JP2004229391A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性を確保できる電池パックを少なくとも2個以上設け、これらを切り替えて使用する。
【解決手段】電池ブロックE11の正側端子は、スイッチ回路21を介して端子T1と接続されると共に、ダイオード25のアノードと接続される。ダイオード25のカソードは、スイッチ回路23を介して端子T1と接続される。電池ブロックE11の負側端子は端子T2と接続される。電池ブロックE12の正側端子は、スイッチ回路22を介して端子T1と接続されると共に、ダイオード24のアノードと接続される。ダイオード24のカソードは、スイッチ回路23を介して端子T1と接続される。電池ブロックE12の負側端子は端子T2と接続される。容量検出回路11では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出され、電池ブロックE11およびE12の容量差が基準値以上なったときに、制御信号が切替制御回路26へ供給される。
【選択図】 図3
【解決手段】電池ブロックE11の正側端子は、スイッチ回路21を介して端子T1と接続されると共に、ダイオード25のアノードと接続される。ダイオード25のカソードは、スイッチ回路23を介して端子T1と接続される。電池ブロックE11の負側端子は端子T2と接続される。電池ブロックE12の正側端子は、スイッチ回路22を介して端子T1と接続されると共に、ダイオード24のアノードと接続される。ダイオード24のカソードは、スイッチ回路23を介して端子T1と接続される。電池ブロックE12の負側端子は端子T2と接続される。容量検出回路11では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出され、電池ブロックE11およびE12の容量差が基準値以上なったときに、制御信号が切替制御回路26へ供給される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の二次電池を直列並列に組み合わせて大容量を構成する電池パックおよび電池パックの保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の二次電池が直列並列に接続された電池パックは、纏めて充放電していた。例えば、図16に示す電池パックには、4個の二次電池を直列並列にした電池ブロック81が用いられ、端子83および84を介して二次電池の充放電が行われている。この電池ブロック81の安全性を保つ保護回路としてスイッチ回路82が電池ブロック81と端子82との間に設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−322512号公報
また、この特許文献1には、複数の単セル電池の電極が互いに非接触状態となるように構成される組電池であって、個々の単セル電池の容量を検出し、個々の単セル電池単位で充電を行うものが記載されております。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図17に示す電池パックのように、多数の電池が接続された電池ブロック88では、例えば1個の電池がショートした場合、その電池に過電流が流れ、安全性の確保が不可能となる問題があった。
【0005】
よって、安全性を確保するために、直列並列に接続できる二次電池の数が決められていた。それに伴い、電池パックの容量の上限も決められていた。
【0006】
従って、この発明の目的は、安全性を確保できる電池パックを少なくとも2個以上設け、これらを切り替えて使用するようにしたことを特徴とする電池パックおよび電池パックの保護装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために請求項1の発明は、複数の二次電池が直列並列に接続された第1および第2の電池ブロックと、第1および第2の電池ブロックの一方の端子が第1および第2のスイッチ手段をそれぞれ介して接続される一方の電池端子と、第1および第2の電池ブロックの他方の端子が接続される他方の電池端子と、充電または放電を行うときに、第1および第2のスイッチ手段を切り替える切替手段と、第1および第2の電池ブロックのそれぞれの電池容量を検出する容量検出手段と、検出された電池容量に応じて切替手段を制御する切替制御手段とを有し、第1および第2のスイッチ手段を切り替えるときに、第1および第2のスイッチ手段の一方がオフとなった所定の時間後、他方がオンとなるようにしたことを特徴とする電池パックである。
【0008】
このようにそれぞれの電池ブロックの電池容量に応じて第1および第2のスイッチ手段を制御することによって、安全性を確保しながら、所望の出力を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用された第1の実施形態の概略的構成を示す。2個の二次電池が直列に接続されている電池ブロックE1およびE2が並列になるように設けられている。電池ブロックE1の正側端子は、スイッチ回路1を介して一方の電池端子T1と接続され、その負側端子は他方の電池端子T2と接続される。電池ブロックE2の正側端子は、スイッチ回路2を介して一方の電池端子T1と接続され、その負側端子は他方の電池端子T2と接続される。このように構成することによって、安全性を確保できる電池ブロック毎に放電動作および充電動作を切り替えて使用することができる。
【0010】
図2を参照して、第1の実施形態を説明する。この図2では、それぞれ4個の二次電池を2直列2並列に接続した電池ブロックE11およびE12が使用されている。電池ブロックE11の正側端子は切替スイッチ回路12を介して電池端子T1と接続され、その負側端子は電池端子T2と接続される。電池ブロックE12の正側端子は切替スイッチ回路12を介して電池端子T1と接続され、その負側端子は電池端子T2と接続される。容量検出回路11では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。検出されたそれぞれの電池容量に応じて適宜切替スイッチ回路12を切り替えるための制御信号が容量検出回路11から切替スイッチ回路12へ供給される。
