JP5418146B2 - ナノコンポジット熱電変換材料およびその製造方法 - Google Patents

ナノコンポジット熱電変換材料およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱電変換材料マトリクス中にナノサイズのフォノン散乱粒子が分散したナノコンポジット熱電変換材料およびその製造方法に関する。
熱電変換材料は、2つの基本的な熱電効果であるゼーベック(Seebeck)効果及びペルチェ(Peltier)効果に基づき、熱エネルギと電気エネルギとの直接変換を行なうエネルギ材料である。
熱電変換材料を用いた熱電発電デバイスは、従来の発電技術に比べて、構造は簡単で、堅牢かつ耐久性が高く、可動部材は存在せず、マイクロ化が容易であり、メンテナンス不要で信頼性が高く、寿命が長く、騒音は発生せず、汚染も発生せず、低温の廃熱を利用可能であるといった多くの利点がある。
熱電変換材料を用いた熱電冷却デバイスも、従来の圧縮冷却技術に比べて、フロン不要で汚染は発生せず、小型化は容易で、可動部材は存在せず、騒音も発生しないなどの利点がある。
そのため、特に近年のエネルギ問題や環境問題の重大化に伴い、航空・宇宙、国防建設、地質及び気象観測、医療衛生、マイクロ電子などの領域や石油化工、冶金、電力工業における廃熱利用方面などの広範な用途への実用化が期待されている。
熱電変換材料の性能を評価する指数として、パワーファクターP=S2σおよび無次元性能指数ZT=(S2σ/κ)Tが用いられている。ここで、S:ゼーベック係数、σ:導電率、κ:熱伝導率、T:絶対温度である。すなわち、良好な熱電特性を得るには、ゼーベック係数Sおよび導電率σが高く、熱伝導率κが低いことが必要である。
熱伝導率κを低減するためには、熱伝導の担い手の一つであるフォノンを散乱させることが有効であり、熱電変換材料マトリクス中にフォノン散乱用の粒子が分散したコンポジット熱電変換材料が提唱されている。
特許文献1に、CoSbx(2.7<x<3.4)熱電変換材料のマトリクス中に、フォノン散乱粒子としてサブミクロン〜数百ミクロンのセラミック粒子を分散させたコンポジット熱電変換材料が記載されている。マトリクス材料の原料粉末とセラミック粉末とを混合、成形、焼成する製造方法も開示されている。
しかし、特許文献1には、マトリクスとフォノン散乱粒子(セラミック粒子)との界面については言及されておらず、熱伝導率は、実施例で1.8〜3W/kmであり、フォノン散乱粒子を分散させないCoSbx熱電変換材料単独の約5W/kmに比べれば確かに低いが、更に熱伝導率を低下させることが望まれていた。
特許文献2に、マトリクスとフォノン散乱粒子との界面に粗さを付与する(界面密度を高める)ことにより、フォノン散乱粒子による散乱作用が増強されることが教示されている。熱電変換材料CoSb系のマトリクスにフォノン散乱粒子としてAl、SiOのナノ粒子を分散させた際の界面粗さを利用しており、更に界面粗さを高めることはできなかった。
特開2000−261047号公報 特開2009−147145号公報
本発明は、熱電変換材料のマトリクスとフォノン散乱粒子との界面粗さを高める新規な構造により、熱伝導率を大幅に低下させて熱電変換性能を高めたナノコンポジット熱電変換材料およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、熱電変換材料の結晶質マトリクス中に、この熱電変換材料とは結晶構造が異なるナノオーダーの厚さの結晶質被膜で被覆された非晶質ナノ粒子から成るフォノン散乱粒子が分散しているナノコンポジット熱電変換材料が提供される。
更に、本発明によれば、熱電変換材料の各構成元素の塩の溶液であって、該熱電変換材料の固溶限に対して、該構成元素のうちの1元素を過剰に含み、他の構成元素は固溶範囲内の量で含む溶液に、非晶質ナノ粒子を分散させる工程1、
上記溶液に還元剤を加えて、上記非晶質ナノ粒子の周囲に、上記1元素について過飽和の上記熱電変換材料から成るマトリクス前躯体を析出させてナノコンポジット粒子を得る工程2、
