きく緩和でき、回路設計が容易になるばかりでなく、回路規模も低減できる。そのため、プロセスバラツキなどの影響に対しても耐力が向上する効果も得られる。
本実施形態例においては、位相比較器1からのUP/DOWN信号10に基づいてディジタルフィルタ4は位相情報である位相制御信号11と、周波数偏差情報である逓倍比制御信号12を生成する。逓倍比制御信号12に基づいて非整数逓倍器3の逓倍比を制御するとともに、位相制御信号11に基づいてクロック位相可変器の位相を制御する。逓倍比と位相を制御することで、再生クロックのジッタを大幅に低減したクロック・データ再生回路を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、図6を参照して説明する。図6に第2の実施形態に係るクロック・データ再生回路15−2の構成ブロック図を示す。第1の実施例と本実施例との相違点は、位相比較器1の代わりに位相周波数比較器13を用いている点である。本実施形態例は入力信号のデータレートと逓倍クロックとの周波数偏差が大きい場合に特に有効である実施形態である。
図6に示すクロック・データ再生回路15−2は、位相周波数比較器13と、クロック位相可変器2と、非整数逓倍回路3及びディジタルフィルタ4とを備える。クロック・データ再生回路15−2は、入力信号5と、リファレンスクロック6とが入力され、同期した再生データ9と再生クロック8とを出力する。
位相周波数比較器13は、入力される信号間に1サイクル以上の位相差の場合には周波数比較器として動作する。一方1サイクル以内の位相差の場合には位相比較器として動作する位相比較器の1つである。従って位相周波数比較器13は、入力信号5と再生クロック8との周波数偏差(位相差)の大小により周波数比較器、又は位相比較器として動作する比較器である。位相周波数比較器13からの位相比較出力(UP/DOWN信号)10を、ディジタルフィルタ4を介して非整数逓倍回路3及びクロック位相可変器2にフィードバックを掛け、周波数偏差による位相のずれを吸収する。本実施例のその他のクロック位相可変器2と、非整数逓倍回路3及びディジタルフィルタ4の構成及びその動作は第1実施形態と同様であり、その説明は省略する。
従って第2の実施形態においては、入力された入力信号5と再生クロック8との周波数偏差の大きい場合には、位相周波数比較器13が位相比較器1よりも効果的に動作することになる。入力された入力信号5と再生クロック8との周波数偏差が大きい(1サイクル以上)場合には、位相周波数比較器13からの位相比較出力10は、周波数偏差情報を含む。位相比較出力10は、ディジタルフィルタ4を介して逓倍比制御信号12に基づいて非整数逓倍回路3を制御して、逓倍比を決定する。非整数逓倍回路3が逓倍比を切り替えることで、周波数入力信号5と再生クロック8との周波数偏差が小さくなりほぼ零となる。周波数偏差が小さくなり、さらに位相制御信号11がクロック位相可変器2を制御して、位相を調整する。
本実施形態のタイミングチャートは、図5と同じである。最初に、入力信号5と逓倍クロック7及び再生クロック8を同期させる。次に、図5においては入力信号の5周期目に非整数逓倍回路3の逓倍クロック7の逓倍比を変更している。位相周波数比較器13からの位相比較出力を入力されたディジタルフィルタ4は、逓倍比制御信号12を非整数逓倍回路3に送る。非整数逓倍回路3は、設定された逓倍比(M倍)を逓倍比(M’倍)に切り替え、設定された逓倍比(M’倍)の逓倍クロック7を出力する。非整数逓倍回路3の逓倍比を切り替えることで、入力信号5と逓倍クロック7の周波数偏差が小さくなる。
入力される入力信号5と再生クロック8との周波数偏差が小さくなった段階では、位相周波数比較器13は位相比較器として動作する。位相周波数比較器13からのUP/DOWN信号10に基づいて、ディジタルフィルタ4は、位相制御信号11を使用してクロック位相可変器2の位相切換えを制御する。図5においては、入力信号の8周期目にクロックの位相を変更している。
第1の実施例では、電源投入時などの初期状態において、入力信号のデータレートと逓倍クロックとの周波数偏差が大きすぎると、クロック位相可変器の位相切換えが追いつかず、位相比較器がサイクルスリップを引き起こす。このため、安定な周波数偏差情報が得られず、非整数逓倍回路の逓倍比設定が不安定となり安定なロックが出来ない可能性がある。本実施例では、位相周波数比較器を用いることで、サイクルスリップを引き起こさない安定した周波数偏差情報を得ることで、この問題を解決することができる。
本実施形態例においては、位相周波数比較器からの位相比較出力に基づいてディジタルフィルタ4は位相制御信号11と逓倍比制御信号12を生成する。逓倍比制御信号12に基づいて非整数逓倍器3の逓倍比を制御するとともに、位相制御信号11に基づいてクロック位相可変器の位相を制御する。さらに、位相周波数比較器を用いることで、周波数偏差が大きい場合にも、サイクルスリップを引き起こさない安定した周波数偏差情報を得ることで安定な引き込み動作が可能となる。本実施形態例では、周波数の逓倍比と位相を制御することで、再生クロックのジッタを大幅に低減したクロック・データ再生回路を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態として、図7を参照して説明する。図7に第3の実施形態に係るクロック・データ再生回路15−3の構成ブロック図を示す。第1の実施例と本実施例との相違点は、入力信号と逓倍クロックとの周波数を比較する周波数比較器を別途設け、周波数比較器を使用して非整数逓倍回路の逓倍比を制御している点である。本実施形態例は、第2実施形態と同様に、入力信号のデータレートと逓倍クロックとの周波数偏差が大きい場合に特に有効である。