【0011】
例えば、電池ブロックE11から放電を開始した場合、電池ブロックE12との容量差が基準値以上になったときに、切替スイッチ回路12を切り替えて電池ブロックE12から放電する。このように、放電している電池ブロックと放電していない電池ブロックとの容量差が基準値以上になったときに、切替スイッチ回路12を切り替えて放電する電池ブロックを切り替える。これを繰り返して、電池ブロックE11およびE12は放電する。充電の場合も同様に切替スイッチ回路12を切り替えて、電池ブロックE11およびE12を充電する。
【0012】
図3を参照して、この発明の第2の実施形態を説明する。電池ブロックE11の正側端子は、スイッチ回路21を介して電池端子T1と接続されると共に、ダイオード25のアノードと接続される。ダイオード25のカソードは、スイッチ回路23を介して電池端子T1と接続される。電池ブロックE11の負側端子は電池端子T2と接続される。
【0013】
電池ブロックE12の正側端子は、スイッチ回路22を介して電池端子T1と接続されると共に、ダイオード24のアノードと接続される。ダイオード24のカソードは、スイッチ回路23を介して電池端子T1と接続される。電池ブロックE12の負側端子は電池端子T2と接続される。
【0014】
容量検出回路11では、上述した電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出され、電池ブロックE11およびE12の容量差が基準値以上なったときに、制御信号が切替制御回路26へ供給される。
【0015】
放電時の一例として、図4に示すようにスイッチ回路21、22、および23がオンとなるように切替信号が切替制御回路26から出力される。図4中参照符号27で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路21がオンとなり、参照符号28で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路22がオンとなり、参照符号29で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路23がオンとなる。
【0016】
このように、スイッチ回路21および22が同時にオンとならないように、スイッチ回路21および22並びに23は制御される。これは、電池ブロックE11の電圧と電池ブロックE12の電圧との関係が、例えば
E11 < E12
となるときに、図5に示すように、スイッチ回路21および22が同時にオンになると、電池ブロックE11およびE12が接続される。このとき、電池ブロックE11の内部抵抗が100mΩ程度小さくなるため、電池ブロックE12からE11へ過電流が流れる。
【0017】
従って、スイッチ回路21および22が同時にオンとなると、電池ブロックE11および12が接続され、電池ブロックE11の安全性が確保できなくなる。そこで、この第1の実施形態では、スイッチ回路21および22が同時にオンにならないように制御している。そして、放電時には、放電が途切れることなく、継続して行われるように、スイッチ回路21および22のオンとなる期間に重なるようにスイッチ回路23がオンとなる。
【0018】
図6を参照して、この発明の第3の実施形態を説明する。容量検出回路11において、検出される電池ブロックE11およびE12の電池容量が基準値以下であって、且つ同じ容量の場合、スイッチ回路21および22がオンとなるように、切替制御回路26から制御信号が出力され、電池ブロックE11およびE12の放電または充電を同時に行うようにしても良い。
【0019】
例えば、図7に示すように、電池ブロックE11およびE12の電圧が基準線33となるときには、スイッチ回路21および22をオンさせて、電池ブロックE11およびE12の充電が同時に行われるようにしても良い。また、電池ブロックE11およびE12の電圧が基準線34となるときには、スイッチ回路21および22をオンさせて、電池ブロックE11およびE12の放電が同時に行われるようにしても良い。
【0020】
この図7の特性図には、充電特性が参照符号31で示され、放電特性が参照符号32で示され、充電時にスイッチ回路21および22をオンさせて、同時に充電するときの基準線が参照符号33で示され、放電時にスイッチ回路21および22をオンさせて、同時に放電するときの基準線が参照符号34で示される。
【0021】
また、電池ブロックE11およびE12の充電または放電を同時に行うときの基準値を電池ブロックE11およびE12の電池容量の半分とするようにしても良い。
【0022】
さらに、充電時において、略々満充電に近い状態、例えば80%〜90%以上になった場合、スイッチ回路21および22をオンさせて電池ブロックE11およびE12を基準電圧の定電圧、例えば4.2Vで同時に充電するようにしても良い。なお、充電容量は、充電電流または充電停止後の電池電圧を検出することによって判断することができる。
【0023】
ここで、二次電池の一例の特性を図8に示す。この図8の特性図には、充電電圧特性が参照符号36で示され、充電電流特性が参照符号37で示され、電池ブロックE11およびE12の充電容量の80%〜85%前後を示す基準線が参照符号38で示される。
【0024】
このような特性の二次電池は、その電池容量の基準線38の前後の容量までは安全に充電することができる。例えば、充電時において、電池容量が小さい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていても電池容量の差が小さいから安全性に問題が生じることはない。従って、充電時であれば、複数の二次電池を直列並列に接続して充電しても電池容量の基準線38の前後の容量までであれば安全である。
