JP5417105B2 - シリアル出力回路および半導体装置 - Google Patents

シリアル出力回路および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5417105B2
JP5417105B2 JP2009221906A JP2009221906A JP5417105B2 JP 5417105 B2 JP5417105 B2 JP 5417105B2 JP 2009221906 A JP2009221906 A JP 2009221906A JP 2009221906 A JP2009221906 A JP 2009221906A JP 5417105 B2 JP5417105 B2 JP 5417105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
data
output
differential
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009221906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011071798A (ja
Inventor
雄史 牛尾
隆 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009221906A priority Critical patent/JP5417105B2/ja
Priority to US12/843,957 priority patent/US7994825B2/en
Publication of JP2011071798A publication Critical patent/JP2011071798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417105B2 publication Critical patent/JP5417105B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0272Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission
    • H04L25/0276Arrangements for coupling common mode signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

本発明は、シリアル出力回路およびシリアル出力回路を備える半導体装置およびシリアル伝送方法に関する。
シリアル伝送は、データ信号を送信する出力回路とデータ信号が通過する伝送路とデータ信号を受信する入力回路で構成されるデータ転送システムで実行されるデータ転送の形態の一つである。近年の高度情報化社会では、情報の大容量化から高速なデータ転送技術が必須であり、シリアル伝送には高速且つデータ誤り率の小さいデータ転送が要求される。このような技術を実現するためには、転送したいデータ信号から可能な限りノイズを除去することが要求される。ノイズの多いデータ転送環境では、データ信号を判定するときに、電圧方向の振幅が小さく、時間軸方向のマージンも小さくなるため、データ誤り率が増加するからである。
特許文献1には、シリアル伝送において、同一データが連続すると出力振幅の波形に浮き上がりが生じ、浮き上がり量が振幅の半分より大きくなり、データの正常な受信が行えないという問題に対して、同一データ連続検出回路を備え、同一データ連続検出回路の出力はコンデンサを備える駆動回路に入力され、同一データが連続した場合に駆動回路が出力振幅を絞り、受信側での波形の浮き上がりを防ぐ技術が示されている。
特開2008−227991
シリアル伝送のノイズの一つにデータ信号の中心電位が揺れることで発生するコモンモードノイズがある。ここで、コモンモードノイズとは、差動伝送を行う場合に、P極とN極と呼ばれる正負の出力の両極に同相電流が流れることで発生する同位相ノイズのことである。ここで、コモンモード電位とは、(Vop+Von)/2で定義される。VopはP極の出力電位、VonはN極の出力電位を表す。コモンモードノイズを防ぐためには、データ信号の中心電位つまりコモンモード電位の変動を抑制する必要がある。
図10に、CMOSタイプのCML回路を有するシリアル出力回路を示す。図10のシリアル出力回路は、例えば、集積回路間のシリアル伝送のインタフェース(I/F)で用いられる。CML回路とは、電流モード・ロジック(Current Mode Logic)回路の略であり、トランジスタの非飽和領域を使用せずに電流をスイッチングすることが可能で、高速化に対応できる回路構成であることを特徴としている回路である。LSIの低電圧化にともないI/F回路の電圧も低くなるが、高周波数の伝送では伝送線路の損失も大きくなるため出力回路の出力電圧は大きく下げることが難しい。例えばシリアル伝送の規格の一つであるPCI−Expressでは差動出力振幅=800mV〜1200mVが規格化されている。また、シリアル出力回路では波形等化技術のデエンファシスが行われる。デエンファシスが行なわれるため、データ信号のパターンに依存して、出力電圧レベルはデータの伝送中に変動する。このため、I/F間のAC結合またはDC結合の結合方式に関わらず、CML回路方式では、出力電圧レベルの変動に伴い、電流源MOS(MN3)のドレイン−ソース間電位Vds3が変動する。
近年、I/Fに使用する電源電位の低電圧化が進み、電流源MOS(MN3)を完全に飽和領域だけで設計することが困難になっている。図11に示すように、電流源MOS(NM3)を非飽和領域で使用すると、出力電圧レベルの変動により、Vds3が変動し、電流源MOS(NM3)に流れる電流値Ids3は、所望の設計値からΔIds3で示したように変動する。例えば、シリアル伝送の規格にある出力振幅800〜1200mVを出力するには、図10に示すCMLの電流源MOS(MN3)を図11に示す非飽和領域のI−V特性で使用する必要がある。従って、出力電圧レベルの変動に伴い、電流源MOS(NM3)に流れる電流が変動し、出力電圧レベルは設計値からずれてしまう。この出力電圧レベルのずれによって、コモンモード電位が変動する。