図7に示すクロック・データ再生回路15−3は、位相比較器1と、クロック位相可変器2と、非整数逓倍回路3、ディジタルフィルタ4及び周波数比較器14とを備える。クロック・データ再生回路15−3は、入力信号5と、リファレンスクロック6とが入力され、同期した再生データ9と再生クロック8とを出力する。
第1実施形態の構成に比較して、非整数逓倍回路の逓倍比を制御するため入力信号と逓倍クロックとの周波数を比較する周波数比較器14が追加されている。周波数比較器14は、入力信号5と非整数逓倍回路によって生成された逓倍クロック7とが入力され、その2つの周波数差を検出する周波数比較器である。その比較結果に応じて、周波数比較器14は非整数逓倍回路の逓倍比を制御する。非整数逓倍回路の逓倍比を制御する逓倍比制御信号12は、第1実施形態ではディジタルフィルタ4から発行されていたが、本実施形態では周波数比較器14から発行されることになる。本実施例のその他の位相比較器1と、クロック位相可変器2と、非整数逓倍回路3及びディジタルフィルタ4の構成及びその動作は第1実施形態とほぼ同様であり、その説明は省略する。
本実施例においては、周波数比較器14は、入力信号5と逓倍クロック7を入力され、その比較出力である逓倍比制御信号12を非整数逓倍回路3に出力する。非整数逓倍回路3は、逓倍比制御信号12に基づいて逓倍比を切り替え、指定された逓倍比の逓倍クロック7を出力する。位相比較器1は、入力信号5と再生クロック8とが入力され、その位相比較出力10をディジタルフィルタ4に出力する。ディジタルフィルタ4は、位相制御信号11をクロック位相可変器2に出力する。クロック位相可変器2は、位相制御信号11に基づいて位相を切り替え、再生クロックを出力する。周波数の逓倍比と位相を制御することで、再生クロックのジッタを大幅に低減したクロック・データ再生回路が得られる。
本実施形態例においては、周波数比較器と位相比較器とを備え、それぞれの比較結果に基づいて周波数と位相とを個別に調整することができる。周波数比較器を備えることで、周波数偏差が大きい場合にもサイクルスリップを引き起こさない安定した周波数偏差情報を得ることで安定な引き込み動作が可能となる。本実施例では、周波数の逓倍比と位相を制御することで、再生クロックのジッタを大幅に低減したクロック・データ再生回路を実現することが可能となる。
本願発明によれば、リファレンスクロックを逓倍し、逓倍クロックを出力する非整数逓倍回路と、逓倍クロックを入力とし、その逓倍クロックの位相を可変した再生クロックを出力するクロック位相可変器と、再生クロックと入力信号との位相差を検出する位相比較器と、位相比較器からの位相比較出力を信号処理するディジタルフィルタと、を備え、非整数逓倍回路は、入力信号のデータレートと逓倍クロックの周波数が一致するように、非整数逓倍回路の逓倍比を調整することで、入力信号に同期するように再生クロックの位相を可変して最適な識別位相とするクロック・データ再生回路が提供できる。
本願発明のクロック・データ再生回路のディジタルフィルタは、位相比較器から入力された位相比較出力を信号処理して得られる周波数偏差情報に基づいて、非整数逓倍回路の逓倍比を調整することができる。その周波数偏差情報は、位相比較器からの位相比較出力であるUP/DOWN信号の平均値から得ることができる。また位相比較器は、前記再生クロックと入力信号との位相差を検出する位相比較器、又は前記再生クロックと入力信号との位相差及び周波数差を検出する位相周波数比較器のいずれかとすることができる。さらに、逓倍クロックと入力信号とを入力とし、両者の周波数差を検出する周波数比較器をさらに個別に備え、周波数比較器からの出力を用いて非整数逓倍回路の逓倍比を調整することもできる。
さらに、本願発明によれば、入力信号と内部生成したクロックの位相とを比較することで得られた周波数偏差情報に基づいて、非整数逓倍回路が逓倍クロックを出力する第1の位相調整ステップと、入力信号と再生クロックの位相とを比較することで得られた位相差情報に基づいて、入力信号と再生クロックの位相とを一致させるように再生クロックの位相を可変する第2の位相調整ステップと、を有し、入力信号に同期するように再生クロックの位相を可変して最適な識別位相とするクロック・データ再生方法が提供できる。
本願発明のクロック・データ再生方法の第1の位相調整ステップにおいては、位相比較器が入力信号と再生クロックとの位相差を検出した位相比較出力を出力し、位相比較出力から算出した周波数偏差情報に基づいて非整数逓倍回路の逓倍比を調整することができる。また位相周波数比較器が入力信号と再生クロックとの位相差及び周波数差を検出した位相比較出力を出力し、位相比較出力の周波数差から算出した周波数偏差情報に基づいて非整数逓倍回路の逓倍比を調整することもできる。さらに周波数比較器が入力信号と逓倍クロックとを比較した周波数偏差情報を出力し、周波数偏差情報に基づいて非整数逓倍回路の逓倍比を調整してもよい。