【0025】
また、放電時であれば、複数の二次電池を直列並列に接続して放電しても電池容量の基準線38の前後の容量までであれば安全である。例えば、放電時において、電池容量が小さい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていると過放電および過充電などの動作が発生しやすくなるが、電池容量が大きい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていても過放電および過充電などの動作の発生することが少ない。
【0026】
そして、この制御を実現する、この発明の第4の実施形態を図9に示すブロック図を参照して説明する。抵抗41は、上述したように、電池ブロックE11およびE12の充電容量を検出するために使用される。容量検出回路11で検出された結果に応じて制御信号が切替制御回路26に供給される。切替制御回路26では、供給された制御信号に応じてスイッチ回路21および22に切替信号が出力されると共に、制御回路42に信号が供給される。制御回路42では、供給された信号から充電時であって、略々満充電に近い状態であると判断されると、定電圧回路43へ制御信号が供給される。定電圧回路43では、電池ブロックE11およびE12に対して充電電圧として定電圧が供給される。この充電時には、スイッチ回路21および22は図9中に示す通りオンとなる。
【0027】
次に、図10を参照して、この発明の第5の実施形態を説明する。この第5の実施形態では、電池ブロックE11およびE12の保護とそれらの容量の検出とを有する。保護検出/切替検出回路46では、電池ブロックE11およびE12から直接、または抵抗41を使用して検出される電流から電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。これらの検出結果に応じて保護検出/切替検出回路46では、切替制御回路26へ制御信号が供給される。切替制御回路26では、供給された制御信号に応じてスイッチ回路21および22を制御する切替信号が供給される。
【0028】
この第5の実施形態の保護検出/切替検出回路46では、一例として図11に示すような制御が行われる。ステップS1では、電池ブロックE11およびE12を保護するための判断となるデータが検出される。例えば、過充電電圧の検出、過放電電圧の検出、および/または過電流の検出が行われる。ステップS2では、検出結果に基づいて電池ブロックE11および/またはE12を保護する制御が行われる。ステップS3では、スイッチ回路21および/または22をオフとする切替信号が出力される。
【0029】
このように保護検出/切替検出回路46では、電池ブロックE11およびE12の電圧電流の検出制御と充放電動作と、スイッチ回路21および22を切り替えるための検出とを同時に検出することができる。
【0030】
また、上述した第1〜第4の実施形態の保護制御の一例を説明する。第1の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量の差が基準値以上になった否かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量の差が基準値以上であると判断されたときに、切替スイッチ回路12を切り替えるための切替信号が出力される。
【0031】
第2の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量の差が基準値以上になった否かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量の差が基準値以上であると判断されたときに、スイッチ回路21、22、および23を切り替える切替信号が出力される。このとき、上述したように電池ブロックE11およびE12が接続されないように、スイッチ回路21、22、および23のオン/オフが制御される。
【0032】
第3の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量が基準値以下、且つ略々同一かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量が基準値以下、且つ略々同一と判断されると、スイッチ回路21および22をオンとするための切替信号が出力される。
【0033】
第4の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、充電容量が80%以上になったか否かが判断される。ステップS8では、充電容量が80%以上であると判断されると、スイッチ回路21および22をオンとするための切替信号が出力される。
【0034】
図12を参照して、この発明の第6の実施形態を説明する。この第6の実施形態は、電磁型スイッチを使用した一例であり、さらにそれぞれ6個の二次電池を2並列3直列に配置した電池ブロックE21およびE22を用いたものを示している。
【0035】
電池ブロックE21は、二次電池E211、E212、E213、E214、E215、およびE216から構成される。二次電池E211、E212、およびE213は、直列に接続される。二次電池E214、E215、およびE216は、直列に接続される。二次電池E211およびE214は、並列に接続され、二次電池E212およびE215は、並列に接続され、二次電池E213およびE216は、並列に接続される。
【0036】
電池ブロックE22は、二次電池E221、E222、E223、E224、E225、およびE226から構成される。二次電池E221、E222、およびE223は、直列に接続される。二次電池E224、E225、およびE226は、直列に接続される。二次電池E221およびE224は、並列に接続され、二次電池E222およびE225は、並列に接続され、二次電池E223およびE226は、並列に接続される。
【0037】
