JP2014114107A - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】突入電流の発生を抑制することができるエレベータ制御装置を提供する。
【解決手段】エレベータ制御装置1−1は、エレベータ100の制御電源21に対して商用電源1と共通の回路18を介して接続されたバッテリ12と、バッテリの充放電を制御する制御回路11とを備え、制御回路は、バッテリから制御電源に対する電力の供給を開始するときに、制御電源に対して矩形状の電圧を出力し、かつ制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータ制御装置1−1は、エレベータ100の制御電源21に対して商用電源1と共通の回路18を介して接続されたバッテリ12と、バッテリの充放電を制御する制御回路11とを備え、制御回路は、バッテリから制御電源に対する電力の供給を開始するときに、制御電源に対して矩形状の電圧を出力し、かつ制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータ制御装置に関する。
従来、バッテリを備えたエレベータがある。
商用電源からバッテリに電源を切り替える場合に突入電流が発生する可能性がある。突入電流の発生を抑制できることが望ましい。
本発明の目的は、突入電流の発生を抑制することができるエレベータ制御装置を提供することである。
実施形態のエレベータ制御装置は、エレベータの制御電源に対して商用電源と共通の回路を介して接続されたバッテリと、バッテリの充放電を制御する制御回路とを持つ。制御回路は、バッテリから制御電源に対する電力の供給を開始するときに、制御電源に対して矩形状の電圧を出力し、かつ制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる。
以下に、実施形態に係るエレベータ制御装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、エレベータ制御装置に関する。図1は、実施形態に係るエレベータ装置の概略構成図、図2は、実施形態に係る運転モードの説明図、図3は、実施形態における制御電源に対する出力電圧の一例を示す図、図4は、実施形態における制御電源に対する出力電圧の他の例を示す図である。
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、エレベータ制御装置に関する。図1は、実施形態に係るエレベータ装置の概略構成図、図2は、実施形態に係る運転モードの説明図、図3は、実施形態における制御電源に対する出力電圧の一例を示す図、図4は、実施形態における制御電源に対する出力電圧の他の例を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係るエレベータ装置100は、コンバータ装置2、平滑コンデンサ3、インバータ装置4、巻上機5、ロープ7、乗りかご8、カウンタウエイト9、バッテリユニット10、制御ユニット20および制御電源トランス22を含んで構成されている。
また、実施形態に係るエレベータ制御装置1−1は、バッテリユニット10と、制御ユニット20と、制御電源トランス22とを含んで構成されている。
商用電源1は、三相交流電流を供給する電源である。商用電源1は、三相交流電流をコンバータ装置2に供給する。コンバータ装置2は、商用電源1から供給される交流を整流する変換装置である。コンバータ装置2は、スイッチング素子、ダイオードモジュール等のコンバータ素子を有しており、交流を直流に変換する。
平滑コンデンサ3は、コンバータ装置2とインバータ装置4との間の回路に配置され、コンバータ装置2で変換された直流を整流する。
インバータ装置4は、スイッチング素子、ダイオード等で構成され、コンバータ装置2から出力され、平滑コンデンサ3で平滑された直流をスイッチング素子によりスイッチングさせて交流に変換し、変換した交流を巻上機5のモータ(電動機)6に供給する。インバータ装置4は、スイッチング素子を制御することで、巻上機5のモータ6に供給する交流の周波数等を制御する。コンバータ装置2と、インバータ装置4と、平滑コンデンサ3とは直列に配置された回路である。
制御ユニット20は、エレベータ装置100を制御する。制御ユニット20は、コンバータ装置2およびインバータ装置4と電気的に接続されており、コンバータ装置2およびインバータ装置4を制御する。制御ユニット20は、制御電源21を有する。本実施形態の制御電源21は、以下に説明するように、商用電源1あるいはバッテリ12の少なくともいずれか一方から電力の供給を受けることができる。
