JP5423458B2 - 分割形転がり軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、円周方向に2分割された両外輪分割体によって外輪部材が構成された分割形転がり軸受に関する。
従来の分割形転がり軸受の2つの例を図4(A)及び(B)に示す。
図4(A)に示すように、自動車、船舶等の内燃機関のクランクシャフト(シャフト1)をハウジング300の両分割ハウジング体310、320に回転可能に支持するための分割形転がり軸受においては、外輪部材200が円周方向に2分割された両外輪分割体210、220によって構成され、ハウジングを構成する両分割ハウジング体310、320にそれぞれ組み付けられる構造のものが知られている。
このような分割形転がり軸受においては、両ハウジング体310、320のボルト4の締結等による組み付け誤差によって、これら分割ハウジング体310、320とともに、図4(A)に示すように両外輪分割体210、220で、僅かであるが位置ずれΔLが発生する場合がある。
この場合、両外輪分割体210、220の分割軌道面の合わせ部分に段差が生じるため、その段差のエッジ部分に転動体15が衝突し、振動、異音、損傷等を招く可能性がある。また、段差が大きい場合には回転不良を招く可能性がある。
そこで、特許文献1に記載された従来技術には、図4(B)に示すように、両外輪分割体230、240の軌道面231、241における分割位置SPの近傍に、円弧状の逃げ面Mnを形成した分割形転がり軸受が開示されている。この場合、外輪分割体230、240の内周面における分割位置SPから離れた位置である軌道面231、241は、シャフト1の回転軸ZSを中心とした半径r0(一定)の円弧に設定されている。そして分割位置SPの近傍における逃げ面Mnは、シャフト1の回転軸ZSから距離εだけオフセットした位置Onを中心とした半径r1(一定)の円弧に設定されており、逃げ面Mnの最も深い位置の深さをδとすると、シャフト回転軸ZSから最も遠い位置までの距離(シャフト回転軸ZSから分割位置SPまでの距離)は、距離r0+δとなる。
特開2007−2914号公報
図4(B)に示す特許文献1に記載された従来技術では、外輪分割体の合わせ面にて発生した段差(図4(A)のΔLを参照)が発生しても、図4(B)に示す逃げ面Mnによって、転動体15が段差に衝突することを抑制することができる。しかしながら、逃げ面Mnと軌道面231、241との境界点Pに衝突する可能性があり、衝突が発生した場合は振動、異音、損傷等が発生する可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、外輪部材を構成する外輪分割体の分割面の近傍で発生する転動体の振動、異音、損傷等を、より抑制することができる分割形転がり軸受を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの分割形転がり軸受である。
請求項1に記載の分割形転がり軸受は、複数の転動体を介してシャフト回転軸回りにシャフトを回転可能に支持する外輪部材が円周方向に2分割された2つの外輪分割体によって構成された分割形転がり軸受において、外輪分割体のそれぞれの内周面は、両端部である分割位置の近傍のそれぞれにおいて、シャフト回転軸からの距離が前記分割位置に向かって徐々に大きくなるそれぞれの逃げ面と、前記逃げ面と逃げ面との間であるとともにシャフト回転軸からの距離が一定である軌道面と、を有している。
そして前記逃げ面の形状をグラフにて表現した場合に当該グラフの2次微分が、特異点なく滑らかに連続するように前記逃げ面の形状が設定されている。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの分割形転がり軸受である。
請求項2に記載の分割形転がり軸受は、請求項1に記載の分割形転がり軸受であって、2つの前記外輪分割体にて、複数の転動体を介してシャフトを支持した状態において、前記逃げ面の形状は、前記シャフト回転軸方向から見て、シャフト回転軸と前記分割位置とを結んだ基準線と、前記分割位置を挟んでいるそれぞれの前記逃げ面における任意の位置と前記シャフト回転軸とを結んだ直線と、が成す角度を、変数であるθに設定し、前記逃げ面の範囲を、前記θを用いて、定数である−θ0から+θ0までの角度範囲に設定し、前記シャフト回転軸から前記軌道面までの距離を、定数であるr0に設定し、前記外輪分割体の内周面において前記シャフト回転軸から最も離れた位置となる前記分割位置までの距離を、定数であるr0+δに設定し、定数cを任意の定数に設定した場合、前記シャフト回転軸から前記逃げ面までの距離であるとともにθの関数となるr(θ)は、
