JP5423359B2 - 遊技島台 - Google Patents

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Description

本発明は、列設される複数の遊技機の裏面側から排出された使用済みのパチンコ玉であって回収経路で回収されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、該玉揚送装置によって揚送されたパチンコ玉を貯留する上部タンクと、該上部タンクのパチンコ玉を前記遊技機に補給する複数の補給樋と、を備えた遊技島台に関するものである。
従来、一般に、複数の遊技機(例えば、パチンコ機)を列設する遊技島台には、遊技機の裏面側から排出された使用済みのパチンコ玉を貯留するための下部貯留タンクと、該下部貯留タンクから送り込まれたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、該玉揚送装置によって揚送されたパチンコ玉を貯留する上部タンクと、該上部タンクのパチンコ玉を遊技機に誘導する補給樋と、が設けられている。このような遊技島台に設けられる上部タンクには、特許文献1〜3に開示されているように、開閉部材を上部タンクに設けることで上部タンク内の保守点検作業を可能にしたものが提案されている。特許文献1の上部タンクでは、玉揚送装置の上側部分を上部タンクの内部に対して出し入れするための開閉扉が上部タンクの側壁面に設けられると共に、上部タンクの上面開口を開閉可能な開閉部材としての蓋部が設けられている。特許文献2の上部タンクでは、玉揚送装置の上側部分を上部タンクの内部に対して出し入れするための還元機(玉揚送装置)出し入れ用扉と、上部タンク内を開放して保守点検作業を行う開閉部材としての保守用扉と、が上部タンクの側壁面に横並びで設けられている。また、特許文献3の上部タンクでは、上部タンクの上壁面と側壁面とを一体化した開閉部材としての保守用着脱板が上部タンクの本体に対して着脱自在に設けられている。
特開2003−111965号公報(図6) 実開平2−68886号公報(図4) 特開2008−237697号公報(図2)
ところが、上記特許文献1の構成では、上部タンクの保守点検作業を行う場合、上部タンク上面の蓋部を取り外して作業を行う必要があった。このため、遊技島台の最上部に配置された上部タンクの上面と遊技場の天井との間の狭いスペースから上部タンク内に身を乗り入れる窮屈な作業を従業員に強いることになり、さらに、上部タンクの上面と遊技場の天井との間のスペースが極端に狭い場合には、一旦、遊技島台から上部タンクを取り外して上部タンクの保守点検作業を行わなければならなかった。
一方、特許文献2,3の構成では、上部タンクの側壁面を開閉する開閉部材(特許文献2の保守用扉、特許文献3の保守用着脱板)を備えることで、上部タンクの上面と遊技場の天井との間のスペースに関わらず、上部タンクを遊技島台から取り外すことなく上部タンクの保守点検作業を行うことができる。しかしながら、特許文献2,3の上部タンクでは、それぞれ開閉部材を取り外した状態で上部タンク内の玉通路部分がそのまま外部に露出する構成となっていた。このため、保守点検作業を行う際に上部タンク内のパチンコ玉を全て排出しない状態で開閉部材を開放してしまった場合には、開閉部材の開放と同時に上部タンク内のパチンコ玉が外部に溢れ出て、溢れ出た多量のパチンコ玉が従業員の頭等に飛散して従業員に危険を及ぼすという問題が生じていた。
本発明は上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上部タンクの保守点検作業を容易且つ安全に行うことができる遊技島台を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、列設される複数の遊技機の裏面側から排出された使用済みのパチンコ玉であって回収経路で回収されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、該玉揚送装置によって揚送されたパチンコ玉を貯留する上部タンクと、該上部タンクのパチンコ玉を前記遊技機に補給する複数の補給樋と、を備えた遊技島台において、前記上部タンクは、当該上部タンクの外形形状を形成する外壁板と、該外壁板によって覆われた内部空間と、前記外壁板のうち前記上部タンクの側壁部分を構成する外壁板に設けられて前記内部空間を開閉する開閉部材と、を備え、前記内部空間は、区画板によって、前記玉揚送装置の上部を収納する揚送装置収納空間と、前記補給樋にパチンコ玉を供給する玉供給空間と、に区画形成され、前記開閉部材は、前記揚送装置収納空間を開閉するように前記外壁板に設けられ、前記玉供給空間は、前記玉揚送装置の玉排出口から排出されたパチンコ玉を前記複数の補給樋に対して振り分ける玉振分部と、該玉振分部における前記補給樋へのパチンコ玉の供給が満たされた状態で当該玉振分部から溢れたパチンコ玉をオーバーフロー通路を介して前記遊技島台の下側に配置される所定領域へ排出する溢れ玉排出部と、を備え、前記区画板は、前記溢れ玉排出部の一側壁として使用されると共に、少なくともその一部が前記上部タンクの上方へ突出して移動することなく前記玉供給空間を前記揚送装置収納空間に対して開放可能に設けられ、前記玉振分部及び前記溢れ玉排出部は、複数のユニット部材を組み合わせることで形成され、当該複数のユニット部材は、前記玉供給空間及び前記内部空間内の所定の位置で着脱可能に設けられることを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、請求項1記載の遊技島台において、前記区画板は、前記溢れ玉排出