得られたナノコンポジット粒子を熱処理することにより、上記マトリクス前躯体を合金化して上記熱電変換材料の結晶質マトリクスを形成し、同時に、上記1元素を上記非晶質ナノ粒子の表面に析出させて結晶質被膜を形成する工程3
を含むナノコンポジット熱電変換材料の製造方法が提供される。
更に、本発明によれば、熱電変換材料の構成元素のうちの1元素の塩の第1溶液であって、下記第2溶液に加えると該熱電変換材料の固溶限に対して過剰になる量で該1元素を含む第1溶液に、非晶質ナノ粒子を分散させる工程1、
上記非晶質ナノ粒子が分散した上記第1溶液に還元剤を加えて、上記非晶質ナノ粒子の表面に、上記1元素を析出させて被膜を形成して第1ナノコンポジット粒子を得る工程2、
上記熱電変換材料の各構成元素の塩の溶液であって、各構成元素を該熱電変換材料の固溶範囲内の量で含む第2溶液に、上記第1ナノコンポジット粒子を分散させる工程3、
上記第1ナノコンポジット粒子が分散した上記第2溶液に還元剤を加えて、上記第1ナノコンポジット粒子の周囲に、上記熱電変換材料から成るマトリクス前躯体を析出さて第2ナノコンポジット粒子を得る工程4、
得られた第2ナノコンポジット粒子を熱処理することにより、上記工程2で形成した被膜を結晶化し、同時に、上記工程4で形成したマトリクス前躯体を合金化して上記熱電変換材料の結晶質マトリクスを形成する工程5
を含むナノコンポジット熱電変換材料の製造方法が提供される。
本発明のナノコンポジット熱電変換材料は、熱電変換材料の結晶質マトリクス中に、この熱電変換材料とは結晶構造が異なるナノオーダーの厚さの結晶質被膜で被覆された非晶質ナノ粒子から成るフォノン散乱粒子が分散していることにより、結晶質被膜がマトリクス結晶と非晶質粒子とにナノオーダーで挟まれることで、格子不整合により大きな界面粗さが発生してフォノン散乱が促進されるので、熱伝導率(κ)が大きく低下し、熱電変換性能指数(ZT=(S2σ/κ)T)が著しく向上する。
また、フォノン散乱粒子の体積の大きな部分が非晶質ナノ粒子(SiOなど)の安価な材料で構成されるため、原料コストを低減することが可能である。
更に、フォノン散乱粒子径が大きくなると、フォノンが粒子内部を透過する頻度が高まるが、マトリクス/被膜の界面と被膜/非晶質粒子の界面という2重の界面で散乱されるので、熱伝導率の低下する効果が大きい。
図1は、本発明のナノコンポジット熱電変換材料の内部構造を示す模式図である。 図2は、本発明のナノコンポジット熱電変換材料を製造する2つの方法を示す模式図である。 図3は、実施例1において本発明の製造方法1によって製造したナノコンポジット熱電変換材料のTEM像を示す写真である。 図4は、実施例2において本発明の製造方法2によって製造したナノコンポジット熱電変換材料のTEM像を示す写真である。 図5は、実施例1、2で製造したナノコンポジット熱電変換材料の特性値を従来値と比較して示すグラフである。
図1に、本発明のナノコンポジット熱電変換材料の内部構造を模式的に示す。
図1(1)に示すナノコンポジット熱電変換材料100は、熱電変換材料の結晶質マトリクス102中に、この熱電変換材料とは結晶構造が異なるナノオーダーの厚さの結晶質被膜104で被覆された非晶質ナノ粒子106から成るフォノン散乱粒子108が分散して構成されている。
図1(2)に、図1(1)の破線枠Fで囲んだ部分を拡大して示す。結晶質被膜104がマトリクス結晶102と非晶質粒子106とにナノオーダーで挟まれることで、格子不整合により大きな界面粗さRが発生している。すなわち、結晶質被膜104とマトリクス結晶102との界面粗さR1および結晶質被膜104と非晶質粒子106との界面粗さR2によって、フォノン散乱粒子108と結晶質マトリクス102との間には界面粗さRが形成される。この界面粗さRによってフォノンの散乱が高まり、熱伝導率が低下する。
図2に、本発明のナノコンポジット熱電変換材料を製造方法1、2について、各構成相の変遷を各工程毎に示す。