上記したように実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で様々な変更をすることができるものである。
この出願は、2008年2月12日に出願された日本出願特願2008−030289号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込むものである。
Claims (9)
- 入力信号に同期するように再生クロックの位相を可変して最適な識別位相とするクロック・データ再生回路であって、前記入力信号と前記再生クロックとの間の時間的に変動する周波数偏差に応じた逓倍比制御信号を受けると共に、リファレンスクロックを受け、前記リファレンスクロックを非整数逓倍し、逓倍クロックを出力する非整数逓倍回路と、前記逓倍クロックと位相制御信号とを入力とし、その逓倍クロックの位相を前記位相制御信号に基づいて可変した再生クロックを出力するクロック位相可変器と、前記再生クロックと入力信号との位相差を検出する位相比較器と、該位相比較器からの位相比較出力を信号処理して前記位相制御信号および前記逓倍比制御信号、または、前記位相制御信号を生成するディジタルフィルタと、を備え、前記非整数逓倍回路は、前記入力信号のデータレートと前記逓倍クロックとの間の時間的に変動する周波数偏差が小さくなるように、前記逓倍比制御信号に応じて、前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に自動調整することを特徴とするクロック・データ再生回路。
- 前記ディジタルフィルタは、前記位相比較器から入力された位相比較出力を信号処理して得られる周波数偏差情報に基づいて、前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に調整することを特徴とする請求項1に記載のクロック・データ再生回路。
- 前記周波数偏差情報は、前記位相比較器からの位相比較出力であるUP/DOWN信号の平均値から得られ、前記位相比較器からの位相比較出力は前記入力信号と前記逓倍クロックの周波数偏差に比例していることを特徴とする請求項2に記載のクロック・データ再生回路。
- 前記位相比較器は、前記再生クロックと入力信号との位相差を検出する位相比較器、又は前記再生クロックと入力信号との位相差及び周波数差を検出する位相周波数比較器のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクロック・データ再生回路。
- 前記逓倍クロックと入力信号とを入力とし、両者の周波数差を検出する周波数比較器をさらに備え、前記周波数比較器からの出力を用いて非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に調整することを特徴とする請求項1に記載のクロック・データ再生回路。
- 入力信号に同期するように再生クロックの位相を可変して最適な識別位相とするクロック・データ再生方法であって、前記入力信号と内部生成したクロックの位相とを比較することで得られた時間的に変動する周波数偏差に応じた逓倍比制御信号を生成し、前記逓倍比制御信号に基づいて、非整数逓倍回路が非整数逓倍された逓倍クロックを出力する第1の位相調整ステップと、前記入力信号と再生クロックの位相とを比較することで得られた位相差情報に基いて、前記入力信号と再生クロックとを一致させるように前記再生クロックの位相を可変する第2の位相調整ステップと、を有し、前記逓倍比制御信号に応じて、前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に自動調整することを特徴とするクロック・データ再生方法。
- 前記第1の位相調整ステップにおいて、位相比較器が前記入力信号と再生クロックとの位相差を検出した位相比較出力をディジタルフィルタに出力し、前記ディジタルフィルタは、前記位相比較出力から算出した周波数偏差情報及び逓倍比制御信号を生成し、前記逓倍比制御信号に基づいて前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に調整することを特徴とする請求項6に記載のクロック・データ再生方法。
- 前記第1の位相調整ステップにおいて、位相周波数比較器が前記入力信号と再生クロックとの位相差及び周波数差を検出した位相比較出力を前記ディジタルフィルタに出力し、前記ディジタルフィルタは前記位相比較出力の周波数差から算出した周波数偏差情報及び前記逓倍比制御信号を生成し、前記逓倍比制御信号に基づいて前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に調整することを特徴とする請求項6に記載のクロック・データ再生方法。
- 前記第1の位相調整ステップにおいて、周波数比較器が前記入力信号と逓倍クロックとを比較することによって得られた周波数偏差に応じた逓倍比制御情報を出力し、前記逓倍比制御情報に基づいて前記非整数逓倍回路の逓倍比を非整数的に調整することを特徴とする請求項6に記載のクロック・データ再生方法。
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