JP5423423B2 - フライホイール蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のフライホイール蓄電装置を備えるフライホイール蓄電システムに関する。
フライホイール蓄電装置は、ローターに設けられたフライホイールと、ローターに取り付けられたモータ/発電機と、ローターを支持する軸受部と、これらを収容する容器とを備えており、電力エネルギーをフライホイールの回転エネルギーに変換することによって蓄電するものである。フライホイール蓄電システムは、必要となる電力貯蔵量に応じて上記のフライホイール蓄電装置を複数備えており、例えば主電源からの電力が不足した場合に複数のフライホイール蓄電装置の各々の運転状態を統括して制御することにより系統負荷に電力を供給する。
以下の特許文献1には、複数のフライホイール蓄電装置を備えるフライホイール蓄電システムにおいて、電源停止時におけるフライホイール蓄電装置の運転方法として、以下に示す2つの運転方法が開示されている。
(1)全てのフライホイール蓄電装置を同時に運転させ、系統負荷で必要となる電力を全てのフライホイール蓄電装置で常時負担する運転方法
(2)複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転させるべきフライホイール蓄電装置を順次切り替え、系統負荷に対する電力供給を常に1台のみで行う運転方法
特開2000−152521号公報
ところで、フライホイール蓄電装置においてフライホイールの回転エネルギーとして蓄えられているエネルギーを電力エネルギーに変換する場合には、蓄えられたエネルギーの一部がフライホイール蓄電装置の内部で消費されてしまう。例えば、ローターに取り付けられたモータ/発電機を励磁するための電力や、モータ/発電機で発電された電力を変換する電力変換器の駆動のための電力が固定損失として消費される。
このため、上述した(1)の運転方法のように、電源停止時に全てのフライホイール蓄電装置を同時に運転させてしまうと、フライホイール蓄電装置の台数分の固定損失が生じてしまい非効率であるという問題がある。また、上述した(1)の運転方法は、系統負荷で必要となる電力を全てのフライホイール蓄電装置で負担するものであるため、その制御が複雑であるという問題もある。
また、上述した(2)の運転方法は、複数のフライホイール蓄電装置のうちのある1つのフライホイール蓄電装置のみを一時に運転させ、そのフライホイール蓄電装置の残存電力量が供給限界に達したときに、次の新たなフライホイール蓄電装置を運転させるものである。このため、新たなフライホイール蓄電装置の運転開始に失敗してしまうと、系統負荷に対する電力供給が行われなくなる虞が考えられ、フライホイール蓄電装置の運転切り替え時の信頼性に課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電力の固定損失を低減しつつ系統負荷に対する電力供給の信頼性を高めることができるフライホイール蓄電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のフライホイール蓄電システムは、複数のフライホイール蓄電装置(10a〜10d)と、当該フライホイール蓄電装置の運転を制御する制御装置(22)とを備えるフライホイール蓄電システム(1)において、前記制御装置は、前記複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転状態にある一のフライホイール蓄電装置の充電状態が予め設定された中間充電状態になった場合に、前記複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転がされていない他のフライホイール蓄電装置の1つを新たに運転させる制御を行うことを特徴としている。
また、本発明のフライホイール蓄電システムは、前記中間充電状態が、前記一のフライホイール蓄電装置の充電量が最大充電量の50%になる充電状態であることを特徴としている。
また、本発明のフライホイール蓄電システムは、前記フライホイール蓄電装置の運転が、前記フライホイール蓄電装置に蓄電された電力を出力させる第1運転と、前記フライホイール蓄電装置に電力を蓄電させる第2運転とを含むことを特徴としている。
また、本発明のフライホイール蓄電システムは、前記制御装置が、前記フライホイール蓄電装置に前記第1運転をさせる場合には、運転状態にあるフライホイール蓄電装置から出力される電力の和が一定になるように制御し、前記フライホイール蓄電装置に前記第2運転をさせる場合には、運転状態にあるフライホイール蓄電装置に入力される電力の和が一定になるように制御することを特徴としている。
また、本発明のフライホイール蓄電システムは、前記フライホイール蓄電装置が、フライホイールの回転数を検出する検出器(14)をそれぞれ備えており、前記制御装置は、前記一のフライホイール蓄電装置に設けられた検出器の検出結果に基づいて前記一のフライホイール蓄電装置の充電状態を求め、当該充電状態に応じて前記他のフライホイール蓄電装置の1つの運転を制御することを特徴としている。