具体例として、熱電変換材料(Bi,Sb)Teの結晶質マトリクス中に、この熱電変換材料(Bi,Sb)Teとは結晶構造が異なるナノオーダーの厚さの結晶質被膜Sbで被覆された非晶質ナノ粒子SiOから成るフォノン散乱粒子Sb/SiOが分散しているナノコンポジット熱電変換材料の製造する場合を説明する。
先ず、図2〔I〕を参照して、本発明の製造方法1を説明する。
≪製造方法1≫
<工程1:図2〔I〕(1)>
熱電変換材料(Bi,Sb)Teの各構成元素Bi,Sb,Teの塩(例えばBiCl,SbCl,TeCl)の溶液Sであって、該熱電変換材料(Bi,Sb)Teの固溶限に対して、該構成元素Bi,Sb,Teのうちの1元素(例えばSb)を過剰に含み、他の構成元素(この例ではBi,Te)は固溶範囲内の量で含む溶液Sに、非晶質ナノ粒子SiO106を分散させる。
<工程2:図2〔I〕(2A)−(2B)>
上記溶液Sに還元剤(例えばNaBH)を加えて、上記非晶質ナノ粒子SiO106の周囲に、上記1元素Sbについて過飽和の上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teから成るマトリクス前躯体103を析出させてナノコンポジット粒子105を得る。
図2〔I〕の(2A)は、還元の初期において、溶液中で個々の非晶質ナノ粒子SiO106に熱電変換材料(Bi,Sb)Te(ただしSbを過飽和に固溶)のマトリクス前躯体103が析出してくる状態を示している。
図2〔I〕の(2B)は、溶液全体で還元が完了して、熱電変換材料(Bi,Sb)Te(ただしSbを過飽和に固溶)のマトリクス前躯体103中に非晶質ナノ粒子SiO106が分散して、スラリー状になった状態を示す。
<工程3:図2〔I〕(3)>
得られたナノコンポジット粒子105のスラリーを熱処理することにより、上記マトリクス前躯体103を合金化して上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teの結晶質マトリクス102を形成し、同時に、上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teに過飽和に含まれていた上記1元素Sbを上記非晶質ナノ粒子SiOの表面に酸化物として析出させて結晶質被膜Sb104を形成する。マトリクス102中には、非晶質ナノ粒子SiO106および結晶質被膜物質Sb104が一部単独で存在する場合もある。
次に、図2〔II〕を参照して、本発明の製造方法2を説明する。
≪製造方法2≫
<工程1:図2〔II〕(1)>
熱電変換材料(Bi,Sb)Teの構成元素Bi,Sb,Teのうちの1元素(例えばSb)の塩(例えばSbCl)の第1溶液S1であって、下記第2溶液S2に加えると該熱電変換材料(Bi,Sb)Teの固溶限に対して過剰になる量で該1元素Sbを含む第1溶液S1に、非晶質ナノ粒子SiO106を分散させる。
<工程2:図2〔II〕(2A)>
上記非晶質ナノ粒子SiOが分散した上記第1溶液S1に還元剤(例えばNaBH)を加えて、上記非晶質ナノ粒子SiOの表面に、上記1元素Sbを析出させて被膜104’を形成して第1ナノコンポジット粒子107を得る。
<工程3−工程4:図2〔II〕(2B)−(2C)>
上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teの各構成元素Bi,Sb,Teの塩(例えばBiCl,SbCl,TeCl)の溶液S2であって、各構成元素Bi,Sb,Teを該熱電変換材料の固溶範囲内の量で含む第2溶液S2に、上記第1ナノコンポジット粒子107を分散させる(工程3)。
上記第1ナノコンポジット粒子107が分散した上記第2溶液S2に還元剤(例えばNaBH)を加えて、上記第1ナノコンポジット粒子107の周囲に、上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teから成るマトリクス前躯体102’を析出させて第2ナノコンポジット粒子109を得る(工程4)。
図2〔II〕の(2B)は、還元の初期において、溶液中で個々の第1ナノコンポジット粒子107に熱電変換材料(Bi,Sb)Teのマトリクス前躯体102’が析出してくる状態を示している。
図2〔II〕の(2C)は、溶液全体で還元が完了して、熱電変換材料(Bi,Sb)Teのマトリクス前躯体102’中に第1ナノコンポジット粒子107が分散して、スラリー状になった状態を示す。
<工程5:図2〔II〕(3)>
得られた第2ナノコンポジット粒子109を熱処理することにより、上記工程2で形成した被膜104’を酸化および結晶化し(104)、同時に、上記工程4で形成したマトリクス前躯体102’を合金化して上記熱電変換材料(Bi,Sb)Teの結晶質マトリクス102を形成する。
上記2つの製造方法において、熱電変換材料として(Bi,Sb)Te、結晶質被膜としてSb、非晶質ナノ粒子としてSiOを具体例として説明したが、これらに限定する必要はなく、下記のように種々の物質を用いることができる。
熱電変換材料/結晶質被膜:(Bi,Sb)Te/Sb、(Bi,Sb)(Te,Se)/Te、Bi、TeOx、BiOx、Se、SeOx、Sb、さらに(Bi,Sn)Te/Sn、SnOx
非晶質ナノ粒子:SiO、Al、TiO、Si
非晶質ナノ粒子の粒径は、1nm〜100nm、望ましくは3nm〜20nm、更に望ましくは5nm〜10nmである。
結晶質被膜の厚さは、1nm〜100nm、望ましくは3nm〜20nm、更に望ましくは3nm〜10nmである。
≪実施例1≫
本発明の製造方法1により下記のナノコンポジット熱電変換材料を製造した。
《製造したナノコンポジット熱電変換材料の構成》
マトリクス:(Bi,Sb)Te
非晶質粒子:SiO
結晶質被膜:Sb
<工程1>
エタノール100mlに、塩化ビスマス(BiCl)を0.4g、塩化テルル(TeCl)を2.56g、塩化アンチモン(SbCl)を1.34g溶解した溶液に、平均粒径5nmのシリカ(SiO)を0.28g分散させた。
<工程2>
還元剤として、エタノール100mlにNaBH2.5gを溶解して、上記の溶液に滴下して還元を行なった。これにより、Sbを過飽和に固溶する熱電変換材料の組成(Bi,Sb)Teのマトリクス前躯体とし、その中にシリカ(SiO)のナノ粒子が分散したエタノールスラリーを得た。
上記スラリーを水500ml+エタノール300mlの溶液でろ過し、その後更にエタノール300mlでろ過洗浄した。
<工程3>
密閉したオートクレーブ中で、240℃×48hの水熱処理を行ない、合金化させた。
その後、Nガスフロー雰囲気で乾燥させ、粉末を回収した。これにより約2.1gの粉末が回収された。
<焼結工程>
得られた粉末に360℃でSPS焼結(放電プラズマ焼結)を行ない、ナノコンポジット熱電変換材料のバルク体を作製した。
<顕微鏡観察>
製造方法1により得られた(Bi,Sb)Te/Sb/SiOナノコンポジット熱電変換材料をTEM(透過電子顕微鏡)観察し、組織の構成物質を同定した。図3に典型的な組織のTEM像を示す。
図3(A)は本発明による典型的な組織を示し、熱電変換材料(Bi,Sb)Teの結晶質マトリクス(周囲の黒色領域)の中に、結晶質被膜Sb(白色)に表面を覆われた複数の非晶質ナノ粒子SiO(黒色)が認められる。
図3(AA)に、図3(A)の枠囲み部分の拡大像を示す。マトリクスの(Bi,Sb)Te熱電変換材料と、結晶質被膜Sbとの界面に平均2.6nmという極めて大きな界面粗さが発生していることが分かる。
図3(B)の視野では、マトリクス熱電変換材料(Bi,Sb)Te(周囲の暗灰色)中に、結晶質Sb(白色)が単独で存在しており、図3(C)の視野では、マトリクス熱電変換材料(Bi,Sb)Te(周囲の暗灰色)中に、結晶質Sb(白色)と非晶質ナノ粒子SiO(白色)とがそれぞれ単独で分散している状態が観察される。これらは、図2〔I〕(3)を参照して説明した析出形態である。このように結晶質Sbと非晶質ナノ粒子SiOとがそれぞれ単独で存在していても、後に説明するように熱伝導率の大幅な低下が実現している。ただし、これら全てが単独で存在せず結晶質Sb被膜/非晶質ナノ粒子SiOの形で複合した状態にすれば、更にフォノン散乱が高まり熱伝導率の低下が促進されると考えられる。
≪実施例2≫
本発明の製造方法2により、実施例1と同様の構成のナノコンポジット熱電変換材料を製造した。
