JP5411677B2 - 自動車用ドアウエザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドアの周囲に配設されて車体側のドア開口部との間をシールするドアウエザーストリップの改良に関し、特に長手方向において押出成形部の一部に介在することになる型成形部での水密性の向上を図ったドアウエザーストリップに関するものである。
ドアウエザーストリップのうちでもとかく水漏れが問題となりやすいルーフ側上辺部においては、ドアウエザーストリップ自体の固定と水密性確保のために両面テープとクリップとを併用した固定方法が古くから採用されている。これに対して、近年に至り、両面テープの使用を廃止した代替技術として、ドアパネルへの取付面となる取付基部の底面の車外側に高発泡スポンジ材製のシールリップを同時押出成形法により一体成形したものが例えば特許文献1等にて提案されている。
その一方、上記代替技術では、押出成形部については高発泡スポンジ材製のシールリップを設定することができても、その押出成形部に連続することになるコーナー型成形部には当該高発泡スポンジ材製のシールリップを連続または接続させることができない。その理由は、押出成形部への接続を兼ねたコーナー型成形部の金型成形に際して、押出成形部の端末に付帯している高発泡スポンジ材製のシールリップを金型にて押圧拘束することができないからである。
そのために、コーナー型成形部については、従来同様に例えばエプトシーラー(商品名)と称される比重が極小のひも状の高発泡軟質シール材を貼り付けて、そのコーナー型成形部での水密性を確保している。
特許第3864335号公報
しかしながら、コーナー型成形部への高発泡軟質シール材の貼り付けに際して、その高発泡軟質シール材が押出成形部側の高発泡スポンジ材製のシールリップと確実に連続するように貼り付ける必要があるが、高発泡軟質シール材の特性として超軟質であるが故に両者の連続性を確保するように貼り付けることは難しく、著しい作業性の低下が余儀なくされるだけでなく、なおも水漏れが発生するおそれがあることから、より信頼性の高い改善策が望まれている。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、ルーフ側上辺部とコーナー型成形部との接合部近傍において、高発泡スポンジ材製のシールリップや貼り付けタイプの高発泡軟質シール材を水がくぐり抜けたような場合でも、その水の確実な排水を可能として車内側への水漏れを防止し、もって水密性の向上と作業性の向上を図った自動車用ドアウエザーストリップを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、自動車のドアの周囲に配設されるとともに、少なくとも押出成形部がクリップにてドアパネルに固定される自動車用ドアウエザーストリップにおいて、取付基部と、その取付基部から車内側に向けて一体に形成された中空シールリップと、上記取付基部から車外側に向けて一体に形成された側面リップと、上記取付基部の車外側端部に一体に形成された高発泡スポンジ材製のサブシールリップと、を備えている。
そして、共に押出成形部であるルーフ側上辺部とピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第1の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、第1の型成形部における側面リップの裏面略中央部からルーフ側上辺部におけるサブシールリップの根元部に跨って、高位側の高発泡軟質シール材を車両前方側または車両後方側に向かって下り勾配となるように傾斜させて貼り付けてある。
さらに、共に押出成形部である上記ルーフ側上辺部と反ピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第2の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部から第2の型成形部における取付基部の底面車外側端部に跨って、低位側の高発泡軟質シール材を徐々に車外側に変位させて貼り付けてある。
この場合において、ドアパネル側の取付面にそれぞれの高発泡軟質シール材を確実に密着させ、当該高発泡軟質シール材による水の誘導効果を高めて排水性をより良好なものとする上では、請求項2に記載のように、上記ルーフ側上辺部は、取付基部の長手方向に設定された複数のクリップ止め位置にてドアパネルに固定されるようになっていて、そのルーフ側上辺部と第1の型成形部の双方に跨るように貼り付けてある高位側の高発泡軟質シール材のうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第1の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいる一方、上記ルーフ側上辺部と第2の型成形部の双方に跨るように貼り付けてある低位側の高発泡軟質シール材のうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第2の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいることが望ましい。
また、上記第1の型成形部における取付基部の底面側へのいわゆるくぐり水の防止と排水性を確保する上では、請求項3に記載のように、上記第1の型成形部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側にコーナー用の高発泡軟質シール材を貼り付けてあることが望ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の自動車用ドアウエザーストリップにおいて、共に押出成形部であるルーフ側上辺部とピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第1の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、第1の型成形部における側面リップの裏面略中央部からルーフ側上辺部におけるサブシールリップの根元部に跨って、請求項1に記載の高位側の高発泡軟質シール材に代わる排水リップを車両前方側または車両後方側に向かって下り勾配となるように傾斜させて設けてある。
さらに、共に押出成形部である上記ルーフ側上辺部と反ピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第2の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部から第2の型成形部における取付基部の底面車外側端部に跨って、請求項1に記載の低位側の高発泡軟質シール材に代わる排水ビードを徐々に車外側に変位させて設けてあることを特徴とする。
この場合において、ドアパネル側の取付面に排水リップや排水ビードを確実に密着させ、それらの排水リップや排水ビードによる水の誘導効果を高めて排水性をより良好なものとする上では、請求項5に記載のように、上記ルーフ側上辺部は、取付基部の長手方向に設定された複数のクリップ止め位置にてドアパネルに固定されるようになっていて、そのルーフ側上辺部と第1の型成形部の双方に跨るように設けてある排水リップのうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第1の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいる一方、上記ルーフ側上辺部と第2の型成形部の双方に跨るように設けてある排水ビードのうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第2の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいることが望ましい。
また、請求項4または5に記載の発明においては、排水リップで排水しきれない水の車内側への浸入を防止する上で、請求項6に記載のように、上記第1の型成形部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側にコーナー用の排水ビードを設けてあることが望ましい。
さらに、請求項1〜6のいずれかに記載の発明においては、先に述べたサブシールリップを水がくぐり抜けた場合に備えて、請求項7に記載のように、上記ルーフ側上辺部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側に二条の補助シールビードを設けてあることが望ましい。こうすることにより、二条の補助シールビード間の空間を排水路として、サブシールリップをくぐり抜けた水を排水することができる。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、特に第1の型成形部において万が一水が浸入したような場合でも確実に排水可能であり、水密性を確保することが可能となる。
すなわち、ルーフ側上辺部と接続される第1の型成形部では、それぞれの材質の相違等のために両者の接合部で変形等が発生しやすく、とかくシール性が不十分となって、例えば側面リップの背面側に水が浸入しやすいことは先に述べたとおりである。そこで、その浸入した水を高位側の高発泡軟質シール材にて誘導し、押出成形部であるルーフ側上辺部においてサブシールリップの車外側の空間に流し込む。この空間の水はサブシールリップを伝ってルーフ側上辺部の長手方向に流れて、やがては反ピラー側縦辺部との間に介在するの第2の型成形部に至る。この第2の型成形部では比較的傾斜が大きく水が流れやすいので、当該第2の型成形部まで誘導された水を積極体に車外側に排水することが可能となる。
また、高位側の高発泡軟質シール材の貼り付けは、第1の型成形部における側面リップの裏面略中央部からルーフ側上辺部におけるサブシールリップの根元部を狙って貼り付ければ良く、他方、低位側の高発泡軟質シール材の貼り付けは、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部から第2の型成形部における取付基部の底面車外側端部に向けて貼り付ければ良いから、その貼り付け作業性も良好なものとなる。
請求項1に記載の発明によれば、第1の型成形部において万一その背面側に水が浸入したとしても、その水を高位側の高発泡軟質シール材やサブシールリップ、さらには低位側の高発泡軟質シール材にて第2の型成形部まで誘導して車外に積極的に排水することが可能であり、車内側への水漏れの発生がなく、水密性が向上する。また、高位側の高発泡軟質シール材および低位側の高発泡軟質シール材の貼り付けに際しても、従来ほど慎重に作業を行う必要がなくなり、シール材貼り付け作業の作業性を改善できる。
請求項2に記載の発明によれば、高位側の高発泡軟質シール材の末端位置が、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第1の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいて、このクリップ止め位置近傍ではドアパネルに対する取付基部の密着性ひいてはシール性が優れているため、第1の型成形部側からの水を当該部位まで確実に導くことができ、排水性が一段と向上する。同様に、低位側の高発泡軟質シール材の末端位置が、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第2の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいて、上記と同様にこのクリップ止め位置近傍ではドアパネルに対する取付基部の密着性ひいてはシール性が優れているため、ルーフ側上辺部側から第2の型成形部側へその上流側からの水を確実に導くことができ、これによってもまた排水性が一段と向上する。
請求項3に記載の発明によれば、第1の型成形部における取付基部の底面中央部よりも車外側にコーナー用の高発泡軟質シール材を貼り付けたものであるから、万が一高位側の高発泡軟質シール材だけでは排水しきれない場合に、その水が車内側へ浸入するのを防止できる利点がある。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明における高位側の高発泡軟質シール材および低位側の高発泡軟質シール材に変わる排水リップおよび排水ビードをそれぞれ設けたものであるから、請求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、高位側の高発泡軟質シール材および低位側の高発泡軟質シール材のいずれをも廃止することができ、シール材貼り付け工数の削減と併せてコストの削減を図ることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、上記排水リップおよび排水ビードを末端位置を、請求項2に記載の発明における高位側の高発泡軟質シール材および低位側の高発泡軟質シール材それと同じ位置に設定したものであるから、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明におけるコーナー用の高発泡軟質シール材に代えてコーナー用の排水ビードを設けたものであるから、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られる。
請求項7に記載の発明によれば、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部よりも車外側に二条の補助シールビードを設けてあるため、例えばサブシールリップを水がくぐり抜けた場合でも、その二条の補助シールビード間の空間を使ってくぐり水を排水することができ、これによっても排水性が一段と向上する。
本発明に係るドアウエザーストリップの第1の実施の形態として、フロントドア側およびリアドア側のそれぞれのドアウエザーストリップの概略構造を示す説明図。 図1のKG部およびKC部を拡大した斜視図。 図1のA−A線に沿う拡大断面図。 図2のB−B線(接合部)に沿う拡大断面図。 図2のC−C線に沿う拡大断面図。 本発明に係るドアウエザーストリップの第2の実施の形態を示す図で、図1のKG部を拡大した斜視図。 同じく図1のKC部を拡大した斜視図。 図6のD−D線(接合部)に沿う拡大断面図。 図7のE−E線に沿う拡大断面図。
図1〜5は本発明に係る自動車用ドアウエザーストリップのより具体的な第1の実施の形態を示す図で、特に図1はフロントドア側およびリアドア側のそれぞれのドアウエザーストリップ1A,1Bの全体の概略構造を示している。また、図2は上記フロントドア側のドアウエザーストリップ1Aの要部、すなわち後述する第1,第2の型成形部2,3を含む図1のKG部およびKC部を拡大した斜視図を示し、図3は図1のA−A線に沿う断面図を、図4,5は図2のB−B線およびC−C線に沿う断面図をそれぞれ示している。これらのドアウエザーストリップ1A,1Bは、いずれもフロントドアおよびリアドアの全周に装着される長尺なひも状のもので且つ閉ループ状のものである。
ここで、図2は図1のKG部およびKC部を拡大したものであるが、主要部分をわかりやすくするために、KG部とKC部とでは図1において見る方向が異なっていて、これの見る方向が異なるKG部とKC部とを合成して図2としてある。
図1に示すように、フロントドア側のドアウエザーストリップ1Aのうち、車体側のセンターピラーとルーフとのなす後部コーナー部に相当する位置には第1の型成形部2が介在しているとともに、ドア本体の前端とドアサッシュ(ドアフレーム)の前端との交差部に相当する位置には第2の型成形部3が介在している。
第1の型成形部2は、周知のように、ドアウエザーストリップ1Aの押出成形部(一般部)としてのルーフ側上辺部4と、同じく押出成形部としてのピラー側縦辺部5と、を相互に接続している。また、第2の型成形部3は、周知のように、上記ピラー側縦辺部5および下辺部6とともに連続して押出成形された同じく押出成形部としての反ピラー側縦辺部7と、上記ルーフ側上辺部4と、を相互に接続している。
押出成形部としてのルーフ側上辺部4やピラー側縦辺部5および反ピラー側縦辺部7等がその断面形状が長手方向でほぼ一定したものとして周知の押出成形法にて成形されたものであるのに対して、第1,第2の型成形部2,3は、ルーフ側上辺部4とピラー側縦辺部5同士、またはルーフ側上辺部4と反ピラー側縦辺部7同士を所定角度で突き合わせた上で、両者を相互に接続するべく複数の金型要素からなる金型にて注入成形されることから、押出成形部および第1,第2の型成形部2,3共にそれ自体の呼称はいずれも上記製法に由来している。
図3は、図1のA−A線に相当する上記ルーフ側上辺部4の断面図を示していて、このルーフ側上辺部4は、長手方向に延びる空隙部Gが形成された取付基部8と、この取付基部8から車内側に向けて一体に突出形成された中空シールリップ9と、同じく取付基部8から車外側斜め上方に向けて一体に突出形成された舌片状のシールリップ10と、同じく取付基部8から車外側斜め上方に向けて一体に突出形成された同じく舌片状の側面リップ11と、を備えている。また、取付基部8の底面には、その長手方向に沿ってエッジビード12のほか二条の補助シールビード13が突出形成されている。この二条の補助シールビード13は、取付基部の底面中央部よりも車外側に偏倚しているとともに、取付基部8のさらに車外側の端部には、補助シールビード13に隣接して高発泡スポンジ材製のサブシールリップ14が一体に突出形成されている。
上記ルーフ側上辺部4の取付基部8には、図2にも示されているように、長手方向に沿って所定のピッチで複数のクリップ穴16が形成されていて、各クリップ穴16には樹脂製のクリップ15が挿入・嵌合される。他方、ドアサッシュを形成しているドアパネルP1がフロントドア側の取付面として機能するようになっているとともに、そのドアパネルP1には各クリップ穴に対応する取付穴が形成されている。そして、取付基部8側のクリップ15をドアパネルP1側の取付穴に圧入することで、クリップ15による圧締保持力をもって取付基部8の底面がドアパネルP1に密着するようにしてルーフ側上辺部4が固定される。すなわち、クリップ15による引き込み力によって、ルーフ側上辺部4における取付基部8の底面の補助シールビード13やサブシールリップ14がドアパネルP1に圧接することになる。
ここで、サブシールリップ14がドアパネルP1に圧接することで、サブシールリップ14の背面側に確保された空間R2が、後述するように取付基部8の背面側に浸入した水の排水路として機能することになる。また、一対の補助シールビード13がドアパネルP1に圧接することで、それらの一対の補助シールビード13にて挟まれた空間R1が、後述するように取付基部8の底面側に浸入した水の排水路として機能することになる。
この場合において、シールリップ10や側面リップ11を含む取付基部8が例えばEPDM等の硬質のスポンジ状のゴム材料で形成されるのに対して、中空シールリップ9は取付基部8の材質よりも軟質のスポンジ状のゴム系材料にて形成される。さらに、サブシールリップ14は中空シールリップ9の材質よりもさらに高発泡で且つ一段と軟質の超軟質材である高発泡スポンジゴム材料にて形成される。それ故に、上記のようにクリップ15にてルーフ側上辺部4における取付基部8をドアパネルP1に固定した時には、サブシールリップ14は大きく撓み変形してドアパネルP1に密着することになる。
また、ドアウエザーストリップ1Aのうちルーフ側上部4以外のピラー側縦辺部5や反ピラー側縦辺部7さらには下辺部6では、図2にその一部が図示されているように、中空状の取付基部8aと、その取付基部8aから車内側に向けて斜めに突出形成された中空シールリップ9aと、を備えていて、ルーフ側上辺部4と同様に、取付基部8aに嵌合されるクリップをもってドアパネルP1に固定されることになる。
図2に示した第1の型成形部2は、共に押出成形部であるルーフ側上片部4とピラー側縦辺部5とを双方の接合部S1,S2をもって接続しているとともに、ルーフ側上辺部4の延長線上にある端末部17においてシールリップ10や側面リップ11が消失している。結果として、第1の型成形部2では、ルーフ側上辺部4とピラー側縦辺部5における取付基部8,8a同士および中空シールリップ9,9a同士が徐変しながら相互に滑らかに接続されている。
なお、第1の型成形部2における取付基部8bには、ルーフ側上辺部4等の押出成形部と同様に、クリップ15(図3参照)が嵌合されることになるクリップ穴18が形成されているほか、端末部16にも同様に別のクリップが嵌合されることになるクリップ穴19が形成されている。また、第1の型成形部2における取付基部8bの底面には、その製法の特殊性に基づいた中子抜き穴20が形成される。
ここで、フロントドアのうちでも上部に位置し且つ接合部S1の発生が不可避である第1の型成形部2においては、その接合部S1での材料違いによる変形の度合いや微妙な段差発生のために、取付基部8bの底面側への水の浸入(くぐり水)が発生しやすいことは先に述べたとおりである。同様に、先に述べた製法上の制約から、ルーフ側上辺部4におけるサブシールリップ14は第1の型成形部2側まで延長されることなく、その接合部S1にて端末14aをもって消失している。
そこで、このような第1の型成形部2での特殊性を考慮し、特に接合部S1においてサブシールリップ14の連続性が途切れているのを補うべく、図2に示すように、接合部S1を跨いで、より具体的には、接合部S1の両側にあるルーフ側上辺部4と第1の型成形部2の双方に跨るように、有限長で角ひも状をなす側面側の高発泡軟質シール材21を両面粘着テープ等の粘着剤にて貼り付けてある。すなわち、この側面側の高発泡軟質シール材21は、第1の型成形部2における側面リップ11の裏面中央部からルーフ側上辺部4におけるサブシールリップ14の根元部に跨るように、且つ車両前方側に向かって下り勾配となるように傾斜させて貼り付けてある。この側面側の高発泡軟質シール材21が車両前方側に向かって下り勾配となるように傾斜していることは、後述するように一方の接合部S1近傍において側面リップ11の背面側に浸入した水をルーフ側上辺部4側に積極的に排水する上で有利となる。なお、この側面側の高発泡軟質シール材21としては、サブシールリップ14の材質である高発泡スポンジゴム材料よりもさらに軟質のもので、一般に「エプトシーラー(商品名)」と称されているもののほか、これと同等のものが使用される。
さらに、図2に示すように、第1の型成形部2における底面のほぼ全長にわたって、より具体的は、ルーフ側上辺部4における底面の一部を含みつつ一方の接合部S1から他方の接合部S2にわたって、側面側の高発泡軟質シール材21に隣接して、同じ材質のコーナー用の高発泡軟質シール材22を貼り付けてある。このコーナー用の高発泡軟質シール材22のルーフ側上辺部4側での始端部、すなわち一方の接合部S1に近い側での始端部は側面側の高発泡軟質シール材21のそれと同じであるものの、その終端部は他方の接合部S2とほぼ同等位置に設定してある。その結果、コーナー用の高発泡軟質シール材22は、図4に示すようにルーフ側上辺部4ではその補助シールビード13同士の間の空間R1を埋めるように貼り付けられたものが、接合部S1を跨いで第1の型成形部2における取付基部8bの底面側にそのまま延びていて、この取付基部8bの底面ではその底面中央部よりも車外側に積極的に偏倚させて貼り付けてある。さらに、このコーナー用の高発泡軟質シール材22は、その長手方向中間部で一旦捻られていて、他方の接合部S2に近い部分では、それまでの取付基部8bの底面からその取付基部8bの背面側に乗り上げるように姿勢変更するかたちで当該部位に貼り付けてある。
ここで、図2において、一方の接合部S1を跨いでルーフ側上辺部4の一部にまで及んでいる上記側面側の高発泡軟質シール材21およびコーナー用の高発泡軟質シール材22の始端部の長手方向位置は、ドアパネルP1に対する密着性を考慮して、ルーフ側上辺部4に設定された複数のクリップ穴16のうち一方の接合部S1に最も近いもの16Aと同等位置に設定してある。
他方、同じく図2に示した第2の型成形部3は、双方の接合線S3,S4をもって共に押出成形部であるルーフ側上片部4と反ピラー側縦辺部7とを接続している。より具体的には、第2の型成形部3では、ルーフ側上辺部4と反ピラー側縦辺部7における取付基部8,8a同士および中空シールリップ9,9a同士が徐変しながら相互に滑らかに接続されている。
なお、第2の型成形部3における取付基部8cにおいても、先の第1の型成形部2と同様に中子抜き穴23の発生が不可避とされる。
そして、図2に示すように、第2の型成形部3の底面の全長にわたって、ルーフ側上辺部4の一部および反ピラー側縦辺部7の一部を含みつつ、一方の接合部S3から他方の接合部S4に跨って、先の発泡軟質シール材21,22と同様の底面側の高発泡軟質シール材24を貼り付けてある。この底面側の高発泡軟質シール材24は、ルーフ側上辺部4側では、図5に示すように、一対の補助シールビード13から外れて取付基部8cの底面中央部に位置してはいても、第2の型成形部3側では、一方の接合部S3付近から車両前方側になるにしたがって、第2の型成形部3における取付基部8cの底面車外側端部に向けて屈曲した斜状部24aとなっていて、さらにその斜状部24aが終わる位置から反ピラー側縦辺部7側に至るまでは、ストレート部24bとしてそのまま各取付基部8b,8cの底面車外側端部に沿って貼り付けてある。
そして、上記底面側の高発泡軟質シール材24における始端部および終端部の長手方向位置は、図2から明らかなように、ルーフ側上辺部4および反ピラー側縦辺部7に設定されたクリップ穴16のうちそれぞれの接合部S3,S4に最も近いもの16B,16Cと同等位置に設定してある。なお、上記のように、底面側の高発泡軟質シール材24の斜状部24aが車外側に向かって傾斜していることは、ルーフ側上辺部4より流下する水を車外側に誘導する上で有利となる。
ここで、図2から明らかなように、ドアウエザーストリップ1Aの正規組付状態において、第1の型成形部2は第2の型成形部3よりも高位側に位置していることから、第1の型成形部2側における側面側の高発泡軟質シール材21を高位側の高発泡軟質シール材と称するならば、同図の第2の型成形部3側における底面側の高発泡軟質シール材24は低位側の高発泡軟質シール材と称することができる。
したがって、このように構成されたドアウエザーストリップ1Aによれば、先に説明したように複数のクリップ16を用いてドアパネルP1に固定すれば、図3〜5に示すように、押出成形部たるルーフ側上辺部4やピラー側縦辺部5および反ピラー側縦辺部7等の取付基部8,8aの底面の補助シールビード13やサブシールリップ14がドアパネルP1に圧接することはもちろんのこと、第1,第2の型成形部2,3に予め貼り付けてある側面側の高発泡軟質シール材21やコーナー用の高発泡軟質シール材22、および底面側の高発泡軟質シール材24もまた大きく撓み変形してそれぞれにドアパネルP1に圧接して、所定のシール機能を発揮することになる。
この場合において、図2に示す第1の型成形部2側の一方の接合部S1近傍において、例えば側面リップ11の背面側に水が浸入したと仮定した場合には、それらの水は実線M1または破線M2で示すルートで第2の型成形部3へと誘導されることになる。
より具体的には、実線M1で示すルートの場合、サブシールリップ14および側面側の高発泡軟質シール材21がドアパネルP1に密着して所定のシール機能が確保されているならば、図4に示すようにサブシールリップ14の背面側には、一方の接合部S1に跨る側面側の高発泡軟質シール材21によって車両前方側に向かって下り勾配の傾斜した誘導路R3が確保されていることになる。
そして、上記のように一方の接合部S1近傍において側面リップ11の背面側に浸入した水は、側面側の高発泡軟質シール材21の傾斜のために車両前方側へと誘導路R3によって誘導されて、ルーフ上辺部4側において図3に示すサブシールリップ14の背面側の空間R2へと流入する。ルーフ上辺部4側では、図1に示すようにそれ自体が車両前方側に向かって下り勾配となる傾斜を有していることから、サブシールリップ14の背面側の空間R2へと流入した水は、ルーフ上辺部4それ自体の傾斜に沿って第2の型成形部3側へと流下することになる。
第2の型成形部3の近傍においては、一方の接合部S3の位置にてサブシールリップ14が途切れることになるものの、この途切れを第2の型成形部3の底面に予め貼り付けてある底面側の高発泡軟質シール材24が補っている。そして、一方の接合部S3の位置にてサブシールリップ14から開放された水は、第2の型成形部3における取付基部8cの底面側に浸入しようとするものの、底面側の高発泡軟質シール材24にて堰き止められて、底面側の高発泡軟質シール材24の斜状部24aにて取付基部8cの底面車外側寄りへと誘導され、さらにストレート部24bを伝わるかたちで反ピラー側縦辺部7へと排水される。第2の型成形部3や反ピラー側縦辺部7では、図1から明らかなように、それら自体の傾斜の度合いが大きくなって最終的には直立姿勢に近いかたちとなることから、上記のように第2の型成形部3まで至った水は最終的には反ピラー側縦辺部7を伝わるかちで車外側への排水されることになる。
また、第1の型成形部2側の一方の接合部S1近傍において、例えば側面側の高発泡軟質シール材21にて誘導または排水しきれない水の発生があったとしても、その側面側の高発泡軟質シール材21に隣接するコーナー用の高発泡軟質シール材22によって、少なくともさらなる車内側への水の浸入を防止することができることになる。
他方、図2に破線M2で示すルートの場合、第1の型成形部2側の一方の接合部S1近傍において、サブシールリップ14を超える水の浸入(くぐり水)があったと仮定すると、ルーフ側上辺部4側の一対の補助シールビード13がドアパネルP1に圧接しているとともに、図4にも示すように、それらの一対の補助シールビード13同士の間の空間R1を実質的に埋めているコーナー用の高発泡軟質シール材22もまたドアパネルP1に圧接していることから、これらの一対の補助シールビード13やコーナー用の高発泡軟質シール材22よりも車内側への水の浸入は阻止される。
そして、ルーフ側上辺部4では、一方の接合部S1に最も近いクリップ穴16Aの位置にてコーナー用の高発泡軟質シール材22が消失していて、当該部位よりも車両前方側では一対の補助シールビード1同士の間の空間R1が有効に機能することになるので、上記のように一対の補助シールビード13や底面側の高発泡軟質シール材24により浸入を阻止された水はそれらを伝って一対の補助シールビード13同士の間の空間R1に流入する。
こうしてルーフ側上辺部4の一対の補助シールビード13同士の間の空間R1にて誘導された水は、第2の型成形部3との接合部S3において一対の補助シールビード13が消失していることから、当該部位において一対の補助シールビード13から開放される。以降は先の実線M1によるルートの場合と同様であり、第2の型成形部3における底面側の高発泡軟質シール材24の斜状部24aにて取付基部8cの底面車外側寄りへと誘導され、さらにストレート部24bを伝わるかたちで反ピラー側縦辺部7へと排水されることになる。
ここで、図2に示すように、第1の型成形部2側における側面側の高発泡軟質シール材21およびコーナー用の高発泡軟質シール材22の始端部の位置は、先に述べたようにルーフ側上辺部4に設定された複数のクリップ穴16のうち一方の接合部S1に最も近いクリップ穴16Aの位置と同等位置に設定してある。そのために、ドアパネルP1に対するクリップ16Aの引き込み力が側面側の高発泡軟質シール材21およびコーナー用の高発泡軟質シール材22に十分に作用して、それらのシール機能を高めることができ、特にシールが確実な側面側の高発泡軟質シール材21の始端部まで水を誘導することができて、その排水性が一段と向上することになる。
このように本実施の形態によれば、とかく水漏れが発生しやすい第1,第2の型成形部2,3において、万が一側面リップ11の背面側あるいは取付基部8b,8cの底面側に水が浸入したような場合でも、当該部位よりも車内側へのさらなる水の浸入を阻止しつつ、十分な排水性を確保できるから、水密性が飛躍的に向上する。
また、少なくとも第1の型成形部2側における側面側の高発泡軟質シール材21の貼り付けにあたっては、例えば特定のシールリップとの連続性を意識することなく、一方の接合部S1を跨ぐように斜めに貼り付けるだけで良いため、その貼り付け作業の作業性も良好なもなのとなる。
なお、図2〜5では図1に示したフロントドア側のドアウエザーストリップ1Aについて例示しているが、かかる構造は、同図に示したリアドア側のドアウエザーストリップ1Bにも同様に適用可能である。この場合において、図1の第1の型成形部2を含むKG部は同図のリアドア側のドアウエザーストリップ1BのKH部に、同じく第2の型成形部3を含むKC部は同図のリアドア側のドアウエザーストリップ1BのKL部にそれぞれ相当することから、図2の側面側の高発泡軟質シール材21の傾きや、斜状部24aの傾きは図2とは逆となる。つまり、図2の構造をリアドア側のドアウエザーストリップ1Bに適用する場合には、側面側の高発泡軟質シール材21の傾きは車両後方側に向かって下り勾配となるようにする一方、斜状部24aは、車両後方側になるにしたがって、第2の型成形部3における取付基部8cの底面車外側端部に向けて屈曲した形状とすることになる。
図6〜9は本発明に係る自動車用ドアウエザーストリップの第2の実施の形態を示す図で、図2〜5と共通する部分には同一符号を付してある。
特に図2と図6,7を比較すると明らかなように、第1の型成形部2側において、図2の側面側の高発泡軟質シール材21に代えて同等位置にビード状の排水リップ31を、同じく図2のコーナー用の高発泡軟質シール材22に代えて同等位置に一対の排水ビード32をそれぞれ一体に形成する一方、第2の型成形部3側において、図2の底面側の高発泡軟質シール材24に代えて同等位置に単一の排水ビード34を一体に形成したものである。これらの排水リップ31や排水ビード32,34はドアパネルP1に密着しやすいように可撓性に富んでいることが望ましく、第1,第2の型成形部2,3を注入成形法にて金型成形する際に一体に成形するものとする。
この第2の実施の形態によれば、先の第1の実施の形態と同様な効果が得られるほか、各高発泡軟質シール材21,22,24の廃止によって、その貼り付け工数の削減とコストの低減を図ることが可能となる。
1A…フロントドア側のドアウエザーストリップ
2…第1の型成形部
3…第2の型成形部
4…ルーフ上辺部(押出成形部)
5…ピラー側縦辺部(押出成形部)
7…反ピラー側縦辺部(押出成形部)
8…取付基部
8a…取付基部
8b…取付基部
8c…取付基部
9…中空シールリップ
10…シールリップ
11…側面リップ
13…補助シールビード
14…サブシールリップ
15…クリップ
16A…クリップ穴
21…側面側の高発泡軟質シール材(高位側の高発泡軟質シール材)
22…コーナー用の高発泡軟質シール材
24…底面側の高発泡軟質シール材(低位側の高発泡軟質シール材)
24a…斜状部
31…排水リップ
32…排水ビード
34…排水ビード
P1…ドアパネル
S1…接合部
S2…接合部
S3…接合部
S4…接合部

Claims (7)

  1. 自動車のドアの周囲に配設されるとともに、少なくとも押出成形部がクリップにてドアパネルに固定される自動車用ドアウエザーストリップにおいて、
    取付基部と、その取付基部から車内側に向けて一体に形成された中空シールリップと、上記取付基部から車外側に向けて一体に形成された側面リップと、上記取付基部の車外側端部に一体に形成された高発泡スポンジ材製のサブシールリップと、を備えていて、
    共に押出成形部であるルーフ側上辺部とピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第1の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、第1の型成形部における側面リップの裏面略中央部からルーフ側上辺部におけるサブシールリップの根元部に跨って、高位側の高発泡軟質シール材を車両前方側または車両後方側に向かって下り勾配となるように傾斜させて貼り付けてある一方、
    共に押出成形部である上記ルーフ側上辺部と反ピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第2の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部から第2の型成形部における取付基部の底面車外側端部に跨って、低位側の高発泡軟質シール材を徐々に車外側に変位させて貼り付けてあることを特徴とする自動車用ドアウエザーストリップ。
  2. 上記ルーフ側上辺部は、取付基部の長手方向に設定された複数のクリップ止め位置にてドアパネルに固定されるようになっていて、
    そのルーフ側上辺部と第1の型成形部の双方に跨るように貼り付けてある高位側の高発泡軟質シール材のうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第1の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいる一方、
    上記ルーフ側上辺部と第2の型成形部の双方に跨るように貼り付けてある低位側の高発泡軟質シール材のうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第2の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアウエザーストリップ。
  3. 上記第1の型成形部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側にコーナー用の高発泡軟質シール材を貼り付けてあることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ドアウエザーストリップ。
  4. 請求項1に記載の自動車用ドアウエザーストリップにおいて、
    共に押出成形部であるルーフ側上辺部とピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第1の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、第1の型成形部における側面リップの裏面略中央部からルーフ側上辺部におけるサブシールリップの根元部に跨って、請求項1に記載の高位側の高発泡軟質シール材に代わる排水リップを車両前方側または車両後方側に向かって下り勾配となるように傾斜させて設けてある一方、
    共に押出成形部である上記ルーフ側上辺部と反ピラー側縦辺部とのなすコーナー部に介在する第2の型成形部と上記ルーフ側上辺部との接合部では、ルーフ側上辺部における取付基部の底面中央部から第2の型成形部における取付基部の底面車外側端部に跨って、請求項1に記載の低位側の高発泡軟質シール材に代わる排水ビードを徐々に車外側に変位させて設けてあることを特徴とする自動車用ドアウエザーストリップ。
  5. 上記ルーフ側上辺部は、取付基部の長手方向に設定された複数のクリップ止め位置にてドアパネルに固定されるようになっていて、
    そのルーフ側上辺部と第1の型成形部の双方に跨るように設けてある排水リップのうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第1の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいる一方、
    上記ルーフ側上辺部と第2の型成形部の双方に跨るように設けてある排水ビードのうちルーフ側上辺部側の末端位置は、ルーフ側上辺部のうち少なくとも第2の型成形部に最も近いクリップ止め位置にまで及んでいることを特徴とする請求項4に記載の自動車用ドアウエザーストリップ。
  6. 上記第1の型成形部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側にコーナー用の排水ビードを設けてあることを特徴とする請求項4または5に記載の自動車用ドアウエザーストリップ。
  7. 上記ルーフ側上辺部の取付基部において、その取付基部の底面中央部よりも車外側に二条の補助シールビードを設けてあることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用ドアウエザーストリップ。
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