JP5423198B2 - 制振装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、一般にボールねじ120は複雑構造であり高価である。
また、上述の層間変位の抑制効果を大きくするには、質量体125の質量を大きくするか、質量体の回転半径を大きくすることが考えられるが、質量体125の質量を大きくすると、堅牢な構造のボールねじ120を使用しなければならずコストアップを招き、他方、回転半径を大きくすると、質量体125の回転軌道が層間変位の方向と直交する平面内に形成されることから、当該制振装置120を、建物の壁内等に収め難くなる。
隣り合って配された二部材同士の間に介装されて、前記二部材同士が隣り合う方向と交差する所定方向に相対変位する際に前記二部材同士の前記相対変位を抑制する制振装置であって、
前記二部材のうちの一方の部材に設定された支点周りに揺動可能に支持された揺動部材と、
前記揺動部材における所定位置を連結位置として、前記揺動部材を前記二部材のうちの他方の部材に連結する連結部材と、
前記揺動部材において前記相対変位よりも大きく移動する位置に一体に設けられた質量体と、を有し、
前記揺動部材の揺動動作に応じて、前記連結位置が前記揺動部材の揺動回転に係る回転半径方向に移動可能なように、前記連結部材と前記揺動部材とは連結されており、
前記相対変位が前記支点及び前記連結部材を介して前記揺動部材に入力されて前記揺動部材が揺動することにより、前記相対変位を抑制することを特徴とする。
更には、慣性増幅効果に係る上記比率Rを大きくするには、揺動部材を長くすることになるが、揺動部材の揺動方向は、相対変位の方向と略平行である。つまり、揺動部材の揺動回転の軌道面内に前記相対変位の方向が含まれている。よって、この揺動回転の軌道面と直交する方向については制振装置の寸法を小さく収めることができて、もって当該制振装置を建物の壁内等に収容し易くなる。
更に、連結位置は、揺動部材の回転半径方向に移動可能であるので、前記二部材の相対変位が大きくなるにつれて上記比率Rが小さくなる。よって、相対変位が過大になる時において、揺動部材から二部材へ付与される前記抑制力の拡大を抑えることができて、その結果、二部材の破損を有効に防止することができる。
前記隣り合う方向は鉛直方向であり、
前記相対変位に係る前記所定方向は水平方向であり、
前記一方の部材は、前記他方の部材の上方に載置されており、
前記揺動部材における前記支点と前記質量体との間の位置に前記連結位置が設定されており、
前記質量体は、前記揺動部材の二つの揺動端部のうちで前記支点から遠い方の揺動端部の質量を前記支点に近い方の揺動端部よりも大きくすべく、前記遠い方の揺動端部に一体に設けられていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、前記他方の部材に対して地震動等の水平方向の外力が入力された際に、一方の部材と他方の部材との間の水平方向の相対変位が大きくなる虞があるが、これを有効に防止可能となる。詳細については図4を参照しつつ後述する。
前記隣り合う方向は鉛直方向であり、
前記相対変位に係る記所定方向は水平方向であり、
前記他方の部材は、前記一方の部材の上方に載置されており、
前記揺動部材における前記支点と前記質量体との間の位置に前記連結位置が設定されており、
前記質量体は、前記揺動部材の二つの揺動端部のうちで前記支点から遠い方の揺動端部の質量を前記支点に近い方の揺動端部よりも大きくすべく、前記遠い方の揺動端部に一体に設けられていることを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、前記一方の部材よりも下方に位置する部材に対して地震動等の水平方向の外力が入力された際に、前記一方の部材と、前記下方に位置する部材との間の水平方向の相対変位が大きくなる虞があるが、これを有効に防止可能となる。詳細については図7を参照しつつ後述する。
また、連結位置は、前記支点と前記質量体との間に設定されているので、揺動部材の長大化を防ぐことができる。
前記揺動部材の揺動動作が入力されるダンパー部材を有し、
前記ダンパー部材は、前記揺動動作の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収することを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、ダンパー部材によって、前記二部材同士の相対変位に係る振動を減衰することができる。
前記ダンパー部材として、互いに当接する摩擦材と滑り板とを有し、
前記摩擦材及び前記滑り板のうちの一方の部材が前記揺動部材に固定されるとともに、前記一方の部材に対向してもう一方の部材が設けられ、
