JP2009049600A - 差動信号出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧の変動によって伝送信号に生じるジッタを抑制することができる差動信号出力装置を提供すること。
【解決手段】伝送データを差動信号として出力する差動信号出力装置において、伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第1差動信号生成回路4と、伝送データの基準クロックに同期し、伝送データが遷移しないビットにおいてのみ遷移するダミーデータを生成するダミーデータ生成回路3と、ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝送データを差動信号として出力する差動信号出力装置に関し、特に、Serial-ATAやPCI Expressに代表される高速シリアル伝送を行うための送信機等に用いられる差動出力装置に関するものである。
近年、機器間、ボード間、チップ間における大容量かつ高速なデータ伝送の要求を満たすため、多くの伝送インタフェース規格に採用されている技術として、伝送データを表す信号にクロック(エンベデッドクロック)を重畳した伝送信号を送信側から送信し、受信側で受信した信号からこのクロックを抽出し、抽出したクロックに基づいて伝送データを復元する、いわゆる高速シリアル伝送が知られている。
高速シリアル伝送におけるジッタは、大きく分けてランダムジッタと、デタミニスティックジッタとの2種類に分けられる。ランダムジッタは、トランジスタ等による熱雑音及び1/f雑音等のようにランダムに発生する雑音により生じるものであり、デタミニスティックジッタは、伝送データの符号間干渉等のように決定論的な要因により生じるものである。
伝送線路の周波数特性によるデタミニスティックジッタを低減する技術として、プリエンファシスが知られている。図23に示すように、プリエンファシスは、伝送信号が変化するときの振幅を送信側で強調しておくことにより、受信側で伝送信号から復調される伝送データのエラーを抑制する技術である。
プリエンファシスを用いるものとして、伝送路に対して適切なプリエンファシスが行われるように制御されたタイマーを用いて適切な位相差を持たせた信号を2つのドライバに入力し、2つのドライバの出力を抵抗を介して加算することにより、プリエンファシスが施された所望の波形を有する伝送信号を生成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、通常の振幅の伝送信号を出力するバッファと、伝送信号の振幅を強調したエンファシス信号を出力するバッファとの各内部ノードを容量を介して接続することにより、プリエンファシスを用いることによって原理的に生じるタイミングジッタを低減するものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、送信側の出力部にインピーダンス調整機能を持たせ、送信側の回路を構成する素子のばらつきに関らず、送信側の回路の出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合させると共に、プリエンファシスの機能を持たせることにより、伝送路の周波数特性によるジッタを低減するものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−525977号公報 特開2006−109093号公報 特開2006−60751号公報
図24は、一般的な差動信号出力装置を構成する半導体集積回路に電源を供給したときのモデルを等価回路で示している。図24において、電源回路23から半導体集積回路26に供給される電源は、PCB(Printed Circuit Board)上で安定化容量24によって安定化が図られている。また、半導体集積回路26を含むチップ内部においても安定化容量25によって安定化が図られている。
また、電源を供給するラインには寄生インピーダンスが存在し、またチップをPCBに実装するためのボンディングワイヤによるインピーダンスも付加される。なお、図24に示した等価回路では、これらインピーダンスをインピーダンス27a、27bとして示している。
電源回路23から供給される電流が変動すると、インピーダンス27a、27bによって半導体集積回路26の電源電圧が変動してしまう。特に、ボンディングワイヤは、インダクタンス成分が大きいため、急激な消費電流の変動に対してチップ内部の電源がリンギングを起こすことがある。
さらに、近年の高速シリアル伝送は、広帯域化が進み、最高周波数では数GHzに達している。そのため、伝送データのパターンの偏りによる消費電流の変動が電源電圧に与える影響が無視できなくなっている。
図25に、一般的な差動信号出力装置に用いられる最も簡易な出力バッファの構成を示す。図25に示した出力バッファにおいて、「H」レベルを出力する場合には、N型のMOSトランジスタ21がオフ状態となり、P型のMOSトランジスタ22がオン状態となるため、出力電圧は電源電圧Vddと等しくなる。一方、「L」を出力する場合には、MOSトランジスタ21がオン状態となり、MOSトランジスタ22がオフ状態となるため、出力電圧はグランド電圧GNDと等しくなる。
ここで、電源電圧が変動してしまうと、Vdd−GND間の電位差が変動してしまい、図26に示すように、伝送信号のパルスが立上り始める時点、または、立下り始める時点の電圧が変動するため、伝送信号のパルス幅T1、T2も変動してしまう。このようなパルス幅の変動は、ジッタとして受信側に影響を及ぼしてしまう。
このように、特許文献1乃至特許文献3に記載された何れのものにおいても、電源とグランド間の電圧差を伝送信号の振幅の基準としているため、電源電圧の変動によってジッタを低減することができなくなってしまうといった課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、電源電圧の変動によって伝送信号に生じるジッタを抑制することができる差動信号出力装置を提供することを目的としている。
本発明の差動信号出力装置は、伝送データを差動信号として出力する差動信号出力装置において、前記伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から前記差動信号を生成する第1差動信号生成回路と、前記伝送データの基準クロックに同期し、前記伝送データが遷移しないビットにおいてのみ遷移するダミーデータを生成するダミーデータ生成回路と、前記ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、第1差動信号生成回路で伝送データが遷移しないときに、第2差動信号生成回路でダミーデータを遷移させることによって、データを遷移させるための消費電流を伝送データのパターンの偏りによらずに一定にするため、電源電圧の変動によって伝送信号に生じるジッタを抑制することができる。
なお、前記第1差動信号生成回路は、前記伝送データを表す信号を増幅し、前記差動信号を生成するための複数のスイッチを有し、前記第2差動信号生成回路は、前記第1差動信号生成回路と同一回路によって構成されていていてもよい。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、第1差動信号生成回路にスイッチング電流が流れないときに、第2差動信号生成回路にスイッチング電流を流すことによって、データを遷移させるための消費電流を伝送データのパターンの偏りによらずに一定にすることができる。
また、前記ダミーデータ生成回路は、前記伝送データと前記伝送データの反転データとを1ビットずつ交互に選択することによって、前記ダミーデータを生成するようにしてもよい。
例えば、前記ダミーデータ生成回路は、前記基準クロックが入力されるTフリップフロップを有し、前記Tフリップフロップの出力信号に基づいて、前記伝送データと前記伝送データの反転データとを1ビットずつ交互に選択するようにしてもよい。
