JP2018100692A - ボールジョイント及びダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 球受け部材を小型化して搭載性を良好にできるボールジョイント及びダンパを提供する。【解決手段】 建物にダンパ本体d1を連結するボールジョイントが、ダンパ本体d1に連結された球部40を回転可能に支持する球受け部材5と、球受け部材5を建物に連結するボルト6及びナット7とを備え、ボルト6が挿通されるボルト挿通孔53が、球受け部材5の建物の取付部A2側を向く端部から球部40の側方を通って球受け部材5を全長方向に貫通し、ボルト挿通孔53のダンパ本体d1側の端部が、ボルト挿通孔53の中心を通る直線Xに直交して球部40の直径を通る基準線Yよりもダンパ本体d1側に位置する。【選択図】 図2

Description

本発明は、ボールジョイント、及びボールジョイントを備えたダンパの改良に関する。
従来、地震等による建物の揺れを抑制するのを目的として、建物を構成する壁内の間柱、ブレースなどにダンパを連結することがある。当該ダンパは、制振ダンパと称される。
制振ダンパを建物に連結するための方法は、種々あるが、ボールジョイントを利用することがある。ボールジョイントは、ダンパ本体側に連結されて、球部を有するボールスタッドと、建物側に連結されて球部を回転可能に支持する球受け部材とを備える。
そして、当該球受け部材の外周には、フランジが設けられており、当該フランジを建物側に固定した取付部にボルトとナットで固定することで、球受け部材が建物に連結される(例えば、特許文献1)。
特開2006−161883号公報
前述のように、ボールジョイントを利用して制振ダンパを壁内に設ける場合、壁の厚みは予め決められている。このため、壁内に設置した状態での壁の厚み方向に相当するボールジョイントの幅寸法を、所定寸法の範囲内に収めなければならない。
しかし、従来のように、ボールジョイントの球受け部材にフランジを設けた場合、当該フランジが上記壁の厚み方向へも突出する。このため、フランジを球受け部材に設けると、ボールジョイントの幅寸法が所定寸法の範囲内に収まらないことがある。そうかといって、球部の径を小さくする等してボールジョイントを小型化するのは、強度上の観点等から現実的ではない。
つまり、従来のボールジョイントのようにフランジを球受け部材に設けると、フランジの分、球受け部材が大きくなるので、空間的な制約から従来のボールジョイントを利用できない可能性がある。そして、このような不具合は、ボールジョイントを利用して建物に連結される被連結部材が制振ダンパのダンパ本体である場合、又は、被連結部材を壁内に設ける場合に限らず起こり得る。
そこで、本発明は、上記不具合を解消し、球受け部材を小型化して搭載性を良好にできるボールジョイント及びダンパの提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段は、建物に被連結部材を連結するボールジョイントが、前記被連結部材に連結される球部を回転可能に支持する球受け部材と、前記球受け部材を前記建物に連結するボルト及びナットとを備え、前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔が、前記球受け部材の前記建物への連結側を向く端部から前記球部の側方を通って前記球受け部材を全長方向に貫通し、前記ボルト挿通孔の前記被連結部材側の端部が、前記ボルト挿通孔の中心を通る直線に直交して前記球部の直径を通る基準線よりも前記被連結部材側に位置することである。
当該構成によれば、球受け部材において球部を支える部分を利用してボルト挿通孔を形成できるので、球受け部材にフランジを設ける必要がなく、球受け部材を小型化できる。
また、前記ボールジョイントでは、前記球受け部材が前記球部を挟む第一支持部と第二支持部とを有し、前記ナットをねじ込んだ場合に、前記第一支持部と前記第二支持部が前記球部側へ移動するとよい。当該構成によれば、建物に球受け部材を連結する際に球部に予圧を付与できるので、前記ボルトとナットの他に、球部に予圧を付与するための構成を別途設ける必要がない。よって、ボールジョイントの部品数を減らして、構成を簡易にできる。