高速にディジタルで”0”と”1”が交番するデータ信号ほど、その伝送損失が大きくなることから、出力波形を可能な限り大きな出力振幅で出力する。従って、シリアル出力回路のP極とN極の低圧側出力は、データ信号が高速になるとより低い電圧となる傾向がある。低圧側出力が低くなれば、Vds3は小さくなる。Vds3が小さくなると、所望のIds3との差であるΔIds3が大きくなる。ΔIds3が大きくなると、出力レベルの変動が大きくなり、コモンモードノイズが大きくなる。データ信号の転送速度は、”0”または”1”のデータ信号が交番するまでに何ビット連続するかという送信するデータのパターンに依存する、すなわち、送信するデータのパターンによってデータ信号の転送速度は異なる。従って、特定の送信するデータのパターンの出現によって、強くコモンモードノイズが発生することになる。
また、P極またはN極の一方に発生する、特定のデータ信号のパターンに依存するコモンモードノイズは、その反転したデータ信号のパターンに対しても、他方の極にコモンモードノイズが発生する。すなわち、あるパターンがコモンモードノイズの原因となるときには、その反転パターンも同様にコモンモードノイズの原因となる。また、回路の特性上、パターンと反転パターンとでのコモンモードノイズの大きさはほぼ同じとなる。
本発明は、以上の課題に鑑みられたものであり、デエンファシスを備えた出力回路の、信号データのパターンに起因する、コモンモード電位の変動を抑制することを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下の通りである。
すなわち、デエンファシスを備える差動伝送のシリアル伝送装置の出力回路のP極とN極とに、送信するデータのパターンの検出装置と送信するデータの反転パターンの検出装置の出力とをそれぞれ差動入力とする、差動回路の出力を接続する。接続される差動回路によって、特定の送信するデータのパターンおよびその反転パターンの出現時に、出力回路の電流が補われ、コモンモードノイズを防ぐことができる。
本発明により、送信するデータのパターン起因のコモンモードノイズが抑えられたシリアル伝送を実現することができる。従って、低ノイズ環境でデータ誤り率の小さい高速シリアル伝送を実現できる。
互いにデータ転送を行う複数の集積回路を備えた半導体装置の一例を示す図である。 集積回路から集積回路へのデータ転送を行う伝送系の構成を示す図である。 出力回路の第1の実施形態の例を示す図である。 出力回路のP極とN極から出力される波形の変化の理解を助けるための図である。 出力回路の第2の実施形態の例を示す図である。 出力回路の第3の実施形態の例を示す図である。 出力回路の第4の実施形態の例を示す図である。 出力回路の第5の実施形態の例を示す図である。 補正電流による補正前後の出力電圧を示した図面である。 CML回路を示した図面である。 電流源MOSの非飽和領域を説明する図である。 出力回路の第6の実施形態の例を示す図である。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
送信側集積回路のフィードフォワード・イコライザと受信側集積回路のデシジョン・フィードバック・イコライザを組み合わせた伝送方式は、集積回路間のデータ転送を行う伝送系に適用できる。
図1は、互いにデータ転送を行う複数の集積回路を備えた半導体装置の一例を示す図である。図1に示した実施例1の半導体装置は、ドータボード101上の集積回路(LSI)102とドータボード103上の集積回路(LSI)104とを備える。集積回路102と集積回路104は、それぞれ備える回路の一つに、シリアライザ・デシリアライザ回路を含む。ドータボード101とドータボード103は、プリント基板の一種であり、集積回路を搭載し、バックプレーン105上のコネクタに挿入されるものである。バックプレーン105は、プリント基板の一種であり、複数のコネクタを備えており、相互を正しく接続する土台の役割を担い、ドータボード等の複数のプリント基板を相互接続する。機能拡張を行う場合は、必要な機能を備えた集積回路を搭載したドータボードを空いているコネクタに接続する。ドータボード101上の集積回路102から出力されたデータは、ドータボード101、バックプレーン107およびドータボード103上にプリントされた信号配線106を介して集積回路104へ入力される。またその逆に集積回路104から出力されたデータは信号配線107を介して集積回路102へ入力される。すなわち、集積回路102と集積回路104との間で、伝送路となる信号配線106および信号配線107とを介して、データ転送が行われる。
図2は、信号配線106を介して集積回路102から集積回路104へのデータ転送を行う伝送系の構成を示す図である。送信側の集積回路102は、送信側シリアライザ・デシリアライザ回路(SerDes: SeriaLizer/DesiriaLizer)214を含む。受信側の集積回路104は、受信側シリアライザ・デシリアライザ回路217を含む。
送信側シリアライザ・デシリアライザ回路214は、パラレル・シリアルデータ変換回路202(P/S)、出力回路(Drv)204、位相同期回路(PLL: Phase Locked Loop)212を備える。
受信側シリアライザ・デシリアライザ回路217は、入力回路(Rcv)206、クロックデータ再生回路(Clock Data Recovery)208、シリアル・パラレルデータ変換回路210(S/P)、位相同期回路(PLL: Phase Locked Loop)215を備える。
位相同期回路212(PLL)は、パラレル・シリアルデータ変換回路(P/S)202、出力回路204(Drv)へクロック213(CK)を供給する。パラレル・シリアルデータ変換回路(P/S)202がパラレルデータ201をクロック213(CK)をもとにシリアルデータ203へ変換する。出力回路204(Drv)は、パラレル・シリアルデータ変換回路(P/S)202から入力されたシリアルデータ203を、伝送路205へ出力する。
位相同期回路215(PLL)は、クロック216(CK)をクロックデータ再生回路208(CDR)及びシリアル・パラレルデータ変換回路210(S/P)に供給する。入力回路206(Rcv)は伝送路205を通じて入力されたシリアルデータを増幅する。クロックデータ再生回路208(CDR)は、入力回路206からのシリアルデータ207と供給されたクロック216(CK)との位相関係を調整することによりシリアルデータ209を復元しシリアル・パラレルデータ変換回路210(S/P)へ出力する。シリアル・パラレルデータ変換回路210(S/P)は、シリアルデータ209をパラレルデータ211へ変換し、受信側集積回路内104に供給する。
図3は、出力回路204の詳細な構成を示す図である。出力回路204は、出力振幅生成回路301、出力振幅補正回路302、データ検出回路303、論理演算回路304、論理演算回路305、論理演算回路306、論理演算回路307、論理演算回路308、論理演算回路309、論理演算回路310、論理演算回路311を備える。