また、本発明のフライホイール蓄電システムは、前記複数のフライホイール蓄電装置が並列接続される補助系統(SL)と、前記制御装置の制御の下で、系統負荷に対して前記補助系統からの電力供給を行うか否かを切り替える切替部(21b)とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転状態にある一のフライホイール蓄電装置の充電状態が予め設定された中間充電状態になった場合に、運転がされていない他のフライホイール蓄電装置の1つを新たに運転させる制御を行うことによって、異なるタイミングで運転が開始された2台のフライホイール蓄電装置が運転している状態にすることができるため、電力の固定損失を低減しつつ系統負荷に対する電力供給の信頼性を高めることができるという効果がある。
本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムの動作を説明するグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムの要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、フライホイール蓄電システム1は、複数のフライホイール蓄電装置10a〜10dと、系統側と負荷側との間に設けられた切替制御装置20とを備えており、系統負荷の二次電源として活用されるものである。
つまり、図中の系統側から負荷側に供給される電力を用いて予めフライホイール蓄電装置10a〜10dを充電しておき、例えば1秒程度以下の瞬低(瞬時電圧低下)や20分程度以下の停電が生じて系統側から負荷側に供給される電力が不足した場合にフライホイール蓄電装置10a〜10dに蓄電された電力を負荷側に供給するものである。尚、フライホイール蓄電装置10a〜10dの各々の出力は、例えば200kW〜数GW程度であり、複数台を順次用いることとしている。
フライホイール蓄電装置10a〜10dは、フライホイールチャンバ内に、フライホイール11、モータ/発電機12、インバータ13、及び回転センサ14(検出器)を収容した構成であり、外部から供給される電力をフライホイール11の回転エネルギーに変換して蓄電する。これらフライホイール蓄電装置10a〜10dは、切替制御装置20に接続された補助系統SLに並列接続されている。
フライホイール11は、モータ/発電機12と同心に誘導回転する円盤である。このフライホイール11は、モータ/発電機12の回転駆動によって回転し、モータ/発電機12による回転駆動が停止しても慣性によって回転し続ける。モータ/発電機12は、インバータ13から供給される交流の駆動電力によってモータとしてフライホイール11を回転駆動する。また、慣性によって回転するフライホイール11の回転速度を減速させることによって回転エネルギーを電気エネルギーへ変換する発電機として機能する。尚、フライホイール11及びモータ/発電機12を収容するフライホイールチャンバは、これらの動作を妨げる空気抵抗を低減するためにその内部が真空にされている。
インバータ13は、切替制御装置20から補助系統SLに供給される直流電力をモータ/発電機12の駆動に適した電圧を有する交流電力に変換し、変換した交流電力によってモータ/発電機12をモータとして駆動する。また、モータ/発電機12から供給される交流電力を補助系統SLの電圧に等しい電圧(例えば、600[V])を有する直流電力に変換して補助系統SLに出力する。このインバータ13の動作の切り替えは、切替制御装置20に設けられたコントローラ22によって制御される。
回転センサ14は、フライホイール11の回転数を検出する。上述した通り、フライホイール蓄電装置10a〜10dは、外部から供給される電力をフライホイール11の回転エネルギーに変換して蓄電するものであるため、フライホイール11が停止している場合の充電量は零であり、フライホイール11の回転速度が速くなるにつれて充電量が多くなる。回転センサ14は、フライホイール蓄電装置10a〜10dの充電量を求めるために設けられており、その検出結果は切替制御装置20に設けられたコントローラ22に出力される。
切替制御装置20は、電源供給系統切替回路21、コントローラ22(制御装置)、交流電圧計23、及び直流電圧計24を備えており、電力の供給系統の切り替え制御、及びフライホイール蓄電装置10a〜10dの運転状態の制御を行う。電源供給系統切替回路21は、交流スイッチ21aとインバータ/コンバータ21b(切替部)とを備える。交流スイッチ21aは、系統側と負荷側との間に設けられ、コントローラ22の制御によって開状態又は閉状態になる半導体スイッチである。
交流スイッチ21aが閉状態になると系統側と負荷側とが電気的に導通状態になり、例えば400[V]の電圧を有する交流電力が系統側から負荷側に供給される。これに対し、交流スイッチ21aが開状態になると系統側と負荷側とが電気的に絶縁状態になり、系統側から負荷側への電力供給が遮断される。このように、交流スイッチ21aの開閉状態を制御することにより、系統側から負荷側への電力供給が制御される。
インバータ/コンバータ21bは、負荷側と補助系統SLとの間に設けられ、コントローラ22の制御の下で直流/交流変換を行うインバータ、又は交流/直流変換を行うコンバータとして動作する。具体的には、コンバータとして動作する場合には、系統側から負荷側に供給される電圧が400[V]の交流電力の一部を、電圧が600[V]の直流電流に変換して補助系統SLに出力する。また、インバータとして動作する場合には、フライホイール蓄電装置10a〜10dから補助系統SLを介して供給される電圧が600[V]の直流電力を、電圧が400[V]の交流電力に変換して負荷側に出力する。
コントローラ22は、交流スイッチ21aの開閉状態の制御、インバータ/コンバータ21bの動作の切り替え制御、及びフライホイール蓄電装置10a〜10dの運転状態の制御を行う。具体的には、交流電圧計23の検出結果を参照して瞬低や停電が生じたと判断した場合には、交流スイッチ21aを開状態にするとともにインバータ/コンバータ21bをインバータとして動作させ、フライホイール蓄電装置10a〜10dのうちの1つ又は2つを運転(第1運転)させて蓄電された電力を出力させる制御を行う。
ここで、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10a〜10dを運転(第1運転)させる場合には、極力これらのうちの2台が運転状態にあるように制御する。かかる制御を行うのは、同時に運転させるフライホイール蓄電装置の数を2台にすることで、固定損失を抑えつつ運転開始の失敗による信頼性低下を防止するためである。但し、2台のフライホイール蓄電装置の運転を同時に開始させる訳ではなく、運転開始のタイミングを以下の通りに制御している。
つまり、運転状態にある1つのフライホイール蓄電装置(例えば、フライホイール蓄電装置10a)の充電状態が予め設定された中間充電状態になった場合に、運転がされていない他のフライホイール蓄電装置の1つ(例えば、フライホイール蓄電装置10b)を運転させる制御を行うことにより、2台のフライホイール蓄電装置10a,10bを運転状態にする。ここで、中間充電状態とは、フライホイール蓄電装置が未充電である状態(残存電力量が供給限界に達した状態)及び満充電の状態以外の状態をいい、例えば最大充電量の50%になる充電状態をいう。
また、コントローラ22は、直流電圧計24の検出結果を参照して補助系統SLの電圧が一定(例えば、600[V])になるように、且つ運転状態にあるフライホイール蓄電装置から出力される電力の和が一定になるように制御する。例えば、フライホイール蓄電装置10aのみが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10aから出力される電力と、フライホイール蓄電装置10a,10bが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10a,10bの各々から出力される電力の和とが同じになるように制御する。尚、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10a〜10dの各々に設けられた回転センサ14の検出結果を用いて、フライホイール蓄電装置10a〜10dの充電量をそれぞれ求めて上記の制御を行う。
また、コントローラ22は、回転センサ14の検出結果を参照してフライホイール蓄電装置10a〜10dを充電する必要がある場合には、交流スイッチ21aを閉状態にするとともにインバータ/コンバータ21bをコンバータとして動作させ、フライホイール蓄電装置10a〜10dのうちの1つ又は2つを運転(第2運転)させて充電させる制御を行う。ここで、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10a〜10dを充電する場合にも上述した放電時に行われる制御と同様の制御を行う。
但し、充電時には、運転状態にあるフライホイール蓄電装置に入力される電力の和が一定になるように制御する。例えば、フライホイール蓄電装置10aのみが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10aに入力される電力と、フライホイール蓄電装置10a,10bが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10a,10bの各々に入力される電力の和とが同じになるように制御する。尚、交流電圧計23は系統側に接続されて系統側に現れる電圧を検出し、直流電圧計24は補助系統SLに接続されて補助系統SLに現れる電圧を検出する。
次に、上記構成におけるフライホイール蓄電システム1の動作について説明する。尚、以下では、交流スイッチ21aが閉状態にされて系統側から負荷側に電力が供給されている状態で停電が生じた場合の動作を例に挙げて説明する。尚、停電が生ずる前には、インバータ/コンバータ21bがコンバータとして動作してフライホイール蓄電装置10a〜10dに対する充電が行われており、フライホイール蓄電装置10a〜10dの全てが満充電の状態であるとする。また、以下では説明を簡単にするために、フライホイール蓄電システム1が4台のフライホイール蓄電装置を備えるとする。
図2は、本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムの動作を説明するグラフである。尚、図2では、時間を横軸にとり、フライホイール蓄電システム1が備えるフライホイール蓄電装置10a〜10dの放電量を縦軸にとっている。いま、図2中の時刻t1で停電が生じたとすると、コントローラ22は、交流電圧計23の検出結果を参照して停電が生じたと判断する。
すると、コントローラ22は、電源供給系統切替回路21に対して制御信号を出力し、交流スイッチ21aを開状態にするとともにインバータ/コンバータ21bをインバータとして動作させる。また、これと同時に、フライホイール蓄電装置10aに制御信号を出力し、フライホイール蓄電装置10aに蓄電された電力を出力させる。フライホイール蓄電装置10aから出力された電力(直流電力)は、補助系統SLを介して切替制御装置20に入力され、インバータ/コンバータ21bで電圧が400[V]の交流電力に変換されて負荷側に供給される。これにより、図2中の折れ線L1で示す通り、フライホイール蓄電装置10aの放電量は時間が経過するにつれて徐々に増加する。
コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10aからの放電が行われている間は、フライホイール蓄電装置10aに設けられた回転センサ14の検出結果を用いてフライホイール蓄電装置10aの充電量を常時求めている。いま、時刻t2においてフライホイール蓄電装置10aの放電量(充電量)が50%になったとすると、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10bに制御信号を出力してフライホイール蓄電装置10bに蓄電された電力を出力させる。
このとき、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10aのみが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10aから出力される電力と、フライホイール蓄電装置10a,10bが運転状態にある場合のフライホイール蓄電装置10a,10bの各々から出力される電力の和とが同じになるように制御する。つまり、時刻t1〜t2の間は負荷側に供給すべき電力をフライホイール蓄電装置10aのみで賄っていたが、時刻t2からは2台のフライホイール蓄電装置10a,10bで賄うことができるため、フライホイール蓄電装置10a,10bの各々から出力される電力を下げる制御を行う。かかる制御を行うことで、図2に示す通り、時刻t1〜t2の間の折れ線L1の傾きよりも、時刻t2以後の折れ線L1,L2の傾きが小さくなる。
フライホイール蓄電装置10a,10bからの放電が行われている間は、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10a,10bに設けられた回転センサ14の検出結果を用いてフライホイール蓄電装置10a,10bの充電量の各々を常時求めている。いま、時刻t3においてフライホイール蓄電装置10aの放電量が100%になり、且つフライホイール蓄電装置10bの放電量(充電量)が50%になったとすると、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10aの運転を停止させるとともに、フライホイール蓄電装置10cに制御信号を出力してフライホイール蓄電装置10cに蓄電された電力を出力させる。
これにより、フライホイール蓄電装置10a,10bの同時運転からフライホイール蓄電装置10b,10cの同時運転に切り替わる。但し、時刻t3の前後において運転状態にあるフライホイール蓄電装置の台数は変化しないため、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10cに対して、運転を停止させたフライホイール蓄電装置10aから時刻t2〜t3の間に出力されていた電力と同じ電力を出力させる制御を行う。
同様に、時刻t4でフライホイール蓄電装置10bの放電量が100%になり、且つフライホイール蓄電装置10cの放電量(充電量)が50%になったとすると、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10bの運転を停止させるとともに、フライホイール蓄電装置10dに制御信号を出力してフライホイール蓄電装置10dに蓄電された電力を出力させる。そして、時刻t5でフライホイール蓄電装置10cの放電量が100%になり、且つフライホイール蓄電装置10dの放電量(充電量)が50%になったとすると、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10cの運転を停止させる。すると、運転可能なフライホイール蓄電装置がフライホイール蓄電装置10dのみになるため、コントローラ22は、フライホイール蓄電装置10dから出力される電力が、時刻t1〜t2でフライホイール蓄電装置10aから出力されていた電力と同じになるように制御する。
以上説明した通り、本実施形態では、フライホイール蓄電装置10a〜10dのうちの運転状態にある一のフライホイール蓄電装置(例えば、フライホイール蓄電装置10a)の充電状態が予め設定された中間充電状態になった場合に、フライホイール蓄電装置10a〜10dのうちの運転がされていない他のフライホイール蓄電装置の1つ(例えば、フライホイール蓄電装置10b)を新たに運転させる制御を行っている。これにより、フライホイール蓄電装置10a〜10dの全てを同時に運転させる場合に比べて電力の固定損失を低減することができる。また、仮にフライホイール蓄電装置の運転開始に失敗したとしても系統負荷に対する電力供給が即座に停止されることがないため、系統負荷に対する電力供給の信頼性を高めることができる。
以上、本発明の一実施形態によるフライホイール蓄電システムについて説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、運転状態にあるフライホイール蓄電装置の充電量が50%になった場合に、運転されていない他のフライホイール蓄電装置の1つの運転を開始させていた。しかしながら、運転状態にあるフライホイール蓄電装置の充電量が50%に達する前に次に運転させるべきフライホイール蓄電装置の運転を開始させて準備状態(電力の出力が可能な状態)にし、50%に達した時点で蓄電された電力の出力を開始させるように制御しても良い。これにより、仮に運転開始に失敗したとしても、再度運転開始を行う時間を確保することができるため、信頼性をより高めることができる。
また、上記実施形態では、中間充電状態がフライホイール蓄電装置の充電量が最大充電量の50%になる充電状態である場合を一例として挙げた。しかしながら、本発明はこれに限られず、フライホイール蓄電装置が未充電である状態(残存電力量が供給限界に達した状態)及び満充電の状態以外の状態であれば良い。このたため、例えば最大充電量の40%や60%を中間充電状態としても良い。
更に、上記実施形態では、フライホイール蓄電装置10a〜10dに蓄電された電力を放電させる場合の動作について説明したが、フライホイール蓄電装置10a〜10dを充電する場合にも同様の動作が行われる。つまり、フライホイール蓄電装置10a〜10dのうちの2台を運転状態にして充電させる動作が行われる。
1 フライホイール蓄電システム
10a〜10d フライホイール蓄電装置
14 回転センサ
21b インバータ/コンバータ
22 コントローラ
SL 補助系統

Claims (6)

  1. 複数のフライホイール蓄電装置と、当該フライホイール蓄電装置の運転を制御する制御装置とを備えるフライホイール蓄電システムにおいて、
    前記制御装置は、前記複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転状態にある一のフライホイール蓄電装置の充電状態が予め設定された中間充電状態になった場合に、前記複数のフライホイール蓄電装置のうちの運転がされていない他のフライホイール蓄電装置の1つを新たに運転させる制御を行うことを特徴とするフライホイール蓄電システム。
  2. 前記中間充電状態は、前記一のフライホイール蓄電装置の充電量が最大充電量の50%になる充電状態であることを特徴とする請求項1記載のフライホイール蓄電システム。
  3. 前記フライホイール蓄電装置の運転は、前記フライホイール蓄電装置に蓄電された電力を出力させる第1運転と、前記フライホイール蓄電装置に電力を蓄電させる第2運転とを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフライホイール蓄電システム。
  4. 前記制御装置は、前記フライホイール蓄電装置に前記第1運転をさせる場合には、運転状態にあるフライホイール蓄電装置から出力される電力の和が一定になるように制御し、
    前記フライホイール蓄電装置に前記第2運転をさせる場合には、運転状態にあるフライホイール蓄電装置に入力される電力の和が一定になるように制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のフライホイール蓄電システム。
  5. 前記フライホイール蓄電装置は、フライホイールの回転数を検出する検出器をそれぞれ備えており、
    前記制御装置は、前記一のフライホイール蓄電装置に設けられた検出器の検出結果に基づいて前記一のフライホイール蓄電装置の充電状態を求め、当該充電状態に応じて前記他のフライホイール蓄電装置の1つの運転を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のフライホイール蓄電システム。
  6. 前記複数のフライホイール蓄電装置が並列接続される補助系統と、
    前記制御装置の制御の下で、系統負荷に対して前記補助系統からの電力供給を行うか否かを切り替える切替部と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のフライホイール蓄電システム。
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