JP5412989B2 - ロール紙給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロール紙等のロール型シート媒体を給紙するロール紙給紙装置に関し、またそのロール紙給紙装置を搭載するプリンタ、プロッタ、ファックス、複写機等の画像形成装置に関する。
A0サイズやA1サイズといった大サイズの図面原稿等を取り扱う大型の複写機、プリンタ等の電子写真式画像形成装置、又はその他の印刷装置においては、大サイズのシート媒体である用紙上に画像形成を行う。シート媒体である用紙を取り扱う際の利便性を向上させるため、シート媒体としてロール紙を装備し、ロール紙からシート媒体を送り出し、画像形成部へ給紙するロール紙給紙装置が用いられてきた。ロール紙は、巻き芯としての紙管に長尺の用紙が巻かれた構造を有するものであり、ロール紙給紙装置において回転可能に支持され、回転速度に対応して所定の線速で送り出され、画像形成部へ給紙される。
このようなロール紙をロール紙給紙装置内で回転可能に支持する支持方式としては、従来、様々なサイズのロール紙に対応するために、スプール方式又はフランジ方式が用いられてきた。
スプール方式は、ロール紙の紙管内にスプールを通すことによってロール紙を回転可能に支持する方式である。スプール方式には、ロール紙を巻戻す巻戻し機構等を設ける場合に、スプールに駆動伝達機構を容易に設けることができ、ロール紙を容易に回転駆動することができるという利点がある。しかしながら、スプール方式には、ロール紙の交換、補充の際にロール紙の紙管に長いスプールを通す作業を行わなければならず、ユーザにとって操作性に劣るという欠点がある。
一方、フランジ方式は、ロール紙の両端から紙管内にフランジ部材を挿入し、フランジ部材を回転可能に支持することによってロール紙を回転可能に支持する方式である。フランジ方式には、ロール紙の交換、補充の際にロール紙の両端から紙管内にフランジ部材を挿入する作業を行うだけでよく、ユーザにとって操作性に非常に優れるという利点がある。
フランジ方式において、ロール紙に直接駆動力を伝達する方式としては、フランジ部材の外径をロール紙の最大外径(ロール紙の残量が最大の時のロール紙の外径)より大きくしてフランジ部材の外周部分に駆動力を伝える方式等がある。
また、フランジ部材の外径がロール紙の最大外径よりも小さくなっており、受けコロを用いてフランジ部材を回転可能に支持することによりロール紙を回転可能に支持する方式を採用したロール紙給紙装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
ところが、このようなフランジ方式のロール紙給紙装置においては、以下のような問題があった。
インクジェット方式のプリンタ等を含む画像形成装置においては、画像形成の都合によりロール紙を間欠搬送することがある。ロール紙を間欠搬送する際、ロール紙が慣性で順送り方向に連続して搬送されてしまうことによりロール紙に弛みが発生することを防止する必要がある。ロール紙に弛みが発生することを防止するためには、ロール紙の慣性を相殺するために、ロール紙を順送り方向と反対の巻戻し方向に引張ってブレーキとして機能する引張機構を備える場合がある。引張機構は、引張り力を発生させる機構として、例えば回転負荷を発生する負荷発生機構を備える場合がある。
しかし、弛みの発生を防止するために、大きな回転負荷を発生させる負荷発生機構が用いられる場合、負荷発生機構が発生する大きな回転負荷であるブレーキ力が給紙方向に搬送する駆動源に過大な負荷となる。このため、駆動源である電動モータを大型化しなければならず、消費電力が増大するという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ロール紙の弛みが発生することを防止して安定してロール紙を搬送することができるとともに、電動モータの負荷を低減し、消費電力を低減することができるフランジ方式のロール紙給紙装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部にロール紙から用紙を給紙可能なロール紙給紙装置において、前記ロール紙に、該ロール紙から用紙を順送り方向に搬送する駆動力を駆動源から伝達する順送り機構と、前記ロール紙に駆動力を伝達するロール紙駆動機構と、前記ロール紙駆動機構を介して前記用紙を前記順送り方向と反対に搬送し、前記ロール紙に用紙を巻戻す巻戻し機構と、前記ロール紙から前記順送り方向に搬送される用紙によって、順送り方向の駆動力を付与された前記ロール紙駆動機構が、前記付与された駆動力を前記順送り機構に伝達し、前記駆動源へ駆動力を回生する回生機構と、を有し、前記巻戻し機構と前記回生機構は、前記駆動源の回転方向により切換可能に設けられており、前記駆動源が順送り方向へ回転するときは前記回生機構、前記駆動源が巻戻し方向へ回転するときは前記巻戻し機構が夫々機能することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係るロール紙給紙装置において、前記ロール紙駆動機構は、前記順送り方向に搬送される用紙によって回転負荷が発生する第1の負荷発生機構を有し、前記第1の負荷発生機構で発生する回転負荷により、前記ロール紙から前記順送り方向に搬送される用紙に搬送負荷を付与していることを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記回生機構は、第1のワンウェイクラッチを有し、前記駆動源が順送り方向へ回転することにより、前記第1のワンウェイクラッチがロックし、前記巻戻し機構と切り換えられ、前記順送り機構に駆動力を伝達することを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記巻戻し機構は、第2のワンウェイクラッチを有し、前記駆動源が巻戻し方向へ回転することにより、前記第1のワンウェイクラッチが空転し、前記第2のワンウェイクラッチがロックし、前記回生機構と切り換えられ、前記ロール紙駆動機構を介して前記ロール紙に用紙を巻戻す駆動力を伝達することを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記回生機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される回転軸と同軸に設けられ、前記第1のワンウェイクラッチにより、前記回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第1のプーリ又はギヤを有し、前記巻戻し機構は、前記回転軸と同軸に設けられ、前記第2のワンウェイクラッチにより、前記回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第2のプーリ又はギヤを有し、前記駆動源に対する前記第1のプーリ又はギヤの減速比は、前記駆動源に対する前記第2のプーリ又はギヤの減速比より大きいことを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記第1の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第1のトルクリミッタであり、前記回転軸は、前記第1のトルクリミッタの入力軸であることを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記ロール紙から用紙が前記順送り方向に搬送されるときに、前記第1のトルクリミッタの出力軸の回転速度は、前記駆動源に回転駆動される前記第1のプーリ又はギヤの回転速度よりも大きいことを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記回生機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される第1の回転軸と同軸に設けられ、前記第1のワンウェイクラッチにより、前記第1の回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記第1の回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第1のプーリ又はギヤを有し、前記巻戻し機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される第2の回転軸と同軸に設けられ、前記第2のワンウェイクラッチにより、前記第2の回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記第2の回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第2のプーリ又はギヤを有し、前記駆動源に対する前記第1のプーリ又はギヤの減速比は、前記駆動源に対する前記第2のプーリ又はギヤの減速比より大きいことを特徴とする。
の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記ロール紙駆動機構は、回転負荷が発生する第2の負荷発生機構を有し、前記第2の負荷発生機構で発生する回転負荷により前記ロール紙に駆動力を付与しており、前記第1の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第1のトルクリミッタであり、前記第2の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第2のトルクリミッタであり、前記第1の回転軸は、前記第1のトルクリミッタの入力軸であり、前記第2の回転軸は、前記第2のトルクリミッタの入力軸であることを特徴とする。
10の発明は、第の発明に係るロール紙給紙装置において、前記ロール紙から用紙が前記順送り方向に搬送されるときに、前記第1のトルクリミッタの出力軸の回転速度は、前記駆動源に回転駆動される前記第1のプーリ又はギヤの回転速度よりも大きいことを特徴とする。
11の発明は、第から第10のいずれかの発明に係るロール紙給紙装置において、前記ロール紙の両端に取り付けられた2つのフランジ部材と、前記2つのフランジ部材を回転自在に支持する2つの回転支持部材と、前記ロール紙駆動機構から前記2つの回転支持部材の少なくとも一方へ、又は前記2つの回転支持部材の少なくとも一方から前記ロール紙駆動機構へ、駆動力を伝達する巻戻しローラとを有し、前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、又は前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、互いに空転することなく係合していることを特徴とする。
12の発明は、第11の発明に係るロール紙給紙装置において、前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、及び前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、ギヤを介して係合していることを特徴とする。
13の発明は、第11の発明に係るロール紙給紙装置において、前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、及び前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、ゴムを介して係合していることを特徴とする。
14の発明は、ロール紙上に画像を形成する画像形成部と、第1から第13のいずれかの発明に係るロール紙給紙装置とを備えた画像形成装置である。
本発明によれば、フランジ方式のロール紙給紙装置において、ロール紙の弛みが発生することを防止して安定してロール紙を搬送することができるとともに、電動モータの負荷を低減し、消費電力を低減することができる。
本発明の実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタの全体構成を模式的に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置の回生機構及び巻戻し機構の一例を示す斜視図(その1)である。 本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置の回生機構及び巻戻し機構の一例を示す斜視図(その2)である。 図4における回生機構及び巻戻し機構の周辺を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置がロール紙から用紙を順送り方向に搬送するときの回生機構及び巻戻し機構の回転方向及び回転速度の関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置がロール紙に用紙を巻戻すときの回生機構及び巻戻し機構の回転方向及び回転速度の関係を示す斜視図である。 従来のロール紙給紙装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態の変形例に係るロール紙給紙装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面と共に説明する。
(実施の形態)
図1から図8を参照し、本発明の実施の形態に係るロール紙給紙装置及びインクジェット方式のプリンタを説明する。
なお、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタは、本発明における画像形成装置に相当する。
始めに、図1を参照し、インクジェット方式のプリンタの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタの全体構成を模式的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、ロール紙給紙部5、5a、5bと、画像形成部23とを備える。ロール紙給紙部5、5a、5bは、本発明におけるロール紙給紙装置に相当する。すなわち、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、ロール紙給紙装置を3台備えている。
図1に示すように、画像形成部23は、用紙テンション付加手段10と、レジストローラ13と、レジスト加圧ローラ14と、ヘッド15と、キャリッジ16と、主走査ステー17と、チャンバー18と、吸引ファン19と、カッター20と、反転排紙用紙ガイド21と、排紙トレー22とを有する。用紙テンション付加手段10は、内周側の揺動可能なスプリング11と、駆動モータ12とを有する。
ロール紙給紙部5は、フランジ部材1と、ロール紙2と、フランジ受け台3と、巻き戻しローラ4と、給紙ローラ6と、駆動装置7とを備えている。
図1に示すように、フランジ部材1は円盤状に形成され、フランジ部材1の外径はロール紙2の最大外径よりも小さくなっている。フランジ部材1は、ロール紙2の両端に取り付けられている。
ロール紙2は、紙管(巻き芯)の外周に長尺用紙が巻かれている。ロール紙2は紙管径が異なる複数のサイズがあり、本実施形態に係るインクジェット方式のプリンタ30では、ロール紙2の紙管として、一般的なサイズである2インチのもの又は3インチの内径を有するものが使用可能である。また、ロール紙のそれぞれは、紙管が2インチ又は3インチの内径を有するものに対応する。
フランジ受け台3は、中継コロ25と、支持コロ27とを備えている。フランジ受け台3には、フランジ部材1が載置されている。フランジ受け台3は、フランジ部材1の外周面を回転可能に支持している。
中継コロ25は、フランジ受け台3の一端(給紙ローラ6側)でフランジ部材1の外周を支持するとともに、巻戻しローラ4とも当接(又は接触若しくは係合)している。支持コロ27は、フランジ受け台3の他端でフランジ部材1の外周を支持する。中継コロ25は、巻戻しローラ4からの駆動力をフランジ部材1に中継伝達するものであり、本発明における共通支持コロに相当する。
巻戻しローラ4は、ロール紙2の両端に位置している2つのフランジ受け台3の中継コロ25と接触するように長尺に形成される。巻戻しローラ4は、駆動装置7に駆動され、ロール紙2を巻戻す。具体的には、巻戻しローラ4−中継コロ25−フランジ部材1への摩擦接触によって、駆動装置7からの駆動力が巻戻しローラ4に伝達され、フランジ部材1a(又は1b)を逆回転させる。なお、巻戻しローラ4は、2つのフランジ受け台3の中継コロ25の一方と接触するように設けられてもよい。
給紙ローラ6は、1組のローラ対から構成され、駆動装置7からの駆動によってロール紙2の用紙をローラ対の間を通して順送り方向に搬送するように回転し、ロール紙2の用紙を用紙テンション付加手段10へと搬送する。
駆動装置7は、後述するように、DCモータよりなる駆動源、順送り機構、ロール紙駆動機構、回生機構、巻戻し機構等を有し、給紙ローラ6や巻戻しローラ4にロール紙2から用紙を順方向へ搬送するための駆動力を与え、又は順方向と反対の巻戻し方向に搬送し、ロール紙2に用紙を巻き戻すための駆動力を与える。
ロールトレイ上8には、フランジ部材、ロール紙、フランジ受け台、巻き戻しローラ、給紙ローラから構成されるロール紙給紙部5aがもう1組設けられている。更に、ロールトレイ下9は、ロールトレイ上8の下方に設置され、上述した構成のロール紙給紙部5bがもう1組設けられている。すなわち、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、ロール紙給紙部5、5a、5bを3台備えている。
次に、図1を参照し、インクジェット方式のプリンタにおけるロール紙の給紙及び画像形成の動作について説明する。
始めに、ロール紙給紙装置5から画像形成部23に向けてロール紙から用紙を順送り方向に給紙する順送り動作について説明する。
ロール紙給紙装置5から画像形成部23に向けてロール紙2を順送り方向に給紙する際、駆動装置7が正回転して、図1において、給紙ローラ6を反時計回りに回転させ、ロール紙2から用紙を送り出す。ロール紙2から用紙を送り出す際、ロール紙2に取り付けられたフランジ部材1が反時計回りの方向に回転するのに伴い、中継コロ25は時計回りの方向に回転する。また、巻戻しローラ4は駆動装置7に回転駆動されることはなく、中継コロ25から中継伝達された駆動力により、反時計周りの方向に回転する。中継コロ25と巻戻しローラ4の間、更には中継コロ25とフランジ部材1の間は、互いに空転することなく係合している。巻戻しローラ4と中継コロ25との間、及び中継コロ25とフランジ部材1との間は、ギヤを介して係合していてもよい。巻戻しローラ4と中継コロ25との間、及び中継コロ25とフランジ部材1との間は、ゴムを介して係合していてもよい。また、給紙ローラ6とロール紙2との間では用紙の弛みは生じない。
一方、ロール紙2から給紙される用紙に画像を形成する画像形成は、ロール紙2の給紙方向に垂直な方向に所定の時間内に行われる必要がある。従って、所定の時間毎に搬送と停止を繰り返す間欠搬送を行う。間欠搬送を行ってロール紙2から用紙を送り出す場合、停止時に給紙ローラ6とフランジ部材1との間でロール紙2が弛むことがないように、給紙ローラ6の回転が停止するのと略同時か又は給紙ローラ6の回転が停止するよりも早くフランジ部材1の回転を停止させる必要がある。
そこで、ロール紙2から用紙を送り出す時は、ロール紙2に、巻戻しローラ4、中継コロ25、フランジ部材1を介してブレーキ力をかけながら行う。巻戻しローラ4にブレーキをかける一つの方法としては、例えばトルクリミッタにより巻戻しローラ4にブレーキをかけた状態にし、ブレーキがかけられた状態でロール紙2から用紙を送り出すことができる。トルクリミッタは、本発明における負荷発生機構の一例である。
このようにして給紙ローラ6から搬送された用紙は、用紙搬送路中に形成された用紙テンション付加手段10へと搬送される。用紙テンション付加手段10は、搬送ガイド10aとスプリング11とから構成されており、送り出される用紙のテンションに対するバッファ機能も果たしている。
用紙テンション付加手段10の更に下流側のレジストローラ13とレジスト加圧ローラ14の間に搬送された用紙は、チャンバー18上のプラテン板上に搬送される。チャンバー18の下に配置された吸気ファン19によってチャンバー内に負圧が形成され、プラテン板に設けられた複数の穴によって、用紙はプラテン板上に吸い付けられ、用紙の平面度が維持される。
プラテン板の上には、インクを吐出するためのヘッド15を搭載したキャリッジ16が配置されており、キャリッジ16は主走査ステー17に沿って用紙の幅方向に往復し、インクをプラテン板上の用紙に向かって吐出し、用紙に画像を形成する。用紙はヘッド15の幅に対応してキャリッジ16が移動するたびにレジストローラ13より所定の長さ分が送り出され(間欠搬送)、画像形成が終わると、カッター20において、所定の長さにカットされ、反転排紙用紙ガイド21に沿って搬送され、排紙トレー22に排出される。
次に、順送り方向と反対の巻戻し方向に用紙を搬送し、ロール紙に用紙を巻き戻す巻戻し動作について説明する。
画像形成部23からロール紙給紙装置5に向けてロール紙2に用紙を巻き戻す際、駆動装置7が逆回転し、図1において、給紙ローラ6を時計回りに回転させる。用紙を巻戻す際には、図示しないワンウェイクラッチが駆動力を巻戻しローラ4に伝えるので、巻戻しローラ4は時計回りの方向に回転し、巻戻しローラ4に当接する中継コロ25は反時計回りの方向に回転し、中継コロ25に当接するフランジ部材1は時計回りの方向に回転する。それに伴って、ロール紙2も時計回りの方向に回転し、ロール紙2から送り出されていた用紙の先端をカッター20から所定の待機場所まで戻す。
待機位置には2箇所がある。1箇所は、通常待機される位置であり、レジストローラ13とレジスト加圧ローラ14とで挟持される位置である。一方、もう1箇所は、引続いての画像形成が紙管の異なる別のサイズの用紙に行われる場合における待機場所であり、各ロール紙からの用紙合流部よりも上流側の位置である。ロール紙2からの用紙の先端が所定の待機位置まで戻っているか否かは周知のセンサによって認識される。巻戻しに際し、給紙ローラ6、巻戻しローラ4は等速で回転するものの、巻戻しローラ4の回転によって中継コロ25、フランジ部材1を介して回転させられるロール紙2は継続的に(使用につれて)径が細くなるため、次第に用紙巻取り量(巻取り長さ)が減少する。
ロール紙2はその外形が小さいほど一回転当りの巻取り量が少なくなる。また、各回転体の相対サイズは、ロール紙2の残量が僅かであっても巻戻しの際に給紙ローラ6、巻戻しローラ4、中継コロ5、フランジ部材1の回転によって用紙の弛みが発生しないように設定されている。従って、ロール紙2の用紙の残量が多く外径が大きい間は、巻戻しローラ4の回転によって、給紙ローラ6の回転量に対応する用紙の巻戻し量よりも長く用紙が巻戻されるが、この回転差は例えばトルクリミッタのような負荷発生機構が滑ることにより相殺され、用紙に弛みが発生することなく、一定のテンションを保持しながら巻戻される。
次に、図2から図4を参照し、本実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置について説明する。
図2は、本実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。図3及び図4は、本実施の形態に係るロール紙給紙装置の駆動装置の回生機構及び巻戻し機構の一例を示す斜視図である。図3は、各プーリ又はギヤを取り付け支持する取り付け支持金具等を含めて示す図であり、図4は、取り付け支持金具等を除いて示す図である。
本実施の形態に係る駆動装置は、駆動源31と、順送り機構32と、ロール紙駆動機構33と、回生機構34と、巻戻し機構35とを有する。
駆動源31は、正逆両方向にロール紙からの用紙を搬送する駆動力を発生する。駆動源31は、正逆両方向にロール紙を搬送することができる。駆動源31として、DCモータを用いることができ、以下、駆動源31のことをDCモータ31と表示して説明することがある。
順送り機構32は、順送り動作時に、ロール紙2から用紙を順送り方向に搬送する駆動力を、駆動源31から給紙ローラ6を介し、ロール紙2から順送り方向に搬送される用紙に伝達する。順送り機構32は、第1のギヤ;プーリ41、第2のギヤ42、第3のギヤ43、第4のギヤ44、及び第5のギヤ45を有する。第1のギヤ;プーリ41は、DCモータ31と異なる軸に設けられ、DCモータ31との間で駆動力を伝達する。第2のギヤ42は、第1のギヤ;プーリ41と同軸に設けられる。第3のギヤ43は、第2のギヤ42と異なる軸に設けられ、第2のギヤ42との間で駆動力を伝達する。第4のギヤ44は、第3のギヤ43と同軸に設けられる。第5のギヤ45は、第4のギヤ44と異なる軸であって給紙ローラ6と同軸に設けられ、第4のギヤ44と給紙ローラ6との間で駆動力を伝達する。
ロール紙駆動機構33は、ロール紙に駆動力を伝達する。また、ロール紙駆動機構33は、順送り動作時に、ロール紙2から順送り方向に搬送される用紙によって、順送り方向の駆動力を付与される。また、ロール紙駆動機構33は、巻戻し動作時に、ロール紙2に用紙を巻戻す駆動力を、駆動源31から巻戻しローラ4、中継コロ25、フランジ部材1を介し、ロール紙2に伝達する。ロール紙駆動機構33は、第6のギヤ46、第7のギヤ47、第8のギヤ48、第9のギヤ49、及びトルクリミッタ36、を有する。第6のギヤ46は、巻戻しローラ4と同軸に設けられる。第7のギヤ47は、第6のギヤ46と異なる軸に設けられ、第6のギヤ46との間で駆動力を伝達する。第8のギヤ48は、第7のギヤ47と同軸に設けられる。第9のギヤ49は、第8のギヤ48と異なる軸に設けられ、第8のギヤ48との間で駆動力を伝達する。
トルクリミッタ36は、入力軸38、出力軸37及び入力軸38と出力軸37との間で回転負荷を発生する図示しない回転負荷発生部を有する。入力軸38はトルクリミッタ36の内側(インナー側)に設けられた回転軸である。出力軸37は、トルクリミッタ36の外側(アウター側)に設けられた回転ケース体である。入力軸38が設けられている側をトルクリミッタ36の入力側といい、出力軸37が設けられている側をトルクリミッタ36の出力側という。ただし、入力軸及び出力軸の定義は、トルクリミッタの構造に基づくものであり、実際の回転駆動力の伝達の際は、出力軸37から回転駆動力を入力し、図示しない回転負荷発生部を介し、入力軸38から回転駆動力を出力してもよい。すなわち、本実施の形態では、順送り動作の際、ロール紙2からの回転駆動力が巻戻しローラ4を介してトルクリミッタ36の出力軸37に入力され、図示しない回転負荷発生部を介し、入力軸38から順送り機構32側へ出力される。一方、巻戻し動作の際は、DCモータ31からの回転駆動力が高回転プーリ52を介してトルクリミッタ36の入力軸38に入力され、図示しない回転負荷発生部を介し、出力軸37からロール紙2側へ出力される。
トルクリミッタ36の出力軸37は、第9のギヤ49と一体的に回転可能に設けられる。また、トルクリミッタ36の入力軸38は、回生機構34を介して順送り機構32に駆動力を伝達するか、又は巻戻し機構35を介して順送り機構32から駆動力を伝達されるように設けられる。
トルクリミッタ36は、回転負荷を発生する負荷回転発生機構である。トルクリミッタ36は、給紙ローラ6が順方向にロール紙2から用紙を間欠搬送する際に、ロール紙2からの用紙が慣性により搬送され過ぎ、用紙に弛みが発生するのを防止するため、用紙を巻戻し方向に引張る力を付加する。すなわち、トルクリミッタ36で発生する回転負荷により、ロール紙2から順送り方向に搬送される用紙に搬送負荷を付与している。
回生機構34は、順送り動作のときに、ロール紙2から順送り方向に搬送される用紙によって順送り方向の駆動力を付与されたロール紙駆動機構33が、付与された駆動力を順送り機構32に伝達し、駆動源31へ駆動力を回生する。回生機構34は、第1のクラッチ内蔵プーリ51を有する。第1のクラッチ内蔵プーリ51は、トルクリミッタ36の入力38に設けられており、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41との間で駆動力を伝達する。第1のワンウェイクラッチ51aは、第1のクラッチ内蔵プーリ51がトルクリミッタ36の入力軸38に対して相対的に巻戻し方向に回転するときにロックされ、第1のクラッチ内蔵プーリ51がトルクリミッタ36の入力軸38に対して相対的に順送り方向に回転するときに空転するように、設けられている。
巻戻し機構35は、巻戻し動作のときに、ロール紙2に用紙を巻戻す駆動力を、駆動源31から巻戻しローラ4を介してロール紙2に伝達する。すなわち、巻戻し機構35は、ロール紙駆動機構33を介して用紙を順送り方向と反対に搬送し、ロール紙2に用紙を巻き戻す。巻戻し機構35は、第2のクラッチ内蔵プーリ52を有する。第2のクラッチ内蔵プーリ52は、トルクリミッタ36の入力軸38に設けられており、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41との間で駆動力を伝達する。
また、第2のクラッチ内蔵プーリ52も、第2のワンウェイクラッチ52aを内蔵しており、第2のワンウェイクラッチ52aを介してトルクリミッタ36の入力軸38にロックされるか空転するか切り換え可能に設けられている。第2のワンウェイクラッチ52aは、第2のクラッチ内蔵プーリ52がトルクリミッタ36の入力軸38に対して相対的に巻戻し方向に回転するときにロックされ、第2のクラッチ内蔵プーリ52がトルクリミッタ36の入力軸38に対して相対的に順送り方向に回転するときに空転するように、設けられている。
このような配置により、本実施の形態では、駆動源31は、ロール紙駆動機構33を介して、順送り動作及び巻戻し動作のいずれをも行うことが可能である。そして、巻戻し機構35と回生機構34は、駆動源31の回転方向により切換可能に設けられており、駆動源31が順送り方向へ回転するときは回生機構34、駆動源31が巻戻し方向へ回転するときは巻戻し機構35が夫々機能する。
ここで、第1のクラッチ内蔵プーリ51の第1のギヤ;プーリ41に対する減速比は、第2のクラッチ内蔵プーリ52の第1のギヤ;プーリ41に対する減速比よりも大きい。すなわち、第1のクラッチ内蔵プーリ51のDCモータ31の回転軸に対する減速比は、第2のクラッチ内蔵プーリ52のDCモータ31の回転軸に対する減速比よりも大きい。以下の説明では、第1のクラッチ内蔵プーリのことを第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)と表示し、第2のクラッチ内蔵プーリのことを第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)と表示する場合がある。
なお、第1のクラッチ内蔵プーリ51は本発明における第1のプーリ又はギヤに相当し、第2のクラッチ内蔵プーリ52は本発明における第2のプーリ又はギヤに相当する。また、以下において、第1のクラッチ内蔵プーリ51及び第2のクラッチ内蔵プーリ52は、プーリとして説明するが、プーリに限定されるものではなく、ギヤ等でもよい。
図3及び図4に一例を示すように、駆動源31、順送り機構32、ロール紙駆動機構33、回生機構34及び巻戻し機構35は、駆動装置7のケース体である駆動装置ケース体7aの内部に一体に支持されるように実装される。順送り機構32として、第1のギヤ;プーリ41、第2のギヤ42、第3のギヤ43、第4のギヤ44、第5のギヤ45が実装される。ロール紙駆動機構33として、第6のギヤ46、第7のギヤ47、第8のギヤ48、第9のギヤ49及びトルクリミッタ36が実装される。回生機構34として、第1のクラッチ内蔵プーリ51が実装される。巻戻し機構35として、第2のクラッチ内蔵プーリ52が実装される。
また、図3及び図4に示す例では、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41は、第1のプーリ41a、第10のギヤ41b、第11のギヤ41c、第12のギヤ41dを有する。第1のプーリ41aは、DCモータ31と異なる軸に設けられ、DCモータ31との間で駆動力を伝達するように設けられる。第10のギヤ41bは、第1のプーリ41a及び第2のギヤ42と同軸に設けられる。第11のギヤ41cは、第10のギヤ41bと異なる軸に設けられ、第10のギヤ41bとの間で駆動力を伝達する。第12のギヤ41dは、第11のギヤ41cと同軸に設けられる。
また、駆動源31に対する第1のクラッチ内蔵プーリ51の減速比を、駆動源31に対する第2のクラッチ内蔵プーリ52の減速比よりも大きくするため、第11のギヤ41cに対する第1のクラッチ内蔵プーリ51の減速比は、第12のギヤ41dに対する第2のクラッチ内蔵プーリ52の減速比よりも大きい。一例として、図3及び図4に示すように、第1のクラッチ内蔵プーリ(ギヤ)51の外径(歯数)を第2のクラッチ内蔵プーリ(ギヤ)52の外径(歯数)よりも大きくし、第11のギヤ41cの歯数を第12のギヤ41dの歯数よりも小さくする。
次に、駆動装置7が順送り方向にロール紙から用紙を搬送する順送り動作について説明する。
順送り動作時、第2のクラッチ内蔵プーリ52に内蔵された第2のワンウェイクラッチ52aは空転させられるため、DCモータ31の順送り方向の駆動力は、順送り機構32から巻戻し機構35、ロール紙駆動機構33を介してロール紙2へ伝達されることはない。
また、DCモータ31の順送り方向の回転駆動力は、図2において実線の矢印に示すように、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41、第2のギヤ42、第3のギヤ43、第4のギヤ44及び第5のギヤ45、並びに給紙ローラ6を順に介し、ロール紙2に伝達される。ロール紙2に伝達された駆動力は、フランジ部材1、中継コロ25、巻戻しローラ4を介し、更に、図2において破線の矢印で示すように、ロール紙駆動機構33の第6のギヤ46、第7のギヤ47、第8のギヤ48、第9のギヤ49を順に介し、トルクリミッタ36の出力軸37に付加される。
ここで、第1のクラッチ内蔵プーリ51の回転速度は、後述するように、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度よりも常に遅くなるように設定されている。そのため、トルクリミッタ36の入力軸38の回転は、第1のクラッチ内蔵プーリ51の回転に追い付き、第1のクラッチ内蔵プーリ51に内蔵された第1のワンウェイクラッチ51aはトルクリミッタ36の入力軸38にロックされる。そして、トルクリミッタ36の入力軸38と出力軸37の回転速度の差により、トルクリミッタ36の回転負荷が発生する。
本実施の形態では、このトルクリミッタ36の回転負荷を、ロール紙2の慣性を相殺するブレーキ力とすると同時に、第1のクラッチ内蔵プーリ51、第1のギヤ;プーリ41を介して、順送り機構32に駆動力を回生することが可能である。すなわち、トルクリミッタ36の出力軸37に付加された回転駆動力は、トルクリミッタ36で発生する回転負荷に相当する容量分がトルクリミッタ36の入力軸38に伝達される。トルクリミッタ36の入力軸38に伝達された回転駆動力は、前述したように第1のワンウェイクラッチ51aがロックされているため、第1のワンウェイクラッチ51aを介して第1のクラッチ内蔵プーリ51に伝達される。第1のクラッチ内蔵プーリ51に伝達された回転駆動力は、順送り機構32へと回生され、DCモータ31へ駆動力を回生することができる。
次に、駆動装置7が巻戻し方向に用紙を搬送し、ロール紙に用紙を巻き戻す巻戻し動作について説明する。
巻戻し動作時、第1のクラッチ内蔵プーリ51に内蔵された第1のワンウェイクラッチ51aは空転させられるため、DCモータ31の駆動力は、順送り機構32から回生機構34、ロール紙駆動機構33を介してロール紙2へ伝達されることはない。
巻戻し動作時において、DCモータ31の巻戻し方向の回転駆動力は、図2において破線の矢印に示すように、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41、巻戻し機構35の第2のクラッチ内蔵プーリ52(第2のワンウェイクラッチがロックすることについては後述する。)、トルクリミッタ36、第9のギヤ49、第8のギヤ48、第7のギヤ47、第6のギヤ46を順に介し、更に、巻戻しローラ4、中継コロ25、フランジ部材1を介し、ロール紙2に伝達される。
同時に、DCモータ31の巻戻し方向の回転駆動力は、図2において破線の矢印に示すように、順送り機構32の第1のギヤ;プーリ41、第2のギヤ42、第3のギヤ43、第4のギヤ44及び第5のギヤ45、並びに給紙ローラ6を順に介し、ロール紙2に伝達される。
ここで、第2のクラッチ内蔵プーリ52の回転速度は、巻戻し動作の際には、後述するように、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度よりも速くなるように設定されている。そのため、第2のクラッチ内蔵プーリ52の回転は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転に追い付き、第2のクラッチ内蔵プーリ52に内蔵された第2のワンウェイクラッチ52aはトルクリミッタ36の入力軸38にロックされる。
また、トルクリミッタ36において、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度が、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度よりも低くなるように、滑らせることが可能である。その結果、トルクリミッタ36の出力軸37を、ロール紙2が給紙ローラ6との間で常に一定のテンションを保つことができ、弛みが発生することを防止することができるような回転速度で回転させることができる。
次に、図2及び図5から図7を参照し、本実施の形態に係る駆動装置が駆動源へ駆動力を回生する効果について説明する。図5は、図4における回生機構及び巻戻し機構の周辺を拡大して示す斜視図である。図5は、図4の点線Iで囲まれた領域における第1及び第2のワンウェイクラッチ及びトルクリミッタの周辺を拡大して示す図である。図6は、本実施の形態に係るロール紙給紙装置がロール紙から用紙を順送り方向に搬送するときの回生機構及び巻戻し機構の回転方向及び回転速度の関係を示す斜視図である。図7は、本実施の形態に係るロール紙給紙装置がロール紙に用紙を巻戻すときの回生機構及び巻戻し機構の回転方向及び回転速度の関係を示す斜視図である。
順送り動作において、図2において実線の矢印で示すように、ロール紙2から用紙を順方向へ搬送するように、給紙ローラ6には順送り方向に回転する駆動力が与えられる。
このとき、第2のクラッチ内蔵プーリ52に内蔵された第2のワンウェイクラッチ52aは空転させられているため、ロール紙駆動機構33と順送り機構32との間では、巻戻し機構35を介して駆動力は伝達されない。従って、DCモータ31から巻戻し機構35を介して巻戻しローラ4に駆動力が伝達されることはない。
一方、第1のクラッチ内蔵プーリ51に内蔵された第1のワンウェイクラッチ51aはロックされているため、ロール紙駆動機構33と順送り機構32との間で、回生機構34を介して駆動力は伝達される。ここで、順送り機構32により回転駆動される給紙ローラ6によってロール紙2から順方向へ搬送される用紙、フランジ部材1、支持回転部材25を介して回転させられる巻戻しローラ4によって、負荷回転発生機構であるトルクリミッタ36の出力軸37に、回転駆動力が付加される。トルクリミッタ36の出力軸37に付加された回転駆動力は、トルクリミッタ36で発生する回転負荷に相当する容量分がトルクリミッタ36の入力軸38に伝達される。トルクリミッタ36の入力軸38に伝達された回転駆動力は、前述したように第1のワンウェイクラッチ51aがロックされているため、第1のワンウェイクラッチ51aを介して第1のクラッチ内蔵プーリ51に伝達される。第1のクラッチ内蔵プーリ51に伝達された回転駆動力は、トルクリミッタ36で回転速度が調整されているため、順送り機構32の回転と同期しており、順送り機構32に伝達される。このようにして、ロール紙2から搬送される用紙によりロール紙駆動機構33に伝達された駆動力の一部が第1のワンウェイクラッチ51a及び第1のクラッチ内蔵プーリ51を介して順送り機構32へと回生され、DCモータ31へ駆動力を回生することができる。
このようにして駆動力の一部が回生されるとともに、トルクリミッタ36においては、ロール紙2から搬送される用紙により付与される駆動力が過負荷である場合にその力を吸収する役割も果たすため、間欠搬送時における停止時にロール紙2からの用紙が慣性で順送り方向に進もうとする力を相殺するブレーキ力となっている。
ここで、第1のワンウェイクラッチ1が内蔵されている第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51は、ロール紙2から搬送される用紙により回転駆動を与えられるトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度よりも常に低い回転速度で回転するような減速比を有している。
具体的には、以下に示す表1及び表2を用いて説明する。
表1は、順送り動作の際の各部品の回転速度を示す。また、表1は、ロール紙の残量が最大の場合である。なお、表1において、順送り方向の回転速度の符号を正とし、巻戻し方向の回転速度の符号を負とする。
Figure 0005412989
表1に示すように、DCモータの回転速度RMが2023rpmのときに、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の回転速度R1は、285rpmとなり、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52の回転速度R2は、700rpmとなる。このときに、給紙ローラを介してロール紙から順送り方向に搬送される用紙によって、順送り方向の駆動力を付与されて回転するトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0は、ロール紙径が最大(ロール紙残量が最大)であるときに685rpmとなり、ロール紙径が最小(ロール紙残量が最小)であるときに291rpmとなるように、途中の減速比が設定されている。
ここで、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1は、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51又は第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52とロックされるか又は空転し、かつ、トルクリミッタ36による回転負荷が発生するため、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の回転速度R1、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)の回転速度R2、及びトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0のうち最小値と最大値との間の値をとる可能性がある。上記するような値の例においては、R1(=285rpm)≦RS1≦R2(=700rpm)である。
ロール紙径が最大(ロール紙残量が最大)であるときには、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0に対する第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の相対回転速度R1−RS0は、R1−RS0=285−685=−400rpm<0となる。このとき、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1に対しても相対的に巻戻し方向(負の方向)の回転速度を有することとなるため、第1のワンウェイクラッチ51aによりロックされる。
一方、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0に対する第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52の相対回転速度R2−RS0は、R2−RS0=700−685=15rpm>0となる。このとき、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1に対しても相対的に順送り方向(正の方向)の回転速度を有することとなるため、第2のワンウェイクラッチ52aにより空転する。
その結果、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1は、RS1=R1=285rpmとなる。
また、ロール紙径が最小(ロール紙残量が最小)であるときにも、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0に対する第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の相対回転速度R1−RS0は、R1−RS0=285−291=−6rpm<0となる。このとき、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1に対しても相対的に巻戻し方向(負の方向)の回転速度を有することとなるため、第1のワンウェイクラッチ51aによりロックされる。一方、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0に対する第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52の相対回転速度R2−RS0は、R2−RS0=700−291=409rpm>0となり、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52は、トルクリミッタの36の入力軸38の回転速度RS1に対して相対的に順送り方向(正の方向)の回転速度を有することとなるため、第2のワンウェイクラッチ52aにより空転する。
その結果、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1は、RS1=R1=285rpmとなる。
以上述べた回生機構34の動作は、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0が第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の回転速度R1以上であり、かつ、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52の回転速度R2以下であるときにさせることができる。すなわち、ロール紙2から用紙が順送り方向に搬送される場合、第1の負荷発生機構であるトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0が、駆動源であるDCモータ31に回転駆動される第1のクラッチ内蔵プーリ(又はギヤ)51の回転速度R1よりも大きいときに、第1のワンウェイクラッチ51aと第2のワンウェイクラッチ52aとを切り換えることができる。
以上のような減速比の大小関係を満たすことにより、第1のワンウェイクラッチ51aが内蔵されている第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51は、ロール紙2から搬送される用紙によって回転駆動を与えられるトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0よりも常に低い回転速度で回転することとなる。これにより、第1のワンウェイクラッチ51aのみがロックして伝達することになる。換言すれば、DCモータ31の駆動力が第1のクラッチ内蔵プーリ51(低回転プーリ)及び第1のワンウェイクラッチ51aを介してロール紙駆動機構32に伝達されることはないが、第1のクラッチ内蔵プーリ51の回転がトルクリミッタ36の入力軸38の回転に追い付かれ、第1のワンウェイクラッチ51aがロックしてトルクリミッタ36の回転負荷に相当する容量分が順送り機構32へ回生され、DCモータ31へ駆動力を回生することができる。
なお、本実施の形態では、一例として、第1の負荷発生機構であるトルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0が、駆動源であるDCモータ31に回転駆動される第2のクラッチ内蔵プーリ(又はギヤ)52の回転速度R2よりも小さい場合について説明した。しかしながら、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0は、第2のクラッチ内蔵プーリ(又はギヤ)52の回転速度R2以上であってもよく、その場合でも、上記したのと同様に、DCモータ31へ駆動力を回生することができる。
一方、巻戻し動作において、図2において点線の矢印で示すように、給紙ローラ6にはロール紙2を順方向と反対の方向へ搬送する巻戻し方向に回転する駆動力が与えられる。
このとき、第1のクラッチ内蔵プーリ51(低回転プーリ)に内蔵された第1のワンウェイクラッチ51aは空転させられているため、ロール紙駆動機構33と順送り機構32との間では、回生機構34を介して駆動力は伝達されない。従って、DCモータ31から回生機構34を介して巻戻しローラ4に駆動力が伝達されることはない。
一方、第2のクラッチ内蔵プーリ52(高回転プーリ)に内蔵された第2のワンウェイクラッチ52aはロックされているため、順送り機構32とロール紙駆動機構33との間で、巻戻し機構35を介して駆動力は伝達される。ここで、順送り機構32により回転駆動される第2のクラッチ内蔵プーリ52(高回転プーリ)及びトルクリミッタ36を介して、巻戻しローラ4は巻戻し方向に回転させられる。
この場合も、順送り動作と同様に、トルクリミッタ36の出力軸37の回転速度RS0(の絶対値)が、ロール紙2の径を変えた場合のいずれの範囲においても、巻戻し動作のときの第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51の回転速度R1(の絶対値)以上となるように予め設定しておく。巻戻し動作のときは、順送り動作のときの回転速度が逆の方向であるため、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1に対して相対的に巻戻し方向(負の方向)の回転速度を有し、第2のワンウェイクラッチ52aによりロックされる。その結果、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1は、第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)52の回転速度R2と等しくなる。一方、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51は、トルクリミッタ36の入力軸38の回転速度RS1に対して相対的に順送り方向(正の方向)の回転速度を有し、第1のワンウェイクラッチ51aにより空転する。
このような巻戻し動作によって、給紙ローラとロール紙との間に弛みが発生することなく巻き取ることが可能となっている。
一方、本実施の形態に係る回生機構を有していない従来の駆動装置では、駆動装置が駆動源へ駆動力を回生する効果は得られない。図8は、従来のロール紙給紙装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。
図8に示すように、従来の駆動装置においては、本実施の形態に係る駆動装置における第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)51、第1のワンウェイクラッチ51aがない。ロール紙駆動機構33と順送り機構32との間には、順送り動作の際に空転するように設けられたワンウェイクラッチ52aを内蔵するクラッチ内蔵プーリ52が一つ設けられるだけである。
また、例えば第8のギヤ48を、第8のギヤ48と駆動力を伝達するか否かを切り換えることができる図示しない電磁クラッチ等を介し、第8のギヤ48と異なる軸に設けられた図示しないブレーキ力発生用トルクリミッタの入力軸に連結させ、更に図示しないブレーキ力発生用トルクリミッタの出力軸を固定するような構成をとることができる。順送り動作を行う際は、図示しない電磁クラッチを接続し、第8のギヤ48から図示しないブレーキ力発生用トルクリミッタに回転駆動力を伝達し、ブレーキ力発生用トルクリミッタで発生する回転負荷によりロール紙駆動機構33に付与される駆動力を確保することができる。巻戻し動作を行う際は、電磁クラッチを切断し、第8のギヤ48からブレーキ力発生用トルクリミッタに回転駆動力を伝達しない。このような構成では、順送り動作のときに、ブレーキ力発生用トルクリミッタがロール紙から駆動力を付与されることによって回転駆動されるエネルギーは、ブレーキ力発生用トルクリミッタの内部で摩擦熱として消費されるだけであり、順送り機構32に伝達して回生、DCモータ31へ駆動力を回生することができない。
最後に、本実施の形態の作用効果を示す実験データを説明する。ロール紙2をセットし、DCモータ31の回転軸上におけるトルクを、トルクゲージを用いて測定した。トルクリミッタとして、トルクリミッタ値1000gf・cmのものを用いた。本実施の形態に係る駆動装置と、従来の駆動装置とにおいて測定した結果を表2に示す。
Figure 0005412989
表2に示すように、本実施の形態に係る回生機構を有する駆動装置では600gf・cmであり、従来の回生機構を有していない駆動装置では700gf・cmであった。
上記の結果より、回生機構の有無により100gf・cmの効果があることが確認された。この100gf・cmの値は、トルクリミッタ値である1000gf・cmの値をDCモータの回転軸上に換算して得られた値である110gf・cmに相当しているため、狙い通り回生していると考えられる。
本実施の形態によれば、トルクリミッタを有するロール紙駆動機構と順送り機構との間に、第2のワンウェイクラッチを内蔵する第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)を有する巻戻し機構と切り換え可能に、第2のワンウェイクラッチと同じ相対回転の方向でロックされ又は空転するような第1のワンウェイクラッチを内蔵する第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)を有する回生機構を設ける。また、トルクリミッタの出力軸の回転速度が、第1のクラッチ内蔵プーリ(低回転プーリ)の回転速度以上であって第2のクラッチ内蔵プーリ(高回転プーリ)の回転速度以下であるように予め設定する。これにより、順送り動作のときに、第1のワンウェイクラッチがロックされ、第2のワンウェイクラッチが空転することにより、トルクリミッタの容量分が順送り機構へ回生され、モータへ駆動力を回生することができる。
(実施の形態の変形例)
次に、図9を参照し、本発明の実施の形態の変形例に係るロール紙給装置の駆動装置について説明する。
図9は、本変形例に係るロール紙給装置の駆動装置の構成を模式的に示す図である。
本変形例に係るロール紙給装置の駆動装置は、第2のワンウェイクラッチが第1のワンウェイクラッチと同軸に設けられていない点で、第1の実施の形態に係るロール紙給紙装置と相違する。
実施の形態に係るロール紙給装置の駆動装置では、第2のワンウェイクラッチが第1のワンウェイクラッチと同軸に設けられているのと相違し、本変形例に係るロール紙給装置の駆動装置においては、第1のワンウェイクラッチ及び第2のワンウェイクラッチは、それぞれロール紙駆動機構から駆動力が伝達される第1及び第2の回転軸と同軸に設けられている。
本変形例に係るロール紙給紙装置を備える画像形成装置であるインクジェット方式のプリンタとしては、図1に示す実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタと同様の構成にすることができる。
また、本変形例に係るロール紙給装置の駆動装置において、順送り機構32の構成は、実施の形態に係る駆動装置と同様である。
一方、本変形例に係るロール紙給紙装置の駆動装置において、ロール紙駆動機構33、回生機構34及び巻戻し機構35の構成は、以下の点で、実施の形態に係る構成と異なる。
ロール紙駆動機構33は、第6のギヤ46、第7のギヤ47、第8のギヤ48、第9のギヤ49、トルクリミッタ(以下「第1のトルクリミッタ」という。)36に加え、第13のギヤ48a、第14のギヤ49a、第2のトルクリミッタ36aを有する。第6のギヤ46、第7のギヤ47、第8のギヤ48、第9のギヤ49は、実施の形態と同様である。ただし、第7のギヤ47及び第8のギヤ48と同軸に、第13のギヤ48aが設けられる。また、第14のギヤ49aは、第13のギヤ48a及び第9のギヤ49のいずれとも異なる軸に設けられ、第13のギヤ48aとの間で駆動力を伝達する。第1のトルクリミッタ36は、入力軸38及び出力軸37を有する。第1のトルクリミッタ36の出力軸37は、第9のギヤ49と一体的に回転可能に設けられる。第1のトルクリミッタ36の入力軸38は、回生機構34を介して順送り機構32に駆動力を伝達するように設けられる。第2のトルクリミッタ36aは、入力軸38a及び出力軸37aを有する。第2のトルクリミッタ36aの出力軸37aは、第14のギヤ49aと一体的に回転可能に設けられる。第2のトルクリミッタ36aの入力軸38aは、巻戻し機構35を介して順送り機構32から駆動力を伝達されるように設けられる。
本変形例でも、第1のワンウェイクラッチ51a及び第2のワンウェイクラッチ52aは、それぞれ第1のトルクリミッタ36の入力軸38及び第2のトルクリミッタ36aの入力軸38aに対する相対回転の方向が、巻戻し方向のときにロックし、順送り方向のときに空転するように設けられている。このような配置により、駆動源は、ロール紙駆動機構を介して、順送り動作及び巻戻し動作のいずれをも行うことが可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について記述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、前述したように、本発明における画像形成装置は、ロール紙給紙装置からロール紙等のロール型シート媒体を給紙して画像形成する画像形成装置であれば、インクジェット方式のプリンタに限定されるものではなく、ロール紙給紙装置を搭載するプリンタ、プロッタ、ファックス、複写機等の各種の画像形成装置を含む。すなわち、本発明におけるロール紙給紙装置は、プリンタ、プロッタ、ファックス、複写機等の各種の画像形成装置に適用することができる。
1 フランジ部材
2 ロール紙
3 フランジ受け台
4 巻戻しローラ
5、5a、5b ロール紙給紙部(ロール紙給紙装置)
6 給紙ローラ
7 駆動装置
7a 駆動装置ケース体
8 ロールトレイ上
9 ロールトレイ下
10 用紙テンション付加手段
11 スプリング
12 駆動モータ
13 レジストローラ
14 レジスト加圧ローラ
15 ヘッド
16 キャリッジ
17 主走査ステー
18 チャンバー
19 吸引ファン
20 カッター
21 反転排紙用紙ガイド
22 排紙トレー
23 画像形成部
25 中継コロ
27 支持コロ
30 インクジェット方式のプリンタ(画像形成装置)
31 駆動源(DCモータ)
32 順送り機構
33 ロール紙駆動機構
34 回生機構
35 巻戻し機構
36、36a トルクリミッタ
37、37a 出力軸
38、38a 入力軸
41 第1のギヤ;プーリ
41a 第1のプーリ
41b〜41d ギヤ
42〜49、48a、49a ギヤ
特開2003−276264号公報

Claims (14)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成部にロール紙から用紙を給紙可能なロール紙給紙装置において、
    前記ロール紙に、該ロール紙から用紙を順送り方向に搬送する駆動力を駆動源から伝達する順送り機構と、
    前記ロール紙に駆動力を伝達するロール紙駆動機構と、
    前記ロール紙駆動機構を介して前記用紙を前記順送り方向と反対に搬送し、前記ロール紙に用紙を巻戻す巻戻し機構と、
    前記ロール紙から前記順送り方向に搬送される用紙によって、順送り方向の駆動力を付与された前記ロール紙駆動機構が、前記付与された駆動力を前記順送り機構に伝達し、前記駆動源へ駆動力を回生する回生機構と、
    を有し、
    前記巻戻し機構と前記回生機構は、前記駆動源の回転方向により切換可能に設けられており、前記駆動源が順送り方向へ回転するときは前記回生機構、前記駆動源が巻戻し方向へ回転するときは前記巻戻し機構が夫々機能することを特徴とするロール紙給紙装置。
  2. 前記ロール紙駆動機構は、前記順送り方向に搬送される用紙によって回転負荷が発生する第1の負荷発生機構を有し、前記第1の負荷発生機構で発生する回転負荷により、前記ロール紙から前記順送り方向に搬送される用紙に搬送負荷を付与していることを特徴とする請求項1に記載のロール紙給紙装置。
  3. 前記回生機構は、第1のワンウェイクラッチを有し、
    前記駆動源が順送り方向へ回転することにより、前記第1のワンウェイクラッチがロックし、前記巻戻し機構と切り換えられ、前記順送り機構に駆動力を伝達することを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  4. 前記巻戻し機構は、第2のワンウェイクラッチを有し、
    前記駆動源が巻戻し方向へ回転することにより、前記第1のワンウェイクラッチが空転し、前記第2のワンウェイクラッチがロックし、前記回生機構と切り換えられ、前記ロール紙駆動機構を介して前記ロール紙に用紙を巻戻す駆動力を伝達することを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  5. 前記回生機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される回転軸と同軸に設けられ、前記第1のワンウェイクラッチにより、前記回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第1のプーリ又はギヤを有し、
    前記巻戻し機構は、前記回転軸と同軸に設けられ、前記第2のワンウェイクラッチにより、前記回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第2のプーリ又はギヤを有し、
    前記駆動源に対する前記第1のプーリ又はギヤの減速比は、前記駆動源に対する前記第2のプーリ又はギヤの減速比より大きいことを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  6. 前記第1の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第1のトルクリミッタであり、
    前記回転軸は、前記第1のトルクリミッタの入力軸であることを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  7. 前記ロール紙から用紙が前記順送り方向に搬送されるときに、前記第1のトルクリミッタの出力軸の回転速度は、前記駆動源に回転駆動される前記第1のプーリ又はギヤの回転速度よりも大きいことを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  8. 前記回生機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される第1の回転軸と同軸に設けられ、前記第1のワンウェイクラッチにより、前記第1の回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記第1の回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第1のプーリ又はギヤを有し、
    前記巻戻し機構は、前記駆動源、又は用紙を介して順送り方向へ回転を付与されたロール紙駆動機構から駆動力が伝達される第2の回転軸と同軸に設けられ、前記第2のワンウェイクラッチにより、前記第2の回転軸に対して前記巻戻し方向に相対回転するときにロックされ、前記第2の回転軸に対して前記順送り方向に相対回転するときに空転する第2のプーリ又はギヤを有し、
    前記駆動源に対する前記第1のプーリ又はギヤの減速比は、前記駆動源に対する前記第2のプーリ又はギヤの減速比より大きいことを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  9. 前記ロール紙駆動機構は、回転負荷が発生する第2の負荷発生機構を有し、前記第2の負荷発生機構で発生する回転負荷により前記ロール紙に駆動力を付与しており、
    前記第1の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第1のトルクリミッタであり、
    前記第2の負荷発生機構は、入力軸及び出力軸を有する第2のトルクリミッタであり、
    前記第1の回転軸は、前記第1のトルクリミッタの入力軸であり、
    前記第2の回転軸は、前記第2のトルクリミッタの入力軸であることを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  10. 前記ロール紙から用紙が前記順送り方向に搬送されるときに、
    前記第1のトルクリミッタの出力軸の回転速度は、前記駆動源に回転駆動される前記第1のプーリ又はギヤの回転速度よりも大きいことを特徴とする請求項に記載のロール紙給紙装置。
  11. 前記ロール紙の両端に取り付けられた2つのフランジ部材と、
    前記2つのフランジ部材を回転自在に支持する2つの回転支持部材と、
    前記ロール紙駆動機構から前記2つの回転支持部材の少なくとも一方へ、又は前記2つの回転支持部材の少なくとも一方から前記ロール紙駆動機構へ、駆動力を伝達する巻戻しローラと
    を有し、
    前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、又は前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、互いに空転することなく係合していることを特徴とする請求項から請求項10のいずれかに記載のロール紙給紙装置。
  12. 前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、及び前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、ギヤを介して係合していることを特徴とする請求項11に記載のロール紙給紙装置。
  13. 前記巻戻しローラと前記回転支持部材との間、及び前記回転支持部材と前記フランジ部材との間は、ゴムを介して係合していることを特徴とする請求項11に記載のロール紙給紙装置。
  14. ロール紙上に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1から請求項13のいずれかに記載のロール紙給紙装置と
    を備えた画像形成装置。
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