制御電源21と商用電源1とは、回路17、コンタクタ16、回路18および制御電源トランス22を介して接続されている。回路17は、商用電源1とコンタクタ16とを接続する。回路18は、コンタクタ16と制御電源トランス22とを接続する。コンタクタ16は、商用電源1と制御電源トランス22とを断接するスイッチ装置である。制御電源トランス22は、商用電源1側の電圧(例えば、200V)を制御電源21用の電圧(例えば、24V)に降圧して出力する。商用電源1から制御電源トランス22には、三相正弦波が入力される。また、通常時は商用電源1の三相交流電圧がバッテリ12に入力され、停電時はバッテリ12から二相の矩形波が出力される。
バッテリユニット10は、充放電制御回路11と、バッテリ12と、コンタクタ13,14,15とを含んで構成されている。バッテリ12は、充放電可能な蓄電装置である。充放電制御回路11は、制御ユニット20と電気的に接続されており、制御ユニット20と協調してバッテリ12の充放電を制御する。また、充放電制御回路11は、各コンタクタ13,14,15の開閉制御を行う。充放電制御回路11は、コンタクタ13を介して回路17と接続されている。コンタクタ13は、充放電制御回路11と商用電源1とを断接するスイッチ装置である。また、充放電制御回路11は、コンタクタ14を介して回路18と接続されている。本実施形態では、充放電制御回路11は、制御電源トランス22の入力タップに接続されている。コンタクタ14は、充放電制御回路11と制御電源21とを断接するスイッチ装置である。コンタクタ15は、平滑コンデンサ3とインバータ装置4との間の回路(主回路)19と、バッテリ12とを断接するスイッチ装置である。
制御ユニット20は、商用電源1から受電可能な場合、コンタクタ16を閉じ、商用電源1と制御電源21とを接続する。これにより、制御電源21は、商用電源1から電力の供給を受けて作動する。制御ユニット20は、商用電源1から制御電源21に電力の供給を受けるときに、更に、電力アシスト用としてバッテリ12から制御電源21に電力を出力させることができる。この場合、制御ユニット20は、充放電制御回路11に対して、バッテリ12から制御電源21に対する電力供給指令を行う。電力供給指令を受けた充放電制御回路11は、コンタクタ14を閉じる。これにより、バッテリ12は、充放電制御回路11と、コンタクタ14と、回路18と、制御電源トランス22を介して制御電源21と接続される。充放電制御回路11は、バッテリ12からの出力を目標の電圧および電流値に調整して回路18に出力する。
次に、本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1が有する2つの運転モードについて説明する。エレベータ制御装置1−1は、第1運転モードおよび第2運転モードの2つの運転モードを選択的に実行することができる。
図2において、充電および放電は、それぞれバッテリ12の充電および放電を示す。また、各欄の○印は、バッテリ12の充電あるいは放電を実行可能であることを示す。第1運転モードおよび第2運転モードは、それぞれ商用電源1から受電する買電時と商用電源1の停電時で動作が異なる。
(買電時の第1運転モードの動作)
買電時の第1運転モードでは、コンタクタ13,16が閉じられる。第1運転モードは、モータ6による回生電力を蓄電しない運転モードである。乗りかご8とカウンタウェイト9のうち重い方が降下する回生方向の運転時に、モータ6は発電機として機能して回生発電を行うことができる。第1運転モードでは、モータ6による回生電力はバッテリ12に蓄電されない。第1運転モードでは、買電時にバッテリ12に対する充電を行う場合、商用電源1から買電する電力によってバッテリ12が充電される。また、第1運転モードでは、買電時にはバッテリ12をモータ6の動力源として使用しない。制御ユニット20は、買電時の第1運転モードでは、充放電制御回路11に指令してコンタクタ15を開放する。これにより、モータ6の駆動回路からバッテリ12が切り離され、モータ6は商用電源1からの電力によって回転駆動される。制御ユニット20は、インバータ装置4によって巻上機5のモータ6に供給する電流値を制御し、モータ6を回転駆動させて乗りかご8を昇降させる。
買電時の第1運転モードでは、コンタクタ13,16が閉じられる。第1運転モードは、モータ6による回生電力を蓄電しない運転モードである。乗りかご8とカウンタウェイト9のうち重い方が降下する回生方向の運転時に、モータ6は発電機として機能して回生発電を行うことができる。第1運転モードでは、モータ6による回生電力はバッテリ12に蓄電されない。第1運転モードでは、買電時にバッテリ12に対する充電を行う場合、商用電源1から買電する電力によってバッテリ12が充電される。また、第1運転モードでは、買電時にはバッテリ12をモータ6の動力源として使用しない。制御ユニット20は、買電時の第1運転モードでは、充放電制御回路11に指令してコンタクタ15を開放する。これにより、モータ6の駆動回路からバッテリ12が切り離され、モータ6は商用電源1からの電力によって回転駆動される。制御ユニット20は、インバータ装置4によって巻上機5のモータ6に供給する電流値を制御し、モータ6を回転駆動させて乗りかご8を昇降させる。
(買電時の第2運転モードの動作)
買電時の第2運転モードでは、コンタクタ13,15,16が閉じられる。第2運転モードは、モータ6による回生電力を蓄電する運転モードである。第2運転モードでは、買電時にバッテリ12に対する充電を行う場合、商用電源1から買電する電力およびモータ6の回生による発電電力によってバッテリ12を充電することができる。制御ユニット20は、回生方向の運転時にモータ6に回生発電を行わせる。モータ6の回生によって発電された電力は、バッテリ12に充電される。制御ユニット20は、インバータ装置4に対して回生発電を指令すると共に、充放電制御回路11に対してバッテリ12の充電を指令する。これにより、インバータ装置4はモータ6に回生発電を行わせて制動力を発生させる。充放電制御回路11は、回生発電の電力および商用電源1からの受電電力によってバッテリ12を充電する。
買電時の第2運転モードでは、コンタクタ13,15,16が閉じられる。第2運転モードは、モータ6による回生電力を蓄電する運転モードである。第2運転モードでは、買電時にバッテリ12に対する充電を行う場合、商用電源1から買電する電力およびモータ6の回生による発電電力によってバッテリ12を充電することができる。制御ユニット20は、回生方向の運転時にモータ6に回生発電を行わせる。モータ6の回生によって発電された電力は、バッテリ12に充電される。制御ユニット20は、インバータ装置4に対して回生発電を指令すると共に、充放電制御回路11に対してバッテリ12の充電を指令する。これにより、インバータ装置4はモータ6に回生発電を行わせて制動力を発生させる。充放電制御回路11は、回生発電の電力および商用電源1からの受電電力によってバッテリ12を充電する。
商用電源1の停電時には、制御ユニット20は、商用電源1に代えてバッテリ12から制御電源21に電力の供給を受けて作動する。商用電源1が停電すると、制御ユニット20は、コンタクタ16を開放して制御電源21と商用電源1とを切り離し、コンタクタ13を開放して商用電源1と充放電制御回路11とを切り離す。また、制御ユニット20は、充放電制御回路11に対して、バッテリ12から制御電源21への電力供給を指令する。充放電制御回路11は、コンタクタ14を閉じ、バッテリ12を放電させて制御電源21へ電力を供給する。また、充放電制御回路11は、コンタクタ15を閉じてバッテリ12とインバータ装置4とを接続する。
(停電時の第1運転モードの動作)
第1運転モードの停電時には、モータ6による回生電力はバッテリ12に充電されない。第1運転モードの停電時には、バッテリ12によってモータ6が回転駆動される。モータ6は、停電時には、バッテリ12からインバータ装置4を介して供給される電力によって駆動トルクを発生させ、乗りかご8を昇降させる。
第1運転モードの停電時には、モータ6による回生電力はバッテリ12に充電されない。第1運転モードの停電時には、バッテリ12によってモータ6が回転駆動される。モータ6は、停電時には、バッテリ12からインバータ装置4を介して供給される電力によって駆動トルクを発生させ、乗りかご8を昇降させる。
(停電時の第2運転モードの動作)
第2運転モードの停電時には、モータ6による回生電力が蓄電される。制御ユニット20は、回生方向の運転時に、モータ6に回生発電を行わせる。充放電制御回路11は、コンタクタ15を閉じ、モータ6の回生による発電電力をバッテリ12に充電する。第2運転モードでは、モータ6は、バッテリ12を動力源として動作する。制御ユニット20は、停電時に回生方向と反対方向に乗りかご8を昇降させる場合、コンタクタ15を閉じてバッテリ12とインバータ装置4とを接続し、バッテリ12の放電電力によってモータ6を回転駆動する。
第2運転モードの停電時には、モータ6による回生電力が蓄電される。制御ユニット20は、回生方向の運転時に、モータ6に回生発電を行わせる。充放電制御回路11は、コンタクタ15を閉じ、モータ6の回生による発電電力をバッテリ12に充電する。第2運転モードでは、モータ6は、バッテリ12を動力源として動作する。制御ユニット20は、停電時に回生方向と反対方向に乗りかご8を昇降させる場合、コンタクタ15を閉じてバッテリ12とインバータ装置4とを接続し、バッテリ12の放電電力によってモータ6を回転駆動する。
本実施形態のエレベータ制御装置1−1は、バッテリ12から制御電源21に電力を供給する場合、制御電源21に対する出力電圧を矩形波とし、バッテリ12から制御電源21に対して矩形状の電圧を出力する。これにより、回路部品の低減や小型化等が可能となる。例えば、バッテリ12から制御電源21に直流電圧を供給する場合、電源電圧に応じた切り替え回路が必要となり、回路部品の増加や回路の複雑化を招く。また、正弦波出力タイプの電源供給装置を用いる場合、例えば共振フィルタ(LCL)が必要となり、装置構造が大きくなる。また、電池の効率低下により発生損失も高くなる。
これに対して、充放電制御回路11は、制御電源21に二相の矩形波を出力する。これにより、例えば直流電圧を供給する場合に必要となる切り替え回路や、正弦波出力をする場合に必要となる共振フィルタを不要とすることができる。よって、回路構成が簡略化され、装置の小型化が可能となる。
ここで、矩形波は立ち上がりが鋭いため、バッテリ12から制御電源21に対する電力の供給を開始するときに、突入電流が発生する可能性がある。突入電流が発生すると、バッテリ12の過電流保護が動作してしまう可能性がある。過電流保護が動作すると、リスタートせず、保守員による点検や部品の交換が必要となるため、好ましくない。突入電流抑制回路を設けることが考えられるが、回路部品の増加を招くという問題がある。
本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1は、バッテリ12から制御電源21に対する電力の供給を開始するときに、制御電源21に対して矩形状の電圧を出力し、かつ制御電源21に供給する電流値を徐々に増加させる。これにより、電力供給開始初期の急速な電流値の増加が抑制され、突入電流の発生が抑制される。
また、本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1は、商用電源1からの電力と、バッテリ12の放電電力が共通の制御電源トランス22を介して制御電源21に入力される。制御電源21の電力源を商用電源1からバッテリ12に切り替えるときの突入電流の発生が抑制可能となることで、商用電源1から制御電源21への電力供給回路とバッテリ12から制御電源21への電力供給回路とを共通化することが可能となり、回路構成が簡素化される。
図3を参照して説明するように、本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1において、充放電制御回路11は、制御電源21に対する出力のデューティ比を徐々に増加させることにより、制御電源21に供給する電流値を徐々に増加させる。図3には、バッテリ12から制御電源21に電力の供給を開始するときの出力電圧の指令値(目標値)の一例が示されている。
充放電制御回路11は、バッテリ12から制御電源21に電力の供給を開始する場合、図3に示すように、矩形波のパルス幅を徐々に増加させる。すなわち、充放電制御回路11は、1回の制御サイクルにおいて制御電源21に対するパルス波を出力する時間を示すデューティ比を徐々に増加させる。これにより、電力供給開始初期の急速な電流値の増加が抑制され、突入電流の発生が抑制される。また、充放電制御回路11は、制御電源21に対する電力の供給を開始してから所定時間T1の間、制御電源21に対する出力のデューティ比を増加させていき、所定時間T1が経過するとデューティ比の増加を終了する。充放電制御回路11は、所定時間T1が経過するまでに、制御電源21に対して供給する電流値を目標電流値まで増加させる。
所定時間T1は、突入電流の発生を抑制する観点から適宜定めることができる。また、所定時間T1は、制御電源21に対する供給電流を速やかに目標電流値まで増加させることができるように定められる。所定時間T1は、一定とされても、可変とされてもよい。また、デューティ比の増加速度や増加量は、一定とされても、可変とされてもよい。例えば、制御電源21に対する電力の供給を開始してからの経過時間に対して、デューティ比の増加速度や増加量が非線形的に増加してもよい。一例として、電力の供給を開始してからの経過時間に対して、デューティ比が指数関数的に増加しても、対数関数的に増加してもよい。
また、本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1において、充放電制御回路11は、制御電源21に対する出力電圧を徐々に増加させることにより、制御電源21に供給する電流値を徐々に増加させる。充放電制御回路11は、バッテリ12から制御電源21に電力の供給を開始する場合、図3に示すように、矩形波のパルス高さ(電圧)を徐々に増加させる。これにより、電力供給開始初期の急速な電流値の増加が抑制され、突入電流の発生が抑制される。また、充放電制御回路11は、制御電源21に対する電力の供給を開始してから所定時間T1の間、制御電源21に対する出力電圧を増加させていき、所定時間T1が経過すると出力電圧の増加を終了する。充放電制御回路11は、所定時間T1が経過するまでに、制御電源21に対して供給する電流値を目標値まで増加させる。
出力電圧の増加速度や増加量は、一定とされても、可変とされてもよい。例えば、制御電源21に対する電力の供給を開始してからの経過時間に対して、出力電圧の増加速度や増加量が非線形的に増加してもよい。一例として、電力の供給を開始してからの経過時間に対して、出力電圧が指数関数的に増加しても、対数関数的に増加してもよい。
また、充放電制御回路11は、出力電圧の波高値を可変させることができるため、1つのバッテリユニット10で異なる入力電圧のエレベータ制御装置においても任意の矩形波電源を供給することができる。
また、本実施形態に係るエレベータ制御装置1−1は、バッテリユニット10からエレベータ駆動用電源(主回路)への電源供給は、充放電制御回路11を介さずにバッテリ12から直接供給する。これにより、バッテリユニット10の小型化が可能となる。
なお、本実施形態では、充放電制御回路11は、バッテリ12から制御電源21に対する電力供給を開始するときに、デューティ比を徐々に増加させる制御と、出力電圧を徐々に増加させる制御の両方を実行するが、これには限定されない。充放電制御回路11は、デューティ比を徐々に増加させる制御、あるいは出力電圧を徐々に増加させる制御の少なくともいずれか一方を実行することができる。
充放電制御回路11は、例えば、図4に示すように、バッテリ12から制御電源21に対する電力供給を開始するときに、デューティ比を徐々に増加させる制御を実行し、このときの出力電圧を一定にしてもよい。
[実施形態の変形例]
上記実施形態では、バッテリ12がエレベータ駆動用電源(回路19)に直接接続されていたが、これに代えて、バッテリ12がバッテリユニット10の充放電制御回路11を介して回路19に接続されてもよい。
上記実施形態では、バッテリ12がエレベータ駆動用電源(回路19)に直接接続されていたが、これに代えて、バッテリ12がバッテリユニット10の充放電制御回路11を介して回路19に接続されてもよい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1−1 エレベータ制御装置
1 商用電源
2 コンバータ装置
3 平滑コンデンサ
4 インバータ装置
6 モータ
10 バッテリユニット
11 充放電制御回路
12 バッテリ
20 制御ユニット
21 制御電源
22 制御電源トランス
100 エレベータ装置
1 商用電源
2 コンバータ装置
3 平滑コンデンサ
4 インバータ装置
6 モータ
10 バッテリユニット
11 充放電制御回路
12 バッテリ
20 制御ユニット
21 制御電源
22 制御電源トランス
100 エレベータ装置
Claims (3)
- エレベータの制御電源に対して商用電源と共通の回路を介して接続されたバッテリと、
前記バッテリの充放電を制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、前記バッテリから前記制御電源に対する電力の供給を開始するときに、前記制御電源に対して矩形状の電圧を出力し、かつ前記制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる
ことを特徴とするエレベータ制御装置。 - 前記制御回路は、前記制御電源に対する出力のデューティ比を徐々に増加させることにより、前記制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる
請求項1に記載のエレベータ制御装置。 - 前記制御回路は、前記制御電源に対する出力電圧を徐々に増加させることにより、前記制御電源に供給する電流値を徐々に増加させる
請求項1または2に記載のエレベータ制御装置。
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140603 |