出力振幅生成回路301は、3TAPのデエンファシス機能を備え、P極とN極とにシリアル伝送の信号を出力する差動回路である。すなわち、P極とN極とにはそれぞれ、デエンファシス回路である差動回路の差動出力が接続されている。出力振幅補正回路302は、出力振幅生成回路301のP極とN極とに出力を接続している差動回路であり、デエンファシス動作でコモンモード電位が揺れないように補正電流を出力振幅生成回路301に追加して流す回路である。データ検出回路303は、送信するデータ203を検出し、出力振幅補正回路302にその情報を伝える。論理演算回路304、論理演算回路305、論理演算回路306、論理演算回路307、論理演算回路308、論理演算回路309、論理演算回路310、論理演算回路311で、8通りの送信するデータとその反転データに対して、P極側出力電圧とN極側出力電圧を補正するために、P極とN極それぞれについて各々8つの演算回路を備えており、合計で16個の演算回路を備えている。
送信するデータ203のパターン検出装置である論理演算回路309は、送信するデータ203のパターンとして”・・・010・・・”またはその反転パターンの”・・・101・・・”が入力された場合に、差動回路である出力振幅補正回路302の差動入力に信号を送る回路である。差動回路302Aは、データ信号”・・・010・・・”が入力されたときに信号を出力する回路309Aの出力と、データ信号”・・・101・・・”が入力されたときに信号を出力する回路309Bの出力とを、差動入力としている。送信するデータ203のパターンとその反転パターンとの間で、必要な差動出力の補正量に変わりは無いので、差動入力とすることで、同じ電流源を用いて安定してノイズを抑えることができる。また、それぞれに対して別個の電流源を用意することが無いので、余分な面積消費を抑えることができる。
同様に、論理演算回路304は、パターン”・・・111・・・”またはその反転パターン”・・・000・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路305は、パターン”・・・110・・・”またはその反転パターン”・・・001・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路306は、パターン”・・・101・・・”またはその反転パターン”・・・010・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路307は、パターン”・・・100・・・”またはその反転パターン”・・・001・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路308は、パターン”・・・011・・・”またはその反転パターン”・・・100・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路310は、パターン”・・・001・・・”またはその反転パターン”・・・110・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路311は、パターン”・・・000・・・”またはその反転パターン”・・・111・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路302へ補正電流を流すための信号を送る回路である。
送信するデータ203を受けた出力振幅生成回路301は、データ203に最適なデエンファシスとなる出力振幅を出力するが、このとき不足する電流を出力振幅補正回路302で補正する。出力振幅補正回路302で補正する電流量は、データ203を受けたデータ検出回路303の論理演算回路304、305、306、307、308、309、310、311で演算された結果で決まる。
データ検出回路303から、論理演算回路304、305、306、307、308、309、310、311で演算された結果を受けて補正電流を流す出力振幅補正回路302は、具体的に以下に示す手段で補正する電流量を決定する。
図3に示した出力振幅生成回路301は、3TAPのデエンファシス機能を備えているので、2^3=8通りの送信するデータ203のパターンに対応する8通りの出力電圧を出力する。図9は、図3に示す出力回路が出力する出力電圧の、補正電流による補正の前後の出力電圧を示す図面である。図9の横軸は2^3=8通りのデータ信号を示しており、縦軸は出力電圧を示している。また、図9には、補正前P極側出力電圧901、補正後P極側出力電圧902、補正前N極側出力電圧903、補正後N極側出力電圧904、補正前コモンモード電位905、補正後コモンモード電位906を示している。補正前P極側出力電圧901は、図11に示して説明した、CML回路のトランジスタMN3のデバイス特性のために、CML回路にΔIds3の分だけ十分な電流が流れず、VOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がっていないプロットデータを示している。補正後P極側出力電圧902は、出力振幅補正回路302から補正電流が十分に供給されるため、VOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がっているプロットデータを示している。補正前N極側出力電圧903は、図11に示して説明した、CML回路のトランジスタMN3のデバイス特性のために、CML回路にΔIds3の分だけ十分な電流が流れず、VOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がっていないプロットデータを示している。補正後N極側出力電圧904は、出力振幅補正回路302から補正電流が十分に供給されるためVOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がっているプロットデータを示している。補正前コモンモード電位905は、(補正前P極側出力電圧901+補正前N極側出力電圧903)/2を示している。補正後コモンモード電位906は、(補正後P極側出力電圧902+補正後N極側出力電圧904)/2を示している。補正前コモンモード電位905は、補正前P極側出力電圧901と補正前N極側出力電圧903のVOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がらないことから、VOH(高圧側出力電圧)とVOL(低圧側出力電圧)がアンバランスなることを示している。すなわち、コモンモード電位が変動することからコモンモードノイズが発生することを示している。補正後コモンモード電位906は、補正後P極側出力電圧902と補正後N極側出力電圧904のVOL(低圧側出力電圧)が十分に引き下がることから、コモンモード電位の変動が抑制されていることを示している。すなわち、コモンモードノイズが抑制されていることを示している。