部の下部の一側壁として使用され且つ前記外壁板の内周面に固定される下部区画板と、該下部区画板の上部に着脱自在に取り付けられて前記溢れ玉排出部の上部の一側壁として使用される上部区画板と、から構成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明においては、請求項2記載の遊技島台において、前記複数のユニット部材は、前記玉揚送装置の玉排出口から排出されたパチンコ玉を受け止めて前記複数の補給樋に誘導するために振り分けると共に落下口が形成される玉振分板と、該玉振分板の一側に所定の高さを有するように固定されるとともに前記玉振分部と前記溢れ玉排出部の間を仕切る第1仕切板と、が一体化された第1ユニットと、該第1ユニットの玉振分板に振り分けられて前記落下口からのパチンコ玉を受け入れて前記複数の補給樋のうち一方の補給樋に誘導するための第1玉受板と、該第1玉受板の下流端に固定されて前記一方の補給樋に向かって当該パチンコ玉を誘導する誘導板と、が一体化された第2ユニットと、前記第1ユニットの玉振分板に振り分けられた他方のパチンコ玉を前記複数の補給樋のうちの他方の補給樋に向かって誘導するように複数の構成部材によって誘導樋として一体化された第3ユニットと、前記第1ユニットの第1仕切板の下方に配置されて前記溢れ玉排出部及び前記玉供給空間の間を仕切る第2仕切板と、該第2仕切板の一側面に固定され且つ前記第1仕切板から溢れたパチンコ玉を受け止める第2玉受板と、前記第2仕切板の一側面に固定され前記第2玉受板で受け止めたパチンコ玉を前記オーバーフロー通路に向かって誘導する複数の誘導板と、が一体化された第4ユニットと、から構成され、前記第2ユニットが前記玉供給空間内の底面に取り付けられた後に、前記第4ユニットが前記第2ユニットと前記下部区画板との間の前記玉供給空間内に取り付けられ、次いで、前記第3ユニットが前記第4ユニットの上部一側に載置され且つ前記玉供給空間と前記揚送装置収納空間との間で差し渡された状態で取り付けられ、最後に、前記第1ユニットが前記第2ユニットの上方であって前記第3ユニットの一部及び前記第4ユニットの一部とそれぞれ重複するように載置され且つ前記玉振分板の一端部と前記第3ユニットの誘導樋の上流端とが連通するように前記玉供給空間内に取り付けられることで、前記複数のユニット部材の取り付けが行われることを特徴とする。
請求項1の発明においては、上部タンク内を区画板によって揚送装置収納空間と玉供給空間とに区画形成し、揚送装置収納空間を開閉する開閉部材を上部タンクの側壁部分を形成する外壁板に設けると共に、玉揚送装置からのパチンコ玉を複数の補給樋に対して振り分ける玉振分部と、該玉振分部から溢れたパチンコ玉を所定領域へ排出する溢れ玉排出部と、を玉供給空間に設ける。そして、溢れ玉排出部の一側壁を区画板で形成すると共に、玉振分部及び溢れ玉排出部をそれぞれ複数のユニット部材の組み合わせによって形成し、さらには、玉供給空間を揚送装置収納空間に対して開放可能なように区画板を設けると共に、複数のユニット部材を玉供給空間及び内部空間内の所定の位置で着脱可能に設ける。これにより、上部タンクを保守点検する際に開閉部材を開放した場合でも、パチンコ玉が貯留される玉供給空間は区画板によって外部から遮断された状態となり、玉揚送装置が収納される揚送装置収納空間だけが外部に露出されることになる。次に、溢れ玉排出部の一側壁を形成する区画板を操作する(例えば、取り外す等)ことで玉供給空間を開放することになるが、玉供給空間内にパチンコ玉が満杯となった状態であっても、満杯となって溢れたパチンコ玉は、溢れ玉排出部に送り込まれ、せいぜい勢い良く溢れ玉排出部を飛び越えた少量のパチンコ玉だけが揚送装置収納空間に飛び出ることになる。その後は、玉供給空間内のパチンコ玉を取り除くと共に、各ユニット部材を上部タンクから取り外すことにより、上部タンクの内部空間を幅広く且つ隅々まで(上部タンクの内部構造をなす各ユニット部材も含む)見れる状態で、上部タンクの保守点検作業が行える。従って、上部タンクの上面と遊技場の天井との間の狭いスペースから上部タンク内に身を乗り入れたり、上部タンクを一旦遊技島台から取り外す等の面倒な作業を行う必要がなく、上部タンクの保守点検作業を容易に行うことができ、然も、開閉部材の開放と同時に上部タンク内の多量のパチンコ玉が外部に溢れ出るようなことがないので、安全に保守点検作業を行うことができる。
また、請求項2の発明においては、溢れ玉排出部の一側壁を形成する区画板を、溢れ玉排出部の下部の一側壁として使用され且つ外壁板の内周面に固定される下部区画板と、該下部区画板の上部に着脱自在に取り付けられて溢れ玉排出部の上部の一側壁として使用される上部区画板と、から構成する。これにより、下部区画板及び上部区画板の各区画板によって揚送装置収納空間と玉供給空間とを区画した状態では、玉排出口から排出されたパチンコ玉が跳ね返りによって揚送装置収納空間内に入り込むことを防止できる。また、上部タンクの保守点検作業時において上部区画板を取り外した状態では、溢れ玉排出部の上方部分を開放するようにできるので、上部タンク(玉供給空間)内で満杯となって溢れたパチンコ玉が揚送装置収納空間にこぼれないようにでき、保守点検の作業性を向上することができる。