また、前記伝送データは、パラレルのデータであって、前記ダミーデータ生成回路は、前記パラレルの伝送データの各ビット間において遷移しないビットにおいてのみ遷移するパラレルのダミーデータを生成し、前記差動信号出力装置は、前記パラレルの伝送データをシリアライズする第1シリアライザと、前記パラレルのダミーデータをシリアライズする第2シリアライザと、を備え、前記第1および第2差動信号生成回路は、前記第1および第2シリアライザによってそれぞれシリアライズされた伝送データとダミーデータとを表す信号を増幅して差動信号をそれぞれ生成するようにしてもよい。
ここで、前記ダミーデータ生成回路は、前記パラレルの伝送データの隣接する2ビットのうち一方を反転して前記パラレルのダミーデータを生成するようにしてもよい。
また、本発明の差動信号出力装置は、前記伝送データを1ビットずつ交互に割り当てた第1パラレルデータおよび第2パラレルデータを生成するパラレルデータ生成回路と、前記第1パラレルデータを第1シリアルデータにシリアライズする第1シリアライザと、前記第2パラレルデータを第2シリアルデータにシリアライズする第2シリアライザと、前記第1および第2シリアライザに用いられた基準クロックに同期し、前記第1シリアルデータと前記第2シリアルデータとから1ビットずつ交互に選択してシリアルの前記伝送データを生成するシリアルデータ生成回路と、を備え、前記ダミーデータ生成回路は、前記基準クロックに同期し、前記第1シリアルデータと前記第2シリアルデータの反転データとから1ビットずつ交互に選択してダミーデータを生成し、前記第1および第2差動信号生成回路は、前記シリアルデータ生成回路および前記ダミーデータ生成回路によってそれぞれ生成されたシリアルの伝送データとダミーデータとを表す信号それぞれ増幅して差動信号をそれぞれ生成するようにしてもよい。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、基準クロックの立上りと立下りとのタイミングで伝送データを出力することができるため、シリアルクロックの周波数の倍の伝送レートで差動信号を出力することができる。
また、前記各第1および第2差動信号生成回路は、前記差動信号を構成する反転信号の出力端と電源との接続を切り換える第1系列の複数の調整スイッチと、前記反転信号の出力端とグランドとの接続を切り換える第2系列の複数の調整スイッチと、前記差動信号を構成する正転信号の出力端と前記電源との接続を切り換える第3系列の複数の調整スイッチと、前記正転信号の出力端と前記グランドとの接続を切り換える第4系列の複数の調整スイッチと、前記各出力端間の接続を切り換える少なくとも1つのモードスイッチと、を有し、前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、前記差動信号の振幅を切り換えるためのモード信号と、前記伝送データを表す信号との少なくとも一方に基づいて各接続を切り換えることにより、前記差動信号の振幅を変化させるようにしてもよい。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、スイッチによって差動信号の振幅を変化させることができるため、消費電力を低減することができる。
なお、前記モードスイッチが前記各出力端間を接続する場合には、前記伝送データを表す信号に基づいて、前記第1系列の少なくとも1つの調整スイッチと、該モードスイッチと、前記第4系列の少なくとも1つの調整スイッチとが前記電源と前記グランドとを直列に接続するか、前記第3系列の少なくとも1つの調整スイッチと、該モードスイッチと、前記第2系列の少なくとも1つの調整スイッチとが前記電源と前記グランドとを直列に接続するよう、前記各調整スイッチが各接続を切り換えるようにしてもよい。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、モードスイッチが各出力端間を接続するときに、電源−グランド間の直列抵抗値が高くなるため、消費電流量が少なくなり、消費電力を低減することができる。
また、前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、前記モード信号の状態に関らず前記差動信号出力装置の出力インピーダンスを変化させないようインピーダンスが設定されていてもよい。
また、前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、MOSトランジスタと、前記MOSトランジスタに直列に接続された抵抗とを有していてもよい。
また、前記抵抗は、可変抵抗からなり、前記調整スイッチは、前記可変抵抗の抵抗値を調整することにより、該調整スイッチのインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を有していてもよい。
この構成により、本発明の差動信号出力装置は、調整スイッチのオン抵抗値が温度や電源電圧等で変動し、出力インピーダンスが変動してしまうことを防止することができる。
また、前記差動信号出力装置は、半導体集積回路によって構成してもよい。
本発明は、電源電圧の変動によって伝送信号に生じるジッタを抑制することができる差動信号出力装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態においては、本発明に係る差動信号出力装置を半導体集積回路によって構成した例について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置を図1に示す。
図1に示すように、差動信号出力装置1は、シリアルの伝送データを生成する伝送データ生成回路2と、伝送データの基準クロックに同期し、伝送データが遷移しないビットにおいてのみ遷移するシリアルのダミーデータを生成するダミーデータ生成回路3と、伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第1差動信号生成回路4と、ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路5とを備えている。
伝送データ生成回路2は、画像処理装置やデータリンク層等の論理回路等によって構成され、シリアルの伝送データをダミーデータ生成回路3および第1差動信号生成回路4に出力するようになっている。なお、伝送データ生成回路2は、入力されたパラレルの伝送データをシリアライズするシリアライザによって構成してもよい。
ダミーデータ生成回路3は、伝送データ生成回路2によって生成されたシリアルの伝送データに基づいてダミーデータを生成するようになっている。具体的には、ダミーデータ生成回路3は、図2に示すように、伝送データがビット間において遷移しない場合に遷移するパターンのダミーデータを生成するようになっている。これにより、基準クロックの全ての立上りにおいて、伝送データおよびダミーデータの何れか一方が遷移することになる。
ここで、時刻0から数えてn個目の基準クロックの立上りで伝送データ生成回路2によって出力される伝送データをS(n)とし、n個目の基準クロックの立上りでダミーデータ生成回路3によって出力されるダミーデータをD(n)とする。また、D(0)=S(0)であったとする。
n=kにおいてD(k)=S(k)であるときに、n=k+1において伝送データが遷移しなかった、つまり、S(k+1)=S(k)となった場合には、ダミーデータが遷移するので、D(k+1)を以下のように表すことができる。
D(k+1)=not(D(k))=not(S(k))=not(S(k+1))
一方、n=k+1において伝送データが遷移した、つまり、S(k+1)=not(S(k))となった場合には、ダミーデータが遷移しないので、D(k+1)を以下のように表すことができる。
D(k+1)=D(k)=S(k)=not(S(k+1))
したがって、n=k+1において伝送データが遷移した場合でも、遷移しなかった場合でも、D(k+1)=not(S(k+1))という関係が成り立つ。
また、n=k+2において伝送データがn=k+1であるときから遷移しなかった、つまり、S(k+2)=S(k+1)となった場合には、ダミーデータが遷移するので、場合には、D(k+2)を以下のように表すことができる。
D(k+2)=not(D(k+1))=S(k+1)=S(k+2)