前記揺動部材の揺動によって、前記一方の部材が前記もう一方の部材に対して摺動することを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、揺動部材の揺動動作の運動エネルギーは、ダンパー部材によって摩擦熱等に変換されて消費され、これにより、前記二部材同士の相対変位に係る振動は有効に減衰される。
また、摩擦材が質量体の位置に固定され、かつ、この質量体の位置が、前記相対変位よりも大きく移動する位置にある場合には、摩擦材と滑り板との間に生じる摩擦力の大きさを、相対変位の増幅倍率を表す比率Rに基づいて拡大して、相対変位に沿う方向の減衰力として付与することができて、大きな減衰力を出力可能となる。
前記制振装置は、所定の大きさの摩擦力により接合された一対の摩擦面を有し、
前記一対の摩擦面に入力される力の大きさが前記摩擦力以下の場合には、前記一対の摩擦面同士は相対移動不能に当接する一方、前記一対の摩擦面に入力される力の大きさが前記摩擦力を超える場合には、前記一対の摩擦面同士が相対移動して、前記質量体への前記力の伝達を抑制することを特徴とする。
上記請求項6に示す発明によれば、過大な加速度を伴った相対変位の質量体への入力は、前記一対の摩擦面同士の相対移動により有効に抑制される。従って、質量体が過度に激しく揺動されて揺動部材や前記二部材が破損することは有効に回避される。
前記揺動部材は、前記質量体の位置と前記連結位置との間で分割された一対の分割体を本体とし、
一方の分割体及び他方の分割体は、それぞれ、前記一対の摩擦面うちの一方の摩擦面及び他方の摩擦面を有し、
前記一対の摩擦面同士は、互いに前記揺動部材の揺動回転方向に相対移動可能に案内されていることを特徴とする。
上記請求項7に示す発明によれば、過大な加速度を伴った相対変位の質量体への入力は、前記一対の摩擦面同士の相対移動によって確実に抑制される。
前記制振装置は、互いに対向しつつ相対移動可能に案内された一対の面と、前記一対の面の間に介装固定された弾性体と、を有し、
前記一対の面に高次振動が入力された際に、該高次振動を前記弾性体が吸収して、前記質量体への伝達を軽減することを特徴とする。
上記請求項8に示す発明によれば、相対変位が高次振動を伴っている場合であっても、当該高次振動は、弾性体に吸収されて質量体への伝達は軽減される。よって、質量体が高次振動により過度に振動されて揺動部材や前記二部材が破損することは有効に回避される。
図2A及び図2Bは、第1実施形態の制振装置10の側面図である。なお、図2Aには、上梁5aと下梁5bとの相対変位δが無い状態を示し、図2Bには同相対変位δが生じた状態を示している。
取り付け部材13は、上梁5aに揺動部材21を揺動可能に支持させるための部材である。すなわち、取り付け部材13は、ボルト止め等により上梁5aに移動不能に固定され、また、同取り付け部材13には水平ピン13aが設けられており、そして、この水平ピン13aに揺動部材21がピン接合されている。よって、当該水平ピン13aを前記支点Psとして揺動部材21は、前記相対変位δの方向を含む鉛直面内を揺動回転可能に支持されている。
図9A及び図9Bは、第2実施形態の制振装置10bの側面図である。なお、図9Aには、上梁5aと下梁5bとの相対変位δが無い状態を示し、図9Bには同相対変位δが生じた状態を示している。
第1実施形態では、相対変位δに係る振動を減衰するダンパー部材が設けられていなかったが、この第2実施形態ではダンパー部材が設けられている点で相違する。これ以外の内容は概ね第1実施形態と同様のため、同一の構成については同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
また、図9Aの例では、摩擦材43は質量体27に固定されている。そして、この質量体27の位置は、連結位置Pjを基準として支点Psよりも離れた位置にある。よって、摩擦材43と滑り板45との間に生じる摩擦力の大きさを、前記比率R(=(D2−D1)/D1)に基づいて拡大して、相対変位δに沿う方向の減衰力として連結位置Pjに付与することができて、すなわち、大きな減衰力を相対変位方向に出力可能となる。
更に言えば、ダンパー部材は、何等上述の摩擦ダンパー41に限るものではない。例えば、オイルダンパー等の粘性ダンパーや、粘弾性ダンパー、又は鋼材ダンパーを用いても良く、つまり、これらのダンパーの何れかを、揺動部材21と上梁5a(取り付け部材13を含む)又は下梁5b(連結部材31を含む)との間に介装しても良い。
また、第1実施形態の変形例10aに対して上述のダンパー部材を適用可能なのは言うまでもない。
図11は、第3実施形態の制振装置10cの説明図であり、揺動部材21を図2中のXI-XI断面視で示している。