二次電池E211およびE221の正側端子の間に、スイッチSW11およびSW21が接続される。二次電池E212およびE222の正側端子の間に、スイッチSW12およびSW22が接続される。二次電池E213およびE223の正側端子の間に、スイッチSW13およびSW23が接続される。
【0038】
このスイッチSW11、SW12、およびSW13は、コイルL1によってオン/オフが制御される。スイッチSW21、SW22、およびSW23は、コイルL2によってオン/オフが制御される。このコイルL1およびL2は、切替制御回路26と接続される。なお、スイッチSW11およびSW21の間から電池端子T1が導出される。
【0039】
このように、電磁型スイッチを使用すると、1度に多くのスイッチを駆動させることができる。電池ブロックE21およびE22が充電時または放電時に使用したとき、電池の中点の接続は、スイッチSW1およびSW2がオンした場合に接続する。
【0040】
次に、図13を参照して、この第6の実施形態において、充電・放電完了または電池ブロックE21およびE22を使用していないときに、電池ブロックE21およびE22の電池容量をバランスさせる一例を説明する。この図13では、電池ブロックE21およびE22は、電池パック51に含まれている。
【0041】
充電放電完了検出回路52では、保護検出/切替検出回路46から供給される信号に基づいて、充電および放電が完了したことが検出される。充電および放電が完了したことが検出されると、完了信号が切替制御回路26へ供給される。
【0042】
使用有無検出回路53では、端子T3を介して、電池パック51からの電圧・電流が使用されているか否かが検出される。使用されていないと検出されると、使用無信号が切替制御回路26へ供給される。
【0043】
切替制御回路26では、完了信号および使用無信号が供給されると、電池パック51に含まれる二次電池の電池容量をバランスさせるために、コイルL1および/またはL2を制御し、スイッチSW11、SW12、SW13、および/またはSW21、SW22、SW23が制御される。
【0044】
このときの制御の一例を図14のフローチャートを参照して説明する。ステップS11では、例えば電子機器などが接続され、電池パック51が放電される。ステップS12では、充電放電完了検出回路52において放電完了が検出される。ステップS13では、検出結果に基づいて放電完了が検出されたか否かが判断される。放電完了が検出されたと判断されると、ステップS14へ制御が移り、放電完了が検出されなかったと判断されると、ステップS12へ制御が移る。
【0045】
ステップS21では、電池パック51が充電される。ステップS22では、充電放電完了検出回路52において充電完了が検出される。ステップS23では、検出結果に基づいて充電完了が検出されたか否かが判断される。充電完了が検出されたと判断されると、ステップS14へ制御が移り、充電完了が検出されなかったと判断されると、ステップS22へ制御が移る。
【0046】
ステップS31では、電池パック51が充電または放電される。ステップS32では、使用有無検出回路53において、電池パック51が充電または放電で使用されているか否かが検出される。ステップS33では、検出結果に基づいて使用の有無が判断される。使用されていないと判断されると、ステップS14へ制御が移り、使用されていると判断されると、ステップS32へ制御が移る。
【0047】
ステップS14では、充電および放電が完了し、且つ電池パック51が使用されていないと判断されると、切替制御回路26によって、コイルL1および/またはL2L2が制御され、スイッチSW11、SW12、SW13、および/またはSW21、SW22、SW23が制御される。
【0048】
この実施形態では、電池ブロックを2個としているが、これは単なる一例であり、3個以上の電池ブロックに対しても適用することは可能である。
【0049】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0050】
【発明の効果】
この発明に依れば、スイッチを設けることによって、複数の二次電池を直列並列に接続して、所望の電力を出力することができる。
【0051】
この発明に依れば、二次電池の電圧電流特性から電池容量の85%前後の容量までは安全に充電および放電することができるので、複数の二次電池を直列並列に接続して充電および放電しても安全性を保持することができ、さらに充電時間を短くすることができ、放電時も安定した電力を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の概略的な構成について説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための略線図である。
【図5】この発明の第2の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するためのブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための特性図である。
【図8】この発明の第4の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための特性図である。
【図9】この発明の第4の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図10】この発明の第5の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図11】この発明の第1〜第5の実施形態の制御について説明するためのフローチャートである。
【図12】この発明の第6の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図13】この発明の第6の実施形態の他の例について説明するためのブロック図である。
【図14】この発明の第6の実施形態の制御にについて説明するためのフローチャートである。