一方、n=k+2において伝送データがn=k+1であるときから遷移した、つまり、S(k+2)=not(S(k+1))となった場合には、ダミーデータが遷移しないので、場合には、D(k+2)を以下のように表すことができる。
D(k+2)=D(k+1)=not(S(k+1))=S(k+2)
したがって、n=k+2において伝送データがn=k+1であるときから遷移した場合でも、遷移しなかった場合でも、D(k+2)=S(k+2)という関係が成り立つ。
このように、D(0)=S(0)であった場合には、以下の関係が成り立つ。
D(n)=not(S(n)) ・・・n:奇数
=S(n) ・・・・・・・n:偶数
同様に、D(0)=not(S(0))であった場合には、以下の関係が成り立つ。
D(n)=not(S(n)) ・・・n:偶数
=S(n) ・・・・・・・n:奇数
つまり、1クロックサイクル毎にS(n)を正転および反転させていくことによって、D(n)を生成することができる。
このようにダミーデータを生成するダミーデータ生成回路3の構成例を図3に示す。図3において、ダミーデータ生成回路3は、基準クロックの立上りに同期して「H」と「L」を交互に出力するTフリップフロップ6と、シリアルの伝送データを反転するインバータ7と、Tフリップフロップ6の出力によってシリアルの伝送データまたはインバータ7により反転された伝送データの何れかを選択するセレクタ8とによって構成されている。
第1差動信号生成回路4は、図4に示すように、伝送データを表す差動信号を生成するための複数の信号を生成する信号生成回路28と、これら信号を増幅する複数の増幅バッファ35a乃至35gと、差動信号出力回路36とを備え、差動増幅信号を構成する反転出力信号OUTPおよび正転出力信号OUTMを出力するようになっている。
信号生成回路28は、伝送データを表すデータ信号D0およびこの反転信号D0bと、伝送信号の振幅を強調するか否かを表すモード信号Dmと、データ信号D0とモード信号Dmとの論理和からなる信号D1およびこの反転信号D1bと、データ信号の反転信号D0bとモード信号Dmとの論理和からなる信号D2およびこの反転信号D2bとを生成するようになっている。
なお、本実施の形態においては、第1差動信号生成回路4がプリエンファシス機能を有するものとし、信号生成回路28は、伝送信号の振幅を強調するとき、すなわち、伝送データが遷移するときに、モード信号Dmを「L」にし、伝送信号の振幅を強調しないとき、すなわち、データ信号が遷移しないときに、モード信号Dmを「H」にするようになっている。
各増幅バッファ35a乃至35g(以下、「増幅バッファ35」と記載する。)は、図5に示すように、複数のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータ9a乃至9dによって構成されている。CMOSインバータ9a乃至9dは、入力側から出力側に行くほどサイズ(トランジスタのチャネル幅)が大きくなっている。
一般に、CMOSインバータの駆動能力はサイズに比例しているため、増幅バッファ35は、出力する信号が十分な駆動能力となるまで増幅してから出力する。このため、増幅バッファ35を構成するCMOSインバータの数に特に制約は無く、必要に応じた数のCMOSインバータによって構成すればよい。
各CMOSインバータ9a乃至9d(以下、「CMOSインバータ9」と記載する。)は、図6に示すように、N型のMOSトランジスタ10と、P型のMOSトランジスタ11とによって構成されている。なお、図6において、負荷容量12は、次段のCMOSインバータの入力負荷や配線の寄生容量を表している。
差動信号出力回路36は、図7に示すように、反転出力信号OUTPの出力端と電源との間に並列に配置された第1系列の調整スイッチ53a、53bと、反転出力信号OUTPの出力端とグランドとの間に並列に配置された第2系列の調整スイッチ53c、53dと、正転出力信号OUTMの出力端と電源との間に並列に配置された第3系列の調整スイッチ53e、53fと、正転出力信号OUTMの出力端とグランドとの間に並列に配置された第4系列の調整スイッチ53g、53hと、反転出力信号OUTPの出力端と正転出力信号OUTMの出力端との間の接続を切り替えるモードスイッチ52とを有している。
調整スイッチ53aは、一端が出力端に接続された抵抗54aと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗54aの他端に接続され、ゲートにデータ信号の反転信号D0bが入力されるP型のMOSトランジスタ55aとを有する。
調整スイッチ53bは、一端が出力端に接続された抵抗54bと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗54bの他端に接続され、ゲートに信号D2が入力されるP型のMOSトランジスタ55bとを有する。
調整スイッチ53cは、一端が出力端に接続された抵抗54cと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗54cの他端に接続され、ゲートにデータ信号の反転信号D0bが入力されるN型のMOSトランジスタ55cとを有する。
調整スイッチ53dは、一端が出力端に接続された抵抗54dと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗54dの他端に接続され、ゲートに信号D1bが入力されるN型のMOSトランジスタ55dとを有する。
調整スイッチ53eは、一端が出力端に接続された抵抗54eと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗54eの他端に接続され、ゲートにデータ信号D0が入力されるP型のMOSトランジスタ55eとを有する。
調整スイッチ53fは、一端が出力端に接続された抵抗54fと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗54fの他端に接続され、ゲートに信号D1が入力されるP型のMOSトランジスタ55fとを有する。
調整スイッチ53gは、一端が出力端に接続された抵抗54gと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗54gの他端に接続され、ゲートにデータ信号D0が入力されるN型のMOSトランジスタ55gとを有する。
調整スイッチ53hは、一端が出力端に接続された抵抗54hと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗54hの他端に接続され、ゲートに信号D2bが入力されるN型のMOSトランジスタ55hとを有する。
モードスイッチ52は、一端が反転出力信号OUTPの出力端に接続された抵抗54iと、ドレインが抵抗54iの他端に接続され、ソースが正転出力信号OUTMの出力端に接続され、ゲートにモード信号Dmが入力されるN型のMOSトランジスタ55iとを有する。
なお、以下の説明においては、発明を理解しやすくするために、MOSトランジスタ55a乃至55iのオン抵抗を0とし、オフ抵抗を無限大とする。また、抵抗54a乃至54dの各抵抗値をR1、抵抗54e乃至54hの各抵抗値をR2、抵抗54iの抵抗値をRmとする。
ここで、モード信号Dmが「L」の場合には、D1=D2b=D0かつD1b=D2=D0bとなる。したがって、データ信号D0が「H」であれば、MOSトランジスタ55a、55b、55g、55hは、全てオンになり、MOSトランジスタ55c、55d、55e、55fは全てオフになる。
また、MOSトランジスタ55iもオフになるため、反転出力信号OUTPは、抵抗54aおよび54bから流れ込む電流によって「H」となり、正転出力OUTMは、抵抗54gおよび54hに流れ込む電流によって「L」となる。
データ信号D0が「L」の場合にも同様であり、反転出力信号OUTPおよび正転出力信号OUTMは、それぞれ「L」および「H」になる。したがって、モード信号Dmが「L」の場合の出力インピーダンスRout0は、抵抗54aと抵抗54bとの並列抵抗(または抵抗54gと抵抗54hとの並列抵抗)で決まるため、以下のようになる。
Rout0=(R1*R2)/(R1+R2)
