JP5417964B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5417964B2
JP5417964B2 JP2009103204A JP2009103204A JP5417964B2 JP 5417964 B2 JP5417964 B2 JP 5417964B2 JP 2009103204 A JP2009103204 A JP 2009103204A JP 2009103204 A JP2009103204 A JP 2009103204A JP 5417964 B2 JP5417964 B2 JP 5417964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
injector
internal combustion
fuel injection
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009103204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010255441A (ja
Inventor
宏幸 田中
進 荒木
剛 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009103204A priority Critical patent/JP5417964B2/ja
Publication of JP2010255441A publication Critical patent/JP2010255441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417964B2 publication Critical patent/JP5417964B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/3094Controlling fuel injection the fuel injection being effected by at least two different injectors, e.g. one in the intake manifold and one in the cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2250/00Engine control related to specific problems or objectives
    • F02D2250/02Fuel evaporation in fuel rails, e.g. in common rails

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関するものである。
従来、燃焼室に燃料を直接噴射する直噴インジェクタと吸気通路に燃料を噴射する吸気通路インジェクタとを備え、それら各インジェクタによる燃料噴射形態を機関運転状態に基づいて適宜切り替えるようにした内燃機関が提案されている。このような内燃機関において直噴インジェクタから燃料噴射を実行するにあたっては、高圧となる燃焼室に燃料を噴射する必要があるため、直噴インジェクタの燃料噴射圧(燃料圧力)は吸気通路インジェクタのそれと比較して高圧に設定されている。
ところで、内燃機関が停止状態に移行すると、燃料ポンプの作動が停止されるため、燃料供給系内の燃料圧力は低下する。したがって、内燃機関の始動時における燃料供給系の燃料圧力は低圧状態となる。
このような内燃機関の始動時に直噴インジェクタによる燃料噴射を実行すると、燃料圧力が直噴インジェクタの燃料噴射圧に昇圧されるまで燃料噴射を待機する必要が生じることがあり、速やかな機関始動が困難なものとなってしまう。このため内燃機関の始動時には、吸気通路インジェクタによる燃料噴射を実行することにより、その始動を速やかなものとしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−83727号公報
ところで、内燃機関が停止状態に移行すると、燃料供給系内で燃料の流れが生じないこと、及び、燃料供給系内の燃料が内燃機関からの熱を受けることから、燃料中に燃料が気化したベーパ(気化燃料)が発生する可能性がある。そして、機関始動時にこのようなベーパを含有する燃料が噴射されると、密度の低い燃料が燃焼室に供給されることとなり、必要な燃料供給量が確保できなくなるおそれがある。
このような燃料噴射量に与えるベーパの影響は、吸気通路インジェクタにより燃料を噴射するときの方が、直噴インジェクタにより燃料を噴射するときと比較して大きいものとなる。すなわち、吸気通路インジェクタによる燃料噴射を実行する際は、燃料供給系の燃料圧力は低圧に維持されるので、ベーパの燃料中に占める割合は大きいものとなり、その影響が大きいものとなる。
このため、ベーパが発生すると予想される内燃機関の高温始動時において、機関始動を速やかに行う観点から通常通り吸気通路インジェクタによる燃料噴射を実行すると、噴射燃料中のベーパによって燃料噴射量が減少することにより、空燃比がリーンとなり、排気性状の悪化や失火の発生を招くおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の高温始動時に燃料供給系にベーパが発生している場合であっても、燃料噴射量の減少を抑制することのできる燃料噴射制御装置を提供することにある。
