JP2003276264A - ロール紙給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

ロール紙給紙装置及び画像形成装置

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JP2003276264A
JP2003276264A JP2002081657A JP2002081657A JP2003276264A JP 2003276264 A JP2003276264 A JP 2003276264A JP 2002081657 A JP2002081657 A JP 2002081657A JP 2002081657 A JP2002081657 A JP 2002081657A JP 2003276264 A JP2003276264 A JP 2003276264A
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roller
paper
roll paper
ring roller
inner ring
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JP2002081657A
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Takahiro Shinga
崇浩 信賀
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ等の駆動部品等を用いた構造の複雑
化、及び制御の複雑化を招くことなく、ロール紙を逆転
して用紙を巻き戻すことを可能にした信頼性の高いロー
ル紙給紙装置を提供する。 【解決手段】 受けコロの少なくとも一つ16は、カッ
タ7による用紙切断後にフィードローラ20を逆転させ
てロール紙先端をカッタよりも所定距離逆進させる際
に、受けコロを逆回転させてフランジ部材15及びロー
ル紙Rを巻き戻し方向に回転させる巻き戻し機構21を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙としてロ
ール紙を用い、ロール紙から用紙を送出す紙送り機構を
有する画像形成装置に用いられるロール紙給紙装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図面等の大サイズの原稿を取り扱う大型
の複写機、プリンタ等の電子画像形成装置、その他の印
刷装置においては、A0サイズやA1サイズ等の大サイ
ズの用紙を用いて画像形成を行う際の用紙の取扱い上の
利便性を図るために、記録用紙としてロール紙を装備
し、ロール紙から用紙を繰り出して、画像形成部へ向け
て送出す機構を用いている。例えば、実公昭53−15
320号公報に示される従来例においては、画像形成装
置の給紙部に、紙質や用紙サイズの異なる複数のロール
紙を装着しておき、原稿のサイズに合わせて用紙を選択
し、記録部に向けて給紙させる。そして、選択された用
紙はロール紙から繰り出されて、画像担持体の転写位置
よりも上流側に配置されたカッタにより、原稿の長さに
応じて切断され、切断後の用紙に画像が転写、定着され
て画像形成を完了する。実際の動作では、ロール紙から
引き出された用紙を送り出すための搬送ローラ装置に正
逆駆動機構を設け、カッタにより用紙を切断した後で、
ロール紙側の用紙先端部を待機位置(各ロール紙からの
用紙の合流部よりも上流側の位置)にまで戻すために正
逆駆動手段により搬送ローラ装置を逆転させて、用紙の
戻し作用を良好な状態で行わせている。この様な制御を
行うのは、各ロール紙からそれぞれ共通の搬送経路に繰
り出される複数の用紙の先端部が、合流部に干渉するこ
とによって重送状態を生じることを防止するためであ
る。また、トレーシングペーパーなど環境の影響を受け
やすい用紙の巻き出し長を極力少なくし、吸湿による不
具合を防ぐ為でもある。しかし、この従来例にあって
は、ロール紙から一旦引き出された用紙をカッタによっ
て所要長に切断した後で、搬送ローラ装置を逆転させて
ロール紙側の用紙先端を所定位置まで巻き戻すようにし
ているが、ロール紙は逆転方向に回転しないため、巻き
戻された用紙部分はロール紙本体と搬送ローラ装置との
間に無理に折り畳まれて溜まり、折れ癖等の変形部が形
成されて、画像形成時に白抜けの原因となったり、或い
は吸湿によってシワが形成されたり、ジャムを発生させ
る原因となる。
【0003】また、実開平5−85747号公報には、
ロール紙から引き出された用紙をカットした後にロール
紙側の用紙を巻き戻す際に、ロール紙本体を逆転させて
用紙の弛みを防止するようにしている。しかし、ロール
紙の逆転をモータからの駆動力によって行っているた
め、逆転させるための構成の付加によって機構的に複雑
化するという欠点を有している。また、特開平5−15
5483号公報には、ロール紙の紙管を支持した軸をデ
ィスクに固定すると共に、ディスクの一部を支持アーム
部材のピンに係止されるように構成している。支持アー
ム部材は、前記軸と平行な他の軸によって回動自在に支
持され、該軸を中心としてスプリングによって一定方向
へ付勢されている。ロール紙から引き出された用紙に弛
みが発生すると、スプリングの力によってアーム部材が
回転してディスクを逆転方向へ回転させるので、ディス
クと一体のロール紙を逆転方向(巻き戻し方向)へ回転
させて弛み分の用紙を巻き戻すことができる。しかし、
この従来例においては、スプリングによってロール紙を
逆転させ得る角度範囲が狭く、またスプリングが収縮し
切ることによって逆転の限界までロール紙が回転した後
は、それ以上逆転方向へ回転できないため、種々の不便
を生じる。また、ロール紙に対してスプリングから逆転
方向への過大な負荷が加わる虞があり、用紙にダメージ
を加える虞もある。また、非給紙時に、操作者がロール
紙を正転方向に回転させようとしても、前記ディスクと
アーム部材との関係で回転可能な範囲に限界があり、種
々の不便をもたらすことが明らかである。また、従来の
ロール紙給紙装置は、ロール紙の用紙を斜行することな
く搬送する上で必要なバックテンションを与える格別の
機構を設ける必要があったため、その分だけ部品点数が
増大し、構成が大型、複雑化して、コストアップをもた
らす虞があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、ロール紙を記録用紙として用いた
給紙装置を備えた画像形成装置において、ロール紙から
引き出した用紙を所要サイズに切断して画像形成部に送
出した後で、ロール紙側の用紙を所要距離引き戻す際に
ロール紙を逆転させることによって引き戻された用紙の
弛みを防止するようにしたロール紙給紙装置にあって、
モータ等の駆動部品等を用いた構造の複雑化、及び制御
の複雑化を招くことなく、ロール紙を逆転して用紙を巻
き戻すことを可能にした信頼性の高いロール紙給紙装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、ロール紙を収容し該ロール紙か
ら用紙を巻き出して給紙する給紙部と、給紙部によって
ロール紙から巻き出された用紙を所定長に切断するカッ
タと、を備えたロール紙給紙装置において、前記給紙部
は、ロール紙の両端部に夫々固定した円盤状のフランジ
部材と、各フランジ部材を回転自在に支持する少なくと
も2個の受けコロを夫々備えた2つの受け台と、ロール
紙の用紙を巻き出し方向及び巻き戻し方向へ給送するた
めに正逆回転するフィードローラと、を備え、前記受け
コロの少なくとも一つは、カッタによる用紙切断後にフ
ィードローラを逆転させてロール紙先端をカッタよりも
所定距離逆進させる際に、受けコロを逆回転させてフラ
ンジ部材及びロール紙を巻き戻し方向に回転させる巻き
戻し機構を備えていることを特徴とする。記録用紙とし
てロール紙を用いた画像形成装置においては、ロール紙
から巻き出した用紙をフィードローラ対によって搬送経
路に送出し、この用紙をカッタによって所定長に切断し
てから画像形成部に搬送して画像形成を行う。一つのロ
ール紙からの用紙を用いた一連のジョブが終了した後
で、ロール紙側の用紙が他のロール紙からの用紙との合
流部に残っていると、次のジョブにおける他のロール紙
からの給紙時にジャム、重送等が発生するので、一連の
ジョブが終了した後には、ロール紙からの用紙先端は合
流部よりも上流側に退避させておく必要がある。用紙先
端を退避のために逆送するには、フィードローラを逆転
させればよいが、ロール紙も逆転させないと、巻き戻さ
れた用紙の一部がたわみを起こして紙折れ等の不具合を
もたらす。フィードローラによる逆送動作と連動してロ
ール紙を回転させる動作を、駆動源からの駆動力を一切
使用せずに、簡単な構成の付加、改変によって実現でき
れば、構成の簡略化、小型化、低コスト化等々のメリッ
トを提供できることは明らかである。この発明によれ
ば、受け台上に回転自在に支持した受けコロの一つに巻
き戻し機構を内蔵したので、フィードローラ対の正転に
よる巻き出し時にはロール紙の巻き出し方向への回転を
円滑化する一方で、フィードローラ対の逆転による巻き
戻し時には、受けコロ自体に内蔵した巻き戻し機構の動
作によって受けコロを逆転させてロール紙による巻き戻
し動作を実現できる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記受けコロに設けた巻き戻し機構は、受け台に固定した
コロ軸により固定的に軸支された内輪コロと、内輪コロ
の外周に相対回転可能に同軸状に配置された外輪コロ
と、内輪コロと外輪コロとの間の間隙に配置され内側端
部及び外側端部を夫々内輪コロ及び外輪コロに固定され
たコイル状の巻きスプリングと、を備え、前記フランジ
部材を回転自在に支持する前記外輪コロは、前記フィー
ドローラの正転によって用紙が巻き出される際のロール
紙及びフランジ部材の正転によって正転方向へ連れ廻り
して前記巻きスプリングを蓄力方向へ巻き回し、フィー
ドローラの逆転時には前記巻きスプリングの反発力によ
って逆回転することによりフランジ部材及びロール紙を
巻き戻し方向に回転させることを特徴とする。巻き出し
機構は、固定側の内輪コロと、可動側の外輪コロと、両
コロ間に配置した巻きスプリングと、を備えており、駆
動源からの駆動力によらず、しかも電気部品も使用せず
に、単純な機構部品だけを用いた信頼性が高く、故障の
少ない巻き戻しを実現できる。請求項3の発明は、請求
項1又は2において、前記受けコロとフランジ部材との
相互間の駆動力の伝達は、受けコロとフランジ部材の各
外周面における摩擦伝達によることを特徴とする。これ
によれば、受けコロ及びフランジ部材外周面における摩
擦伝達により、相互に駆動力を伝達することで、ギヤ、
プーリ等を一切使わないので、操作者が手を触れる部位
に鋭利な凸部がなくなり、安全性が高い構成とすること
ができる。請求項4の発明は、請求項1、2又は3にお
いて、前記外輪コロは、前記巻きスプリングの外側端部
を固定したスリーブと、該スリーブ外周との間に所定間
隙を介して相対回転可能且つ同軸状に配置されたアウタ
ーケースと、スリーブとアウターケースとの間の間隙内
に配置されたトルクリミッタとしてのコイル部材と、を
備え、前記コイル部材は、前記フィードローラの正転に
よって前記巻きスプリングが巻き切り状態になった時
に、アウターケースがスリーブに対して相対回転するこ
とを許容して、外輪コロ外周面とフランジ部材外周面と
の間でスリップが生じることを防止する機能を有してい
ることを特徴とする。これによれば、受けコロ内にトル
クリミッタ(コイル部材)を組み込むことで、外輪コロ
とフランジ部材間での不要なスリップを防ぎ、安定した
正逆回転動作を行わせることができる。さらにロール紙
のサイズ(=重さ)に依らず、所定トルクによりトルク
リミッタがスリップトルクを管理する為、安定した動作
が可能である。
【0007】請求項5の発明は、請求項4において、前
記コイル部材は、その一部をアウターケースに固定され
るとともに他の部分をスリーブ外周面に摺接し、前記フ
ィードローラの正転によって前記巻きスプリングが巻き
切り状態になった時に、前記アウターケースが前記スリ
ーブに対して相対回転することを許容して、スリーブ外
周面と所定トルクでスリップすることで、ロール紙に一
定の搬送負荷を与えてバックテンション機構として機能
することを特徴とする。これによれば、トルクリミッタ
による安定したスリップトルクをバックテンション力に
転用するので、格別のバックテンション機構を使用せ
ず、部品数を減らすことを可能とし、信頼性の向上を図
ることができる。請求項6の発明は、請求項2、3、4
又は5において、前記受けコロに設けた巻き戻し機構
は、受け台に固定したコロ軸により回転可能に軸支され
た内輪コロと、コロ軸と内輪コロとの間に配置されて内
輪コロの正回転をロックするワンウェイクラッチと、内
輪コロの外周に相対回転可能に同軸状に配置された外輪
コロと、内輪コロと外輪コロとの間の間隙に配置され内
側端部及び外側端部を夫々内輪コロ及び外輪コロに固定
されたコイル状の巻きスプリングと、を備えていること
を特徴とする。これによれば、巻き戻し方向の回転を自
由(負荷無し)にすることによって、ロール紙のハンド
リング性を向上させている。即ち、巻き戻し方向に受け
コロが自在に回転する為、操作者がロール紙を受け台に
載置後、先端を探し出す為にロール紙を回転させたり、
ロール紙の巻乱れを直す為に受け台上で回転させ、修正
する作業に都合が良い。逆に請求項5以前の構成では、
どちらの方向に回転させる場合でも、トルクリミッタの
トルクが負荷となる為、操作に支障が生じてしまう。請
求項7の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部
と、該画像形成部に用紙を給紙する請求項1乃至6の何
れか一項に記載のロール紙給紙装置を有した給紙部と、
を備えたことを特徴とする。巻き戻し機構、ワンウェイ
クラッチ等を備えた受けコロを用いてロール紙を巻き戻
す構成を備えたロール紙給紙装置を用いることによっ
て、装置構成を簡略化してコストを低減しながらも給紙
に際しての操作性を高めた画像形成装置を提供すること
が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1は本発明のロール紙
給紙装置を備えた画像形成装置の一例としての複写機の
概略構成図、図2(a)及び(b)はロール紙給紙装置
の構成を示す斜視図及び正面図である。この複写機は、
電子写真式の画像形成部Aと、画像形成部Aに記録用紙
を給紙搬送するロール紙給紙装置Bと、コンタクトガラ
スCG上に原稿を搬送して原稿画像の読取りと、読み取
った画像情報の画像形成部Aへの露光を行う読取りユニ
ットCと、を備えている。画像形成部Aは、像担持体と
しての感光体100と、帯電部101と、現像部102
と、転写部103と、定着部104と、を備えている。
まず、帯電部101にて感光体100上を一様に帯電し
た後で、読取りユニットCから光学的な画像情報を照射
して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像部102か
らのトナーによって現像する。次いで、ロール紙給紙装
置Bから送られてきたカット済みの用紙上に、感光体上
のトナー像を転写部103にて転写し、その後定着部1
04にて定着し、排紙トレイ105へ排紙する。符号1
06は、レジストローラである。ロール紙給紙装置B
は、異なった紙質、或いは異なったサイズのロール紙R
を備えた複数の給紙部1、2、3と、各給紙部1、2、
3によって夫々ロール紙Rから引き出され給紙された用
紙RSをガイドする搬送経路5と、搬送経路5に引き出
された用紙RSを所定長の用紙(カット紙)Sに切断す
るカッタ7と、を備える。
【0009】給紙部1、2、3は、夫々装置本体から引
き出し式に出入れ可能に構成された給紙トレイ10上に
支持され、給紙トレイ10を引き出した状態でロール紙
Rをセット可能に構成されている。各給紙部1、2、3
には、紙管の外周に長尺用紙を巻き付けたロール紙Rの
軸方向両端中心部に夫々同軸状に固定される円盤状のフ
ランジ部材15と、ロール紙両端部のフランジ部材15
を載置してその外周面を回転自由に支持する少なくとも
2個の受けコロ16、17を夫々備えた2つの受け台1
8と、ロール紙Rから引き出された用紙RSを前進方向
及び逆進方向へ給送するため正逆回転するフィードロー
ラ20と、を備えている。コロ16、17と受け台18
は、ロールセット部19を構成している。受けコロ1
6、17の少なくとも一つ、この例では受けコロ16に
は、カッタ7による用紙切断後に、フィードローラ20
を逆転させてロール紙側用紙RSの先端をカッタ7より
も所定距離逆進させる際に、フランジ部材15を逆回転
させてロール紙Rを巻き戻して用紙RSの弛みを解消す
る巻き戻し機構21を備えている。つまり、巻き戻し機
構21は、フィードローラ20の正転によって搬送経路
5に送り出された用紙RSが、カッタ7により所要長に
切断された後で、受けコロ16の逆転によってロール紙
Rを逆転させることによって、ロール紙から引き出され
た用紙RSの一部をロール紙Rの外周に巻き戻して弛み
を解消するように機能する。また、用紙RSの先端部が
各給紙部1、2、3からの用紙RSの合流部5a、5b
に残留して他の給紙部からの給紙を妨害することがない
ように、各合流部よりも上流側に用紙RSの先端部を退
避させる機能をも有する。図1中のL1、L2は、カッ
タ7の切断位置から用紙RS同士の合流部5a、5bま
での距離を示す。各ロール紙Rから引き出された用紙R
Sは、カッタ7にて切断された後、フィードローラ20
により各距離L1、L2だけ逆送されて対応する合流部
まで戻され、他ロール紙からの搬送を妨げない制御がな
される。なお、この各距離L1、L2は、機種にもよる
が、数十cmの範囲内の距離である。
【0010】次に、図2(a)及び(b)は、ロール給
紙装置Bの給紙部1(給紙部2、3についても共通)の
構成を示しており、ロール紙セット部19にロール紙R
を取り付けた状態を示す。ロールセット部19は、上記
のように給紙トレイ10内の所定の個所に取り付けられ
る1対の受け台18と、各受け台18上に配置したコロ
軸31によって回転自在に支持された受けコロ16、1
7を備えている。本例では、1サイズのロール紙Rを例
として説明するが、当然のことながら、この受け台18
は、ロール紙Rのサイズ(幅)の違いに応じて、幅方向
に取り付け位置を調整できる様に給紙トレイ10上に支
持されている。ロールセット部19の給紙方向下流側に
は、ロール紙Rから用紙RSを繰り出すフィードローラ
対20が設けられている。フィードローラ対20の軸方
向一端には、プーリ25、タイミングベルト26、正逆
可能なモータ27が設けられ、ロール紙Rから延びた用
紙RSを前進方法及び逆進方向へ搬送できる様になって
いる。ロール紙Rの中心部に位置する紙管の両端開口内
には、夫々フランジ部材15の中心部に位置する嵌合部
が嵌合され、各フランジ部材15を、受け台18により
回転自在に支持された受けコロ16、17上に載置する
ことにより、ロール紙Rは回転自在に支持される。受け
コロ16、17は、夫々コロ軸31により回転可能に支
持され、フランジ部材15(ロール紙R)の回転を妨げ
ない様になっている。
【0011】本発明では、受けコロの内の一方、受けコ
ロ16に、図3に示した巻き戻し機構21を内蔵してい
る。即ち、図3(a)(b)及び(c)は受けコロ内に
装備した巻き戻し機構21の構成例を示す正面縦断面
図、及び側部断面図、及び動作状態を示す正面断面図で
ある。巻き戻し機構21は、受け台18に固定されたコ
ロ軸31の外周に対してキー32により同心円状に固定
された内輪コロ33、内輪コロ33の外周に配置された
巻きスプリング(ゼンマイバネ)34、内輪コロ33と
相対回転可能な状態でその外径側に同心円状に配置され
た外輪コロ35、外輪コロ35の外周面に固定された摩
擦抵抗の高いゴムコロ36とを有している。即ち、外輪
コロ35(アウターケース39)の最外周には、EPD
M、ウレタン等摩擦係数の高い薄肉のゴムコロ36が巻
きつけられ、フランジ部材15の周面に接触すること
で、受けコロ16とスリップすること無く滑らかに連結
できる様に考慮されている。巻きスプリング34は、内
輪コロ33と外輪コロ35との間の間隙に配置され、そ
の内側端部34a及び外側端部34bを夫々内輪コロ3
3及び外輪コロ35に固定されている。そして、受けコ
ロ16が時計廻り方向(正転方向)Dに回転するとき
に、蓄力(緊縮)して内輪コロ35の外周面に巻き付く
ように構成されている。外輪コロ35は、3層に分かれ
ており、最内部に位置するスリーブ37、スリーブ37
の外径側に配置された角コイル(コイル部材)38、及
び角コイル38の外径側に配置されたアウターケース3
9と、を備えている。
【0012】フランジ部材15の外周面を回転自在に支
持する外輪コロ35は、フィードローラ20の正転によ
って用紙RSが引き出される際のロール紙R及びフラン
ジ部材15の正転によって、正転方向(時計回り方向)
Dへ連れ廻りして、コイル状の巻きスプリング34を蓄
力方向へ巻き回して反発力を蓄力し、フィードローラ2
0の逆転時には巻きスプリング34の反発力によって外
輪コロ35を逆回転させることによりフランジ部材及び
ロール紙を逆転させて巻き戻すように構成されている。
外輪コロ35の内部は、角コイル38により、トルクリ
ミッタ構造になっており、スリーブ37とアウターケー
ス39との間に回転差が生じた時に、角コイル38がス
リーブ37の外周に巻き付き、その回転方向に依らず一
定の負荷トルクを発生する様になっている。即ち、角コ
イル38の一端はアウターケース39に固定され、その
他端はスリーブ37の外周に接触して常時においてはア
ウターケース39とスリーブ37とをロック状態にして
正逆両方向ともに一体回転させるが、アウターケース3
9とスリーブ37とが相対回転する場合には、スリーブ
37に摺接して抵抗を生成しながらアウターケース39
の相対回転を許容する。なお、逆転方向Eへの上記反発
力と負荷トルクとの関係は、反発力<負荷トルクを保つ
様に設定されている。従って、巻きスプリング34によ
る反発力と、角コイル38のトルクリミット作用によっ
て発生した負荷トルクとが反対方向となった場合には、
巻きスプリング34による反発力は負荷トルクによって
キャンセルされて、負荷トルクの方向へ外輪コロ35
(アウターケース39)は回転することとなる。この
際、アウターケース39の回転は、ロール紙に対して一
定の搬送負荷を付与することとなる。
【0013】図3(c)は、外輪コロ35が時計方向D
に回転したことによって、巻きスプリング34が一杯ま
で巻かれた状態を示す。この状態で、更に外輪コロ35
を同方向へ回すと、スリーブ37が巻きスプリング34
によりそれ以上の回転を規制されている為、角コイル3
8の作用に依って、スリーブ37とアウターケース39
との間に一定トルクの負荷を生じながら回転していくこ
とになる。一方、外輪コロ35をフリーな状態に戻せ
ば、巻き込まれ反発力を蓄えた巻きスプリング34の復
元力で、外輪コロ35は、反時計方向(逆転方向E)に
駆動される。即ち、画像形成部Aへ用紙を搬送する場合
には、連続した画像形成枚数にもよるが、ロール紙から
は例えば1〜10m程度の用紙が巻き出され、画像形成
終了後にロール紙の用紙先端をカッタ7から退避させる
ために巻き戻す距離はせいぜい数十cm程度である。従
って、フィードローラ対20の正転によりロールR紙か
ら用紙RSを長く送り出している間中、アウターケース
39は、巻きスプリング34によって内輪コロ33に固
定されたスリーブ37の外周を巻き出し方向へ回転し続
ける。フィードローラ対20の正転が終了して逆転した
際には、アウターケース39の巻き出し方向への回転が
停止するため、角コイル38によりアウターケース39
とスリーブ37がロックし、巻きスプリング34の反発
力によって外輪コロ35は全体として逆転方向へ回転す
る。このため、フランジ部材15及びロール紙Rは巻き
取り方向へ回転することができる。
【0014】次に、図4は、給紙部の動作を示す図であ
る。図4(a)はフィード時(正回転時)、(b)はロ
ール紙を逆転させない巻戻し状態を示す比較例、(c)
は本発明での巻戻し時(逆転時)の状態を示す図であ
る。図4(a)−1において、フィードローラ対20に
グリップされたロール紙Rから引き出された用紙RS
は、モータ27の正転駆動により巻き出し方向へ回転す
るフィードローラ対20により巻出され、搬送経路5側
に搬出される。この際、ロール紙Rの正回転方向への駆
動力は、フランジ部材15を介して受けコロ16、17
に伝達される。コロ17はフランジ部材15に連れ回り
し搬送抵抗を与えない。一方コロ16は、図4(a)−
2、に示すように、外輪コロ35が、コロ軸31に固定
された内輪コロ33に対して回転させられるため、巻き
スプリング34が連られて巻かれていく。その後、
(a)−3に示すように巻きスプリング34が内輪コロ
33の外周面に間隙のない状態まで巻き切られると、前
記のように角コイル38の作用に依って、アウターケー
ス39は一定トルクの負荷を生じながら巻きスプリング
34の反発による逆転方向(巻き戻し方向)とは反対の
正転方向(巻き出し方向)へ回転していくことになる。
この負荷は、ロール紙を斜行無く搬送する為に必要とな
るバックテンションの作用を兼ねることができ、従来別
途設けていたバックテンション加重の為の機構を省くこ
とができる。
【0015】次に、図4(b)により、従来例におい
て、用紙RSの巻き戻し時にロール紙Rを逆転させない
場合の不具合を説明する。カッタ部7で切断された後の
ロール紙側の用紙RSは、フィードローラ対20の逆回
転により搬送路退避位置まで引き戻される。図中L1
は、カッタ7から搬送路合流部5aまでの距離であり、
通常このポイントまで用紙先端は戻される(L2でも同
様)。この戻す距離をできるだけ短くする様に機械構成
は考慮されるが、多ロール化により、搬送経路が複雑に
なり、上記距離が比較的長くなってしまう場合もある。
図4(b)の従来例においては、巻き戻し機構を有しな
い受けコロ17だけを用いているため、巻戻された用紙
は、ロール紙R(フランジ部材15)自体が回転しない
為、図示の様に、フィードローラ20との間で無理に折
り畳まれて溜まってしまうことになる。この場合、用紙
の折れ部で白抜けが発生したり、吸湿にてシワが生じた
り、ジャムを誘発する場合もある。次に、図4(c)に
て、本発明での巻戻し状態を説明する。前記した様に、
受けコロ16の内部の巻き戻し機構21においては、フ
ィード時の正回転による作用で巻きスプリング34が巻
かれた状態になっている。従って、フィードローラ対2
0の逆転時には、用紙RSが巻戻された分だけ、巻きス
プリング34の反発力により受けコロ16が逆回転し、
フランジ部材15(=ロール紙R)を巻戻すことができ
る為、フィードローラ対20との間にたるみが生じな
い。また、受けコロ16に組み込まれているトルクリミ
ッタ38がバックテンション機能を兼ねることで、この
バックテンション機構を別個の機構として配置していた
従来装置のように逆転時(巻き戻し時)にバックテンシ
ョン負荷が掛からないため、巻きスプリング34による
逆転駆動トルクを低くすることができ、その結果として
受けコロ16自体をコンパクトに構成できる効果もあ
る。また、以上の構成を通して、受けコロ16とフラン
ジ部材15との連結はゴムコロ36の摩擦力により構成
している為、スリップが生じにくく、また従来見られる
ギヤ形状による連結を行っていない為、ユーザー操作部
に凸部が無く、指の巻き込み等に対しても安全性が高
い。
【0016】次に、図5(a)(b)及び(c)は、受
けコロ16の内輪コロ33内にフィード方向(正回転方
向)へロックが掛かるワンウェイクラッチ50を組み込
んだ例を示す正面縦断面図、側部縦断面図、及び動作説
明図である。即ち、受け台18に固定されたコロ軸31
に対して内輪コロ33は相対回転可能に取り付けられて
いるが、コロ軸31と内輪コロ33との間には正転方向
へロックが斯かるワンウェイクラッチ50が介在してい
るため、内輪コロ33は正転方向へのトルクがかかった
としてもコロ軸31と一体化された状態を維持し、正転
方向へは回転しない。この場合、図4で示したフィード
動作、巻戻しの動作に支障は生じない。即ち、どちらの
動作の場合にも、巻きスプリング34の反発力により、
内輪コロ33はコロ軸31に対して正回転方向に押し付
けられた状態が維持され、固定状態と同一になるからで
ある。但し、操作者がロール紙Rを交換する際に、新た
なロール紙Rを受け台18に乗せた後で、ロール紙Rを
空回転させる際にワンウェイクラッチの効果が生じる。
即ち、一般にロール紙の巻き乱れを取る時、あるいは先
端を探し引き出す時に、操作者は受け台18上でロール
紙Rを回す必要が生じるが、この場合、回転させてもロ
ール紙がほぐれて来ない巻戻し方向に回転させながら巻
き乱れを除去したり、用紙先端を探し出す作業を行うと
便利である。この際、ワンウェイクラッチ50の働きに
より、受けコロ16全体が巻き戻し方向へスムーズに回
転する為、操作上違和感を生じない。逆に、図4までに
示した例では、ワンウェイクラッチ50を有しておら
ず、しかも内輪コロ33がコロ軸31に固定されている
ため、内輪コロ33の正逆回転を問わず、トルクリミッ
タとしての巻きスプリング34からの負荷が掛かる為、
手動によるロール紙の回転操作に支障が生じかねない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロール紙
から引き出した用紙を所要サイズに切断して送出した後
で、ロール紙側の用紙を所要距離引き戻す際にロール紙
を逆転させることによって引き戻された用紙の弛みを防
止するようにしたロール紙給紙装置において、モータ等
の駆動部品等を用いた構造の複雑化、及び制御の複雑化
を招くことなく、ロール紙を逆転して用紙を巻き戻すこ
とを可能にした信頼性の高いロール紙給紙装置を提供す
ることができる。請求項1の発明は、フィードローラに
よる逆送動作と連動してロール紙を回転させる動作を、
駆動源からの駆動力を一切使用せずに、簡単な構成の付
加、改変によって実現して、構成の簡略化、小型化、低
コスト化等々のメリットを提供する。即ち、この発明に
よれば、ロール用紙両端部のフランジ部材を指示する受
けコロの一つに巻き戻し機構を内蔵したので、フィード
ローラ対の正転による巻き出し時にはロール紙の巻き出
し方向への回転を円滑化する一方で、フィードローラ対
の逆転による巻き戻し時には、受けコロを逆転させてロ
ール紙による巻き戻し動作を実現できる。請求項2の発
明は、巻き出し機構は、固定側の内輪コロと、可動側の
外輪コロと、両コロ間に配置した巻きスプリングと、を
備えており、駆動源からの駆動力によらず、しかも電気
部品も使用せずに、単純な機構部品だけを用いた信頼性
が高く、故障の少ない巻き戻しを実現できる。請求項3
の発明は、受けコロ外周面を高摩擦係数としたので、フ
ランジ部材外周面との間の駆動力伝達を摩擦伝達とする
ことができ、相互に駆動力を伝達することで、ギヤ、プ
ーリ等を不要とした。このため、操作者が手を触れる部
位に鋭利な凸部がなくなり、安全性を高めることができ
る。
【0018】請求項4の発明は、受けコロの外輪コロ内
にトルクリミッタとして機能するコイル部材を組み込む
ことで、外輪コロの外周部を構成するアウターケースを
スリーブに対して相対回転可能にしたので、外輪コロと
フランジ部材間での不要なスリップを防ぎ、安定した正
逆回転動作を行わせる。さらにロール紙のサイズ(=重
さ)に依らず、所定トルクによりトルクリミッタがスリ
ップトルクを管理する為、安定した動作が可能である。
請求項5の発明は、トルクリミッタにより安定したスリ
ップトルクを発生させ、これをバックテンション力に転
用するので、格別のバックテンション機構を使用せず、
部品数を減らしつつ斜行を防ぎ、信頼性の向上を図るこ
とができる。請求項6の発明は、巻き戻し方向の回転を
自由(負荷無し)にすることによって、ロール紙のハン
ドリング性、特に巻き戻し方向への手動回転性を向上さ
せている。請求項7の発明は、巻き戻し機構、ワンウェ
イクラッチ等を備えた受けコロを用いてロール紙を巻き
戻す構成を備えたロール紙給紙装置を用いることによっ
て、装置構成を簡略化してコストを低減しながらも給紙
に際しての操作性を高めた画像形成装置を提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール紙給紙装置を備えた画像形成装
置の一例を示す略図。
【図2】(a)及び(b)は、ロール紙給紙装置の給紙
部の構成を示した斜視図、及び正面図。
【図3】(a)(b)及び(c)は、本発明の一実施形
態に係る巻き戻し機構を備えた受けコロの正面断面図、
側部縦断面図、及び巻きスプリングの巻き切り状態を示
す正面断面図。
【図4】(a)((a)−1、(a)−2、(a)−
3)(b)及び(c)は、本発明の受けコロを備えたロ
ール紙給紙装置の動作説明図。
【図5】(a)(b)及び(c)は本発明の他の実施形
態に係る受けコロの正面縦断面図、側部縦断面図、及び
動作を示す図。
【符号の説明】
A 画像形成部、B ロール紙給紙装置、C 読取りユ
ニット、100 感光体、101 帯電部、102 現
像部、103 転写部、104 定着部、1、2、3
給紙部、R ロール紙、RS 引き出された用紙、5
搬送経路、5a、5b 合流部、7 カッタ、10 給
紙トレイ、15 フランジ部材、16、17 受けコ
ロ、18 受け台、19 ロールセット部、20 フィ
ードローラ(対)、21 巻き戻し機構、25 プー
リ、26 タイミングベルト、27正逆可能なモータ、
31 コロ軸、32 キー、33 内輪コロ、34 巻
きスプリング(ゼンマイバネ)、35 外輪コロ、36
ゴムコロ、37 スリーブ、38 角コイル(コイル
部材)、39 アウターケース、50 ワンウェイクラ
ッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 23/06 B65H 23/06 35/06 35/06 G03G 15/00 518 G03G 15/00 518 Fターム(参考) 2C058 AB02 AC08 AE04 AF17 AF51 LA02 LB06 LB17 LB35 LC10 2C060 AA04 BA02 BA05 BC03 BC04 BC12 BC15 BC84 CB15 2H072 AB07 CA01 CA02 CB09 DA02 DA04 HA04 3F052 AA01 AB04 BA02 BA27 CA02 DA01 DA11 3F104 AA02 DA12 DA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を収容し該ロール紙から用紙を
    巻き出して給紙する給紙部と、給紙部によってロール紙
    から巻き出された用紙を所定長に切断するカッタと、を
    備えたロール紙給紙装置において、 前記給紙部は、ロール紙の両端部に夫々固定した円盤状
    のフランジ部材と、各フランジ部材を回転自在に支持す
    る少なくとも2個の受けコロを夫々備えた2つの受け台
    と、ロール紙の用紙を巻き出し方向及び巻き戻し方向へ
    給送するために正逆回転するフィードローラと、を備
    え、 前記受けコロの少なくとも一つは、カッタによる用紙切
    断後にフィードローラを逆転させてロール紙先端をカッ
    タよりも所定距離逆進させる際に、受けコロを逆回転さ
    せてフランジ部材及びロール紙を巻き戻し方向に回転さ
    せる巻き戻し機構を備えていることを特徴とするロール
    紙給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記受けコロに設けた巻き戻し機構は、
    受け台に固定したコロ軸により固定的に軸支された内輪
    コロと、内輪コロの外周に相対回転可能に同軸状に配置
    された外輪コロと、内輪コロと外輪コロとの間の間隙に
    配置され内側端部及び外側端部を夫々内輪コロ及び外輪
    コロに固定されたコイル状の巻きスプリングと、を備
    え、 前記フランジ部材を回転自在に支持する前記外輪コロ
    は、前記フィードローラの正転によって用紙が巻き出さ
    れる際のロール紙及びフランジ部材の正転によって正転
    方向へ連れ廻りして前記巻きスプリングを蓄力方向へ巻
    き回し、フィードローラの逆転時には前記巻きスプリン
    グの反発力によって逆回転することによりフランジ部材
    及びロール紙を巻き戻し方向に回転させることを特徴と
    する請求項1に記載のロール紙給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記受けコロとフランジ部材との相互間
    の駆動力の伝達は、受けコロとフランジ部材の各外周面
    における摩擦伝達によることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のロール紙給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記外輪コロは、前記巻きスプリングの
    外側端部を固定したスリーブと、該スリーブ外周との間
    に所定間隙を介して相対回転可能且つ同軸状に配置され
    たアウターケースと、スリーブとアウターケースとの間
    の間隙内に配置されたトルクリミッタとしてのコイル部
    材と、を備え、 前記コイル部材は、前記フィードローラの正転によって
    前記巻きスプリングが巻き切り状態になった時に、アウ
    ターケースがスリーブに対して相対回転することを許容
    して、外輪コロ外周面とフランジ部材外周面との間でス
    リップが生じることを防止する機能を有していることを
    特徴とする請求項1、2又は3の何れか一項に記載のロ
    ール紙給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記コイル部材は、その一部をアウター
    ケースに固定されるとともに他の部分をスリーブ外周面
    に摺接し、前記フィードローラの正転によって前記巻き
    スプリングが巻き切り状態になった時に、前記アウター
    ケースが前記スリーブに対して相対回転することを許容
    して、スリーブ外周面と所定トルクでスリップすること
    で、ロール紙に一定の搬送負荷を与えてバックテンショ
    ン機構として機能することを特徴とする請求項4に記載
    のロール紙給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記受けコロに設けた巻き戻し機構は、
    受け台に固定したコロ軸により回転可能に軸支された内
    輪コロと、コロ軸と内輪コロとの間に配置されて内輪コ
    ロの正回転をロックするワンウェイクラッチと、内輪コ
    ロの外周に相対回転可能に同軸状に配置された外輪コロ
    と、内輪コロと外輪コロとの間の間隙に配置され内側端
    部及び外側端部を夫々内輪コロ及び外輪コロに固定され
    たコイル状の巻きスプリングと、を備えていることを特
    徴とする請求項2、3、4又は5の何れか一項に記載の
    ロール紙給紙装置。
  7. 【請求項7】 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部に用紙を給紙する請求項1乃至6の何れか
    一項に記載のロール紙給紙装置を有した給紙部と、を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
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