r(θ)=r0+δexp[cθ2/(θ2−θ0 2)]
ただし、−θ0<θ<+θ0
の式にて表現される形状である。
請求項1に記載の分割形転がり軸受を用いれば、軌道面と逃げ面との境界部における段差(「角」)を無くして滑らかな形状にするとともに、当該形状の2次微分が滑らかに連続するように逃げ面を形成することで、軌道面と逃げ面との境界部、及び逃げ面で発生する転動体の振動、異音、損傷等を、より抑制することができる。
また、請求項2に記載の分割形転がり軸受によれば、軌道面と逃げ面との境界部及び逃げ面の、具体的な形状を適切に実現することができる。
本発明の分割形転がり軸受10をハウジング5に組み付けた状態を示す断面図である。 逃げ面Mnの形状における、本願逃げ面形状α(後述する(式1)で表現される形状)、比較逃げ面形状β(後述する(式2)で表現される形状)、比較逃げ面形状γ(図4(B)及び後述する(式3)(式3−1)で表現される形状)、の各形状の違いと、設定した変数θ、及び各定数を説明する図である。 本願逃げ面形状α、比較逃げ面形状β、比較逃げ面形状γ、の各形状に対してシャフト回転軸ZSから逃げ面Mnまでの距離を示すグラフ(A)と、グラフ(A)の1次微分グラフ(B)、グラフ(A)の2次微分グラフ(C)、グラフ(A)の3次微分グラフ(D)を示す図である。 従来の分割転がり軸受の例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の分割形転がり軸受10をハウジング5に組み付けた状態を示す断面図である。
●[分割形転がり軸受10の全体構造(図1)]
図1に示すように、シャフト1(例えば車両や船舶等のクランクシャフト)をハウジング5の両分割ハウジング体6、8に回転可能に支持するための分割形転がり軸受10は、シャフト1の外周面を内輪軌道面2として、その外周に環状空間を隔てて配設される外輪部材20と、前記環状空間に収容されている複数の転動体(鋼球、ころ等)15と、隣り合う転動体15の間隔を保持する保持器16とを備えている。
すなわち、ハウジング5の両分割ハウジング体6、8の内周面には、周方向に2分割された半円弧状の軸受組付凹部7、9がそれぞれ形成され、一方の分割ハウジング体6に他方の分割ハウジング体8が、ボルト4にて締結されている。
外輪部材20は、円周方向に2分割された両外輪分割体21、31によって構成され、両分割ハウジング体6、8の軸受組付凹部7、9にそれぞれ組み付けられる。
これら両外輪分割体21、31は、同形状の同一部品で構成されている。そして両外輪分割体21、31の内周面には、半円形の分割軌道面22、32(軌道面に相当)がそれぞれ形成されている。
両分割ハウジング体6、8のボルト4の締結等による組み付け誤差によって、これら両分割ハウジング体6、8とともに、両外輪分割体21、31の分割面で僅かであるが位置ずれ(図4(A)参照)が発生することを考慮して、両外輪分割体21、31の分割軌道面22、32には、両外輪分割体21、31の分割面で合致されて湾曲状または円弧状をなす逃げ面Mnが、それぞれ形成されている。
また、両外輪分割体21、31の分割面の周囲における内周面は、分割軌道面22、32よりも深い逃げ面Mnが形成されている。
●[逃げ面Mnの詳細形状(図2)]
図2は、図1における逃げ面Mnの周囲の拡大図である。
図2に示すように、外輪分割体21、31のそれぞれの内周面は、外輪分割体21、31のそれぞれの両端部である分割位置SPのそれぞれの近傍において、シャフト回転軸ZSからの距離が分割位置SPに向かって徐々に大きくなる逃げ面Mnと、逃げ面Mnと逃げ面Mnとの間の内周面であるとともにシャフト回転軸ZSからの距離が一定(半径r0の円弧)である分割軌道面22、32(軌道面に相当)と、を有している。
なお、図2におけるシャフト回転軸ZSの実際の位置は、図2に示す位置よりも紙面の左側であるが、逃げ面Mnの形状を拡大して判り易いようにしているため、実際の位置よりも逃げ面Mnに近い位置に記載している。
また、図1に示すように、分割位置(外輪分割体21、31の合わせ面の位置)を挟んでいる逃げ面Mnは、左右合わせて2個所あるが、形状はどちらも同じであるので、以下、一方の逃げ面Mn(図1において向かって右側の逃げ面Mn)について説明する。