(1)本手段の一形態は、「内燃機関の燃料噴射制御装置であって、前記内燃機関は、直噴インジェクタおよび吸気通路インジェクタを有し、前記直噴インジェクタは、気筒内に燃料を噴射し、前記吸気通路インジェクタは、吸気通路に燃料を噴射し、前記燃料噴射制御装置は、燃料に含まれるベーパ量を推定する推定手段を有し、総燃料噴射量に対する前記直噴インジェクタの燃料噴射比率、および前記総燃料噴射量に対する前記吸気通路インジェクタの燃料噴射比率を機関運転状態に応じて変更し、前記内燃機関の始動時において、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が所定の閾値以上、かつ前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が所定圧力以上のとき、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させ、前記内燃機関の始動時において、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が前記所定の閾値以上、かつ前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が前記所定圧力未満のとき、前記吸気通路インジェクタに燃料を噴射させ、かつ前記直噴インジェクタに燃料を噴射させず、前記内燃機関の始動時において、前記吸気通路インジェクタに燃料を噴射させ、前記直噴インジェクタに燃料を噴射させていないとき、かつ前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が前記所定圧力未満から前記所定圧力以上に変化したとき、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させ、前記内燃機関の始動時において、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させるとき、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が大きくなるにつれて前記直噴インジェクタの燃料噴射比率を大きくする内燃機関の燃料噴射制御装置」を含む。
(2)上記手段の一形態は、「前記推定手段は、前記内燃機関の運転が停止していたときの前記内燃機関の温度が高いときほど前記ベーパ量の推定値を大きくする内燃機関の燃料噴射制御装置」を含む。
(3)上記手段の一形態は、「前記推定手段は、前記内燃機関の始動時における前記内燃機関の温度が高いときほど前記ベーパ量の推定値を大きくする内燃機関の燃料噴射制御装置」を含む。
同構成によれば、燃料に含まれるベーパ量が所定の閾値以上であり、吸気通路インジェクタの燃料噴射量が不足する傾向にあるときには、吸気通路インジェクタ及び直噴インジェクタによる燃料噴射が実行される。このように吸気通路インジェクタに加えて直噴インジェクタによる燃料噴射を実行することによって、吸気通路インジェクタの燃料噴射比率を低くして燃料噴射量が不足することを抑制することができるようになる。したがって、内燃機関の高温始動時に、燃料供給系にベーパが発生している場合であっても燃料噴射量の減少を抑制することができるようになる。
また、直噴インジェクタの燃料噴射圧が所定圧力未満であるときに直噴インジェクタによる燃料噴射が実行されると、燃焼室内における燃料の霧化の促進が困難となり、未燃焼ガスなどが排出されてしまうおそれがある。この点、同構成によれば、直噴インジェクタの燃料噴射圧が所定圧力未満であるときには、同噴射圧が所定圧力以上になるまで同直噴インジェクタによる燃料噴射の実行を保留するようにしている。このため、燃焼室に噴射された燃料の霧化が困難となって未燃燃料が排出されるおそれを抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、
前記推定手段によって推定されるベーパ量が多いときほど、前記直噴インジェクタの燃料噴射比率を増加させることを要旨とする。
上記(1)の手段は、内燃機関の始動時において、吸気通路インジェクタおよび直噴インジェクタに燃料を噴射させるとき、推定手段により出力されるベーパ量の推定値が大きくなるにつれて直噴インジェクタの燃料噴射比率を大きくする。このため、吸気通路インジェクタからベーパを含む燃料が噴射されにくくなる。このため、燃料噴射量の不足を抑制する効果が高められる。
なお、ベーパ量の推定に際しては、請求項に記載の発明によるように、機関停止時の機関温度に高いほど燃料に含まれるベーパ量が多いと推定する、あるいは請求項に記載の発明によるように、機関始動時の機関温度が高いほど、燃料に含まれるベーパ量が多いと推定する、といった構成を採用することができる。
本実施の形態にかかる内燃機関及びその制御装置についての全体構成を示した模式図。 本実施の形態にかかる内燃機関の始動時における燃料噴射比率設定処理についてその処理手順を示すフローチャート。 水温から燃料に含まれるベーパ量を推定するためのマップ。 燃料に含まれるベーパ量から直噴インジェクタの燃料噴射比率を設定するためのマップ。 総燃料噴射量、直噴インジェクタの燃料噴射比率、吸気通路インジェクタの燃料噴射比率、直噴インジェクタの燃料噴射圧の時間変化を示すタイミングチャート。
以下、この発明にかかる燃料噴射制御装置を具体化した一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に本実施の形態にかかる内燃機関及びその制御装置についての全体構成を示す。同図1に示されるように、各気筒17の内部には、ピストン14が往復動可能に設けられており、このピストン14の頂面と気筒17の内周面とにより燃焼室12が区画形成されている。この燃焼室12には、吸気通路11及び排気通路13がそれぞれ接続されている。そして、この吸気通路11の途中にはスロットルバルブ19が設けられており、このスロットルバルブ19により燃焼室12に導入される吸入空気が調量される。
また、内燃機関には、燃焼室12に向けて燃料を直接噴射するための直噴インジェクタ20Aと、吸気通路11におけるスロットルバルブ19よりも下流側に燃料噴射を行う吸気通路インジェクタ20Bとが設けられている。直噴インジェクタ20Aから噴射される燃料は、吸気バルブ16の開弁時に燃焼室12に導入された吸入空気と混合されて混合気となる。一方、吸気通路インジェクタ20Bから噴射される燃料は、吸気通路11内の吸入空気と混合されて混合気となった状態で吸気バルブ16の開弁時に燃焼室12へと導入される。この混合気は点火プラグ15によって点火されて爆発燃焼した後、排気バルブ18が開弁したときに排気通路13に排出される。
これら各インジェクタ20A,20Bはそれぞれデリバリパイプ24A,24Bに接続されており、これら各デリバリパイプ24A,24Bから燃料がそれぞれ所定の圧力をもって供給される。吸気通路インジェクタ20Bに燃料を供給するためのデリバリパイプ24Bには、フィードポンプ25を通じて所定圧の燃料が燃料タンク26から供給される。また、直噴インジェクタ20Aに燃料を供給するためのデリバリパイプ24Aには、フィードポンプ25によって昇圧された燃料の圧力を更に高圧とするための高圧燃料ポンプ28が接続され、同高圧燃料ポンプ28を通じて所定圧(デリバリパイプ24Bの燃料圧力よりも高い圧力)にまで昇圧された燃料が供給されるようになっている。これら各インジェクタ20A,20B、デリバリパイプ24A,24B及び燃料タンク26は燃料供給系27を構成する。