また、請求項3の発明においては、玉振分部を形成する玉振分板と該玉振分板及び溢れ玉排出部の間を仕切る第1仕切板とが一体化された第1ユニットと、玉振分板に形成された落下口からのパチンコ玉を受け入れてこれを複数の補給樋のうち一方の補給樋に誘導する第1玉受板と、該第1玉受板の下流端に固定されてパチンコ玉を誘導する誘導板とが一体化された第2ユニットと、パチンコ玉を複数の補給樋のうちの他方の補給樋に向かって誘導するように複数の構成部材によって誘導樋として一体化された第3ユニットと、第1仕切板の下方に配置されて溢れ玉排出部及び玉供給空間の間を仕切る第2仕切板と、該第2仕切板の一側面に固定されて第1仕切板から溢れたパチンコ玉を受け止める第2玉受板と、第2仕切板の一側面に固定されて第2玉受板で受け止めたパチンコ玉をオーバーフロー通路に向かって誘導する複数の誘導板と、が一体化された第4ユニットと、からユニット部材を構成して、第2ユニット、第4ユニット、第3ユニット、第1ユニットの順で取り付けを行う。これにより、複数のユニット部材の着脱構成を具現化でき、結果として、上部タンクの保守点検作業を容易且つ安全に行うことができる。
遊技島台の内部構造を示す正面図である。 上部タンクを示す斜視図である。 玉揚送装置の上側部分を収納した上部タンクを示す斜視図である。 上部タンクの内部構造を示す斜視図である。 上部タンクの玉振分板上でパチンコ玉が振り分けられた状態を示す斜視図である。 玉振分板上でパチンコ玉が振り分けられた上部タンクから右上区画板を取り外した状態を示す斜視図である。 上部タンクの溢れ玉通路にパチンコ玉が送り込まれた状態を示す斜視図である。 上部タンクを示す分解斜視図である。 ユニット構成された上部タンクの内部構造を示す斜視図である。 ユニット構成された上部タンクの内部構造を示す斜視図である。 ユニット構成された上部タンクの内部構造を示す斜視図である。 ユニット構成された上部タンクの内部構造を示す斜視図である。 ユニット構成された上部タンクの内部構造を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して実施形態に係る遊技島台1について説明する。図1は、遊技島台1の内部構造を示す正面図である。
図1に示すように、遊技島台1は、周知のように、横長の直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面中央に遊技機2を背向列設するようになっている。なお、本実施形態における遊技島台1に設置される遊技機2は、パチンコ玉を使用して遊技を行う遊技機であれば、どのような種類の遊技機が設置されるものであってもよい。遊技島台1の中央内部には、揚送装置収納部3が形成され、該揚送装置収納部3内に玉揚送装置10が収納設置される。玉揚送装置10は、帯状の搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送するものであり、その上端部分は、直方体状に形成された遊技島台1の上壁を貫通して配置される。そして、遊技島台1の上壁を貫通した玉揚送装置10の上端部分の外周を覆うようにして、当該玉揚送装置10によって揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンク4が設けられている。
上部タンク4から遊技島台1の長手方向に沿った左右方向には、補給樋5が傾斜状に設けられており、上部タンク4からパチンコ玉を流下させるようになっている。補給樋5には、各遊技機2に対応して分岐装置11が設けられ、その分岐装置11によって分岐された玉が分岐装置11に接続されるスプリングホース12と賞球補給装置13とを介して各遊技機2に供給される。また、各遊技機2で使用されたパチンコ玉は、遊技島台1の裏面下部に取り付けられるアウト玉箱14に放出された後、回収経路としての回収樋6によって回収され、該回収樋6の下流側に接続された後述の回収経路としての下部貯留タンク7に送り込まれる。
一方、遊技島台1内部の下側部分には、各遊技機2から排出されるパチンコ玉を受け入れ且つ当該遊技島台1で営業中に必要とされ得る玉量を貯留する下部貯留タンク7が設けられており、該下部貯留タンク7に貯留されたパチンコ玉は、導入樋8を介して玉揚送装置10に送り込まれるようになっている。また、下部貯留タンク7には、誘導樋15を介してオーバーフロー通路9の下流端が接続されるようになっている。オーバーフロー通路9は、揚送装置収納部3の内部に直線状に固定して設けられ、その上端部が上部タンク4の下端に設けられる後述のオーバーフロー排出口70に接続されている。これにより、上部タンク4から溢れたパチンコ玉は、オーバーフロー通路9を介して下部貯留タンク7に送り込まれるようになっている。
また、遊技島台1における一側面の中央部分、言い換えれば、揚送装置収納部3の一側面には、当該揚送装置収納部3に収納される玉揚送装置10を点検する際に開閉するための点検用上扉16(図2参照)と点検用中扉(図示しない)と点検用下扉(図示しない)とが設けられている。なお、点検用上扉16は、遊技島台1の上壁を貫通した玉揚送装置10の上端部分の外周を覆うようにして設けられた上部タンク4の側壁面に設けられており、点検用上扉16を開放することで、玉揚送装置10の上端部分の点検と共に上部タンク4内部の点検を可能にしている。
次に、本実施形態の要部をなす上部タンク4について、図2乃至図7を参照して説明する。図2は、上部タンク4を示す斜視図である。図3は、玉揚送装置10の上側部分を収納した上部タンク4を示す斜視図である。図4は、上部タンク4の内部構造を示す斜視図である。図5は、上部タンク4の玉振分板61上でパチンコ玉が振り分けられた状態を示す斜視図である。図6は、玉振分板61上でパチンコ玉が振り分けられた上部タンク4から右上区画板91を取り外した状態を示す斜視図である。図7は、上部タンク4の溢れ玉通路68にパチンコ玉が送り込まれた状態を示す斜視図である。
なお、本実施形態の遊技島台1は、他島(他の遊技島台)との間でパチンコ玉のやり取りを行うことなく、自島内に貯留しているパチンコ玉のみを循環使用する完全独立方式を採用するものであり、以下に説明する上部タンク4は、このような完全独立方式に対応した内部構造となっている。