出力振幅補正回路302の補正する電流量を決定するには、まず、補正電流を流さないときの出力電圧である図9に示す補正前P極側出力電圧901とコモンモード電位の変動のない理想とする出力電圧である図9に示す補正後P極側出力電圧902との差分を算出しておく。そして、不足する電流量を補うことができるよう、設計する前に予めデバイス特性を調べた上で、出力振幅補正回路302のMOSの定数を決定すれば良い。なお、P極側出力電圧901、902と同様に、N極側出力電圧903、904から補正する電流量を決定することもできる。
図4は、出力振幅生成回路に流れる電流の本発明の補正による、出力回路のP極とN極から出力される波形の変化の理解を助けるための図である。本実施例では、3TAPの例を示したが、理解し易くするために、図4に示した波形は、2TAPのデエンファシスを備えた出力回路から出力される波形とした。図4の縦軸は出力電圧、横軸は時間を示している。図4には、本発明の補正を行うことなく低速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ401、本発明の補正を行うことなく高速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ402、本発明の補正を行った場合のグラフ403、の3つのグラフを示した。
本発明の補正を行うことなく低速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ401とは、本発明の補正を行うことなく、”0”または”1”が連続する低速信号の時に所望の振幅になるように調整した場合の各波形を示したグラフである。グラフ401には、高圧側出力電圧(VOH)404、高圧側中間出力電圧(VOMH)405、低圧側中間出力電圧(VOML)406、低圧側中間出力電圧(VOML)407、低圧側出力電圧(VOL)408、コモンモード電位409、P極側シングル波形410、N極側シングル波形411をプロットした。グラフ401には、P極側シングル波形410とN極側シングル波形411を示したが、これらは例えば、”00110011”など2ビット連続のデータ信号の出力振幅が、目標とする低圧側中間出力電圧406になるように調整したときの波形である。一方で、”01010101”などのデータ信号に対しては、図11に示したΔIds3だけ電流が不足するために、目標とする低圧側出力電圧408に届かず低圧側中間出力電圧407の振幅となっている。従って、コモンモード電位409は、”0”から”1”へ若しくは”1”から”0”へ変化する高速信号位置と、”0”または”1”が連続する低速信号位置とで異なる、すなわち、コモンモードノイズ発生の原因となる。
本発明の補正を行うことなく高速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ402とは、本発明の補正を行うことなく、”0”から”1”へ若しくは”1”から”0”へ変化する高速信号の時に所望の振幅になるように調整した場合の各波形を示したグラフである。グラフ402には、高圧側出力電圧(VOH)404、高圧側中間出力電圧(VOMH)405、低圧側中間出力電圧(VOML)406、低圧側中間出力電圧(VOML)407、低圧側出力電圧(VOL)408、コモンモード電位412、P極側シングル波形413、N極側シングル波形414をプロットした。グラフ402には、P極側シングル波形413とN極側シングル波形414を示したが、これらは例えば、”01010101”などのデータ信号の出力振幅が、目標とする低圧側出力電圧408になるように調整したときの波形である。一方で、”00110011”などの2ビット連続のデータ信号に対しては、図11に示したΔIds3だけ電流過多となるために、目標とする低圧側中間出力電圧406よりも電位が引き下がり低圧側中間出力電圧407の振幅となっている。従って、コモンモード電位412は、高速信号位置と低速信号位置で異なる、すなわち、コモンモードノイズ発生の原因となる。
本発明の補正を行った場合のグラフ403とは、図11に示したΔIds3分の補正を行った場合の各波形を示したグラフである。グラフ403には、高圧側出力電圧(VOH)404、高圧側中間出力電圧(VOMH)405、低圧側中間出力電圧(VOML)406、低圧側中間出力電圧(VOML)407、低圧側出力電圧(VOL)408、コモンモード電位415、P極側シングル波形416、N極側シングル波形417をプロットした。P極側シングル波形416とN極側シングル波形417に示したように、本発明の補正を行うことにより、高速信号の出力振幅を目標とする低圧側出力電圧408に調整し、且つ、低速信号の出力振幅を目標とする低圧側中間出力電圧406に調整し、コモンモード電位415の、高速信号位置と低速信号位置での変動を抑えることができる、すなわち、コモンモードノイズを抑制することができる。
図5は、出力回路204の第2の実施形態の例を示す図である。図3に示した出力回路では、P極側出力電圧とN極側出力電圧を補正するために、各々8つの演算回路を備えており、合計で16個の演算回路を備えているが、図5に示す出力回路では、その半分の数の演算回路を備えている。以下に図3と異なる点についての詳細を述べる。
図5に示す出力回路は、出力振幅生成回路301、出力振幅補正回路502、データ検出回路503、論理演算回路304、論理演算回路305、論理演算回路306、論理演算回路307を備える。
データ検出回路503は、論理演算回路304、論理演算回路305、論理演算回路306、論理演算回路307で構成され4通りのデータ信号に対してP極側出力電圧(VOP)とその反転のN極側出力電圧(VON)が低圧側出力電圧(VOL)を出力するときに補正できるように4つ演算回路を備えている回路である。
図3の出力回路では、全ての取りえる送信する信号のパターン203に対して、高圧側および低圧側の出力電圧を、補正電流によって調整可能としているが、設計値からのズレであるΔIds3が低速信号ではなく高速信号について問題となる場合には、高速信号時にΔIds3分だけの追加の補正電流を、P極またはN極のうち低圧側の出力となる電極に流せば良いので、図5のように、図3に比べて半分の数の演算回路で済むのである。従って、出力回路の低消費電力化と回路規模の縮小を行うことができる。
図6は、出力回路204の第3の実施形態の例を示す図である。図5に示す出力回路が3TAPのデエンファシス機能を備えていることに対して、図6に示す出力回路は4TAPのデエンファシス機能を備えている点で異なる。以下に図5と異なる点についての詳細を述べる。