<工程1>
エタノール100mlに、塩化アンチモン(SbCl)を0.32g溶解した第1溶液S1に、平均粒径5nmのシリカ(SiO)を0.15g分散させた。
<工程2>
還元剤として、エタノール100mlにNaBH0.6gを溶解して、上記の第1溶液S1に滴下して還元を行なった。これにより、Sbがシリカ(SiO)ナノ粒子表面に析出して被膜を形成した第1ナノコンポジット粒子を得た。なお、仕込み量は、Sb被膜の厚さが数nmとなるように調整した。
<工程3>
エタノール100mlに、塩化ビスマス(BiCl)を0.4g、塩化テルル(TeCl)を2.56g、塩化アンチモン(SbCl)を1.16g溶解した第2溶液S2に、上記第1ナノコンポジット粒子(平均粒径10nm)を分散させた。
<工程4>
還元剤として、エタノール100mlにNaBH2.2gを溶解して、上記の第2溶液S2に滴下して還元を行なった。これにより、熱電変換材料の組成(Bi,Sb)Teのマトリクス前躯体とし、その中に上記第1ナノコンポジット粒子が分散したエタノールスラリーを得た。
上記スラリーを水500ml+エタノール300mlの溶液でろ過し、その後更にエタノール300mlでろ過洗浄した。
<工程5>
密閉したオートクレーブ中で、240℃×48hの水熱処理を行ない、合金化させた。このとき、マトリクス前駆体が合金化して熱電変換材料(Bi,Sb)Teのマトリクスが形成し、同時に、第1ナノコンポジットのSb被膜が酸化して結晶質被膜Sbが形成した。このとき、Sb被膜が厚すぎると被膜のSbがマトリクス中に拡散してマトリクスの組成ずれが生ずる可能性がある。そのため、工程2において、Sb被膜の厚さが数nmとなるように仕込み量を調整した。
その後、Nガスフロー雰囲気で乾燥させ、粉末を回収した。これにより約2.1gの粉末が回収された。
<焼結工程>
得られた粉末に360℃でSPS焼結(放電プラズマ焼結)を行ない、ナノコンポジット熱電変換材料のバルク体を作製した。
<顕微鏡観察>
製造方法2により得られた(Bi,Sb)Te/Sb/SiOナノコンポジット熱電変換材料をTEM(透過電子顕微鏡)観察し、組織の構成物質を同定した。図4に典型的な組織のTEM像を示す。
図4(A)(B)は本発明による典型的な組織を示し、熱電変換材料(Bi,Sb)Teの結晶質マトリクス(周囲の黒色領域)の中に、結晶質被膜Sb(白色)に表面を覆われた複数の非晶質ナノ粒子SiO(黒色)が認められる。
図4(AA)に、図4(A)の枠囲み部分の拡大像を示す。マトリクスの(Bi,Sb)Te熱電変換材料と、結晶質被膜Sbとの界面に平均2.7nmという極めて大きな界面粗さが発生していることが分かる。
製造方法2の場合、結晶質Sbおよび非晶質ナノ粒子SiOがそれぞれ単独で存在することは見出されなかった。
<特性評価>
実施例1、2で得られた製造方法1、2によるナノコンポジット熱電変換材料について熱伝導率を測定した。ゼーベック係数、比抵抗の測定結果と共に図5に示す。
なお、測定方法は下記のとおりである。
1.熱伝導率の測定
定常法熱伝導率評価法及びフラッシュ法(非定常法)(ネッチ社製フラッシュ法熱伝導率測定装置)により測定した。
2.出力因子
アルパック理工製ZEMを用いて、ゼーベック係数及び比抵抗を測定。ゼーベック係数は△V/△Tを3点フィッティングした。比抵抗は4端子法にて測定を行った。
図5(1)に示すように、熱伝導率κは約0.2W/m/Kであり、フォノン散乱粒子を用いない従来(*)の熱電変換材料(BiTe(SbTe1−xの熱伝導率κ=約1.4W/m/Kに比べて、遥かに低い値が達成された。図5の結果では、製造方法1の方が製造方法2よりも比抵抗が高いため、熱伝導率低減によるZTの向上効果は、製造方法2の方が高い。
図5(2)に示すように、ゼーベック係数は従来(*)と同等である。
図5(3)に示すように、比抵抗はセラミックスが複合化されている分、従来(*)より若干増加している。
(*)従来値の出典: Journal of Crystal Growth 277(2005) pp.258-263.