外輪分割体21、31にて複数の転動体15を介してシャフト1を支持した状態(図1に示す状態)において、図2に示す逃げ面Mnの範囲Bを、以下のように設定する。
シャフト回転軸ZS方向から見て、シャフト回転軸ZSと分割位置SPとを結んだ基準線STと、分割位置SPを挟んでいるそれぞれの逃げ面Mn(外輪分割体21の逃げ面Mnと外輪分割体31の逃げ面Mn)における任意の位置(P(n))とシャフト回転軸ZSとを結んだ直線と、が成す角度を、変数であるθに設定する。
逃げ面Mnの範囲Bを、θを用いて、定数である−θ0から+θ0までの角度範囲に設定する。
シャフト回転軸ZSから分割軌道面22、32までの距離を、定数であるr0に設定する。
外輪分割体21、31の内周面において、逃げ面Mnの最も深い位置の深さをδに設定し、シャフト回転軸ZSから最も離れた位置となる分割位置SPまでの距離を、定数であるr0+δに設定する。
そして定数cを任意の定数に設定する。
上記の設定において、本発明の分割形転がり軸受10の逃げ面Mnの形状は、シャフト回転軸ZSから逃げ面Mnまでの距離であるとともにθの関数となるr(θ)を用いて、以下の(式1)で表現することができる。
r(θ)=r0+δexp[cθ2/(θ2−θ0 2)] (式1)
ただし、−θ0<θ<+θ0である。
この(式1)にて表現される本願逃げ面形状αは、図2の実線にて示される形状である。
また、逃げ面の形状を比較するために、以下の(式2)にて表現される比較逃げ面形状βを図2の太い点線にて示し、(式3)にて表現される比較逃げ面形状γ(図4(B)に示す形状)を図2の一点鎖線にて示す。
なお比較逃げ面形状γは、図4(B)に示すように、両外輪分割体230、240の軌道面231、241における分割位置SPの近傍に、円弧状の逃げ面Mnが形成されている。この場合、外輪分割体230、240の内周面における分割位置SPから離れた位置である軌道面231、241は、シャフト1の回転軸ZSを中心とした半径r0(一定)の円弧に設定されている。そして分割位置SPの近傍における逃げ面Mnは、シャフト1の回転軸ZSから距離εだけオフセットした位置Onを中心とした半径r1(一定)の円弧に設定されており、逃げ面Mnの最も深い位置の深さをδとすると、シャフト回転軸ZSから最も遠い位置までの距離(シャフト回転軸ZSから分割位置SPまでの距離)は、距離r0+δとなる。
また、本願逃げ面形状αと比較逃げ面形状βは、分割軌道面22、32と逃げ面Mnとの境界部において「角」がなく、滑らかに連続的に湾曲した形状となっている(比較逃げ面形状γは、境界部に「角」を有している)。
なお、比較逃げ面形状βを表現する(式2)は以下のとおりである。
r(θ)=r0+[cos(πθ/θ0)+1]δ/2 (式2)
ただし、−θ0<θ<+θ0である。
また、比較逃げ面形状γを表現する(式3)は以下のとおりである。
r(θ)=√[ε2+r1 2−2ε2sin2θ+2√(E)] (式3)
E=ε21 2−ε4sin2θ―ε21 2sin2θ+ε4sin4θ (式3−1)
ただし、−θ0<θ<+θ0であり、ε、r1は、図4(B)に示すとおりである。
●[逃げ面Mnのn次微分(図3)]
次に図3(A)〜(D)を用いて、本願逃げ面形状αと比較逃げ面形状βと比較逃げ面形状γのそれぞれの逃げ面Mnの形状、及び各逃げ面の形状のn次微分(n=1〜3)についてグラフを用いて説明する。
図3(A)は、横軸を[θ](シャフト回転軸ZSと分割位置SPとを結んだ基準線STと、逃げ面Mn上の任意の位置とシャフト回転軸ZSとを結んだ直線と、がなす角度)、縦軸を[r(θ)](角度θにおいて、シャフト回転軸ZSから逃げ面Mnまでの距離)とした場合の、(式1)に示す本願逃げ面形状α、(式2)に示す比較逃げ面形状β、(式3)に示す比較逃げ面形状γ、のそれぞれを示すグラフである。
図3(B)は、図3(A)に示す各グラフの1次微分(θについて微分)を示すグラフである。比較逃げ面形状γ(図4(B)の形状)では、特異点P(γB)にて、滑らかに連続しない特異点が現れている。なお、特異点P(γB)が現れている位置は、分割軌道面22、32と逃げ面Mnとの境界部である。
このため、比較逃げ面形状γでは、本願逃げ面形状αと比較逃げ面形状βと比較して、特異点P(γB)の影響で、転動体15が振動や異音等を発生させる可能性が高い、と考えられる。
このように、見るからに「角」がある比較逃げ面γでは、1次微分を求めることによって、好ましくない形状である特異点を有していることを適切に判別することができる。