また、前記ボールジョイントでは、前記ボルトの軸方向の両端部に螺子溝が形成されていて、前記ボルトの両端部に前記ナットをそれぞれ螺合するとよい。当該構成によれば、ボールジョイントと被連結部材とを合わせた部材の取付長を長くすることなくボルトの交換を容易にできる。
また、前記ボールジョイントでは、前記ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止めを前記球受け部材に設けるとよい。当該構成によれば、ボールジョイントと被連結部材とを合わせた部材の取付長を長くすることなくナットの締め付け作業を容易にできる。
また、制振ダンパ等のダンパの取付スペースは限られているので、当該ダンパが前記ボールジョイントを備えているとよい。具体的には、ダンパが、シリンダと、前記シリンダ内に軸方向に移動可能に挿通されるロッドとを有して構成されるダンパ本体と、前記ボールジョイントとを備え、前記ダンパ本体が前記被連結部材であって、前記ボールジョイントが前記ロッドと前記シリンダの少なくとも一方に連結されているとよい。
本発明のボールジョイント及びダンパによれば、球受け部材を小型化して搭載性を良好にできる。
本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントを備えた制振ダンパの縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントを示した縦断面図である。 図1に示す制振ダンパの第一の取付状態を示した概略図である。 図1に示す制振ダンパの第二の取付状態を示した概略図である。 本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントの第一の変形例を示した縦断面図である。 (a)は、本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントの第二の変形例を示した縦断面図である。(b)は、(a)に示すボールジョイントの係合部部分のみを矢印方向から見た側面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントの第三の変形例を示した縦断面図である。 (a)は、本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントの第四の変形例を示した縦断面図である。(b)は、(a)に示すボールジョイントの係合部部分のみを矢印方向から見た側面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るボールジョイントを示した縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
<第一の実施の形態>
図1,2に示す本発明の第一の実施の形態に係るボールジョイントJ1,J2は、建物に制振ダンパDを取り付けるのに利用されている。具体的に、建物は、高層ビル等であり、図3に示すように、柱と梁からなるラーメンRと、ラーメンR内に設けたV字状のブレースBとを備え、ラーメンRと、ブレースBの凸状の先端部との間に制振ダンパDを介装している。
制振ダンパDは、図1に示すように、両ロッド型の液圧ダンパであり、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されるピストン2と、ピストン2に連結されて、ピストン2の両側からシリンダ1外へ突出するロッド3とを備える。シリンダ1の両端部には、環状のヘッド部材10とボトム部材11が設けられている。
ロッド3は、ヘッド部材10とボトム部材11を貫通し、これらで軸方向へ摺動自在に支持されている。図示しないが、ヘッド部材10とボトム部材11の内周には、それぞれ環状のシールが設けられており、シリンダ1の両端開口が液密に塞がれる。
シリンダ1内は、ピストン2で二つの部屋R1,R2に区画されており、これら二つの部屋R1,R2には、作動油等の液体がそれぞれ充填されている。図示しないが、二つの部屋R1,R2は、通路で連通されており、当該通路の途中に設けたバルブ、オリフィス等の減衰力発生部により、二つの部屋R1,R2を行き交う液体の流れに抵抗が与えられる。