【図15】従来の構成について説明するためのブロック図である。
【図16】従来の構成について説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
E11、E12・・・電池ブロック、T1、T2・・・端子、11・・・容量検出回路、21、22、23・・・スイッチ回路、24、25・・・ダイオード、26・・・切替制御回路
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の二次電池を直列並列に組み合わせて大容量を構成する電池パックおよび電池パックの保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の二次電池が直列並列に接続された電池パックは、纏めて充放電していた。例えば、図16に示す電池パックには、4個の二次電池を直列並列にした電池ブロック81が用いられ、端子83および84を介して二次電池の充放電が行われている。この電池ブロック81の安全性を保つ保護回路としてスイッチ回路82が電池ブロック81と端子82との間に設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−322512号公報
また、この特許文献1には、複数の単セル電池の電極が互いに非接触状態となるように構成される組電池であって、個々の単セル電池の容量を検出し、個々の単セル電池単位で充電を行うものが記載されております。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図17に示す電池パックのように、多数の電池が接続された電池ブロック88では、例えば1個の電池がショートした場合、その電池に過電流が流れ、安全性の確保が不可能となる問題があった。
【0005】
よって、安全性を確保するために、直列並列に接続できる二次電池の数が決められていた。それに伴い、電池パックの容量の上限も決められていた。
【0006】
従って、この発明の目的は、安全性を確保できる電池パックを少なくとも2個以上設け、これらを切り替えて使用するようにしたことを特徴とする電池パックおよび電池パックの保護装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために請求項1の発明は、複数の二次電池が直列並列に接続された第1および第2の電池ブロックと、第1および第2の電池ブロックの一方の端子が第1および第2のスイッチ手段をそれぞれ介して接続される一方の電池端子と、第1および第2の電池ブロックの他方の端子が接続される他方の電池端子と、充電または放電を行うときに、第1および第2のスイッチ手段を切り替える切替手段と、第1および第2の電池ブロックのそれぞれの電池容量を検出する容量検出手段と、検出された電池容量に応じて切替手段を制御する切替制御手段とを有し、第1および第2のスイッチ手段を切り替えるときに、第1および第2のスイッチ手段の一方がオフとなった所定の時間後、他方がオンとなるようにしたことを特徴とする電池パックである。
【0008】
このようにそれぞれの電池ブロックの電池容量に応じて第1および第2のスイッチ手段を制御することによって、安全性を確保しながら、所望の出力を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用された第1の実施形態の概略的構成を示す。2個の二次電池が直列に接続されている電池ブロックE1およびE2が並列になるように設けられている。電池ブロックE1の正側端子は、スイッチ回路1を介して一方の電池端子T1と接続され、その負側端子は他方の電池端子T2と接続される。電池ブロックE2の正側端子は、スイッチ回路2を介して一方の電池端子T1と接続され、その負側端子は他方の電池端子T2と接続される。このように構成することによって、安全性を確保できる電池ブロック毎に放電動作および充電動作を切り替えて使用することができる。
【0010】
図2を参照して、第1の実施形態を説明する。この図2では、それぞれ4個の二次電池を2直列2並列に接続した電池ブロックE11およびE12が使用されている。電池ブロックE11の正側端子は切替スイッチ回路12を介して電池端子T1と接続され、その負側端子は電池端子T2と接続される。電池ブロックE12の正側端子は切替スイッチ回路12を介して電池端子T1と接続され、その負側端子は電池端子T2と接続される。容量検出回路11では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。検出されたそれぞれの電池容量に応じて適宜切替スイッチ回路12を切り替えるための制御信号が容量検出回路11から切替スイッチ回路12へ供給される。
【0011】
例えば、電池ブロックE11から放電を開始した場合、電池ブロックE12との容量差が基準値以上になったときに、切替スイッチ回路12を切り替えて電池ブロックE12から放電する。このように、放電している電池ブロックと放電していない電池ブロックとの容量差が基準値以上になったときに、切替スイッチ回路12を切り替えて放電する電池ブロックを切り替える。これを繰り返して、電池ブロックE11およびE12は放電する。充電の場合も同様に切替スイッチ回路12を切り替えて、電池ブロックE11およびE12を充電する。
【0012】
図3を参照して、この発明の第2の実施形態を説明する。電池ブロックE11の正側端子は、スイッチ回路21を介して電池端子T1と接続されると共に、ダイオード25のアノードと接続される。ダイオード25のカソードは、スイッチ回路23を介して電池端子T1と接続される。電池ブロックE11の負側端子は電池端子T2と接続される。
【0013】
電池ブロックE12の正側端子は、スイッチ回路22を介して電池端子T1と接続されると共に、ダイオード24のアノードと接続される。ダイオード24のカソードは、スイッチ回路23を介して電池端子T1と接続される。電池ブロックE12の負側端子は電池端子T2と接続される。
【0014】