図6に示す出力回路は、出力振幅生成回路601、出力振幅補正回路602、データ検出回路603、論理演算回路604、論理演算回路605、論理演算回路606、論理演算回路607、論理演算回路608、論理演算回路609、論理演算回路610、論理演算回路611を備える。
出力振幅生成回路601は、4TAPのデエンファシス機能を備えた回路であり、4ビットのデータ信号に対応できるようにData(n+2)とData(n−2)を受ける回路が追加されている。その他は出力振幅生成回路301と同様である。
出力振幅補正回路602は、2^4=16通りのデータ信号に対して8種類の補正ができるように8つの回路で構成されている。
データ検出回路603は、4TAPであることから2^4=16通りのデータ信号があるために、図5の3TAP用のデータ検出回路503に比べて2倍の数の回路を備える。その他は出力振幅補正回路503と同様である。
論理演算回路604は、パターン”・・・1111・・・”またはその反転パターン”・・・0000・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路605は、パターン”・・・1110・・・”またはその反転パターン”・・・0001・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路606は、パターン”・・・1101・・・”またはその反転パターン”・・・0010・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路607は、パターン”・・・1100・・・”またはその反転パターン”・・・0011・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路608は、パターン”・・・1011・・・”またはその反転パターン”・・・0100・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路609は、パターン”・・・1010・・・”またはその反転パターン”・・・0101・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路610は、パターン”・・・1001・・・”またはその反転パターン”・・・0110・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。論理演算回路611は、パターン”・・・1000・・・”またはその反転パターン”・・・0111・・・”が入力された場合に、出力振幅補正回路602へ補正電流を流すための信号を送る回路である。
以上、図5と図6を例にして、3TAPから4TAPに変更した場合に追加する回路を示した。2,5,6,・・・,N TAPに対応する回路を設計する場合には、上述と同様に変更が可能である。
図7は、出力回路204の第4の実施形態の例を示す図である。以下に図3と異なる点についての詳細を述べる。
図3に示す出力振幅補正回路302のゲート電圧が、出力振幅生成回路301のゲート電圧と同じ電圧であり、回路設計を行うときにMOS回路定数を決定することで補正量が決まるのに対して、図7に示す出力振幅補正回路702のゲート電圧は電圧制御電圧源703、704、705、706、707、708、709、710に接続されており、設計後であっても補正量を調整することが可能である。例えば、データ検出回路303内の論理演算回路304は、データ信号”・・・111・・・”若しくは” ・・・000・・・”を受けて補正する指示を出す情報を出力振幅補正回路702に伝える。出力振幅補正回路702は補正電流を流す。このとき、出力振幅補正回路702が流す補正電流を変更したい場合に、電圧制御電圧源703、704、705、706、707、708、709、710でゲート電圧を調整することができる。その他は、出力振幅補正回路302と同様である。
図8は、出力回路204の第5の実施形態の例を示す図である。以下に図3と異なる点についての詳細を述べる。
図3に示すデータ検出回路303内の論理演算回路304が補正するように指示する情報を出力振幅補正回路302内の1つの補正回路に伝えるのに対して、図8に示すデータ検出回路303内の論理演算回路304は、補正するように指示する情報を、出力振幅補正回路802内の電流源MOSのON/OFFを切り替えることができるスイッチ803を備えた補正回路及びスイッチ807を備えた補正回路の2つの補正回路に伝えることが可能である点で異なる。例えば、スイッチ803、スイッチ807ともにON、スイッチ803はONでスイッチ807はOFF、スイッチ803はOFFでスイッチ807はON、スイッチ803、スイッチ807ともにOFFの4段階の補正電流量の調整を行うことが可能である。
また、図8に示すデータ検出回路303内の論理演算回路305が補正するように指示する情報を出力振幅補正回路802内の電流源MOSのON/OFFを切り替えることができるスイッチ804を備えた補正回路及びスイッチ808を備えた補正回路の2つの補正回路に伝えることも同様に可能である。
その他は出力振幅補正回路302と同様である。
図12は、出力回路204の第6の実施形態の例を示す図である。以下に図3と異なる点についての詳細を述べる。
図12に示す出力回路は、出力振幅生成回路301、出力振幅補正回路1202、データ検出回路1203、論理演算回路1204、論理演算回路1205を備える。図3に示した出力回路が、出力振幅補正回路302にCMLを8個、データ検出回路303に論理演算回路を16個備え、8通り全てのデータ信号パターンに別々の補正を行うのに対して、図12の出力回路は、出力振幅補正回路1202にCMLを2個、データ検出回路1203に論理演算回路を4個とした点で異なる。回路の個数を減らすことで、回路面積の低減と消費電力の低減が可能である。
出力振幅補正回路1202は、CML1206、1207を備える。データ検出回路1203は、論理演算回路1204、1205を備える。論理演算回路1204は、データ信号”・・・010・・・”若しくは”・・・101・・・”が入力された場合に出力振幅補正回路1202に補正電流を流す信号を送る回路である。論理演算回路1204は、データ信号”・・・01・・・”若しくは”・・・10・・・”が入力された場合に出力振幅補正回路1202に補正電流を流す信号を送る回路である。
データ検出回路1203は、8通りのデータ信号パターンである”・・・000・・・”、”・・・001・・・”、”・・・010・・・”、”・・・011・・・”、”・・・100・・・”、”・・・101・・・”、”・・・110・・・”、”・・・111・・・”が入力されると以下に述べる3種類の補正を行う。