また、本実施の形態にかかる内燃機関には、シリンダブロック(図示略)等に形成されたウォータジャケット(図示略)内を流通する冷却水の水温ThWを検出するための水温センサ42や、燃料供給系27内の燃料圧力を検出する圧力センサ43等の各種センサが内燃機関の運転状態を検出するために設けられている。なお、冷却水の水温ThWは機関温度と相関を有するパラメータとして検出される。
これら各センサの検出結果は、電子制御装置50に取り込まれる。そして、電子制御装置50は、これら検出結果に基づいて各インジェクタ20A,20Bの燃料噴射比率を設定する燃料噴射制御等の各種制御を機関運転状態に応じて実行する。また、電子制御装置50は、イグニションスイッチ(図示せず)がスタート位置に操作されると、燃料噴射及び点火プラグ15による点火を実行するとともにフィードポンプ25及び高圧燃料ポンプ28の作動を開始することにより、内燃機関を始動する。
ところで、内燃機関が停止状態に移行すると、フィードポンプ25及び高圧燃料ポンプ28の作動は停止されるため、燃料供給系27内の燃料圧力は低下する。このため内燃機関の始動時においては、燃料供給系27の燃料圧力は低圧状態となる。このような内燃機関の始動時に直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行すると、燃料圧力が直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧に昇圧されるまで燃料噴射を待機する必要が生じることがあり、速やかな機関始動が困難なものとなってしまうおそれがある。このため内燃機関の始動時には、吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射を実行することにより、その始動を速やかなものとしている。
しかし、内燃機関の停止中には、燃料供給系27内で燃料の流れが生じないこと、及び、燃料供給系27内の燃料が内燃機関からの熱を受けることから、燃料中にベーパが発生することがある。このようなベーパは、機関温度が低下すると消滅するものの、機関温度が所定温度より高い状態に維持されると燃料中に存在し続けることとなる。ちなみに、デリバリパイプ24A内においては、燃料圧力が高圧となるため、ベーパ量は機関温度に関わらずほぼ「0」となる一方、デリバリパイプ24B内の燃料に含まれるベーパは、吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射に際して燃焼室12に排出されてしまう。そこで、本実施の形態においては、内燃機関の始動の際、燃料に含まれるベーパ量に応じて各インジェクタ20A,20Bの燃料噴射比率を変更するようにしている。
次に、このような内燃機関の始動時における各インジェクタ20A,20Bの燃料噴射比率の設定処理手順について図2を参照して説明する。なお以降では、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率を「a」(≦1.0)、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率を「b」(=1.0−a)とする。したがって、総燃料噴射量を「Q」としたとき、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射量は「Q・a」となり、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量は「Q・b」となる。
図2の処理が開始されると、まず、内燃機関が前回停止状態に移行したときの水温T0が検出される(ステップS100)。次に、内燃機関が前回停止状態に移行したときの水温T0が所定の閾値α以上であったか否かが判断される(ステップS101)。ベーパは、燃料供給系27内の燃料が内燃機関からの熱を受けることによって発生する。したがって、前回停止状態に移行したときの内燃機関の機関温度、すなわち水温T0が所定の閾値α未満であったとき(ステップS101:NO)は、燃料供給系27内の燃料中に内燃機関から受ける熱によってベーパが発生する事態は想定し難い。このため、燃料供給系27内の燃料におけるベーパの発生量は無視できる程度に少ないと判断される。このときは、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bは「1.0」として設定され、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量は「Q」となり、吸気通路インジェクタ20Bのみによる燃料噴射が実行される(ステップS109)。
一方、内燃機関が前回停止状態に移行したときの水温T0が閾値α以上であったと判断されたとき(ステップS101:YES)は、次に内燃機関の始動時の水温ThWが検出される(ステップS102)。そして、内燃機関の始動時の水温ThWが所定の閾値β以上であるか否かが判断される(ステップS103)。内燃機関の始動時の水温ThWが閾値β未満であるとき(ステップS103:NO)は、内燃機関が前回停止状態に移行した後、内燃機関が再始動されるまでの期間に燃料中に発生したベーパは機関温度の低下に伴って消失したと考えられる。このときは、燃料に含まれるベーパは無視できる程度に少ないと判断され、吸気通路インジェクタ20Bのみによる燃料噴射が実行される(ステップS109)。
一方、内燃機関の始動時の水温ThWが閾値β以上であると判断されたとき(ステップS103:YES)は、燃料供給系27内の燃料にベーパが含まれていると推定される。そこで、図3に基づいて燃料供給系27内の燃料に含まれるベーパ量を推定する(ステップS104)。
図3は、内燃機関が前回停止状態に移行したときの水温T0と、内燃機関の始動時の水温ThWとをパラメータとして、内燃機関の始動時において、燃料供給系27内の燃料に含まれるベーパ量を推定するマップである。同図3に示されるように、内燃機関の始動時の水温ThWが高いときほど、また前回停止状態に移行したときの水温T0が高いときほど、燃料供給系27の燃料に含まれるベーパ量は多いと推定される。また、前回停止状態に移行した時の水温T0が閾値α未満であるとき、もしくは内燃機関の始動時の水温ThWが閾値β未満であるときは、いずれも燃料に含まれるベーパ量は無視できる程度に少ないと推定される。