一方、モード信号Dmが「H」の場合には、信号D1およびD2は、常に「H」であり、信号D1bおよびD2bは、常に「L」である。したがって、MOSトランジスタ55aおよび55gは、オンとなり、MOSトランジスタ55b乃至55fおよび55hは、全てオフとなる。また、MOSトランジスタ55iは、オンとなる。
例えば、データ信号D0が「H」であれば、データ信号の反転信号D0bが「L」であるため、電流は、抵抗54aから抵抗54iを通って抵抗54gに流れ、反転出力信号OUTPと、正転出力信号OUTMとは、抵抗54a、54i、54gによって分圧されたレベルでそれぞれ出力される。したがって、モード信号Dmが「H」の場合の出力インピーダンスRout1は、反転出力信号OUTPと正転出力信号OUTMとが差動信号を構成するため、以下のようになる。
Rout1=(R1*(Rm/2))/(R1+(Rm/2))
ここで、信号D0、D0b、D1、D1b、D2、D2b、Dmと、出力信号OUTP、OUTMとの関係を図8に示す。図8に示すように、出力信号OUTP、OUTMの正負は、データ信号D0によって決まり、出力信号OUTP、OUTMの振幅は、モード信号Dmによって決まる。
一般に高速シリアル伝送においては、信号品質を確保するために、インピーダンス整合された回路を用いて差動伝送を行うことが多い。その際の受信側の回路の一例として、図9に示すようなものが挙げられる。
図9において、受信器32は、伝送路31の特性インピーダンスに整合するように抵抗値がR0の抵抗33a、33bを有している。これによって、伝送路31は、入力インピーダンスR0で終端され、受信器32は、差動アンプ34で伝送信号を受信する。
一方、図8に示した差動信号出力回路36の出力インピーダンスは、モード信号Dmが「H」のときにはRout0となり、モード信号Dmが「L」の時にはRout1となる。
そこで、Rout0=Rout1=R0となるようなR1、R2、Rmを選ぶことにより、差動信号出力回路36の出力インピーダンスを入力インピーダンスR0に整合させることができる。したがって、Rout0=Rout1から、Rm=2*R2が導かれる。
データ信号D0が「H」であり、モード信号Dmが「L」であるときには、受信側も含めた等価回路は、図10(a)に示すようになる。この場合には、出力信号OUTP、OUTMのレベルは、以下のようになる。
OUTP=(3/4)*Vdd
OUTM=(1/4)*Vdd
また、データ信号D0が「H」であり、モード信号Dmが「H」であるときには、受信側も含めた等価回路は、図10(b)に示すようになる。この場合には、出力信号OUTP、OUTMのレベルは、以下のようになる。
OUTP=(1/4)*(3−R1/(R1+R2))*Vdd
OUTM=(1/4)*(1+R1/(R1+R2))*Vdd
従って、R1とR2の値を適切に選ぶことにより、モード信号Dmが「L」のときの出力信号OUTP、OUTMの振幅と、モード信号Dmが「H」のときの出力信号OUTP、OUTMの振幅とを所望の比率に設定することができる。また、振幅が抑制されているとき(モード信号Dmが「H」のとき)には、電源からグランドに直列に見た抵抗値が高くなるため、電流量が低減される。
図2において、第2差動信号生成回路5は、第1差動信号生成回路4と同一に構成される。このため、第2差動信号生成回路5についての詳細な説明は、省略する。なお、第2差動信号生成回路5によって生成された反転出力信号および正転出力信号は、差動信号出力装置1から外部に出力する必要はない。
図6に示したようなCMOSインバータは、入力データの遷移が無ければ電流をほとんど流さず、消費電力が非常に小さくなる。一方、CMOSインバータは、入力データが遷移すると、次段のCMOSインバータの入力容量に対する充放電のためにスイッチング電流を流す。
例えば、入力が「H」から「L」に遷移すると、MOSトランジスタ10がオフ状態となり、MOSトランジスタ11がオン状態となる。この場合には、負荷容量12に対するチャージが起き、出力電圧が電源電圧Vddと等しくなるまでMOSトランジスタ11を通してスイッチング電流が流れる。
逆に、入力が「L」から「H」に遷移すると、MOSトランジスタ11がオフ状態となり、MOSトランジスタ10がオン状態となる。この場合には、負荷容量12に蓄えられた電荷によりスイッチング電流がMOSトランジスタ10を通して流れる。
ここで、図24に示した等価回路で考えた場合に、入力データの遷移によってスイッチング電流が流れると、安定化容量25によって平滑化された電流が電源回路23から供給される。また、図11に示すようにデータパターンが変化し、スイッチング電流が増大すると、電源回路23から供給される電流は、ステップ状に変動したかのように見える。
この電流の変動と、インピーダンス27a、27bとによって、半導体集積回路26の電源電圧が変動する。特に、インピーダンス27a、27bに含まれるボンディングワイヤによるインダクタンス成分によって、図11において点線で示すように電源電圧がリンギングを起こしてしまうこともある。このVdd−GND間電圧差の変動は、図26を用いて説明したように、ジッタとして受信側に影響を及ぼしてしまう。
しかしながら、差動信号出力装置1においては、伝送データの遷移によって第1差動信号生成回路4にスイッチング電流が流れるときには、ダミーデータが遷移しないため、第2差動信号生成回路5にスイッチング電流は流れない。
一方、伝送データが遷移せずに第1差動信号生成回路4にスイッチング電流が流れないときには、ダミーデータが遷移するため、第2差動信号生成回路5にスイッチング電流が流れる。
このため、図12に示すように、差動信号出力装置1において、常に一定のスイッチング電流が流れる。これらのスイッチング電流が平滑化されると、電源回路から流れる電流が一定となり、差動信号出力装置1の電源電圧も一定に保たれる。
このように、本実施の形態の差動信号出力装置1は、第1差動信号生成回路4にスイッチング電流が流れないときに、第2差動信号生成回路5にスイッチング電流を流すことによって、データを遷移させるための消費電流を伝送データのパターンの偏りによらずに一定にするため、電源電圧の変動によって伝送信号に生じるジッタを抑制することができる。
また、差動信号出力装置1においては、電源を安定化させる容量がスイッチング電流による電源変動を抑えることができればよいので、差動信号出力装置1を構成するチップのサイズを縮小することができる。
また、差動信号出力装置1を構成する差動信号出力回路36は、スイッチによって差動信号の振幅を変化させることができるため、消費電力を低減することができる。
また、差動信号出力回路36は、出力信号OUTP、OUTMの振幅を抑制するときに、電源−グランド間の直列抵抗値が高くなるため、差動信号出力装置1の消費電流量が少なくなり、消費電力を低減することができる。
なお、本実施の形態において、差動信号出力回路36は、各MOSトランジスタのオン抵抗を0とし、MOSトランジスタに直列に設けた抵抗で出力インピーダンスの整合をとるものとして説明した。しかし、実際の回路においてはMOSトランジスタのオン抵抗は0ではないため、差動信号出力回路36は、使用するMOSトランジスタのオン抵抗と、MOSトランジスタに直列に設けた抵抗で出力インピーダンスの整合をとるように構成する。
ここで、MOSトランジスタのオン抵抗だけで出力インピーダンスの整合をとることができる場合には、MOSトランジスタに直列に設ける抵抗を省いてもよい。
また、差動信号出力回路36において、MOSトランジスタのオン抵抗値が温度や電源電圧等で変動し、出力インピーダンスが変動してしまうことに対応するために、図13および図14に示すように、MOSトランジスタに直列に設ける抵抗を可変抵抗とし、各調整スイッチが、各可変抵抗の抵抗値を調整することによって、この調整スイッチのインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を設けるようにしてもよい。
図13において、調整スイッチ53aに対して設けられるインピーダンス調整回路56aは、抵抗54aと同一の抵抗54axと、MOSトランジスタ55aと同一のMOSトランジスタ55axと、定電流源57aと、比較器58aと、抵抗54aおよび54axの抵抗値を調整する抵抗調整回路59aとを有している。
抵抗54aおよび54axは、複数の抵抗と、スイッチとが組み合わされた可変抵抗器によって構成される。なお、抵抗54aおよび54axは、ゲート電圧が調整されるMOSトランジスタによって構成してもよい。
MOSトランジスタ55axは、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗54axの一端に接続され、ゲートに一定レベル「H」が入力されるように設けられている。定電流源57aは、抵抗54axおよびMOSトランジスタ55axに一定の電流を流すように設けられている。
比較器58aは、抵抗54axの他端の電圧と、基準電圧とを比較するようになっている。ここで、基準電圧は、抵抗54axおよびMOSトランジスタ55axのインピーダンスが所望のインピーダンスであるときの抵抗54axの他端の電圧と等しく設定されている。
抵抗調整回路59aは、抵抗54axの他端の電圧と、基準電圧とが等しいことを比較器58aの比較の結果が表すように、抵抗54aおよび54axの抵抗値を調整するようになっている。なお、抵抗調整回路59aは、抵抗54aおよび54axの抵抗値が常に同じになるように調整する。
調整スイッチ53b、53e、53fに対して設けられるインピーダンス調整回路については、インピーダンス調整回路56aと同様に構成されるため、説明を省略する。
図14において、調整スイッチ53cに対して設けられるインピーダンス調整回路56cは、抵抗54cと同一の抵抗54cxと、MOSトランジスタ55cと同一のMOSトランジスタ55cxと、定電流源57cと、比較器58cと、抵抗54cおよび54cxの抵抗値を調整する抵抗調整回路59cとを有している。
抵抗54cおよび54cxは、複数の抵抗と、スイッチとが組み合わされた可変抵抗器によって構成される。なお、抵抗54cおよび54cxは、ゲート電圧が調整されるMOSトランジスタによって構成してもよい。
MOSトランジスタ55cxは、ドレインが抵抗54cxの一端に接続され、ソースがグランドに接続され、ゲートに一定レベル「H」が入力されるように設けられている。定電流源57cは、抵抗54cxおよびMOSトランジスタ55cxに一定の電流を流すように設けられている。
比較器58cは、抵抗54cxの他端の電圧と、基準電圧とを比較するようになっている。ここで、基準電圧は、抵抗54cxおよびMOSトランジスタ55cxのインピーダンスが所望のインピーダンスであるときの抵抗54cxの他端の電圧と等しく設定されている。
抵抗調整回路59cは、抵抗54cxの他端の電圧と、基準電圧とが等しいことを比較器58cの比較の結果が表すように、抵抗54cおよび54cxの抵抗値を調整するようになっている。なお、抵抗調整回路59cは、抵抗54cおよび54cxの抵抗値が常に同じになるように調整する。
調整スイッチ53d、53g、53hに対して設けられるインピーダンス調整回路については、インピーダンス調整回路56cと同様に構成されるため、説明を省略する。
また、本実施の形態において、第1および第2差動信号生成回路4、5がプリエンファシス機能を有するものとし、伝送信号の振幅を2段階に切り替える例について説明したが、例えば、第1および第2差動信号生成回路4、5は、PCI Express Gen2における電圧マージニング(Voltage Margining)を満たすように、伝送信号の振幅を多段階に切り替えるように構成してもよい。
例えば、伝送信号の振幅を多段階に切り替える場合は、図4に示した信号生成回路28は、伝送データを表すデータ信号D0およびこの反転信号D0bと、伝送信号の振幅を選択するためにモード信号Dm1、Dm2、Dm3と、データ信号D0とモード信号Dm1との論理和からなる信号D1pおよびこの反転信号D1pbと、データ信号の反転信号D0bとモード信号Dm1との論理和からなる信号D1mおよびこの反転信号D1mbと、データ信号D0とモード信号Dm2との論理和からなる信号D2pおよびこの反転信号D2pbと、データ信号の反転信号D0bとモード信号Dm2との論理和からなる信号D2mおよびこの反転信号D2mbと、データ信号D0とモード信号Dm3との論理和からなる信号D3pおよびこの反転信号D3pbと、データ信号の反転信号D0bとモード信号Dm3との論理和からなる信号D3mおよびこの反転信号D3mbとを生成するように構成する。
なお、信号生成回路28は、伝送信号の振幅を最も大きくする場合には、モード信号Dm1、Dm2、Dm3をそれぞれ「L」、「L」、「L」にし、伝送信号の振幅を次に大きくする場合には、モード信号Dm1、Dm2、Dm3をそれぞれ「L」、「L」、「H」にし、伝送信号の振幅を次に大きくする場合には、モード信号Dm1、Dm2、Dm3をそれぞれ「L」、「H」、「H」にし、伝送信号の振幅を最も小さくする場合には、モード信号Dm1、Dm2、Dm3をそれぞれ「H」、「H」、「H」にする。
また、各増幅バッファ35は、これら各信号D0、D0b、Dm1、Dm2、Dm3、D1p、D1pb、D1m、D1mb、D2p、D2pb、D2m、D2mb、D3p、D3pb、D3mおよびD3mbを増幅するように構成する。
また、差動信号出力回路36は、図15に示すように、反転出力信号OUTPの出力端と電源との間に並列に配置された第1系列の調整スイッチ63a、63b、63c、63dと、反転出力信号OUTPの出力端とグランドとの間に並列に配置された第2系列の調整スイッチ63e、63f、63g、63hと、正転出力信号OUTMの出力端と電源との間に並列に配置された第3系列の調整スイッチ63i、63j、63k、63lと、正転出力信号OUTMの出力端とグランドとの間に並列に配置された第4系列の調整スイッチ63m、63n、63o、63pと、反転出力信号OUTPの出力端と正転出力信号OUTMの出力端との間の接続を切り替えるモードスイッチ62a、62b、62cとを有している。
調整スイッチ63aは、一端が出力端に接続された抵抗64aと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64aの他端に接続され、ゲートにデータ信号の反転信号D0bが入力されるP型のMOSトランジスタ65aとを有する。
調整スイッチ63bは、一端が出力端に接続された抵抗64bと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64bの他端に接続され、ゲートに信号D1mが入力されるP型のMOSトランジスタ65bとを有する。
調整スイッチ63cは、一端が出力端に接続された抵抗64cと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64cの他端に接続され、ゲートに信号D2mが入力されるP型のMOSトランジスタ65cとを有する。
調整スイッチ63dは、一端が出力端に接続された抵抗64dと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64dの他端に接続され、ゲートに信号D3mが入力されるP型のMOSトランジスタ65dとを有する。
調整スイッチ63eは、一端が出力端に接続された抵抗64eと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64eの他端に接続され、ゲートにデータ信号の反転信号D0bが入力されるN型のMOSトランジスタ65eとを有する。
調整スイッチ63fは、一端が出力端に接続された抵抗64fと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64fの他端に接続され、ゲートに信号D1pbが入力されるN型のMOSトランジスタ65fとを有する。
調整スイッチ63gは、一端が出力端に接続された抵抗64gと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64gの他端に接続され、ゲートに信号D2pbが入力されるN型のMOSトランジスタ65gとを有する。
調整スイッチ63hは、一端が出力端に接続された抵抗64hと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64hの他端に接続され、ゲートに信号D3pbが入力されるN型のMOSトランジスタ65hとを有する。
調整スイッチ63iは、一端が出力端に接続された抵抗64iと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64iの他端に接続され、ゲートにデータ信号D0が入力されるP型のMOSトランジスタ65iとを有する。
調整スイッチ63jは、一端が出力端に接続された抵抗64jと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64jの他端に接続され、ゲートに信号D1pが入力されるP型のMOSトランジスタ65jとを有する。
調整スイッチ63kは、一端が出力端に接続された抵抗64kと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64kの他端に接続され、ゲートに信号D2pが入力されるP型のMOSトランジスタ65kとを有する。
調整スイッチ63lは、一端が出力端に接続された抵抗64lと、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗64lの他端に接続され、ゲートに信号D3pが入力されるP型のMOSトランジスタ65lとを有する。
調整スイッチ63mは、一端が出力端に接続された抵抗64mと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64mの他端に接続され、ゲートにデータ信号D0が入力されるN型のMOSトランジスタ65mとを有する。
調整スイッチ63nは、一端が出力端に接続された抵抗64nと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64nの他端に接続され、ゲートに信号D1mbが入力されるN型のMOSトランジスタ65nとを有する。
調整スイッチ63oは、一端が出力端に接続された抵抗64oと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64oの他端に接続され、ゲートに信号D2mbが入力されるN型のMOSトランジスタ65oとを有する。
調整スイッチ63pは、一端が出力端に接続された抵抗64pと、ドレインがグランドに接続され、ソースが抵抗64pの他端に接続され、ゲートに信号D3mbが入力されるN型のMOSトランジスタ65pとを有する。
モードスイッチ62aは、一端が反転出力信号OUTPの出力端に接続された抵抗64qと、一端が抵抗64qの他端に接続された抵抗64rと、ドレインが抵抗64rの他端に接続され、ソースが正転出力信号OUTMの出力端に接続され、ゲートにモード信号Dm1が入力されるN型のMOSトランジスタ65qとを有する。
モードスイッチ62bは、一端が反転出力信号OUTPの出力端に接続された抵抗64sと、一端が抵抗64sの他端に接続された抵抗64tと、ドレインが抵抗64tの他端に接続され、ソースが正転出力信号OUTMの出力端に接続され、ゲートにモード信号Dm2が入力されるN型のMOSトランジスタ65rとを有する。
モードスイッチ62cは、一端が反転出力信号OUTPの出力端に接続された抵抗64uと、一端が抵抗64uの他端に接続された抵抗64vと、ドレインが抵抗64vの他端に接続され、ソースが正転出力信号OUTMの出力端に接続され、ゲートにモード信号Dm3が入力されるN型のMOSトランジスタ65sとを有する。
なお、以下の説明においては、発明を理解しやすくするために、MOSトランジスタ65a乃至65sのオン抵抗を0とし、オフ抵抗は無限大であるとする。また、抵抗64a乃至64vの各抵抗値をRとする。
このように構成した場合、差動信号出力回路36の出力インピーダンスは、各モード信号Dm1、Dm2、Dm3の状態に関らずR/4となる。また、図10を用いて説明したのと同様に、受信側も含めた等価回路を考えた場合に、図16に示すように、モード信号Dm1、Dm2、Dm3がそれぞれ「L」、「L」、「L」の場合の伝送信号の振幅は、(1/2)Vddとなる。
同様に、モード信号Dm1、Dm2、Dm3がそれぞれ「L」、「L」、「H」の場合の伝送信号の振幅は、(3/8)Vddとなり、モード信号Dm1、Dm2、Dm3がそれぞれ「L」、「H」、「H」の場合の伝送信号の振幅は、(1/4)Vddとなり、モード信号Dm1、Dm2、Dm3がそれぞれ「H」、「H」、「H」の場合の伝送信号の振幅は、(1/8)Vddとなる。
なお、以上の説明においては、抵抗64a乃至64vの各抵抗値が等しいものとして説明したが、抵抗64a乃至64vの各抵抗値は、各段階の伝送信号の振幅に応じて決定される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施の形態の差動信号出力装置を図17に示す。なお、本実施の形態では、本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置1の構成要素と同一な構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
図17に示すように、差動信号出力装置100は、パラレルの伝送データからパラレルのダミーデータを生成するダミーデータ生成回路13と、パラレルの伝送データの基準クロックであるパラレルクロックに同期し、パラレルの伝送データをシリアライズする第1シリアライザ14aと、パラレルクロックに同期し、パラレルのダミーデータをシリアライズする第2シリアライザ14bと、伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第1差動信号生成回路4と、ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路5とを備えている。
ダミーデータ生成回路13は、画像処理装置やデータリンク層等の論理回路等から入力されたパラレルの伝送データに基づいてパラレルのダミーデータを生成し、生成したダミーデータをパラレルクロックに同期してシリアライザ14bに出力するようになっている。
具体的には、ダミーデータ生成回路13は、図18に示すように、インバータ101aおよび101bを有し、パラレルの伝送データの隣接する2ビットのうち一方を反転してパラレルのダミーデータを生成するようになっている。
図17において、第1シリアライザ14aは、パラレルクロックのN倍の周波数を持つシリアルクロックに同期して、入力されたパラレルの伝送データをシリアライズし、シリアルの伝送データを第1差動信号生成回路4に出力するようになっている。ここで、Nは、パラレルの伝送データのビット数であり、本実施の形態においては、4である。
第2シリアライザ14bは、シリアルクロックに同期して、パラレルのダミーデータをシリアライズし、シリアルのダミーデータを第2差動信号生成回路5に出力するようになっている。
以上のように構成された差動信号出力装置100について図19を用いてその動作を説明する。図19は、差動信号出力装置100のタイミングチャートを示している。
パラレルの伝送データが「1010」である場合には、ダミーデータ生成回路13によって生成されるダミーデータは、伝送データの2ビット目と4ビット目が反転された「1111」になる。
同様に、パラレルの伝送データが「0011」である場合には、ダミーデータ生成回路13によって生成されるダミーデータは、伝送データの2ビット目と4ビット目が反転された「0110」になる。
また、パラレルの伝送データが「0100」である場合には、ダミーデータ生成回路13によって生成されるダミーデータは、伝送データの2ビット目と4ビット目が反転された「0001」になる。
このように、本実施の形態の差動信号出力装置100は、伝送データが遷移する場合には、パラレルデータが遷移せず、伝送データが遷移しない場合には、パラレルデータが遷移するため、本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置1と同じ効果が得られる。
また、本実施の形態の差動信号出力装置100は、パラレルのダミーデータの生成に用いるクロック周波数が伝送データの転送レートに比べて低いため、差動信号出力装置100の処理速度に余裕を持たせることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施の形態の差動信号出力装置を図20に示す。なお、本実施の形態では、本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置1の構成要素と同一な構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
図20に示すように、差動信号出力装置150は、パラレルの伝送データを1ビットずつ割り当てた第1パラレルデータおよび第2パラレルデータを生成するパラレルデータ生成回路17と、第1パラレルデータを第1シリアルデータにシリアライズする第1シリアライザ18aと、第2パラレルデータを第2シリアルデータにシリアライズする第2シリアライザ18bと、第1シリアルデータと第2シリアルデータとを1ビットずつ交互に選択してシリアルの伝送データを生成するシリアルデータ生成回路19aと、第1シリアルデータを反転させるインバータ20と、第1シリアルデータと第2シリアルデータの反転データとを1ビットずつ交互に選択してシリアルのダミーデータを生成するダミーデータ生成回路19bと、伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第1差動信号生成回路4と、ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路5とを備えている。
パラレルデータ生成回路17は、図21に示すように、パラレルの伝送データの基準クロックであるパラレルクロックに同期し、画像処理装置やデータリンク層等の論理回路等から入力されたパラレルの伝送データを1ビットずつ交互に割り当てた第1パラレルデータおよび第2パラレルデータを生成するようになっている。すなわち、第1パラレルデータは、伝送データの奇数ビットからなり、第2パラレルデータは、伝送データの偶数ビットからなる。
パラレルデータ生成回路17は、生成した第1パラレルデータを第1シリアライザ18aにパラレルクロックに同期して出力すると共に、生成した第2パラレルデータを第2シリアライザ18bにパラレルクロックに同期して出力するようになっている。
図20において、第1シリアライザ18aは、第1パラレルデータをシリアライズし、パラレルクロックのN倍の周波数を持つシリアルクロックに同期して、シリアルクロックの立上りに同期して第1シリアルデータをシリアルデータ生成回路19aおよびダミーデータ生成回路19bに出力するようになっている。ここで、Nは、パラレルの伝送データのビット数の半分であり、本実施の形態においては、4である。
また、第2シリアライザ18bは、第2パラレルデータをシリアライズし、シリアルクロックの立下りに同期して第2シリアルデータをシリアルデータ生成回路19aおよびインバータ20に出力するようになっている。
シリアルデータ生成回路19aは、シリアルクロックに基づいて、第1シリアルデータと第2シリアルデータを1ビットずつ交互に選択するセレクタによって構成され、セレクタによって選択されたビットよりなるシリアルの伝送データを第1差動信号生成回路4に出力するようになっている。
ダミーデータ生成回路19bは、シリアルクロックに基づいて、第1シリアルデータと第2シリアルデータの反転データを1ビットずつ交互に選択するセレクタによって構成され、セレクタによって選択されたビットよりなるシリアルのダミーデータを第2差動信号生成回路5に出力するようになっている。
以上のように構成された差動信号出力装置150について図22を用いてその動作を説明する。図22は、差動信号出力装置150のタイミングチャートを示している。
パラレルの伝送データが「11001010」である場合には、伝送データの奇数ビットからなる第1パラレルデータは、「1011」となり、伝送データの偶数ビットからなる第2パラレルデータは、「1000」となる。
同様に、パラレルの伝送データが「10011101」である場合には、伝送データの奇数ビットからなる第1パラレルデータは、「1010」となり、伝送データの偶数ビットからなる第2パラレルデータは、「0111」となる。
また、パラレルの伝送データが「00101100」である場合には、伝送データの奇数ビットからなる第1パラレルデータは、「0110」となり、伝送データの偶数ビットからなる第2パラレルデータは、「0010」となる。
シリアルデータ生成回路19aにおいては、シリアルクロックが「H」のときに、第1パラレルデータが選択され、シリアルクロックが「L」のときに、第2パラレルデータが選択されるため、シリアルデータ生成回路19aによって生成された伝送データは、「11001010100111010・・・・」となる。
一方、ダミーデータ生成回路19bにおいては、シリアルクロックが「L」のときに、第1パラレルデータが選択され、シリアルクロックが「H」のときに、第2パラレルデータの反転データが選択されるため、ダミーデータ生成回路19bによって生成された伝送データは、「10011111110010000・・・・」となる。
このように、本実施の形態の差動信号出力装置150は、伝送データが遷移する場合には、パラレルデータが遷移せず、伝送データが遷移しない場合には、パラレルデータが遷移するため、本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置1と同じ効果が得られる。
また、差動信号出力装置150は、シリアルクロックの立上りと立下りとのタイミングで伝送データを出力するため、シリアルクロックの周波数の倍の伝送レートで差動信号を出力することができる。
本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置を構成するダミーデータ生成回路のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置を構成する第1差動信号生成回路のブロック図である。 図4に示した第1差動信号生成回路を構成する増幅バッファのブロック図である。 図5に示した増幅バッファを構成するCMOSインバータのブロック図である。 図4に示した第1差動信号生成回路を構成する差動信号出力回路のブロック図である。 図7に示した差動信号出力回路のタイミングチャートである。 図7に示した差動信号出力回路と受信器とのブロック図である。 図7に示した差動信号出力回路の受信側も含めた等価回路のブロック図である。 従来の差動信号出力装置における伝送データと、スイッチング電流と、電源電圧との関係を表すグラフである。 本発明の第1の実施の形態の差動信号出力装置における伝送データと、スイッチング電流と、電源電圧との関係を表すグラフである。 図7に示した差動信号出力回路にインピーダンス調整回路を設けた場合の差動信号出力回路の一部のブロック図である。 図13に示した差動信号出力回路の他の一部のブロック図である。 図7に示した差動信号出力回路に対して、伝送信号の振幅を多段階に切り替えられるように構成したもののブロック図である。 図15に示した差動信号出力回路の各入力信号に対する出力信号の振幅を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態の差動信号出力装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の差動信号出力装置を構成するダミーデータ生成回路のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の差動信号出力装置のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態の差動信号出力装置のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の差動信号出力装置を構成するパラレルデータ生成回路のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の差動信号出力装置のタイミングチャートである。 プリエンファシスによって得られる出力波形を示す概念図である。 一般的な差動信号出力装置を構成する半導体集積回路に電源を供給したモデルの等価回路のブロック図である。 一般的な差動信号出力装置に用いられる最も簡易な出力バッファのブロック図である。 図25に示す出力バッファにおいて電源電圧が変動したときの出力波形を示す概念図である。
符号の説明
1、100、150 差動信号出力装置
2 伝送データ生成回路
3 ダミーデータ生成回路
4 第1差動信号生成回路
5 第2差動信号生成回路
6 Tフリップフロップ
7、20、101a、101b インバータ
8 セレクタ
9、9a〜9d CMOSインバータ
10、11、21、22、55a〜55i、55ax、55cx、65a〜65s MOSトランジスタ
12 負荷容量
13、19b ダミーデータ生成回路
14a、18a 第1シリアライザ
14b、18b 第2シリアライザ
17、19b パラレルデータ生成回路
19a シリアルデータ生成回路
23 電源回路
24、25 安定化容量
26 半導体集積回路
27a、27b インピーダンス
28 信号生成回路
31 伝送路
32 受信器
33a、33b、54a〜54i、54ax、54cx、64a〜64v 抵抗
34 差動アンプ
35、35a〜35g 増幅バッファ
36 差動信号出力回路
52、62a、62b、62c モードスイッチ
53a〜53h、63a〜63p 調整スイッチ
56a、56c インピーダンス調整回路
57a、57c 定電流源
58a、58c 比較器
59a、59c 抵抗調整回路

Claims (13)

  1. 伝送データを差動信号として出力する差動信号出力装置において、
    前記伝送データを表す信号を増幅し、増幅した信号から前記差動信号を生成する第1差動信号生成回路と、
    前記伝送データの基準クロックに同期し、前記伝送データが遷移しないビットにおいてのみ遷移するダミーデータを生成するダミーデータ生成回路と、
    前記ダミーデータを表す信号を増幅し、増幅した信号から差動信号を生成する第2差動信号生成回路と、を備えたことを特徴とする差動信号出力装置。
  2. 前記第1差動信号生成回路は、前記伝送データを表す信号を増幅し、前記差動信号を生成するための複数のスイッチを有し、
    前記第2差動信号生成回路は、前記第1差動信号生成回路と同一回路によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の差動信号出力装置。
  3. 前記ダミーデータ生成回路は、前記伝送データと前記伝送データの反転データとを1ビットずつ交互に選択することによって、前記ダミーデータを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の差動信号出力装置。
  4. 前記ダミーデータ生成回路は、前記基準クロックが入力されるTフリップフロップを有し、前記Tフリップフロップの出力信号に基づいて、前記伝送データと前記伝送データの反転データとを1ビットずつ交互に選択することを特徴とする請求項3に記載の差動信号出力装置。
  5. 前記伝送データは、パラレルのデータであって、
    前記ダミーデータ生成回路は、前記パラレルの伝送データの各ビット間において遷移しないビットにおいてのみ遷移するパラレルのダミーデータを生成し、
    前記差動信号出力装置は、
    前記パラレルの伝送データをシリアライズする第1シリアライザと、
    前記パラレルのダミーデータをシリアライズする第2シリアライザと、を備え、
    前記第1および第2差動信号生成回路は、前記第1および第2シリアライザによってそれぞれシリアライズされた伝送データとダミーデータとを表す信号を増幅して差動信号をそれぞれ生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の差動信号出力装置。
  6. 前記ダミーデータ生成回路は、前記パラレルの伝送データの隣接する2ビットのうち一方を反転して前記パラレルのダミーデータを生成することを特徴とする請求項5に記載の差動信号出力装置。
  7. 前記差動信号出力装置は、
    前記伝送データを1ビットずつ交互に割り当てた第1パラレルデータおよび第2パラレルデータを生成するパラレルデータ生成回路と、
    前記第1パラレルデータを第1シリアルデータにシリアライズする第1シリアライザと、
    前記第2パラレルデータを第2シリアルデータにシリアライズする第2シリアライザと、
    前記第1および第2シリアライザに用いられた基準クロックに同期し、前記第1シリアルデータと前記第2シリアルデータとから1ビットずつ交互に選択してシリアルの前記伝送データを生成するシリアルデータ生成回路と、を備え、
    前記ダミーデータ生成回路は、前記基準クロックに同期し、前記第1シリアルデータと前記第2シリアルデータの反転データとから1ビットずつ交互に選択してダミーデータを生成し、
    前記第1および第2差動信号生成回路は、前記シリアルデータ生成回路および前記ダミーデータ生成回路によってそれぞれ生成されたシリアルの伝送データとダミーデータとを表す信号それぞれ増幅して差動信号をそれぞれ生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の差動信号出力装置。
  8. 前記各第1および第2差動信号生成回路は、
    前記差動信号を構成する反転信号の出力端と電源との接続を切り換える第1系列の複数の調整スイッチと、
    前記反転信号の出力端とグランドとの接続を切り換える第2系列の複数の調整スイッチと、
    前記差動信号を構成する正転信号の出力端と前記電源との接続を切り換える第3系列の複数の調整スイッチと、
    前記正転信号の出力端と前記グランドとの接続を切り換える第4系列の複数の調整スイッチと、
    前記各出力端間の接続を切り換える少なくとも1つのモードスイッチと、を有し、
    前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、前記差動信号の振幅を切り換えるためのモード信号と、前記伝送データを表す信号との少なくとも一方に基づいて各接続を切り換えることにより、前記差動信号の振幅を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の差動信号出力装置。
  9. 前記モードスイッチが前記各出力端間を接続する場合には、前記伝送データを表す信号に基づいて、前記第1系列の少なくとも1つの調整スイッチと、該モードスイッチと、前記第4系列の少なくとも1つの調整スイッチとが前記電源と前記グランドとを直列に接続するか、前記第3系列の少なくとも1つの調整スイッチと、該モードスイッチと、前記第2系列の少なくとも1つの調整スイッチとが前記電源と前記グランドとを直列に接続するよう、前記各調整スイッチが各接続を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の差動信号出力装置。
  10. 前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、前記モード信号の状態に関らず前記差動信号出力装置の出力インピーダンスを変化させないようインピーダンスが設定されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の差動信号出力装置。
  11. 前記各調整スイッチおよびモードスイッチは、MOSトランジスタと、前記MOSトランジスタに直列に接続された抵抗とを有することを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れかに記載の差動信号出力装置。
  12. 前記抵抗は、可変抵抗からなり、
    前記調整スイッチは、前記可変抵抗の抵抗値を調整することにより、該調整スイッチのインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路を有することを特徴とする請求項11に記載の差動信号出力装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れかに記載の差動信号出力装置を備えた半導体集積回路。
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