容量検出回路11では、上述した電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出され、電池ブロックE11およびE12の容量差が基準値以上なったときに、制御信号が切替制御回路26へ供給される。
【0015】
放電時の一例として、図4に示すようにスイッチ回路21、22、および23がオンとなるように切替信号が切替制御回路26から出力される。図4中参照符号27で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路21がオンとなり、参照符号28で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路22がオンとなり、参照符号29で示す制御信号がハイレベルのとき、スイッチ回路23がオンとなる。
【0016】
このように、スイッチ回路21および22が同時にオンとならないように、スイッチ回路21および22並びに23は制御される。これは、電池ブロックE11の電圧と電池ブロックE12の電圧との関係が、例えば
E11 < E12
となるときに、図5に示すように、スイッチ回路21および22が同時にオンになると、電池ブロックE11およびE12が接続される。このとき、電池ブロックE11の内部抵抗が100mΩ程度小さくなるため、電池ブロックE12からE11へ過電流が流れる。
【0017】
従って、スイッチ回路21および22が同時にオンとなると、電池ブロックE11および12が接続され、電池ブロックE11の安全性が確保できなくなる。そこで、この第1の実施形態では、スイッチ回路21および22が同時にオンにならないように制御している。そして、放電時には、放電が途切れることなく、継続して行われるように、スイッチ回路21および22のオンとなる期間に重なるようにスイッチ回路23がオンとなる。
【0018】
図6を参照して、この発明の第3の実施形態を説明する。容量検出回路11において、検出される電池ブロックE11およびE12の電池容量が基準値以下であって、且つ同じ容量の場合、スイッチ回路21および22がオンとなるように、切替制御回路26から制御信号が出力され、電池ブロックE11およびE12の放電または充電を同時に行うようにしても良い。
【0019】
例えば、図7に示すように、電池ブロックE11およびE12の電圧が基準線33となるときには、スイッチ回路21および22をオンさせて、電池ブロックE11およびE12の充電が同時に行われるようにしても良い。また、電池ブロックE11およびE12の電圧が基準線34となるときには、スイッチ回路21および22をオンさせて、電池ブロックE11およびE12の放電が同時に行われるようにしても良い。
【0020】
この図7の特性図には、充電特性が参照符号31で示され、放電特性が参照符号32で示され、充電時にスイッチ回路21および22をオンさせて、同時に充電するときの基準線が参照符号33で示され、放電時にスイッチ回路21および22をオンさせて、同時に放電するときの基準線が参照符号34で示される。
【0021】
また、電池ブロックE11およびE12の充電または放電を同時に行うときの基準値を電池ブロックE11およびE12の電池容量の半分とするようにしても良い。
【0022】
さらに、充電時において、略々満充電に近い状態、例えば80%〜90%以上になった場合、スイッチ回路21および22をオンさせて電池ブロックE11およびE12を基準電圧の定電圧、例えば4.2Vで同時に充電するようにしても良い。なお、充電容量は、充電電流または充電停止後の電池電圧を検出することによって判断することができる。
【0023】
ここで、二次電池の一例の特性を図8に示す。この図8の特性図には、充電電圧特性が参照符号36で示され、充電電流特性が参照符号37で示され、電池ブロックE11およびE12の充電容量の80%〜85%前後を示す基準線が参照符号38で示される。
【0024】
このような特性の二次電池は、その電池容量の基準線38の前後の容量までは安全に充電することができる。例えば、充電時において、電池容量が小さい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていても電池容量の差が小さいから安全性に問題が生じることはない。従って、充電時であれば、複数の二次電池を直列並列に接続して充電しても電池容量の基準線38の前後の容量までであれば安全である。
【0025】
また、放電時であれば、複数の二次電池を直列並列に接続して放電しても電池容量の基準線38の前後の容量までであれば安全である。例えば、放電時において、電池容量が小さい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていると過放電および過充電などの動作が発生しやすくなるが、電池容量が大きい場合、それぞれの電池容量のバランスが崩れていても過放電および過充電などの動作の発生することが少ない。
【0026】
そして、この制御を実現する、この発明の第4の実施形態を図9に示すブロック図を参照して説明する。抵抗41は、上述したように、電池ブロックE11およびE12の充電容量を検出するために使用される。容量検出回路11で検出された結果に応じて制御信号が切替制御回路26に供給される。切替制御回路26では、供給された制御信号に応じてスイッチ回路21および22に切替信号が出力されると共に、制御回路42に信号が供給される。制御回路42では、供給された信号から充電時であって、略々満充電に近い状態であると判断されると、定電圧回路43へ制御信号が供給される。定電圧回路43では、電池ブロックE11およびE12に対して充電電圧として定電圧が供給される。この充電時には、スイッチ回路21および22は図9中に示す通りオンとなる。
【0027】
次に、図10を参照して、この発明の第5の実施形態を説明する。この第5の実施形態では、電池ブロックE11およびE12の保護とそれらの容量の検出とを有する。保護検出/切替検出回路46では、電池ブロックE11およびE12から直接、または抵抗41を使用して検出される電流から電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。これらの検出結果に応じて保護検出/切替検出回路46では、切替制御回路26へ制御信号が供給される。切替制御回路26では、供給された制御信号に応じてスイッチ回路21および22を制御する切替信号が供給される。
【0028】
この第5の実施形態の保護検出/切替検出回路46では、一例として図11に示すような制御が行われる。ステップS1では、電池ブロックE11およびE12を保護するための判断となるデータが検出される。例えば、過充電電圧の検出、過放電電圧の検出、および/または過電流の検出が行われる。ステップS2では、検出結果に基づいて電池ブロックE11および/またはE12を保護する制御が行われる。ステップS3では、スイッチ回路21および/または22をオフとする切替信号が出力される。
【0029】
このように保護検出/切替検出回路46では、電池ブロックE11およびE12の電圧電流の検出制御と充放電動作と、スイッチ回路21および22を切り替えるための検出とを同時に検出することができる。
【0030】
また、上述した第1〜第4の実施形態の保護制御の一例を説明する。第1の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量の差が基準値以上になった否かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量の差が基準値以上であると判断されたときに、切替スイッチ回路12を切り替えるための切替信号が出力される。
【0031】
第2の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量の差が基準値以上になった否かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量の差が基準値以上であると判断されたときに、スイッチ回路21、22、および23を切り替える切替信号が出力される。このとき、上述したように電池ブロックE11およびE12が接続されないように、スイッチ回路21、22、および23のオン/オフが制御される。
【0032】
第3の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、それぞれの電池容量が基準値以下、且つ略々同一かが判断される。ステップS8では、それぞれの電池容量が基準値以下、且つ略々同一と判断されると、スイッチ回路21および22をオンとするための切替信号が出力される。
【0033】
第4の実施形態において、ステップS6では、電池ブロックE11およびE12の電池容量が検出される。ステップS7では、充電容量が80%以上になったか否かが判断される。ステップS8では、充電容量が80%以上であると判断されると、スイッチ回路21および22をオンとするための切替信号が出力される。
【0034】
図12を参照して、この発明の第6の実施形態を説明する。この第6の実施形態は、電磁型スイッチを使用した一例であり、さらにそれぞれ6個の二次電池を2並列3直列に配置した電池ブロックE21およびE22を用いたものを示している。
【0035】
電池ブロックE21は、二次電池E211、E212、E213、E214、E215、およびE216から構成される。二次電池E211、E212、およびE213は、直列に接続される。二次電池E214、E215、およびE216は、直列に接続される。二次電池E211およびE214は、並列に接続され、二次電池E212およびE215は、並列に接続され、二次電池E213およびE216は、並列に接続される。
【0036】
電池ブロックE22は、二次電池E221、E222、E223、E224、E225、およびE226から構成される。二次電池E221、E222、およびE223は、直列に接続される。二次電池E224、E225、およびE226は、直列に接続される。二次電池E221およびE224は、並列に接続され、二次電池E222およびE225は、並列に接続され、二次電池E223およびE226は、並列に接続される。
【0037】
二次電池E211およびE221の正側端子の間に、スイッチSW11およびSW21が接続される。二次電池E212およびE222の正側端子の間に、スイッチSW12およびSW22が接続される。二次電池E213およびE223の正側端子の間に、スイッチSW13およびSW23が接続される。
【0038】
このスイッチSW11、SW12、およびSW13は、コイルL1によってオン/オフが制御される。スイッチSW21、SW22、およびSW23は、コイルL2によってオン/オフが制御される。このコイルL1およびL2は、切替制御回路26と接続される。なお、スイッチSW11およびSW21の間から電池端子T1が導出される。
【0039】
このように、電磁型スイッチを使用すると、1度に多くのスイッチを駆動させることができる。電池ブロックE21およびE22が充電時または放電時に使用したとき、電池の中点の接続は、スイッチSW1およびSW2がオンした場合に接続する。
【0040】
次に、図13を参照して、この第6の実施形態において、充電・放電完了または電池ブロックE21およびE22を使用していないときに、電池ブロックE21およびE22の電池容量をバランスさせる一例を説明する。この図13では、電池ブロックE21およびE22は、電池パック51に含まれている。
【0041】
充電放電完了検出回路52では、保護検出/切替検出回路46から供給される信号に基づいて、充電および放電が完了したことが検出される。充電および放電が完了したことが検出されると、完了信号が切替制御回路26へ供給される。
【0042】
使用有無検出回路53では、端子T3を介して、電池パック51からの電圧・電流が使用されているか否かが検出される。使用されていないと検出されると、使用無信号が切替制御回路26へ供給される。
【0043】
切替制御回路26では、完了信号および使用無信号が供給されると、電池パック51に含まれる二次電池の電池容量をバランスさせるために、コイルL1および/またはL2を制御し、スイッチSW11、SW12、SW13、および/またはSW21、SW22、SW23が制御される。
【0044】
このときの制御の一例を図14のフローチャートを参照して説明する。ステップS11では、例えば電子機器などが接続され、電池パック51が放電される。ステップS12では、充電放電完了検出回路52において放電完了が検出される。ステップS13では、検出結果に基づいて放電完了が検出されたか否かが判断される。放電完了が検出されたと判断されると、ステップS14へ制御が移り、放電完了が検出されなかったと判断されると、ステップS12へ制御が移る。
【0045】
ステップS21では、電池パック51が充電される。ステップS22では、充電放電完了検出回路52において充電完了が検出される。ステップS23では、検出結果に基づいて充電完了が検出されたか否かが判断される。充電完了が検出されたと判断されると、ステップS14へ制御が移り、充電完了が検出されなかったと判断されると、ステップS22へ制御が移る。
【0046】
ステップS31では、電池パック51が充電または放電される。ステップS32では、使用有無検出回路53において、電池パック51が充電または放電で使用されているか否かが検出される。ステップS33では、検出結果に基づいて使用の有無が判断される。使用されていないと判断されると、ステップS14へ制御が移り、使用されていると判断されると、ステップS32へ制御が移る。
【0047】
ステップS14では、充電および放電が完了し、且つ電池パック51が使用されていないと判断されると、切替制御回路26によって、コイルL1および/またはL2L2が制御され、スイッチSW11、SW12、SW13、および/またはSW21、SW22、SW23が制御される。
【0048】
この実施形態では、電池ブロックを2個としているが、これは単なる一例であり、3個以上の電池ブロックに対しても適用することは可能である。
【0049】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0050】
【発明の効果】
この発明に依れば、スイッチを設けることによって、複数の二次電池を直列並列に接続して、所望の電力を出力することができる。
【0051】
この発明に依れば、二次電池の電圧電流特性から電池容量の85%前後の容量までは安全に充電および放電することができるので、複数の二次電池を直列並列に接続して充電および放電しても安全性を保持することができ、さらに充電時間を短くすることができ、放電時も安定した電力を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の概略的な構成について説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための略線図である。
【図5】この発明の第2の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するためのブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための特性図である。
【図8】この発明の第4の実施形態のスイッチ回路の制御について説明するための特性図である。
【図9】この発明の第4の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図10】この発明の第5の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図11】この発明の第1〜第5の実施形態の制御について説明するためのフローチャートである。
【図12】この発明の第6の実施形態について説明するためのブロック図である。
【図13】この発明の第6の実施形態の他の例について説明するためのブロック図である。
【図14】この発明の第6の実施形態の制御にについて説明するためのフローチャートである。
【図15】従来の構成について説明するためのブロック図である。
【図16】従来の構成について説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
E11、E12・・・電池ブロック、T1、T2・・・端子、11・・・容量検出回路、21、22、23・・・スイッチ回路、24、25・・・ダイオード、26・・・切替制御回路
Claims (3)
- 複数の二次電池が直列並列に接続された第1および第2の電池ブロックと、
上記第1および第2の電池ブロックの一方の端子が第1および第2のスイッチ手段をそれぞれ介して接続される一方の電池端子と、
上記第1および第2の電池ブロックの他方の端子が接続される他方の電池端子と、
充電または放電を行うときに、上記第1および第2のスイッチ手段を切り替える切替手段と、
上記第1および第2の電池ブロックのそれぞれの電池容量を検出する容量検出手段と、
上記検出された電池容量に応じて上記切替手段を制御する切替制御手段とを有し、
上記第1および第2のスイッチ手段を切り替えるときに、上記第1および第2のスイッチ手段の一方がオフとなった所定の時間後、他方がオンとなるようにしたことを特徴とする電池パック。 - 上記第1および第2の電池ブロックのそれぞれの電池容量の差が所定値以上になったときに、上記第1および第2のスイッチ手段を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
- 上記第1および第2の電池ブロックのそれぞれの電池容量が基準値以下であり、且つ略々同じ場合、充電および放電を同時に行うように、上記第1および第2のスイッチ手段を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
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