本発明によれば、熱電変換材料のマトリクスとフォノン散乱粒子との界面粗さを高める新規な構造により、熱伝導率を大幅に低下させて熱電変換性能を高めたナノコンポジット熱電変換材料およびその製造方法が提供される。
100 ナノコンポジット熱電変換材料
102 熱電変換材料の結晶質マトリクス
103 マトリクス前躯体
104 結晶質被膜
105 ナノコンポジット粒子
106 非晶質ナノ粒子
107 第1ナノコンポジット粒子
108 フォノン散乱粒子
109 第2ナノコンポジット粒子

Claims (3)

  1. 熱電変換材料の各構成元素の塩の溶液であって、該熱電変換材料の固溶限に対して、該構成元素のうちの1元素を過剰に含み、他の構成元素は固溶範囲内の量で含む溶液に、非晶質ナノ粒子を分散させる工程1、
    上記溶液に還元剤を加えて、上記非晶質ナノ粒子の周囲に、上記1元素について過飽和の上記熱電変換材料から成るマトリクス前躯体を析出させてナノコンポジット粒子を得る工程2、
    得られたナノコンポジット粒子を熱処理することにより、上記マトリクス前躯体を合金化して上記熱電変換材料の結晶質マトリクスを形成し、同時に、上記1元素を上記非晶質ナノ粒子の表面に析出させて結晶質被膜を形成する工程3
    を含むナノコンポジット熱電変換材料の製造方法。
  2. 熱電変換材料の構成元素のうちの1元素の塩の第1溶液であって、下記第2溶液に加えると該熱電変換材料の固溶限に対して過剰になる量で該1元素を含む第1溶液に、非晶質ナノ粒子を分散させる工程1、
    上記非晶質ナノ粒子が分散した上記第1溶液に還元剤を加えて、上記非晶質ナノ粒子の表面に、上記1元素を析出させて被膜を形成して第1ナノコンポジット粒子を得る工程2、
    上記熱電変換材料の各構成元素の塩の溶液であって、各構成元素を該熱電変換材料の固溶範囲内の量で含む第2溶液に、上記第1ナノコンポジット粒子を分散させる工程3、
    上記第1ナノコンポジット粒子が分散した上記第2溶液に還元剤を加えて、上記第1ナノコンポジット粒子の周囲に、上記熱電変換材料から成るマトリクス前躯体を析出させて第2ナノコンポジット粒子を得る工程4、
    得られた第2ナノコンポジット粒子を熱処理することにより、上記工程2で形成した被膜を結晶化し、同時に、上記工程4で形成したマトリクス前躯体を合金化して上記熱電変換材料の結晶質マトリクスを形成する工程5
    を含むナノコンポジット熱電変換材料の製造方法。
  3. 熱電変換材料の結晶質マトリクス中に、この熱電変換材料とは結晶構造が異なるナノオーダーの厚さの結晶質被膜で被覆された非晶質ナノ粒子から成るフォノン散乱粒子が分散しているナノコンポジット熱電変換材料。
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