この第3実施形態の制振装置10cは、第1実施形態の制振装置10に対してフェールセーフ機構51を追設したものである。すなわち、相対変位δが過大な加速度を伴っている場合には、この相対変位δの質量体27への伝達をフェールセーフ機構51によって抑制し、これにより、質量体27が過度に激しく揺動されて揺動部材21や上下梁5a,5b等が破損してしまうことを未然に防ぐようにしている。
なお、一対の摩擦面22a,23aは、それぞれ、図11の例のように一方の分割体22に滑り板55aを固定し、他方の分割体23に摩擦板55bを固定して形成しても良いし、あるいは、各分割体22,23の摩擦面22a,23aとなり得る部分に対してショットブラスト等の粗面加工を施して形成しても良い。
この変形例51aでは、第3実施形態の滑り板55a及び摩擦板55bに代えて弾性体としての板ゴム57が介装されている。すなわち、一方の分割体22及び他方の分割体23は互いに対向する面22c,23cを有し、これら面22c,23c同士の間には板ゴム57が介装されて各面22c,23cに移動不能に固定されている。また、前記面22c,23c同士は、第3実施形態の場合と同様に、レール等の適宜なガイド部材54aによって互いに揺動部材21の揺動回転方向に相対移動可能に案内されている。
なお、これらフェールセーフ機構51,51aの設置位置は、何等揺動部材21に限るものではなく、前記部材13や前記部材31に対して設置しても良い。すなわち、これら部材13,31の一方に対して、前記摩擦面22a,23aや前記面22c,23c等を形成しても良い。
また、第1実施形態の変形例10aに対して上述のフェールセーフ機構51,51aを適用可能なのは言うまでもない。
図13A及び図13Bは、第4実施形態の制振装置10dの側面図である。なお、図13Aには、上梁5aと下梁5bとの相対変位δが無い状態を示し、図13Bには同相対変位δが生じた状態を示している。
この変形例10eは、上述の第4実施形態との対比において、上梁5a及び下梁5bに対する梃子部材63の接続関係が逆になっている点で相違する。すなわち、第4実施形態では、梃子部材63の下端部の支点Pmが上梁5a側の第2部材64に設定されているとともに、支点Pmよりも上端部寄りの作用点Pnにおいて下梁5b側の第1部材62に連結されていたが、この変形例では、梃子部材63の下端部の支点Pmが下梁5b側の第1部材62に設定されているとともに、支点Pmよりも上端部寄りの作用点Pnにおいて上梁5a側の第2部材64に連結されている。
ここで、第1実施形態及び第1実施形態の変形例の作用効果を、一自由度系モデルに基づいて説明する。
また、式(1)の両辺をMで除すことで式(2)が得られる。
そして、式(3a)の両辺を(M+mR2)で除すことで式(4)が得られる。
式(4)は、式(5)〜(8)の形式で表すことができる。
式(6)〜(8)より、参考例たるボールねじ式慣性増幅機構を有した一自由度系モデルでは、式(2)の慣性増幅機構を有しない従来の一自由度系モデルと比べて、減衰係数およびバネ剛性をM/(M+mR2)倍に低減し、地動加速度についても(M+m)/(M+mR2)倍に低減する形として捉えることが出来る。
ここで、右辺の−mRの項は、図4を参照して前述したように、地動yによって、揺動部材21の質量体27から取り付け部材13を介して建物たる質点に力F1(=mα×[(D2−D1)/D1])が作用するからである。
そして、式(10)は、式(11)〜(12)の形式で表すことができる。
式(11)〜(12)より、第1実施形態に係るモデルの場合には、式(2)の慣性増幅機構を有しない従来の一自由度系モデルの場合と比べて、減衰係数およびバネ剛性をM/(M+mR2)倍に低減する形として捉えることができる。さらに、地動加速度については(M−mR)/(M+mR2)倍に低減する形であり、これは、これは式(8)の参考例たるボールねじ式慣性増幅機構を有した一自由度系モデルの場合よりも更に地動加速度を低減する形として捉えることが出来る。
また、式(13)の両辺を(M+mR2)で除すことで式(14)が得られる。
式(14)は、式(15)〜(16)の形式で表すことができる。
式(15)〜(16)より、第1実施形態の変形例10aに係るモデルの場合には、式(2)の慣性増幅機構を有しない従来の一自由度系モデルの場合と比べて、減衰係数およびバネ剛性をM/(M+mR2)倍にし、地動加速度については(M+m(R−1))/(M+mR2)倍にする形として捉えることが出来る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
10 制振装置、10a 制振装置、10b 制振装置、10c 制振装置、
10d 制振装置、10e 制振装置、
13 取り付け部材、13a 水平ピン、
21 揺動部材、21h 連結孔、
22 分割体、22a 摩擦面、22c 面、
23 分割体、23a 摩擦面、23c 面、
27 質量体、