”・・・010・・・”若しくは”・・・101・・・”が入力されると論理演算回路1204,1205が両方とも出力振幅補正回路1202に補正電流を流す信号を送り、出力振幅補正回路1202のCML1206、1207が2個ともON状態となる。”・・・001・・・”、”・・・011・・・”、”・・・100・・・”、”・・・110・・・”のいずれかが入力されると論理演算回路1205が出力振幅補正回路1202に補正電流を流す信号を送り、出力振幅補正回路1202のCML1207がON状態となり、CML1206はOFFである。”・・・000・・・”若しくは”・・・111・・・”が入力されると論理演算回路1204、1205から出力される信号はないので、出力振幅補正回路1202のCML1206、1207は両方OFF状態となる。
ここで、図12に示した出力回路は、図5に示した出力回路同様、設計値からのズレであるΔIds3が低速信号ではなく高速信号について問題となる場合についての補正する手段を示すものである。このとき、高速なデータ信号、ここでは”・・・010・・・”や”・・・101・・・”、ほど伝送損失が大きくなることから、高速なデータ信号ほど信号振幅を大きく取ることになる。従って、高速なデータ信号ほどΔIds3が大きくなるため、コモンモードノイズを抑制するための補正電流を大きくする必要がある。従って、中速なデータ信号(001、011、100、110)よりも追加する電流を大きくするために、中速なデータ信号時ではCML1207をONにして補正電流を流すのに対して、高速信号時においてはさらにCML1206もONにして、さらに大きい補正電流を流すのである。これにより、コモンモードノイズを抑制することができる。
その他は図3に示す出力回路と同様である。
ここで、出力振幅補正回路1202にCMLを使用した場合の利点について以下に述べる。出力回路内の出力振幅を生成する回路301にはCMLを使用し、出力振幅は電流制御である。そこで、出力振幅補正回路1202に、同じ回路方式であるCMLを使用すると出力振幅を生成する回路と出力振幅補正回路のデバイスばらつきを小さくすることができる。更に補正電流量を電流源MOSで制御できることからP極側データ信号もN極側データ信号もほぼ同量の補正を行える。
以上、実施例によって、本発明を詳細に説明したが、上記に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
101…ドータボード(カード)、102…集積回路、103…ドータボード(カード)、104…集積回路、105…バックプレーン、106…信号配線、107…信号配線、201…パラレルデータ、202…パラレル・シリアルデータ変換回路、203…シリアルデータ、204…出力回路、205…伝送路、206…入力回路、207…シリアルデータ、208…クロックデータ再生回路、209…シリアルデータ、210…シリアル・パラレルデータ変換回路、211…パラレルデータ、212…位相同期回路(PLL: Phase Locked Loop)、213…クロック、214…送信側シリアライザ・デシリアライザ回路、215…位相同期回路(PLL: Phase Locked Loop)、216…クロック、217…受信シリアライザ・デシリアライザ回路、301・・・出力振幅生成回路、302・・・出力振幅補正回路、303・・・データ検出回路、304・・・論理演算回路、305・・・論理演算回路、401・・・本発明の補正を行うことなく低速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ、402・・・本発明の補正を行うことなく高速信号位置で振幅を調整した場合のグラフ、403・・・本発明の補正を行った場合のグラフ、404・・・高圧側出力電圧(VOH)、405・・・高圧側中間出力電圧(VOMH)、406・・・低圧側中間出力電圧(VOML)、407・・・低圧側中間出力電圧(VOML)、408・・・低圧側出力電圧(VOL)、409・・・コモンモード電位、410・・・P極側シングル波形、411・・・N極側シングル波形、412・・・コモンモード電位、413・・・P極側シングル波形、414・・・N極側シングル波形、415・・・コモンモード電位、416・・・P極側シングル波形、417・・・N極側シングル波形、502・・・出力振幅補正回路、503・・・データ検出回路、602・・・出力振幅補正回路、603・・・データ検出回路、604・・・論理演算回路、605・・・論理演算回路、606・・・論理演算回路、607・・・論理演算回路、608・・・論理演算回路、609・・・論理演算回路、610・・・論理演算回路、611・・・論理演算回路、702・・・出力振幅補正回路、703・・・電圧制御電圧源、704・・・電圧制御電圧源、705・・・電圧制御電圧源、706・・・電圧制御電圧源、707・・・電圧制御電圧源、708・・・電圧制御電圧源、709・・・電圧制御電圧源、710・・・電圧制御電圧源、802・・・出力振幅補正回路、803・・・スイッチ、804・・・スイッチ、805・・・スイッチ、806・・・スイッチ、807・・・スイッチ、808・・・スイッチ、809・・・スイッチ、810・・・スイッチ、811・・・スイッチ、812・・・スイッチ、813・・・スイッチ、814・・・スイッチ、815・・・スイッチ、816・・・スイッチ、817・・・スイッチ、818・・・スイッチ、901・・・補正前P極側出力電圧、902・・・補正後P極側出力電圧、903・・・補正前N極側出力電圧、904・・・補正後N極側出力電圧

Claims (10)

  1. 送信するデータ列を差動入力に入力し、P極とN極とを出力とする第1のデエンファシス回路を有する差動回路と、
    前記P極に差動出力の一方を接続し、かつ、前記N極に差動出力の他方を接続している第2の出力振幅補正用の回路とを有し、
    前記第2の出力振幅補正用回路のそれぞれの入力の一方には前記データ列を入力とする論理回路により構成される第1パターン検出回路の出力が接続され、
    前記第2の出力振幅補正用回路の入力の他方には前記データ列の反転信号を入力とする論理回路により構成される第2パターン検出回路を備え、
    前記第1パターン検出回路または前記第2パターン検出回路により特定のデータ列が検出されたとき、第2の出力振幅補正用回路により、P極、またはN極の出力電圧をその検出されたデータ列の種類に応じて、予め定めた値に基づいて補正することにより、回路の非線形性による前記データ列毎のコモンモードノイズを低減することを特徴とするシリアル出力回路。
  2. 請求項1に記載のシリアル出力回路において、
