JP5414655B2 - 制震用油圧ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、建築構造物に設けられ地震等による建築構造物の揺れを減衰させる制震用油圧ダンパに関するものである。
従来の制震用油圧ダンパとしては、図15に示すような、シリンダチューブ14の図中左端部に連結された延長部材15の先端部に、ボールジョイント18aが連結されると共に、シリンダチューブ14の図中右端部から突出したピストンロッド16の先端部に、ボールジョイント18bが連結されていた、第1の従来の制震用油圧ダンパ10があった(特許文献1の図20参照)。
上記第1の従来の制震用油圧ダンパ10は、例えば、図16に示すような状態で建築構造物に設けられていた。すなわち、水平方向において互いに隣合って、鉛直方向に立つ2本の柱1,2(建築構造物)の間に、上下2ヶ所の高さ位置に2本の梁4,5(建築構造物)が水平方向に設けられており、その上方の高さに位置する梁4の下面には間柱7(建築構造物)が設けられると共に、その下方の高さに位置する梁5の上面には間柱8(建築構造物)が設けられていた(特許文献1の図19参照)。
そして、上記第1の従来の制震用油圧ダンパ10は、そのボールジョイント18aが、間柱7の下面左端部から下垂するよう設けられたブラケット11に接続され、そのボールジョイント18bが、間柱8の上面右端部から立上がるよう設けられたブラケット12に接続されていた。
このような上記第1の従来の制震用油圧ダンパ10は、地震等の外力によりピストンロッド16をその軸方向に移動させることにより、地震等による建築構造物の揺れを減衰させることができるようになっていた。
しかしながら、上記第1の従来の制震用油圧ダンパ10は、ピストンロッド16の動作する範囲を確保するために、その延長部材15の長さ寸法を大きなものにする必要があり、これに伴い制震用油圧ダンパ10の長さ寸法が大きくなってしまうという問題があった。
さらに、第1の従来の制震用油圧ダンパ10は、その両端部にボールジョイント18a,18bが連結される構成となっていたため、これによっても制震用油圧ダンパ10の長さ寸法が大きくなってしまうという問題があった。
そして、制震用油圧ダンパ10の長さ方向が大きくなってしまうと、それを接続する間柱7,8の幅もこれに伴い大きくなってしまうという問題があった。
また、制震用油圧ダンパ10の長さ方向が大きくなってしまうと、それが設けられる間柱7,8の幅について制限があるような場合には、制震用油圧ダンパ10を取り付けることができないという問題もあった。
一方、他の従来の制震用油圧ダンパとしては、図17に示すような、シリンダチューブ24の図中左端部に一体的に連結された延長部材25の先端部(図中左端部)に、連結構造体30が設けられると共に、シリンダチューブ24の図中右端部から突出したピストンロッド26の先端部に、ボールジョイント18bが連結されていた、第2の従来の制震用油圧ダンパ20があった(特許文献1の図14参照)。
この連結構造体30は、延長部材25の先端部の周部に固定された、凸球面部32aを有する凸球面部材32と、凸球面部材32の凸球面部32aに摺動可能に接触する凹球面部34aを有し、略環状に形成された凹球面部材34を備えて構成されていた。
この連結構造体30の凸球面部材32は、その外周に凸球面部32aを有しており、その軸線から最も遠い部分も凸球面部32aの一部となっていた。そして、凸球面部材32は、その軸線方向に貫通する軸孔が開口して形成されていた。
図17に示すように、連結構造体30の凸球面部材32は、メネジ部材38により延長部材25の先端部に固定されており、連結構造体30の凹球面部材34は、オネジ部材39によりブラケット21の円周凹部21aに固定されていた。そして、連結構造体30の凹球面部材34は、連結構造体30の凸球面部材32を回転自在に支持するようになっていた。
連結構造体30は、図17から図20に示すように、ブラケット21に接続されてその上端部のフランジ部21bを介して、梁4の下面に設けられた間柱27(建築構造物)の下面に固定されていた。一方、ボールジョイント18bは、図18に示すように、ブラケット12に接続されてそのブラケット12を介して、梁5の上面に設けられた間柱28(建築構造物)の上面に固定されていた。
そして、図18に示すように、上記第2の従来の制震用油圧ダンパ20のピストンロッド26の図中左端部は、前記第1の従来の制震用油圧ダンパ10の延長部材15の先端部に設けられていたようなボールジョイント18aは設けられていない、自由端となっていた。
このような上記第2の従来の制震用油圧ダンパ20によれば、前記第1の従来の制震用油圧ダンパ10よりも全長の寸法を短くすることができるので、その小型化を実現することができるようになっていた。
特許第4162642号公報
しかしながら、上記第2の従来の制震用油圧ダンパ20は、球面部材32が延長部材25の外周部に固定される構成となっていて、球面部材32の凸球面部32aの、その軸線方向中央部の径方向の寸法が最も大きく膨らんでしまうので、制震用油圧ダンパ20の長さ方向に垂直な方向の外形寸法が大きくなってその大型化を招くという問題があった。
そして、制震用油圧ダンパ20の長さ方向に垂直な方向の外形寸法が大きくなってしまうと、これに伴い制震用油圧ダンパ20を接続する、間柱27,28の外周に取り付ける壁が室内側に張出してしまうため、室内空間が狭くなってしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、その小型化を実現することができる制震用油圧ダンパを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による制震用油圧ダンパは、
ピストンロッドの長さ方向の一端部を挿通可能な径に形成された軸線方向に貫通する軸孔を有する略円筒状に形成され、前記軸線方向の中央部に前記軸孔の軸線から一定半径に設けられた外周面と、前記軸線方向両端部に設けられたその外周縁部が前記外周面と連続する円環状の球状面とを有するジョイント部材と、
前記ジョイント部材の一端部側に設けられ、前記ジョイント部材の球状面と摺動可能な球状面が形成された受け部材と、
前記ジョイント部材の他端部の球状面と摺動可能な球状面を有すると共に、前記受け部材の外周部と接合可能な内周部を有する支持部材とを備えたことを特徴とするものである。

また、本発明による制震用油圧ダンパは、前記支持部材の球状面の代りに、前記支持部材に着脱可能に設けられた第2の受け部材に第2の球状面を形成したことを特徴とするものである。
このような本発明の制震用油圧ダンパによれば、略円筒状に形成され、その軸線方向両端部に球状面が設けられたジョイント部材を備えたことにより、
制震用油圧ダンパの小型化を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40を示すその側面一部断面図である。 図1における制震用油圧ダンパ40を建築構造物に取り付けた状態を示す図である。 図1における制震用油圧ダンパ40に取り付けた連結構造体50を拡大して示す部分拡大側面断面図である。 図3における連結構造体50のB矢視図である。 図4における連結構造体50を示すその上面図である。 図3における筒状部材52を拡大して示す拡大側面断面図である。 図6における筒状部材52のC矢視図である。 図3における支持部材54を示すその側面断面図である。 図8における支持部材54のD矢視図である。 図3における受け部材56を示すその側面断面図である。 図10における受け部材56のE矢視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ60の連結構造体を拡大して示す拡大側面断面図である。 図12における支持部材62を示すその側面断面図である。 図12における受け部材64を示すその側面断面図である。 第1の従来の制震用油圧ダンパ10を示すその側面図である。 図15における制震用油圧ダンパ10を建築構造物に取り付けた状態を示す図である。 第2の従来の制震用油圧ダンパ20を示すその側面断面図である。 図17における制震用油圧ダンパ20を建築構造物に取り付けた状態を示す図である。 図17における連結構造体30のA矢視図である。 図19におけるブラケット21を示すその上面図である。
以下、本発明に係る制震用油圧ダンパを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図11は、本発明の第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40について説明するために参照する図である。
前記従来の制震用油圧ダンパと同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は一部を除き省略するものとする。
図1に示すように、制震用油圧ダンパ40は、シリンダチューブ44の図中左端部に一体的に連結された延長部材45の先端部に、連結構造体50が設けられると共に、シリンダチューブ44の図中右端部から突出したピストンロッド46の先端部に、ボールジョイント48が連結されている。
そして図2に示すように、連結構造体50は間柱41(建築構造物)の下面に固定され、ボールジョイント48はブラケット49を介して間柱42(建築構造物)の上面に固定されることにより、制震用油圧ダンパ40は間柱41と間柱42の間に配置されている。
連結構造体50は、図3,4に示すように、凸球状面52a,52b(球状面)を有する筒状部材52(ジョイント部材)と、支持部材54と、受け部材56とにより構成され、これらの部材は、ピストンロッド46と軸線を共有しているので、その軸線に垂直方向に隣接する各部材は同心円の円形状となっている。
図6に示すように、筒状部材52は、図中横方向の軸線を有し、その軸線から一定半径の外周面52dを有する略円筒状に形成され、この筒状部材52にはその軸線方向に貫通する軸孔52cが形成されている。そして、その筒状部材52の軸線方向の両端部には、凸球状面52a,52bがそれぞれ形成されている。
図6に示すように、筒状部材52は、その内周部の図中右端部から、その軸線方向中央部にかけてメネジ部52eが形成されており、そのメネジ部52eの最奥部と軸孔52cの端面52fとの間には、メネジ部52eのネジ山より凹んだ溝部52gが形成されている。
このため、図3に示すように、筒状部材52は、そのメネジ部52eに延長部材45の先端部のオネジ部45aをネジ締結することにより、軸孔52cの端面52fに延長部材45の先端面が当接した状態で、延長部材45の先端部に一体的に固定されるようになっている。
また、図3に示すように、筒状部材52の軸孔52cは、制震用油圧ダンパ40のピストンロッド46を緩く挿通できるような径に形成されており、ピストンロッド46の先端部は、何も部材が設けられていないと共に、どの部材にも連結されていない自由端となっている。
このため、このような制震用油圧ダンパ40によれば、ピストンロッド46の先端部を自由端として、延長部材25の先端部に筒状部材52を設ける構造になっているため、前記第1の従来の制震用油圧ダンパ10におけるボールジョイント18bと反対側端部のボールジョイント18aが無い状態となるので、その全長の寸法を短くすることができる。
図8及び図9に示すように、支持部材54には、その軸線方向(図8中、左右方向)に貫通する貫通孔54hが形成されており、その軸線方向の一端部(図8中、右端部)近傍の内周部には、その軸線に向かって内側に突き出した、円環状の受け部54bが形成されている。
図8に示すように、支持部材54の受け部54bの図中左側には、図3に示すように筒状部材52の凸球状面52aに隙間なく接触することができる凹球状面54a(球状面)が形成されている。
そして、図8に示すように、支持部材54は、その受け部54bより左側に位置する内周部にメネジ部54cが形成されている。また、支持部材54は、その受け部54bの凹球状面54aの右隣りに、断面がL字形に凹んだL字形溝部54dが形成されており、図3に示すように、そのL字形溝部54dに環状のOリング58を取り付けることができるようになっている。
図5及び図9に示すように、支持部材54は、その上面54eから図9中上下方向に貫通する貫通孔54fが、図5に示すように複数形成されており、その貫通孔54fのそれぞれには、貫通孔54hに対して上面54eとは反対側からザグリ加工したように、貫通孔54fの軸線方向に直角な断面において、貫通孔54fより径が大きな円形状のザグリ孔54gが形成されている。
そして、不図示の頭付ボルトの頭部が、支持部材54のザグリ孔54gの突当り面54jに当接すると共に、不図示の頭付ボルトのオネジ部が支持部材54の貫通孔54fを緩く挿通して、間柱41の下面に形成された不図示のネジ孔にネジ締結することにより、間柱41に支持部材54を固定することができる。
受け部材56は、図10及び図11に示すように環状に形成されており、その内周部には、図3に示すように筒状部材52の凸球状面52bに隙間なく接触することができる凹球状面56a(球状面)が形成されている。
そして、図10に示すように、受け部材56は、その凹球状面56aの左隣りに、断面がL字形に凹んだL字形溝部56cが形成されており、図3に示すように、そのL字形溝部56cに環状のOリング58を取り付けることができるようになっている。
図10に示すように、受け部材56は、その外周部にオネジ部56bが形成されており、そのオネジ部56bが支持部材54のメネジ部54cにネジ締結することにより、図3に示すように、筒状部材52を支持部材54の受け部54bとこの受け部材56の間に挟み込んで、支持部材54の内部に固定するようになっている。
このとき、筒状部材52は、その凸球状面52aが支持部材54の凹球状面54aに接触すると共に、その凸球状面52bが受け部材56の凹球状面56aに接触するようになっていると共に、筒状部材52の外周面52dと支持部材54のメネジ部54cのネジ山との間に、0.5mm以上の隙間が形成されている。
このため、支持部材54は、その受け部54bの凹球状面54aと筒状部材52の凸球状面52aとの摺動、及び、受け部材56の凹球状面56aと筒状部材52の凸球状面52bとの摺動を介して、筒状部材52に対して相対的に回動できるようになっている。
また、図3に示すように、支持部材54のL字形溝部54dと筒状部材52の凸球状面52aとの間、及び、受け部材56のL字形溝部56cと筒状部材52の凸球状面52bとの間のそれぞれに、Oリング58をその断面を圧縮させた状態で配置することにより、筒状部材52の外周面52dと支持部材54のメネジ部54cとの間に形成された隙間は密閉状態となっている。この密閉状態となった隙間の内部には、グリス等の潤滑剤が充填されるようになっている。
また、この筒状部材52の外周面52dと支持部材54のメネジ部54cとの間に形成された隙間は、筒状部材52と支持部材54との相対回転角度が、地震等の外力により制震用油圧ダンパ40が動作した際に、最大設定角度である5度傾いたとしても、筒状部材52の外周面52dの両端部と支持部材54のメネジ部54cの両端部が接触しないようにするために、上記0.5mm以上に設定されている。
このため、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40における筒状部材52は、その軸線から最も遠い部分がその軸線と平行に切除された筒状になっていると共に、支持部材54と筒状部材52との間には部材が何も設けられていないために、前記第2の従来の制震用油圧ダンパ20に比べて、その径方向の外形寸法を小さくすることができるので、その大型化を防ぐことができ、その大型化に伴う重量化及び高価格化を防ぐことができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40によれば、その小型化を実現することができる。
また、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40は、建築構造物の取り付けスペースが小さくとも、制震用油圧ダンパ40をその建築構造物に取り付けることができる。
また、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40は、その長さ方向及びその半径方向の取り付けスペースが小さくて済むため、間柱41,42の外周に取り付ける壁が室内側に張出すのを防止することができ、室内空間を広く利用することができる。
図12から図14は、本発明の第2の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ60の連結構造体について説明するために参照する図である。
図3に示すように、前記第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40における連結構造体50の受け部54bは支持部材54に一体形成されていたのに対し、図12に示すように、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ60における連結構造体は、受け部材64が支持部材62から分離独立して構成されている点において異なっている。
すなわち、図12に示すように本実施の形態における受け部材64は、ネジ締結により支持部材62に着脱可能になっている点において、前記第1の実施の形態における受け部54bと異なるものである。
そして、図13に示すように、本実施の形態における支持部材62は、前記第1の実施の形態における支持部材54の受け部54bが形成されていた部分に、受け部材56とネジ締結するメネジ部62aが、図12中右方向に延長して形成されている点においても、前記第1の実施の形態における支持部材54と異なるものである。
受け部材64は、図14に示すように環状に形成されており、その内周部には、図12に示すように筒状部材52の凸球状面52aに隙間なく接触することができる凹球状面64a(球状面)が形成されている。
そして図14に示すように、受け部材64は、その凹球状面64aの右隣りに、断面がL字形に凹んだL字形溝部64cが形成されており、図12に示すように、そのL字形溝部64cに環状のOリング58を取り付けることができるようになっている。
この受け部材64の外周部には、図14中軸線方向左端部にオネジ部64bが形成され、その軸線方向右端部に、その半径方向においてオネジ部64bのネジ山より放射外方に張り出したフランジ部64dが形成され、そしてそれらの間の軸線方向中央部に、その半径方向内側に凹んだ無端状の溝部64eが形成されている。
このため、図14に示すように、受け部材64はそのオネジ部64bが、図13に示す支持部材62のメネジ部62aにネジ締結することができるようになっており、そのフランジ部64dの左側の面に、支持部材62のメネジ部62aの図中右側の端面が対向した状態で、受け部材64は、支持部材62に一体的に固定されるようになっている。
このような本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ60によっても、前記第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る制震用油圧ダンパ60においては、凸球面部や凹球面部を含めてメッキ等の表面処理を行う必要がある部品は、筒状部材52と受け部材56,64だけで足り、前記第1の実施の形態における筒状部材52と支持部材54及び受け部材56をメッキする場合に比べて、そのメッキする表面積を小さくすることができるため、メッキにかかる費用を安価なものにすることができる。
なお、図2に示すように、前記第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40においては、シリンダチューブ44に一体的に連結された延長部材45の先端部に、筒状部材52が取り付けられていたが、例えば、延長部材45を備えていない場合においては、シリンダチューブ44の、前記第1の実施の形態における延長部材45と同じ側の先端部に、筒状部材52が取り付けられるようにしてもよい。
このことにより、制震用油圧ダンパ40の長さを延長部材45の長さ分だけさらに短くすることができる。
また、前記第1の実施の形態における筒状部材52、支持部材54、受け部材56には、特に図示や説明をしていないが、これらには、これらの組み付けに用いる治具を取り付けるためのネジ孔や凹部等が設けられているようになっていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係る制震用油圧ダンパ40においては、そのシリンダチューブ44から突出したピストンロッド46の先端部に、ボールジョイント48が連結されていたが、このようにボールジョイント48に限定する必要は無く、クレビス継手やユニバーサルジョイント等の、他のどのような連結手段を用いてもよい。
1,2 柱
4,5 梁
7,8 間柱
10 制震用油圧ダンパ
11,12 ブラケット
14 シリンダチューブ
15 延長部材
16 ピストンロッド
18a,18b ボールジョイント
20 制震用油圧ダンパ
21 ブラケット
21a 円周凹部
21b フランジ部
24 シリンダチューブ
25 延長部材
26 ピストンロッド
27,28 間柱
30 連結構造体
32 凸球面部材
32a 凸球面部
34 凹球面部材
34a 凹球面部
38 メネジ部材
39 オネジ部材
40 制震用油圧ダンパ
41,42 間柱
44 シリンダチューブ
45 延長部材
45a オネジ部
46 ピストンロッド
48 ボールジョイント
49 ブラケット
50 連結構造体
52 筒状部材
52a,52b 凸球状面
52c 軸孔
52d 外周面
52e メネジ部
52f 端面
52g ザグリ孔
54 支持部材
54a 凹球状面
54b 受け部
54c メネジ部
54d L字形溝部
54e 上面
54f 貫通孔
54g 凹部
54h 貫通孔
54j 突当り面
56 受け部材
56a 凹球状面
56b オネジ部
56c L字形溝部
58 Oリング
60 制震用油圧ダンパ
62 受け部材
62a メネジ部
64 支持部材
64a 凹球状面
64b オネジ部
64c L字形溝部
64d フランジ部
64e 溝部

Claims (2)

  1. ピストンロッドの長さ方向の一端部を挿通可能な径に形成された軸線方向に貫通する軸孔を有する略円筒状に形成され、前記軸線方向の中央部に前記軸孔の軸線から一定半径に設けられた外周面と、前記軸線方向両端部に設けられたその外周縁部が前記外周面と連続する円環状の球状面とを有するジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の一端部側に設けられ、前記ジョイント部材の球状面と摺動可能な球状面が形成された受け部材と、
    前記ジョイント部材の他端部の球状面と摺動可能な球状面を有すると共に、前記受け部材の外周部と接合可能な内周部を有する支持部材と
    を備えたことを特徴とする制震用油圧ダンパ。
  2. 前記支持部材の球状面の代りに、前記支持部材に着脱可能に設けられた第2の受け部材に第2の球状面を形成したことを特徴とする請求項1に記載の制震用油圧ダンパ。
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