JP5416399B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に窒化物半導体のヘテロ接合構造を用いた半導体装置に関する。
スイッチング電源やインバータなどの回路にはスイッチング素子やダイオードなどのパワー半導体素子が用いられ、そのパワー半導体素子には高耐圧・低オン抵抗が求められる。耐圧とオン抵抗との間には、素子材料で決まるトレードオフの関係があるが、GaNやAlGaNなどの窒化物半導体や炭化珪素(SiC)などのワイドバンドギャップ半導体を素子材料として用いることで、シリコンに比べて、材料で決まるトレードオフ関係を改善でき、低オン抵抗化と高耐圧化が可能である。
GaNやAlGaNなどの窒化物半導体を用いた素子は優れた材料特性を持っているため、高性能なパワー半導体素子を実現できる。特に、AlGaN/GaNのヘテロ構造を有するHEMT(High Electron Mobility Transistor)では、AlGaN層とGaN層との界面に、分極による高濃度の2次元電子ガスが発生するために、低オン抵抗が実現できる。
しかし、そのHEMTでは、不純物ドーピングをしなくても高濃度の2次元電子ガスが形成されることが逆に、ノーマリーオフ型のトランジスタを実現することを困難にしている。低オン抵抗を維持しつつノーマリーオフ特性を得るためには、ゲート電極下の2次元電子ガス濃度を選択的に低下させる必要がある。
そこで、例えば、ゲート電極直下のAlGaN層をエッチングし、ゲート電極直下のみ2次元電子ガス濃度を下げるリセスゲート構造が知られている(例えば特許文献1)。
そのリセスエッチングに際して、AlGaN、GaNが化学的に安定な物質で、ウェットエッチングが困難なことから、反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを用いて行われる。この場合、エッチング深さにより2次元電子ガス濃度が決まるため、エッチング深さの制御、均一性に高い精度が必要とされる。また、ドライエッチングによるダメージが無視できず、リーク電流が増加するなどの問題も懸念される。
また、窒化物半導体を用いた整流素子(ダイオード)は、低オン抵抗と高耐圧とを両立することが可能であるが、一方で逆方向バイアス時のリーク電流が理論的に予想されるよりも何桁も大きいことが知られており、実用上の大きな問題になっている。
特開2006−32650号公報
本発明は、電極下の2次元電子ガス濃度を選択的に制御可能な半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、AlGa1−XN(0≦X≦1)を含む第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に設けられ、AlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含み、前記第1の半導体層よりもバンドギャップが大きい第2の半導体層と、前記第2の半導体層上に設けられた電極と、を備え、少なくとも前記電極直下の前記第2の半導体層中であって前記第1の半導体層に達しない深さの部分に、2次元電子ガスを低減しうる負の固定電荷を有する塩素原子が添加されていることを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、電極下の2次元電子ガス濃度を選択的に制御可能な半導体装置が提供される。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。本実施形態では、半導体装置としてGaN系HEMT(High Electron Mobility Transistor)を一例に挙げて説明する。
本実施形態に係る半導体装置は、支持基板1の上にバッファ層2を介して設けられた第1の半導体層(チャネル層)3と、これよりもバンドギャップが大きな第2の半導体層(バリア層)4とのヘテロ接合構造を有する。バッファ層2、第1の半導体層3、第2の半導体層4は、この順に支持基板1上にエピタキシャル成長される。
第1の半導体層3は、意図的な不純物添加がなされず実質不純物を含まないアンドープのAlGa1−XN(0≦X≦1)を含み、第2の半導体層4はアンドープもしくはn型のAlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含む。本実施形態では、例えば、第1の半導体層3はアンドープのGaN層であり、第2の半導体層4はアンドープもしくはn型のAlGaN層である。
支持基板1やバッファ層2は、GaN系材料のエピタキシャル成長に適した材料が用いられる。支持基板1としては、例えば、サファイア、SiC、Si、GaNなどを用いることができる。バッファ層2としては、例えば、AlN、AlGaNなどを用いることができる。
第2の半導体層4の表面上には、ソース電極5とドレイン電極6とが互いに離間して設けられている。ソース電極5及びドレイン電極6は、それぞれ第2の半導体層4の表面にオーミック接触している。ソース電極5とドレイン電極6との間における第2の半導体層4上には、ゲート電極7が設けられている。ゲート電極7は、第2の半導体層4の表面にショットキー接触している。
第1の半導体層3として例えばGaNを、第2の半導体層4として例えばAlGaNを用いたこれらのヘテロ接合構造において、AlGaNの方がGaNよりも格子定数が小さいことからAlGaN層に歪みが生じて、ピエゾ効果によりAlGaN層内にピエゾ分極が生じ、これにより、GaN層におけるAlGaN層との界面付近に2次元電子ガス9が形成される。ゲート電極7に印加するゲート電圧を制御することで、ゲート電極7下の2次元電子ガス濃度が増減し、ソース電極5とドレイン電極6間に流れる主電流を制御できる。
特に、電力制御に用いられる半導体装置では、ゲート電圧がゼロボルトのときにドレイン電極とソース電極との間に漏れ電流が実質流れないノーマリーオフ特性が望まれる。2次元電子ガス濃度を低減させると、ゲートしきい値電圧がプラス側にシフトし、ノーマリーオフ特性が得られる。しかし、2次元電子ガス全体の濃度を低減させるとオン抵抗が増大してしまう。低オン抵抗を維持しつつノーマリーオフ特性を得るためには、ゲート電極下の2次元電子ガス濃度を選択的に低下させる必要がある。
そこで、本実施形態では、ゲート電極7下の第2の半導体層4中であって第1の半導体層3に達しない深さの部分に、第2の半導体層4中で負電荷を帯びる原子を添加している。この原子が添加された領域を図1において不純物添加領域8として示している。この添加原子は、例えばイオン注入法で第2の半導体層4中に注入される。
この添加される原子は、AlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含む第2の半導体層4中で負電荷を帯びる特性を有し、例えばハロゲン族原子を用いることができる。
上記添加された原子は、ゲート電極7下の第2の半導体層4中で負の固定電荷となり、ゲート電極7下の2次元電子ガスの発生もしくは濃度を抑制する。すなわち、ゲート電極7下に負の固定電荷があるため、その分、ドレイン電流を流すためのゲートしきい値がプラス側にシフトし、ノーマリーオフ化を図ることができる。
上記添加原子としては、AlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含む第2の半導体層4(例えばAlGaN層)中で負電荷を帯びる原子であればよいが、特に電気陰性度の高いハロゲン族原子を用いれば、第2の半導体層4中に注入されたときに陰イオン化しやすく、高いしきい値シフト効果が期待できる。中でも、フッ素(電気陰性度が3.98)や塩素(電気陰性度が3.16)は特に電気陰性度が大きいため、より高いしきい値シフト効果が期待できる。
第2の半導体層4の表面側から注入されたされた原子が第1の半導体層3まで到達しチャネル(2次元電子ガス9)の位置まで深く入り込んでしまうと、注入された原子が電子の移動を阻害し2次元電子ガスの移動度を下げることになるため、例えばオン抵抗の増大などの特性低下を引き起こす。このため、注入原子が第2の半導体層4中にとどまり、2次元電子ガス9の深さまで届かないようにする条件でイオン注入を行う必要がある。
図2のグラフは、本実施形態において、第2の半導体層4の表面側から注入された原子(例えばハロゲン族原子)の深さ方向の濃度分布の一例を示す。そのグラフにおける横軸は、第2の半導体層4表面側からの深さを示し、縦軸は注入されたハロゲン族原子の濃度を示す。また、図2には、グラフの横軸に対応させて配置した第2の半導体層4、第1の半導体層3及び2次元電子ガス9の位置もあわせて示す。
例えば、イオン注入時の原子の加速電圧を制御するなどして、注入された原子の分布をを第2の半導体層4内にとどめることができる。これにより、トランジスタとしての特性を損なうことなくノーマリーオフ化を図ることができる。
ハロゲン族原子はイオン注入法により第2の半導体層4中に導入されるため、第2の半導体層4中での濃度は、注入位置をピークに、厚さ方向に勾配を持つ濃度分布となる。図2に示す例では、第2の半導体層4中のハロゲン族原子の濃度ピーク(注入位置)は第1の半導体層3との界面よりも第2の半導体層4の表面側にあり、そのピーク位置から表面側および第1の半導体層3側に向かうにしたがって徐々に濃度が低下している。
また、フッ素原子と塩素原子とを比べた場合、フッ素原子は軽いため第1の半導体層3に達しないように浅い深さに注入位置を制御することは比較的困難である。これに対して、塩素原子はフッ素原子のほぼ倍の重さであるため、第2の半導体層4中にとどまる浅い深さへのイオン注入の制御性に優れている。
なお、イオン注入後には、注入された原子の活性化や、イオン注入時のダメージを回復するために熱処理(フッ素や塩素の場合通常400℃以上の熱処理)が必要で、本実施形態ではイオン注入後に例えば500℃の熱処理を行う。
ここで、図3は、ゲート長が20μmのAlGaN/GaNヘテロ構造のHEMT(Normal構造)と、同HEMTにおいてゲート電極下のAlGaN層中であってGaN層に達しない深さに塩素原子をイオン注入し500℃で熱処理を行った場合(Cl注入構造)とで、ゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図である。
(Cl注入構造)においては塩素原子注入量が十分でなかったため、ゲート電圧しきい値のプラス側へのシフト量が小さく、ゲート電圧が0ボルトでドレイン電流Idがゼロのノーマリーオフとはなっていないが、本実施形態による構造を採用することで、(Normal構造)に対して、ゲート電圧のプラス側へのしきい値シフトが実現できていることがわかる。
また、図4は、AlGaN層中への塩素原子のドーズ量(横軸)と、ゲート電圧のしきい値Vth(縦軸)との関係を示す。図中、「菱形」のポイントは実際にAlGaN層中に塩素原子の注入を行ったデバイスのしきい値の測定値を示し、実線はAlGaN層中に注入された塩素原子が1価の陰イオンとして機能するとした場合の計算値である。
この図4の結果より、測定値と計算値とは比較的良く合っており、第2の半導体層4中で負の固定電荷となるべき原子のドーズ量を制御することでゲート電圧のしきい値を制御することが可能であることがわかる。
なお、ゲート電極下のAlGaN層表面に、マスクを用いて選択的にCF系ガスのプラズマ処理を行うことで、ゲート電極下のAlGaN層中に、AlGaN層中で負電荷を帯びるフッ素原子をドーピングし、この負の固定電荷の作用により、ゲート電極下のみ2次元電子ガス濃度を下げ、ノーマリーオフ構造を実現することも考えられる。
しかしながら、プラズマ処理においては、マスクの開口面積やパターン、ウェーハ枚数によりプラズマ密度が変化する、いわゆるローディング効果により再現性が悪くなることがあり、生産性の点で問題が発生することが懸念される。
これに対して、本実施形態によれば、ノーマリーオフ化のための選択的な不純物の導入を、イオン注入と熱処理の組み合わせという、シリコン半導体プロセスで確立された方法を用いることができるため、均一性、再現性に優れたノーマリーオフ型窒化物半導体装置の製造が可能となる。
なお、例えばAlGaN層中で負電荷を帯びる原子としてマグネシウム(Mg)をイオン注入した場合、イオン注入後の活性化熱処理に1000℃以上の温度が必要である。しかしながら、この熱処理によりエピタキシャル成長層の結晶性を劣化させるなどして、シート抵抗等の特性が低下してしまうことが懸念される。また、Mgの活性化率も10%程度と低く、高濃度の注入が必要になるため、イオン注入ダメージも大きくなり、このことによる特性劣化も懸念される。
これに対して、フッ素や塩素は、イオン注入後の熱処理温度が400〜500℃程度で済み、特性低下につながるような結晶性の劣化などを抑制することができる。
なお、第2の半導体層4中で負電荷を帯びる原子を添加する領域としては、ノーマリーオフ化のために、最低限ゲート電極7の直下に添加することが必要である。さらに、他の目的で2次元電子ガス濃度を制御すべく、ゲート電極7直下以外の領域に第2の半導体層4中で負電荷を帯びる原子を添加してもよい。
[第2実施形態]
例えば、図5に示す第2実施形態では、ゲート電極7とドレイン電極6との間の第2の半導体層4中であってゲート電極7近傍部分にも選択的に、前述したハロゲン族原子のような、第2の半導体層4中で負電荷を帯びる原子が添加されている。
これによって、ゲート電極7においてドレイン電極6側の端部近傍の2次元電子ガス濃度を低減して、ゲート電極端に集中する電界を緩和し、その部分でのアバランシェブレークダウンを防いで高耐圧化を図れる。
さらには、電界集中を緩和してより高耐圧化を図るために、ゲート電極7においてドレイン電極6側の端部近傍の2次元電子ガス濃度がゲート電極7側からドレイン電極6側に向けて徐々に高く遷移する濃度勾配を持つように、その上の第2の半導体層4中に添加される負の固定電荷となる原子のドーズ量を制御することが望ましい。
[第3実施形態]
通常、AlGaNは表面が不安定なことが多い。したがって、第2の半導体層4としてAlGaNを用いた場合には、図6に示すように、第2の半導体層4の上に、より安定した材料・組成をもつ層(例えばアンドープもしくはn型のGaN層)をキャップ層11として設けることで、素子表面状態を安定させることができ、特性のばらつきを抑えることができる。
この構造においても、ゲート電極7下のキャップ層11表面側から前述したハロゲン族原子などの第2の半導体層4中で負電荷を帯びる原子を第1の半導体層3に達しない深さにまでドーピングして、負の固定電荷を第2の半導体層4中にとどめることで、トランジスタとしての素子特性を損ねることなくノーマリーオフ化を実現することができる。負の固定電荷は、2次元電子ガス9が形成されるチャネル層である第1の半導体層3に達しなければよく、キャップ層11中にあっても問題はない。
前述した実施形態では、窒化物半導体を用いた半導体装置として、GaN系HEMTを例に挙げて説明したが、以下の実施形態では、整流素子(ダイオード)を例に挙げて説明する。
窒化物半導体を用いたダイオードは、低オン抵抗と高耐圧とを両立することが可能であるが、一方で逆方向バイアス時のリーク電流が理論的に予想されるよりも何桁も大きいことが知られており、実用上の大きな問題になっている。
このような問題に対して、ショットキー障壁の高い電極と低い電極とを組み合わせたアノード電極により、低オン抵抗、低リーク電流および高耐圧を図る提案や、アノード電極下にフッ素を導入する提案がある。
しかしながら、ショットキー障壁の異なる2種類の材料を用いたアノード電極とする構成では製造コストが増大するという問題がある。
また、アノード電極下にフッ素ドーピングする方法は、フッ素が比較的軽い原子であるため半導体層中に深く導入されやすく、2次元電子ガスまで到達してその走行を阻害しオン抵抗の増大をまねいてしまうことが懸念される。この問題に対して、低加速電圧でのイオン注入法を用いる、あるいはプラズマを利用したフッ素ドーピング法を用いればフッ素原子の深い位置への導入を抑制可能である。しかし、低加速電圧イオン注入には、一般的なイオン注入装置とは異なる特別な装置が必要であり、またプラズマドーピング法では、ウェーハサイズ、パターン密度、処理するウェーハ枚数などによってプラズマ密度が変動する、いわゆるローディング効果により再現性が悪くなるなどの問題が懸念され、上記方法にはコストや生産性の点で問題がある。
そこで、以下に説明する実施形態では、アノード電極の下のバリア層中に塩素原子をイオン注入法で導入している。
[第4実施形態]
図7は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
本実施形態に係る半導体装置は、支持基板1の上にバッファ層2を介して設けられた第1の半導体層(チャネル層)3と、これよりもバンドギャップが大きな第2の半導体層(バリア層)4とのヘテロ接合構造を有する。バッファ層2、第1の半導体層3、第2の半導体層4は、この順に支持基板1上にエピタキシャル成長される。
第1の半導体層3はアンドープのAlGa1−XN(0≦X≦1)を含み、第2の半導体層4はアンドープもしくはn型のAlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含む。本実施形態では、例えば、第1の半導体層3はアンドープのGaN層であり、第2の半導体層4はアンドープもしくはn型のAlGaN層である。
支持基板1やバッファ層2は、GaN系材料のエピタキシャル成長に適した材料が用いられる。支持基板1としては、例えば、サファイア、SiC、Si、GaNなどを用いることができる。バッファ層2としては、例えば、AlN、AlGaNなどを用いることができる。
第2の半導体層4の表面上には、アノード電極21とカソード電極22とが互いに離間して設けられている。第2の半導体層4の表面上で、カソード電極22はアノード電極21を囲むパターンで形成されている。アノード電極21は第2の半導体層4の表面にショットキー接触している。カソード22は第2の半導体層4の表面にオーミック接触している。
第1の半導体層3として例えばGaNを、第2の半導体層4として例えばAlGaNを用いたこれらのヘテロ接合構造において、AlGaNの方がGaNよりも格子定数が小さいことからAlGaN層に歪みが生じて、ピエゾ効果によりAlGaN層内にピエゾ分極が生じ、これにより、GaN層におけるAlGaN層との界面付近に2次元電子ガス9が形成される。
カソード電極22に対してアノード電極21が高電位とされる順方向電圧印加時、2次元電子ガスを介して、アノード電極21とカソード電極22との間に順方向電流が流れる。
そして、本実施形態では、アノード電極21下の第2の半導体層4中であって第1の半導体層3に達しない深さの部分に塩素原子を添加している。この塩素原子が添加された領域を図7において塩素添加領域20として示している。この添加原子は、イオン注入法で第2の半導体層4中に注入された後、熱処理により第2の半導体層4中に拡散する。
上記塩素原子は、アノード電極21下の第2の半導体層4中で負の固定電荷となり、アノード電極21下の2次元電子ガス濃度を低減する。これにより、カソード電極22に対してアノード電極21が低電位とされる逆方向電圧印加時における逆方向電流(リーク電流)を抑制することができる。塩素は、比較的電気陰性度が高く、第2の半導体層4中に注入されたときに陰イオン化しやすく、高いリーク電流抑制効果が得られる。
また、第2の半導体層4の表面側から注入されたされた塩素原子が第1の半導体層3まで到達しチャネル(2次元電子ガス9)の位置まで深く入り込んでしまうと、注入された塩素原子が電子の移動を阻害し2次元電子ガスの移動度を下げることになるため、オン抵抗の増大などの特性低下を引き起こす。このため、注入原子が第2の半導体層4中にとどまり、2次元電子ガス9の深さまで届かないようにする条件でイオン注入を行う必要がある。
図8のグラフは、本実施形態において、第2の半導体層4の表面側から注入された塩素原子の深さ方向の濃度分布の一例を示す。そのグラフにおける横軸は、第2の半導体層4表面側からの深さを示し、縦軸は注入された塩素原子の濃度を示す。また、図8には、グラフの横軸に対応させて配置した第2の半導体層4、第1の半導体層3及び2次元電子ガス9の位置を示す。
塩素原子は、例えばフッ素原子のほぼ倍の重さであるため、2次元電子ガス9に到達せずに第2の半導体層4中にとどまる浅い深さへのイオン注入の制御性に優れている。
塩素はイオン注入法により第2の半導体層4中に導入されるため、第2の半導体層4中での塩素濃度は、注入位置をピークに、厚さ方向に勾配を持つ濃度分布となる。図8に示す例では、第2の半導体層4中の塩素原子の濃度ピーク(注入位置)は第1の半導体層3との界面よりも第2の半導体層4の表面側にあり、そのピーク位置から表面側および第1の半導体層3側に向かうにしたがって徐々に濃度が低下している。
イオン注入後には、注入された塩素原子の活性化や、イオン注入時のダメージを回復するために熱処理が行われる。塩素は、イオン注入後の熱処理温度が400〜500℃程度で済み、特性低下につながるような結晶性の劣化などを抑制することができる。
ここで、図9において、グラフa(Cl注入)は、前述のようにアノード電極下のAlGaN層中であってGaN層に達しない深さに塩素原子をイオン注入し500℃で熱処理を行った場合の電圧と電流の特性例を示す。グラフb(normal)は塩素注入を行わなかった場合の特性例である。
この図9の結果より、アノード電極下に塩素注入を行うことで、行わなかった場合よりも逆方向電流(リーク電流)を低減できている。
以上説明したように、本実施形態によれば、窒化物半導体を用いたダイオードで問題となっていたリーク電流を低減できるため、低オン抵抗、低リーク電流および高耐圧のダイオードを提供できる。
また、イオン注入と熱処理の組み合わせという、シリコン系半導体プロセスで確立された方法を用いて、塩素を第2の半導体層4中に導入するため、特性の均一性、再現性に優れたダイオードを提供することができる。すなわち、プラズマドーピングにおける前述したようなローディング効果の問題がなく、また、塩素を用いることで注入深さの制御性に優れ、塩素が2次元電子ガスに達して電子移動を阻害することもない。
[第5実施形態]
図10は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
本実施形態では、アノード電極21におけるカソード電極22側の端部近傍にのみ塩素を導入して塩素添加領域20を形成している。本実施形態でも、塩素添加領域20は、第1の半導体層3に到達せずに、第2の半導体層4中にとどまる。
アノード電極21におけるカソード電極22側の端部近傍は、より電界強度が高くなりやすい部分であり、特にその部分でリーク電流が生じやすい。したがって、その部分にだけ塩素を導入して2次元電子ガス濃度を低減すなわち高抵抗化することでも、リーク電流低減に大きな効果が得られる。なおかつ、塩素添加領域20の間におけるアノード電極21下の部分は高抵抗化されていないため、順方向バイアス時におけるオン抵抗の低減が図れる。
また、アノード電極21とカソード電極22との間の第2の半導体層4表面上には、保護膜として機能する絶縁膜25が設けられ、アノード電極21の一部が絶縁膜25上をカソード電極22側に延びて設けられフィールドプレート電極26として機能する。これにより、アノード電極21の端部への電気力線の局所的な集中を抑制して、その部分でのアバランシェブレークダウンを抑制し、高耐圧化を図れる。
なお、フィールドプレート電極26は、アノード電極21と一体に設けられた構造に限らず、別体であってもよく、いずれにしてもフィールドプレート電極26にアノード電極21と同電位が与えられればよい。
絶縁膜25としては、SiN、SiO、Al、HfO、TaOx、TiO、これらのうち少なくとも2つの組み合わせ(例えばSiNとSiOとの組み合わせ)などを一例として挙げることができる。
なお、第4〜第5実施形態においても、図6に示す第3実施形態のように、第2の半導体層4上に、AlGaNよりも安定した材料・組成をもつ層(例えばアンドープもしくはn型のGaN層)をキャップ層として設けて、素子表面状態を安定化させ、特性ばらつきの低減を図ってもよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
前述した実施形態では、第2の半導体層(バリア層)/第1の半導体層(チャネル層)の組み合わせとして、AlGaN/GaNの組み合わせを例示したが、GaN/InGaNの組み合わせ、AlN/AlGaNの組み合わせなどにも本発明は適用可能である。
また、第1〜第3実施形態におけるゲート構造もショットキーゲート構造に限らず、MIS(Metal-Insulator-Semiconductor)ゲート構造、リセスゲート構造としてもよく、あるいは、耐圧を向上させるため第2の半導体層上にフィールドプレート電極を有する構造などにしても、前述したのと同様な効果が得られ、実施可能である。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 第1実施形態において、第2の半導体層中にイオン注入されたハロゲン族原子の、第2の半導体層表面側からの深さ方向の濃度分布を示す模式図。 通常のAlGaN/GaNヘテロ構造HEMT(Normal構造)と、ゲート電極下のAlGaN層中に塩素原子をイオン注入した場合(Cl注入構造)とで、ゲート電圧(Vg)−ドレイン電流(Id)特性を比較した図。 AlGaN/GaNヘテロ構造HEMTにおけるゲート電極下のAlGaN層中への塩素原子の注入量(横軸)と、ゲート電圧のしきい値Vth(縦軸)との関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 第4実施形態において、第2の半導体層中にイオン注入された塩素原子の、第2の半導体層表面側からの深さ方向の濃度分布を示す模式図。 アノード電極下のAlGaN層中に塩素原子をイオン注入した場合と、しなかった場合とで、電圧−電流特性を比較したグラフ。 本発明の第5実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。
符号の説明
1…支持基板、2…バッファ層、3…第1の半導体層、4…第2の半導体層、5…ソース電極、6…ドレイン電極、7…ゲート電極、8…不純物添加領域、9…2次元電子ガス、11…キャップ層、20…塩素添加領域、21…アノード電極、22…カソード電極

Claims (3)

  1. AlGa1−XN(0≦X≦1)を含む第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層上に設けられ、AlGa1−YN(0≦Y≦1、X<Y)を含み、前記第1の半導体層よりもバンドギャップが大きい第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層上に設けられた電極と、を備え、
    少なくとも前記電極直下の前記第2の半導体層中であって前記第1の半導体層に達しない深さの部分に、2次元電子ガスを低減しうる負の固定電荷を有する塩素原子が添加されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電極はゲート電極であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記電極はアノード電極であることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
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