    前記第1データパターンは、”0”から”1”若しくは”1”から”0”へのデータの変化を含むことを特徴とするシリアル出力回路。
  3. 請求項2に記載のシリアル出力回路において、
    前記第1データパターンは、前記”0”から”1”へのデータの変化に続いて”0”へのデータの変化、若しくは、前記”1”から”0”へのデータの変化に続いて”1”へのデータの変化を含むことを特徴とするシリアル出力回路。
  4. 請求項2に記載のシリアル出力回路において、
    前記P極に差動出力の一方を、前記N極に差動出力の他方を接続している第3の差動回路と、
    前記第3の差動回路の差動入力の一方に出力が接続されている、前記送信するデータから、第2データパターンを検出する第3パターン検出回路と、
    前記第3の差動回路の差動入力の他方に出力が接続されている、前記送信するデータから、前記第2データパターンとは反転しているパターンを検出する第4パターン検出回路とを備え、
    前記第2データパターンは、”0”から”1”へのデータの変化に続いて”0”へのデータの変化、若しくは、”1”から”0”へのデータの変化に続いて”1”へのデータの変化を含むことを特徴とするシリアル出力回路。
  5. 請求項1に記載のシリアル出力回路において、
    前記第2の差動回路は電流モード・ロジック回路であることを特徴とするシリアル出力回路。
  6. 第1の集積回路と、
    送信するデータ列を差動入力に入力し、P極とN極とを出力とする第1のデエンファシス回路を有する差動回路と、
    前記P極に差動出力の一方を接続し、かつ、前記N極に差動出力の他方を接続している第2の出力振幅補正用の回路とを有し、
    前記第2の出力振幅補正用回路のそれぞれの入力の一方には前記データ列を入力とする論理回路により構成される第1パターン検出回路の出力が接続され、
    前記第2の出力振幅補正用回路の入力の他方には前記データ列の反転信号を入力とする論理回路により構成される第2パターン検出回路を備え、
    前記第1パターン検出回路または前記第2パターン検出回路により特定のデータ列が検出されたとき、第2の出力振幅補正用回路により、P極、またはN極の出力電圧をその検出されたデータ列の種類に応じて、予め定めた値に基づいて補正することにより、回路の非線形性による前記データ列毎のコモンモードノイズを低減することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記第1データパターンは、”0”から”1”若しくは”1”から”0”へのデータの変化を含むことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記第1データパターンは、前記”0”から”1”へのデータの変化に続いて”0”へのデータの変化、若しくは、前記”1”から”0”へのデータの変化に続いて”1”へのデータの変化を含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記P極に差動出力の一方を、前記N極に差動出力の他方を接続している第3の差動回路と、
    前記第3の差動回路の差動入力の一方に出力が接続されている、前記送信するデータから、第2データパターンを検出する第3パターン検出回路と、
    前記第3の差動回路の差動入力の他方に出力が接続されている、前記送信するデータから、前記第2データパターンとは反転しているパターンを検出する第4パターン検出回路とを備え、
    前記第2データパターンは、”0”から”1”へのデータの変化に続いて”0”へのデータの変化、若しくは、”1”から”0”へのデータの変化に続いて”1”へのデータの変化を含むことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記第5の差動回路は電流モード・ロジック回路であることを特徴とする半導体装置。
JP2009221906A 2009-09-28 2009-09-28 シリアル出力回路および半導体装置 Expired - Fee Related JP5417105B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221906A JP5417105B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 シリアル出力回路および半導体装置
US12/843,957 US7994825B2 (en) 2009-09-28 2010-07-27 Serial output circuit, semiconductor device, and serial transmission method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221906A JP5417105B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 シリアル出力回路および半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011071798A JP2011071798A (ja) 2011-04-07
JP5417105B2 true JP5417105B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=43779619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009221906A Expired - Fee Related JP5417105B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 シリアル出力回路および半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7994825B2 (ja)
JP (1) JP5417105B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5570445B2 (ja) 2011-01-26 2014-08-13 株式会社日立製作所 送信回路
JP5756424B2 (ja) 2012-03-14 2015-07-29 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