上部タンク4は、図2及び図3に示すように、外壁板31〜35によって立方体形状に形成されており、上部タンク4の一側面(外壁板31)には、前述した保守点検用の開閉部材としての点検用上扉16が設けられている。なお、点検用上扉16は、上部タンク4の内部空間のうち後述する揚送装置収納空間52を開閉するように設けられている。また、点検用上扉16が設けられる外壁板31の上端部分には、点検用上扉16によって分断された左右の外壁板31(図2乃至図4中には、左右の外壁板31a,31bとして図示する)を連結することで上部タンク4を補強する断面L字状のアングル36が取り付けられている。
上部タンク4の内部は、図4に示すように、同図を正面から見て左から右の順で、玉揚送装置10によって揚送されたパチンコ玉を振り分ける玉供給空間としての玉振分空間51と、玉揚送装置10の上部が収納される揚送装置収納空間52と、揚送装置収納空間52に設置される玉揚送装置10の玉排出樋10a(玉排出口10b)と反対側(図1に示す玉揚送装置10の右側)に列設される遊技機2にパチンコ玉を送り込む玉供給空間としての玉送り空間53と、に区画されている。なお、揚送装置収納空間52に設置される玉揚送装置10の玉排出樋10aは、揚送装置収納空間52から玉振分空間51に向かうように配置される(図1及び図3参照)。
玉振分空間51には、玉排出樋10aの下流端側の下方位置に玉振分部としての玉振分板61が水平傾斜状に固定して設けられている。この玉振分板61は、揚送装置収納空間52側から玉振分空間51側に向けて若干下り傾斜して配置されると共に、その下流端が外壁板32の内面と当接して配置されており、その一部分には、玉振分板61上のパチンコ玉を下方に落下させる落下口62が穿設されている。落下口62の下方には、当該落下口62から落下したパチンコ玉を玉揚送装置10の玉排出口10b側(図1に示す玉揚送装置10の左側)に列設される遊技機2に送り込むための玉送り通路63が形成されている。玉送り通路63は、落下口62の下方位置で若干外壁板33側に下り傾斜して配置される第1玉受板64と、該第1玉受板64の下流端下方で若干外壁板32側に下り傾斜して配置される傾斜玉転動板65(図9参照)と、を備えており、該傾斜玉転動板65の下流端、言い換えれば、玉送り通路63の下流端となる外壁板32の下端部分には、当該玉送り通路63を流下したパチンコ玉を玉排出口10b側(図1に示す玉揚送装置10の左側)の補給樋5に導出する第1導出口66が穿設されている(図9参照)。
玉振分板61の一側端部(外壁板33側の端部)と外壁板33の内面との間には、玉振分板61上で振り分けられたパチンコ玉を玉送り空間53側へ誘導するための誘導樋67が設けられている。誘導樋67は、玉振分空間51から揚送装置収納空間52を通って玉送り空間53まで延びる長さ寸法に形成されている。
また、玉振分空間51内に若干突出して配置される玉排出樋10aの真下位置には、玉振分板61上で溢れたパチンコ玉を前記オーバーフロー通路9に誘導するための溢れ玉排出部としての溢れ玉通路68が形成されている。溢れ玉通路68は、その上面開口部分がパチンコ玉を受け入れる導入口68aとして形成されると共に、玉排出樋10aの下方位置で若干外壁板33側に下り傾斜して配置される第2玉受板69と、該第2玉受板69の下流端下方で若干外壁板34側に下り傾斜して配置される玉転動板(図示しない)と、該玉転動板の下流端と連通されて揚送装置収納空間52内における外壁板33の下端部分に溢れ玉通路68の下流端として設けられるオーバーフロー排出口70と、を備えている。オーバーフロー排出口70は、前述したように揚送装置収納部3内に設けられたオーバーフロー通路9の上端部に接続されて、溢れ玉通路68内を流下したパチンコ玉をオーバーフロー通路9に排出するようになっている。なお、玉振分板61及び誘導樋67と、溢れ玉通路68との間には、第1仕切板71が設けられている。これにより、玉振分板61上で第1仕切板71の上端を越えて溢れたパチンコ玉のみが溢れ玉通路68の導入口68aに送り込まれるようになっている。
玉送り空間53には、玉振分空間51との間で差し渡された前述の誘導樋67の下流端と連通して、当該誘導樋67を流下したパチンコ玉を玉揚送装置10の玉排出口10bと反対側(図1に示す玉揚送装置10の右側)に列設される遊技機2に送り込むための玉送り通路72が形成されている。玉送り通路72は、玉振分空間51の玉送り通路63を構成する前述の第1玉受板64とほぼ同一形状に形成されて、若干外壁板33側に下り傾斜して配置される玉転動板73と、玉送り通路63を構成する前述の傾斜玉転動板65とほぼ同一形状に形成されて、玉転動板73の下流端下方で若干外壁板34側に下り傾斜して配置される玉転動板74と、を備えており、該玉転動板74の下流端、言い換えれば、玉送り通路72の下流端となる外壁板34の下端部分には、当該玉送り通路72を流下したパチンコ玉を玉排出口10b側と反対側(図1に示す玉揚送装置10の右側)の補給樋5に導出する第2導出口75が穿設されている。