上記構成によれば、制振ダンパDが作動してロッド3がシリンダ1内を軸方向へ移動すると、ピストン2がシリンダ1内を軸方向へ移動して、二つの部屋R1,R2のうちの一方の部屋が縮小するとともに他方の部屋が拡大する。すると、縮小する一方の部屋の液体が通路を通って拡大する他方の部屋へ移動して、当該液体の流れに減衰力発生部により抵抗が与えられる。このため、制振ダンパDの作動時に二つの部屋R1,R2に差圧が生じ、当該差圧がピストン2に作用して、ロッド3とシリンダ1の軸方向の相対移動を抑制する減衰力が発生する。
建物のラーメンR(図3)とブレースB(図3)には、それぞれ制振ダンパDを取り付けるための取付部A1,A2(図1)が設けられている。そして、本実施の形態の制振ダンパDは、二つのボールジョイントJ1,J2を備えており、当該制振ダンパDのロッド3が一方のボールジョイントJ1を介して一方の取付部A1に連結され、シリンダ1が他方のボールジョイントJ2を介して他方の取付部A2に連結されている。
このため、地震又は風等の影響により、上下階の梁が水平方向へずれてラーメンR(図3)が変形すると、取付部A1,A2(図1)が遠近する。すると、制振ダンパDが作動して減衰力を発揮し、当該減衰力によりラーメンRの変形が抑制されるので、建物の揺れが抑制される。
なお、制振ダンパDの取付位置は、図3に示す限りではない。例えば、図4に示すように、ラーメンRを構成する上下の梁の間に設けた間柱を途中で分断し、当該分断された間柱S,Sの間に制振ダンパDを介装してもよい。
つづいて、ボールジョイントJ1,J2について説明する。以下の説明では、制振ダンパDにおいて、シリンダ1、ピストン2、ロッド3等を含み、減衰力発生に利用される部分をダンパ本体d1とする。本実施の形態において、当該ダンパ本体d1がボールジョイントJ1,J2により建物に連結される被連結部材である。
また、以下の説明において、ボールジョイントJ1,J2のうち、ダンパ本体d1のロッド3に連結されるボールジョイントJ1と、シリンダ1に連結されるボールジョイントJ2とを区別する場合には、説明の便宜上、前者を第一のボールジョイントJ1、後者を第二のボールジョイントJ2と記載するが、共通の構成を説明する場合等、区別する必要がない場合には、前述と同様に単にボールジョイントJ1,J2と記載する。
第一、第二のボールジョイントJ1,J2は、ともに、球部40を有してダンパ本体d1に連結されるボールスタッドと、球部40を回転可能に支持する球受け部材5と、当該球受け部材5を対応する取付部A1,A2に連結するボルト6及びナット7とを備える。
対応する取付部A1,A2とは、第一のボールジョイントJ1においては取付部A1、第二のボールジョイントJ2においては取付部A2のことであり、以下、単に、取付部A1,A2ということもある。
これら第一、第二のボールジョイントJ1,J2では、ボールスタッドの構成のみが異なり、他の構成については同様である。そこで、第一、第二のボールジョイントJ1,J2のボールスタッドを区別するため、第一のボールジョイントJ1のボールスタッドをボールスタッド4A、第二のボールジョイントJ2のボールスタッドをボールスタッド4Bとする。
図1中、第一のボールジョイントJ1のボールスタッド4Aは、シリンダ1から右方へ突出したロッド3の右端に連結されており、第二のボールジョイントJ2のボールスタッド4Bは、シリンダ1の左端開口を塞ぐボトム部材11に連結されている。
また、第二のボールジョイントJ2のボールスタッド4Bには、スタッド41の先端から球部40にかけて制振ダンパDの軸方向に沿う挿通孔42が形成されている。そして、図1中、シリンダ1の左方へ突出したロッド3の左端は、挿通孔42に移動自在に挿入されている。
このように、本実施の形態では、第二のボールジョイントJ2のボールスタッド4Bが、シリンダ1外へ突出するロッド3の両端部のうち、建物に連結されない非連結側の端部を覆うケースとして機能する。このため、シリンダ1を延長してケースとして機能させたり、シリンダ1にケースを連結し、当該ケースにボールスタッド4Bを連結したりする場合と比較して、制振ダンパDの取付長Lを短くできる。