図3(C)は、図3(A)に示す各グラフの2次微分(θについて微分)を示すグラフである。比較逃げ面形状γでは特異点P(γC)にて、比較逃げ面形状βでは特異点P(βC)にて、滑らかに連続しない特異点が現れている。なお、特異点P(γC)、P(βC)が現れている位置は、分割軌道面22、32と逃げ面Mnとの境界部である。
このため、比較逃げ面形状γ、βでは、本願逃げ面形状αと比較して、特異点P(γC)、P(βC)の影響で、転動体15が振動や異音等を発生させる可能性が高い、と考えられる。なお、本願逃げ面形状αは、2次微分が滑らかに連続的であることより、転動体15における逃げ面Mnでの加速度の変化も滑らかに連続的に変化し、振動や異音等の発生が抑制される、と考えられる。
このように、見た目は滑らかに連続した形状を有している比較逃げ面形状βであっても、2次微分を求めることによって、好ましくない形状である特異点を有していることを適切に判別することができる。
図3(D)は、図3(A)に示す各グラフの3次微分(θについて微分)を示すグラフである。比較逃げ面形状γでは特異点P(γD)にて、比較逃げ面形状βでは特異点P(βD)にて、滑らかに連続しない特異点が現れている。なお、特異点P(γD)、P(βD)が現れている位置は、分割軌道面22、32と逃げ面Mnとの境界部である。
このため、比較逃げ面形状γ、βでは、本願逃げ面形状αと比較して、特異点P(γD)、P(βD)の影響で、転動体15が振動や異音等を発生させる可能性が高い、と考えられる。
以上、本実施の形態にて説明した分割形転がり軸受10は、逃げ面Mnの形状を独特な形状(2次微分が特異点なく滑らかに連続する形状)とすることで、転動体15の振動や異音等の発生をより抑制することができる。
また、内燃機関のクランクシャフトの軸受に適用した場合、クランクシャフトの振動や異音のエネルギーを抑制し、燃費向上にも寄与できる。
本発明の分割形転がり軸受10は、本実施の形態で説明した外観、構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態で説明した分割形転がり軸受は、例えば半割り針状ころ軸受であるが、種々の分割形の転がり軸受に適用することが可能である。
1 シャフト
5 ハウジング
6、8 分割ハウジング体
10 分割形転がり軸受
15 転動体
16 保持器
20 外輪部材
21、31 外輪分割体
22、32 分割軌道面
Mn 逃げ面
ST 基準線
ZS シャフト回転軸

Claims (2)

  1. 複数の転動体を介してシャフト回転軸回りにシャフトを回転可能に支持する外輪部材が円周方向に2分割された2つの外輪分割体によって構成された分割形転がり軸受において、
    外輪分割体のそれぞれの内周面は、
    両端部である分割位置の近傍のそれぞれにおいて、シャフト回転軸からの距離が前記分割位置に向かって徐々に大きくなるそれぞれの逃げ面と、
    前記逃げ面と逃げ面との間であるとともにシャフト回転軸からの距離が一定である軌道面と、を有しており、
    前記逃げ面の形状をグラフにて表現した場合に当該グラフの2次微分が、特異点なく滑らかに連続するように前記逃げ面の形状が設定されている、
    分割形転がり軸受。
  2. 請求項1に記載の分割形転がり軸受であって、
    2つの前記外輪分割体にて、複数の転動体を介してシャフトを支持した状態において、
    前記逃げ面の形状は、
    前記シャフト回転軸方向から見て、シャフト回転軸と前記分割位置とを結んだ基準線と、前記分割位置を挟んでいるそれぞれの前記逃げ面における任意の位置と前記シャフト回転軸とを結んだ直線と、が成す角度を、変数であるθに設定し、
    前記逃げ面の範囲を、前記θを用いて、定数である−θ0から+θ0までの角度範囲に設定し、
    前記シャフト回転軸から前記軌道面までの距離を、定数であるr0に設定し、
    前記外輪分割体の内周面において前記シャフト回転軸から最も離れた位置となる前記分割位置までの距離を、定数であるr0+δに設定し、
    定数cを任意の定数に設定した場合、
    前記シャフト回転軸から前記逃げ面までの距離であるとともにθの関数となるr(θ)は、
    r(θ)=r0+δexp[cθ2/(θ2−θ0 2)]
    ただし、−θ0<θ<+θ0
    の式にて表現される形状である、
    分割形転がり軸受。

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