しかして、上記した上部タンク4の構成において、玉揚送装置10の玉排出樋10aから排出されたパチンコ玉は、玉振分空間51の上部に水平傾斜状に固定される玉振分板61上に落下する。そして、図5及び図6に示すように、玉振分板61の振り分けによって玉振分板61上を流下して落下口62から下方に落下したパチンコ玉は、玉送り通路63を通って第1導出口66から補給樋5に導出されて、玉排出口10b側の遊技機2に補給される。また、玉振分板61の振り分けによって玉振分板61上から誘導樋67に送り込まれたパチンコ玉は、誘導樋67を通って玉送り空間53の玉送り通路72に流れた後に第2導出口75から補給樋5に導出されて、玉排出口10bと反対側の遊技機2に補給される。また、玉排出口10b側及び玉排出口10bと反対側の補給樋5が満杯となって、玉振分空間51の玉送り通路63及び玉送り空間53の玉送り通路72内でパチンコ玉が充満するような場合、図7に示すように、玉振分板61上で第1仕切板71の上端を越えて溢れたパチンコ玉は、溢れ玉通路68に送り込まれた後にオーバーフロー排出口70からオーバーフロー通路9に排出され、最終的には、オーバーフロー通路9から下部貯留タンク7に送り込まれる。
ところで、以上説明した上部タンク4は、当該上部タンク4内を構成する各種構成部材がユニット部材としての第1乃至第4のユニット21〜24によって形成され、当該ユニット21〜24を上部タンク4の筐体部分(外形形状)を形成する外壁板31〜35内で組み付けることで構成されている。以下、このようなユニット構成について、図8乃至図13を参照して説明する。図8は、上部タンク4を示す分解斜視図である。図9乃至図13は、それぞれユニット構成された上部タンク4の内部構造を示す斜視図である。
上部タンク4は、図8に示すように、玉振分板61と第1仕切板71とが一体化された第1ユニット21と、第1玉受板64とその下流端にほぼ直角に設けられる誘導板81とが一体化された第2ユニット22と、誘導樋67を構成する底面板82及び左右の側面板83が一体化された第3ユニット23と、第2玉受板69とその下流端にほぼ直角に設けられる誘導板84と溢れ玉通路68及び玉送り通路63間を区画する第2仕切板85と該第2仕切板85の前端及び後端にそれぞれ直角に設けられて溢れ玉通路68を形成する各誘導板86,87とが一体化された第4ユニット24と、を備えている。
また、上部タンク4の内部構造において玉振分空間51と揚送装置収納空間52との間を区画する構成として、各空間51,52間の下側部分には、下部区画板としての左下区画板88が固定されており、該左下区画板88の上方には、各空間51,52間の上側部分を区画する上部区画板としての左上区画板89が着脱自在に取り付けられるようになっている。なお、左下区画板88には、溢れ玉通路68の下流側に設けられた前述の玉転動板(図示しない)と該玉転動板の下流端に設けられたオーバーフロー排出口70とを連通するための切欠部88aが穿設されている。また、左上区画板89には、玉揚送装置10の玉排出樋10aを揚送装置収納空間52から玉振分空間51に向けて挿通するための挿通口89aと、誘導樋67を玉振分空間51及び揚送装置収納空間52間で差し渡すための切欠部89bと、が穿設されている。
一方、揚送装置収納空間52と玉送り空間53との間を区画する構成についても同様に、各空間52,53間の下側部分には、右下区画板90が固定されており、該右下区画板90の上方には、各空間52,53間の上側部分を区画する右上区画板91が着脱自在に取り付けられるようになっている(図6参照)。なお、右下区画板90には、誘導樋67を揚送装置収納空間52及び玉送り空間53間で差し渡すための切欠部90aが穿設されている。
ここで、上記したようにユニット構成された上部タンク4の組み付け手順について説明する。上部タンク4は、図9に示すような第1乃至第4のユニット21〜24が取り外された状態から、先ず、図10に示すように、第2ユニット22が玉振分空間51内に取り付けられる。このとき、第2ユニット22は、該第2ユニット22を構成する誘導板81の下端前面が玉送り通路63を構成する玉転動面65の側端部分と当接して配置される。また、第2ユニット22が取り付けられる玉振分空間51の一側壁となる外壁板32には、第2ユニット22の玉振分空間51内での取り付け位置を規制するための位置決め凸部92が固設されている。
次に、上記した第2ユニット22の取り付け状態から、図11に示すように、第4ユニット24が玉振分空間51内に取り付けられる。このとき、第4ユニット24は、該第4ユニット24を構成する第2仕切板85が第2ユニット22(玉転動面64及び誘導板81の一側面)と当接し、且つ、第4ユニット24を構成する誘導板86,87の各先端部分が左下区画板88と当接して配置される。次いで、第2ユニット22及び第4ユニット24の取り付け状態から、図12に示すように、第3ユニット23が、玉振分空間51、揚送装置収納空間52、及び玉送り空間53の間で差し渡された状態で取り付けられる。このとき、第3ユニット23は、該第3ユニット23(誘導樋67)を構成する一方の側面板83が外壁板33と当接し、且つ、誘導樋67の一端部分が右下区画板90に穿設された切欠部90aを貫通して配置される。
次に、上記した第2ユニット22、第3ユニット23、及び第4ユニット24の取り付け状態から、図13に示すように、第1ユニット21が玉振分空間51内に取り付けられる。このとき、第1ユニット21は、該第1ユニット21を構成する玉振分板61の下流端が外壁板32と当接し、且つ、第1ユニット21を構成する第1仕切板71の一側面が第3ユニット23(誘導樋67)を構成する他方の側面板83に穿設された位置決め凹部83aに嵌合して配置される。そして、このような第1乃至第4ユニット21〜24の取り付け状態から、玉振分空間51及び揚送装置収納空間52間の上側部分を区画するように左上区画板89が取り付けられることで、上部タンク4の組み付けが完了する(図4参照)。なお、このとき、左上区画板89は、玉振分空間51及び揚送装置収納空間52間で誘導樋67を差し渡すように切欠部89bが誘導樋67に当接して配置される。また、左上区画板89の一端部分が当接する外壁板33には、左上区画板89の取り付け位置を規制するための位置決め凸部93が固設されている。
なお、上部タンク4を構成する第1乃至第4の各ユニット21〜24、左上及び右上の各区画板89,91は、それぞれ上部タンク4のタンク本体(上部タンク4の外形形状を形成する各外壁板31〜35)に対して着脱自在に構成されており、上部タンク4を保守点検する際には、各ユニット21〜24及び各区画板89,91を上部タンク4(タンク本体)から取り外すことで、保守点検の作業性を向上するようになっている。
上部タンク4の保守点検作業を行う際には、先ず、上記したような上部タンク4の組み付け状態から、点検用上扉16を開放して揚送装置収納空間52内に収納された玉揚送装置10を取り出す。このとき、点検用上扉16は、玉揚送装置10を収納する揚送装置収納空間52だけを外部に露出するものであり、図7に示す状態のように、上部タンク4内の玉振分空間51は、左下及び左上の各区画板88,89によって外部から遮断され、また、上部タンク4内の玉送り空間53は、右下及び右上の各区画板90,91によって外部から遮断された状態にある。即ち、点検用上扉16を開放した状態でも、上部タンク4内に貯留されたパチンコ玉は、外部に溢れ出ないようになっている。
次に、上記した状態から左上及び右上の各区画板89,91を取り外すことで、玉振分空間51及び玉送り空間53の上側部分を外部に露出する。また、このとき、各空間51,53内のパチンコ玉は、各空間51,53から揚送装置収納空間52に向けて多量に溢れ出ることがない。これは、左右の補給樋5にパチンコ玉を供給する各玉送り通路63,72がパチンコ玉で満杯となった場合でも、玉送り空間53内に積層されたパチンコ玉は、右下区画板90の上端を超えて積層されることがないためである。また、満杯となって溢れたパチンコ玉は、前述したように玉振分板61上で第1仕切板71の上端を越えて溢れ玉通路68の導入口68aに送り込まれる。このため、玉振分空間51においても、左下区画板88の上端を超えてパチンコ玉が積層されることがなく、せいぜい第1仕切板71の上端を勢い良く乗り越えた少量のパチンコ玉が、溢れ玉通路68(導入口68a)を越えて揚送装置収納空間52に飛び出る程度である。
なお、本実施形態では、玉振分空間51と揚送装置収納空間52とを区画する左上区画板89によって、溢れ玉通路68の最上流端を形成すると共に、当該左上区画板89を、溢れ玉通路68におけるパチンコ玉の導入口68aの上方位置から玉揚送装置10の玉排出口10bの真下位置まで延設している。このため、左上区画板89によって玉振分空間51と揚送装置収納空間52とを区画した状態では、玉排出口10bから排出されたパチンコ玉が跳ね返りによって揚送装置収納空間52内に入り込むことを防止できる。また、上部タンク4の保守点検作業時において左上区画板89を取り外した状態では、溢れ玉通路68の導入口68aの上方部分を開放するようにできるので、玉振分空間51で満杯となって溢れたパチンコ玉が揚送装置収納空間52にこぼれないようにでき、結果として、保守点検の作業性を向上するようになっている。但し、実施形態中では、導入口68aの直上位置を上方位置として左上区画板89を延設しているが、これに限らず、上部タンク4に取り付けた左上区画板89にパチンコ玉の玉圧がかからない位置であれば、導入口68aの上方位置は、いずれの位置であってもよい。
その後は、玉振分空間51及び玉送り空間53内に貯留されたパチンコ玉を取り除くと共に、第1乃至第4の各ユニット21〜24を上部タンク4から取り外すことにより、上部タンク4の内部空間を幅広く且つ隅々まで(上部タンク4の内部構造をなす各ユニット21〜24も含む)見れる状態で、上部タンク4の保守点検作業が行える。このとき、ユニット21〜24のいずれかをメンテナンスするような場合には、上部タンク4から離れた安全な場所でメンテナンス作業を行え、その後、簡単にメンテナンスを完了した部品(ユニット21〜24のいずれか)を上部タンク4内に組み付けることができる。
また、一般的に、上部タンクは、パチンコ玉の玉流れに関わる玉通路の傾斜角度等、その内部構造が複雑且つ綿密に構成されており、上部タンクを保守点検する際には、高い技術能力を有した職人的な作業員しか保守点検作業を行うことができなかった。これに対して、本実施形態に係る上部タンク4では、前述したように上部タンク4の内部構造を組み立て式のユニット構成として上部タンク4に出し入れできる取り扱いを可能にしているので、経験の浅い作業員でも上部タンク4の保守点検を適切且つ迅速に行うことができる。また、一般的に、上部タンクの玉振分部は、揚送されたパチンコ玉が高い頻度で通過することから、破損したり埃やゴミ等の異物が溜まり易い箇所となっていたが、従来では、このような玉振分部のメンテナンスが非常に困難であった。これに対して、本実施形態では、玉振分部としての玉振分板61が設けられる側の左上区画板89を着脱可能に設けたので、従来では困難であった玉振分部のメンテナンス、及び異物の取り除きが容易に行えるようになっている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、上部タンク4内を左上区画板89によって揚送装置収納空間52と玉振分空間51とに区画形成し、揚送装置収納空間52を開閉する点検用上扉16を上部タンク4の側壁部分を形成する外壁板31に設けると共に、玉揚送装置10からのパチンコ玉を複数の補給樋5に対して振り分ける玉振分板61と、該玉振分板61から溢れたパチンコ玉を所定領域(実施形態中では、オーバーフロー通路9を介した下部貯留タンク7)へ排出する溢れ玉通路68と、を玉振分空間51に設ける。そして、溢れ玉通路68の一側壁を左上区画板89で形成すると共に、玉振分板61及び溢れ玉通路68をそれぞれ複数のユニット21〜24の組み合わせによって形成し、さらには、玉振分空間51を揚送装置収納空間52に対して開放可能なように左上区画板89を設けると共に、複数のユニット21〜24を玉振分空間51、玉送り空間53、及び内部空間内の所定の位置で着脱可能に設ける。これにより、上部タンク4を保守点検する際に点検用上扉16を開放した場合でも、パチンコ玉が貯留される玉振分空間51は左上区画板89によって外部から遮断された状態となり、玉揚送装置10が収納される揚送装置収納空間52だけが外部に露出されることになる。次に、溢れ玉通路68の一側壁を形成する左上区画板89を操作する(実施形態中では、取り外す)ことで玉振分空間51を開放することになるが、玉振分空間51内にパチンコ玉が満杯となった状態であっても、満杯となって溢れたパチンコ玉は、溢れ玉通路68に送り込まれ、せいぜい勢い良く溢れ玉通路68を飛び越えた少量のパチンコ玉だけが揚送装置収納空間52に飛び出ることになる。その後は、玉振分空間51内のパチンコ玉を取り除くと共に、各ユニット21〜24を上部タンク4から取り外すことにより、上部タンク4の内部空間を幅広く且つ隅々まで(上部タンク4の内部構造をなす各ユニット21〜24も含む)見れる状態で、上部タンク4の保守点検作業が行える。従って、上部タンク4の上面と遊技場の天井との間の狭いスペースから上部タンク4内に身を乗り入れたり、上部タンク4を一旦遊技島台から取り外す等の面倒な作業を行う必要がなく、上部タンク4の保守点検作業を容易に行うことができ、然も、点検用上扉16の開放と同時に上部タンク4内の多量のパチンコ玉が外部に溢れ出るようなことがないので、安全に保守点検作業を行うことができる。
また、溢れ玉通路68の一側壁を形成する左上区画板89を、溢れ玉通路68の下部の一側壁として使用され且つ外壁板31,33の内周面に固定される左下区画板88と、該左下区画板88の上部に着脱自在に取り付けられて溢れ玉通路68の上部の一側壁として使用される左上区画板89と、から構成する。これにより、左下区画板88及び左上区画板89によって揚送装置収納空間52と玉振分空間51とを区画した状態では、玉排出口10bから排出されたパチンコ玉が跳ね返りによって揚送装置収納空間52内に入り込むことを防止できる。また、上部タンク4の保守点検作業時において左上区画板89を取り外した状態では、溢れ玉通路68(導入口68a)の上方部分を開放するようにできるので、上部タンク4(玉振分空間51)内で満杯となって溢れたパチンコ玉が揚送装置収納空間52にこぼれないようにでき、保守点検の作業性を向上することができる。
また、玉振分部を形成する玉振分板61と該玉振分板61及び溢れ玉通路68の間を仕切る第1仕切板71とが一体化された第1ユニット21と、玉振分板61に形成された落下口62からのパチンコ玉を受け入れてこれを複数の補給樋5のうち一方の補給樋5に誘導する第1玉受板64と、該第1玉受板64の下流端に固定されてパチンコ玉を誘導する誘導板81とが一体化された第2ユニット22と、パチンコ玉を複数の補給樋5のうちの他方の補給樋5に向かって誘導するように複数の構成部材によって誘導樋67として一体化された第3ユニット23と、第1仕切板71の下方に配置されて溢れ玉通路68及び玉振分空間51の間を仕切る第2仕切板85と、該第2仕切板85の一側面に固定されて第1仕切板71から溢れたパチンコ玉を受け止める第2玉受板69と、第2仕切板85の一側面に固定されて第2玉受板69で受け止めたパチンコ玉をオーバーフロー通路9に向かって誘導する複数の誘導板86,87と、が一体化された第4ユニット24と、からユニット部材を構成して、第2ユニット22、第4ユニット24、第3ユニット23、第1ユニット21の順で取り付けを行う。これにより、複数のユニット部材の着脱構成を具現化でき、結果として、上部タンク4の保守点検作業を容易且つ安全に行うことができる。
なお、上記した実施形態では、本発明に係る上部タンクを、完全独立方式の遊技島台に適用した場合を例示しているが、これに限らず、各遊技島台間でパチンコ玉のやり取りを行うようにした島交流方式の遊技島台に本発明の上部タンクを適用するようにしてもよい。但し、この場合には、各遊技島台の上部タンク間でパチンコ玉のやり取りを行う交流樋を設ける必要があり、これに伴って上部タンク内には、交流樋にパチンコ玉を送り込む玉送り部や交流樋からパチンコ玉を受け入れる玉受入部を設ける必要がある。また、実施形態中では、玉揚送装置10(玉排出口10b)からのパチンコ玉の排出方向が、遊技島台1の長手方向と平行になるように玉揚送装置10を設置する横置きタイプの構成に本発明の上部タンクを設けているが、この横置きタイプの構成に限定するものではなく、玉揚送装置からのパチンコ玉の排出方向が、遊技島台の長手方向と直交になるように玉揚送装置を設置する縦置きタイプの構成に本発明の上部タンクを設けるようにしてもよい。
また、実施形態中では、左上区画板89を揚送装置収納空間52側に向かって取り外しができるように設けることで、上部タンクの上方へ突出して移動することなく玉供給空間を揚送装置収納空間に対して開放可能な区画板を構成しているが、この構成に限らず、区画板をヒンジ等で取り付けたり、あるいは上部タンクの上方へ突出しない範囲又は方向(側方、下方)にスライド移動可能に設けることで、上部タンクの上方へ突出して移動することなく玉供給空間を揚送装置収納空間に対して開放可能に区画板を設けるようにしてもよい。また、本発明に係る区画板の構成としては、少なくともその一部が上部タンクの上方へ突出して移動することなく玉供給空間を揚送装置収納空間に対して開放可能に設けるものとしているが、この場合、揚送装置収納空間を開放する区画板の部分が全体的に上部タンクの上方へ突出移動しない構成のことをいい、例えば、区画板を若干上方へ移動させることで、区画板を上部タンクから取り外すような構成においても、本発明に係る区画板の構成とするものである。