31 連結部材、31a 脚材、31b 水平材、
33 水平ピン、41 摩擦ダンパー(ダンパー部材)、
43 摩擦材、45 滑り板、
47 シリンダ、48 ピストン、
51 フェールセーフ機構、51a フェールセーフ機構、
53 締結部材、54 ガイド部材、54a ガイド部材、
55a 滑り板、55b 摩擦板、57 板ゴム(弾性体)、
61 連結部材、62 第1部材、62a 水平ピン、
63 梃子部材、63h 長孔、64 第2部材、
Ps 支点、Pj 連結位置、
Pf 力点、Pm 支点、Pn 作用点
Claims (8)
- 隣り合って配された二部材同士の間に介装されて、前記二部材同士が隣り合う方向と交差する所定方向に相対変位する際に前記二部材同士の前記相対変位を抑制する制振装置であって、
前記二部材のうちの一方の部材に設定された支点周りに揺動可能に支持された揺動部材と、
前記揺動部材における所定位置を連結位置として、前記揺動部材を前記二部材のうちの他方の部材に連結する連結部材と、
前記揺動部材において前記相対変位よりも大きく移動する位置に一体に設けられた質量体と、を有し、
前記揺動部材の揺動動作に応じて、前記連結位置が前記揺動部材の揺動回転に係る回転半径方向に移動可能なように、前記連結部材と前記揺動部材とは連結されており、
前記相対変位が前記支点及び前記連結部材を介して前記揺動部材に入力されて前記揺動部材が揺動することにより、前記相対変位を抑制することを特徴とする制振装置。 - 請求項1に記載の制振装置であって、
前記隣り合う方向は鉛直方向であり、
前記相対変位に係る前記所定方向は水平方向であり、
前記一方の部材は、前記他方の部材の上方に載置されており、
前記揺動部材における前記支点と前記質量体との間の位置に前記連結位置が設定されており、
前記質量体は、前記揺動部材の二つの揺動端部のうちで前記支点から遠い方の揺動端部の質量を前記支点に近い方の揺動端部よりも大きくすべく、前記遠い方の揺動端部に一体に設けられていることを特徴とする制振装置。 - 請求項1に記載の制振装置であって、
前記隣り合う方向は鉛直方向であり、
前記相対変位に係る記所定方向は水平方向であり、
前記他方の部材は、前記一方の部材の上方に載置されており、
前記揺動部材における前記支点と前記質量体との間の位置に前記連結位置が設定されており、
前記質量体は、前記揺動部材の二つの揺動端部のうちで前記支点から遠い方の揺動端部の質量を前記支点に近い方の揺動端部よりも大きくすべく、前記遠い方の揺動端部に一体に設けられていることを特徴とする制振装置。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の制振装置であって、
前記揺動部材の揺動動作が入力されるダンパー部材を有し、
前記ダンパー部材は、前記揺動動作の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収することを特徴とする制振装置。 - 請求項4に記載の制振装置であって、
前記ダンパー部材として、互いに当接する摩擦材と滑り板とを有し、
前記摩擦材及び前記滑り板のうちの一方の部材が前記揺動部材に固定されるとともに、前記一方の部材に対向してもう一方の部材が設けられ、
前記揺動部材の揺動によって、前記一方の部材が前記もう一方の部材に対して摺動することを特徴とする制振装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の制振装置であって、
前記制振装置は、所定の大きさの摩擦力により接合された一対の摩擦面を有し、
前記一対の摩擦面に入力される力の大きさが前記摩擦力以下の場合には、前記一対の摩擦面同士は相対移動不能に当接する一方、前記一対の摩擦面に入力される力の大きさが前記摩擦力を超える場合には、前記一対の摩擦面同士が相対移動して、前記質量体への前記力の伝達を抑制することを特徴とする制振装置。 - 請求項6に記載の制振装置であって、
前記揺動部材は、前記質量体の位置と前記連結位置との間で分割された一対の分割体を本体とし、
一方の分割体及び他方の分割体は、それぞれ、前記一対の摩擦面うちの一方の摩擦面及び他方の摩擦面を有し、
前記一対の摩擦面同士は、互いに前記揺動部材の揺動回転方向に相対移動可能に案内されていることを特徴とする制振装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の制振装置であって、
前記制振装置は、互いに対向しつつ相対移動可能に案内された一対の面と、前記一対の面の間に介装固定された弾性体と、を有し、
前記一対の面に高次振動が入力された際に、該高次振動を前記弾性体が吸収して、前記質量体への伝達を軽減することを特徴とする制振装置。
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