つづいて、球部40を回転可能に支持する球受け部材5は、略筒状であり、その内周に球部40の外周形状に沿って彎曲した支持面50を有する。そして、球受け部材5は、支持面50を二分するように、軸方向に略等分されており、球部40をダンパ本体d1側から支える第一支持部51と、球部40を取付部A1,A2側から支える第二支持部52とを有する。
図2に示すように、第一支持部51及び第二支持部52には、支持面50よりも外周側であって、軸方向に貫通する貫通孔51a,52aがそれぞれ形成されている。これらの貫通孔51a,52aは、それぞれ同一円周上に複数形成されており、各貫通孔51a,52aの数は同じである。具体的に、貫通孔51a,52aをそれぞれ八本程度設けるのが好ましいが、当該数は適宜変更できる。
そして、第一支持部51と第二支持部52を球部40の外周に装着した状態で、貫通孔51aと貫通孔52aが同一直線上に並び、向かい合う貫通孔51aと貫通孔52aとを有してボルト挿通孔53が形成されている。また、建物に設けた取付部A1,A2にも、ボルト挿通孔53と対応する位置にボルト挿通孔Hが形成されている。
このため、球受け部材5のボルト挿通孔53から対応する取付部A1,A2のボルト挿通孔Hにかけてボルト6の軸60を挿通し、取付部A1,A2の背面側(ダンパ本体d1と反対側)へ突出させた軸60の先端にナット7を螺合して当該ナット7を締めると、第一支持部51と第二支持部52が球受け部材5として一体化されるとともに、対応する球受け部材5が取付部A1,A2に固定される。
また、第一支持部51と第二支持部52を球部40に当接させた状態で、第一支持部51と第二支持部52との間に若干の隙間ができるようになっている。このため、ナット7を締めると第一支持部51と第二支持部52が球部40に押し付けられて、当該球部40に予圧が付与される。
よって、球受け部材5で球部40を回転可能に支持して、ボールスタッド4A,4Bの球受け部材5に対する軸回りの回転及び傾きを許容できるのは勿論、球部40のガタツキを防止できる。また、球部40にある程度予圧をかけた状態で第一支持部51と第二支持部52との間の隙間を閉じるようにすれば、予圧が過大になるのを防止できる。
さらに、本実施の形態では、ボルト6とナット7で球受け部材5を取付部A1,A2に連結している。このため、例えば、球受け部材5に螺子孔を形成し、ボルトを取付部A1,A2の背面側からボルト挿通孔Hを通して螺子孔に螺合する場合と比較して、取付部A1,A2に対する球受け部材5の位置ずれを許容し易い。
また、本実施の形態において、ボルト挿通孔53は、球部40の側方を球受け部材5の全長方向(図2中左右方向)に貫通し、当該球受け部材5の全長に亘って形成されている。当該構成によれば、球受け部材5において球部40を支持する部分を利用してボルト挿通孔53を形成できるので、球受け部材5を取付部A1,A2に連結するためのフランジを不要にできる。よって、ボールジョイントJ1,J2を小型化できる。
なお、ボルト挿通孔53は、必ずしも球受け部材5の全長に亘って形成されていなくてもよい。具体的には、ボルト挿通孔53の中心を通る直線Xに直交して球部40の直径を通る直線を基準線Y、当該基準線Yと平行であって支持面50のダンパ本体d1側端に交わる直線を副基準線Zとすると、ボルト挿通孔53が球受け部材5の取付部A1,A2側(建物への連結側)を向く端部から球部40の側方を通り、ボルト挿通孔53のダンパ本体d1側の端部(末端)が少なくとも基準線Yを超える位置にあればよい。
とはいえ、球受け部材5においてボルト挿通孔53が形成される部分(球部40の側方)は、球部40を支持する部分であり、強度を確保する必要がある。このため、本実施の形態のように、第一支持部51から第二支持部52にかけてボルト挿通孔53が形成されていて、第一支持部51が基準線Yよりもダンパ本体d1側に位置する場合には、ボルト挿通孔53の末端が第一支持部51の図2中左右の中央からダンパ本体d1側にあるとよく、副基準線Zよりもダンパ本体d1側にあればなおよい。
また、本実施の形態において、ボルト挿通孔53の取付部A1,A2側の端部(先端)が形成される上記「球受け部材5の取付部A1,A2側を向く端部」とは、第二支持部52の取付部A1,A2側の端面52bであり、当該端面52bが取付部A1,A2に当接する。しかし、ボルト挿通孔53の先端と取付部A1,A2との間に、隙間があってもよい。
つづいて、本実施の形態に係るボールジョイントJ1,J2の組立及び組付手順について説明する。
まず、ダンパ本体d1に組み付ける前のボールスタッド4A,4Bを、それぞれ球受け部材5の第一支持部51に挿通するとともに、第一支持部51の貫通孔51aにボルト6を挿通する。
次に、ボールスタッド4A,4Bをダンパ本体d1にそれぞれ連結するとともに、第一支持部51から突出する球部40に第二支持部52を被せ、第一支持部51から突出したボルト6の軸60を第二支持部52の貫通孔52aに挿通する。
最後に、第二支持部52から突出したボルト6の軸60を対応する取付部A1,A2に設けたボルト挿通孔Hに挿通し、当該軸60の先端にナット7を螺合する。そして、当該ナット7を締め付けると、球受け部材5が対応する取付部A1,A2に連結されるとともに、第一支持部51と第二支持部52が球部40に押し付けられて、当該球部40に予圧が付与される。
以下、本実施の形態に係るボールジョイントJ1,J2と、当該ボールジョイントJ1,J2を備えた制振ダンパ(ダンパ)Dの作用効果について説明する。
本実施の形態において、球受け部材5を建物に連結するボルト6は、ヘッド61をダンパ本体d1側に向けて配置されている。
制振ダンパDでは、空間的な制約から取付長Lを自由に長くするのが難しく、ボールジョイントJ1,J2のダンパ本体d1側にナット7を締め付けるための工具等を差し込むスペース(作業スペース)を充分に確保するのが難しい。これに対して、取付部A1,A2の背面側は、作業スペースを比較的広くとれるので、上記構成によれば、ナット7の締め付け作業を容易にできる。
さらに、本実施の形態では、ボルト6を挿通した第一支持部51をボールスタッド4A,4Bに装着してから、ボールスタッド4A,4Bをダンパ本体d1に連結している。当該構成によれば、前述のようにボルト6のヘッド61をダンパ本体d1側へ向け、先端を建物への取付部A1,A2側へ向けてボルト6を配置した場合であって、ボールジョイントJ1,J2のダンパ本体d1側に広い隙間が無くても、ボルト挿通孔53へのボルト6の挿通が可能であるので、制振ダンパDの取付長Lが長くなるのを抑制できる。
また、前述のようにボルト6のヘッド61をダンパ本体d1側へ向けてボルト6を配置した場合には、当該ボルト6の軸方向長さを、制振ダンパ設置時の第一のボールジョイントJ1の球受け部材5からヘッド部材10までの距離、及び第二のボールジョイントJ2の球受け部材5からボトム部材11までの距離よりも長く設定すれば、制振ダンパDの設置時にボルト6が抜ける心配がない。
なお、制振ダンパDの設置時には、ピストン2が中立位置に配置されるように設定されるので、ピストン2が中立位置にある場合における第一のボールジョイントJ1の球受け部材5からヘッド部材10までの距離と比較して、ボルト6の軸方向長さを長くしてもよい。
また、図示しないが、ボルト6のヘッド61には、六角穴が形成されている。このため、ナット7の締め付け時に工具を六角穴に係合してボルト6の回転を阻止し、ボルト6とナット7の共回りを防止できる。
しかし、球受け部材5に当該球受け部材5に対するボルト6の軸回りの回転を阻止する回り止めを設けてもよい。この場合、工具等でボルト6の回転を阻止する必要がないので、ナット7を締め付ける際の作業性を向上できる。また、ボルト6の回転を阻止する工具等の差込スペースが不要になるので、制振ダンパDの取付長Lを一層短くできる。
なお、回り止めは、如何なる構造であってもよい。例えば、図5に示すように、ボルト挿通孔53の一端に六角穴53aを形成するとともに、ボルト6を六角ボルト6Aに変更し、当該六角ボルト6Aのヘッド62を六角穴53aに係合してもよい。また、図6(a)に示すように、断面U字状の係合部54を球受け部材5に起立して設け、図6(b)に示すように、当該係合部54の内周を六角ボルト6Aのヘッド62の外周形状に沿う形状にしてもよい。
さらに、図7に示すように、ボルト6を軸方向の両端部に螺子溝が形成されたボルト6Bに変更して、当該ボルト6Bの両端部にナット7をそれぞれ螺合してもよい。当該構成によれば、球受け部材5のダンパ本体d1側にできる隙間が狭くても、ダンパ本体d1側(図7中右側)のナット7を外せば取付部A1,A2の背面側へボルト6Bを引き抜ける。このため、ボールスタッド4A,4Bを外さなくてもボルト6Bの交換が可能であり、ボルト6Bの交換を容易にできる。
そして、当該ボルト6Bを利用する場合であっても、上記六角穴53a(図5)又は係合部54(図6)のような回り止めを設ければ、建物への取付側(図7中左側)のナット7を締め付ける際に、当該ナット7とボルト6Bの共回りを防止できる。図8には、図6と同様の係合部54を球受け部材5に設け、当該係合部54でボルト6Bの回り止めをした形態を示している。
また、本実施の形態において、球受け部材5は、球部40を挟む第一支持部51と第二支持部52とを有し、ナット7を捻じ込むと第一支持部51と第二支持部52が球部40側へ移動する。
このため、球受け部材5を建物に取り付ける際に、球部40に予圧を付与して球部40のガタツキを防止できる。さらに、上記構成によれば、球受け部材5を建物に連結するボルトと、第一支持部51と第二支持部52を球受け部材5として一体化して球部40に予圧を付与するボルトと兼用にできるので、ボルトの本数を削減できる。
なお、球受け部材5を建物に連結する前の段階で、第一支持部51と第二支持部52が分離するのを防ぐため、仮止め用のボルトをボルト6とは別に設けてもよい。
このように仮止め用のボルトを設けたとしても、上記構成によれば、ボルト6を利用して球受け部材5を建物に連結する際に、球部40に予圧をかけられるので、仮止め用のボルトが小さい螺子であってもよく、本数も少なくて済む。なお、第一支持部51と第二支持部52を仮止めするための仮止め部材は、ボルト以外であってもよく、適宜変更できる。そして、このような変更は、ボルトの構成、並びに、回り止めの構成及び有無によらず可能である。
また、本実施の形態では、球受け部材5を建物に連結するボルト6を挿通するボルト挿通孔53が、第一支持部51から第二支持部52にかけて形成されている。このため、ボルト6を利用して球受け部材5を建物に連結すると同時に、第一支持部51と第二支持部52を球受け部材5として一体化し、球部40に予圧を付与できる。
しかし、球受け部材5を建物に連結しつつ、球部40に予圧をかけるための球受け部材の分割構造は、適宜変更できる(例えば、第二の実施の形態)。そして、このような変更は、ボルトの構成、回り止めの構成及び有無、並びに、仮止め部材の構成及び有無によらず可能である。
また、本実施の形態において、ボールジョイントJ1,J2は、ダンパ本体(被連結部材)d1に連結された球部40と、球部40を回転可能に支持する球受け部材5と、球受け部材5を建物に連結するボルト6及びナット7とを備える。そして、ボルト6が挿通されるボルト挿通孔53は、球受け部材5の建物への連結側を向く端部から球部40の側方を通って球受け部材5を全長方向に貫通する。さらに、ボルト挿通孔53のダンパ本体d1側の端部は、ボルト挿通孔53の中心を通る直線Xに直交して球部40の直径を通る基準線Yよりもダンパ本体d1側に位置する。
当該構成によれば、球受け部材5において、球部40を支える部分(球部40の側方)を利用してボルト挿通孔53を形成できる。このため、従来のボールジョイントのように、球部を支える部分の他にボルト挿通孔を形成するためのフランジを球受け部材に形成せずに済む。よって、上記構成によれば、フランジを省略した分、球受け部材5を小型化できるので、ボールジョイントJ1,J2の搭載性を良好にできる。
さらに、本実施の形態のように、ボールジョイントJ1,J2を備えたダンパが制振ダンパDであって、建物の壁内に設けられる場合にも、球受け部材5が壁の厚み方向(図1,2中手前奥行方向)に嵩張らないので、制振ダンパDを壁内に配置し易い。
また、本実施の形態の制振ダンパ(ダンパ)Dは、両ロッド型であり、ロッド3の一端(図1中左端)が球部40内に移動自在に挿入されている。当該構成によれば、ボールスタッド4Bがシリンダ1外へ突出するロッド3の両端部のうち、建物に連結されない非連結側の端部を覆うケースとして機能するので、ケースを省略できる分、制振ダンパDの取付長Lを短くできる。
そして、制振ダンパDの取付長Lを短くすれば、例えば、図3に示すように、一対の制振ダンパD,Dを直列に設けられ、このようにすればラーメンRの変形を抑制する減衰力を二倍にできる。なお、制振ダンパDの取付対象を適宜変更できるのは、先に述べた通りである。
さらに、ロッド3が球部40内に挿入される場合、球部40の外径が大きくなって、これに伴い球受け部材5が大きくなる。よって、このような球受け部材にフランジを設けたのでは球受け部材がさらに大きくなるので、搭載スペースの確保が難しい。そこで、ロッドが球部に挿入されるボールジョイントに本発明を適用するのが特に有効である。
なお、本実施の形態において、ボールジョイントJ1,J2は、ダンパ本体d1のロッド3とシリンダ1にそれぞれ連結されているが、ロッド3とシリンダ1の一方にのみ連結されるとしてもよい。さらに、本発明に係るボールジョイントで建物に連結される被連結部材は、ダンパ本体d1に限られず、適宜変更できる。
<第二の実施の形態>
次に、図9に示す本発明の第二の実施の形態に係るボールジョイントJ3について説明する。図9には、本実施の形態に係るボールジョイントJ3が、被取付部材であるダンパ本体d1のシリンダに連結された形態を記載しているが、当該ボールジョイントJ3をロッドに連結してもよいのは勿論である。
そして、本実施の形態に係るボールジョイントJ3は、球受け部材5Aの構成のみが第一の実施の形態と異なり、他の構成については同様である。よって、以下、同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略し、球受け部材5Aの構成について詳細に説明する。
球受け部材5Aは、略筒状であり、その内周に球部40の外周形状に沿って湾曲した支持面50を有する。そして、球受け部材5Aは、支持面50を二分するように分割されており、球部40をダンパ本体d1側から支える筒状の第一支持部55と、当該第一支持部55内に挿入されて球部40を建物の取付部A2側から支える環状の第二支持部56とを有する。
第一支持部55には、支持面50よりも外周側であって、当該第一支持部55を軸方向に貫通するボルト挿通孔53Aが形成されている。ボルト挿通孔53Aは、第一支持部55の周方向に複数形成されており、各ボルト挿通孔53Aが建物に設けた取付部A2のボルト挿通孔Hに対向する。
このため、第二支持部56を第一支持部55内に挿入した状態でボルト挿通孔53Aからボルト挿通孔Hにかけてボルト6の軸60を挿通し、取付部A2の背面側(図9中左側)へ突出させた軸60の先端にナット7を螺合して当該ナット7を締めると、第一支持部51と第二支持部52が球受け部材5Aとして一体化されるとともに、球受け部材5Aが取付部A2に固定される。
また、第一支持部55と第二支持部56を球部40に当接させた状態で、第二支持部56が第一支持部55からわずかに突出するようになっている。このため、ナット7を締めると第二支持部56が第一支持部55に押し込まれ、球部40に予圧が付与される。
よって、本実施の形態においても球受け部材5Aで球部40を回転可能に支持できるのは勿論、球部40のガタツキを防止できる。また、球部40にある程度予圧をかけた状態で、第二支持部56が第一支持部55内に完全に挿入されて、第一支持部55を取付部A2に突き当てるようにすれば、予圧が過大になるのを防止できる。
なお、図示しないが、第一支持部55の内周に第二支持部56を螺合して、第二支持部56の締め付け時に球部40に予圧をかけてもよい。このように、建物に球受け部材5Aを連結する前に、球部40に予圧をかけてもよい。
また、本実施の形態においても、ボルト6とナット7で球受け部材5Aを取付部A2に連結している。このため、球受け部材5Aに螺子孔を形成し、ボルトを取付部A2の背面側からボルト挿通孔Hを通して螺子孔に螺合する場合と比較して、取付部A2に対する球受け部材5Aの位置ずれを許容し易い。
なお、本実施の形態においても、ボルト6を図5−7に示す六角ボルト6A又はボルト6Bに変更してもよいのは勿論、六角穴53a、係合部54のようなボルトの回り止めを設けてもよい。
また、本実施の形態のボルト挿通孔53Aは、球部40の側方を球受け部材5Aの全長方向(図9中左右方向)に貫通し、第一支持部55の全長に亘って形成されている。当該構成によれば、球受け部材5Aにおいて球部40を支持する部分を利用してボルト挿通孔53Aを形成できるので、球受け部材5Aを取付部A2に連結するためのフランジを不要にできる。よって、ボールジョイントJ3を小型化できる。
また、ボルト挿通孔53Aは、必ずしも第一支持部55の全長に亘って形成されていなくてもよく、ボルト挿通孔53Aが球受け部材5Aの取付部A2側(建物への連結側)を向く端部から球部40の側方を通り、ボルト挿通孔53Aのダンパ本体d1側の端部(末端)が少なくとも基準線Yを超える位置にあればよい。
さらに、球受け部材5Aにおける球部40を支持する部分の強度を確保する観点から、本実施の形態のように第一支持部55にのみボルト挿通孔53Aが形成される場合には、ボルト挿通孔53Aの末端が基準線Yと副基準線Zで挟まれる区間の中央よりもダンパ本体d1側にあるとよく、副基準線Zよりもダンパ本体d1側にあればなおよい。
また、本実施の形態において、ボルト挿通孔53Aの取付部A2側の端部(先端)が形成される上記「球受け部材5Aの取付部A2側を向く端部」とは、第一支持部55の取付部A2側の端面55aであり、当該端面55aがわずかに取付部A2から離れている。しかし、ボルト挿通孔53Aの先端と取付部A2との間に隙間がなくてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、及び変更が可能である。
D・・・制振ダンパ(ダンパ)、d1・・・ダンパ本体(被連結部材)、J1,J2,J3・・・ボールジョイント、X・・・ボルト挿通孔の中心を通る直線、Y・・・基準線、1・・・シリンダ、3・・・ロッド、5,5A・・・球受け部材、6,6B・・・ボルト、6A・・・六角ボルト(ボルト)、7・・・ナット、40・・・球部、51,55・・・第一支持部、52,56・・・第二支持部、53,53A・・・ボルト挿通孔、53a・・・六角穴(回り止め)、54・・・係合部(回り止め)

Claims (5)

  1. 建物に被連結部材を連結するボールジョイントであって、
    前記被連結部材に連結された球部と、
    前記球部を回転可能に支持する球受け部材と、
    前記球受け部材を前記建物に連結するボルト及びナットとを備え、
    前記球受け部材は、前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔を有し、
    前記ボルト挿通孔は、前記球受け部材の前記建物への連結側を向く端部から前記球部の側方を通って前記球受け部材を全長方向に貫通し、
    前記ボルト挿通孔の前記被連結部材側の端部は、前記ボルト挿通孔の中心を通る直線に直交して前記球部の直径を通る基準線よりも前記被連結部材側に位置する
    ことを特徴とするボールジョイント。
  2. 前記球受け部材は、前記球部を挟む第一支持部と第二支持部とを有し、
    前記ナットをねじ込むと、前記第一支持部と前記第二支持部が前記球部側へ移動するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
  3. 前記ボルトの軸方向の両端部に螺子溝が形成されており、
    前記ボルトの両端部に前記ナットがそれぞれ螺合されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のボールジョイント。
  4. 前記球受け部材には、前記球受け部材に対する前記ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止めが設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のボールジョイント。
  5. シリンダと、前記シリンダ内に軸方向に移動可能に挿通されるロッドとを有して構成されるダンパ本体と、
    請求項1から4の何れか一項に記載のボールジョイントとを備え、
    前記ダンパ本体が前記被連結部材であり、
    前記ボールジョイントは、前記ロッドと前記シリンダの少なくとも一方に連結されている
    ことを特徴とするダンパ。
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