1 遊技島台
2 遊技機
3 揚送装置収納部
4 上部タンク
5 補給樋
6 回収樋(回収経路)
7 下部貯留タンク(回収経路)
9 オーバーフロー通路
10 玉揚送装置
10a 玉排出樋
10b 玉排出口
16 点検用上扉(開閉部材)
21 第1ユニット(ユニット部材)
22 第2ユニット(ユニット部材)
23 第3ユニット(ユニット部材)
24 第4ユニット(ユニット部材)
31〜35 外壁板
51 玉振分空間(玉供給空間)
52 揚送装置収納空間
53 玉送り空間(玉供給空間)
61 玉振分板(玉振分部)
62 落下口
63 玉送り通路
64 第1玉受板
65 傾斜玉転動板
67 誘導樋
68 溢れ玉通路(溢れ玉排出部)
68a 導入口
69 第2玉受板
70 オーバーフロー排出口
71 第1仕切板
72 玉送り通路
73,74 玉転動板
81 誘導板
84 誘導板
85 第2仕切板
86 誘導板
87 誘導板
88 左下区画板(下部区画板)
89 左上区画板(上部区画板)
90 右下区画板
91 右上区画板

Claims (3)

  1. 列設される複数の遊技機の裏面側から排出された使用済みのパチンコ玉であって回収経路で回収されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、該玉揚送装置によって揚送されたパチンコ玉を貯留する上部タンクと、該上部タンクのパチンコ玉を前記遊技機に補給する複数の補給樋と、を備えた遊技島台において、
    前記上部タンクは、当該上部タンクの外形形状を構成する外壁板と、該外壁板によって覆われた内部空間と、前記外壁板のうち前記上部タンクの側壁部分を形成する外壁板に設けられて前記内部空間を開閉する開閉部材と、を備え、
    前記内部空間は、区画板によって、前記玉揚送装置の上部を収納する揚送装置収納空間と、前記補給樋にパチンコ玉を供給する玉供給空間と、に区画形成され、
    前記開閉部材は、前記揚送装置収納空間を開閉するように前記外壁板に設けられ、
    前記玉供給空間は、前記玉揚送装置の玉排出口から排出されたパチンコ玉を前記複数の補給樋に対して振り分ける玉振分部と、該玉振分部における前記補給樋へのパチンコ玉の供給が満たされた状態で当該玉振分部から溢れたパチンコ玉をオーバーフロー通路を介して前記遊技島台の下側に配置される所定領域へ排出する溢れ玉排出部と、を備え、
    前記区画板は、前記溢れ玉排出部の一側壁として使用されると共に、少なくともその一部が前記上部タンクの上方へ突出して移動することなく前記玉供給空間を前記揚送装置収納空間に対して開放可能に設けられ、
    前記玉振分部及び前記溢れ玉排出部は、複数のユニット部材を組み合わせることで形成され、当該複数のユニット部材は、前記玉供給空間及び前記内部空間内の所定の位置で着脱可能に設けられることを特徴とする遊技島台。
  2. 前記区画板は、前記溢れ玉排出部の下部の一側壁として使用され且つ前記外壁板の内周面に固定される下部区画板と、該下部区画板の上部に着脱自在に取り付けられて前記溢れ玉排出部の上部の一側壁として使用される上部区画板と、から構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技島台。
  3. 前記複数のユニット部材は、
    前記玉揚送装置の玉排出口から排出されたパチンコ玉を受け止めて前記複数の補給樋に誘導するために振り分けると共に落下口が形成される玉振分板と、該玉振分板の一側に所定の高さを有するように固定されるとともに前記玉振分部と前記溢れ玉排出部の間を仕切る第1仕切板と、が一体化された第1ユニットと、
    該第1ユニットの玉振分板に振り分けられて前記落下口からのパチンコ玉を受け入れて前記複数の補給樋のうち一方の補給樋に誘導するための第1玉受板と、該第1玉受板の下流端に固定されて前記一方の補給樋に向かって当該パチンコ玉を誘導する誘導板と、が一体化された第2ユニットと、
    前記第1ユニットの玉振分板に振り分けられた他方のパチンコ玉を前記複数の補給樋のうちの他方の補給樋に向かって誘導するように複数の構成部材によって誘導樋として一体化された第3ユニットと、
    前記第1ユニットの第1仕切板の下方に配置されて前記溢れ玉排出部及び前記玉供給空間の間を仕切る第2仕切板と、該第2仕切板の一側面に固定され且つ前記第1仕切板から溢れたパチンコ玉を受け止める第2玉受板と、前記第2仕切板の一側面に固定され前記第2玉受板で受け止めたパチンコ玉を前記オーバーフロー通路に向かって誘導する複数の誘導板と、が一体化された第4ユニットと、
    から構成され、
    前記第2ユニットが前記玉供給空間内の底面に取り付けられた後に、前記第4ユニットが前記第2ユニットと前記下部区画板との間の前記玉供給空間内に取り付けられ、次いで、前記第3ユニットが前記第4ユニットの上部一側に載置され且つ前記玉供給空間と前記揚送装置収納空間との間で差し渡された状態で取り付けられ、最後に、前記第1ユニットが前記第2ユニットの上方であって前記第3ユニットの一部及び前記第4ユニットの一部とそれぞれ重複するように載置され且つ前記玉振分板の一端部と前記第3ユニットの誘導樋の上流端とが連通するように前記玉供給空間内に取り付けられることで、前記複数のユニット部材の取り付けが行われることを特徴とする請求項2記載の遊技島台。
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