このように図3に示されるマップに基づいて燃料に含まれるベーパ量を推定した後、次に、このベーパ量の推定値が所定の閾値γ以上であるか否かが判断される(ステップS105)。ベーパ量が閾値γ未満であるとき(ステップS105:NO)は、吸気通路インジェクタ20Bによりベーパを含む燃料噴射が実行されたとしても、燃料噴射量が減少することによる排気性状の悪化や、失火の発生は生じ難い。このときは、直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射は実行されることなく、吸気通路インジェクタ20Bのみによる燃料噴射が実行される(ステップS109)。
一方、ベーパ量の推定値が閾値γ以上であるとき(ステップS105:YES)は、次に燃料に含まれるベーパ量の推定値に基づいて、各インジェクタ20A,20Bの燃料噴射比率を設定する(ステップS106)。
具体的には、図4に示されるように、内燃機関の始動時のベーパ量が多いと推定されるときほど、この直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aは大きくなるように設定される。多量のベーパを含む燃料が吸気通路インジェクタ20Bから噴射される懸念のあるときには、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bを減少させるとともに直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aを増加させることにより、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量が不足することを抑制するためである。
次に、圧力センサ43による検出値に基づき、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c以上であるか否かが判断される(ステップS107)。直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c未満であるときに直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射が実行されると、燃焼室12内における燃料の霧化が困難となり、未燃焼ガスなどが排出されてしまうおそれがある。このため、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c未満であるとき(ステップS107:NO)には、直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射は実行されず、吸気通路インジェクタによる燃料噴射が実行される(ステップS110)。すなわち、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bが「1.0」として設定され、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量は総燃料噴射量「Q」となり、吸気通路インジェクタ20Bのみによる燃料噴射が実行される(ステップS110)。このように、直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射は燃料噴射圧が所定圧力c以上となるまで保留される。そして、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c以上になると(ステップS107:YES)、ステップS106にて設定された燃料噴射比率をもって、直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射が実行される(ステップS108)。
図5は、図2のフローチャートに示される内燃機関の始動時における燃料噴射比率設定処理が実行された場合について、(a)総燃料噴射量の推移、(b)吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bの推移、(c)直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aの推移、(d)燃料噴射圧の推移をそれぞれ示している。なお、実線、1点鎖線、2点鎖線はその順に内燃機関の始動時において燃料に含まれるベーパ量が多いと推定された場合の各推移を示している。すなわち、ベーパ量が最も少ない場合の各推移は実線で示され、ベーパ量が最も多い場合の各推移は二点鎖線で示されている。
図5の実線に示されるように、内燃機関の始動時において運転が開始されると、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bは「1.0」に設定され、吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射が実行される(タイミングt1)。一方、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧は徐々に上昇する(タイミングt1〜t2)。そして、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力cに達すると、直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射が開始される(タイミングt2)。なお、1点鎖線及び2点鎖線にて示されるように、内燃機関の始動時において、燃料に含まれるベーパ量が多いときほど、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bは小さくなるよう設定されるとともに、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aは大きくなるよう設定される。このような処理を実行することにより、総燃料噴射量は一定量に維持される。ちなみに、内燃機関の始動時における直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力cを超えているときには、内燃機関の始動時からステップS106にて設定された比率をもって、直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射が実行される。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する作用効果を奏することができる。
(1)本実施の形態では、燃料に含まれるベーパ量が閾値γ以上であり、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量が不足する傾向にあるときには、吸気通路インジェクタ20B及び直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射が実行される。このように吸気通路インジェクタ20Bに加えて直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行することによって、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bを低くして吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量の不足を抑制することができるようになる。したがって、内燃機関の高温始動時に、燃料供給系27内の燃料中にベーパが発生している場合であっても燃料噴射量の減少を抑制することができるようになる。
(2)本実施の形態では、推定されるベーパ量が多いときほど、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aを増加するようにしている。このため、多量のベーパを含む燃料が吸気通路インジェクタ20Bから噴射される懸念のあるときには、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bを減少させるとともに直噴インジェクタ20Aの燃料噴射比率aを増加させることができるようになる。この結果、吸気通路インジェクタによりベーパを含む燃料が燃焼室12に供給されることによって、燃料量が不足することを好適に抑制することができるようになる。
(3)直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c未満であるときに直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射が実行されると、燃焼室12内における燃料の霧化が困難となり、未燃焼ガスなどが排出されてしまうおそれがある。本実施の形態では、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c未満であるときには、この噴射圧が所定圧力c以上になるまで直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射の実行を保留するようにしている。このため、燃焼室12に噴射された燃料の霧化が困難となって未燃燃料が排出されるおそれを抑制することができるようになる。
なお、以上説明した実施形態は次のようにその形態を適宜変更した態様にて実施することができる。
・上記実施の形態においては、燃料に含まれるベーパ量が閾値γ以上であるときには、吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射に加えて直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行するようにしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、燃料に含まれるベーパ量が閾値γ以上であるときに、吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射を禁止して、直噴インジェクタ20Aのみにより燃料噴射を実行するようにしてもよい。すなわち、ベーパ量が閾値γ以上であることにより、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射量が不足する傾向にあるときには、吸気通路インジェクタ20Bにかえて直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行するようにしてもよい。本実施の形態によれば、吸気通路インジェクタ20Bにより多量のベーパを含む燃料が噴射されてしまうことによる燃料噴射量の不足を回避することができるようになる。したがって、内燃機関の高温始動時に、燃料供給系27にベーパが発生することに起因する燃料噴射量の減少を抑制することができるようになる。なお、この場合において、直噴インジェクタ20Aの噴射圧力が所定圧力c以上となることを条件として、直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行するようにしてもよい。本実施の形態によると、上記(3)に準じた作用効果を奏することができるようになる。
・上記実施の形態においては、燃料噴射圧が所定圧力c以上となるまで直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を保留するようにしているが、本実施の形態はこれに限られるものではない。すなわち、高温再始動時においては、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射圧が所定圧力c以上となっている可能性が高いため、このように直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を保留操作を省略することもできる。本実施の形態においても、上記(1)及び(2)に準じた作用効果を奏することができるようになる。
・上記実施の形態においては、ベーパ量の推定値が閾値γ以上であることを条件として推定されるベーパ量に基づいて直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率を設定するようにしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、ベーパ量の推定値が閾値γ以上であるときに、予め定められた所定の比率をもって、直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bによる燃料噴射を実行するようにしてもよい。本実施の形態においても、上記(1)及び(3)に準じた作用効果を奏することができるようになる。
・上記実施の形態においては、ベーパ量の推定値に基づいて直噴インジェクタ20A及び吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率を変更するようにしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、ベーパ量の推定値が閾値γ以上であるときには、吸気通路インジェクタ20Bの燃料噴射比率bを「1.0」に維持するとともに、これに加えて直噴インジェクタ20Aによる燃料噴射を実行するようにしてもよい。すなわち、総燃料噴射量を増量補正するようにし、その増量補正分を直噴インジェクタ20Aから噴射するようにしてもよい。また、この場合において、ベーパ量の推定値が多いときほど、直噴インジェクタ20Aの燃料噴射量を増量するようにしてもよい。本実施の形態においても、上記作用効果に準じた作用効果を奏することができるようになる。
・上記実施の形態では、機関温度として水温ThWを検出し、この水温ThWに基づいてベーパ量を推定するようにしたが、本実施の形態はこれに限られるものではなく、燃料供給系27内に存在するベーパの量を適切に推定することができれば、他のパラメータに基づいてベーパ量を推定するようにしてもよい。
11…吸気通路、12…燃焼室、13…排気通路、14…ピストン、15…点火プラグ、16…吸気バルブ、17…気筒、18…排気バルブ、19…スロットルバルブ、20A…直噴インジェクタ、20B…吸気通路インジェクタ、24A…デリバリパイプ、24B…デリバリパイプ、25…フィードポンプ、26…燃料タンク、27…燃料供給系、28…高圧燃料ポンプ、42…水温センサ、43…圧力センサ、50…電子制御装置。

Claims (3)

  1. 内燃機関の燃料噴射制御装置であって、
    前記内燃機関は、直噴インジェクタおよび吸気通路インジェクタを有し、
    前記直噴インジェクタは、気筒内に燃料を噴射し、
    前記吸気通路インジェクタは、吸気通路に燃料を噴射し、
    前記燃料噴射制御装置は、
    燃料に含まれるベーパ量を推定する推定手段を有し、
    総燃料噴射量に対する前記直噴インジェクタの燃料噴射比率、および、前記総燃料噴射量に対する前記吸気通路インジェクタの燃料噴射比率を機関運転状態に応じて変更し、
    前記内燃機関の始動時において、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が所定の閾値以上、かつ、前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が所定圧力以上のとき、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させ、
    前記内燃機関の始動時において、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が前記所定の閾値以上、かつ、前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が前記所定圧力未満のとき、前記吸気通路インジェクタに燃料を噴射させ、かつ、前記直噴インジェクタに燃料を噴射させず、
    前記内燃機関の始動時において、前記吸気通路インジェクタに燃料を噴射させ、前記直噴インジェクタに燃料を噴射させていないとき、かつ、前記直噴インジェクタの燃料噴射圧が前記所定圧力未満から前記所定圧力以上に変化したとき、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させ、
    前記内燃機関の始動時において、前記吸気通路インジェクタおよび前記直噴インジェクタに燃料を噴射させるとき、前記推定手段により出力されるベーパ量の推定値が大きくなるにつれて前記直噴インジェクタの燃料噴射比率を大きくする
    内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記推定手段は、
    前記内燃機関の運転が停止していたときの前記内燃機関の温度が高いときほど前記ベーパ量の推定値を大きくする
    請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記推定手段は、
    前記内燃機関の始動時における前記内燃機関の温度が高いときほど前記ベーパ量の推定値を大きくする
    請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
JP2009103204A 2009-04-21 2009-04-21 内燃機関の燃料噴射制御装置 Expired - Fee Related JP5417964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103204A JP5417964B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 内燃機関の燃料噴射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103204A JP5417964B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 内燃機関の燃料噴射制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010255441A JP2010255441A (ja) 2010-11-11
JP5417964B2 true JP5417964B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=43316629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009103204A Expired - Fee Related JP5417964B2 (ja) 2009-04-21 2009-04-21 内燃機関の燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5417964B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5218267B2 (ja) * 2009-05-12 2013-06-26 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5333361B2 (ja) * 2010-06-25 2013-11-06 トヨタ自動車株式会社 内燃機関燃料噴射制御装置
JP2013100780A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP5733189B2 (ja) * 2011-12-12 2015-06-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2015229931A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社ミクニ エンジンの始動制御装置
JP7047597B2 (ja) * 2018-05-25 2022-04-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62157247A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Mazda Motor Corp エンジンの燃料制御装置
JP2605070B2 (ja) * 1987-12-10 1997-04-30 マツダ株式会社 エンジンの燃料噴射装置
JP3483509B2 (ja) * 1999-12-13 2004-01-06 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射システム
JP4541500B2 (ja) * 2000-05-24 2010-09-08 富士重工業株式会社 筒内燃料噴射エンジンの燃料噴射制御装置
JP4117622B2 (ja) * 2004-04-07 2008-07-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010255441A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4148233B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
EP1555417B1 (en) Injection controller for internal combustion engine
JP5417964B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
KR20010062340A (ko) 내연 기관의 연료 분사 시스템 및 제어 방법
JP2010048166A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2006138248A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008232007A (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2007332868A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4935777B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006214373A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5141636B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5218267B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2006132396A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010242689A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2010180715A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5333361B2 (ja) 内燃機関燃料噴射制御装置
JP2015117661A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2006258049A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3533989B2 (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2013072380A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010255508A (ja) 火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5240163B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2005155501A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010024996A (ja) 内燃機関及び内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4304463B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130911

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131104

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5417964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees