JP5411795B2 - プリント用ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、表面に情報が印字されるプリント用ラベルに関し、特に、情報の印字時における不具合を回避するための技術に関する。
従来より、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記載された配送ラベルが用いられ、配送情報が記載された配送ラベルが配送物に貼着され、配送ラベルに記載された配送情報に従って配送物が配送先に配送されている。このような配送ラベルは、配送物の配送元から多くの配送物を発送する場合、あるいは配送物の配送元や配送先が予め決められている場合等においては、上述したような配送情報をプリンタによって予め印字しておくことが行われている。
ここで、上述したような配送ラベルは、配送物に貼着されて利用されるため、配送物に貼着される前の状態においては、ラベル用紙の一方の面に粘着剤が塗工され、その面に剥離紙が剥離可能に貼着された形状となっている。そのため、配送情報をプリンタによって印字する場合、ラベル用紙の一方の面に粘着剤によって剥離紙が貼着された状態で印字が行われることになる。ところが、このようにラベル用紙の一方の面に粘着剤が塗工されて剥離紙が貼着された形状となっている配送ラベルに、プリンタによって配送情報を印字する場合、ラベル用紙に塗工された粘着剤がプリンタ内の熱や圧力によって軟化してラベル用紙と剥離紙との間からはみ出し、プリンタ内部が汚れたり、プリンタの部品が破損したりする虞れがある。
そこで、一方の面に粘着剤が塗工されて剥離紙に貼着されたラベル用紙の端部を除去することにより、ラベル用紙と剥離紙とを貼着した場合にラベル用紙の端部にてはみ出た粘着剤を除去することが考えられるが、その後、プリンタにて印字が行われた際に粘着剤が軟化すると、粘着剤がラベル用紙と剥離紙との間からはみ出ることを回避することはできない。
また、粘着剤の種類を凝集力が強いものとすることにより、ラベル用紙に塗工された粘着剤がラベル用紙と剥離紙との間からはみ出にくくすることが考えられるが、粘着剤の種類が限定されてしまい、粘着力が低下して被貼着物からラベルが剥離しやすくなってしまう虞れがある。
ここで、ラベル用紙の周縁部に粘着剤を塗工しない構成とすることにより、プリンタにて情報が印字された場合にラベル用紙と剥離紙との間から粘着剤がはみ出ることを回避する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。この技術を用いれば、プリンタにて情報が印字される場合、プリンタ内の熱や圧力によって粘着剤が軟化しても、ラベルの周縁部には粘着剤が塗工されていないため、軟化した粘着剤がラベル用紙と剥離紙との間からはみ出にくくすることができる。
特開2003−50547号公報
しかしながら、上述したように、ラベル用紙の周縁部に粘着剤を塗工しない構成とすることにより、プリンタにて情報が印字された場合にラベル用紙と剥離紙との間から粘着剤がはみ出ることを回避する技術においては、粘着剤が塗工されていない領域の幅を広くすると、プリンタ内の熱や圧力によって軟化した粘着剤がラベル用紙と剥離紙との間からはみ出にくくすることができるものの、プリンタ内にてラベル用紙と剥離紙とがその周縁部から剥離してしまう可能性が高くなってしまう。また、その逆に、粘着剤が塗工されていない領域の幅を狭くすると、プリンタ内の熱や圧力によって軟化した粘着剤がラベル用紙と剥離紙との間からはみ出る可能性が高くなってしまい、ラベル用紙と剥離紙との間から粘着剤がはみ出ることを完全に回避することができるとは言い難い。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、ラベル用紙と剥離紙とが粘着剤によって貼着された状態でラベル用紙に情報が印字されるラベル用紙において、ラベル用紙に情報が印字される際にラベル用紙と剥離紙とが周縁部から不用意に剥離することを回避しながらもラベル用紙と剥離紙との間から粘着剤がはみ出ることを回避することができるプリント用ラベル用紙を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
一方の面に粘着剤が塗工されたラベル用紙に、前記粘着剤によって剥離紙が剥離可能に貼着され、前記剥離紙が貼着された状態で前記ラベル用紙の他方の面に情報が印字されるプリント用ラベルにおいて、
前記粘着剤は、前記ラベル用紙の前記一方の面の周縁部には塗工されておらず、
前記ラベル用紙は、前記一方の面の周縁部の少なくとも一部にインキが塗工されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、一方の面に粘着剤が塗工されたラベル用紙に粘着剤によって剥離紙が剥離可能に貼着された状態で、ラベル用紙の他方の面に情報が印字される際に、ラベル用紙と剥離紙とを貼着している粘着剤が軟化すると、軟化した粘着剤はラベル用紙と剥離紙との間からはみ出ようとする。ところが、粘着剤が、ラベル用紙の一方の面の周縁部には塗工されておらず、かつ、ラベル用紙には、粘着剤が塗工された面の周縁部の少なくとも一部にインキが塗工されているので、軟化した粘着剤はこのインキによって外部にはみ出ることが阻まれ、それにより、ラベル用紙の周縁部にて粘着剤が塗工されていない領域の幅を広くすることなく、ラベル用紙と剥離紙との間からはみ出ることが回避される。
また、インキを、塗工後に収縮する材料を含有しているものとすれば、ラベル用紙に情報が印字される際、ラベル用紙の周縁部が、剥離紙と貼着されていないもののインキの収縮によって剥離紙側に湾曲した状態となっているため、ラベル用紙に対する情報の印字時に、ラベル用紙と剥離紙とがラベル用紙の周縁部から剥離してしまうことが回避される。
以上説明したように本発明においては、一方の面に粘着剤が塗工されたラベル用紙に粘着剤によって剥離紙が剥離可能に貼着された構成において、粘着剤がラベル用紙の一方の面の周縁部には塗工されておらず、ラベル用紙においては粘着剤が塗工された面の周縁部の少なくとも一部にインキが塗工されている構成としたため、剥離紙が貼着された状態でラベル用紙の他方の面に情報が印字される際に、ラベル用紙と剥離紙とを貼着している粘着剤が軟化しても、軟化した粘着剤が、インキによって外部にはみ出ることが阻まれ、それにより、ラベル用紙と剥離紙との間からはみ出ることを回避することができる。また、ラベル用紙の周縁部にて粘着剤が塗工されていない領域の幅を広くする必要がないため、ラベル用紙と剥離紙とが周縁部から不用意に剥離することを回避できる。
また、インキが、塗工後に収縮する材料を含有しているものにおいては、ラベル用紙に情報が印字される際、ラベル用紙の周縁部が、剥離紙と貼着されていないもののインキの収縮によって剥離紙側に湾曲した状態となっているため、ラベル用紙に対する情報の印字時に、ラベル用紙と剥離紙とがラベル用紙の周縁部から剥離してしまうことを回避することができる。
本発明のプリント用ラベルの第1の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙の裏面の構造を示す図である。 図1に示した配送ラベル用シートの製造方法を説明するための図である。 図1に示した配送ラベル用シートに情報が印字される際のバンク部による作用を説明するための図であり、(a)は印字前の状態を示す断面図、(b)は印字時の状態を示す断面図である。 本発明のプリント用ラベルの第2の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙の裏面の構造を示す図である。 図4に示した配送ラベル用シートの製造方法を説明するための図である。 図4に示した配送ラベル用シートに情報が印字される際のバンク部による作用を説明するための図であり、(a)は印字前の状態を示す断面図、(b)は印字時の状態を示す断面図である。 本発明のプリント用ラベルの第3の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙の裏面の構造を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のプリント用ラベルの第1の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙10の裏面の構造を示す図である。
本形態における配送ラベル用シートは図1に示すように、ラベル用紙10と剥離紙20とが、ラベル用紙10の一方の面となる裏面に塗工された粘着剤30によって剥離可能に貼着されて構成されている。
ラベル用紙10は、配送ラベル13と納品書15とがスリット16によって分離されている。さらに、配送ラベル13は、貼付票11と配達票12とからなり、配達票12がその周囲に形成されたミシン目14によって貼付票11から分離可能に区画形成された構成となっている。貼付票11と配達票12のそれぞれには、この配送ラベル13が貼着されて配送される配送物の配送元や配送先に関する配送情報が印字される配送情報印字領域11a,12aが設けられているとともに、配達票12には、この配送ラベル13が貼着されて配送される配送物の配送先にて受領印を押下するための押印領域12bが設けられている。納品書15には、配送ラベル13が貼着されて配送される配送物の品名や個数等の納品情報が印字される納品情報印字領域15aが設けられている。これにより、ラベル用紙10の他方の面に配送情報印字領域11a,12a及び納品情報印字領域15aが設けられ、これらの領域に情報が印字されることになる。
また、ラベル用紙10の裏面に塗工された粘着剤30は、ラベル用紙10の周縁部と配達票12の裏面には塗工されていない。そして、ラベル用紙10の裏面のうち、ラベル用紙10の周縁部にて粘着剤30が塗工されていない領域には、粘着剤30が塗工された領域を取り囲むように額縁状にインキが塗工されることによって形成されるバンク部40が設けられている。なお、バンク部40は、ラベル用紙10の裏面のうち、粘着剤30が塗工されていない領域にて粘着剤30が塗工された領域を取り囲むように形成されていればよく、その幅が、ラベル用紙10の裏面の周縁部の粘着剤30が塗工されていない領域の幅よりも狭いものであってもよい。
上記のように構成された配送ラベル用シート1においては、配送ラベル13に設けられた配送情報印字領域11a,12aに、この配送ラベル13が貼着されて配送される配送物の配送元や配送先に関する配送情報が印字されるとともに、納品書15に設けられた納品情報印字領域15aに、この配送ラベル13が貼着されて配送される配送物の品名や個数等の納品情報が印字されて使用される。配送情報印字領域11a,12a及び納品情報印字領域15aに配送情報及び納品情報がそれぞれ印字された配送ラベル用シート1は、ラベル用紙10のうち配送ラベル13のみが剥離紙20から剥離され、裏面に塗工された粘着剤30によって配送物に貼着される。そして、配送ラベル13が貼着された配送物は、配送情報印字領域11a,12aに印字された配送情報に従って配送先に配送され、配送先において押印領域12bに受領印が押下された後、ミシン目14を破断することによって配達票12が配送ラベル13から分離されて回収される。配送物に貼着された配送ラベル13のうち、配達票12の裏面には粘着剤30が塗工されていないため、配達票12のみを配送物から分離することができる。
以下に、上述した配送ラベル用シート1の製造方法について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル用シート1の製造方法を説明するための図である。
まず、ラベル用紙10の一方の面の周縁部に、ラベル用紙10の端部から2mm程度の幅に印刷によって額縁状にインキを塗工してバンク部40を形成する(図2(a))。なお、インキを塗工するための印刷方式としては、フレキソ印刷が最も好ましいが、オフセット印刷やドライオフセット印刷でも構わない。フレキソ印刷では、5μm程度の高さのバンク部40を形成することができ、ドライオフセット印刷では、2μm程度の高さのバンク部40を形成することができる。また、インキとしては、例えば、紫外線硬化型インキやメジウムを使用することが考えられる。
次に、ラベル用紙10のバンク部40が形成された面のうち、ラベル用紙10の周縁部及び配達票12の裏面以外の領域に粘着剤30を塗工する(図2(b))。ラベル用紙10の周縁部においては、ラベル用紙10の端部から2mm程度内側の領域に粘着剤30を塗工する。これにより、ラベル用紙10の裏面においては、粘着剤30が塗工された領域を取り囲むようにインキが塗工されることになる。なお、粘着剤30としては、エマルジョンアクリル系粘着剤やホットメルト合成ゴム系粘着剤等が考えられる。
その後、ラベル用紙10の粘着剤30が塗工された面に、粘着剤30によって剥離紙20を剥離可能に貼着し、図1に示した配送ラベル用シート1が完成する(図2(c))。なお、ラベル用紙10に粘着剤30を塗工するのではなく、剥離紙20に粘着剤30を塗工し、その後、ラベル用紙10と剥離紙20とを粘着剤30によって剥離可能に貼着することにより、ラベル用紙10に粘着剤30を転写することも考えられる。
以下に、上記のようにして製造された配送ラベル用シート1に情報が印字される際のバンク部40による作用について説明する。
図3は、図1に示した配送ラベル用シート1に情報が印字される際のバンク部40による作用を説明するための図であり、(a)は印字前の状態を示す断面図、(b)は印字時の状態を示す断面図である。
上記のように製造された配送ラベル用シート1は図3(a)に示すように、ラベル用紙10が粘着剤30によって剥離紙20に剥離可能に貼着された状態となっており、粘着剤30がラベル用紙10の周縁部には塗工されておらず、その領域にインクが塗工されることによってバンク部40が形成されている。
この状態において、配送ラベル用シート1がプリンタにセットされ、配送ラベル13に設けられた配送情報印字領域11a,12aに配送情報が印字されるとともに、納品書15に設けられた納品情報印字領域15aに納品情報が印字されると、プリンタ内の熱によって粘着剤30が軟化し、この軟化した粘着剤30が、プリンタ内の搬送ローラの圧力によってラベル用紙10と剥離紙20との間からはみ出ようとする。
ところが、粘着剤30がラベル用紙10の周縁部には塗工されていないため、ラベル用紙10の周縁部に塗工された粘着剤がラベル用紙10と剥離紙20との間からはみ出ることがなく、また、ラベル用紙10の周縁部を除く領域に実際に塗工された粘着剤30においては、ラベル用紙10の周縁部において粘着剤30を取り囲むようにインクが塗工されることによってバンク部40が形成されているので、図3(b)に示すように、そのバンク部40が土手として作用し、軟化した粘着剤30がこのインキによるバンク部40によって外部にはみ出ることが阻まれ、それにより、ラベル用紙10と剥離紙30との間からはみ出ることが回避されることになる。
このように、本形態においては、裏面に粘着剤30が塗工されたラベル用紙10に粘着剤30によって剥離紙20が剥離可能に貼着された構成において、粘着剤30がラベル用紙10の裏面の周縁部には塗工されておらず、ラベル用紙10においてはその周縁部において、粘着剤30が塗工された領域を取り囲むように額縁状にインキが塗工されてなるバンク部40が設けられた構成とすることにより、剥離紙20が貼着された状態でラベル用紙10の表面に配送情報や納品情報が印字される際に、ラベル用紙10と剥離紙20とを貼着している粘着剤30が軟化しても、軟化した粘着剤30が、バンク部40によって外部にはみ出ることが阻まれ、それにより、ラベル用紙10と剥離紙20との間からはみ出ることを回避することができる。また、それにより、ラベル用紙10の周縁部にて粘着剤30が塗工されていない領域の幅を広くする必要がないため、ラベル用紙10と剥離紙20とがその周縁部から不用意に剥離することを回避することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明のプリント用ラベルの第2の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙110の裏面の構造を示す図である。
本形態における配送ラベル用シートは図4に示すように、図1に示したものに対して、ラベル用紙110の周縁部が剥離紙120側に湾曲した状態となっている点のみが異なるものである。
このような構成とするためには、バンク部140を構成するインキとして、ラベル用紙110への塗工後に収縮する材料を含有したものを使用することになるが、紫外線硬化型インキが、その収縮性の面から好ましい。例えば、硬化によって収縮しやすいアクリル樹脂系のもので、反応基が2官能以上のアクリロイル基を持つアクリレートモノマーを10重量%以上含むのが好ましく、下記インキが考えられる。
2官能モノマーとして、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)、ジエチレングリコールジアクリレート(DEGDA)、ネオペンチルグリコールジアクリレート(NPGDA)、ポリエチレングリコール400ジアクリレート(PEG400DA)、トリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)が挙げられる。また、3官能モノマーとして、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)が挙げられ、また、4官能モノマーとして、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETeA)が挙げられ、また、6官能モノマーとして、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)が挙げられる。
以下に、上述した配送ラベル用シート101の製造方法について説明する。
図5は、図4に示した配送ラベル用シート101の製造方法を説明するための図である。
まず、ラベル用紙110の一方の面の周縁部に、ラベル用紙110の端部から2mm程度の幅に印刷によってインキを塗工してバンク部140を形成する(図5(a))。なお、インキとしては、上述したように、ラベル用紙110への塗工後に収縮する材料を含有したものを使用する。
バンク部140を形成した後、バンク部140を構成するインキが硬化すると、インキが硬化によって収縮するものであるため、バンク部140を構成するインキが収縮し、それにより、ラベル用紙110のバンク部140が形成された領域が、バンク部140が形成された面側に湾曲する(図5(b))。
次に、ラベル用紙110のバンク部140が形成された面のうち、ラベル用紙110の周縁部及び配達票112の裏面以外の領域に粘着剤130を塗工する(図5(c))。
その後、ラベル用紙110の粘着剤130が塗工された面に、粘着剤130によって剥離紙120を剥離可能に貼着し、図4に示した配送ラベル用シート101が完成する(図5(d))。なお、ラベル用紙110に粘着剤130を塗工するのではなく、剥離紙120に粘着剤130を塗工し、その後、ラベル用紙110と剥離紙120とを粘着剤130によって剥離可能に貼着することにより、ラベル用紙110に粘着剤130を転写することも考えられる。
以下に、上記のようにして製造された配送ラベル用シート101に情報が印字される際のバンク部140による作用について説明する。
図6は、図4に示した配送ラベル用シート101に情報が印字される際のバンク部140による作用を説明するための図であり、(a)は印字前の状態を示す断面図、(b)は印字時の状態を示す断面図である。
上記のように製造された配送ラベル用シート101は図6(a)に示すように、ラベル用紙110が粘着剤130によって剥離紙120に剥離可能に貼着された状態となっており、粘着剤130がラベル用紙110の周縁部には塗工されておらず、その領域にインクが塗工されることによってバンク部140が形成されている。また、バンク部140を構成するインクが塗工後に収縮したことにより、ラベル用紙110のバンク部140が形成された領域、すなわち、ラベル用紙110の周縁部が、剥離紙130側に湾曲した状態となっている。
この状態において、配送ラベル用シート101がプリンタにセットされ、配送ラベル113に設けられた配送情報印字領域111a,112aに配送情報が印字されるとともに、納品書115に設けられた納品情報印字領域115aに納品情報が印字されると、プリンタ内の熱によって粘着剤130が軟化し、この軟化した粘着剤130が、プリンタ内の搬送ローラの圧力によってラベル用紙110と剥離紙120との間からはみ出ようとする。
ところが、粘着剤130がラベル用紙110の周縁部には塗工されていないため、ラベル用紙110の周縁部に塗工された粘着剤がラベル用紙110と剥離紙120との間からはみ出ることがなく、また、ラベル用紙110の周縁部を除く領域に実際に塗工された粘着剤130においては、ラベル用紙110の周縁部において粘着剤130を取り囲むようにインクが塗工されることによってバンク部140が形成されているので、図6(b)に示すように、そのバンク部140が土手として作用し、軟化した粘着剤130がこのインキによるバンク部140によって外部にはみ出ることが阻まれ、それにより、ラベル用紙110と剥離紙130との間からはみ出ることが回避されることになる。また、それにより、ラベル用紙110の周縁部にて粘着剤130が塗工されていない領域の幅を広くする必要がないため、ラベル用紙110と剥離紙120とがその周縁部から不用意に剥離することを回避することができる。
さらに、本形態においては、ラベル用紙110の周縁部が剥離紙130側に湾曲した状態となっているため、ラベル用紙110に対する配送情報や納品情報の印字時に、ラベル用紙110と剥離紙120とがラベル用紙110の周縁部から剥離してしまうことを回避することができる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明のプリント用ラベルの第3の実施の形態となる配送ラベル用シートを示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a),(b)に示したラベル用紙210の裏面の構造を示す図である。
本形態における配送ラベル用シートは図7に示すように、図1に示したものに対して、バンク部240と粘着剤230とがその一部にて重なり合っている点のみが異なるものである。例えば、ラベル用紙210の剥離紙220との貼着面の周縁部において、ラベル用紙210の端部から2〜3mm程度の幅にインキが塗工されることによってバンク部240が形成されるとともに、ラベル用紙210の端部から1.5〜2mm程度内側の領域に粘着剤230が塗工されることにより、バンク部240と粘着剤230とがその一部にて重なり合った構成となる。
本形態における配送ラベル用シート201は、バンク部240と粘着剤230とが一部にて重なり合っているものの、ラベル用紙210に形成されたバンク部240によって図1に示したものと同様の作用が生じ、それにより、軟化した粘着剤230がバンク部240によって外部にはみ出ることが阻まれ、ラベル用紙210と剥離紙230との間からはみ出ることが回避されることになる。また、それにより、ラベル用紙210の周縁部にて粘着剤230が塗工されていない領域の幅を広くする必要がないため、ラベル用紙210と剥離紙220とがその周縁部から不用意に剥離することを回避することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ラベル用紙10,110,210の裏面の周縁部に額縁状にインキが塗工されることにより、粘着剤30,130,230が塗工された領域を取り囲むようにバンク部40,140,240が形成されているものを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、ラベル用紙10,110,210に情報が印字される際のプリンタ内におけるラベル用紙10,110,210の搬送方向等を考慮して、ラベル用紙10,110,210の裏面の周縁部のうち、ラベル用紙10,110,210の対向する2辺に沿う領域のみ等、ラベル用紙10,110,210の裏面の周縁部の少なくとも一部にバンク部40,140,240を形成した構成とすることにより、上記同様の効果を得ることができる。
1,101,201 配送ラベル用シート
10,110,210 ラベル用紙
11,111,211 貼付票
11a,12a,111a,112a,211a,212a 配送情報印字領域
12b,112b,212b 押印領域
12,112,212 配達票
13,113,213 配送ラベル
14,114,214 ミシン目
15,115,215 納品書
15a,115a,215a 納品情報印字領域
16,116,216 スリット
20,120,220 剥離紙
30,130,230 粘着剤
40,140,240 バンク部

Claims (2)

  1. 一方の面に粘着剤が塗工されたラベル用紙に、前記粘着剤によって剥離紙が剥離可能に貼着され、前記剥離紙が貼着された状態で前記ラベル用紙の他方の面に情報が印字されるプリント用ラベルにおいて、
    前記粘着剤は、前記ラベル用紙の前記一方の面の周縁部には塗工されておらず、
    前記ラベル用紙は、前記一方の面の周縁部の少なくとも一部にインキが塗工されていることを特徴とするプリント用ラベル。
  2. 請求項1に記載のプリント用ラベルにおいて、
    前記インキは、塗工後、収縮する材料を含有しているプリント用ラベル。
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