CN105991122B (zh) * 2015-02-11 2019-03-12 联咏科技股份有限公司 双模式串行传输装置及其模式切换方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518792B2 (en) * 2001-06-11 2003-02-11 Sun Microsystems, Inc. Method and circuitry for a pre-emphasis scheme for single-ended center taped terminated high speed digital signaling
US7202706B1 (en) * 2003-04-10 2007-04-10 Pmc-Sierra, Inc. Systems and methods for actively-peaked current-mode logic
KR100673897B1 (ko) * 2005-03-02 2007-01-25 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 출력 드라이버
JP4578316B2 (ja) * 2005-05-02 2010-11-10 ザインエレクトロニクス株式会社 送信装置
ATE517492T1 (de) * 2005-07-26 2011-08-15 Nxp Bv Vorverzerrungs- und rückentzerrungsschaltung.
JP4680004B2 (ja) * 2005-08-23 2011-05-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 デエンファシス機能を有する出力バッファ回路
JP4945271B2 (ja) * 2007-03-14 2012-06-06 株式会社日立超エル・エス・アイ・システムズ シリアル伝送用出力ドライバ
JP2009060262A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sharp Corp 差動駆動回路
US7812643B2 (en) * 2009-02-05 2010-10-12 International Business Machines Corporation Implementing CML multiplexer load balancing
JP5313771B2 (ja) * 2009-06-02 2013-10-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 プリエンファシス機能を含む出力回路

Also Published As

Publication number Publication date
US7994825B2 (en) 2011-08-09
JP2011071798A (ja) 2011-04-07
US20110074461A1 (en) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4798618B2 (ja) 出力回路および半導体集積回路装置
US7072415B2 (en) Method and apparatus for generating multi-level reference voltage in systems using equalization or crosstalk cancellation
US7528635B2 (en) Multitap fractional baud period pre-emphasis for data transmission
US7227375B2 (en) DAC based driver with selectable pre-emphasis signal levels
US10712769B2 (en) Method and apparatus for clock signal distribution
JP5906960B2 (ja) 半導体集積回路、信号伝送回路、信号伝送システム及び信号伝送方法
JP5037420B2 (ja) スタック型差動信号送信回路
US9853642B1 (en) Data-dependent current compensation in a voltage-mode driver
JP2007037133A (ja) シリアルデータ信号の負荷サイクルをプログラム可能なように調整する回路および方法
JP5417105B2 (ja) シリアル出力回路および半導体装置
JP5087365B2 (ja) 出力装置、多値出力装置、及び半導体集積装置
US8634500B2 (en) Direct feedback equalization with dynamic referencing
JP2009049600A (ja) 差動信号出力装置
CN113541732B (zh) 混合式传输器
EP3574585B1 (en) Threshold adjustment compensation of asymmetrical optical noise
US20060133558A1 (en) Mechanism to aid a phase interpolator in recovering a clock signal
JP4945271B2 (ja) シリアル伝送用出力ドライバ
US11005477B2 (en) Driver circuit and control method therefor, and transmission/reception system
WO2012153843A1 (ja) 信号伝送方式及び送信装置
JP5296620B2 (ja) 信号中継回路
Kawar et al. A 10 Gbps loss of signal detector for high-speed AC-coupled serial transceivers in 28nm CMOS technology
JP2009060262A (ja) 差動駆動回路
US11552656B2 (en) Current mode logic driver and transmission driver including the same
US20230231476A1 (en) Driver circuit for low voltage differential signaling, lvds, line driver arrangement for lvds and method for operating an lvds driver circuit
JP2012205041A (ja) インターフェース回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130903

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees