JP5413744B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、自動車の車両用の表示装置に対する様々な高機能化の提案がある。例えば下記特許文献1には、メータの枠部分であるリング画像で光沢感を表現するとともに、指針が現示している部分を視認し易い輝度に自動的に調節する技術が開示されている。
特開2004−157434号公報
近年、車両の表示部にはエコ運転に関する表示(エコ表示、エコゲージ等)がなされることが多くなっている。従来のエコ表示における表示方法は、例えば文字盤の目盛とポインタで表示する方法や、ウォーニングインジケータランプで表示する方法などがある。
目盛とポインタの場合、量的情報を読み取ることはできるが感覚的に把握することは難しい。ウォーニングインジケータランプの場合、オンオフ情報のみなので量的情報を得ることができない。また両方法はともに平面的な表現のために印象が弱い。こうした点を改善した表示装置が望まれる。もちろん、この問題はエコ表示に限定されない問題である。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、エコ表示を含めた車両の計器の表示装置において、目盛とポインタとによる表示のように感覚的な把握が困難ではなく、ウォーニングインジケータランプのようにオンオフ情報のみでもなく、立体的な表示であり、運転者や乗員に強い印象を与えることができる表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するために、本発明に係る表示装置は、車両の車室内に配置されて、車両の計器を表示する第1表示部と、前記計器が示す情報に対する付加的情報を表示する第2表示部と、を備え、前記第1表示部は、前記計器の目盛を表示した目盛盤と、その目盛盤の目盛上にそって移動して前記計器の数値を指し示す機械的な指針部と、を備え、前記第2表示部は、板形状で導光性を有し、前記目盛盤の目盛が表示された面上に重ねて配置されて、前記目盛盤における目盛が視認可能なように透明な材質で形成された導光板と、前記導光板内に光が導かれるように発光する発光部と、前記付加的情報に応じて、前記発光部における発光の強度を制御する制御部と、を備え、前記導光板の表面に凹部によって図柄が形成されており、前記発光部から発光された光は前記導光板の主表面に沿って導光され、その導光された光が前記凹部において少なくともその一部が進行方向を変えられる作用を受けて前記凹部による図柄が視認されるようになることを特徴とする。
これにより本発明の表示装置では、計器の情報を表示する第1表示部と付加的情報を表示する第2表示部とを重ねて表示する表示装置であって、第1表示部は目盛盤と機械的な指針部によって表示し、第2表示部は、上記目盛盤と重ねて配置した透明な導光板に凹部を形成して、付加的情報に応じて導光板に光を誘導して凹部によって描かれた図柄を視認させることによって表示する。したがって計器情報と付加的情報を、一方は機械的な指針と目盛盤によって表示し、他方は透明な板に図柄を浮かび上がらせることによって表示することにより、視線を動かすことなく2つの情報を運転者(乗員)は得ることができるとともに、異なった表示形態を重畳して、運転者(乗員)に視覚的に強い印象を与えることが可能となる。さらに、光る図柄によって運転者(乗員)は付加的情報を直感的に認識できる。また目盛盤と導光板とを重ねて配置するので、導光板の図柄が目盛盤に対して立体的に浮かび上がることとなり立体的な表示でもある。
また複数枚の前記導光板が前記目盛盤部に重ねて配置されて、個々の導光板に対して導光する複数個の発光部が備えられ、前記制御部は、前記付加的情報に応じて、前記複数個の発光部における発光の強度を個々の導光板に対して導光する発光部ごとに制御するとしてもよい。
これにより複数枚の導光板の個々に、付加的情報の数値に応じた強度の光を導光するので、付加的情報に応じて、複数の図柄が変化して表示されて、直感的で運転者に強い印象を与える表示が実現される。また複数枚の導光板を用いているので、付加的情報をより詳細に表示することが可能となる。また複数枚の導光板が重なって配置されるので、その上に形成された溝部による図柄も重なって表示されて、1枚の導光板の場合と比較して、さらに立体的な表示となる。
また前記複数の発光部は、個々の導光板に対して導光する発光部ごとに異なる色の光が発光され、複数の前記発光部が発光した場合に、個々の導光板に形成された溝部が異なる色の図柄として視認されるとしてもよい。
これにより個々の導光板ごとに異なる色の光が導光されることにより、個々の導光板ごとに溝部が異なる色の図柄として視認されるので、付加的情報に応じて異なる色の図柄が浮かび上がるように表示される。また複数の導光板が重なって配置されているので、その上に形成された図柄が立体的に視認される。したがって異なった色の図柄が立体的に浮かび上がって運転者に強い印象を与える表示が実現できる。
また前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、発光時の強度と非発光時のゼロ強度との2段階で切り替える制御を行うとしてもよい。
これにより導光板へ導光する光を発光か非発光かの2段階で調節するので、簡易なかたちで光を調節して、導光板の図柄における光の変化により計器の数値が認識される表示装置が実現できる。
また前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、最大強度とゼロ強度の間の強度レベルを設定して、前記発光部の発光強度を3段階以上で切り替える制御を行うとしてもよい。
これにより導光板へ導光する光を3段階以上で調節するので、きめ細かく光を調節して、導光板の図柄における光の変化により計器の数値が認識される表示装置が実現できる。
また前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、最大強度とゼロ強度の間で強度レベルを連続的に調節する制御を行うとしてもよい。
これにより導光板へ導光する光を連続的に調節するので、きめ細かく光を調節して、導光板の図柄における光の連続的な変化により計器の数値が認識される表示装置が実現できる。
また前記車両の燃費情報を検出する検出手段を備え、前記第2表示部は、その検出手段により検出された燃費情報を表示する表示部であり、前記制御手段は、前記検出手段により検出された燃費の数値に応じて、前記発光部から発光される光の強度を制御するとしてもよい。
これにより車両の燃費の情報を検出して、その燃費情報に応じた強度の光を導光板に導光することにより、燃費情報に応じて導光板の図柄の光の強度が調節される。したがって燃費情報を車両の他の計器の文字盤に重ねるかたちで図柄によって表示することで運転者に立体的で強い印象を与える表示により燃費情報を報知することができる。さらに図柄の変化によって車両の燃費の良し悪しを効果的に運手者に報知できる。
本発明の実施例における表示装置の構成図。 表示装置の配置形態の断面図。 発光ダイオードの配置例を示す図。 目盛盤や導光板の配置例を示す図。 導光板の断面図。 導光板と表示例を示す図。 別の導光板の例を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1、図2は、本発明に係る車両用の表示装置1(表示装置)の装置構成の概略図である。表示装置1は例えば自動車の車両2に装備される。
図1に示されているように、表示装置1は、メータ電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)3を備え、メータECU3によって表示装置1の表示内容が制御される。制御システム1は、メータ表示機構として、ポインタ用LED30、駆動部31、メカニカルポインタ32(ポインタ)、目盛盤用LED33、拡散板34、目盛盤35(文字盤)、エコ表示用LED36、導光板37、38(プリズム)を備える。
表示装置1は、車両2のある計器(の数値)を表示する部分である第1表示部と、それとは別の付加的情報を表示する第2表示部とからなる。第1表示部はポインタ用LED30、駆動部31、メカニカルポインタ32(ポインタ)、目盛盤用LED33、拡散板34を備える部分であり、第2表示部は、エコ表示用LED36、導光板37、38(プリズム)を備える部分である。以下の例では、第1表示部は車両2の車速を表示し(つまりスピードメータ)、第2表示部は、エコ運転(エコ走行)に関する情報を表示する。
ポインタ用LED30は、メカニカルポインタに光を供給するための発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。駆動部31は、メカニカルポインタ32を、車両の各種メータ(計器)の数値に対応した回転角度だけ回動軸を中心に回動させる部位である。メカニカルポインタ32は、図2に示されているように、棒状の指針部が回動軸32aを中心に目盛盤35上を回動して、指針部が指し示す目盛によって車両2のメータの数値を表示する。
目盛盤用LED33は、目盛盤35上に形成された目盛が乗員(運転者)から視認できるように目盛盤35の裏側(乗員側を表側とする)から光を照射する。拡散板34は、目盛盤35と同じ円板形状をし、光を拡散させる性質を有する。拡散板34の材質は例えばアクリルとすればよい。拡散板34に目盛盤用LED33から照射された光は拡散板34の全体に拡散される。これにより拡散板34の全体から光が発散して、目盛盤35全体に裏側から光が照射される。
目盛盤35は、車両2のメータの目盛が形成された板形状の部材である。目盛盤35は、例えば透光性のある樹脂製で、目盛部分や数字(文字)部分などのように運転者(乗員)から視認されたい部分を明色(例えば白色)とし、他の領域を暗色(例えば黒色)として形成(あるいは着色)すれば、裏側から光が照射されたときに目盛部分や数字(文字)部分のみが運転者(乗員)から視認される。あるいは目盛盤35において、運転者(乗員)から視認されたい部分の光の透過性を高く(あるいは透明)とし、他の領域の光の透過性を低く(あるいは不透明)するとしてもよい。
エコ表示用LED36は導光板37、38に光を供給(照射)するLEDである。導光板37、38は、エコ表示のための導光板であり、エコ表示用LED36から光が供給されることにより、エコ運転に関係する表示が運転者(乗員)に視認される。その詳細は後述する。
メータECU3は、通常のコンピュータの構造を有するとし、各種演算や情報処理を実行するCPU、その作業領域としての一時記憶部であるRAM、各種情報を記憶するためのROM、車内通信のためのインターフェイス部等を備えるとすればよい。なおROMは記憶内容の消去や書き換えが可能なEEPROMを含むとする。
表示システムはさらに、車速センサ50、エンジンECU51、インジェクタ52を備える。車速センサ50は車両の速度を検出する。車速センサ50は、周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転をパルス信号として検出する。その車輪の回転数を車両の速度に換算する。
エンジンECU51は、車両2のエンジンの制御を司るECUである。インジェクタ52は、エンジンECU51からの指示で車両2のエンジンに燃料を噴射する。メータECU3、車速センサ50、エンジンECU51は多重通信バス、例えばCAN(Controller Area Network)通信で接続されて情報の受け渡しが可能とされている。
図2に示されているとおり、これらの装備が車両2の車室内のダッシュボード6(あるいはインストルメントパネル)に配置されている。図2、3、4、5を参照しながら、表示システム1の構造をさらに詳細に説明する。以下の説明では、運転者の側を表側、その反対側を裏側と呼称する場合がある。また以下で述べる径方向、軸方向、周方向とはポインタ32の回動軸32aを基準とした径方向、軸方向、周方向を指す。
図2は表示システムの車両前後方向に沿った鉛直断面図であり、図示右方が鉛直方向上方、図示左方が鉛直方向下方を示す。図3は、基板45上における各種LEDの配置位置の例を示した図であり、基板45の表面(主表面(面積の一番大きい面))に垂直の方向から見ている。図4は、導光板37、38などの配置関係を示した図である。図5は、図4のA−A断面図である。
表示システム1は、さらにカラーフィルム36a、36b、遮光壁40、41、遮光フィルム42、43、遮光板44、基板45、軸部32aを備える。カラーフィルム36a、36bは、エコ表示用LED36の発光面を覆うように配置して、エコ表示用LED36から照射されて導光板37、38に導光される光に色彩を付与する。
カラーフィルム36aとカラーフィルム36bとは同じ色としてもよく、異なる色としてもよい。遮光壁40、41は、遮光性を備え、円筒形状で、導光板37、38の円筒部(後述)から漏出した光が他の部位に影響を与えないように遮光する。
遮光フィルム42、43も、遮光性を備え、円筒形状で、導光板37、38の円筒部(後述)の間、と径方向外側に配置されて、導光板37、38の一方から漏出した光が他方、あるいは他の部位に侵入しないように遮光する。遮光板44は、円板形状で、LED36からの光が運転者(乗員)の目に照射されないように遮光する。図2に示されているとおり、以上の装備は基板45上に配置される。基板45は、LED30、33、36などの発光やポインタ32の回動の制御等、本システムを制御する電気回路が形成された基板であるとすればよい。
次に導光板37、38の詳細を説明する。図4、図5などに示されているように、導光板37は、円板部37a、円筒部37bを備える。導光板37、38(プリズム)は、無色透明で、導光性(内部に光を伝達させる性質)を有し、例えばアクリル製(アクリル盤)とすればよい。円板部37aは、中央に貫通孔を有する円板形状であり、その貫通孔から運転者の逆側(裏側)に向けて、円筒形状の円筒部37bが延設して形成されている。円板部37aと円筒部37bとの接合部分には、図5のとおり、斜面部37cが形成されている。斜面部37cは例えば円板部37aと45度の角度で形成すればよい。また斜面部37cは例えば円筒部37bとも45度の角度で形成すればよい。斜面部37cによる効果は後述する。
円板部37aの運転者側と反対の面には、溝部37dが形成されており、溝部37dによって図柄が描かれている。同様に導光板38は、円板部38a、円筒部38bを備える。円板部38aは、中央に貫通孔を有する円板形状であり、その貫通孔から運転者の逆側に向けて、円筒形状の円筒部38bが延設して形成されている。
円板部38aと円筒部38bとの接合部分には、図5のとおり、斜面部38cが形成されている。斜面部38cによる効果は後述する。斜面部38cは例えば円板部38aと45度の角度で形成すればよい。また斜面部38cは例えば円筒部38bとも45度の角度で形成すればよい。円板部38aの運転者側と反対の面には、溝部38dが形成されており、溝部38dによって図柄が描かれている。
導光板37の円筒部37bと導光板38の円筒部38bとの大小関係は、円筒部37bが円筒部38bの中に挿入できる関係とする。導光板37の円板部37aと導光板38の円板部38aとは密着させて配置してもよく、間隔を置いて配置してもよい。
円筒部37bと円筒部38bとの間には遮光フィルム42が配置される。そして円筒部38bの径方向外方には遮光フィルム43が配置される。遮光フィルム43のさらに径方向外方には遮光壁41が配置される。また円筒部37bの径方向内包にも遮光壁40が配置される。
導光板38の円板部38aの運転者側(円板部37a側)と反対側には目盛盤35が配置されている。上述のとおり目盛盤35には目盛、数字などが形成されている。目盛や数字の例は図6に示されている。目盛盤35は例えば目盛、数字など運転者に視認されるべき部分を光を透過させるようにし(例えば白色など)、それ以外の部分を光の透過性を低くする(例えば黒色など)とすればよい。目盛盤35の裏側には拡散板34が配置されている。
上述のとおり拡散板34、導光板37、38は例えばアクリルのように光の拡散性や導光性を有する材質で形成されている。導光板37の表側でかつ径方向中心側の領域に、円板形状の遮光板44が配置されている。運転者側から見ると遮光板44によってエコ表示用LED36から直接運転者(乗員)に向かう光線が遮られる。
以上の各部に光を供給するためのLEDが各所に配置されている。各LEDは基板45の表面に接着やねじ止め等で固定すればよい。ポインタ用LED30は、ポインタ32の回動軸32aの近傍で遮蔽壁よりも径方向内方の位置に配置する。
ポインタ32は、例えば白色の樹脂製のように、ある程度光が透過するように構成する。これによりポインタ用LED30が裏側からポインタの径方向中心付近を照射することによってポインタ全体が柔らかく発光しているように運転者から視認される。図3に示されているように、ポインタ用LED30は、周方向に関して均等に(等配)配置すればよい。
目盛盤用LED33は、拡散板34に裏側にできるだけ均等に光を供給できる位置に配置する。図3の例では、目盛盤用LED33は、拡散板34を径方向の中央部分に周方向に等間隔で配置している。
これにより目盛盤用LED33が発光すると、拡散板34が照射される。そして、拡散板34が有する拡散性によって、照射された光は拡散板34の全体に伝達されて拡散板34全体から光が発散される。この光が目盛盤35を裏側から照射する。目盛盤35は上述のとおり目盛や数字部分のみが透光性を有するように構成されているので、運転者(乗員)からは目盛や文字、数字部分のみが光っているように視認される。
エコ表示用LED36は、導光板37、38の円筒部37b、38bを軸方向に延長した位置に配置する。エコ表示用LED36も、周方向に関して均等に(等配)配置すればよい。このエコ表示用LED36の発光によって導光板37、38でエコ表示が行われる部分が本発明の主要部である。その詳細を以下で説明する。
図2下側に示されているように、エコ表示用LED36が発光すると、その光は導光板37、38の円筒部37c、38cの裏側端面から導光板37、38内に入射される。その際、カラーフィルム36a、36bを通過(透過)するので、光はカラーフィルム36a、36bの有する色の光に変換(着色)される。
導光板37、38に入射された光は、導光性によって円筒部37b、38c内を伝達(導光)される。そして斜面37c、38cによって反射されることによって、光は円板部37a、38a内を径方向外方へ向けて伝達(導光)される。このように伝達(導光)されてきた光は、溝部37d、38dにおいて、少なくともその一部の光線の方向が変わる作用を受ける。具体的には、少なくとも一部の光線が溝部37d、38dによって反射、屈折などの作用を受ける。これにより運転者の方に向かう光線が生成される。運転者の視覚がこの光線を知覚することで、溝部37d、38dによって描かれた図柄が運転者に視認される。
エコ表示用LED36の発光、非発光の切替及び光の強度の調節は、メータECU3によって例えば燃費の情報に従って制御される。その制御の手順は以下のとおりである。まずメータECU3は、車速センサ50から車速の瞬時値を取得し、エンジンECU51からエンジン筒内での燃料噴射量(単位時間当りの燃料噴射量)の瞬時値を取得する。そしてメータECU3は、車速の瞬時値を燃料噴射量の瞬時値で除算する。これにより得られる数値は単位燃料噴射量当りの走行距離、すなわち燃料消費(燃費)の瞬時値を表す数値である。
メータECU3は、この燃費の瞬時値を記憶していく。燃費の瞬時値が時々刻々算出されるごとに、その数値をメータECU3が有するメモリに記憶させればよい。メータECU3は、蓄積された過去の燃費の瞬時値の分布から、燃費の数値を評価する閾値を算出する。
図6の例では3段階(「通常運転(Normal Driving)」、「よいエコ運転(Good Eco Driving)」、「さらによいエコ運転(Better Eco Driving)」)で評価している。この場合、閾値は2つとなる。閾値の算出方法は例えば、過去の所定期間の燃費の数値を記憶しておき、記憶された燃費の数値の最大値と最小値との間を3等分する数値としてもよい。あるいは閾値は予め設定してもよい。
メータECU3は、現在の燃費の瞬時値が、閾値で区切られた区間のどれに属するかで、現在のエコ運転の度合いを(図6の例ならば3段階で)評価し、その評価に基づいて、エコ表示用LED36の発光、非発光を切り替える。図6の例では、通常運転の場合は、エコ表示用LED36を全て非発光とし、エコ運転の場合は、導光板37、38のうち一方のエコ表示用LED36を発光し、他方のエコ表示用LED36は非発光とし、さらによいエコ運転の場合は、全てのエコ表示用LED36を発光するよう制御している。
図6には表示例が示されている。図6の左側は表示システム1の運転者(乗員)から見える斜視図であり、図6右側はそのうち導光板37、38のみを示した図である。図6の例では、導光板37、38は花(睡蓮など)をイメージさせる図柄が溝部37d、38dによって裏面側に形成されている。溝部37d、38dは、例えば幅0.3mm程度の溝とすれば、繊細な図柄を形成することができる。
図6の例では、目盛盤35とポインタ32とからなるメータはスピードメータである。つまりエコ表示はスピードメータ(速度計)と重畳して表示される。したがってエコ表示を運転者が頻繁に視認するスピードメータと重畳して表示するので、確実にエコ運転の情報を運転者に伝達できる。
図6の例の場合、「通常運転」の場合、エコ運転に関しては何も表示されず、「よいエコ運転」の場合、導光板37に導光されて小さい花の図柄37dが表示され、「さらによいエコ運転」の場合、導光板37、38の両方に導光されて小さい花の図柄37dと大きい花の図柄38dがともに表示される。導光板37、38は無色透明なので、図柄が視認される場合にも、運転者には目盛盤35も視認される。つまり図柄と目盛とが重なって視認される。
以上により、エコ運転の度合いが向上するにつれて(燃費の瞬時値が改善するにつれて)、図柄37d、38dによる花の画像が開花する(大きく表示される)ので、エコのイメージにつながり易い花という隠喩のかたちにより、運転者(乗員)はエコ運転の段階を直感的に視認できる。
なお図6の例では、表面側(運転者に近い側)の導光板37の図柄の方が裏面側(運転者から遠い側)の導光板38の図柄よりも小さく形成してある。これは逆にしてもよい。すなわち導光板37の図柄の方が導光板38の図柄よりも大きく形成してもよい。いずれにしても導光板37と導光板38との図柄は同じにしないか、あるいは図柄37dと図柄38d(溝部)とは位置がずれるように形成すればよい。
またエコ運転の度合いは3段階ではなく、2段階、4段階、あるいは5段階以上で分割してもよい。さらに上記実施例では導光板を2枚としたが、本発明では、導光板は1枚、3枚、4枚、5枚など何ら枚数に限定を設けなくてよい。さらに上記ではLED36における発光強度は、発光、非発光(消灯、ゼロ強度)の2段階のみとしたが、それに限定せず、最大強度とゼロ強度との間にも発光強度を設定して、何段階かで発光強度を切替えてもよい。このように変形した場合、エコ運転の段階に応じて、複数の導光板に供給する光の強度を例えば以下のように制御すればよい(なお以下の説明では、複数の導光板に順番を付けて置く)。
最もエコ運転の度合いが低い走行(通常運転)の場合には、どの導光板にもLEDから光を供給しない。そして、その状態からエコ運転の段階が向上するにつれて、まず上記順番において1番目の導光板に光を供給するLEDを発光する。そしてさらにエコ運転の段階が向上するにつれて、その導光板用のLEDの発光強度を上げる。
エコ運転の度合いが改善されるにつれて、この操作を続ける。そして、1番目の導光板用のLEDの発光強度が最大強度となった後、さらにエコ運転の度合いが改善したら2番目の導光板用のLEDを発光する。以下エコ運転の度合いが改善するにつれて、3番目の導光板、4番目の導光板へと同じ処理を続ける。
こうした光の制御によって、エコ運転の段階が向上するにつれて、図柄が大きくなったり、図柄の数が増えるなどして、エコ運転の度合いの改善が直感的に、かつきめ細かく視認できるようになる。その際、1番目の導光板に描かれた図柄を小さい図柄とし、2番目、3番目となるにつれて大きな図柄としてもよい。この場合、図柄の大きさによってエコ運転の度合いの改善を直感的に把握できる。
なお以上では発光強度を段階的に調節したが、段階的ではなく、連続的としてもよい。すなわちエコ運転の度合いを段階的に区分せず、例えば燃費の数値(瞬時値)そのものとし、燃費の瞬時値に応じて導光板37、38に光を供給するLED36の発光強度を連続的に調節する。
また導光板37、38に形成される図柄は図6の図柄には何ら限定されない。別の例が図7に示されている。図7の例では、花弁の図柄(絵柄)がより円形に近くなっている。さらに、導光板37、38に形成される図柄は花の図柄に限らなくてよい。エコをイメージさせる地球の自然の図柄、動物、植物の図柄でもよい。あるいは多角形、円、楕円などの幾何学図形の図柄など、あらゆる図柄、絵柄でよく、さらには文字、数字、あるいは以上の組合せでもよい。
上述のとおり、導光板37、38における図柄は溝部37d、38dによって形成されている。溝部37d、38dには粗面処理(粗面加工、粗面化)を施せば、図柄をより強く光らせることができるとの知見を発明者は得ており、図柄を確実に視認させることに好適である。溝部37d、38dの断面は半円上でも、三角状でもよい。三角状の場合、溝がより細く視認されるとの知見を発明者は得ており、より繊細な図柄を描きたい場合に好適である。
図6、7の例は線状の溝部であり、したがって図柄は線図であるが、これを面状の溝部(凹部)など凹部一般に変更してもよい。面状の凹部の場合、その面領域に粗面処理を施せば、導光した場合、その面が運転者に視認される。また斜面部37c、38cにも粗面処理を施せばよい。斜面部37c、38cにおける粗面処理は、光をそこで反射させるのに好適であるとの知見を発明者は得ている。
上記実施例では、エコ表示用LED36を表示領域の中央に配置した。この場合、LEDの配置場所を確保しやすいが、本発明はこれに限定せず、LED36の配置場所は導光板37、38内に導光できる場所であればよい。また上記実施例では、溝部37d、38dを表示領域の中央に形成したが、中央からずれた位置に形成しても導光することによって溝部による図柄は視認される。
また上記実施例では導光板37、38による表示はエコ運転に関する付加的情報の表示としたが、本発明はこれに限定する必要はなく、車両に関するあらゆる付加的情報でよい。あるいは別の計器の数値情報(タコメータ、燃料残量計、バッテリー残量計)でもよい。エコ以外の表示の例としては、例えば車両2の車速が(制限速度)を超えている、あるいは近づいている場合に、その旨を報知するとしてもよい。その場合、導光板には、制限速度を超えている、あるいは制限速度に近づいていることを示す文字等を溝部を形成すればよい。さらに本発明では、複数の導光板のうち、ある導光板はある付加的情報(別の計器の数値情報)を、別の導光板では別の付加的情報(さらに別の計器の数値情報)を表示するとしてもよい。
1 表示装置
2 車両
3 メータECU
35 目盛盤
37、38 導光板

Claims (7)

  1. 車両の車室内に配置されて、車両の計器を表示する第1表示部と、前記計器が示す情報に対する付加的情報を表示する第2表示部と、を備え、
    前記第1表示部は、
    前記第計器の目盛を表示した目盛盤と、
    その目盛盤の目盛上にそって移動して前記計器の数値を指し示す機械的な指針部と、
    を備え、前記第2表示部は、
    板形状で導光性を有し、前記目盛盤の目盛が表示された面上に重ねて配置されて、前記目盛盤における目盛が視認可能なように透明な材質で形成された導光板と、
    前記導光板内に光が導かれるように発光する発光部と、
    前記付加的情報に応じて、前記発光部における発光の強度を制御する制御部と、を備え、
    前記導光板の表面に凹部によって図柄が形成されており、前記発光部から発光された光は前記導光板の主表面に沿って導光され、その導光された光が前記凹部において少なくともその一部が進行方向を変えられる作用を受けて前記凹部による図柄が視認されるようになることを特徴とする表示装置。
  2. 複数枚の前記導光板が前記目盛盤に重ねて配置されて、
    個々の導光板に対して導光する複数個の前記発光部が備えられ、
    前記制御部は、前記付加的情報に応じて、前記複数個の発光部における発光強度を個々の導光板に対して導光する発光部ごとに制御する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の発光部は、個々の導光板に対して導光する発光部ごとに異なる色の光が発光され、
    複数の前記発光部が発光した場合に、個々の各導光板に形成された溝部が異なる色の図柄として視認される請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、発光時の強度と非発光時のゼロ強度との2段階で切り替える制御を行う請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、最大強度とゼロ強度の間にも強度レベルを設定して、前記発光部の発光強度を3段階以上で切り替える制御を行う請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記発光部から発光される光の強度として、最大強度とゼロ強度の間で強度レベルを連続的に調節する制御を行う請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記車両の燃費情報を検出する検出手段を備え、
    前記第2表示部は、その検出手段により検出された燃費情報を表示する表示部であり、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された燃費の数値に応じて、前記発光部から発光される光の強度を制御する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の表示装置。
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